JPH0736782Y2 - 通帳開頁装置 - Google Patents

通帳開頁装置

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JPH0736782Y2
JPH0736782Y2 JP1985101082U JP10108285U JPH0736782Y2 JP H0736782 Y2 JPH0736782 Y2 JP H0736782Y2 JP 1985101082 U JP1985101082 U JP 1985101082U JP 10108285 U JP10108285 U JP 10108285U JP H0736782 Y2 JPH0736782 Y2 JP H0736782Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 通帳開頁装置であって、通帳開頁用のターニングローラ
と通帳との接触力を、表紙または中紙などの開頁すべき
用紙の腰のこわさ(強さ)に応じた最適な押圧力として
開頁させる。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動預金支払機などにおける通帳開頁装置に
関する。
バンキングシステムの端末機として各種装置が実用化さ
れているが、なかでも金融機関などの取り引きカウンタ
において、通帳に取り引き内容および残高などを記入す
る窓口取り引き装置が普及しつつある。
近来、通帳の新規発行も窓口取り引き操作装置で行なわ
れる傾向にあり、このようなことに対処し得る装置の開
発が要望されている。
〔従来の技術〕
第4図は、通帳の外観斜視図であり、第5図の図(a)
〜(d)は従来の通帳開頁装置の側面図である。
第4図に示されるように、通帳1は複数枚の中紙1aと、
中紙1aよりも厚く硬質の表紙1bが中紙1aをカバーするよ
うにして中央部で綴られ、綴じ目を中心にして折りたた
まれている。
以下に、上記通帳1の開頁について第5図を参照して説
明する。通帳1の表紙1bは一般に中紙1aに比較して硬く
装置自体での開頁が困難なために、図(a)に示される
ように表紙1bを開頁させた状態として矢印A方向から搬
送路2内へ挿入させる。
搬送路2へ挿入された通帳1は、送りローラ3とピンチ
ローラ3′からなる移動機構30によって搬送され、図示
省略のセンサで検出されることにより、先端部をターニ
ングローラ8と接する状態の所定位置で停止される。
ついで、ターニングローラ8と対向配置されている押圧
部材9を、図(b)に示される矢印B方向に移動させて
通帳1の面をターニングローラ8に押し付ける。
このターニングローラ8は、ゴムなどの高い摩擦係数を
有する部材82の部分と、平滑な金属部材81の部分とで構
成されており、図示省略の制御装置からの制御による、
矢印C方向ターニングローラ8の回転による摩擦力で一
番上の中紙1aが脹れるようにめくれ上がり、ガイド板6
に接触しこのガイド板6を図示されるように押し上げ
る。ターニングローラ8の連続した回転によって、図
(c)に示されるように中紙1aの先端がターニングロー
ラ8からはずれる反動で先端部がセパレータ11の隙間に
入り込む。
この中紙1aの先端部を検知させるように配置されたフォ
トセンサ10から検知信号が出力される。検知信号によっ
て図示省略の制御回路からの制御により、図(d)に示
されるようにセパレータ11が矢印D方向に開かれると同
時に、移送機構30ならびに搬送路2上の別な送りローラ
4とピンチローラ4′からなる移送機構40により、通帳
1は矢印E方向に搬送される。このような一連の作用に
よって中紙1aはセパレータ11から引き出され、ガイド6
にガイドされるようにして図示状態に開頁される。
開頁された通帳1は搬送路2に沿って矢印E方向に搬送
され、図示されない印字部で所定の印字が行なわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のようにして通帳1の開頁が行なわれるが、新通帳
の発行にそなえて通帳の表紙を開頁して装置内にストッ
クしておき、必要に応じて搬送路に繰り出すようにして
おく場合には開頁に問題はないが、このような方法によ
ると大きな通帳収容スペースを要する。このようなこと
から限られた収容スペースでは収容される通帳の冊数が
少なくなるといった問題点がある。
以上のようなことから通帳を閉じた状態でストックして
おき、必要に応じて通帳を繰り出した後に装置自体で表
紙を開頁させることが望ましい。
従来、記帳する場合には顧客に通帳の頁を開いて貰って
装置内に挿入させるようにしていたが、通帳を閉じた状
態で挿入可能とすれば顧客は面倒なことから開放され
る。このような観点からも、装置自体で表紙の開頁をも
行なえることが好ましいものである。
しかしながら、前述のように表紙は中紙に比して紙質が
厚く硬質であり、摩擦係数も異なることから、第5図を
参照して説明した開頁構成では表紙の開頁は不安定なも
のとなり、信頼性上問題点がある。
表紙めくりを可能に設定すると中紙めくり開頁には複数
枚一緒にめくり開頁されるといった不都合が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の問題点を解消した通帳開頁装置の提
供をすることを目的とするものであり、このための本考
案の構成要旨とするところは、通帳の開頁状態を検出す
る検出手段と、状態検出手段により開頁状態の検出され
た通帳の面に接触し回転により該通帳を開頁させるター
ニングローラと、上記通帳の面をターニングローラへ押
圧させる押圧部材と、上記押圧部材のターニングローラ
方向への押圧を該押圧部材に対して常時加圧付勢するば
ねと上記検出手段の検出情報により上記通帳の表紙また
は中紙の開頁に応じ得るよう上記ばねのばね付勢力を変
化させる電磁石とからなる加圧手段と、をそなえてな
り、上記電磁石を動作状態または非動作状態にさせるこ
とにより、上記ばね付勢力による押圧部材への加圧力
を、表紙の開頁では大、中紙の開頁では小、となるよう
に構成したものである。
〔作用〕
上記本考案の構成要旨によれば、開頁すべき通帳の面に
対するターニングローラへの押圧を押圧部材に対して常
時加圧付勢するばねと検出手段の検出情報により通帳の
表紙または中紙の開頁に応じ得るようばねのばね付勢力
を変化させる電磁石とからなる加圧手段をそなえ、電磁
石を動作状態または非動作状態にさせることにより、ば
ね付勢力による押圧部材への加圧力を、表紙の開頁では
大、中紙の開頁では小、となるように構成させたもので
あるから、安定した状態の押圧力を与えることができる
ので表紙または中紙に対して信頼性よく開頁させ得るこ
とが可能なものである。
〔実施例〕
以下、本考案の通帳開頁装置について構成要旨にもとづ
く実施例により図面を参照しながら具体的詳細に説明す
る。なお、全図を通じて同一の箇所には同一符号を付し
て示してある。
第1図は本考案一実施例の原料側面図であって、搬送路
2に搬送される通帳1の状態を検出する検出手段13を2
箇所にそなえ、まず、この検出手段13によって通帳1が
開かれているか、または閉じられているのかの状態を検
出する。
搬送路2上の2個所の移送機構30,40は搬送される通帳
1を所定方向に移動搬送させるものであるとともに、通
帳1を支持固定させるものでもある。
移送機構30,40の中間に通帳1の開頁を行なわせるため
のターニングローラ8と、このターニングローラ8に対
向された押圧部材12とが配置されており、押圧部材12は
加圧手段14によってターニングローラ8への通帳1に対
する押圧力が常時付与されている。
加圧手段14は一端が梃子レバーに一端が係合されたばね
と、梃子レバーの他方に係合されたプランジャマグネッ
ト(電磁石)とからなる。プランジャマグネットは矢印
方向に所定範囲移動可能であって、非通電時にはばねの
圧力で押圧部材12をターニングローラ8方向に押圧付勢
させている。通電によるプランジャの図示下方向への吸
着により、梃子レバーを介してばねを押し上げることと
なり、押圧部材12の押圧力をさらに加勢させる。
以上のように構成されていることで、検出手段13によっ
て通帳1が開頁されていると検出された場合には、通帳
1を搬送させる移送機構30により通帳1先端部の所定面
位置をターニングローラ8に接触する状態として移送機
構30を停止させて通帳1を保持させる。この場合、検出
手段13の検出情報にもとづいて、加圧手段14はばね圧力
のみが作用して押圧部材12は通帳1の面をターニングロ
ーラ8に押圧させるように制御されている。この押圧力
は中紙1aの開頁を行なわせるに最適な押圧力であるか
ら、中紙1aの開頁は問題なく行なわれる。このターニン
グローラ8による開頁作用は第5図で説明のようにして
行なわれる。
検出手段13によって通帳1が開頁されていない状態、す
なわち表紙が閉じられている状態を検出された場合に
は、同様にして通帳1を搬送させる移送機構30により通
帳1先端部の所定面位置をターニングローラ8に接触す
る状態として移送機構30を停止させて通帳1を保持させ
る。この場合、検出手段13の検出情報にもとづいて、加
圧手段14のプランジャマグネットを動作させてばねの押
圧力をさらに加勢させた圧力が作用し押圧部材12は通帳
1の面をターニングローラ8に押圧させるように制御さ
れている。この押圧力は表紙1bの開頁を行なわせるに最
適な押圧力であるから、表紙1bの開頁は同様に問題なく
行なわれる。この場合のターニングローラ8による開頁
作用についても第5図で説明のようにして行なわれる。
以上のように、本考案によれば通帳の表紙1b、中紙1aの
いずれに対しても最適状態にして開頁作用が行なわれる
ものである。
つぎに、本考案の好適実施例について、具体的な構成の
側面図が示される第2図ならびに第3図を参照して詳細
に説明する。
第2図の図(a)は側面図、図(b)は図(a)のF部
分の拡大図、第3図の図(a)〜(d)は通帳開頁装置
に付属の通帳カール修正装置の側面図、である。
各図における符号の説明をすると、15,24は支点、16は
第1のレバー、17は第1のコイルばね、18は第2のレバ
ー、19は第2のコイルばね、20はプランジャマグネット
(電磁石)、21は送りローラ、22はピンチローラ、23は
ストッパ、25は第1のプランジャマグネット(電磁
石)、26は押圧片、27は第2のプランジャマグネット
(電磁石)、をそれぞれ示す。
第2図の図(a)に示されるように本実施例の通帳開頁
装置は、通帳1を搬送させる搬送路2の途中に配置され
て搬送される通帳1の状態を検出する検出手段13と、搬
送路2の2箇所に配置され通帳1を挟持して搬送または
保持固定させる移送機構30,40と、移送機構30,40の配置
された中央部に配置され通帳1を開頁させるターニング
ローラ8と、検出手段13の通帳1の状態の検出情報にも
とづいてターニングローラ8に通帳1の面を押圧させる
押圧部材12の押圧力を変化させ得る加圧手段14と、を設
けてなる。
通帳開頁装置に搬送される通帳1には、閉じられた状態
で収容ストックされていて、新規発行の指令により搬送
されてくるものと、開頁されて搬送されてくるものとの
うちの何れかの状態である。
前者の場合には、第4図で示された通帳1の表紙1bを、
後者の場合には中紙1aをめくって開頁させることにな
る。前述のように、表紙1bと中紙1aとでは、それらの紙
質に大きな差異がある。したがって、それらの開頁を信
頼性よく確実に行なわせるためには、通帳1の面をター
ニングローラ8に押圧部材12で押圧させる押圧力を、紙
質に応じた最適な押圧力に変化設定させることが必要不
可欠である。
このためには、まず搬送路2に挿入された通帳1が開頁
されているか、閉頁の状態であるか、どうかを検出する
ことが必要である。この検出手段13は、搬送路2上に所
定間隔(たとえば、通帳1の閉じられた場合の通帳の搬
送方向の長さよりも適宜に広く設定された間隔)Lを隔
ててそれぞれに、たとえば光学センサを配置させたもの
である。
検出手段13の第1のセンサ13aが通帳1の通過にともな
って遮光され、ふたたび透光を検出するように、搬送路
2に矢印A方向から挿入された通帳1の通過を第1のセ
ンサ13aが検出した時点で、第2のセンサ13bが透光を検
出しているなら、通帳1は閉頁状態であり、第1と第2
のセンサ13a,13bがともに遮光状態として検出される
と、通帳1は開頁されていると検出手段13によって認識
される。
このようにして検出手段13で通帳1の状態を検出される
と、図示省略の制御部により加圧手段14に指令して加圧
手段14により、それぞれの状態に応じた押圧力を押圧部
材12に与え通帳1の面をターニングローラ8に押圧させ
る。すなわち、硬質な紙質の表紙1bの場合には中紙1aに
比して強い押圧力を作用させることが必要である。
加圧手段14の詳細は第2図の図(b)に示されるよう
に、ローラでなる押圧部材12と、押圧部材12を一端で回
転自在に支持し支点15を中心にして回動自在な第1のレ
バー16と、押圧部材12を矢印G方向にターニングローラ
8に押圧させるために第1のレバー16の他端部を矢印H
方向に牽引させる第1のコイルばね17と、支点15を中心
に回動自在な第2のレバー18と、第1のレバー16と第2
のレバー18との間に図示されるようにかけわたされ相互
間を引き寄せるように牽引させる第2のコイルばね19
と、図示されるように第2のレバー18の下端部に当接さ
れるプランジャマグネット(電磁石)20と、から構成さ
れる。
以上のように構成された加圧手段14の作用について述べ
ると、通帳1が閉頁の状態であって表紙1bをめくり開頁
させる場合には、プランジャマグネット20のプランジャ
は矢印I方向に引き込まれた状態であり、第2のレバー
18は図示実線で示される状態の位置である。したがっ
て、第1のレバー16を第2のコイルばね19を介して第2
のレバー18方向への牽引状態ではないから、押圧部材12
による通帳1のターニングローラ8への押圧力は第1の
コイルばね17による矢印H方向への牽引力に設定された
常時押圧状態である。
通帳1が開頁状態であって、中紙1aをめくり開頁させる
場合には、プランジャマグネットのプランジャ20は矢印
J方向に突出された状態であり、第2のレバー18は支点
15を中心に矢印K方向に回動され、図示二点鎖線で示さ
れる状態の位置18′である。したがって、第2のレバー
18は第2のコイルばね19を介して第1のレバー16を矢印
K方向に牽引させる。このようなことは、すなわち押圧
部材12によるターニングローラ8への押圧力は、第1の
コイルばね17の矢印H方向への牽引力に設定される値か
ら、第2のコイルばね19の牽引力を差し引いた値に設定
される。
以上のようにして、プランジャマグネットのプランジャ
20を所定位置の何れかに出入りさせることで、ターニン
グローラ8に対して通帳1を押圧させる押圧部材12の押
圧力を最適の所定値に変化させた状態に設定することが
できる。
なお、第2図の図(a)に示されるように、通帳1が閉
頁の状態であっても、または開頁された状態であって
も、開頁される側を必ず先にして通帳1を挿入させる。
また、開頁手段は第5図で説明したと同じ手順と方法で
行なわれる。押圧部材12をローラとして説明したが、第
5図に示されるような突片状の押圧部材を適用すること
も可能なことであるが、ローラとする方が通帳1の搬送
移動を円滑に行なわせることができる。
本考案になる通帳開頁装置の加圧手段によると、押圧部
材に押圧力を付与させるのにばねを用い、そのばねの付
勢力を変化させることは、いずれかの設定位置において
もばねの動作特性上、設定された位置において所定の動
作範囲内で押圧力が直線的に変化されることは格別な意
味合いがある。
すなわち、通帳の種類によっては厚みに適宜な差異があ
るが、これらに対して表紙をめくり開頁させるのに、そ
れらの状態の如何にかかわらず適正な押圧力がいずれの
場合に対しても許容範囲内において確実に作用し得る。
中紙に対しても、通帳の最初に近い頁と最後に近い頁と
では厚みに差異があるものであるが、このような状態に
対しても直線的な変化範囲で許容範囲内の適正な押圧力
に設定し得るものである。
したがって、種々な状態の開頁を確実にして長期信頼性
を有して応じることが可能であるといった格別な作用、
効果がもたらされるものである。
つぎに、第3図を参照して開頁されてカール癖のついた
頁のカール修正装置について説明する。
通帳1は本考案の通帳開頁装置により前述のようにして
めくり開頁されると、開頁された頁には先端が上方向に
反るようにして彎曲された、いわゆるカールを生じる。
このようなカール状態をそのままにしておくと、以後の
搬送や印字に際して支障を生じる可能性がある。
第3図はこのようなカール修正装置であって、前記した
符号説明のように、搬送路2、送りローラ21とピンチロ
ーラ22からなる通帳送り部分、搬送された通帳を所定位
置に停止させるストッパ23、ストッパ23を支点24を中心
に回動させて搬送路内に突出,退避させる第1のプラン
ジャマグネット25、通帳のカールされた部分を押圧させ
るために搬送路内に突出,退避させられる押圧片26、押
圧片26を駆動させる第2のプランジャマグネット27、か
らなる。
第3図の図(a)に示されるように、開頁されて矢印A
方向から搬送路2内を搬送されてきた通帳1は、送りロ
ーラ21とピンチローラ22間で挟持搬送される。この搬送
状態は、第1のプランジャマグネット25のプランジャの
矢印M方向への突出動作により、ストッパ23が搬送路2
内へ回動突出され、カールされたたとえば表紙1bの先端
が当接されるまで搬送される。
ついで、図(b)に示されるように、第2のプランジャ
マグネット27を駆動させて押圧片26を矢印P方向に突出
させてカールされた頁(以下代表的に表紙1bについて説
明する)を押圧させ、カールされた状態とは反対方向に
カールされるようにさせるとともに、通帳1を矢印A方
向に所定量押しやる。
つぎに、図(c)に示されるように、第2のプランジャ
マグネット27の押圧片26を搬送路2から退避させた位置
とし、送りローラ21を逆転させて通帳1を所定量矢印R
の逆方向に搬送させる。このようにして、表紙1bは当初
とは反対方向にカールされた状態が得られる。
しかしながら、このような状態ではカール修正はまだ確
実に行なわれたとはいえない。そこで、図(d)に示さ
れるような修正をさらに加える。図(d)によると、図
(c)で一旦逆方向に所定量搬送させた通帳1をふたた
び矢印A方向に所定量搬送させる。このようにすること
で当初とは反対方向のカール状態をさらに大きく行なわ
せるものである。
上記、図(c)および図(d)の工程を行なわせること
によっても、カール修正状態が不十分の場合には、満足
される状態が得られるまで同様の工程を所定回数繰り返
すことは勿論適宜に可能なことである。
本考案においては実施例で電磁アクチュエータとしてプ
ランジャ可動タイプのプランジャマグネットとして説明
したが、このようなものに限らず回動タイプとして知ら
れているロータリソレノイドなど、電磁石を適用し得る
ものである。
また、ターニングローラは開頁時に制御装置からの制御
によって開頁動作のための回転が行なわれるが、通帳搬
送移動時には回転自在であって、常時押圧状態であると
ころの押圧部材のローラとともに通帳のガイドとなるも
のである。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案になる通帳開頁装置
を通帳の開頁に適用することにより、表紙,中紙など紙
質の差異に応じて確実な開頁が可能となり、開頁の信頼
性が向上するといった実用上著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を示す側面図、 第2図の図(a)は本考案の通帳開頁装置の側面図、 第2図の図(b)は図(a)のF部拡大図 第3図の図(a)〜(d)は通帳開頁装置に付属のカー
ル修正装置の側面図、 第4図は通帳の斜視図、 第5図は従来の通帳開頁装置の側面図、 をそれぞれ示す。 各図において、 1は通帳、1aは中紙、1bは表紙、2は搬送路、3,4,21は
送りローラ、3′,4′,22はピンチローラ、5,6はガイド
板、8はターニングローラ、9は押圧部材、10はフォト
センサ、11はセパレータ、12は押圧部材、13は検出手
段、14は加圧手段、15,24は支点、16は第1のレバー、1
7は第1のコイルばね、18は第2のレバー、19は第2の
コイルばね、20はプランジャマグネット、23はストッ
パ、25は第1のプランジャマグネット、26は押圧片、27
は第2のプランジャマグネット、30,40は移送機構、81
は金属部材、82は高い摩擦係数を有する部材、 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通帳の開頁状態を検出する検出手段と、上
    記検出手段により開頁状態の検出された通帳の面に接触
    し回転により該通帳を開頁させるターニングローラと、
    上記通帳の面をターニングローラへ押圧させる押圧部材
    と、上記押圧部材のターニングローラ方向への押圧を該
    押圧部材に対して常時加圧付勢するばねと上記検出手段
    の検出情報により上記通帳の表紙または中紙の開頁に応
    じ得るよう上記ばねのばね付勢力を変化させる電磁石と
    からなる加圧手段と、をそなえてなり、 上記電磁石を動作状態または非動作状態にさせることに
    より、上記ばね付勢力による押圧部材への加圧力を、表
    紙の開頁では大、中紙の開頁では小、となるように構成
    したことを特徴とする通帳開頁装置。
JP1985101082U 1985-07-02 1985-07-02 通帳開頁装置 Expired - Lifetime JPH0736782Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59143776U (ja) * 1983-03-16 1984-09-26 オムロン株式会社 通帳のペ−ジめくり装置
JPS6079998A (ja) * 1983-09-30 1985-05-07 エヌ・シー・アール・インターナショナル・インコーポレイテッド 冊子類の頁めくり装置

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