JP3515330B2 - 頁めくり機構の制御方法 - Google Patents

頁めくり機構の制御方法

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JP3515330B2 JP17214397A JP17214397A JP3515330B2 JP 3515330 B2 JP3515330 B2 JP 3515330B2 JP 17214397 A JP17214397 A JP 17214397A JP 17214397 A JP17214397 A JP 17214397A JP 3515330 B2 JP3515330 B2 JP 3515330B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、通帳の頁をめくる
頁めくり機構の制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】見開き状態の通帳に対して印刷を行った
り、バーコードの読取りを行ったりする通帳処理装置に
おいては、頁めくりを行うための頁めくり機構が具備さ
れている。図3は、従来の頁めくり機構を具備する通帳
処理装置の概略構成図である。見開き状態の通帳を挿入
及び排出するための挿入排出口1からほぼ水平方向に延
びる搬送路Lの上下には、通帳Pの上面及び下面を案内
する搬送ガイド2(2U1,2L1;2U2,2L2;
2L3)が設けられている。また、搬送ガイド2の上下
には、通帳Pを搬送する搬送手段を構成する搬送ローラ
3を構成する送りローラ31及び押えローラ32が複数
個設けられている。送りローラ31は、図示しないパル
スモータ等の駆動源によって正逆方向に回転駆動される
ようになっている。5は、通帳のバーコードを読み取る
ための読取りセンサ、6,6aは、通帳の各頁に印字を
行うための印字ヘッド及びプラテンである。7は、頁め
くり機構である。 【0003】頁めくり機構7は、見開き状態の通帳Pの
上頁及び下頁に押圧するめくりローラ71,72と、各
めくりローラを一方向クラッチ73,74を介して一端
において支持するアーム75,76と、アーム75,7
6の他端を回動自在に支持する支軸77,78と、各ア
ームを支軸を中心に回動させてめくりローラ71,72
を通帳Pに押圧させ及び退避させるソレノイド(昇降手
段)79,80と、各めくりローラ71,72の間に設
けられた通帳Pの上面を案内する搬送ガイド81と、搬
送ガイドを通帳P上に保持及び退避させるソレノイド8
2とから構成されている。図3の紙面上で、めくりロー
ラ71は、一方向クラッチ73によって時計方向のみに
回転可能で、反時計方向には、回転不可能である。一
方、めくりローラ72は、一方向クラッチ74によって
反時計方向にみに回転可能で、時計方向には回転不可能
である。 【0004】図4及び図5は、上記頁めくり機構による
頁めくり動作の説明図である。図面を簡素化するため
に、通帳P及びめくりローラ71,72のみを示す。な
お、図中、Cは、通帳Pの中央にある綴じ目を示してお
り、X1及びX2は、綴じ目Cを挟む上頁及び下頁を示
す。図4は、上頁を下頁の方向にめくる上頁めくり動作
を示している。まず、ソレノイド79,80,82がオ
フ状態、すなわち両めくりローラ71,72が通帳Pか
ら退避しており、かつ、搬送ガイド81が通帳Pに対面
する位置まで下りている状態で、上頁X1の前端がめく
りローラ71の中心位置から所定距離d0だけ離れた位
置にくるまで、搬送ローラ3によって通帳Pを下流側方
向Fに搬送する(図4(a))。 【0005】次いで、搬送ローラ3を停止させた状態で
ソレノイド79をオンさせてめくりローラ71をめくろ
うとする上頁(以下、めくり頁という)X1に押圧させ
る(図4(b))。ここで、ソレノイド80をオンさせ
て搬送ガイド81を通帳Pの上から退避させる。この状
態で通帳Pを下流側方向Fに所定量d1だけ搬送させる
と、めくりローラ71は、一方向クラッチ73によって
反時計方向の回転が阻止されているので、めくり頁X1
には、上記所定量d1に対応する距離分の湾曲部がめく
りローラ71によって形成される(図4(c))。この
際、めくりローラ71に当接しているめくり頁X1の下
面に位置しているめくり頁X1以降の頁(以下、追従頁
という)Yにもめくり頁X1との摩擦によって湾曲部が
形成される場合がある。ここで、上記湾曲部を維持した
ままで、通帳Pを上流側方向Rに所定量d2(例えば、
数mm)だけ搬送させる(図4(d))。この際、めく
りローラ71は、上記所定量d2に対応する分だけ時計
方向に回転する。この結果、追従頁Y及びめくり頁X1
に形成されている湾曲部の位置が上流側方向Rに若干量
移動することにより、追従頁Yをめくり頁X1からしご
くようにして分離することができる。これは、ゴム等の
摩擦係数の大きな材質で構成されためくりローラとめく
り頁との摩擦力が、めくり頁及び追従頁間の摩擦力より
も大きいことによって追従頁が分離される。この動作を
しごき動作という。さらに、下頁に対応するめくりロー
ラ72のソレノイド80を短時間(例えば、数十ms)
だけオンさせることにより、めくりローラ72をめくり
頁X1の湾曲部にぶつけてすぐに戻すたたき動作を行う
(図4(e),(f))。このたたき動作によって、追
従頁Yが平坦な状態に戻され、めくり頁X1から分離さ
れる。この場合も、めくりローラとめくり頁との摩擦力
が、めくり頁及び追従頁間の摩擦力よりも大きいことに
よって追従頁が分離されている。次いで、めくりローラ
71をめくり頁X1に当接させた状態で、通帳Pを下流
側方向Fに搬送することにより、めくり頁X1が下頁方
向にめくり上げられる(図4(g))。この状態で、ソ
レノイド79をオフしてめくりローラ72をめくり頁X
1から退避させれば、めくり頁X1は、その弾性によっ
て下頁側に移行して頁めくりがなされる。なお、紙面の
スペース上、退避位置にあるめくりローラ71,72が
通帳Pに近い位置に描かれているが、実際は、通帳Pの
めくられた頁に干渉しない位置まで退避している。 【0006】ここで、通帳の搬送方向について定義して
おく。頁めくりを行うために通帳を搬送する方向、すな
わち、通帳の綴じ目を基準として頁めくりを行おうとす
る頁が位置する側の方向を下流側方向とする。したがっ
て、その逆方向、すなわち通帳の綴じ面を基準としてめ
くられた後の頁が位置する側の方向を上流側方向とす
る。したがって、上頁めくりを行うのか、下頁めくりを
行うのかに対応して、下流側方向及び上流側方向の定義
が入れ代わるので注意されたい。 【0007】図5は、下頁を上頁方向にめくる下頁めく
り動作を示している。まず、ソレノイド79,80がオ
フ状態、すなわち両めくりローラ71,72が通帳Pか
ら離間した状態で、下頁X2の後端がめくりローラ72
の中心位置から所定距離d0となる位置まで通帳Pを上
流側方向Fに搬送する(図5(a))。次いで、通帳P
の搬送を停止させた状態でソレノイド79をオンさせて
めくりローラ72をめくり頁X2に押圧させる(図5
(b))。ここで、ソレノイド80をオンさせて搬送ガ
イド81を通帳Pの上から退避させる。この状態で通帳
Pを下流側方向Rに所定量d1だけ搬送させると、めく
りローラ72は、一方向クラッチ74によって時計方向
の回転が阻止されているので、下頁X2には、上記所定
量d1に対応する距離分の湾曲部がめくりローラ72に
よって形成される(図5(c))。この際、上頁めくり
動作の場合と同様に、めくり頁X2に押圧している追従
頁Yにもめくり頁X2との摩擦によって湾曲部が形成さ
れる場合がある。ここで、上記湾曲部を維持したまま
で、通帳Pを上流側方向Fに所定量d2(例えば、数m
m)だけ搬送させてしごき動作を行う(図4(d))。
この際、めくりローラ72は、上記所定量d2に対応す
る分だけ反時計方向に回転する。この結果、追従頁Yが
めくり頁X2から分離される。さらに、上頁に対応する
めくりローラ71のソレノイド79を短時間(例えば数
十ms)だけオン動作させることにより、めくりローラ
71を下頁X2の湾曲部にぶつけてすぐに戻すたたき動
作を行う(図5(e),(f))。このたたき動作によ
って、追従頁Yが平坦な状態に戻され、めくり頁X2か
ら分離される。次いで、めくりローラ72をめくり頁X
2に当接させた状態で、通帳Pを下流側方向Rに搬送す
ることにより、めくり頁X2のみが上頁方向にめくり上
げられる(図5(g))。この状態で、ソレノイド80
をオフしてめくりローラ71をめくり頁X2から退避さ
せれば、めくり頁X2は、その弾性によって上頁側に移
行して頁めくりがなされる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の制御方
法によれば、しごき動作及びたたき動作(図4及び図5
の(d)〜(f))を行うことによって、めくり頁X
1,X2から追従頁Yを分離している。しかしながら、
通帳の紙質が硬めで剛性の強いものであった場合には、
上述のしごき動作及びたたき動作を行っても、頁分離が
必ずしも完全に行われないために次のようなめくり障害
が生じてしまう場合がある。すなわち、めくり頁及び追
従頁を一緒にめくってしまったり、一緒にめくられた追
従頁に生じているたわみが搬送ローラ間に押圧されて綴
じ目C近傍に折れ(中紙折れ)が生じてしまったりして
いる。本発明は上述の事情に基づいてなされたものであ
り、その課題は、めくり頁から追従頁を確実に分離する
ことにより、頁めくりの障害を確実に防止するめくり機
構の制御方法を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、見開き状態の
通帳を正逆両方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段
による搬送方向の下流側と上流側に設けられ、一方向ク
ラッチを内蔵する2つのめくりローラと、前記各めくり
ローラを前記搬送手段により搬送される通帳のめくり頁
に対して押圧又は離間させる昇降手段とを有し、前記各
めくりローラの一方向クラッチは、当該めくりローラが
前記昇降手段により前記搬送面に下降された際に、上流
側めくりローラから下流側めくりローラの方向に搬送さ
れる通帳に押圧した場合は下流側めくりローラの従動回
転を阻止し、下流側めくりローラから上流側めくりロー
ラの方向に搬送される通帳に押圧した場合は前記下流側
めくりローラの従動回転を許容するものである頁めくり
機構の制御方法において、下流側めくりローラをめくり
頁に押圧させ、かつ、上流側めくりローラを前記めくり
頁から離間させた状態で、前記通帳を下流側方向に第1
の所定距離搬送させて、前記めくり頁に湾曲部を形成さ
せる工程と、前記通帳を上流側方向に前記第1の所定距
離よりも小さな第2の所定距離搬送させる工程と、前記
下流側めくりローラを前記めくり頁に押圧させたまま
で、前記上流側めくりローラを前記めくり頁の前記湾曲
部に押圧させて、前記湾曲部を前記下流側めくりローラ
及び前記上流側めくりローラの間に移行させる工程と、
前記通帳を下流側方向に第3の所定距離搬送させる工程
と、前記上流側めくりローラを前記めくり頁から離間さ
せるとともに、前記通帳を前記めくり頁のめくりを行わ
せるに必要な距離だけ下流側方向に搬送した後、前記下
流側めくりローラを上昇させる工程とを有することを特
徴としている。上記方法によれば、図1に示すように、
下流側のめくりローラ71をめくり頁X1に当接して通
帳Pを第1の距離d1だけ下流側方向Fに搬送すること
により、湾曲部がめくり頁X1に形成される。次いで、
下流側のめくりローラ71をめくり頁X1に当接した状
態で通帳Pを上流側方向Rに第1の距離d1より少ない
第2の距離d2だけ搬送させると、一方向クラッチ73
(図3参照)により従動回転が許容されている上流側の
めくりローラ73が第1の距離d1に相当して従動回転
するから、湾曲部の位置が若干量上流側方向Rに向かっ
て移動することにより、めくり頁X1から追従頁Yがし
ごかれて分離される。次に、下流側のめくりローラ71
をめくり頁X1に押圧させたままで、上流側のめくりロ
ーラ72をめくり頁X1の湾曲部に押圧して湾曲部を下
流側のめくりローラ71及び上流側のめくりローラ72
の間に移行させると、めくり頁X1は、上流側のめくり
ローラ72と通帳Pの綴じ目Cとの間が平坦になる。次
に、通帳Pを第3の距離d3だけ下流側方向Fに搬送さ
せると、めくり頁X1の湾曲部が増大されることによ
り、追従頁Yとめくり頁X1との距離が拡大する。次い
で、上流側のめくりローラ72をめくり頁X1から退避
させると、めくり頁X1の湾曲部がさらに増大すること
により、追従頁Yがめくり頁X1から完全に分離され
る。そして、通帳Pを頁めくりを行うために必要な距離
だけ下流側方向Fに搬送した後、下流側のめくりローラ
71をめくり頁X1から退避させることにより、めくり
頁X1がその弾性によって下頁の方へ移動してめくり動
作が完了する。なお、本明細書において、通帳とは、金
融機関等で用いられている通帳及び通帳に類似した冊子
状の印字媒体を含むものである。また、本明細書におい
ては、頁めくりを行うために通帳を搬送する方向を下流
側方向とし、その逆方向を上流側方向とする。したがっ
て、上頁めくりを行うのか、下頁めくりを行うのかに対
応して、下流側方向及び上流側方向が異なる。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1及び図2は、本発明の頁めくり機構
の制御方法の実施の形態を説明する説明図である。な
お、図1及び図2において、従来例を示す図4及び図5
と同一または相当する部材には同一の符号を付し、その
説明を省略する。また、頁めくり機構は、従来技術で説
明したものと同じである。 【0011】図1は、上頁を下頁の方向にめくる上頁め
くり動作を示している。図1(a)〜図1(d)の動作
は、従来技術を示す図4(a)〜図4(d)と変わらな
い。すなわち、下流側のめくりローラ71をめくり頁X
1に押圧させ、かつ、上流側のめくりローラ72をめく
り頁X1から退避させた状態で、下流側方向Fに第1の
距離d1だけ搬送してめくり頁X1に湾曲部を形成させ
る工程を行う(図1(a)〜図1(c)。 【0012】次いで、湾曲部を維持したまま、通帳Pを
上流側方向Rに第1の距離d1より少ない第2の距離d
2だけ搬送させる工程、つまりしごき動作によって湾曲
部の位置を若干量下流側方向Fに移動させることによ
り、めくり頁X1と追従頁Yとを分離させる(図1
(d))。 【0013】これ以降の工程が従来技術と異なる。すな
わち、図1(d)のしごき動作に次いで、めくりローラ
71をめくり頁X1に押圧させたままで、めくりローラ
72をめくり頁X1の湾曲部に押圧させて、湾曲部をめ
くりローラ71及びめくりローラ72の間に移行させる
工程を行う(図1(e))。これにより、めくりローラ
72と綴じ目Cとの間は、湾曲部がない平坦な状態にな
る。 【0014】次に、通帳Pを下流側方向Fに第3の距離
d3だけ搬送させる工程を行う(図1(f))。ここ
で、めくりローラ72は、一方向クラッチ74の作用に
より第3の距離分d3だけめくり頁X1に追従して回転
するから、めくり頁X1の湾曲部が増大してめくり頁X
1と追従頁Yとの距離が拡大する。なお、上記第3の距
離d3は、通帳Pの各頁の紙質の硬軟及び剛性の大きさ
に応じて設定する必要がある。 【0015】次いで、めくりローラ72をめくり頁X1
から退避させる(図1(g))。これにより、めくり頁
X1の湾曲部がさらに拡大することによって、めくり頁
X1と追従頁Yとが完全に分離される。そして、通帳P
を下流側方向Fに頁めくりを行うために必要な距離だけ
搬送する(図1(h))。これにより、めくり頁X1が
大きくめくり上げられて下頁の方向に移行する。そし
て、めくりローラ71をめくり頁X1から退避させる工
程を行うことによって、めくり頁X1は、その弾性によ
って下頁側に移行して頁めくりがなされる。なお、紙面
のスペース上、退避位置にあるめくりローラ71,72
が実際とは異なり、通帳Pに近い位置に描かれている点
は、図4及び図5と同様である。 【0016】図2は、下頁を上頁方向にめくる下頁めく
り動作を示している。図2(a)〜図2(d)の動作
は、従来技術を示す図5(a)〜図5(d)と変わらな
い。すなわち、下流側のめくりローラ72をめくり頁X
2に押圧させ、かつ、上流側のめくりローラ71をめく
り頁X2から退避させた状態で、通帳Pを下流側方向R
に第1の距離d1だけ搬送してめくり頁X2に湾曲部を
形成させる工程を行う(図2(a)〜図2(c)。 【0017】次いで、湾曲部を維持したまま、通帳Pを
上流側方向Fに第1の距離d1より少ない第2の距離d
2だけ搬送させる工程、つまりしごき動作によってめく
り頁X2と追従頁Yとを分離させる(図2(d))。 【0018】これ以降の工程が従来技術と異なる。すな
わち、図2(d)のしごき動作に次いで、めくりローラ
72をめくり頁X2に押圧させたままで、めくりローラ
71をめくり頁X2の湾曲部に押圧させて、湾曲部をめ
くりローラ71及びめくりローラ72の間に移行させる
工程を行う(図2(e))。これにより、めくりローラ
72と綴じ目Cとの間は、湾曲部がない平坦な状態にな
る。 【0019】次に、通帳Pを下流側方向Rに第3の距離
d3だけ搬送させる工程を行う(図2(f))。ここ
で、めくりローラ71は、一方向クラッチ73の作用に
より第3の距離分d3だけめくり頁X2に追従して回転
するから、めくり頁X2の湾曲部が増大してめくり頁X
2と追従頁Yとの距離が拡大する。 【0020】次いで、めくりローラ71をめくり頁X2
から退避させ(図2(g))、通帳Pを下流側方向Rに
頁めくりを行うために必要な距離だけ搬送する(図2
(h))。これにより、めくり頁X2が大きくめくり上
げられて上頁の方向に移行する。そして、めくりローラ
72をめくり頁X2から退避させる工程を行うことによ
って、めくり頁X2は、その弾性によって上頁側に移行
して頁めくりがなされる。 【0021】上述した実施の形態によれば、通帳のめく
り頁X1,X2に対するしごき動作の後に、従来のたた
き動作に代えて、2つのめくりローラによってめくり頁
X1,X2及び追従頁Yの湾曲部を押圧することによ
り、湾曲部を2つのめくりローラ71,72間に移行さ
せて綴じ目とローラ間との間のめくり頁を平坦にし、次
いで、通帳を下流側方向に搬送することによって2つの
めくりローラ間におけるめくり頁X1,X2の湾曲部を
増大させることにより、追従頁Yをめくり頁X1,X2
から確実に分離する。したがって、めくり頁から追従頁
を確実に分離しているので、従来と違って、2枚めくり
や中紙折れ等の頁めくりの障害を確実に防止することが
できる。 【0022】 【発明の効果】本発明の頁めくり機構の制御方法によれ
ば、頁めくり動作を行う過程において、めくり頁及び追
従頁の湾曲部に対して互いに分離する方向の力を2つの
ローラによって与えることにより、めくり頁から追従頁
を確実に分離している。したがって、従来と違って、2
枚めくりや中紙折れ等の頁めくりの障害を確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の頁めくり機構の制御方法の実施の形態
における上頁めくり動作の説明図である。 【図2】本発明の頁めくり機構の制御方法の実施の形態
における下頁めくり動作の説明図である。 【図3】頁めくり機構を具備する通帳処理装置の概略構
成図である。 【図4】従来方法における上頁めくり動作の説明図であ
る。 【図5】従来方法における下頁めくり動作の説明図であ
る。 【符号の説明】 3 搬送ローラ(搬送手段) 71,72 めくりローラ 73,74 一方向クラッチ 79,80 ソレノイド(昇降手段) P 通帳 X1 上頁 X2 下頁 C 綴じ目 F 下流側方向(上頁めくりの場合) R 上流側方向(上頁めくりの場合) F 上流側方向(下頁めくりの場合) R 下流側方向(下頁めくりの場合) d1 第1の距離 d2 第2の距離 d3 第3の距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 9/04 B41J 13/26 G06F 19/00 G07D 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 見開き状態の通帳を正逆両方向に搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段による搬送方向の下流側と上流側に設けら
    れ、一方向クラッチを内蔵する2つのめくりローラと、 前記各めくりローラを前記搬送手段により搬送される通
    帳のめくり頁に対して押圧又は離間させる昇降手段とを
    有し、 前記各めくりローラの一方向クラッチは、当該めくりロ
    ーラが前記昇降手段により前記搬送面に下降された際
    に、上流側めくりローラから下流側めくりローラの方向
    に搬送される通帳に押圧した場合は下流側めくりローラ
    の従動回転を阻止し、下流側めくりローラから上流側め
    くりローラの方向に搬送される通帳に押圧した場合は前
    記下流側めくりローラの従動回転を許容するものである
    頁めくり機構の制御方法において、 下流側めくりローラをめくり頁に押圧させ、かつ、上流
    側めくりローラを前記めくり頁から離間させた状態で、
    前記通帳を下流側方向に第1の所定距離搬送させて、前
    記めくり頁に湾曲部を形成させる工程と、 前記通帳を上流側方向に前記第1の所定距離よりも小さ
    な第2の所定距離搬送させる工程と、 前記下流側めくりローラを前記めくり頁に押圧させたま
    まで、前記上流側めくりローラを前記めくり頁の前記湾
    曲部に押圧させて、前記湾曲部を前記下流側めくりロー
    ラ及び前記上流側めくりローラの間に移行させる工程
    と、 前記通帳を下流側方向に第3の所定距離搬送させる工程
    と、 前記上流側めくりローラを前記めくり頁から離間させる
    とともに、前記通帳を前記めくり頁のめくりを行わせる
    に必要な距離だけ下流側方向に搬送した後、前記下流側
    めくりローラを上昇させる工程と、 を有することを特徴とする頁めくり機構の制御方法。
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