JPH0729511B2 - 通帳の自動ページめくり装置 - Google Patents

通帳の自動ページめくり装置

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JPH0729511B2
JPH0729511B2 JP1311414A JP31141489A JPH0729511B2 JP H0729511 B2 JPH0729511 B2 JP H0729511B2 JP 1311414 A JP1311414 A JP 1311414A JP 31141489 A JP31141489 A JP 31141489A JP H0729511 B2 JPH0729511 B2 JP H0729511B2
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JP
Japan
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turning
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page
guides
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JP1311414A
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紀夫 鈴木
乾 大久保
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Juki Corp
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Juki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は銀行等で使用する通帳の自動記帳装置に関し、
より詳細には該装置へ挿入した通帳の印字ページを自動
的にめくる自動ページめくり装置に関する。
従来の技術 上述の如き自動ページめくり装置自体は今日、銀行等で
広く使用されており公知である(例えば特開平1−1765
95号)。一般に通帳等のように何度も使用する媒体は、
保管中又は持運び中に角折れ、そり、折曲げ等の変形を
生じることが多い。このような変形した媒体が第8図〜
第8b図に示すようなテーブルTとガイドGとの間へ供給
された場合、もし連続するガイドG同士が端縁を互いに
平行をなすように配置してあると(第8図参照)、横上
ぞりした媒体の場合には第8図に示すように、また縦上
ぞりした媒体の場合には第8a図に示すようにガイド間の
隙間へ入り込み、紙詰りを生じる。また先端部に角折れ
等がある場合にも同様に容易に紙詰りが発生する。
そのためこれまでのページめくり装置のガイドの継目は
一方のガイドの一部が他方のガイドの一部に喰込むよう
ないわゆるくし歯構造とすることが一般的である(第9
図及び第9a図)。
しかしてページめくり部においては、ページめくり操作
のためガイドとガイドとの間に広い間隙が必要となると
同時に、変形媒体の適正搬送のために、該間隙を介して
媒体を適切に搬送するための補助的ガイドが必要とな
る。これまでの装置では、該補助的ガイドとして第10
図、第11図に示すような左右側縁にくし歯構造を有し、
前後の、くし歯構造を有する後ガイド及び前ガイドA,B
と夫々くし歯状かみあい係合するめくり部ガイドCを取
付けていた。このめくり部ガイドCはページめくりの作
業の際には上方に移動して前後ガイドA,B間にページめ
くり空間を形成し該空間で通帳のページめくり作業が行
なわれるのである。
発明が解決しようとする課題 このような従来のめくり部ガイドにおいて、ページめく
り動作を行なった場合、めくられるページが湾曲したと
き(第3図参照)、第11図に示すようにくし歯状の突出
部Dが該ページの湾曲動作を阻止し、特に厚い紙の場合
にはテーブル下方のフィードローラが通帳の下面でスリ
ップしたり、めくりローラがページ面でスリップしたり
し、このためページめくり動作にミスが発生するという
課題があった。
かかる不具合を解消するために前後ガイドの間隔E(第
11図)を広げることも考えられるが、この場合にはめく
りローラ間の間隔も同時に広げないと第12図に示すよう
にめくられるべきページP1のすぐ下のページP2がめくり
のための媒体進行時に前ガイドの突出部Fに引かかり詰
りを発生する危険が高い。従ってこの場合、めくりロー
ラ間も広げる必要がある。この結果、フィードローラ間
距離も広がり、長さの短かい媒体の処理が不可能となる
新たな課題が発生する。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、前後のガイドA,B
のくし歯状突出部D(F)を各前ガイド及び後ガイドか
ら分離してめくり可動ガイドとして構成した。
作用 本発明は、くし歯状の前ガイドB及び後ガイドAの突出
部D(F)をこれらのガイドから分離しかつ夫々一軸周
りに回転自在としたので、変形した通帳媒体をこれまで
通り正確に供給することが可能であると共に、ページめ
くり作業に際しては、当該作業を妨害しないようにペー
ジの押上力に応答して容易に回転退避するようになって
いる。
実施例 第1図〜第5図は本発明の装置の作動を示す図であり、
第6図は本件装置の一部省略の上面図である。本件発明
のページめくり機構及び操作は、実質的に上記特開平1
−176595号等に開示のものと類似しているので、ここで
は本件発明が特異とする点についてのみ述べる。
本件発明の装置は、概括的には、通帳54を案内する通路
と、通帳54を供給する搬送ローラ23,24と、通帳54をめ
くる一対のめくりローラ38,40と、から成る。
通路は、下方の平坦テーブル10と、該テーブル上方に一
定間隔をおいて対抗配置してある後ガイド12及び前ガイ
ド14と、これらのガイド12,14間にあるめくり部ガイド1
6と、後ガイド12とめくり部ガイド16との間にある後め
くり可動ガイド18と、前ガイド14とめくり部ガイド16と
の間にある前めくり可動ガイド20と、から成る。
下方平坦テーブル10には複数の開口22が設けてあり、こ
こに搬送ローラ24が配設されている。なおガイド側の搬
送ローラ23は第6図に示す。
前後のめくり可動ガイド18,20の上方には公知のページ
めくりローラ装置26,28が配置されている。これらの装
置は、夫々、軸30,32周りを回動する後めくりローラレ
バー34、前めくりローラレバー36と、これらのレバーに
枢支された後めくりローラ38、前めくりローラ40と、か
ら成る。各レバー34(36)は第7図に示すように一端が
コ字形断面をなす取付部42をなし、ローラ38(40)を枢
支している他端に押え片44(46)を有している。
また前後のめくり可動ガイド18,20は第6図及び7図に
示すように後ガイド12とめくり部ガイド16、及び前ガイ
ド14とめくり部ガイド16の間にくし歯状構造を提供する
ように配設されている。これによって折曲げ、角折れ、
そりなどの変形媒体の処理を確実に達成できるようにな
っている。
これらのめくり可動ガイド18,20は夫々一軸48,50周りに
回転可能となっている。またこれらのガイド18,20は図
示していない弱いばねによって夫々時計方向及び反時計
方向に偏倚されており、従って両ガイドは常時互いのガ
イドの方向に向かって弱い力で付勢されている。なおこ
れらの付勢力は該ガイド18,20と軸30,32との接合により
消勢されている(第1図参照)。
更にめくり部ガイド16は、めくり作業時にはテーブル10
からはなれる方向に移動でき、また第1図の通帳供給時
に夫々めくり可動ガイド18,20を前記ばねの付勢力方向
へ向って下方へ押す押え部52を両側部に有している。
次に本発明の作動について述べる。
第1図において通帳54は開いた状態で通路内を矢印方向
に供給される。通帳54は上側搬送ローラ23(第6図にの
み示す)と下側搬送ローラ24(第1〜5図にのみ示す)
とによって通路内を供給される。通帳54の先端が所定位
置まで送られたことをセンサが感知すると、前めくりロ
ーラレバー36が軸32周りを反時計方向に回動し、前めく
りローラ40によって通帳端を上方から押圧する。この
際、後及び前のめくり可動ガイド18及び20はめくり部ガ
イド16によって適正位置へくし歯係合するように保持さ
れており、さらに前めくり可動ガイド20は前めくりロー
ラレバー36の停止片46によって下方に押されているので
変形通帳の供給が何の詰りを発生することなく円滑に処
理されうる。
第2図にてめくり部ガイド16を上昇すると同時に前めく
りローラ40の押圧力に抗して通帳54を搬送ローラにて更
に右方へ移動すると、前めくりローラ40に接したページ
は上方に湾曲し、その他のページのみが右方へ移動す
る。図示していないばねにより時計方向に付勢されてい
る後めくり可動ガイド18は湾曲したページの押上力によ
って軸48の周りを容易に反時計方向に回動する。この際
前記ばねは該ページの湾曲変形を何ら妨げることはない
程弱いものである。
次に該ページが十分湾曲した後に第3図に示すようにソ
レノイドなどの公知手段によってこれまで通帳を押圧し
ていたローラ40を保持している前めくりローラレバー36
を軸32周りに時計方向に回動すると、湾曲した最上ペー
ジが自由状態となり上方にはね上り、前めくり可動ガイ
ド20を反時計方向に付勢しているばね(図示なし)の力
に抗して当該ガイド20を時計方向にはね上げながら該ガ
イド20の上方へ移動する。この際、前記ばねは該ページ
のはね上げを何ら妨げることはない程、弱いものであ
る。一方、該前めくり可動ガイド20は一旦時計方向には
ね上げられた後、前述ばねによって第1図の位置へ戻
る。
通帳54をさらに右方へ搬送すると、通帳の折り畳み部が
前進し、第4図の位置となりページめくりが完成する。
この時には後めくり可動ガイド18も弱いばねによって第
1図の初期位置へ復帰している。
さらに通帳を搬送し通帳後端が後めくり可動ガイドを通
過した後に、めくり部ガイド16を降下する。これにより
前後のめくり可動ガイド18,20は上方よりめくり部ガイ
ド16により押され不動状態となる。この状態にて通帳の
逆送が可能となる。
めくりを伴なわない通常の通帳搬送操作もこの状態で行
なわれる。
ページを逆にめくる場合には、前めくりローラと後めく
りローラ、及び前めくり可動ガイドと後めくり可動ガイ
ドを上述と逆に作動させればよい。
なお上記実施例ではページをめくる際に、めくり部ガイ
ド16が垂直上方に退避する例を示したが、ページをめく
る際にめくり部ガイドを軸48,50の中央で開口部ができ
るように上方に開くように構成してもよい。
発明の効果 本発明は角折れ、折曲げ、そりなどの変形した通帳等を
正確に処理するためのくし歯構造を有するガイドにおけ
る突出部がめくり作業空間内に残置しこのため、適確な
ページめくり作業を阻止したことに鑑み、該くし歯構造
ガイドの突出部を当該ガイドと別体に構成しかつ枢動自
在に配設し、ページめくり作業時には湾曲しためくりペ
ージによって容易に退避位置へ押上げられて、該めくり
ページの移動を一切妨害することはなく、これにより適
切なページめくり作業が保証されるとともにまた該めく
り可動ガイドが弱い付勢ばね及びめくり部ガイドにより
所定の初期位置へ保持されることにより、上述変形媒体
の適確な供給を保証できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はページめくり操作を示す本発明装置の
作動図、第6図は本発明装置の一部省略の平面図、第7
図は本発明の一部拡大図、第8図〜第8b図は公知の平行
配置のガイドを示す夫々平面図、縦側面図及び横側面図
であり、第9図〜第9a図は公知のくし歯状配置のガイド
を示す第8図及び第8a図と同様の図、第10図は公知のく
し歯状配置のめくり部ガイドを示す第6図と同様の図、
第11図〜第12図は公知のくし歯状配置のガイドの欠点を
示す図である。 符号の説明 10:テーブル、12:後ガイド 14:前ガイド、16:めくり部ガイド 18:後めくり可動ガイド 20:前めくり可動ガイド、22:開口 23,24:搬送ローラ 26:後ページめくりローラ装置 28:前ページめくりローラ装置 30,32:軸 34:後めくりローラレバー 36:前めくりローラレバー 38:後めくりローラ 40:前めくりローラ、42:取付部 44,46:停止片、48,50:軸 52:押え部、54:通帳

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通帳を案内する通路と、該通路内で通帳を
    搬送する搬送ローラと、通帳をめくる一対のページめく
    りローラ装置と、から成る通帳の自動ページめくり装置
    であって、 前記通路が、通帳下面を案内するテーブルと、該テーブ
    ルの上方にあり通帳上面を案内している後ガイドと前ガ
    イドと、を含み、後ガイドと前ガイドとの間には前記テ
    ーブルから上方に移動出来るめくり部ガイドがあり、該
    めくり部ガイドと後ガイド及び前ガイドとの間には、夫
    々後めくり可動ガイドと前めくり可動ガイドとがあり、
    かつ後ガイドとめくり部ガイド及び前ガイドとめくり部
    ガイドとに対しくし歯形状をなしており、両めくり可動
    ガイドは一軸周りに回動可能となっており、通常一方向
    に付勢され変形通帳の搬送を可能としているが、ページ
    めくり作業の際にページの湾曲力に応じて容易に退避位
    置まで回動可能となっていることを特徴とする通帳の自
    動ページめくり装置。
JP1311414A 1989-11-30 1989-11-30 通帳の自動ページめくり装置 Expired - Lifetime JPH0729511B2 (ja)

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JP3964046B2 (ja) * 1998-04-27 2007-08-22 富士通株式会社 ページ捲り装置およびページ捲り方法
DE10159560B4 (de) * 2001-12-05 2014-12-18 Bundesdruckerei Gmbh Verfahren zum Blättern von Dokumentenkörpern

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