JP7100169B1 - ページめくり装置、印刷装置およびページめくり装置の制御方法 - Google Patents

ページめくり装置、印刷装置およびページめくり装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成で、ページめくりを行うことが可能なページめくり装置を提供する。【解決手段】ページめくり装置は、冊子を搬送する搬送路に沿って第1の向きに冊子を移動させる第1の回転方向または逆の第2の回転方向に回動する搬送ローラと、第1の向きに沿って搬送ローラの後方に位置し、搬送路とは冊子の幅より短い所定の距離を有し、第1または第2の回転方向に回動するめくりローラと、めくりローラから冊子の幅より長い距離を有して搬送路の上に配置され、冊子の第1の向きの進行を阻止する突き当り部とを有する。冊子の端部が突き当り部に到達するまでは、搬送ローラは第1の回転方向に回動し、冊子の端部が突き当り部に到達し、かつめくりローラに冊子が接触した後は、めくりローラは第1の回転方向に回動し、その後めくりローラから冊子の端部が離脱した後は、搬送ローラは第2の回転方向に回動する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ページめくり装置、印刷装置およびページめくり装置の制御方法に関する。
現金自動預け払い機などでは、通帳のように複数のページ(中紙)を持つ冊子に印刷する印刷機が用いられている。冊子が複数のページを持っているため、このような印刷機ではページめくり装置が必要となる。このため、様々なページめくり装置が提案されている。
例えば特許文献1には、搬送路に設けられた2つの搬送ローラの間に、冊子を下から突き上げる突き上げレバーと、2つの搬送ローラの間で揺動するめくりローラとを設けたページめくり装置の技術が開示されている。このページめくり装置では、搬送ローラと、突き上げレバーと、めくりローラの揺動とを連携させることで確実にページめくりを行うことができる。
特開2009-262368号公報
特許文献1の技術では、めくりローラを揺動する機構と突き上げレバーを上下させる機構とを設けている。この方式では、搬送路の上下両方に可動機構を設ける必要があり、構造が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で、ページめくりを行うことが可能なページめくり装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明のページめくり装置は、冊子を搬送する搬送路に沿って第1の向きに前記冊子を移動させるための第1の回転方向もしくはその逆である第2の回転方向に回動する搬送ローラと、前記第1の向きに沿って前記搬送ローラの後方に位置し、前記搬送路とは前記冊子の幅より短い所定の距離を有し、前記第1もしくは第2の回転方向に回動するめくりローラと、前記めくりローラから前記冊子の幅より長い距離を有して前記搬送路上に配置され、前記冊子の前記第1の向きの進行を阻止する突き当り部と、を有し、前記冊子の端部が前記突き当り部に到達するまでは、前記搬送ローラは前記第1の回転方向に回動し、前記冊子の端部が前記突き当り部に到達し、かつ前記めくりローラに前記冊子が接触した後は、前記めくりローラは前記第1の回転方向に回動し、その後前記めくりローラから前記冊子の端部が離脱した後は、前記搬送ローラは前記第2の回転方向に回動する。
また、本発明のページめくり装置の制御方法は、冊子を搬送する搬送路に沿って第1の向きに前記冊子を移動させるための第1の回転方向もしくはその逆である第2の回転方向に回動する搬送ローラと、前記第1の向きに沿って前記搬送ローラの後方に位置し、前記搬送路とは前記冊子の幅より短い所定の距離を有し、前記第1もしくは第2の回転方向に回動するめくりローラと、前記めくりローラから前記冊子の幅より長い距離を有して前記搬送路上に配置され、前記冊子の前記第1の向きの進行を阻止する突き当り部と、を有するページめくり装置で、前記冊子の端部が前記突き当り部に到達するまでは、前記搬送ローラは前記第1の回転方向に回動し、前記冊子の端部が前記突き当り部に到達し、かつ前記めくりローラに前記冊子が接触した後は、前記めくりローラは前記第1の回転方向に回動し、その後前記めくりローラから前記冊子の端部が離脱した後は、前記搬送ローラは前記第2の回転方向に回動する。
本発明の効果は、簡素な構成で、ページめくりを行うことが可能なページめくり装置を提供できることである。
第1の実施形態のページめくり装置を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第1の動作状態の例を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第2の動作状態の例を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第3の動作状態の例を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第4の動作状態の例を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第5の動作状態の例を示す側面図である。 第2の実施形態のページめくり装置の第6の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置を示す上面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第1の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第2の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第3の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第4の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第5の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第6の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第7の動作状態の例を示す側面図である。 第3の実施形態の印刷装置の第8の動作状態の例を示す側面図である。 第4の実施形態の印刷装置を示す側面図である。 第4の実施形態の印刷装置を示す上面図である。 第4の実施形態の印刷装置の動作の例を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のページめくり装置1の構成を示す側面図である。ページめくり装置1は、搬送路10と、搬送ローラ20と、めくりローラ30と、突き当り部40とを有する。
搬送ローラ20は、搬送路10に沿って第1の向きに冊子90を移動させるために、第1の回転方向もしくはその逆である第2の回転方向に回動する。
めくりローラ30は、第1の向きに沿って搬送ローラ20の後方に位置し、搬送路10とは冊子90の幅より短い所定の距離を有する位置に配置されている。めくりローラ30は、第1もしくは第2の回転方向に回動する。
突き当り部40は、めくりローラ30とは第1の向きに沿って冊子90の幅より長い距離を有して搬送路10上に配置され、冊子90の第1の向きの進行を阻止する。
ページめくり装置1では、冊子90の端部が突き当り部40に到達するまでは、搬送ローラ20は第1の回転方向に回動する。そして、冊子90の端部が突き当り部40に到達すると、搬送ローラ20の第1の回転方向の回動によって、冊子90からページ91が剥離され、めくり上げられる。この動作により上方に膨らんだページ91が、めくりローラ30に接触した後は、めくりローラ30は、第1の回転方向に回動する。回動が進行すると、ページ91がめくりローラ30の上に跳ね上げられ、ページ91の端部91aが、めくりローラ30から離脱する。この状態から、搬送ローラ20が第2の回転方向(図1の時計回り)に回転することにより、ページ91が図1の右側に倒れ、ページめくりが完了する。
以上説明したように、本実施形態のページめくり装置によれば、簡素な構成でページめくりを行うことが可能なページめくり装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本実施形態のページめくり装置1000の構成を示す側面図である。ページめくり装置1000は、搬送路100と、搬送ローラ200と、クランプローラ210と、めくりローラ220と、開閉ガイド300と、退避搬送路400と、切り替えゲート500とを有する。
搬送路100は、第1の実施形態の搬送路10の一例である。また、搬送ローラ200は搬送ローラ20の一例、めくりローラ220はめくりローラ30の一例、退避搬送路400の突き当り部420は、突き当り部40の一例である。
また、搬送ローラ200、クランプローラ210、めくりローラ220、開閉ガイド300、切り替えゲート500の動作は、図示しない制御部によって制御されている。
搬送路100は、板状の部材であり、冊子2000の搬送方向を限定する。なお図2の例では、搬送路100は上下一対の部材によって形成されているが、上側の部材は無くても良い。搬送路100は、図2の左側に位置する図示しない投入口から投入された冊子2000の装置内への搬送の通り道である。なお、以降の説明では、各構成要素の配置を、投入口に近い方(図2の左側)を前段または前方、遠い方(図2の右側)を後段または後方と呼ぶものとする。
搬送ローラ200は、冊子2000の表面に当接して回転することにより、冊子2000を搬送路100に沿って搬送する。なお図2の例では、冊子2000の一方の主面に搬送ローラ200が当接し、他方の主面にクランプローラ210が当接し、冊子2000の表裏面を両者で挟む構成を示しているが、クランプローラ210は必須ではない。しかしながら、搬送ローラ200とクランプローラ210で冊子2000を挟み、両者が連動して回転することにより、冊子2000の搬送を容易にすることができる。搬送ローラ200は、制御部によって制御され、冊子2000を後方に送る第1の回転方向の回動(図2の反時計回り)と、逆向きの第2の回転方向の回動を行う。
めくりローラ220は、搬送ローラ200に対して、第1の所定距離だけ後方で、搬送路100から、冊子2000の幅より短い第2の所定距離だけ離れた位置に配置されている。めくりローラ220は、制御部によって制御され、第1の回転方向の回動(図2の反時計回り)と、逆向きの第2の回転方向の回動を行う。
開閉ガイド300は、板状のガイド部材であり、制御部の制御によって、搬送路100に沿った方向を閉位置とし、搬送ローラ200からめくりローラ220に向かう方向を開位置として開閉するように動作する。開閉ガイド300の搬送ローラ200側の端部は搬送ローラ200に近い曲率を持つ凸部となっており、めくりローラ220側の端部はめくりローラ220に近い曲率を持つ凸部となっている。また中央部は両端に比べてへこんだ凹部を持つ形となっており、後述する撓んだページの受け入れがスムーズにできるようになっている。
退避搬送路400は、開閉ガイド300の後方の、搬送路に対してめくりローラ220とは反対側に配置される。退避搬送路400は、搬送路に対して所定角度に延伸する、冊子2000を受け入れ可能な空隙410と、空隙410の端部に位置する突き当り部420とを有する。退避搬送路400は、可動機構を持たない箱形の部材である。
切り替えゲート500は、制御部の制御によって、開閉ガイド300の後方に位置する一対の板状の構造体である。切り替えゲート500は、搬送路100に沿った方向に冊子2000を誘導する第1のルートと、退避搬送路400に冊子2000を誘導する第2のルートとを切り替えるように動作する。
なお、搬送ローラ200、クランプローラ210、めくりローラ220には、例えば摩擦抵抗が大きいゴムを用いることができる。また搬送路100を構成する部材、開閉ガイド300、切り替えゲート500、退避搬送路400の素材には、例えば、摩擦抵抗の小さな、金属やプラスチックなどを用いることができる。
図2は、開閉ガイド300を開位置にし、切り替えゲート500を退避搬送路400側の第2のルートに制御し、冊子2000を退避搬送路400に挿入し、冊子2000の先端を突き当り部420に突き当てた状態を示している。この配置で、搬送ローラ200を図の反時計回りに回転させて、ページ2001が冊子2000から剥離され、図の上方に撓ませられている。そして、撓んだページ2001はめくりローラ220に接している。この状態から、めくりローラ220を反時計回りに回転させることにより、ページ2001が冊子2000から、さらに引き出される。その後、搬送ローラ200を時計回りに回転させて冊子2000を投入口側に移動させると、剥離されたページ2001が図2の右側に倒れ、ページめくりが完了する。
なお、ページめくり装置1000がページめくりを行わずに後段に冊子2000を搬送する場合は、開閉ガイド300を図2のAの閉位置に制御し、切り替えゲート500を図2のBの第1のルートに制御する。
次に、ページめくり装置1000の動作について説明する。図3は、ページめくり装置1000の第1の動作状態の例を示す側面図である。冊子2000が、図示しない投入口から開いた状態で投入され、第1の搬送路を搬送されている状態を示している。開閉ガイド300は閉位置、切り替えゲート500は、搬送路100と同じ方向に向かう第1のルートに制御されている。
図4は、ページめくり装置1000の第2の動作状態の例を示す側面図である。冊子2000が、開閉ガイド300は閉位置、切り替えゲート500は、退避搬送路400に向かう第2のルートに制御されている。この状態で、搬送ローラ200を反時計回りに回転させることで、冊子2000が退避搬送路400内に挿入され、その先端が突き当り部420に突き当たる。そして先端が突き当たったところで、搬送ローラ200の回転を停止する。突き当りの検知は、例えば、駆動部202の回動のトルクが所定の閾値より上昇をしたことを検知して行うことができる。この時、図4の例では、冊子2000のサイズに基づいて、冊子2000の綴じ部2000aが切り替えゲート500内にあるように設計されている。例えば、銀行の現金自動預け払い機では、通帳のサイズは予め決められており、このような設計が可能である。この形にすると、切り替えゲート500の端部500aで、冊子2000が湾曲し、綴じ部2000aから搬送路100側(図4の左側)の部分にページを跳ね上げる方向のテンションが掛かり、ページを冊子2000から剥離しやすくなる。
図5は、ページめくり装置1000の第3の動作状態の例を示す側面図である。図4の状態で、冊子2000の先端の突き当りを検知すると、制御部は、開閉ガイド300を開位置に移動させ、搬送ローラ200を反時計回りに回転させる制御を行う。この動作により、冊子2000から一番上のページ2001が引き出され、開閉ガイド300の下の空間に膨らんだ、図5の状態になる。なお、搬送ローラ200とクランプローラ210とから冊子2000に掛かる圧力が大きいと一番上のページ2001だけでなく、下のページも一緒に引き出してしまう場合がある。このため、制御部は、上記の動作の際に、クランプローラ210の位置を少し下方に移動させる制御を行って、冊子2000に掛かる圧力を、冊子2000の搬送時より弱くしても良い。
図6は、ページめくり装置1000の第4の動作状態の例を示す側面図である。図5の状態から、搬送ローラ200を反時計回りにさらに回転させることで、引き出されたページ2001がめくりローラ220に接触する。なお、めくりローラ220にページ2001が接触したことの検出は、例えば、めくりローラ220の表面近傍をページ2001が横切ったことを検出する光電センサを用いて行うことができる。ここで、光電センサとは、光を発射する発光素子と光を受光する受光素子の対を有する物体センサである。例えば、発光素子から発射された光が受光素子に入射するように配置して、この光が遮られることをもって物体を検知する透過型、物体から反射された光を検出することで物体を検知する反射型などがある。図6の場合、例えば、めくりローラ220の下側近傍を光が通るように、透過型の光電センサの発光部と受光部の一方を図6の側面図の手前側、他方を奥側に配置する。そして、ページ2001が光電センサの光を遮ったことをもって、ページ2001がめくりローラ220に接触したことを検出することができる。
また、先に述べたように、開閉ガイド300の搬送ローラ200側の端部は搬送ローラ200に近い曲率を持つ凸部となっており、めくりローラ220側の端部はめくりローラ220に近い曲率を持つ凸部となっている。そして、開閉ガイド300の中央部は両端に比べてへこんだ凹部を持つ形となっている。このような形状とすることで、図6に示すように、搬送ローラ200とめくりローラ220との間にページ2001が撓む空間を作ることができる。このため、ページ2001のめくり上げをスムーズに行うことができる。
図7は、ページめくり装置1000の第5の動作状態の例を示す側面図である。図7の、めくりローラ220にページ2001が接触した状態で、めくりローラ220を図7の反時計回りに回転させることで、ページ2001の端部2001aを冊子2000から、さらに遠ざけることができる。
図8は、ページめくり装置1000の第6の動作状態の例を示す側面図である。図7の状態で、めくりローラ220を反時計回りに回転させ続けると、図8のように、ページ2001の端部2001aがめくりローラ220の上に跳ね上げられる。このページ2001の挙動は、例えば、図8のめくりローラ220の右上の領域を光電センサの光が通るように配置し、ページ2001が光を遮ったことをもって、ページ2001がめくりローラ220の上に跳ね上げられたことを検出することができる。そして、ページ2001がめくりローラ220上に跳ね上げられたことを検知したら、搬送ローラ200を、図8の時計回りに回転させて冊子2000を投入口側に移動させる。また、めくりローラ220を反時計回りに回転させている。この2つの動作により、ページ2001が図10の右側に倒れていく。なお、ページを引き出す際に、クランプローラ210を下方に移動させて冊子2000に掛かる圧力を小さくしていた場合は、搬送ローラ200を回転させる前に、クランプローラ210を上に移動させて戻しておくと良い。
この状態から、冊子をさらに投入口側に移動させ、ページ2001の端部2001aが搬送ローラ200の下に到達することで、ページめくりが完了する。
以上説明したように、本実施形態のページめくり装置では、搬送路の下方には可動機構を持たない退避搬送路を設けているだけで、ページめくりを可能としている。このため、搬送路の下側に突き上げレバーを上下する可動機構が必要な特許文献1のページめくり装置よりも、構成を簡素にすることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、第2の実施形態のページめくり装置1000を備えた印刷装置10000の構成例について説明する。図9は、印刷装置10000を示す側面図である。
ページめくり装置1000の構成については、第2の実施形態と同様なので、説明を省略する。
印刷装置10000では、ページめくり装置1000の切り替えゲート500の後段に、印刷搬送路110と、第2の搬送ローラ600と、第2のクランプローラ610と、印刷ヘッド700と、プラテン710が配置されている。
印刷搬送路110は、一対の板状の部材で形成された空間で、切り替えゲート500と、印刷ヘッド700の印刷エリアとの間で、冊子2000を誘導する。
第2の搬送ローラ600は、第2のクランプローラ610と対となって、冊子2000の表裏の主面を挟んで、回転することにより、冊子2000を印刷搬送路110に沿って搬送する。
印刷ヘッド700は、周知のように印刷を行うツールであり、プラテン710は、印刷ヘッド700が印刷を行う際に冊子2000を支持する圧盤である。
印刷装置10000では、ページめくり装置1000から受け入れた冊子2000の開かれたページに、印刷ヘッド700を用いて印刷を行う。
図10は、印刷装置10000の上面図である。図面の左方に位置する図示しない投入口に近い方から、搬送路100、搬送ローラ200、開閉ガイド300、めくりローラ220、切り替えゲート500、印刷搬送路110、第2の搬送ローラ600が配置されている。
搬送ローラ200はシャフト201に結合され、駆動部202によって駆動される。駆動は回転の他に、例えば上下の移動ができるようになっていても良い。めくりローラ220はシャフト221に結合され、駆動部222によって駆動される。駆動は回転の他に、例えば上下の移動ができるようになっていても良い。
開閉ガイド300は、シャフト301に結合され、駆動部302によって開閉駆動される。切り替えゲート500はシャフト501に結合され、駆動部502によって駆動される。第2の搬送ローラ600はシャフト601に結合され、駆動部602によって駆動される。駆動は回転の他に、例えば上下の移動ができるようになっていても良い。それぞれのシャフトと駆動部はフレーム800によって支持されている。各駆動部は、図示しない制御部によって制御される。
次に、印刷装置10000の動作について説明する。なお、ページめくり装置1000のページめくり動作については、第2の実施形態と同様なので説明を省略する。
図11は、印刷装置10000の第1の動作状態の例を示す側面図である。冊子2000が、図示しない投入口から開いた状態で投入され、搬送路100を搬送されている状態を示している。開閉ガイド300は閉位置、切り替えゲート500は、印刷搬送路110に向かう第1のルートに制御されている。
図12は、印刷装置10000の第2の動作状態の例を示す側面図である。図11の状態から搬送ローラ200を反時計回りに回転させ、第2の搬送ローラ600を反時計回りに回転させることで、冊子2000の印刷を行うページ2001を印刷ヘッド700と相対させることができる。ここで所望の印刷を行う。
図13は、印刷装置10000の第3の動作状態の例を示す側面図である。図12のページの印刷が完了したら、第2の搬送ローラ600と搬送ローラ200とを時計回りに回転させ、図13のように冊子2000を投入口側に移動させる。
この後、第2の実施形態と同様のページめくり装置1000の動作により、冊子2000のページめくりを行う。
図14は、印刷装置10000の第4の動作状態を示す側面図である。冊子2000が、開閉ガイド300は閉位置、切り替えゲート500は、退避搬送路400に向かう第2のルートに制御されている。この設定で、図13の冊子2000の位置から、搬送ローラ200を反時計回りに回転させることで、冊子2000が退避搬送路400内に挿入され、その先端が突き当り部420に突き当たる。そして先端が突き当たったところで、搬送ローラ200の回転を停止する。
図15は、印刷装置10000の第5の動作状態の例を示す側面図である。図14の状態で、冊子2000の先端の突き当りを検知すると、制御部は、開閉ガイド300を開位置に移動させ、搬送ローラ200を反時計回りに回転させる制御を行う。この動作により、冊子2000から一番上のページ2001が引き出され、開閉ガイド300の下の空間に膨らんだ状態になる。なお、搬送ローラ200とクランプローラ210とから冊子2000に掛かる圧力が大きいと一番上のページ2001だけでなく、下のページも一緒に引き出してしまう場合がある。このため、制御部は、上記の動作の際に、クランプローラ210の位置を少し下方に移動させる制御を行って、冊子2000に掛かる圧力を、冊子2000の搬送時より弱くしても良い。
図16は、印刷装置10000の第6の動作状態の例を示す側面図である。図15の状態から、搬送ローラ200を反時計回りにさらに回転させることで、引き出されたページ2001がめくりローラ220に接触する。
図17は、印刷装置10000の第7の動作状態の例を示す側面図である。図16の、めくりローラ220にページ2001が接触した状態で、めくりローラ220を図17の反時計回りに回転させることで、ページ2001の端部2001aを冊子2000から、さらに遠ざけることができる。
図18は、印刷装置10000の第8の動作状態の例を示す側面図である。図17の状態で、めくりローラ220を反時計回りに回転させ続けると、図18のように、ページ2001の端部2001aがめくりローラ220の上に跳ね上げられる。そして、ページ2001がめくりローラ220上に跳ね上げられたことを検知したら、搬送ローラ200を、図18の時計回りに回転させて冊子2000を投入口側に移動させる。また、めくりローラ220を反時計回りに回転させている。この2つの動作により、ページ2001が図18の右側に倒れていく。なお、ページを引き出す際に、クランプローラ210を下方に移動させて冊子2000に掛かる圧力を小さくしていた場合は、搬送ローラ200を回転させる前に、クランプローラ210を上に移動させて戻しておくと良い。
この状態から、冊子をさらに投入口側に移動させ、図11の状態に戻す。その後、図12の状態に移行して、ページめくり後の新しいページ2001に印刷を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、簡素な構成でページめくりと印刷を行う印刷装置を提供することができる。
(第4の実施形態)
金融機関などでは、通帳と伝票の両方を扱う通帳伝票プリンタと呼ばれる印刷装置が用いられている。このような印刷装置では、通帳の投入口と、伝票の投入口が別々に設けられた、2つの投入口を持つ構成が一般的である。
第2の実施形態の印刷装置10000を応用することで、上記のような、2つの投入口を持つ印刷装置の小型化を図ることができる。
図19は、本実施形態の印刷装置11000を示す側面図である。印刷装置11000は、第3の実施形態の印刷装置10000の構成に加えて、めくりローラ220の、搬送ローラ200とは反対の側に、第3のクランプローラ900と、シート搬送路120とを有している。シート搬送路120は、一対の板状の部材から構成され、図示しない第2の投入口から投入された伝票などのシートを、印刷ヘッド700の印刷エリアに誘導する。めくりローラ220は、第3のクランプローラ900と対になって、シートを第3の搬送路に沿って搬送する。また、後述するが、切り替えゲート510は、シート搬送路120と干渉しないように、第2の実施形態と違う形状になっている。なお、第2の実施形態と同じ構成要素については、説明を省略する。
図20は、図19のシート搬送路120の上側部分を取り去った構成を示す上面図である。シート搬送路120(下側)は、図示しない投入口と切り替えゲートとの間で、シートを誘導する構成となっている。また切り替えゲート510は、シート搬送路120との干渉を避けるため、複数に分割され1つ1つの幅が狭くなっている。
図21は、印刷装置11000の動作状態の例を示す側面図である。開閉ガイド300は閉位置、切り替えゲート510は冊子を退避搬送路400に誘導する第2のルートに制御されている。
この状態で、図示しない第2の投入口から投入された伝票などのシート3000は、シート搬送路120と切り替えゲート500の背面によって印刷搬送路110に誘導され、めくりローラ220と第3のクランプローラ900によって搬送される。
なお、上記の図12の状態では切り替えゲート510が退避搬送路400側の第2のルートに固定されているため、シートを印刷している間は、冊子2000の印刷を行うことは出来ない。また、ページめくり動作を行うこともできない。つまり、冊子2000の印刷と、シート3000の印刷およびページめくり動作は、別々に行われる。
以上の構成では、ページめくり装置1000のめくりローラが、シート3000を搬送する搬送ローラを兼ねているので、シート3000の搬送ローラを別に設ける構成よりも、印刷装置11000を小型化することができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1、1000 ページめくり装置
10、100 搬送路
20、200 搬送ローラ
30、220 めくりローラ
40、420 突き当り部
90、2000 冊子
91、2001 ページ
110 印刷搬送路
120 シート搬送路
210 クランプローラ
300 開閉ガイド
400 退避搬送路
410 空隙
500、510 切り替えゲート
600 第2の搬送ローラ
610 第2のクランプローラ
700 印刷ヘッド
710 プラテン
800 フレーム
900 第3のクランプローラ
10000、11000 印刷装置

Claims (9)

  1. 冊子を搬送する搬送路に沿って第1の向きに前記冊子を移動させるための第1の回転方向もしくはその逆である第2の回転方向に回動する搬送ローラと、
    前記第1の向きに沿って前記搬送ローラの後方に位置し、前記搬送路とは前記冊子の幅より短い所定の距離を有し、前記第1もしくは第2の回転方向に回動するめくりローラと、
    前記第1の向きに沿って前記めくりローラの後方であって、前記めくりローラから前記冊子の幅より長い距離を有して前記搬送路の上に配置され、前記冊子の前記第1の向きの進行を阻止する突き当り部と、
    を有し、
    前記冊子の端部が前記突き当り部に到達するまでは、前記搬送ローラは前記第1の回転方向に回動し、
    前記冊子の端部が前記突き当り部に到達し、かつ前記めくりローラに前記冊子が接触した後は、前記めくりローラは前記第1の回転方向に回動し、その後前記めくりローラから前記冊子の端部が離脱した後は、前記搬送ローラは前記第2の回転方向に回動する
    ことを特徴とするページめくり装置。
  2. 前記搬送路が前記第1の向きにおける前記めくりローラの後方に、前記第1の向きとは所定角度をなす第2の向きに向かう延伸部を有し、前記突き当り部が前記延伸部の先に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のページめくり装置。
  3. 前記第1の向きにおける前記めくりローラの後方に、前記冊子の進行方向を、前記第1の向きの第1のルートと、前記第2の向きの第2のルートとの間で切り替える切り替えゲートを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のページめくり装置。
  4. 前記搬送路の、前記搬送路と前記切り替えゲートとの間に、前記第1の向きを閉位置とし、前記搬送ローラから前記めくりローラに向かう方向を開位置として開閉する開閉ガイドを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のページめくり装置。
  5. 前記開閉ガイドが、
    一方の端部に前記搬送ローラの曲率に近い曲率を持つ凸部を有し、
    他方の端部に前記めくりローラの曲率に近い凸部を有し、
    両端部の間に凹部を有している
    ことを特徴とする請求項4に記載のページめくり装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項に記載のページめくり装置と、
    前記第1のルートの先に設けられた印刷搬送路と、
    前記印刷搬送路の先に設けられた印刷手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  7. 前記印刷搬送路で前記冊子を搬送する第2の搬送ローラと第2のクランプローラの対を有することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記冊子の投入口とは別の第2の投入口からシートを前記印刷手段に誘導するシート搬送路と、
    前記シート搬送路について前記めくりローラの対となる第3のクランプローラと、
    を有し、
    前記めくりローラが前記シート搬送路に沿って前記シートを搬送する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 冊子を搬送する搬送路に沿って第1の向きに前記冊子を移動させるための第1の回転方向もしくはその逆である第2の回転方向に回動する搬送ローラと、前記第1の向きに沿って前記搬送ローラの後方に位置し、前記搬送路とは前記冊子の幅より短い所定の距離を有し、前記第1もしくは第2の回転方向に回動するめくりローラと、前記第1の向きに沿って前記めくりローラの後方であって、前記めくりローラから前記冊子の幅より長い距離を有して前記搬送路の上に配置され、前記冊子の前記第1の向きの進行を阻止する突き当り部と、を有するページめくり装置で、
    前記冊子の端部が前記突き当り部に到達するまでは、前記搬送ローラは前記第1の回転方向に回動し、
    前記冊子の端部が前記突き当り部に到達し、かつ前記めくりローラに前記冊子が接触した後は、前記めくりローラは前記第1の回転方向に回動し、
    その後前記めくりローラから前記冊子の端部が離脱した後は、前記搬送ローラは前記第2の回転方向に回動する
    ことを特徴とするページめくり装置の制御方法。
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JP2016032905A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 東芝テック株式会社 印字装置、ページ捲り方法、及びプログラム

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