JP3487821B2 - 媒体搬送装置の幅寄せ機構 - Google Patents
媒体搬送装置の幅寄せ機構Info
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- JP3487821B2 JP3487821B2 JP2000346093A JP2000346093A JP3487821B2 JP 3487821 B2 JP3487821 B2 JP 3487821B2 JP 2000346093 A JP2000346093 A JP 2000346093A JP 2000346093 A JP2000346093 A JP 2000346093A JP 3487821 B2 JP3487821 B2 JP 3487821B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体搬送装置の幅
寄せ機構に関し、特に銀行通帳等の媒体に印字装置によ
り印字する際に使用する搬送装置に好適な媒体搬送装置
の幅寄せ機構に関する。
寄せ機構に関し、特に銀行通帳等の媒体に印字装置によ
り印字する際に使用する搬送装置に好適な媒体搬送装置
の幅寄せ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ユーザ(顧客)が銀行窓口で取
り引きを行うと、机組み込み式の印字装置を持いて銀行
通帳,証書等の媒体に、取引金額,取引年月日,取引支
店名,取引ATM機等を、印字装置を用いて印字する。
この印字装置は通帳を搬送する搬送装置を使用し、通帳
挿抜口から挿入された通帳を印字装置の印字位置まで搬
送し、印字終了後、再び挿抜口に通帳を搬送し、取引に
伴う一連の通帳への印字が終了する。この搬送装置は、
通帳の所定位置に正確な印字を行う為に通帳を幅寄せす
る幅寄せ機構を備える。
り引きを行うと、机組み込み式の印字装置を持いて銀行
通帳,証書等の媒体に、取引金額,取引年月日,取引支
店名,取引ATM機等を、印字装置を用いて印字する。
この印字装置は通帳を搬送する搬送装置を使用し、通帳
挿抜口から挿入された通帳を印字装置の印字位置まで搬
送し、印字終了後、再び挿抜口に通帳を搬送し、取引に
伴う一連の通帳への印字が終了する。この搬送装置は、
通帳の所定位置に正確な印字を行う為に通帳を幅寄せす
る幅寄せ機構を備える。
【0003】従来、この種の銀行通帳等の搬送装置の幅
寄せ機構は、以下のような構造となっていた。 突き当てガイドと反対側に、通帳の幅に応じたガイド
を設けて、幅方向をガッチリ縛る。 幅寄せローラや、板バネで突き当てガイドに搬送通帳
を幅寄せする。 フィードローラや、従動ローラをアクチュエータ等で
アンクランプさせて、搬送通帳をフリーにした状態で様
々なアクチュエータにより、通帳ガイドに通帳を幅寄せ
する。
寄せ機構は、以下のような構造となっていた。 突き当てガイドと反対側に、通帳の幅に応じたガイド
を設けて、幅方向をガッチリ縛る。 幅寄せローラや、板バネで突き当てガイドに搬送通帳
を幅寄せする。 フィードローラや、従動ローラをアクチュエータ等で
アンクランプさせて、搬送通帳をフリーにした状態で様
々なアクチュエータにより、通帳ガイドに通帳を幅寄せ
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜の従来の搬送装置の幅寄せ機構には、何れにも以下
の問題点があった。 通帳の幅に応じたガイドを設けることにより、通帳
幅のバラツキ量が大きい場合は、斜行や搬送バラツキが
大きくなるという問題点があった。この斜行、搬送バラ
ツキは、印字位置ズレ、斜行印字、また磁気ストライプ
リード/ライト不良、斜行搬送による搬送ジャム等の様
々な障害の原因となる。また、ユーザ(銀行等)により
通帳の幅が異なるため、様々なユーザ毎にガイドを作り
直さなければならないという問題点があった。
〜の従来の搬送装置の幅寄せ機構には、何れにも以下
の問題点があった。 通帳の幅に応じたガイドを設けることにより、通帳
幅のバラツキ量が大きい場合は、斜行や搬送バラツキが
大きくなるという問題点があった。この斜行、搬送バラ
ツキは、印字位置ズレ、斜行印字、また磁気ストライプ
リード/ライト不良、斜行搬送による搬送ジャム等の様
々な障害の原因となる。また、ユーザ(銀行等)により
通帳の幅が異なるため、様々なユーザ毎にガイドを作り
直さなければならないという問題点があった。
【0005】フィードローラがスラスト方向に移動し
ないことから、大きな量の幅寄せは不可能であった。ま
た、スラスト方向に移動しないことから、フィードロー
ラと搬送通帳の間を強引に幅寄せすることになり、スリ
ップ跡がつく、媒体に傷が付く等の問題点があった。 確実に幅寄せは行うことが可能だが、アクチュエータ
を使用することによる処理時間の増加,原価上昇,装置
スペースの増大等の問題点があった。
ないことから、大きな量の幅寄せは不可能であった。ま
た、スラスト方向に移動しないことから、フィードロー
ラと搬送通帳の間を強引に幅寄せすることになり、スリ
ップ跡がつく、媒体に傷が付く等の問題点があった。 確実に幅寄せは行うことが可能だが、アクチュエータ
を使用することによる処理時間の増加,原価上昇,装置
スペースの増大等の問題点があった。
【0006】そこで本発明の課題は、媒体搬送時に搬送
バラツキが無く、大きな幅寄せが可能であり、原価上昇
・装置スペースの増大を防止した媒体搬送装置の幅寄せ
機構を提供することである。
バラツキが無く、大きな幅寄せが可能であり、原価上昇
・装置スペースの増大を防止した媒体搬送装置の幅寄せ
機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、上流側から搬送されてくる媒体の搬送方向
に沿って配置され、該媒体が突き当てられた際の位置決
め基準となる位置決め基準手段と、該位置決め基準手段
に対し前記媒体を幅寄せする第1付勢力を有する媒体幅
寄せ手段と、前記位置決め基準手段に直交配置され、該
位置決め基準手段方向に前後動可能であると共に通常は
該位置決め基準手段の反対方向に前記第1付勢力>第2
付勢力である第2付勢力により付勢され、前記媒体を下
流側に回転駆動する可動フィードローラと、該可動フィ
ードローラの下流側に配置されると共に前記位置決め基
準手段に直交配置され、該位置決め基準手段方向に固定
されると共に前記媒体を下流側に回転駆動する固定フィ
ードローラとを備え、前記搬送された媒体の先端部一端
が前記媒体幅寄せ手段に当接すると該媒体先端部の他端
を前記位置決め基準手段に付勢して突き当てると共に、
前記第1付勢力>第2付勢力により前記可動フィードロ
ーラを該位置決め基準手段方向に移動させ、前記媒体を
位置決め基準手段に沿って搬送するようにしたことを特
徴とする。
に本発明は、上流側から搬送されてくる媒体の搬送方向
に沿って配置され、該媒体が突き当てられた際の位置決
め基準となる位置決め基準手段と、該位置決め基準手段
に対し前記媒体を幅寄せする第1付勢力を有する媒体幅
寄せ手段と、前記位置決め基準手段に直交配置され、該
位置決め基準手段方向に前後動可能であると共に通常は
該位置決め基準手段の反対方向に前記第1付勢力>第2
付勢力である第2付勢力により付勢され、前記媒体を下
流側に回転駆動する可動フィードローラと、該可動フィ
ードローラの下流側に配置されると共に前記位置決め基
準手段に直交配置され、該位置決め基準手段方向に固定
されると共に前記媒体を下流側に回転駆動する固定フィ
ードローラとを備え、前記搬送された媒体の先端部一端
が前記媒体幅寄せ手段に当接すると該媒体先端部の他端
を前記位置決め基準手段に付勢して突き当てると共に、
前記第1付勢力>第2付勢力により前記可動フィードロ
ーラを該位置決め基準手段方向に移動させ、前記媒体を
位置決め基準手段に沿って搬送するようにしたことを特
徴とする。
【0008】このようにすれば、例えば図2〜図5に示
すように、上流側から搬送されてきた媒体(通帳T)は
媒体幅寄せ手段(幅寄せローラ16)の第1付勢力によ
り位置決め基準手段(突き当てガイド14)側に押され
(図3)、同時に第1付勢力>第2付勢力なので、可動
フィードローラの一部をなす第2可動フィードローラ1
2が矢印Y方向に移動して媒体の後部側を順次位置決め
基準手段に押し付ける。更に媒体の搬送が続けられる
と、可動フィードローラの一部をなす第1可動フィード
ローラ11も第1付勢力>第2付勢力により矢印Y方向
に移動して媒体の1側辺(上辺)全体を位置決め基準手
段に押し付け、媒体が完全に幅寄せ(位置決め)される
(図4)。媒体の食い付きが第2可動フィードローラ1
2から離れた後、第1,第2第1,第2可動フィードロ
ーラ11,12は矢印Z方向に移動して、後続の媒体の
到来を待つ状態となる(図5)。
すように、上流側から搬送されてきた媒体(通帳T)は
媒体幅寄せ手段(幅寄せローラ16)の第1付勢力によ
り位置決め基準手段(突き当てガイド14)側に押され
(図3)、同時に第1付勢力>第2付勢力なので、可動
フィードローラの一部をなす第2可動フィードローラ1
2が矢印Y方向に移動して媒体の後部側を順次位置決め
基準手段に押し付ける。更に媒体の搬送が続けられる
と、可動フィードローラの一部をなす第1可動フィード
ローラ11も第1付勢力>第2付勢力により矢印Y方向
に移動して媒体の1側辺(上辺)全体を位置決め基準手
段に押し付け、媒体が完全に幅寄せ(位置決め)される
(図4)。媒体の食い付きが第2可動フィードローラ1
2から離れた後、第1,第2第1,第2可動フィードロ
ーラ11,12は矢印Z方向に移動して、後続の媒体の
到来を待つ状態となる(図5)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の媒体搬送装置の幅
寄せ機構を、図示の実施例に基づいて説明する。図1
(A)は本実施例の側面図、図1(B)は上面図、図1
(C)は反対側側面図を示す。本実施例の媒体搬送装置
の幅寄せ機構HYは、図1(A)〜(C)で説明する幅
寄せ機構部以外の搬送機構の構成は、図1(C)に示す
上部ペーパーガイド1と下部ペーパーガイド2の間を、
固定フィードローラ13と従動ローラ13aで共持した
通帳Tを搬送する構造である。また、図面による説明は
省略するが、通帳Tへの印字機構および磁気ストライプ
リード/ライト機構等も備えた装置である。
寄せ機構を、図示の実施例に基づいて説明する。図1
(A)は本実施例の側面図、図1(B)は上面図、図1
(C)は反対側側面図を示す。本実施例の媒体搬送装置
の幅寄せ機構HYは、図1(A)〜(C)で説明する幅
寄せ機構部以外の搬送機構の構成は、図1(C)に示す
上部ペーパーガイド1と下部ペーパーガイド2の間を、
固定フィードローラ13と従動ローラ13aで共持した
通帳Tを搬送する構造である。また、図面による説明は
省略するが、通帳Tへの印字機構および磁気ストライプ
リード/ライト機構等も備えた装置である。
【0010】次に図1(A)〜(C)を用い、本実施例
の構成を説明する。媒体搬送装置の幅寄せ機構HYは、
上流側の搬送部から搬送されてきた「媒体」である通帳
Tを、第1可動フィードローラ11と第1従動ローラ1
1、可動フィードローラ12と第2従動ローラ12a、
固定フィードローラ13と従動ローラ13aで共持しな
がら搬送していく間に、通帳Tの位置決めの基準となる
「位置決め基準手段」である突き当てガイド14に幅寄
せする機構である。第1,第2可動フィードローラ1
1,12、固定フィードローラ13は夫々シャフト11
b,12b,13bに固定され、第1,第2フレーム2
1,22に装着されたブッシュ23で軸受けされてい
る。このブッシュ23の材料は樹脂の滑り材であり、第
1,第2フレーム21,22にスナップで嵌め込まれて
いる。
の構成を説明する。媒体搬送装置の幅寄せ機構HYは、
上流側の搬送部から搬送されてきた「媒体」である通帳
Tを、第1可動フィードローラ11と第1従動ローラ1
1、可動フィードローラ12と第2従動ローラ12a、
固定フィードローラ13と従動ローラ13aで共持しな
がら搬送していく間に、通帳Tの位置決めの基準となる
「位置決め基準手段」である突き当てガイド14に幅寄
せする機構である。第1,第2可動フィードローラ1
1,12、固定フィードローラ13は夫々シャフト11
b,12b,13bに固定され、第1,第2フレーム2
1,22に装着されたブッシュ23で軸受けされてい
る。このブッシュ23の材料は樹脂の滑り材であり、第
1,第2フレーム21,22にスナップで嵌め込まれて
いる。
【0011】また、第1,第2可動フィードローラ1
1,12は「第2付勢力発生手段」である圧縮スプリン
グ15により、常に第2フレーム22側に押し当てられ
ているが、止め輪24とブッシュ23の隙間Aだけ、ス
ラスト方向に移動することが可能である。固定フィード
ローラ13はシャフト13bに固定され、止め輪24と
ブッシュ23の隙間は僅かであるので、スラスト方向に
は移動しない。更に、第1,第2可動フィードローラ1
1,12、固定フィードローラ13は駆動モータ31に
より、モータギア32,アイドラギア33,ギア34を
介して回転することにより、通帳Tを搬送する。また、
第2可動フィードローラ12と固定フィードローラ13
の間には、圧縮スプリング15の押圧力よりかなり強い
力(第1付勢力、第1付勢力>第2付勢力)で矢印A方
向に付勢された「媒体幅寄せ手段」である幅寄せローラ
16があり、搬送されてきた通帳Tを突き当てガイド1
4へ幅寄せする。
1,12は「第2付勢力発生手段」である圧縮スプリン
グ15により、常に第2フレーム22側に押し当てられ
ているが、止め輪24とブッシュ23の隙間Aだけ、ス
ラスト方向に移動することが可能である。固定フィード
ローラ13はシャフト13bに固定され、止め輪24と
ブッシュ23の隙間は僅かであるので、スラスト方向に
は移動しない。更に、第1,第2可動フィードローラ1
1,12、固定フィードローラ13は駆動モータ31に
より、モータギア32,アイドラギア33,ギア34を
介して回転することにより、通帳Tを搬送する。また、
第2可動フィードローラ12と固定フィードローラ13
の間には、圧縮スプリング15の押圧力よりかなり強い
力(第1付勢力、第1付勢力>第2付勢力)で矢印A方
向に付勢された「媒体幅寄せ手段」である幅寄せローラ
16があり、搬送されてきた通帳Tを突き当てガイド1
4へ幅寄せする。
【0012】次に、図2〜図5に基づいて本実施例の動
作を説明する。図2〜図5は媒体搬送装置の幅寄せ機構
の動作説明図である。図2の左方向から搬送されてきた
通帳Tの先端が幅寄せローラ16に接触するまでは、第
1,第2可動フィードローラ11,12共に圧縮スプリ
ング15により図2の下方向に付勢された状態で通帳T
が搬送されてくる。次段階では、図3に示すように、通
帳Tの先端が幅寄せローラ16より先に搬送されると、
幅寄せローラ16の突き当てガイド14方向へ付勢する
力は、圧縮スプリング15の付勢力より大きく、更に幅
寄せローラ16が回転していて通帳Tとの抵抗も少ない
ために、ジャムや破損等が無くスムーズに、突き当てガ
イド14に幅寄せされる。この時、第2可動フィードロ
ーラ12はギア34と共に、通帳Tの幅寄せ量Bだけ圧
縮スプリング15が縮み矢印Y方向に移動する。
作を説明する。図2〜図5は媒体搬送装置の幅寄せ機構
の動作説明図である。図2の左方向から搬送されてきた
通帳Tの先端が幅寄せローラ16に接触するまでは、第
1,第2可動フィードローラ11,12共に圧縮スプリ
ング15により図2の下方向に付勢された状態で通帳T
が搬送されてくる。次段階では、図3に示すように、通
帳Tの先端が幅寄せローラ16より先に搬送されると、
幅寄せローラ16の突き当てガイド14方向へ付勢する
力は、圧縮スプリング15の付勢力より大きく、更に幅
寄せローラ16が回転していて通帳Tとの抵抗も少ない
ために、ジャムや破損等が無くスムーズに、突き当てガ
イド14に幅寄せされる。この時、第2可動フィードロ
ーラ12はギア34と共に、通帳Tの幅寄せ量Bだけ圧
縮スプリング15が縮み矢印Y方向に移動する。
【0013】図4には前記図3より更に通帳Tが搬送さ
れた状態を示しているが、第1,第2可動フィードシャ
フト11b,12b共に矢印Y方向に通帳Tの幅寄せ量
Cだけ圧縮スプリング15が縮み移動して、完全に突き
当てガイド14に通帳Tが幅寄せされる。ここまでの
間、第1,第2可動フィードローラ11,12は共に通
常ゴムや樹脂(例えば、ポリウレタン(硬度60度前
後))であるために、通帳Tをグリップしたまま、通帳
Tと共に突き当てガイド14の方向に移動するが、第
1,第2従動ローラ11a,12aは硬い樹脂(例えば
ジュラコン)であるために、通帳Tとの間でスリップ
し、通帳Tのみ突き当てガイド14の方向に移動する。
れた状態を示しているが、第1,第2可動フィードシャ
フト11b,12b共に矢印Y方向に通帳Tの幅寄せ量
Cだけ圧縮スプリング15が縮み移動して、完全に突き
当てガイド14に通帳Tが幅寄せされる。ここまでの
間、第1,第2可動フィードローラ11,12は共に通
常ゴムや樹脂(例えば、ポリウレタン(硬度60度前
後))であるために、通帳Tをグリップしたまま、通帳
Tと共に突き当てガイド14の方向に移動するが、第
1,第2従動ローラ11a,12aは硬い樹脂(例えば
ジュラコン)であるために、通帳Tとの間でスリップ
し、通帳Tのみ突き当てガイド14の方向に移動する。
【0014】図5において、通帳Tが固定フィードロー
ラ13に共持され、更に搬送されていくと、第1,第2
可動フィードローラ11,12から通帳Tが離れると共
に、圧縮スプリング15の力により、矢印Z方向に第
1,第2可動フィードローラ11,12は移動する。こ
の状態は、次に搬送されてくる通帳を待ちかまえる待機
状態である。
ラ13に共持され、更に搬送されていくと、第1,第2
可動フィードローラ11,12から通帳Tが離れると共
に、圧縮スプリング15の力により、矢印Z方向に第
1,第2可動フィードローラ11,12は移動する。こ
の状態は、次に搬送されてくる通帳を待ちかまえる待機
状態である。
【0015】なお、本実施例では幅寄せローラ16の構
成にローラを用いて通帳Tを突き当てガイド14に幅寄
せしているが、板バネ等に置き換えることにより、同様
な効果が得られ、更に安価な機構となる。また、前記実
施例では可動フィードローラを2本にした場合を説明し
たが、1本にすることも可能である。但し、この1本の
場合は、媒体の進行方向先端部が下流側の固定フィード
ローラに食い付いた直後に、進行方向終端部が可動フィ
ードローラから離れるように配置する必要がある。媒体
が固定フィードローラに食い付いた後も可動フィードロ
ーラに食い付いていると、終端部側が突き当てガイドに
突き当てられないので幅寄せが不完全になり、また媒体
に捻り方向の力が加わるので媒体を破損する虞があるか
らである。
成にローラを用いて通帳Tを突き当てガイド14に幅寄
せしているが、板バネ等に置き換えることにより、同様
な効果が得られ、更に安価な機構となる。また、前記実
施例では可動フィードローラを2本にした場合を説明し
たが、1本にすることも可能である。但し、この1本の
場合は、媒体の進行方向先端部が下流側の固定フィード
ローラに食い付いた直後に、進行方向終端部が可動フィ
ードローラから離れるように配置する必要がある。媒体
が固定フィードローラに食い付いた後も可動フィードロ
ーラに食い付いていると、終端部側が突き当てガイドに
突き当てられないので幅寄せが不完全になり、また媒体
に捻り方向の力が加わるので媒体を破損する虞があるか
らである。
【0016】更に、幅寄せローラをスラスト方向に固定
した場合を説明したが、スラスト方向に移動可能にして
もよい。このようにすれば、上流側で媒体の大きさを検
出し、この検出値に応じて幅寄せローラを前後動させれ
ば、大小の媒体に対しても本発明を適用することが可能
となる。更にまた、前記実施例では机組み込み式印字装
置の場合を説明したが、本発明をATM(現金自動預け
払い機)にも適用可能であるのは勿論である。
した場合を説明したが、スラスト方向に移動可能にして
もよい。このようにすれば、上流側で媒体の大きさを検
出し、この検出値に応じて幅寄せローラを前後動させれ
ば、大小の媒体に対しても本発明を適用することが可能
となる。更にまた、前記実施例では机組み込み式印字装
置の場合を説明したが、本発明をATM(現金自動預け
払い機)にも適用可能であるのは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を発揮することができる。搬送する通帳の幅に
バラツキ(5mm以上)があったとしても、斜行,突き
当てガイドからの離れ等を修正できる。その理由は、幅
寄せローラの手前の可動フィードローラが、スラスト方
向に移動可能であるため、幅寄せ対象の媒体に無理な力
が加わらず、大きな量を確実に幅寄せできるからであ
る。また、従動ローラ,フィードローラ等をアンクラン
プさせる必要もなく、幅寄せローラもアクチュエータを
使用して幅寄せするわけではなく、搬送媒体が通常の搬
送の中で幅寄せ可能であることから、処理時間に有利で
あり、原価的にも安価で、信頼性も高い機構とすること
ができる。
下の効果を発揮することができる。搬送する通帳の幅に
バラツキ(5mm以上)があったとしても、斜行,突き
当てガイドからの離れ等を修正できる。その理由は、幅
寄せローラの手前の可動フィードローラが、スラスト方
向に移動可能であるため、幅寄せ対象の媒体に無理な力
が加わらず、大きな量を確実に幅寄せできるからであ
る。また、従動ローラ,フィードローラ等をアンクラン
プさせる必要もなく、幅寄せローラもアクチュエータを
使用して幅寄せするわけではなく、搬送媒体が通常の搬
送の中で幅寄せ可能であることから、処理時間に有利で
あり、原価的にも安価で、信頼性も高い機構とすること
ができる。
【図1】本発明の実施例の構成を示す図であって、
(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は反対側側面
図である。
(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は反対側側面
図である。
【図2】同実施例における動作を示す図であって、搬送
されてきた通帳の先端が幅寄せローラに突き当たった状
態を示す図である。
されてきた通帳の先端が幅寄せローラに突き当たった状
態を示す図である。
【図3】図2の状態から更に通帳が搬送され、幅寄せロ
ーラの付勢力により通帳の進行方向先端側側面が突き当
てガイドに突き当てられる図である。
ーラの付勢力により通帳の進行方向先端側側面が突き当
てガイドに突き当てられる図である。
【図4】図3の状態から更に通帳が搬送され、幅寄せロ
ーラの付勢力により通帳の進行側面全体が突き当てガイ
ドに突き当てられる図である。
ーラの付勢力により通帳の進行側面全体が突き当てガイ
ドに突き当てられる図である。
【図5】図4の状態から更に通帳が搬送され、幅寄せロ
ーラの付勢力により通帳の進行側面全体が突き当てガイ
ドに突き当てられた状態で、次の通帳の搬送を待ち受け
る図である。
ーラの付勢力により通帳の進行側面全体が突き当てガイ
ドに突き当てられた状態で、次の通帳の搬送を待ち受け
る図である。
T 通帳
11,12 可動フィードローラ
13 固定フィードローラ
14 突き当てガイド
15 圧縮スプリング
16 幅寄せローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65H 9/10
B65H 5/06
B65H 9/00
G07D 9/00 416
G07D 9/00 436
Claims (6)
- 【請求項1】 上流側から搬送されてくる媒体の搬送方
向に沿って配置され、該媒体が突き当てられた際の位置
決め基準となる位置決め基準手段と、 該位置決め基準手段に対し前記媒体を幅寄せする第1付
勢力を有する媒体幅寄せ手段と、 前記位置決め基準手段に直交配置され、該位置決め基準
手段方向に前後動可能であると共に通常は該位置決め基
準手段の反対方向に前記第1付勢力>第2付勢力である
第2付勢力により付勢され、前記媒体を下流側に回転駆
動する可動フィードローラと、 該可動フィードローラの下流側に配置されると共に前記
位置決め基準手段に直交配置され、該位置決め基準手段
方向に固定されると共に前記媒体を下流側に回転駆動す
る固定フィードローラとを備え、 前記搬送された媒体の先端部一端が前記媒体幅寄せ手段
に当接すると該媒体先端部の他端を前記位置決め基準手
段に付勢して突き当てると共に、前記第1付勢力>第2
付勢力により前記可動フィードローラを該位置決め基準
手段方向に移動させ、前記媒体を位置決め基準手段に沿
って搬送するようにしたことを特徴とする媒体搬送装置
の幅寄せ機構。 - 【請求項2】 前記可動フィードローラは、媒体の搬送
方向上流側に配置した第1可動フィードローラと、該第
1可動フィードローラと前記固定フィードローラとの間
に配置した第2可動フィードローラからなることを特徴
とする請求項1記載の媒体搬送装置の幅寄せ機構。 - 【請求項3】 前記媒体幅寄せ手段は、通帳の側面に当
接するローラと、該ローラを前記位置決め基準手段方向
に付勢するばねを備えてなることを特徴とする請求項1
または請求項2記載の媒体搬送装置の幅寄せ機構。 - 【請求項4】 前記媒体幅寄せ手段は、通帳の側面に当
接する板ばねを備えてなることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の媒体搬送装置の幅寄せ機構。 - 【請求項5】 前記第2付勢力を発生する手段は、圧縮
ばねであることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の媒体搬送装置の幅寄せ機構。 - 【請求項6】 前記可動フィードローラの材質は、ポリ
ウレタン樹脂からなることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の媒体搬送装置の幅寄せ機構。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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