JP2007186315A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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JP2007186315A
JP2007186315A JP2006007306A JP2006007306A JP2007186315A JP 2007186315 A JP2007186315 A JP 2007186315A JP 2006007306 A JP2006007306 A JP 2006007306A JP 2006007306 A JP2006007306 A JP 2006007306A JP 2007186315 A JP2007186315 A JP 2007186315A
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Manabu Murazaki
学 村崎
Tsutomu Kurihara
務 栗原
Tomonori Nakajima
智紀 中島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

【課題】回転駆動される駆動ローラと押圧力を与える従動ローラとを対向配置させ、その間に媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置で、媒体を往復搬送すると、媒体が搬送の基準ガイドから離れてしまい位置がずれるという問題があった。
【解決手段】搬送の基準ガイドに対して、反対側の従動ローラの軸受部に、往復搬送に対して同一条件の遊びを設ける。これにより、媒体の往復搬送に対して、媒体は基準ガイドに沿った状態で搬送される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙葉類を搬送処理する媒体搬送装置に係わり、特に媒体を整列して搬送するものに関する。
従来、銀行等金融機関の窓口業務においては、通帳伝票プリンタにより通帳,証書および伝票に印字、または磁気ストライプのリード・ライト等所定の処理をしている。また、ATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)にも通帳に印字、または磁気ストライプのリード・ライト等所定の処理を行うユニットを備えている。
これら通帳,証書および伝票等(以下媒体と称す)に印字や磁気ストライプのリード・ライト等の処理する装置は、印字の文字列を、媒体に予め印刷されたフォーマットに対して決められた位置に印字する必要がある。通常、左右方向に移動する印字ヘッドを用いて、媒体を前後に搬送させて印字処理する装置が多い。そのため、印字の左右方向および磁気ストライプのリード・ライト等の位置は、媒体の搬送基準となるガイドを右、または左に設け、その搬送基準ガイドに沿わせて媒体を搬送させることにより位置を設定している。また、前後(搬送方向)の位置においては、媒体先端や後端をセンサで検出し搬送量を制御することにより位置を設定している。
さて、この搬送基準ガイドに沿わせて媒体を搬送させるには、搬送ローラの精度や、各種構成部品の精度を上げて製造することは当然のことであるが、必要な処理を行うために往復搬送などを行っていると、各種構成部品の精度の誤差等により、搬送基準ガイドに対して媒体が離れてしまい、予め印刷されたフォーマットや磁気ストライプに対して位置がずれてしまうことがある。(例えば、特許文献1及び2参照。)
しかしながら、特開平9−40231のような媒体整列機構は、アクチュエータやセンサなどを必要とし、さらに専用の機構を設けることにより実現しているものである。したがって、これら機構を具備するためのスペースや制御のための回路を必要とし、装置の小型化や省エネ化には向かない。また、特開平5−169743では、往復搬送などを行っていると往復搬送に対応していない為、反対方向に搬送すると基準ガイドから離れてしまう。
特開平9−40231号公報 特開平5−169743号公報
しかしながら、前記従来の媒体搬送装置においては、アクチュエータやセンサなどを具備した専用の機構、これら機構を設けるスペース、制御のための回路が必要であり、装置の小型化や省エネ化または媒体の往復搬送に対応できないという問題があった。
上記問題を解決するため本発明の媒体搬送装置は、回転駆動される駆動ローラと押圧力を与える従動ローラとを対向配置させ、その間に媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置で、媒体を基準に沿わせて搬送するための基準ガイドと、媒体搬送方向に回転可能に支持された駆動ローラと、前記駆動ローラに対向配置され押圧力を与える従動ローラと、前記各ローラの両端を回転可能に支持する軸受け部と、を有し、前記基準ガイドと反対側の前記少なくとも一方のローラの前記軸受け部に媒体の搬送方向と平行な方向に所定の遊びを設けたことを特徴とする。
本発明の媒体搬送装置によれば、アクチュエータやセンサなどを具備した専用の機構、これら機構を設けるスペースおよび制御のための回路を設けることなく、基準ガイドの反対側のプレスローラの軸受部に往復搬送に対して同一条件の遊びを設けるだけで、媒体の往復搬送に対して、媒体は基準ガイドに沿った状態で搬送される。したがって、印字位置がずれる、または通帳への磁気データがずれて書き込まれることがなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、通帳伝票プリンタを例にとり、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の通帳伝票プリンタを側面から見た説明図である。通帳伝票プリンタ1は、媒体挿入部2、磁気ストライプリード・ライトユニット3、印字部4などから構成され、各部へ媒体を搬送するためのローラが媒体搬送路上20に並んでいる。
ローラは、図示せぬモータより駆動されて回転するフィードローラ5と、そのフィードローラ5と対向して媒体をクランプするプレッシャローラ6とからなり、プレッシャローラ6は、ローラブラケット7の下にあるスプリング8により対向するフィードローラ5に押圧を与えているが、自ら駆動せず、従動するローラとなっている。
図2は、本発明の実施の形態の通帳伝票プリンタ1を上面から見た説明図であり、媒体を上下(矢印A51)に搬送する方向に図示している。磁気ストライプリード・ライトユニット3、印字部4の印字ヘッド9が図の位置にあり、印字ヘッド9は、左右方向に移動しながら印字する。また、媒体搬送の基準となる基準ガイド10は本発明の実施の形態においては右側とする。
フィードローラ5は、媒体搬送方向と直角方向に左右通しの軸構造となっており、モータから軸に駆動されて回転する。また軸5aは、左右のフレーム11a,11bの軸受部に勘合している。
図3はプレッシャローラ部の左側面図、図4は上面図、図5は右側面図である。プレッシャローラ部は、ローラひとつひとつが独立した軸6a構造になっており、搬送ガイド12上を上下に摺動するローラブラッケット7の軸受部7a,7bに勘合している。
プレッシャローラ6の軸6aの左側の軸受部7a(本発明の実施の形態においては、基準ガイド10は右側)には、媒体の搬送方向に対して平行の方向に、往復搬送に対して所定の遊び21が前後に設けてある。例えば、図3および図4に示すように、左右の軸受の位置の距離をDmmとし、遊びの量を前後αmmとした場合、遊びの分、軸を一方に寄せると上方から見た場合、数1および数2から約β度プレッシャローラが傾く。なお、軸が傾く程度、右側の軸受部7bにも必要最低限の遊びはあるものとする。遊びは前後にαmmと設定しているので、プレッシャローラ6は、時計回りに約β度、反時計回りに約β度回動可能である。
Figure 2007186315
Figure 2007186315
次に上記構成の動作について説明する。
媒体21を媒体挿入部2より基準ガイド10に突き当てて挿入する。図示せぬセンサが媒体の挿入を検出すると、図示せぬ駆動源によりローラが用紙をクランプし、図示せぬモータが駆動されることによりフィードローラ5が回転し、媒体21が吸入搬送される。図2においてフィードローラ5とプレッシャローラ6を上から見た説明図である。フィードローラ5は媒体を基準ガイド10と平行の矢印A51の方向に媒体を搬送しようとする。
また、媒体をクランプしているプレッシャローラ6は、媒体が進行することにより従動回転する。すなわち、媒体とプレッシャローラ6との間にはスプリングによる押圧で摩擦力が発生し従動回転するが、それとともに、摩擦力の中心がプレッシャローラのほぼ中心となるため、遊び21のある軸受7a側が、軸が突き当たるまで時計回りに回動し、プレッシャローラは図6のよう傾いて回転することになる。
吸入時の説明について図7を用いて説明する。
プレッシャローラ6は媒体に対して回転方向に搬送しようとするため、方向としては矢印B54の方向に搬送しようとする。 ここで仮にフィードローラ5とプレッシャローラ6の媒体対する摩擦係数が同等であるなら、二つのローラの搬送方向のほぼ中間の搬送方向、すなわち、矢印C53の方向に媒体を搬送しようとすることになる。プレッシャローラがβ度傾いたとすると約半分のγ度右に媒体を搬送しようとし、基準ガイド10に媒体を寄せることになる。
仮に媒体右端が基準ガイド10から離れていた場合、矢印C53の方向に媒体は進行するため、基準ガイド10側に寄っていく。
その後、印字位置で媒体21を停止させ、印字ヘッド9を左右に移動しながら印字を行うが、媒体は基準ガイド10に突き当たった状態を保持して印字することになる。
続いて、排出時の説明について、図8を用いて説明する。
前記モータを逆転させ、媒体21を媒体挿入部2に排出させる場合、プレッシャローラの軸6aは先ほどとは逆に反時計回りに傾き、矢印D55の方向に媒体を搬送しようとするので、右側基準ガイド10に沿って搬送するは同様である。
磁気ストライプを有する媒体の場合、排出の前に磁気ストライプリード・ライトユニット3で媒体の磁気ストライプに磁気データを書き込む処理をすることがあるが、同様に媒体は基準ガイド10に突き当たった状態でデータを書き込みすることができる。
なお、本発明の実施の形態の説明では、基準ガイド10の反対側のプレッシャローラ6の軸受部7aの前後に遊び21を設けたが、前後の一方、たとえば、後ろ側のみに遊びを設ければ、吸入方向の搬送では、基準面ガイドに寄せる方向に搬送でき、排出方向では、一般の搬送と同様基準面と平行に搬送させることができる。
また、本発明の実施の形態では基準ガイド10と反対側の軸受け部7aに媒体の搬送方向と平行な方向に所定の遊びを設けることで説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施の形態を修正または変形したものに適用可能である。
さらに、本発明の実施の形態では、通帳伝票プリンタを例に説明したが、媒体を走行方向に対して側面に沿わせて搬送させ、左右方向の位置を決めて処理する媒体搬送装置であれば、同様に適用することができることは言うまでもない。
本発明の実施の形態の通帳伝票プリンタを側面から見た説明図である。 本発明の実施の形態の通帳伝票プリンタを上面から見た説明図である。 プレッシャローラ部の左側面図である。 プレッシャローラ部の上面図である。 プレッシャローラ部の右側面図である。 プレッシャローラの動作説明図である。 プレッシャローラの動作説明図(吸入時)である。 プレッシャローラの動作説明図(排出時)である。
符号の説明
5 フィードローラ
5a フィードローラシャフト
6 プレッシャローラ
6a プレッシャローラシャフト
7 ローラブラケット
7a,7b 軸受け部
8 スプリング
21 遊び

Claims (3)

  1. 回転駆動される駆動ローラと押圧力を与える従動ローラとを対向配置させ、その間に媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置において、
    媒体を基準に沿わせて搬送するための基準ガイドと、媒体搬送方向に回転可能に支持された駆動ローラと、前記駆動ローラに対向配置され押圧力を与える従動ローラと、前記各ローラの軸の両端を回転可能に支持する軸受け部と、を有し、前記基準ガイドと反対側の前記少なくとも一方のローラの前記軸受け部に媒体の搬送方向と平行な方向に所定の遊びを設けたことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1の媒体搬送装置において、
    前記少なくとも一方のローラの前記軸受け部は前記従動ローラの軸受け部であることを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1の媒体搬送装置において、
    前記所定の遊びは媒体の往復搬送に対して同一条件の遊びを設けることを特徴とする媒体搬送装置。
JP2006007306A 2006-01-16 2006-01-16 媒体搬送装置 Pending JP2007186315A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009294941A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nidec Sankyo Corp 情報媒体処理装置
JP2010254448A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体搬送装置
JP2015096447A (ja) * 2013-10-09 2015-05-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

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