JP2008001495A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Tsutomu Kurihara
務 栗原
Tomonori Takai
智則 高井
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Abstract

【課題】搬送不良の発生しない媒体搬送装置を提供する。
【解決手段】通帳2の搬送方向と直交する方向に設けられた駆動軸20に軸支されたフィードローラ21と、フィードローラ21に圧接したプレッシャローラ23、24とにより通帳2を挟持して搬送する媒体搬送装置において、フィードローラ21を1本の駆動軸20において複数配設し、プレッシャローラ23、24をフィードローラ21の中心位置から通帳搬送方向の前後方向にずらしてフィードローラ21と圧接する位置に配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィードローラと、該フィードローラに圧接したプレッシャローラとにより媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置に関する。
従来、金融機関等に設置されている通帳記帳機においては、通帳が挿入される挿入口であると共に、装置外部へと排出される通帳の排出口となる挿入排出口が形成されており、該挿入排出口から装置後方に向かって、通帳が搬送される搬送路が形成されている。
搬送路には複数のフィードローラが取り付けられた駆動軸が複数配設されていると共に、前記フィードローラに押圧された状態でプレッシャローラが同軸上に複数配設されている。そしてフィードローラとプレッシャローラとにより通帳を上下より挟持し、駆動軸を回転させることにより通帳を搬送路に沿って移動させている。
このような通帳記帳機においては、印字が行われる頁が開かれた状態の通帳が装置内に挿入され、フィードローラとプレッシャローラとで通帳を搬送する時、通帳は押圧力に抗して同軸上に配設されたプレッシャローラを同時に押し下げてフィードローラとプレッシャローラの間に入り込んでいく。
このように従来、給送路に沿って媒体を給送するフィードローラを複数対備え、装置内部に挿入された媒体をフィードローラにより挟持して給送し、所定の処理を行い、装置外部へと排出する媒体処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−159193号公報
上記従来の通帳記帳機においては、厚みが厚く、段差部となっている通帳のセンターホールドがフィードローラに対してプレッシャローラが圧接している箇所に到達し、フィードローラとプレッシャローラとの間に入り込む時、同軸上に複数のプレッシャローラが取り付けられているので、センターホールドは複数のプレッシャローラから同時に受ける負荷に抗してプレッシャローラを押し下げて進む必要がある。この時、プレッシャローラからの負荷が大きい場合には、通帳が複数のプレッシャローラを同時に押し下げることができず、フィードローラとプレッシャローラとの間に入り込むことができない場合があった。そしてそのような場合にはそこで通帳の搬送が停止し、搬送不良となってしまうという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、媒体の搬送方向と直交する方向に設けられた軸に軸支された第1ローラと、該第1ローラに圧接した第2ローラとにより媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置において、前記第1ローラを1本の軸において複数配設し、前記第2ローラを前記第1ローラの中心位置から媒体搬送方向の前後方向にずらして前記第1ローラと圧接する位置に配設したものである。
本発明によれば、第1ローラに圧接する第2ローラが、第1ローラの中心位置から媒体搬送方向の前後方向にずらして配置されているので、媒体に形成された、厚みの厚い段差部が第1ローラと第2ローラとの間へ突入する時に、段差部が押し下げる第2ローラの数は1個のみとなる。従って、媒体は第2ローラから大きな負荷を受けることない。その結果、媒体の段差部は確実に第1ローラと第2ローラとの間に入り込むことができる。また媒体に対しては同軸上の複数個の第1ローラから十分な搬送力が付与される。これにより、搬送不良を発生させることなく、確実に媒体の搬送動作を行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
図1は実施例1のフィードローラとプレッシャローラの関係を示す説明図、図2は実施例1の通帳記帳機の構成を示す説明図、図3は実施例1のフィードローラを示す平面図、図4は実施例1のプレッシャローラを示す平面図である。
始めに通帳記帳機の構成について説明する。
図2において、媒体搬送装置である通帳記帳機1には、媒体である通帳2が挿入される挿入口であると共に、装置外部へと排出される通帳2の排出口となる挿入排出口3が形成されており、該挿入排出口3から装置後方に向かって、通帳2が搬送される搬送路4が形成されている。なお、搬送路4には通帳2を上下より挟持し、回転することにより通帳2を搬送路4に沿って移動させる、第1ローラであるフィードローラと第2ローラであるプレッシャローラとから構成される搬送ローラ対8が複数設けられている。
そしてこの搬送路4に沿って、通帳2を検知する第1の通帳検知センサ18と、通帳2に形成された磁気情報部である磁気ストライプに接触しながら通帳2の搬送方向と直交する方向に移動し、磁気ストライプから磁気化情報の読み取りを行う、あるいは磁気ストライプへの磁気化情報の書き込みを行う磁気ヘッド9と、通帳2を検知する第2の通帳検知センサ19と、通帳2に付与されているページコード行や印字済み行を光学的に読み取る頁・行検出部14と、印字ヘッド10とプラテン11と図示せぬインクリボンを備え、印字ヘッド10が印字桁方向へのスペーシング動作を行いながら通帳2への印字処理を行う印字部5と、該印字部5よりも装置後方であって、図示せぬ頁捲りローラを備え、通帳2の頁捲りを行う図示せぬ改頁部が配置されている。また、通帳記帳機1には後述する制御部が設けられている。
次に搬送ローラ対8の構成について説明する。搬送ローラ対8は、図3に示すように通帳2の搬送方向と直交する方向に設けられた駆動軸20に取り付けられたフィードローラ21、22と、該フィードローラ21、22に圧接した状態で配設された図4に示すプレッシャローラ23、24とから構成されている。
プレッシャローラ23は軸25に取り付けられており、プレッシャローラ24は軸26に取り付けられている。該軸25、及び軸26の両端部はそれぞれ板バネ27の支持部27a、及び板バネ28の支持部28aに支持されている。また板バネ27、及び板バネ28の、前記支持部27a、28aが設けられている側と反対側端部27b、28bは、通帳記帳機1の図示せぬフレームに固着されているビーム29にネジ30、31、32、33より固定されている。なお、板バネ27、板バネ28は一定量撓んだ状態でビーム29に支持されており、これにより、プレッシャローラ23、及びプレッシャローラ24はフィードローラ21、及びフィードローラ22に対して所定の圧力で押圧されている。
また、同一のビーム29に取り付けられている板バネ27と、板バネ28の長さは異なっており、板バネ27、及び板バネ28の長さは、プレッシャローラ23、24が取り付けられている軸25、26の中心がフィードローラ21、22が取り付けられている駆動軸20の中心線34からそれぞれ通帳搬送方向の前後方向に、所定距離L、及び所定距離Mだけ離れて配置される長さに設定されている。これにより、図1に示すように、プレッシャローラ23、24はフィードローラ21、22が取り付けられている駆動軸20の中心線34から通帳2の搬送方向の前後方向にそれぞれ所定距離L、および所定距離Mだけずらした位置に配置される。
次に上記構成の通帳記帳機1の制御系について説明する。図5は実施例1の通帳記帳機の制御系を示すブロック図である。
図5において、通帳記帳機1全体を制御する制御部13には第1のモータ駆動回路部41と、第2のモータ駆動回路部42と、第3のモータ駆動回路部43と、第4のモータ駆動回路部44と、第1の通帳検知センサ18と、第2の通帳検知センサ19と、頁・行検出部14と、磁気ヘッド9と、印字ヘッド10が接続されている。
第1のモータ駆動回路部41は、駆動軸20を駆動する第1のモータ45と接続されており、フィードローラ対21、22の回転を制御する。第2のモータ駆動回路部42は、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を駆動する第2のモータ46と接続されており、磁気ヘッド9の移動を制御する。第3のモータ駆動回路部43は、印字ヘッド10が搭載された図示せぬキャリッジを駆動する第3のモータ47と接続されており、印字ヘッド10の移動を制御する。第4のモータ駆動回路部44は、図示せぬ頁捲りローラを駆動する第4のモータ48と接続されており、頁捲りローラの回転を制御する。
第1の通帳検知センサ18と、第2の通帳検知センサ19は発光素子であるLEDと、受光素子である受光センサと、LEDに接続された図示せぬ発光回路と、受光センサに接続された図示せぬ受光回路とから構成され、受光回路は受光センサから受光量に応じた値をアナログ値で受信し、該アナログ値をデジタル値に変換して制御部13に対して送信する。そしてこれにより制御部13は通帳2の検出を行っている。
頁・行検出部14は光学的に読み取ったページコード行や印字済み行を制御部13に送信する。磁気ヘッド9は磁気ストライプから読み取った磁気化情報を制御部13に送信し、また制御部13から磁気化情報を受信し、該磁気化情報に、更に記憶させる情報を加えて磁気ストライプへ書き込む。印字ヘッド10は制御部13から取引情報を受信し、該取引情報を通帳2に印字する。
次に上記構成における通帳記帳機1の動作について説明する。図6、図7は実施例1の通帳搬送時のフィードローラとプレッシャローラを示す説明図である。なお、本実施例においては、1頁目が開かれた状態の通帳2が通帳記帳機1内部に挿入されることとし、従って、所定の箇所であるセンターホールド2bを段差として、通帳2の搬送方向後端部2cは残りの頁により厚みが厚くなっているものとする。
図2において、挿入排出口3より開かれた状態の通帳2が挿入され、第1の通帳検知センサ18のLEDからの光が遮断されることにより、受光回路から制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が挿入されたことを認識し、プレッシャローラ23、24をフィードローラ21、22に圧接させて、フィードローラ21とプレッシャローラ23、及びフィードローラ22とプレッシャローラ24とにより通帳2の搬送方向先端部2aを挟持する。次に図5に示す制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45を正方向に所定パルス分駆動し、フィードローラ21、22を正方向に回転させて、通帳2を搬送する。
すると、通帳2の搬送方向先端部2aが第2の通帳検知センサ19に到達し、第2の通帳検知センサ19のLEDからの光が遮断され、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が基準地点まで到達したことを認識し、図示せぬカウンタのカウント値を「0」とし、第1のモータ45に与えられるステップ数のカウントを開始する。
通帳2の搬送動作の開始により、通帳2のセンターホールド2bがフィードローラ21に対してプレッシャローラ23が圧接している箇所、及びフィードローラ22に対してプレッシャローラ24が圧接している箇所に到達する。ここで、通帳2のセンターホールド2bは始めに図6に示すようにフィードローラ22に対してプレッシャローラ24が圧接している箇所を、プレッシャローラ24の押圧力に抗して該プレッシャローラ24を押し下げながら入り込む。続いて通帳2のセンターホールド2bは図7に示すようにフィードローラ21に対してプレッシャローラ23が圧接している箇所に到達し、プレッシャローラ23の押圧力に抗してプレッシャローラ23を押し下げながら入り込む。
このように通帳2のセンターホールド2bはタイミングをずらしてフィードローラ22とプレッシャローラ24との間、及びフィードローラ21とプレッシャローラ23との間に入り込み、プレッシャローラ24、及びプレッシャローラ23を押し下げ始める。従って、通帳2はプレッシャローラ24、及びプレッシャローラ23から分散して負荷を受けることになる。その結果、通帳2はフィードローラ22とプレッシャローラ24との間、及びフィードローラ21とプレッシャローラ23との間へ、プレッシャローラ23、及びプレッシャローラ24から同時に大きな負荷を受けること無く突入し、且つ同軸上に設けられた複数個のフィードローラ21、22で搬送されることで十分な搬送力が与えられた状態で搬送方向下流側へと搬送される。
このように通帳2の搬送を続け、前記図示せぬカウンタのカウント値が所定値に達すると、制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45の駆動を停止させて、通帳2の搬送を停止する。このとき、通帳2は磁気ストライプが磁気ヘッド9に対向する位置に位置付けられ、これにより磁気ストライプが磁気ヘッド9の読み取り・書き込み位置に対応する位置に到達する。
次に制御部13は第2のモータ駆動回路部42を介して第2のモータ46を駆動し、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を駆動して磁気ヘッド9の移動を制御する。これにより、磁気ヘッド9は情報読み取り方向に移動しながら通帳2の磁気ストライプから磁気化情報を読み取る。なお、読み取った磁気化情報は制御部13へと送信され、制御部13は図示せぬホストコンピュータに磁気化情報を送信する。
次に制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45を正方向に駆動し、フィードローラ21、22を正方向に回転させて通帳2を、頁・行検出部14へと搬送する。頁・行検出部14は通帳2に設けられたページコードを読み取ると共に、印字済み行を検出し、制御部13に送信する。制御部13は受信した情報に基づき、開かれた通帳2のページが処理ページであるか否かの確認を行うと共に、印字済み行に基づき印字開始行までの長さを認識し、印字開始行が印字ヘッド10に対向する位置に位置付けられるまで通帳2を搬送する。更に制御部13は印字ヘッド10に対して、印字データを送信すると共に、印字指示を送信する。またそれと共に制御部13は第3のモータ駆動回路部43を介して第3のモータ47を駆動し、図示せぬキャリッジを駆動して印字ヘッド10の移動を制御する。これにより通帳2を搬送させて通帳2の改行動作を行いながら、印字部5で印字ヘッド10により取引データの通帳2への印字を行う。
なお、印字途中で改頁を行う必要がある場合には、通帳2を改頁部へと搬送し、第4のモータ駆動回路部44を介して第4のモータ48を駆動し、頁捲りローラを回転させて頁捲りを行う。
印字が終了すると、通帳記帳機1外部へと通帳2を排出するために制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45を逆方向に駆動し、フィードローラ21、22を逆方向に回転させて、通帳2を、図示せぬカウンタのカウント値が所定値に達するまで搬送する。
通帳2の搬送動作の開始により、厚みが厚くなっている通帳2の搬送方向先端部2cがフィードローラ21に対してプレッシャローラ23が圧接している箇所、及びフィードローラ22に対してプレッシャローラ24が圧接している箇所に到達する。ここで、通帳2の搬送方向先端部2cは始めにフィードローラ21に対してプレッシャローラ23が圧接している箇所を、プレッシャローラ23の押圧力に抗して該プレッシャローラ23を押し下げながら入り込む。続いて通帳2の搬送方向先端部2cはフィードローラ22に対してプレッシャローラ24が圧接している箇所に到達し、プレッシャローラ24の押圧力に抗してプレッシャローラ24を押し下げながら入り込む。
このように通帳2の搬送方向先端部2cはタイミングをずらしてフィードローラ21とプレッシャローラ23との間、及びフィードローラ22とプレッシャローラ24との間に入り込み、プレッシャローラ23、及びプレッシャローラ24を押し下げ始める。従って、通帳2はプレッシャローラ23、及びプレッシャローラ24から分散して負荷を受けることになる。その結果、通帳2はフィードローラ21とプレッシャローラ23との間、及びフィードローラ22とプレッシャローラ24との間へ、プレッシャローラ23、及びプレッシャローラ24から同時に大きな負荷を受けること無く突入し、且つ同軸上に設けられた複数個のフィードローラ21、22で搬送されることで十分な搬送力が与えられた状態で搬送方向下流側へと搬送される。
そして通帳2が、該通帳2の磁気ストライプが磁気ヘッド9に対向する位置に位置付けられると、磁気ヘッド9は情報書き込み方向に移動しながら通帳2の磁気ストライプに対して、制御部13から受信した磁気化情報を書き込む。
次に制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45を逆方向に駆動し、フィードローラ21、22を逆方向に回転させて通帳2を、挿入排出口3へと搬送し、通帳記帳機1外部へと排出する。
なお、顧客、あるいはオペレータにより通帳2が取り出されると、第1の検知センサ18の、通帳2により遮断されていたLEDからの光を、受光センサが受光することにより、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が抜き取られたことを認識し、待機状態へと移行する。
以上本実施例1においては、同軸上に配置されたフィードローラ21、22に圧接するプレッシャローラ23、24を、フィードローラ21、22の中心位置から通帳搬送方向の前後方向にずらして配置しているので、厚みが厚く、段差部となっている通帳2のセンターホールド2b、あるいは厚みが厚くなっている通帳搬送方向先端部がフィードローラ21とプレッシャローラ23との間、及びフィードローラ22とプレッシャローラ24との間へ突入する時に、センターホールド2b、あるいは通帳搬送方向先端部が押し下げるプレッシャローラの数は1個のみとなる。従って、通帳2はプレッシャローラから大きな負荷を受けることがない。その結果、センターホールド2bあるいは、厚みが厚くなっている通帳搬送方向先端部は確実にフィードローラ21とプレッシャローラ23との間、及びフィードローラ22とプレッシャローラ24との間に入り込むことができる。また通帳2に対しては同軸上の複数個のフィードローラ21、22から十分な搬送力が付与される。これにより、搬送不良を発生させることなく、確実に通帳2の搬送動作を行うことができる。
なお、本実施例1の通帳記帳機1においては、最終ページを開いた状態の通帳2の搬送負荷の低減、及び閉じた状態の通帳2の搬送負荷の低減においても同様の効果を奏することができる。
次に本発明の実施例2について説明する。図8は実施例2の通帳記帳機の構成を示す説明図、図9は実施例2のフィードローラを示す平面図である。
図8において、本実施例2の通帳記帳機51においては、1本の駆動軸54に取り付けられているフィードローラ52(52a、52b、52c、52d、52e、52f、52g、52h)の数を1個とし、通帳2のセンターホールド2bが複数個のフィードローラとプレッシャローラとの間に同時に入り込み、挟持されることがない構成となっている。なお、フィードローラ52の幅方向の長さは実施例1のフィードローラ21、22と略同じとなっている。
また、プレッシャローラ53(53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h)は軸55に取り付けられていると共に、それぞれのプレッシャローラ53には図示せぬ板バネから付勢力が与えられてフィードローラ52に対して所定の圧力で押圧されている。
また、通帳搬送方向に隣り合う駆動軸54の間隔、及び軸55の間隔が実施例1と比べて狭くなっており、これにより通帳搬送方向に隣り合う1対のフィードローラ52とプレッシャローラ53の間隔が実施例1と比べて狭くなっている。
次に上記構成における通帳記帳機51の動作について説明する。なお、本実施例においても、1頁目が開かれた状態の通帳2が通帳記帳機51内部に挿入されることとし、従って、センターホールド2bを段差として、通帳2の搬送方向後端部2cは残りの頁により厚みが厚くなっているものとする。
図8において、挿入排出口3より開かれた状態の通帳2が挿入され、第1の通帳検知センサ18のLEDからの光が遮断されることにより、受光回路から制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が挿入されたことを認識し、プレッシャローラ55をフィードローラ54に圧接させて、フィードローラ54とプレッシャローラ55とにより通帳2の搬送方向先端部2aを挟持する。次に図5に示す制御部13は第1のモータ駆動回路部41を介して第1のモータ45を正方向に所定パルス分駆動し、フィードローラ54を正方向に回転させて、通帳2を搬送する。
通帳2の搬送動作の開始により、通帳2のセンターホールド2bがフィードローラ52aに対してプレッシャローラ53aが圧接している箇所に到達する。ここで、通帳2のセンターホールド2bはプレッシャローラ53aからの押圧力に抗して該プレッシャローラ53aを押し下げながら入り込む。またこの時、既に通帳2の搬送方向先端部2aは、フィードローラ52a、プレッシャローラ53aよりも更に通帳搬送方向下流側に配設されているフィードローラ52bとプレッシャローラ53bとに挟持される地点、フィードローラ52cとプレッシャローラ53cとに挟持される地点、更にフィードローラ52dとプレッシャローラ53dとに挟持される地点に到達しており、該フィードローラ52bとプレッシャローラ53b、フィードローラ52cとプレッシャローラ53c、フィードローラ52dとプレッシャローラ53dに引っ張られる状態となっている。すなわち、通帳2のセンターホールド2bが1対のフィードローラ52とプレッシャローラ53との間に入り込む時に、既に通帳2の搬送方向先端部2aは、更に通帳搬送方向下流側に配設されている他のフィードローラ52とプレッシャローラ53とにより挟持され、他のフィードローラ52からも通帳2に対して搬送力が与えられている。
このように通帳2にはフィードローラ52aに加えてフィードローラ52b、52c、52dからもまた搬送力が与えられることになる。その結果、厚みが厚く、段差部となっている通帳2のセンターホールド2bはフィードローラ52aとプレッシャローラ53aとの間へ突入する時、プレッシャローラが1個のみなので、プレッシャローラ53aから大きな負荷を受けることなく、且つ複数個のフィードローラ52a、52b、52c、52dから十分な搬送力が付与されるので、同軸上のフィードローラの数を1個にしても搬送力の減少が防止された状態で搬送される。
通帳2への所定の処理が終了し、通帳記帳機1外部へと排出するために挿入排出口3へと通帳2の搬送動作を開始すると、厚みが厚くなっている通帳2の搬送方向先端部2cがフィードローラ52に対してプレッシャローラ53が圧接している第1の箇所に到達する。ここで、通帳2の搬送方向先端部2cはプレッシャローラ53からの押圧力に抗して該プレッシャローラ53を押し下げながら入り込む。またこの時、通帳2の搬送方向後端部2aはまだ、前記第1の箇所よりも更に通帳搬送方向上流側に配設されたフィードローラ52とプレッシャローラ53とに挟持されており、該フィードローラ52から通帳2に対して搬送方向へと押す方向の搬送力が与えられる。
このように通帳2には複数のフィードローラ52から搬送力が与えられることになる。その結果、厚みが厚くなっている通帳2の搬送方向先端部2cはフィードローラ52とプレッシャローラ53との間へ突入する時、プレッシャローラ53が1個のみなので、プレッシャローラ53から大きな負荷を受けることなく、且つ複数個のフィードローラ52から十分な搬送力が付与されるので、同軸上のフィードローラ52の数を1個にしても搬送力の減少が防止された状態で、搬送される。
また図9に示すように、フィードローラ52とプレッシャローラ53とで構成される1対のローラ対は、隣接するフィードローラ52とプレッシャローラ53とで構成される1対のローラ対と通帳2の幅方向に位置をずらして配設されている。これにより通帳2が搬送途中で回転してしまう、すなわちスキューしてしまうことを防止することができる。
なお、上記以外の構成、及び動作は上記実施例1と同様であるので説明は省略する。
以上本実施例2においては、通帳2のセンターホールド2bが、1対のフィードローラ52とプレッシャローラ53との間に入り込む時に、該フィードローラ52とプレッシャローラ53以外の他のフィードローラ52とプレッシャローラ53も共に通帳2を挟持し、他のフィードローラ52からも通帳2に対して搬送力を与える位置に、各フィードローラ52とプレッシャローラ53を配置しているので、厚みが厚く、段差部となっている通帳2のセンターホールド2bがフィードローラ52とプレッシャローラ53との間へ突入する時に、センターホールド2bが押し下げるプレッシャローラ53の数は1個のみとなる。従って、通帳2はプレッシャローラ53から大きな負荷を受けることがない。その結果、センターホールド2bは確実にフィードローラ52とプレッシャローラ53との間に入り込むことができる。また通帳2に対しては複数個のフィードローラ52から十分な搬送力が付与される。これにより、搬送不良を発生させることなく、確実に通帳2の搬送動作を行うことができる。
なお、上記実施例1、及び実施例2においては、通帳記帳機で説明したが、カードや厚手の媒体を搬送する媒体搬送装置にも適用可能である。
実施例1のフィードローラとプレッシャローラの関係を示す説明図である。 実施例1の通帳記帳機の構成を示す説明図である。 実施例1のフィードローラを示す平面図である。 実施例1のプレッシャローラを示す平面図である。 実施例1の通帳記帳機の制御系を示すブロック図である。 実施例1の通帳搬送時のフィードローラとプレッシャローラを示す説明図である。 実施例1の通帳搬送時のフィードローラとプレッシャローラを示す説明図である。 実施例2の通帳記帳機の構成を示す説明図である。 実施例2のフィードローラを示す平面図である。
符号の説明
1 通帳記帳機
2 通帳
21 フィードローラ
22 フィードローラ
23 プレッシャローラ
24 プレッシャローラ
51 通帳記帳機
52 フィードローラ
53 プレッシャローラ

Claims (3)

  1. 媒体の搬送方向と直交する方向に設けられた軸に軸支された第1ローラと、該第1ローラに圧接した第2ローラとにより媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置において、
    前記第1ローラを1本の軸において複数配設し、
    前記第2ローラを前記第1ローラの中心位置から媒体搬送方向の前後方向にずらして前記第1ローラと圧接する位置に配設したことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 媒体の搬送方向と直交する方向に設けられた軸に軸支された第1ローラと、該第1ローラに圧接した第2ローラとにより媒体を挟持して搬送する媒体搬送装置において、
    前記第1ローラを1本の軸において1個配設し、1対の第1ローラと第2ローラとにより順次媒体を搬送し、
    媒体の所定の箇所が、1対の第1ローラと第2ローラとの間に入り込む時に、該第1ローラと第2ローラ以外の他の第1ローラと第2ローラも共に前記媒体を挟持し、前記他の第1ローラと第2ローラからも前記媒体に対して搬送力を与える位置に、各第1ローラと第2ローラを配置したことを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 前記第1ローラと前記第2ローラとで構成される1対のローラ対を、隣接する第1ローラと第2ローラとで構成される1対のローラ対と媒体の幅方向に位置をずらして配設した請求項2記載の媒体搬送装置。








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