JP2014131852A - ページ捲り装置 - Google Patents

ページ捲り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014131852A
JP2014131852A JP2013000482A JP2013000482A JP2014131852A JP 2014131852 A JP2014131852 A JP 2014131852A JP 2013000482 A JP2013000482 A JP 2013000482A JP 2013000482 A JP2013000482 A JP 2013000482A JP 2014131852 A JP2014131852 A JP 2014131852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
page
roller
bankbook
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013000482A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Kojima
春輝 小島
Shinzo Tanabe
真三 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2013000482A priority Critical patent/JP2014131852A/ja
Publication of JP2014131852A publication Critical patent/JP2014131852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】安価で、安定的にページを捲ることができるページ捲り装置を提供する。
【解決手段】冊子を構成する媒体に摩擦力を作用させることによって、媒体を捲る捲り部と、冊子を前記捲り部に搬入したり、前記捲り部から搬出したりする搬送部とを備え、前記捲り部は、媒体を捲る前であって前記搬送部による冊子の搬送中に、捲る対象の媒体に対して摩擦力を作用させることによって、その媒体を隣接する媒体に対して移動させる予捲りを実行する。捲りローラ261は、予捲りを通帳70の搬送中に実行する。通帳70の搬送の停止後、捲りローラ261は、本捲りを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ページを捲る技術に関する。
一般に通帳は、複数ページからなる冊子である。このため、自動取引装置(例えばATM (Automated Teller Machine))内において通帳に印字する際に、印字が複数ページにまたがる場合や、印字対象ページ以外のページが開かれた状態で、通帳が装置に挿入される場合がある。このような場合に備え、自動取引装置は、通帳のページを捲るページ捲り装置を内部に備える。
ページ捲り装置は、ページを正しく捲ることに失敗する場合がある。ページ捲りの失敗とは、捲られるページの枚数が、多過ぎたり少な過ぎたりすることである。通常、捲るべき枚数は1枚なので、1枚も捲れなかったり2枚以上捲ったりすると、ページ捲りに失敗することになる。この場合、そのまま印字せずに本来の印字ページに戻るのが好ましい。しかし、本来のページに戻るためには、ページ捲り装置が再度、ページを捲ることになり、余分な時間が掛かってしまう。そのためページを正しく捲る機能が要求されている。
この要求に対して、予捲りによってページ間の摩擦係数を下げてから、ページ捲りを行う方法が提案されている。予捲りとは、捲る対象のページ(以下「捲りページ」という)を捲る前に、捲りページが捲れかけるように僅かに移動させ、その後、元に戻す動作のことである。
特許文献1は、ページを捲るページ替えローラに、予捲り専用の予捲りローラを設ける方法を提案している。ページ替えローラ及び予捲りローラは、同軸で互いに独立して回転できる。予捲りローラは、ページ捲りローラがページと接触する前に、ページを予め捲り上げる。その後、ページ捲りローラが、予捲りされたページを捲り上げることによってページ捲りを行う。
特開平9−156255号公報
特許文献1の手法では、予捲りローラを別途、設ける必要がある。この結果、ローラの数など、部品点数が増え、コスト増となる課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、安価で、安定的にページを捲ることができるページ捲り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、冊子を構成する媒体に摩擦力を作用させることによって、媒体を捲る捲り部と、冊子を前記捲り部に搬入したり、前記捲り部から搬出したりする搬送部とを備え、前記捲り部は、媒体を捲る前であって前記搬送部による冊子の搬送中に、捲る対象の媒体に対して摩擦力を作用させることによって、その媒体を隣接する媒体に対して移動させる予捲りを実行することを特徴とする。
ページを捲る捲り部が予捲りも実行するので、低コストで実現できる。さらに、予捲りを冊子の搬送中に行うことで、予捲りのために処理時間が長くなることを回避している。
自動取引装置の通帳記帳部の構成を示す。 搬送手段の一部と、ページ捲り部とを示した図である。 予捲りのための動作が開始された状態を示す。 捲りローラが捲りページに接触した状態を示す。 予捲りが開始された様子を示す。 捲りローラが、捲りページから離れる直前の状態を示す。 順捲りのための動作が開始された状態を示す。 捲りローラが捲りページに接触した状態を示す。 順捲りのためにページが捲り上げられた様子を示す。 通帳がページ捲り部から搬出される様子を示す。 予捲りに失敗した場合を示す。 予捲りに成功した場合を示す。 予捲りのための動作が開始された状態を示す。 捲りローラが通帳に接触した状態を示す。 予捲りが開始された様子を示す。 捲りローラが、通帳の捲りページから離れる直前の状態を示す。 逆捲りのための動作が開始された状態を示す。 捲りローラが通帳に接触した状態を示す。 逆捲りのために捲りページが捲り上げられた様子を示す。 通帳がページ捲り部の奥に向けて搬送される様子を示す。
実施例1は、媒体のページ捲りに関する。媒体とは、例えば、通帳の各ページである。通帳のページを捲る装置は、例えば、ATM等の自動取引装置である。自動取引装置は、例えば、銀行システムなどの金融機関システムに採用される。なお、本発明は、装置内で冊子のページ捲りを行う機構を有するものであれば適用できるため、適用される装置がATMに限定されることはない。例えば、本のページを捲る装置が挙げられる。この装置は、例えば、書見台やスキャナー等に利用される。
図1は、自動取引装置の通帳記帳部10の構成を示す。自動取引装置は、通帳等の媒体を用いて、取引を行うための装置である。自動取引装置は、例えば、次の手順に従って動作する。(1)装置取扱者により通帳70の挿入を受けて取引を開始する。(2)入出金等の取引をする。(3)通帳70を搬送手段22によって搬送する。搬送手段22は、駆動手段28によって駆動される。駆動手段28は、制御部27によって制御される。制御部27は、CPU、ROM、RAM等を備え、プログラムの実行によって制御機能を発揮する。(4)光学センサ24によって印字済み行数とページ数とを読み取る。(5)ページ捲りが不要な場合は、印字部25によって通帳70に取引内容の印字をすると共に、記録部23によって磁気ストライプ(MS:Magnetic Stripe)に取引情報の記録を行う。ページ捲りが不要であることは、光学センサ24の読み取り結果に基づき判断される。(6)挿入された通帳等を装置取扱者に返却する。
なお、図1において、搬送手段22は、挿入口21と記録部23との間に配置されているように模式的に示されている。但し、実際の搬送手段22は、挿入口21からページ捲り部26までに渡り、多数のローラを備える。
一方、光学センサ24の読み取り結果に基づき、ページ捲りが必要であると判断された場合、上記(4)の後かつ上記(5)の前に次の手順を実行する。(4a)通帳70をページ捲り部26に搬送する。(4b)ページ捲り部26がページを捲ることによって、印字対象ページを開く。(4c)光学センサ24が、印字対象ページが開かれているかを検査する。(4d)印字対象ページが開かれている場合、搬送手段22が通帳70を印字部25に搬送する。
図2は、搬送手段22の一部と、ページ捲り部26とを示した図である。ページ捲り部26は、捲りローラ261と、アーム262とを備える。捲りローラ261は、アーム262の先端を中心に回転し、通帳70の見開きに摩擦力を作用させることによって、予捲りと本捲りとを実行する。予捲りとは、先述した通り、捲りページを捲る前に、対象ページが捲れかけるように僅かに移動させ、その後、元に戻す動作のことである。本捲りとは、捲りページを実際に捲ることである。アーム262は、捲りローラ261の回転中心を位置決めするために、アーム262の根本262Aを中心に回転する。
搬送手段22は、上ローラ20、上ローラ30、下ローラ40、下ローラ60及びペーパガイド90を備える。これら各ローラは、先述した多数のローラの一部である。下ローラ40及び下ローラ60は、通帳70の表紙に接触する。上ローラ20及び上ローラ30は、通帳70の見開きに接触する。上ローラ20,30は、上下に移動できるように構成されている。この移動は、予捲りと本捲りとのために実行される。ペーパガイド90は、通帳70の搬送をガイドする床面として機能する。
図3〜図6は、順捲りのための予捲りの流れを説明する図である。順捲りとは、本捲りの一種であり、見開きのページが小さい数字から大きい数字に変化する捲り方のことである。
図3は、予捲りのための動作が開始された状態を示す。具体的には、通帳70がページ捲り部26に向けて搬送される途中で所定位置に達すると、予捲りのために捲りローラ261が回転を開始する。この回転は、順回転である。順回転とは、通帳70がページ捲り部26に向けて搬送されている場合に、上ローラ20,30の回転と同じ向きに回転することである。
図4は、捲りローラ261が捲りページに接触した状態を示す。図3に示した状態に比べ、通帳70の搬送が進むと共に、捲りローラ261の順回転が進むことによって、捲りページの所定位置(以下「予捲り位置」という)に捲りローラ261が接触する。上ローラ20は、捲りページに接触しない程度に、上に移動する。この移動は、予捲りを妨げないために実行される。
図5は、予捲りが開始された様子を示す。図5に示した状態は、図4に示した状態に比べ、通帳70の搬送が進んでいると共に、捲りローラ261の順回転が進んでいる。このように搬送と順回転とが進んだ際に予捲りが実行されるために、捲りローラ261が通帳70に対して、捲りページの前小口から背への向き(以下「捲り向き」という)への相対速度を有する。捲り向きの相対速度を発生させるために、捲りローラ261が捲りページに接触する際に、搬送手段22による搬送速度よりも、捲りローラ261の回転による周速度が速くなるように、搬送速度と周速度とが設定されている。回転による周速度は、回転速度(単位時間当たりの回転数)×半径に比例する。
図6は、捲りローラ261が、捲りページから離れる直前の状態を示す。図6に示されるように、捲りページが捲り上げられている。この後、更に搬送が進むと、捲り上げによるページの膨らみが、上ローラ30との接触によって元に戻る。これによって、予捲りが完了する。捲りローラ261は、予捲り開始から1回転することによって、元の位置に戻る。
図7〜図10は、順捲りの流れを説明する図である。この順捲りは、先述した予捲りの後に実行される。
図7は、順捲りのための動作が開始された状態を示す。具体的には、通帳70を所定位置に停止させると、捲りローラ261が順回転を開始する。この停止は、上ローラ30と下ローラ60とが通帳70を回転せずに挟み込むことによって実現する。
図8は、捲りローラ261が捲りページに接触した状態を示す。図7に示した状態に比べ、捲りローラ261の順回転が進むことによって、捲りローラ261が捲りページの所定位置(以下「順捲り位置」という)に捲りローラ261が接触する。
図9は、順捲りのために、ページが捲り上げられた様子を示す。図8に示した状態に比べ、捲りローラ261の順回転が進んだことによって、捲りページが移動させられている。
図10は、ページが捲り上げられた後に、通帳70がページ捲り部26から搬出される様子を示す。上ローラ20は、この搬出のために、通帳70に接触する位置に戻って回転する。このように搬出されることによって、捲りページに慣性力が作用し、図10に示されるように、捲りページが背を挟んで逆側に移動することによって、捲りページの次ページが露出する。この後、更に搬出が進み、捲りページが上ローラ20と接触することによって、捲りページの膨らみが元に戻る。これによって、順捲りが完了する。
図11,図12は、予捲り位置と、順捲り位置との違いを説明するための図である。
図11は、予捲りに失敗した場合を示す。この失敗とは、図11に示されるように、2枚まとめて予捲りしたことを意味する。2枚まとめて予捲りされることは、ページ捲り部26が2枚まとめて捲ることを誘発するので好ましくない。
2枚まとめて予捲りされる原因は、ページ間の摩擦力に対して、座屈抵抗力が小さ過ぎることである。ページ間の摩擦力とは、捲りページと、捲りページに接触している次ページとの間に作用する摩擦力のことである。座屈抵抗力とは、ページが座屈しないように抵抗する力のことである。予捲りは、ページを僅かに座屈させることである。よって、座屈抵抗力が小さ過ぎると、複数のページが予捲りされやすくなる。座屈抵抗力が小さくなる原因は、予捲り位置が、通帳70の前小口に近過ぎること、つまり通帳70の背から遠過ぎることである。座屈抵抗力は、背から予捲り位置までの距離が長ければ長いほど、小さくなるからである。
図12は、予捲りに成功した場合を示す。この成功とは、図12に示されるように、1枚だけ予捲りしたことを意味する。1枚だけ予捲りされるのは、図11の場合とは異なり、ページ間の摩擦力に対して、座屈抵抗力が適切な大きさだからである。座屈抵抗力が適切な大きさになった原因は、予捲り位置が、図11の場合と比べて、前小口から離れて背に近づいたことである。
但し、捲り位置が背に近づき過ぎると、座屈抵抗力が大きくなり過ぎる。この場合、1枚も予捲りできなかったり、予捲りの際に捲りページが折れ曲がったりする可能性がある。実施例1における予捲り位置は、このような現象を考慮し、折れ曲がることなく1枚だけ予捲りできるように設定されている。
一方、順捲り位置は、予捲り位置よりも背から離されている。順捲り位置が背に近過ぎると、捲りページが折れ曲がる等の不具合を引き起こす場合がある。捲りページが折れ曲がる危険性は、予捲りよりも本捲りの方が大きい。本捲りの方が、捲り上げが大きいからである。このような不具合を避けるためには、順捲り位置が背から遠い方が好ましい。
順捲り位置が背から遠ざかると、2枚以上まとめて捲ってしまう確率が高くなる。しかし、実施例1においては予捲りによってページ間の摩擦力が低減されているので、1枚だけ順捲りできる可能性が高められている。
しかも、予捲りを搬送中に実行するので、予捲りのために時間が余分に掛かることがない。加えて、実施例1では、捲りローラ261の回転を制御するだけで摩擦力を制御し、この摩擦力によって予捲りと順捲りとを実行している。これは、通帳70の搬送によって、まず予捲り位置が、その後に順捲り位置が、予捲りローラ261の下に到達することを利用している。さらに、実施例1のハードウェア構成は、従来と同じものなので、簡単に実施できる。
図13〜図16は、逆捲りのための予捲りの流れを説明する図である。逆捲りとは、順捲りとは逆で、見開きのページが大きい数字から小さい数字に変化する捲り方のことである。
図13は、予捲りのための動作が開始された状態を示す。具体的には、通帳70がページ捲り部26に向けて搬送される途中で所定位置に達すると、予捲りのために捲りローラ261が順回転を開始する。
図14は、捲りローラ261が通帳70に接触した状態を示す。図13に示した状態に比べ、通帳70の搬送が進むと共に、捲りローラ261の順回転が進むことによって、予捲り位置に捲りローラ261が接触する。
図15は、予捲りが開始された様子を示す。図15に示した状態は、図14に示した状態に比べ、通帳70の搬送が進んでいると共に、捲りローラ261の順回転が進んでいる。このように搬送と順回転とが進んだ際に予捲りが実行されるために、捲りローラ261が通帳70に対して、捲り向きへの相対速度を有する。ここでの捲り向きは、順捲りの場合とは異なり、通帳70の搬送の向きと逆向きである。
捲り向きの相対速度を発生させるために、捲りローラ261が捲りページに接触する際に、搬送手段22による搬送速度よりも、捲りローラ261の回転による周速度が遅くなるように、搬送速度と周速度とが設定されている。但し、周速度が遅過ぎると、捲りローラ261が捲りページに接触している時間が長くなり過ぎる可能性がある。この接触時間が長過ぎると、予捲り時に捲りページが折れ曲がる等の不具合が生じる可能性がある。よって、周速度は、遅過ぎない値に設定されることが好ましい。
図16は、捲りローラ261が、通帳70の捲りページから離れる直前の状態を示す。図16に示されるように、予捲りによる膨らみは元に戻されている。膨らみが元に戻るのは、図16に示された状態において、捲りローラ261が通帳70に対して、捲り向きと逆向きの相対速度を有することによって実現される。捲り向きと逆向きの相対速度が発生するのは、捲りローラ261の順回転に加え、アーム262が順回転することに起因する。
図17〜図20は、逆捲りの流れを説明する図である。この逆捲りは、先述した予捲りの後に実行される。
図17は、逆捲りのための動作が開始された状態を示す。具体的には、通帳70を所定位置に停止させると、捲りローラ261が逆回転を開始する。逆回転とは、順回転と逆向きの回転である。先述したように予捲りの最後にアーム262が回転することによって、図17に示されるように、捲りローラ261が逆捲りの捲りページの上に位置している。通帳70の停止は、上ローラ20と下ローラ40とが通帳70を挟み込むことによって実現される。上ローラ30は、逆捲りを妨げないように、図17に示されるように上に移動する。
図18は、捲りローラ261が通帳70に接触した状態を示す。図17に示した状態に比べ、捲りローラ261の逆回転が進むことによって、捲りローラ261が捲りページの所定位置(以下「逆捲り位置」という)に捲りローラ261が接触する。
図19は、逆捲りのために、捲りページが捲り上げられた様子を示す。図18に示した状態に比べ、捲りローラ261の逆回転が進んだことによって、捲りページが移動させられている。
図20は、捲りページが更に捲り上げられた後に、通帳70がページ捲り部26の奥に向けて搬送される様子を示す。このように搬送されることによって、捲りページの次ページが露出し、背を挟んで逆側に移動した捲りページの膨らみが、上ローラ30との接触によって元に戻る。これによって、逆捲りが完了する。
逆捲りの場合も、順捲りの場合と同じで、予捲りを搬送中に実行するので、予捲りのために時間が余分に掛かることがない。
逆捲りのための予捲りは、捲りローラ261の順回転によって実行されることで、失敗する可能性が低くなっている。捲りローラ261が順回転する場合、搬送されている通帳70に対する捲りローラ261の相対速度を制御しやすいからである。
予捲りに関する諸条件は、通帳70の特徴および搬送手段22の搬送速度などに応じて適宜設定されることが好ましい。通帳70の特徴とは、例えば、媒体の材質、厚さ、大きさ、ページ数などである。予捲りに関する諸条件とは、例えば、予捲り位置、捲りローラ261の回転速度、捲りローラ261の回転の向きなどである。例えば、逆捲りのための予捲りについて、捲りローラ261の回転の態様は種々考えられる。例えば、逆回転で1回転させてもよい。或いは、初めは逆回転させ、捲りローラ261が捲りページに接触した後に順回転に切り替えてもよいし、初めは順回転、接触後に逆回転でもよい。1回転させる手法は、回転の制御が容易であるという利点がある。回転の向きを途中で切り替える手法は、捲り上げ方を繊細に制御し得るという利点がある。
搬送手段は、ローラ以外によって実現してもよい。例えば、ベルトや円形以外のローラ(例えば5角形ローラ)などを採用してもよい。
通帳70を搬送後に停止させる手法は、2つのローラによる挟み込みでなくてもよい。例えば、押さえ板または押さえ棒をせり出させて、押さえることによって通帳70を停止させてもよい。或いは、通帳70の表紙側に壁などがせり出して押さえて停止させてもよいし、通帳70の左右を壁等で挟み込んで停止させてもよい。 通帳70を停止させた状態で、予捲りを実施してもよい。この場合、予捲り後に、アーム262の回転によって、捲りローラ261の位置を移動させるのが好ましい。先述したように、予捲り位置と、順捲り位置または逆捲り位置とが異なる方が好ましいからである。
捲りローラの形状は、種々考えられる。例えば、円形や多角形が挙げられる。
捲りローラの搭載を廃止して、アームの先端を捲りページに接触させることによって、予捲りと本捲りとを実施してもよい。
10…通帳記帳部
20…上ローラ
21…挿入口
22…搬送手段
23…記録部
24…光学センサ
25…印字部
26…ページ捲り部
27…制御部
28…駆動手段
30…上ローラ
40…下ローラ
60…下ローラ
70…通帳
90…ペーパガイド
261…捲りローラ
262…アーム
262A…根本

Claims (3)

  1. 冊子を構成する媒体に摩擦力を作用させることによって、媒体を捲る捲り部と、
    冊子を対象に、前記捲り部への搬入と前記捲り部からの搬出とを行う搬送部とを備え、
    前記捲り部は、媒体を捲る前であって前記搬送部による冊子の搬送中に、捲る対象の媒体に対して摩擦力を作用させることによって、その媒体を隣接する媒体に対して移動させる予捲りを実行すること
    を特徴とするページ捲り装置。
  2. 請求項1に記載のページ捲り装置であって、
    前記捲り部は、回転部材を備え、この回転部材の回転によって媒体に摩擦力を作用させ、
    冊子の前小口が背よりも搬送の下流に位置する媒体を予捲りする場合における前記回転部材の回転の向きは、この媒体を捲る場合における前記回転部材の回転の向きと逆である
    ページ捲り装置。
  3. 請求項1に記載のページ捲り装置であって、
    前記捲り部は、回転部材を備え、前記搬送部による搬送速度と、前記回転部材の回転によって発生する周速度との差によって、媒体に摩擦力を作用させる
    ページ捲り装置。
JP2013000482A 2013-01-07 2013-01-07 ページ捲り装置 Pending JP2014131852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000482A JP2014131852A (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ページ捲り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000482A JP2014131852A (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ページ捲り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014131852A true JP2014131852A (ja) 2014-07-17

Family

ID=51411171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000482A Pending JP2014131852A (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ページ捲り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014131852A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106672663A (zh) * 2017-02-07 2017-05-17 佛山市美辰拓达电子有限公司 一种自动翻页送纸打印盖章机
CN108402667A (zh) * 2018-03-14 2018-08-17 季殊慧 一种自动翻页曲谱架

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1086553A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳の頁めくり装置
JPH1111047A (ja) * 1997-06-27 1999-01-19 Shinko Seisakusho Co Ltd 頁めくり機構の制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1086553A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Oki Electric Ind Co Ltd 通帳の頁めくり装置
JPH1111047A (ja) * 1997-06-27 1999-01-19 Shinko Seisakusho Co Ltd 頁めくり機構の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106672663A (zh) * 2017-02-07 2017-05-17 佛山市美辰拓达电子有限公司 一种自动翻页送纸打印盖章机
CN108402667A (zh) * 2018-03-14 2018-08-17 季殊慧 一种自动翻页曲谱架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6079998A (ja) 冊子類の頁めくり装置
JP5815152B1 (ja) 頁めくり装置
JP2014131852A (ja) ページ捲り装置
JP6179791B2 (ja) 画像形成システム及びプログラム
JPH04282298A (ja) 通帳プリンタ
JP5329260B2 (ja) 冊子媒体取扱装置
JP3404142B2 (ja) 用紙姿勢制御装置
JP2013119470A (ja) 冊子状媒体処理装置
JP2010137968A (ja) 媒体幅寄せ機構
JP2016032905A (ja) 印字装置、ページ捲り方法、及びプログラム
JPS62138272A (ja) 通帳類自動発行装置
JPH0736782Y2 (ja) 通帳開頁装置
JP3233170B2 (ja) 自動改頁機構
JP2573751B2 (ja) 通帳改頁機構及びその改頁方法
JP2014131851A (ja) ページ捲り装置
JP4784331B2 (ja) 自動改頁機構
JPH0281693A (ja) 自動改頁方法
JPH07329381A (ja) 媒体の引き寄せ機構
JPH1086553A (ja) 通帳の頁めくり装置
JPH0353892Y2 (ja)
JP2012148499A (ja) ページ捲りユニット、および記帳装置
JPH0313622B2 (ja)
JP2003025765A (ja) 冊子状媒体処理機構
JPH09315650A (ja) 印字媒体角折れ修復方法及び修復装置
JPH04216996A (ja) 通帳のページ捲り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170704