JP2013119470A - 冊子状媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ページを開いた状態で搬送路に沿って搬送している冊子状媒体の重送を精度良く判定することができ、且つ、本体の大型化やコストアップを十分に抑えた冊子状媒体処理装置を提供する。
【解決手段】搬送部3が、ページを開いた状態の通帳を搬送路に沿って重送検査位置に搬送する。制御部2が、捲りローラを所定の方向に回転させ通帳を繰り出す繰出処理を行う。制御部2が、繰出処理を行った通帳の搬送方向の長さが適正であるかどうかによって、通帳の重送であるかどうかを判定する。
【選択図】図4

Description

この発明は、通帳等の冊子状媒体を、ページを開いた状態で搬送路に沿って搬送する冊子状媒体処理装置に関する。
従来、銀行等の金融機関は、口座を開設した利用者に対して、当該口座における取引の履歴を記帳する通帳を発行している。金融機関の店舗等に設置されている現金自動預け払い機(以下、ATMと言う。)や、記帳機等の自動機は、取引履歴を通帳に記帳する通帳処理ユニットを備えている。
利用者は、通帳処理ユニットの通帳挿入口に、通帳を開いた状態で挿入する。利用者は、取引履歴が印字されている最終印字行のページ(今回、取引履歴の印字を開始するページ)を開く。通帳処理ユニットは、通帳挿入口に挿入された通帳を一対の搬送ローラで挟持して搬送する。通帳の搬送路は、一対の搬送ローラを複数並べて形成している。一対の搬送ローラは、一方が駆動モータにより駆動される駆動ローラであり、他方が駆動ローラの回転に従動して回転する従動ローラである。
通帳処理ユニットは、搬送路に沿って通帳を搬送し、この通帳の背表紙に貼付されている磁気ストライプに記録されている口座番号等の口座情報の読み取りにかかる処理(磁気データ読取処理)、通帳の開かれているページに対する取引履歴の印字にかかる処理(印字処理)、通帳のページを1枚捲るページ捲りにかかる処理(ページ捲り処理)等の各種処理を必要に応じて行う。
また、通帳処理ユニットは、利用者が誤って通帳を2冊重ねて通帳挿入口に挿入した場合、一方の通帳の背表紙に貼付されている磁気ストライプから口座番号等の情報を読み取り、当該口座における取引の取引内容を誤って他方の通帳に印字するのを防止するために、挿入された通帳が1冊であるか、複数冊(重送)であるかの判定を行っている。例えば、通帳挿入口に挿入された通帳の厚さを検知する厚さ検知センサを備え、この厚さ検知センサで検知した通帳の厚さが適正であるかどうかにより、搬送している通帳が一冊であるか、複数冊(重送)であるかの判定を行っている(特許文献1〜3等参照)。
特開平10−241013号公報 特開平 8− 26528号公報 特開昭60−250490号公報
しかしながら、通帳の厚さを検知する厚さ検知センサを用いて通帳の重送を判定する構成では、この厚さ検知センサを搬送路に備えなければならず、通帳処理ユニットの大型化やコストアップという問題があった。
この発明の目的は、ページを開いた状態で搬送路に沿って搬送している冊子状媒体の重送を精度良く判定することができ、且つ、本体の大型化やコストアップを十分に抑えた冊子状媒体処理装置を提供することにある。
この発明の冊子状媒体処理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
搬送部が、ページを開いた状態の冊子状媒体(例えば、通帳)を搬送路に沿って搬送する。搬送路は、例えば、一方が駆動モータにより回転駆動される駆動ローラで、他方が前記駆動ローラの回転に従動して回転する従動ローラである一対の搬送ローラを複数並べて形成している。搬送部は、ページを開いた状態の冊子状媒体を一対の搬送ローラで挟持して搬送する。搬送部が、駆動モータの駆動制御を行う。
ページ捲り処理部が、搬送部によりページを開いた状態の冊子状媒体を、開かれている一方のページに捲りローラが当接するページ捲り位置に搬送し、捲りローラを所定の方向に回転させて、当接する一方のページを捲るページ捲り処理を行う。
繰出処理部が、搬送部によりページを開いた状態の冊子状媒体を、開かれている他方のページに捲りローラが当接する重送検査位置に搬送し、捲りローラを所定の方向に回転させ冊子状媒体を繰り出す繰出処理を行う。
例えば、通帳が2冊重なった状態で、重送検査位置に搬送された場合、上記繰出処理を行うと、捲りローラが当接する一方の通帳が、この捲りローラとの間で生じる摩擦力によって繰り出される。このとき、通帳が重なっていれば、捲りローラが当接した通帳が、この通帳の下側(捲りローラの反対側)に位置する他方の通帳に比べて大きく繰り出され、一方の通帳と、他方の通帳との重なり位置が搬送方向にずれる。したがって、通帳が重送されていた場合、繰出処理を行うことによって、この通帳(2冊の通帳)の搬送方向の長さが見かけ上、長くなる。
重送判定部が、繰出処理部が繰出処理を行った冊子状媒体の搬送方向の長さが適正であるかどうかによって、冊子状媒体の重送であるかどうかを判定する。
このように、この発明は、捲りローラを利用して、複数冊の冊子状媒体が重なっていれば、これらの冊子状媒体の重なり位置を搬送方向にずらす繰出処理を行う。そして、この繰出処理を行った後に、冊子状媒体の搬送方向の長さが適正であるかどうかによって重送であるかどうかを判定する。したがって、冊子状媒体の重送を精度良く判定することができる。
また、搬送路に沿って搬送している冊子状媒体の厚さを検知する必要がないので、本体の大型化やコストアップが十分に抑えられる。
また、繰出処理部は、駆動ローラと、従動ローラとの隙間を広げ、搬送ローラが冊子状媒体を挟持していない状態にした後、捲りローラを所定の方向に回転させるのが好ましい。このようにすれば、重送されている冊子状媒体が、この繰出処理で搬送方向にずれる量をより大きくでき、重送であるかどうかの判定精度を一層向上できる。
また、重送判定部は、繰出処理を行う前に検出した冊子状媒体の搬送方向の長さと、繰出処理を行った後に検出した冊子状媒体の搬送方向の長さと、を比較して、冊子状媒体の重送であるかどうかを判定するのが好ましい。このようにすれば、重送であるかどうかの判定精度を一層向上できる。
この発明によれば、ページを開いた状態で搬送路に沿って搬送している冊子状媒体の重送を精度良く判定することができる。また、本体の大型化やコストアップが十分に抑えられる。
通帳処理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。 通帳処理ユニットの内部構成を示す概略図である。 通帳がページ捲り位置に位置する状態を示している。 通帳が重送検査位置に位置する状態を示している。 ページ捲り処理を説明する図である。 ページ捲り処理を説明する図である。 ページ捲り処理を説明する図である。 ページ捲り処理を説明する図である。 ページ捲り処理を説明する図である。 繰出処理を説明する図である。 繰出処理を説明する図である。 繰出処理を説明する図である。 繰出処理を説明する図である。 繰出処理を説明する図である。 通帳処理ユニットの動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態である通帳処理ユニットについて説明する。
図1は、この通帳処理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。図2は、この通帳処理ユニットの内部構成を示す概略図である。この通帳処理ユニット1は、図1に示すように、制御部2と、搬送部3と、検知部4と、磁気データ処理部5と、印字部6と、バーコード読取部7と、ページ捲りローラ駆動部8と、通信部9と、を備えている。
この通帳処理ユニット1は、銀行等の金融機関に設置される現金自動預け払い機(ATM)や、記帳機等の自動機に組み込むことができる。この通帳処理ユニット1は、通帳を受け付けると、その通帳に対応する口座に対して行われた取引であって、その時点で取引内容を当該通帳に印字していない取引(このとき、同時に行う取引も含む。)があれば、その取引の取引内容を受け付けた通帳に印字する。
図1、および図2を参照しながら、通帳処理ユニット1の各部の構成について説明する。制御部2は、通帳処理ユニット1本体各部の動作を制御する。制御部2は、CPUやメモリ(不揮発性メモリ、および揮発性メモリ)を有する。この制御部2が、この発明で言うページ捲り処理部、繰出処理部、および重送判定部にかかる構成を有する。
搬送部3は、搬送路に沿って通帳を搬送する。搬送路は、一対の搬送ローラ31〜36を複数並べて形成している。一対の搬送ローラ31〜36は、一方がパルスモータ(不図示)により回転駆動される駆動ローラであり、他方が駆動ローラの回転に従動して回転する従動ローラである。隣接する搬送ローラ31〜36の間隔は、ページを開いた通帳の搬送方向の長さよりも短い。搬送部3は、通帳を、駆動ローラと従動ローラとで挟持して搬送する。搬送路は、通帳処理ユニット1本体正面に設けた通帳挿入口12と、後述するページ捲り位置とを結んでいる。また、搬送路における通帳挿入口12とページ捲り位置との間に、後述する磁気データ読取位置、印字位置、光学データ読取位置、重送検査位置等を設定している。
また、搬送部3は、制御部2からの指示にしたがって駆動ローラを回転駆動する。また、搬送部3は、制御部2からの指示にしたがって駆動ローラの回転方向を切り替えることで、通帳を通帳挿入口12から通帳処理ユニット1本体内部に取り込む方向(図2に示す左方向)、および通帳処理ユニット1本体内部から通帳挿入口12に排出する方向(図2に示す右方向)に搬送することができる。ここでは、搬送路における通帳の搬送方向にかかわらず、ページ捲り位置側を通帳の先端といい、通帳挿入口12側を通帳の後端という。
なお、ここでは、搬送路を6つの搬送ローラ31〜36で構成した例を示しているが、搬送路を形成する搬送路ローラの個数については、6つに限定されることはなく、いくつであってもよい。
検知部4は、通帳の有無を検知する搬送路の検知点毎に、光学センサ41〜44を有している。光学センサ41は、反射型であってもよいし、透過型であってもよい。ここでは、反射型の光学センサ41〜44を用いた場合を例にしている。検知部4は、光学センサ41〜44毎に、その光学センサ41〜44の検知位置における通帳の先端(ページ捲り位置側)、または後端(通帳挿入口12側)の通過を検知する。
制御部2は、光学センサ41〜44による先端、または後端の検知、および搬送部3による通帳の搬送量(駆動ローラの回転量)に基づき、搬送路における通帳の位置を推定する。光学センサ41の検知位置と、光学センサ44の検知位置との距離は、搬送路に沿って搬送するページを開いた状態の通帳の搬送方向の長さよりも数十mm(30〜40mm程度)長い。したがって、光学センサ41と光学センサ44とが同時に通帳を検出したときには、何らかの異常が生じている。
なお、ここでは、搬送路に沿って配置した4つの光学センサ41〜44を例示しているが、その個数については、4つに限定されることはなく、いくつであってもよい。
磁気データ処理部5は、搬送路を搬送されている通帳に貼付されている磁気ストライプに当接し、この磁気ストライプに対する磁気データの読取や記録を行う磁気ヘッド51を有している。この磁気ストライプには、対応する口座の口座番号等が記録されている。この磁気ヘッド51を配置している位置が、磁気データ読取位置である。
印字部6は、搬送路を搬送されている通帳に対して取引内容を印字する印字ヘッド61を有している。この印字ヘッド61を配置している位置が、印字位置である。
バーコード読取部7は、搬送路を搬送されている通帳の開かれている頁に印刷されているバーコード(頁番号等)を読み取るバーコードリーダ71を有している。このバーコードリーダ71を配置している位置が、光学データ読取位置である。
ページ捲りローラ駆動部8は、搬送路を搬送されている通帳の頁を捲るページ捲りローラ81を回転駆動する。ページ捲りローラ駆動部8は、制御部2からの指示にしたがってページ捲りローラ81を回転する。ページ捲りローラ81の回転方向は1方向である(図2において、右回りである。)。ページ捲りローラ81を回転したときに、通帳がページ捲り位置にあれば、この発明で言うページ捲り処理が行われ、通帳が重送検査位置にあれば、この発明で言う繰出処理が行われる。
さらに、通信部9は、この通帳処理ユニット1を組み込んだATMや記帳機等の上位装置の主制御部(不図示)との間における通信を行う。
ここでページ捲り位置と、重送検査位置とについて説明する。図3は、通帳がページ捲り位置に位置する状態を示している。図4は、通帳が重送検査位置に位置する状態を示している。図3、および図4に示すように、ページ捲り位置と、重送検査位置とでは、ページ捲りローラ81に対する、通帳の背山の位置が異なる。ページ捲りローラ81は、図3、および図4に矢示する方向に回転する。ページ捲りローラ81は、偏心ローラであり、回転したときに、周面の一部が搬送路に位置している通帳の開かれているページに当接する。ページ捲り位置では、ページ捲りローラ81を回転させたとき、このページ捲りローラ81が当接したページが通帳の背山側に捲り上げられる方向に摩擦力が生じる。図3に示すように、ページ捲り位置では、通帳の背山がページ捲りローラ81よりも先端側に位置している。
一方、重送検査位置では、ページ捲りローラ81を回転させたとき、このページ捲りローラ81が当接したページが通帳の背山側に捲り上げられる方向ではなく、通帳を先端側に繰り出す方向に摩擦力が生じる。図4に示すように、重送検査位置では、通帳の背山がページ捲りローラ81よりも後端側に位置している。
次に、図5〜図9を参照しながら、ページ捲り処理について説明する。図5は、通帳をページ捲り位置に搬送し、停止した状態を示している。制御部2は、ページ捲りローラ駆動部8に対して、ページ捲りローラ81の回転駆動を指示する。ページ捲りローラ駆動部8は、この指示にしたがって、ページ捲りローラ81を1回転する。このページ捲りローラ81の回転により、ページ捲りローラ81が当接したページが通帳の背山側に捲り上げられる(図6、図7参照)。
制御部2は、搬送部3に対して通帳を印字位置側に搬送することを指示する。搬送部3が、この指示にしたがって、通帳を印字位置側に搬送すると、ページ捲りローラ81により捲り上げられたページが、通帳の搬送にともなって、反対側に倒れる(図8、図9参照)。これにより、通帳のページが捲られた状態になる。
次に、図10〜図14を参照しながら、繰出処理について説明する。図10は、通帳を重送検査位置に搬送し、停止した状態を示している。制御部2は、搬送部3に対して搬送ローラ31〜36の駆動ローラと、従動ローラとを離間することを指示する。搬送部3は、搬送ローラ31〜36の駆動ローラ、または従動ローラの少なくとも一方の回転軸を搬送路における通帳の搬送面に対して垂直方向に移動できる構成である。すなわち、搬送部3は、搬送ローラ31〜36が通帳を挟持する状態と、通帳を挟持しない状態との切り換えが行える。搬送部3は、制御部2からの指示にしたがって、搬送ローラ31〜36の駆動ローラと、従動ローラとを離間し、搬送ローラ31〜36が通帳を挟持しない状態に切り換える(図11参照)。
制御部2は、ページ捲りローラ駆動部8に対して、ページ捲りローラ81の回転駆動を指示する。ページ捲りローラ駆動部8は、この指示にしたがって、ページ捲りローラ81を1回転する。通帳は、このページ捲りローラ81の回転により、ページ捲りローラ81が当接したページとの間で生じた摩擦力により、先端側(図12に示す左側)に繰り出される。このとき、通帳は、搬送ローラ31〜36に挟持されていないので、比較的スムーズに繰り出される。
今回重送検査位置に搬送された通帳が一冊であれば、図13に示すように、通帳は重送検査位置よりも、ページ捲り位置側に移動する。一方、今回重送検査位置に搬送された通帳が2冊重なっていた場合、ページ捲りローラ81が当接した通帳は、ページ捲り位置側に移動するが、下側に位置する通帳との重なり面の摩擦係数が小さいので、ページ捲りローラ81が当接していない通帳は、重送検査位置からほとんど移動しない(図14参照)。したがって、2冊の通帳は、背山の位置が搬送方向にずれた状態になる。
その後、制御部2は、搬送部3に対して搬送ローラ31〜36の駆動ローラと、従動ローラとの離間解除を指示する。搬送部3は、制御部2からの指示にしたがって、搬送ローラ31〜36が通帳を挟持する状態に戻す。さらに、制御部2は、搬送部3に対して通帳を印字位置側に搬送することを指示する。搬送部3が、この指示にしたがって、通帳を印字位置側に搬送する。
なお、上述の繰出処理において、ページ捲りローラ81を回転させるとき、通帳を印字位置側に搬送する向きに、搬送ローラ31〜36の駆動ローラを回転させてもよい。このようにすれば、重送検査位置に搬送された通帳が2冊重なっていた場合、搬送方向における2冊の通帳の背山の位置のずれ量をより大きくできる。
次に、この通帳処理ユニット1の動作について説明する。図15は、通帳処理ユニットの動作を示すフローチャートである。
制御部2は、通帳挿入口12に通帳が挿入されるのを待つ(s1)。通帳処理ユニット1は、検知部4が光学センサ41により物体を検知すると、通帳挿入口12に通帳が挿入されたと判定する。
制御部2は、搬送部3により、通帳挿入口12に挿入された通帳を重送検査位置に搬送する搬送処理を開始する(s2)。
通帳処理ユニット1は、重送検査位置に搬送している通帳に対して、磁気データの読み取り(s3)、バーコードの読み取り(s4)、および通帳の搬送方向の長さ算出(s5)を行う。
s3では、磁気データ処理部5が搬送路に沿って搬送されている通帳に貼付されている磁気ストライプに磁気ヘッド51を当接し、記録されている磁気データを読み取る。
s4では、バーコード読取部7が、搬送路に沿って搬送されている通帳の開かれているページに印刷されているバーコードを読み取るとともに、そのページの印字済最終行を検知する。
s5では、検知部4が、光学センサ42、43、44毎に、搬送している通帳の先端を検知したタイミングと、後端を検知したタイミングを制御部2に通知する。制御部2は、光学センサ42、43、44毎に、その光学センサ42〜44が通帳の先端を検知してから、後端を検知するまでの間に、搬送部3が搬送ローラ31〜36の駆動ローラを回転駆動するモータに与えた駆動パルス数をカウントする。搬送路における通帳の搬送量は、駆動パルス数から算出できる。したがって、光学センサ42、43、44毎に、その光学センサ42〜44が通帳の先端を検知してから、後端を検知するまでの間における駆動パルス数によって、通帳の長さを算出することができる。制御部2は、光学センサ42、43、44毎に、通帳の長さを算出し、その平均を通帳の長さとして算出する。
なお、制御部2は、光学センサ42、43、44のいずれかのみで、通帳の長さを算出してもよい。
制御部2は、s3で読み取った磁気データ、s4で読み取ったバーコード、s5で算出した通帳の搬送方向の長さに基づき、通帳が適正であるかどうかを判定する(s6)。s6では、今回通帳挿入口12に挿入されたものが、通帳以外のもの(異物)であった場合も、適正でないと判定する。
制御部2は、s6で通帳が適正でないと判定すると、s2で開始した重送検査位置への搬送処理を中止し、通帳(または異物)を通帳挿入口12に放出(返却)するエラー処理を行い(s7)、本処理を終了する。また、s7では、ATMや記帳機等の上位装置に対して警告報知を要求してもよい。
制御部2は、s6で通帳が適正であると判定すると、その通帳が重送検査位置に達するのを待つ(s8)。制御部2は、通帳が重送検査位置に達すると、上述した繰出処理を行う(s9)。制御部2は、繰出処理を行った通帳を、通帳挿入口12に向けて搬送するのを開始する(s10)。
制御部2は、通帳の搬送方向の長さを算出する(s11)。s11では、通帳の搬送方向の長さの算出を、光学センサ44による通帳の先端、および後端の検知により行う。s11では、光学センサ44が、通帳の後端を検知すると、搬送ローラ31〜36の駆動ローラを回転駆動するモータに与える駆動パルス数のカウントを開始する。その後、光学センサ44が通帳の先端を検知するか、または光学センサ41が通帳の後端を検知すると、搬送部3による通帳の搬送を停止する。
s9で繰出処理を行った通帳が1冊であれば、光学センサ41と、光学センサ44との間隔は、搬送路における通帳の搬送方向の長さよりも数十mm長いので、光学センサ41が通帳の後端を検知するまえに、光学センサ44が通帳の先端を検知する。
一方、s9で繰出処理を行った通帳が2冊であれば、この2冊の通帳が搬送方向にずれて重なった状態で搬送されているので、光学センサ44が通帳の先端を検知するまえに、光学センサ41が通帳の後端を検知することがある。また、搬送方向における2冊の通帳のずれ量が小さく、光学センサ41が通帳の後端を検知するまえに、光学センサ44が通帳の先端を検知することもある。
制御部2は、光学センサ44が通帳の先端を検知するまえに、光学センサ41が通帳の後端を検知すると、通帳の重送が生じていると判定し、s7でエラー処理を行う。
また、制御部2は、光学センサ41が通帳の後端を検知するまえに、光学センサ44が通帳の先端を検知すると、s11で算出した通帳の長さと、s5で算出した通帳の長さとを比較し、その差分が、予め定めた長さを超えていれば、通帳の重送が生じていると判定し、s7でエラー処理を行う。
制御部2は、通帳の重送が生じていないと判定すると、この通帳を印字位置に搬送し、印字処理を行い(s13)、この印字処理が完了すると、通帳を通帳挿入口12に搬送し(s14)、本処理を終了する。
s11における印字処理では、取引内容を印字しているページの最終行に対する印字を行うと、この通帳をページ捲り位置に搬送し、上述したページ捲り処理を行った後に、取引内容を通帳に印字する印字処理を再開する。
このように、この通帳処理ユニット1は、通帳の重送を、厚み検知センサを用いることなく検知できるので、本体の小型にできるとともに、コストダウンが図れる。また、重送の検知精度も十分に確保できる。
なお、この発明は、上述の通帳処理ユニットに限らず、ページを開いた状態で冊子状媒体を送路に沿って搬送する機器に適用できる。
1…通帳処理ユニット
2…制御部
3…搬送部
4…検知部
5…磁気データ処理部
6…印字部
7…バーコード読取部
8…ローラ駆動部
9…通信部
31〜36…搬送ローラ
41〜44…光学センサ
51…磁気ヘッド
61…印字ヘッド
71…バーコードリーダ

Claims (5)

  1. ページを開いた状態の冊子状媒体を搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送部によりページを開いた状態の冊子状媒体を、開かれている一方のページに捲りローラが当接するページ捲り位置に搬送し、前記捲りローラを所定の方向に回転させて前記一方のページを捲るページ捲り処理を行うページ捲り処理部と、
    前記搬送部によりページを開いた状態の冊子状媒体を、開かれている他方のページに前記捲りローラが当接する重送検査位置に搬送し、前記捲りローラを前記所定の方向に回転させ冊子状媒体を繰り出す繰出処理を行う繰出処理部と、
    前記繰出処理部が前記繰出処理を行った冊子状媒体の搬送方向の長さが適正であるかどうかによって、冊子状媒体の重送であるかどうかを判定する重送判定部と、を備えている冊子状媒体処理装置。
  2. 前記搬送部は、一方が駆動モータにより回転駆動される駆動ローラで、他方が前記駆動ローラの回転に従動して回転する従動ローラである一対の搬送ローラを複数並べて形成した前記搬送路に沿って、開いた状態の冊子状媒体を前記一対の搬送ローラで挟持して搬送する、請求項1に記載の冊子状媒体処理装置。
  3. 前記繰出処理部は、前記搬送部によりページを開いた状態の冊子状媒体を前記重送検査位置に搬送すると、前記駆動ローラと、前記従動ローラとの隙間を広げ、前記搬送ローラが冊子状媒体を挟持していない状態にした後、前記捲りローラを前記所定の方向に回転させる、請求項2に記載の冊子状媒体処理装置。
  4. 前記重送判定部は、前記搬送路に沿って搬送されている冊子状媒体の有無を検知するセンサを用いて、冊子状媒体の搬送方向の長さを検出する、請求項1〜3のいずれかに記載の冊子状媒体処理装置。
  5. 前記重送判定部は、前記繰出処理を行う前に検出した冊子状媒体の搬送方向の長さと、前記繰出処理を行った後に検出した冊子状媒体の搬送方向の長さと、を比較し、その差が予め定めた値を超えていれば冊子状媒体の重送であると判定する、請求項1〜4のいずれかに記載の冊子状媒体処理装置。
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