JP2015011486A - 媒体取扱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】媒体取扱装置は、複数の媒体を挿入あるいは排出する媒体取扱口と、複数の媒体を搬送する搬送路と、媒体を押さえるための押さえ部と、搬送路で搬送されている少なくとも1以上の媒体の長さを検出する検出部と、搬送路を制御し、検出部が検出した検出結果と所定の閾値とを比較する制御部と、を有する。検出結果が所定の閾値よりも大きいと判定すると媒体を媒体取扱口から排出する。
【選択図】図4
Description
この点、特許文献1には、用紙の重なりを判定する方法として、光学センサの光の透過量で用紙の重なりを検出する技術が開示されている。また、特許文献2には、媒体の厚みを検知する手段を有することにより、媒体を閉じたときの厚さ、挿入された際の通帳の上半頁の厚さ及び下半頁の厚さを検出し、媒体の重なり判定をする技術が開示されている。
[第1の実施形態]
図1は、媒体取扱装置50を示す。媒体取扱装置50は、媒体取扱口2、搬送路3、磁気記録部4、光学読取部5、印字部6、頁めくり機構7、頁めくりローラ8、搬送ローラ9〜15、センサ領域16及び制御部17からなる。
搬送路3は、媒体取扱口2の延長線上に構成され、媒体取扱装置50内で通帳1を搬送する。搬送には、搬送路3に上下対で構成された複数の搬送ローラ9〜15が用いられる。搬送ローラ9〜15は、モータ(図示省略)を動力源として、回転することにより通帳1を搬送する。
光学読取部5は、挿入された通帳1の頁の情報、バーコード及び印字されている行数などの情報を読み取る。
なお、本実施形態では、通帳1が開かれた状態で表紙を下にして媒体取扱装置50に挿入されることを想定している。そのため、通帳1の表紙にある磁気ストライプ情報の読取りや書き込みを行うための磁気記録部4が、搬送路3の下面に配置され、頁情報を読取る光学読取部5が、搬送路3の上面に配置される構成としている。
印字部6が印字を行った結果、挿入された通帳1の頁が満行となり且つ印字すべき情報がまだある場合、通帳1は頁めくり機構7に搬送され、頁めくり動作を実行する。頁めくり動作は、2個の頁めくりローラ8が回転し、必要な頁数をめくることで実現される。
なお、本実施形態では、制御部17を媒体取扱装置50内に記載しているが、媒体取扱装置50をATM等の他の装置と組み合わせて用いる場合、他の装置の有する制御部によってその機能が実現されるのでもよい。
通帳1は、搬送路3のセンサ領域16を通過する。センサ領域16には、センサ20〜23のように複数のセンサが設置されており、通帳1が最初のセンサ20を通り抜けるのを起点に、センサ21〜23が通帳1が有るか否かを判定し、搬送路3に存在する通帳1の長さを検知する。
本実施形態の媒体取扱装置70は、搬送ローラ14と搬送ローラ15との間に、媒体押さえ機構30を有する。その他の機能部は、図1に示す媒体取扱装置50と同様であるため説明を省略する。
媒体押さえ機構30は、ゴム等の高摩擦部材により通帳類の頁面を搬送路に加圧接触させる媒体押さえ部材31を含む。
なお、本実施形態では、上下一対の搬送ローラ14及び搬送ローラ15は、冊子に対する押圧を選択的に解放可能とする機構であるものとする。
2冊重なって挿入された通帳A40と通帳B41は、媒体分離位置に搬送されて停止し、搬送ローラ14及び搬送ローラ15をローラ押圧を可変させて搬送ローラをオープン(解放)する(STEP401)。ここで、媒体分離位置とは、媒体押さえ機構30が機能する領域をいう。そして、媒体押さえ機構30を動作させ、媒体押さえ部材31側にある上側の通帳A40を搬送路3に対して押さえ付ける(STEP402)。そして、搬送ローラ14及び搬送ローラ15を搬送方向へ一定量回転させる(STEP403)。これにより、2冊重なった搬送路3側にある下側の通帳B41のみが搬送方向へ搬送される(STEP404)。その後、搬送ローラ14及び搬送ローラ15をクローズし、媒体押さえ機構30を動作させ、媒体押さえ部材31により通帳A40の押しつけを停止する。
最初に、S501で、通帳1が挿入されると、磁気記録部4が読取処理を実行し、磁気ストライプ情報を読み取る。そして、S502で、読み取った情報が正常であるか否かを確認する。
開いている頁が正しく且つ満行印字されていない場合、S506で、媒体長さチェックが初めてかを判定する。媒体長さチェックが初めての場合、S507で、通帳を媒体分離位置に移動させる。媒体長さチェックが初めてでない場合、S514で、通帳1への印字処理を行う。
そして、S510で、搬送ローラ14及び搬送ローラ15を一定量回転させ(図4のSTEP403)、搬送路3側の通帳B41をセンサ領域16内で搬送する。
そして、S512で、センサによる媒体長さチェックを行い、S513で、通帳1の長さが通帳一つ分の長さであるか否かを検知する。通帳1の長さが通帳一つ分の長さよりも長い場合、通帳1への印字処理を行う(S514)。通帳1の長さが通帳1の一つ分の長さと実質的に等しい場合、S518で、通帳1を排出する。実質的に等しいとは、センサ20〜23により媒体一つ分の長さと同一であると判定される範囲で等しいことをいう。
第2の実施形態は、第1の実施形態における媒体押さえ機構30が有する機能を、通帳取扱装置50の頁めくりローラ8が実現する実施形態である。
図6は、頁めくりローラ8が、中紙めくりを行う一連の動きを示す図である。
挿入された通帳1の頁が、印字する頁として正しくない場合あるいは満行印字されている場合、頁をめくる必要があると判断され、頁めくり位置に搬送される(STEP601)。
頁めくりローラ8が実現する媒体押さえ機能は、第1の実施形態の図4に示す媒体押さえ機構30の媒体押さえ部材31と同様であるが、STEP702に示すように、頁めくりローラ8を一定量回転させて、媒体押さえ部材31側の通帳A40を押さえ付ける。その他のSTEPについては、図4に示す各STEPと同様である。
本実施形態では、第1の実施形態(図5)と異なるSTEPであるS801〜S806について説明する。
S801で、媒体長さチェックが初めての通帳1を頁めくり位置に移動させる。
次いで、S819で、搬送ローラ14及び搬送ローラ15を一定量回転させ(STEP703)、搬送路3側の通帳B41をセンサ領域16内で搬送する(STEP704)。
次いで、S823で、センサ20〜23により媒体長さチェックを行う。
Claims (6)
- 媒体取扱装置に複数の媒体を挿入あるいは排出する媒体取扱口と、
前記複数の媒体を搬送する搬送路と、
前記媒体を押さえるための押さえ部と、
前記搬送路で搬送されている少なくとも1以上の媒体の長さを検出する検出部と、
前記搬送路を制御し、前記検出部が検出した検出結果と所定の閾値とを比較する制御部と、
を有することを特徴とする媒体取扱装置。 - 請求項1に記載の媒体取扱装置であって、
前記押さえ部は、
前記複数の媒体が、前記搬送路で重なって搬送されるとき、前記押さえ部と前記搬送路の間に存在する媒体のうち、前記押さえ部側の媒体を前記搬送路に対して押さえ付け、
前記制御部は、
前記押さえ部側の媒体が、前記搬送路に対して押さえ付けられているとき、前記搬送路を制御して、前記搬送路側の媒体を前記検出部の検出対象領域に搬送する
ことを特徴とする媒体取扱装置。 - 請求項2に記載の媒体取扱装置はさらに、
前記媒体に印字する印字部を有し、
前記制御部は、
前記検出結果が前記所定の閾値よりも大きいと判定すると、前記媒体を前記媒体取扱口から排出するように前記搬送路を制御し、
前記検出結果が前記所定の閾値と実質的に等しいと判定すると、前記印字部に媒体への印字を指示する
ことを特徴とする媒体取扱装置。 - 請求項3に記載の媒体取扱装置であって、
前記押さえ部は、頁めくり機構である
ことを特徴とする媒体取扱装置。 - 請求項4に記載の媒体取扱装置であって、
前記搬送路は、前記媒体を搬送するローラを含み、
前記制御部は、前記ローラの回転を制御すること
を特徴とする媒体取扱装置。 - 請求項5に記載の媒体取扱装置であって、
前記所定の閾値とは、前記複数の媒体の一の前記搬送路方向の長さであること
を特徴とする媒体取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135765A JP2015011486A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 媒体取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013135765A JP2015011486A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 媒体取扱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015011486A true JP2015011486A (ja) | 2015-01-19 |
Family
ID=52304607
Family Applications (1)
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JP2013135765A Pending JP2015011486A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | 媒体取扱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (3)
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JPS5692635U (ja) * | 1979-12-18 | 1981-07-23 | ||
JP2011243062A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Oki Electric Ind Co Ltd | 媒体処理装置および媒体処理方法 |
JP2013119470A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 冊子状媒体処理装置 |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013135765A patent/JP2015011486A/ja active Pending
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