JP5056700B2 - 媒体幅寄せ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送路を搬送される媒体を、該搬送路の一側に設けられた基準面に幅寄せする媒体幅寄せ機構に関する。
金融機関等の窓口に設置された机に組込まれ、通帳や伝票等の媒体に印字を行うプリンタがあり、このようなプリンタにおいては通帳や伝票等の媒体に設けられた磁気ストライプに対するデータの読取り及び書込みや、媒体に対する印字を行うために、媒体の磁気ストライプや印字位置を磁気ヘッドや印字ヘッドと対向する位置に正確に位置付ける必要があり、そのためプリンタ内に媒体幅寄せ機構を設けている。
従来の媒体幅寄せ機構として、上部ガイド板と下部ガイド板により構成される搬送路の一側に基準面を設けておき、媒体挿入口から搬送路に挿入された媒体を搬送ローラにより一定量搬送した後、媒体を幅寄せローラとプレスローラにより上下方向から挟持し、幅寄せローラの回転により媒体を基準面側に幅寄せすることで、媒体の一側が基準面と平行に沿うように押付けた後、媒体を磁気ヘッド側に搬送するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、媒体の搬送方向に対して直交する方向に平行に配置された2個の搬送ローラ間にバネで付勢された上下動可能な押圧ピンを設けて、幅寄せの際、媒体が垂れ下がらないように上部ガイド板に押圧ピンで媒体を押圧するようにしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−12195号公報 特開平9−40231号公報
しかしながら、上述した従来の技術では以下の問題がある。
図12は従来技術の問題を示す説明図である。
図において100と101は媒体Pを搬送する搬送路に配置された搬送ローラ、102は搬送ローラ100、101間の搬送ローラ100寄りの位置に配置された幅寄せローラ、103は搬送路の一側に設けられた基準面である。
上述した特許文献1に示される技術においては、幅寄せローラ102と図示しないプレスローラで媒体Pを挟持している位置が図において媒体Pの左側に偏り、挟持位置から媒体一側までの長さL1と、挟持位置から媒体他側までの長さL2が大きく異なるため、左右のバランスが悪くなって、媒体Pの一側が基準面103から遠い位置にある状態では、つまり媒体一側と基準面103との間の距離L3が大きい場合は、幅寄せしたときに媒体Pが幅寄せローラ102を中心に二点鎖線で示したように大きく回転して傾いてしまい、その傾いた状態で基準面103に押付けられるため、媒体Pの座屈や変形を生じるという問題があった。
そこで、特許文献2に示される押圧ピン104を図12に示したように搬送ローラ100、101間の搬送ローラ101寄りの位置に配置し、幅寄せの際、媒体Pを図示しない上部ガイド板に押圧するようにした場合、媒体Pの回転は阻止できるが、幅寄せ動作中に 押圧ピンが媒体Pを上部ガイド板に押圧しているため、媒体Pに対して幅寄せローラ102がスリップすることがあり、そのため媒体一側と基準面103との間の距離L3が大きい場合、媒体一側を基準面103に押付けられない等の幅寄せ不良が発生するという新たな問題を生じことになる。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明の媒体幅寄せ機構は、上部ガイド板と下部ガイド板とで形成される搬送路の一側に基準面を設け、前記搬送路に媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べられた第1のフィードローラとその下流側に媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べられた第2のフィードローラを設けて、これらのローラが囲う領域の中央に幅寄せローラを配置すると共に、媒体の他側に対応する位置で前記下部ガイド板側に押圧ピンを配置して、前記基準面から所定の距離離れた位置にセンサを設けておき、前記第1のフィードローラにより先端が前記第2の搬送ローラに達するまで搬送した媒体を前記センサが検知したか否かにより、前記媒体の一側が基準面より遠いか近いかを判断して、前記媒体の一側が基準面より遠い場合は、押圧ピンを上昇させて前記媒体の他側を上部ガイド板に押付けた状態で、前記センサが媒体の一側を検知するまで前記幅寄せローラにより媒体を前記基準面側に幅寄せした後、前記押圧ピンを下降させてその先端が前記上部ガイド板と下部ガイド板の間で前記媒体を支える状態にしてから前記幅寄せローラにより前記媒体の一側が前記基準面に押し付けられるよう幅寄せし、前記媒体の一側が前記基準面より近い場合は、前記押圧ピンを上昇させてその先端が前記上部ガイド板と下部ガイド板の間で前記媒体を支える状態にしてから前記幅寄せローラにより前記媒体の一側が前記基準面に押し付けられるよう幅寄せすることを特徴とする。
このようにした本発明は、媒体の一側が基準面から遠いと判断した場合は、押圧ピンで媒体の他側部を上部ガイド板に押付けて媒体の一側が側部検知センサで検知されるまで幅寄せするようにしているため、この間媒体が幅寄せローラを中心に回転して傾斜することがなく、その後、押圧ピンを上端が上部ガイド板と下部ガイド板の間の位置で媒体を支えるように下降させ、この状態で幅寄せローラの回転により基準面まで幅寄せするようにしているため、媒体の幅寄せは短い距離で行われることになり、そのため幅寄せローラのスリップを生じることなく媒体を基準面に対して平行に幅寄せして、媒体の一側を確実に基準面に押付けることが可能になるので、媒体の座屈や変形を生じることなく幅寄せを行うことが可能になるという効果が得られる。
また、媒体の一側が基準面から近いと判断した場合は、媒体の幅寄せは短い距離で行われることになり、押圧ピンで媒体を上部ガイド板に押付けなくても媒体Pが回転することがないので、押圧ピンで媒体Pを支えた状態で幅寄せローラにより幅寄せすることで、媒体を基準面に対して平行に幅寄せして、媒体の一側を確実に基準面に押付けることが可能になるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による媒体幅寄せ機構の実施例を説明する。
図1は第1の実施例を示す平面図、図2は第1の実施例を示す側面図、図3及び図4は第1の実施例を示す正面図、図5は本発明が適用されるプリンタの概略斜視図、図6はその内部構造を示す側面図である。
まず、図5及び図6を用いて本発明が適用されるプリンタについて説明する。
図5及び図6において、1はプリンタで、金融機関の窓口に設置される机に組み込まれた例を示しており、このプリンタ1には机の上面に対して下方に傾斜した搬送路2が設けられている。
搬送路2は上部ガイド板3と下部ガイド板4を所定の間隔をあけて配設することにより形成され、この搬送路2の一側には媒体Pの搬送基準となる基準面5が下部ガイド板4と一体に形成されている。
搬送路2の上端側は媒体Pの挿入口と排出口を兼ねる挿入排出口6として机の上面で開口し、挿入排出口6から挿入される伝票、通帳及び証書等の大きさの異なる媒体Pを搬送するため、搬送路2はいずれの媒体Pも搬送可能なように幅が広く形成されている。
図6における矢印A,Bは媒体Pの搬送方向で、矢印Aは挿入排出口6から搬送路2の奥に向かって搬送する方向、矢印Bは搬送路2の奥から挿入排出口6に向かって搬送する方向であり、以下矢印A方向を吸入方向、矢印B方向を排出方向として説明する。
搬送路2にはそれぞれ対を成す回転可能なフィードローラ7とプレスローラ8、フィードローラ9とプレスローラ10、フィードローラ11とプレスローラ12、フィードローラ13とプレスローラ14が挿入排出口6から吸入方向に順に配置されており、フィードローラ7、9、11、13は図示しないモータを駆動源として回転するものとなっているが、フィードローラ7、9とフィードローラ11、13は別個のモータで回転させるものとしてもよい。
各ローラ対の設置間隔は必ずしも同間隔にする必要はないが、搬送方向の長さが最も短い媒体Pの長さより短くなるようにしてある。
ここでフィードローラ7、9、11、13は上部ガイド板3側に配置され、プレスローラ8,10、12、14は下部ガイド板4側に配置されていて、フィードローラ7、9、11、13は各々の外周の一部が上部ガイド板3に設けられた孔から搬送路2内に入り込み、プレスローラ8,10、12、14は下部ガイド板4に設けられた孔から搬送路2内に出入可能となっている。
そして、プレスローラ8,10、12、14は図示しない昇降機構により昇降し、媒体Pの搬送時には上昇して搬送路2内に入り込み、フィードローラ7、9、11、13に圧接することで、フィードローラ7、9、11、13との間に媒体Pを挟持し、幅寄せ時や媒体排出後には下降してフィードローラ7、9、11、13から離れ、下部ガイド板4の下側で待機するものとなっている。
15は幅寄せローラ、16はこの幅寄せローラ15と対を成すプレスローラで、幅寄せローラ15はフィードローラ7、9間に配置され、プレスローラ16はプレスローラ8、10間に配置されている。
幅寄せローラ15は外周の一部が上部ガイド板3に設けられた孔から搬送路2内に入り込んでおり、プレスローラ16は下部ガイド板4に設けられた孔から搬送路2内に出入可能になっている。
そして、プレスローラ16はプレスローラ8、10、12、14のものとは別の図示しない昇降機構により昇降し、媒体Pの幅寄せ時に上昇して搬送路2内に入り込み、幅寄せローラ15に圧接することで、幅寄せローラ15との間に媒体Pを挟持し、幅寄せ時以外は下降して幅寄せローラ15から離れ、下部ガイド板4の下側で待機するものとなっている。
この幅寄せローラ15とプレスローラ16については後で詳しく説明する。
17はフィードローラ9、11間に配置された読取センサで、媒体Pの頁マークや印字行を光学的に読取るためのものである。
18はフィードローラ11、13間に配置された印字部で、媒体Pを支えるプラテンとこのプラテン上で媒体Pに印字を行う印字ヘッド等により構成されている。
19はフィードローラ13等の奥側に配置された頁めくり部で、搬送ローラ及びプレスローラと頁めくりローラ等によって構成されており、通帳等に対する頁めくりを行う機能を有している。
このような構成によるプリンタ1の動作について説明する。
搬送路2の挿入排出口6から媒体Pが挿入されると、その媒体Pはフィードローラ7とプレスローラ8によって挟持され、フィードローラ9の回転により媒体の先端部がフィードローラ9とプレスローラ10によって挟持されてから所定量進むまで吸入方向に搬送された後、フィードローラ7、9の回転が停止される。
そして、媒体Pは幅寄せローラ15とプレスローラ16により挟持され、プレスローラ8、10がフィードローラ7、9から離間された後、幅寄せローラ15の回転により媒体Pが基準面5に幅寄せされる。
これ以降は、プレスローラ8、10、12、14をフィードローラ7、9、11、13に圧接して、媒体Pをフィードローラ7、9とプレスローラ8、10とで挟持し、プレスローラ16を幅寄せローラ15から離間させた後、フィードローラ7、9、11、13の回転により更に搬送路2の奥に媒体Pを搬送し、読取センサ17による印字行の読取り、印字部18による媒体Pへの印字、頁めくり部19による頁めくり、頁めくり後の印字等の処理を行う。
処理後は、フィードローラ7、9、11、13を逆回転させて媒体Pを排出方向に搬送し、挿入排出口6から排出する。
次に、本実施例の幅寄せ機構について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示したようにフィードローラ(第1のフィードローラ)7とこのフィードローラ7より搬送方向の下流側に位置するフィードローラ(第2のフィードローラ)9は媒体Pの搬送方向と直交する方向にそれぞれ所定の間隔で2個ずつ配置され、これに対応するようにプレスローラ(第1のプレスローラ)8、及びプレスローラ(第2のプレスローラ)10もそれぞれ2個ずつ配置されている。
そして一方のフィードローラ7、9と基準面5との距離は同等であり、他方のフィードローラ7、9と基準面5との距離も同等となっている。
また、フィードローラ7の間隔、及びプレスローラ8の間隔は、複数の媒体Pの最も幅の小さいものも挟持できる間隔となっており、フィードローラ9の間隔及びプレスローラ10も同様である。
フィードローラ7は軸方向が媒体Pの搬送方向と直交する方向になるように図2に示すシャフト20に取付けられ、モータによってシャフト20が駆動されることにより回転するものとなっている
同様にプレスローラ8も軸方向が媒体Pの搬送方向と直交する方向になるようにシャフト21に取付けられ、図示しない昇降機構によりシャフト21と一体に昇降(上下動)可能になっている。
また、フィードローラ9もフィードローラ7と同様の方向に向けてシャフト22に取付けられ、更にプレスローラ10も同様の方向に向けてシャフト23に取付けられていて、同様に回転あるいは昇降可能となっている。
幅寄せローラ15はフィードローラ7と9の合計4個のローラに囲われた矩形領域の中心部に配置され、幅寄せローラ15の下方にプレスローラ16が対向するように位置している。
本実施例では、大きさの異なる複数種類の媒体Pを搬送するものであるが、幅寄せローラ15は、プリンタ1の取り扱う最小の媒体Pが搬送される場合でも、その最小の媒体Pを幅寄せできるように前記の如く配置されており、従ってどのサイズの媒体Pも幅寄せローラ15の位置を通過する。
幅寄せローラ15の外周面両端部には、例えば180度の位置にそれぞれ高摩擦部材24が設けられ、この高摩擦部材24により媒体Pの幅寄せを行うものとなっている。
25は押圧ピンで、フィードローラ7、9の中間に位置でかつ基準面5より遠い側のフィードローラ7、9よりも外側の位置、つまり媒体Pの他側部に対応する位置に配置されている。
この押圧ピン25の下端には図3及び図4に示したようにコイルスプリング26の上端が取付けられており、コイルスプリング26の下端には図示しないモータにより回転するカム27が当接している。
押圧ピン25はカム27の回転により上下動し、下部ガイド板4に設けられた孔から搬送路2内に出入するようになっていて、下部ガイド板4よりプレスローラ16が上昇しているときは、下部ガイド板4より下方に退避しており、下部ガイド板4よりプレスローラ16が下降しているときは搬送路2内に進入するように制御されるものとなっている。
押圧ピン25の上昇位置は、カム27を回転させるモータの回転量をフォトインタラプタ等で検知して制御することが可能である。
28は挿入検知センサで、フィードローラ7より搬送方向下流側で、かつ幅寄せローラ15より搬送方向上流側になるようにフィードローラ7間に配置されている。
この挿入検知センサ28は、挿入排出口6から搬送路2に挿入される媒体Pの先端を光学的に検知するもので、前記のように配置することでいずれの大きさの媒体Pでも検知可能になっており、更にこの挿入検知センサ28は媒体排出時に媒体後端を検知するセンサも兼ねている。
29は側部検知センサで、搬送路2に挿入された媒体Pが基準面5の近くにあるかどうかを確認するために媒体Pの一側を光学的に検知するものであり、基準面5とこの基準面側のフィードローラ7及びプレスローラ8との間の位置、つまり基準面5から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。
30は幅寄せ完了検知センサで、媒体Pの一側が基準面5に押付けられたことを光学的に検知するため、フィードローラ7、9間でかつ基準面5と接する位置において媒体搬送方向に所定の間隔で2個配置されている。
図7は上述した構成による第1の実施例の作用を示すフローチャートで、この図にSで示したステップに従って幅寄せ動作を説明する。
尚、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御されるものとする。
媒体Pが搬送路2に挿入される前は、プレスローラ8、10はフィードローラ7、9から離れて下部ガイド板4の下側の位置で待機しており、またプレスローラ16も幅寄せローラ15から離れて下部ガイド板4の下側の位置で待機している。
この状態で媒体Pが挿入排出口6から搬送路2に挿入され、その媒体Pの先端部が挿入検知センサ28により検知されると、図示しない昇降機構によりプレスローラ8、10が上昇して搬送路2内に入り込み、これにより媒体Pの先端部付近がフィードローラ7とプレスローラ8により挟持される。
続いて、図示しないモータが駆動され、フィードローラ7、9が回転して、このフィードローラ7、9の回転により媒体Pは図1に示した矢印A方向に搬送(吸入)され(S1)、そしてあらかじめ定められた搬送量だけ媒体Pが搬送されると、モータの駆動が停止され、フィードローラ7、9の回転が止められて、媒体Pは図1に示したように幅寄せローラ15が媒体Pのほぼ中央部にくる位置つまり媒体幅よせ位置で停止する(S2)。
次に、図3に示したように図示しない昇降機構によりプレスローラ16を上昇させて、幅寄せローラ15との間に媒体Pを挟持した後、図示しない別の昇降機構によりプレスローラ8、10を下降させてフィードローラ7、9から離間し、下部ガイド板4の下側の位置で待機させると共に、押圧ピン25を上昇させる。
このときの押圧ピン25を上昇させる位置は、側部検知センサ29が媒体Pの一側を検知しているか否かにより、媒体Pの一側が基準面5から遠い位置にあるか近い位置にあるかを図示しない制御部が判断して決定する(S3)。
媒体Pの一側が基準面5から遠い位置にあると判断した場合、図3に示したように押圧ピン25を上端が上部ガイド板3に突き当たる位置まで上昇させて媒体Pの他側部を上部ガイド板3に押付ける(S4)。
そして、媒体Pの一側が側部検知センサ29に検知されるまで幅寄せローラ15を回転させ(S5)、媒体Pの一側が側部検知センサ29に検知されると幅寄せローラ15の回転を停止して、図4に示したように押圧ピン25を上端が上部ガイド板3と下部ガイド板4の間の位置にくるように下降させて(S6)、媒体Pの他側部を押圧ピン25の上端で支えるようにする。
一方、前記S3で媒体Pの一側が基準面5から近い位置にあると判断した場合は、押圧ピン25を上端が上部ガイド板3と下部ガイド板4の間の位置にくるように上昇させて(S7)、媒体Pの他側部を押圧ピン25の上端で支えるようにする(図4参照)。
その後、モータを駆動して幅寄せローラ15を回転させ(S8)、これにより媒体Pを図1に示した矢印C方向に送ることで基準面5に幅寄せする。
これにより媒体Pの一側が基準面5に押付けられ、2個の幅寄せ完了検知センサ30が共に媒体Pを検知すると(S9)、媒体Pの幅寄せが正常に完了したものとして幅寄せローラの15の回転を停止し、幅寄せ動作を終了する。
これ以降は、プレスローラ8、10、12、14を上昇させ、媒体Pをフィードローラ7、9とプレスローラ8、10とで挟持し、プレスローラ16を幅寄せローラ15から離間させた後、上述したように搬送路2の奥に媒体Pを搬送し、図6に示した読取センサ17による印字行の読取り、印字部18による媒体Pへの印字、頁めくり部19による頁めくり、頁めくり後の印字等の処理を行う。
以上説明したように、第1の実施例では、幅寄せローラ15をフィードローラ7と9の合計4個のローラに囲われた領域の中心部に配置して、媒体Pがフィードローラ7と9の合計4個のローラに接する幅寄せ位置に搬送されてきたとき幅寄せローラ15が媒体Pに対してバランスのよい位置で媒体Pを挟持できるようにしている。
そして、幅寄せ時には、媒体Pが幅寄せ位置に搬送されてきたとき、側部検知センサ29が媒体Pを検知したか否かにより、挿入された媒体Pの一側が基準面5に近いか遠いかを判断して、媒体Pの一側が基準面5から遠いと判断した場合は、押圧ピン25で媒体Pの他側部を上部ガイド板3に押付け、媒体Pの一側が側部検知センサ29で検知されるまで幅寄せローラ15を回転させるようにしているため、この間媒体Pが幅寄せローラ15を中心に回転して傾斜することがなく、その後、押圧ピン25を上部ガイド板3と下部ガイド板4の間の位置に下降させることで押圧ピン25により媒体Pを支えた状態で幅寄せローラ15の回転により基準面5まで幅寄せするようにしているため、媒体の幅寄せは短い距離で行われることになり、そのため幅寄せローラ15のスリップを生じることなく媒体Pを基準面5に対して平行に幅寄せして、媒体Pの一側を確実に基準面5に押付けることが可能になるので、媒体の座屈や変形を生じることなく幅寄せを行うことが可能になるという効果が得られる。
また、媒体Pの一側が基準面5から近いと判断した場合は、媒体Pの幅寄せは短い距離で行われることになり、押圧ピン25で媒体Pを上部ガイド板3に押付けなくても媒体Pが回転することがないので、押圧ピン25により媒体Pを支えた状態で幅寄せローラ15により幅寄せすることで、媒体Pを基準面5に対して平行に幅寄せして、媒体Pの一側を確実に基準面5に押付けることが可能になるという効果が得られる。
図8は本発明の第2の実施例を示す平面図、図9は第2の実施例を示す側面図、図10及び図11は第2の実施例を示す正面図である。
図において31は磁気ヘッドで、媒体Pに設けられている磁気ストライプに対して搬送路2内でデータの読取り、書込みを行うためにプリンタ1に備えられているものである。
本実施例ではこの磁気ヘッド31を媒体Pの幅寄せを行う移動体として利用する。
この磁気ヘッド31は図9に示したように幅寄せローラ15とフィードローラ9の間の位置(プレスローラ16と10の間の位置)で下部ガイド板の下側に配置されていて図示しない昇降機構により上下動可能となっており、かつ図示しない移動機構により媒体Pの搬送方向と直交する方向に移動できるようになっている。
この他の構成は上述した第1の実施例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に第2の実施例の作用について説明する。
この第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、幅寄せローラ15により媒体Pを幅寄せする際、媒体Pの下面に磁気ヘッド31を接触させ、幅寄せローラ15による媒体Pの幅寄せ速度と同一の速度で磁気ヘッド31を移動させることにある。
本実施例において、媒体Pの挿入、幅寄せ位置までの搬送は第1の実施例と同様に行われる。
媒体Pが幅よせ位置まで搬送されてきて、幅寄せローラ15とプレスローラ16により挟持されると、側部検知センサ29が媒体Pの一側を検知しているか否かにより、媒体Pの一側が基準面5から遠い位置にあるか近い位置にあるかを図示しない制御部が判断し、 媒体Pの一側が基準面5から遠い位置にあると判断した場合、図10に示したように押圧ピン25を上端が上部ガイド板3に突き当たる位置まで上昇させて媒体Pの他側部を上部ガイド板3に押付ける。
このとき磁気ヘッド31は、押圧ピン25側で下部ガイド板4より下側の位置で停止している。
この状態で媒体Pの一側が側部検知センサ29に検知されるまで幅寄せローラ15を回転させ、媒体Pの一側が側部検知センサ29に検知されると幅寄せローラ15の回転を停止して、図11に示したように押圧ピン25を上端が上部ガイド板3と下部ガイド板4の間の位置にくるように下降させて、媒体Pの他側部を押圧ピン25の上端で支えるようにする。
同時に磁気ヘッド31を図示しない上昇機構により上昇させて上端面(読取書込み面)が下部ガイド板4の透孔から搬送路2に入込んで媒体Pの下面に接触してから、幅寄せローラ15の回転と共に図示しない移動機構により媒体搬送方向と直交する方向、すなわち図8に矢印Dで示した基準面5側の方向に媒体Pの移動速度と同速度で移動させる。
また、幅よせ位置まで搬送されてきた媒体Pの一側が基準面5から近い位置にあると判断した場合は、押圧ピン25を上端が上部ガイド板3と下部ガイド板4の間の位置にくるように上昇させて、媒体Pの他側部を押圧ピン25の上端で支え、同時に磁気ヘッド31も上昇させて上端面が下部ガイド板4の透孔から搬送路2に入込んで媒体Pの下面に接触してから、幅寄せローラ15の回転と共に媒体搬送方向と直交する方向、すなわち図8に矢印Dで示した基準面5側の方向に媒体Pの移動速度と同速度で移動させる。
これにより媒体Pは矢印C方向に向かって基準面5に幅寄せされる。
以上説明したように第2の実施例では、媒体幅寄せ時に側部検知センサ29が媒体Pの一側を検知してから、磁気ヘッド31を媒体に接触させて基準面5側に移動させるようにし、これにより幅寄せローラ15と協働で媒体Pを幅寄せするため、第1の実施例と同様の効果が得られると共に、より確実に幅寄せを行うことが可能になる。
尚、上述した第2の実施例では、媒体Pの搬送方向と直交する方向に移動する移動体としてプリンタ1に備えられている磁気ヘッド31を利用するものとしたが、このような磁気ヘッド31を備えていない場合、同様に昇降、移動する移動体を追加するものとしてもよい。
第1の実施例を示す平面図 第1の実施例を示す側面図 第1の実施例を示す正面図 第1の実施例を示す正面図 本発明が適用されるプリンタの概略斜視図 本発明が適用されるプリンタの内部構造を示す側面図 第1の実施例の作用を示すフローチャート 第2の実施例を示す平面図 第2の実施例を示す側面図 第2の実施例を示す正面図 第2の実施例を示す正面図 従来技術の問題を示す説明図
符号の説明
1 プリンタ
2 搬送路
3 上部ガイド板
4 下部ガイド板
5 基準面
6 挿入排出口
7 フィードローラ
8 プレスローラ
9 フィードローラ
10 プレスローラ
15 幅寄せローラ
16 プレスローラ
24 高摩擦部材
25 押圧ピン
26 コイルスプリング
27 カム
28 挿入検知センサ
29 側部検知センサ
30 幅寄せ完了検知センサ
31 磁気ヘッド

Claims (3)

  1. 上部ガイド板と下部ガイド板とで形成される搬送路の一側に基準面を設け、前記搬送路に媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べられた第1のフィードローラとその下流側に媒体の搬送方向と直交する方向に複数並べられた第2のフィードローラを設けて、これらのローラが囲う領域の中央に幅寄せローラを配置すると共に、媒体の他側に対応する位置で前記下部ガイド板側に押圧ピンを配置して、前記基準面から所定の距離離れた位置にセンサを設けておき、
    前記第1のフィードローラにより先端が前記第2の搬送ローラに達するまで搬送した媒体を前記センサが検知したか否かにより、前記媒体の一側が基準面より遠いか近いかを判断して、
    前記媒体の一側が基準面より遠い場合は、押圧ピンを上昇させて前記媒体の他側を上部ガイド板に押付けた状態で、前記センサが媒体の一側を検知するまで前記幅寄せローラにより媒体を前記基準面側に幅寄せした後、前記押圧ピンを下降させてその先端が前記上部ガイド板と下部ガイド板の間で前記媒体を支える状態にしてから前記幅寄せローラにより前記媒体の一側が前記基準面に押し付けられるよう幅寄せし、
    前記媒体の一側が前記基準面より近い場合は、前記押圧ピンを上昇させてその先端が前記上部ガイド板と下部ガイド板の間で前記媒体を支える状態にしてから前記幅寄せローラにより前記媒体の一側が前記基準面に押し付けられるよう幅寄せすることを特徴とする媒体幅寄せ機構。
  2. 請求項1記載の媒体幅寄せ機構において、
    前記下部ガイド板側に幅寄せローラに圧接、離間可能なプレスローラを設け、
    媒体幅寄せ時に該プレスローラを幅寄せローラに圧接して前記媒体を挟持することを特徴とする媒体幅寄せ機構。
  3. 請求項1又は請求項2記載の媒体幅寄せ機構において、
    前記幅寄せローラと第2のフィードローラの間の位置で媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能な移動体を下部ガイド板側に設け、
    前記押圧ピンの先端が前記媒体を支える状態にしてから前記幅寄せローラにより前記媒体の一側が前記基準面に押し付けられるよう幅寄せする際、前記移動体を前記媒体の下面に接触させて前記基準面側に移動させることを特徴とする媒体幅寄せ機構。
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