JP5223567B2 - 媒体幅寄せ機構 - Google Patents
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Description
さらに、媒体幅寄せ時、媒体突当て基準部に媒体が衝突したときに、媒体が座屈し、次の処理部での印字位置ずれ、読み取り不良等を誘発させることになる。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
図において、媒体搬送装置1には搬送路2が設けてあり、この搬送路2は上部ガイド板3と下部ガイド板4が間隔をあけて配設されることによって構成されている。
下部ガイド板4の一側には媒体30の搬送基準となる媒体突当て基準部5が形成されている。
搬送路2には大きさの異なる媒体が搬送されるが、いずれの媒体も搬送可能となるように搬送路2の幅は広く形成されている。
搬送路2には、フィードローラ7a、7bが回転可能に配設されている。このフィードローラ7a、7bは媒体30を矢印A方向に搬送するローラであり、パルスモータにより回転駆動される。
フィードローラ7aとフィードローラ7bは媒体搬送方向に直交する方向になるように図2に示す如く、シャフト9に取り付けられ、パルスモータによりシャフト9が回転することにより同方向に回転するようになっている。フィードローラ7a、7bは、図示しない上部ガイド板3の透孔から搬送路2内に入り込み、同様に下部ガイド板4の図示しない透孔から入り込むプレスローラ8a、8bが圧接する。
また、フィードローラ7a、7bから搬送方向(矢印A方向)に所定距離離れた位置にフィードローラ11a、11bが回転可能に設けてある。このフィードローラ11a、11bもシャフト13に取り付けられ、図示しない上部ガイド板3の透孔から搬送路2内に入り込み、それぞれプレスローラ12a、12bに圧接する。
フィードローラ7a、7bから搬送方向に所定距離だけ離れた位置に幅寄せローラ15
が設けてある。本実施例では、大きさの異なる複数種類の媒体を搬送するものであるが、幅寄せローラ15は、装置で取扱可能な最小の媒体が搬送される場合でも、その最少の媒体を幅寄せ可能な位置に設けられている。したがって、どのサイズの媒体も幅寄せローラ15の位置を通過することになる。
幅寄せローラ15は、周面の中程に凹部15aを有する大略鼓形であり、凹部15aの両側の周囲にゴム等の高摩擦部材23a、23bが設けてあり、高摩擦部材23aと高摩擦部材23bとは180度位相がずれて設けられている。
挿入検知センサ17は搬送路2に挿入された媒体30の先端部を検知するもので、いずれの大きさの媒体30でも検知する位置に配置されている。
搬送路2の媒体突当て基準部5に幅寄せ完了検知センサ28、29が設けてある。この幅寄せ完了検知センサ28、29は、媒体30の一側端部が媒体突当て基準部5に押し付けられたことを検知するもので、媒体突当て基準部5に沿って一定の間隔で配置されている。
以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御されるものとする。
媒体30が搬送路2に挿入される前は、プレスローラ8a、8bおよびプレスローラ12a、12bは、フィードローラ7a、7bおよびフィードローラ11a、11bから離れている。
このとき、剛性度の低い媒体30は、図5に示す如く、板ばね19のみの圧接力で挟持され、剛性度の高い媒体30は、図6に示す如く、板ばね19の圧接力とばね22の引張り力の合計によるテンションブラケット21の圧接力で挟持される。したがって、板ばね19の圧接力およびばね22の引張り力のそれぞれの力およびその両者の合計の力は、剛性度の高い媒体30を無理に撓ませるような大きな力ではなく、弱く設定してある。
媒体30が幅寄せされて媒体突当て基準部5に押し付けられると、幅寄せ完了検知センサ28、29が媒体30を検知する。両方の幅寄せ完了検知センサ28、29が媒体30を検知した検知信号を確認して制御部は媒体30の一側面(図においては右側面)の全体が付き当てられた状態、すなわち、斜行が矯正されたと判断し、制御部は幅寄せローラ15の駆動モータの回転を停止して幅寄せローラ15の移動を停止する。これによって、幅寄せ動作を終了する。
以上説明した本実施例によると、剛性度の低い、厚さの薄い媒体を媒体突当て基準部に幅寄せする場合は、幅寄せローラとプレスローラの挟持力を小さくすることにより、媒体突当て基準部に強く衝突させることがなく、媒体の座屈や変形を抑制することができる。
2 搬送路
3 上部ガイド板
4 下部ガイド板
5 媒体突当て基準部
6 挿入口
7a、7b フィードローラ
8a、8b プレスローラ
9 シャフト
10 シャフト
11a、11b フィードローラ
12a、12b プレスローラ
13 シャフト
14 シャフト
15 幅寄せローラ
15a 凹部
16 プレスローラ
16a 凸部
17 挿入検知センサ
18 ローラ支点シャフト
19 板ばね
20 固定ブラケット
21 テンションブラケット
21a ストッパ
22 ばね
23a、23b 高摩擦部材
24 隙間
25 カム
26 案内板
27 カム軸
28、29 幅寄せ完了検知センサ
30 媒体
Claims (2)
- 媒体突当て基準部を側面に有する媒体の搬送路と、この搬送路に沿って設けた幅寄せローラとこの幅寄せローラに対向してプレスローラを接離自在に設け、両ローラによって媒体を圧接後、幅寄せローラを回動することにより該媒体の側端部を前記媒体突当て基準部まで移動させて幅寄せを行う媒体幅寄せ機構において、
前記幅寄せローラの周面に凹部を、前記プレスローラの周面には前記幅寄せローラの凹部の深さより高さの高い凸部をそれぞれ形成すると共に、
回動可能に設けられた案内板と、
該案内板と共に回動可能で、前記プレスローラを支持し、前記プレスローラを前記幅寄せローラ側に付勢する板ばねと、
回動可能に設けられ、前記案内板の前記プレスローラ近傍の位置との間に付勢部材が掛け渡され、前記プレスローラが前記幅寄せローラから離れる方向に移動したとき前記板ばねが圧接するように配置されたブラケットを備え、
媒体の幅寄せを行わないときは、前記案内板の回動により前記プレスローラを前記幅寄せローラから離すように前記板ばねが回動して前記ブラケットに圧接し、
媒体の幅寄せ時には、前記案内板を前記と逆の方向に回動させることで、前記板ばねにより前記プレスローラを前記幅寄せローラに接近させ、かつ幅寄せする媒体が剛性度の低い媒体であるとき、前記板ばねにより前記プレスローラを前記幅寄せローラ側に付勢することで前記プレスローラの凸部が前記幅寄せローラの凹部に前記媒体を当接させると共に該当接個所以外に隙間を形成し、幅寄せする媒体が剛性度の高い媒体であるときは、前記板ばねが前記ブラケットに圧接することにより前記付勢部材と前記板ばねにより前記プレスローラを前記幅寄せローラ側に付勢することで前記媒体を前記幅寄せローラの凹部の両側の周囲に押し付けることを特徴とする媒体幅寄せ機構。 - 請求項1において、
幅寄せローラの凹部の両側の周囲の所望箇所にゴム等の高摩擦部材を取り付けたことを特徴とする媒体幅寄せ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008248728A JP5223567B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 媒体幅寄せ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008248728A JP5223567B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 媒体幅寄せ機構 |
Publications (2)
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JP5223567B2 true JP5223567B2 (ja) | 2013-06-26 |
Family
ID=42207812
Family Applications (1)
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JP2008248728A Active JP5223567B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 媒体幅寄せ機構 |
Country Status (1)
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-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008248728A patent/JP5223567B2/ja active Active
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