JP2008239295A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Manabu Murazaki
学 村崎
Minoru Otsuka
稔 大塚
Masahito Ozawa
正仁 小澤
Tomonori Takai
智則 高井
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Abstract

【課題】不慣れなオペレータが操作する場合でも確実に幅寄せを行うことができ、また挿入された媒体の斜行状態を正確に検知することのできる媒体搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送路2に媒体を搬送するフィードローラ7a、7b、11a、11bを配置するとともに、2個の幅寄せローラ15a、15bを設ける。幅寄せローラ15a、15bは、搬送路2を搬送されるいずれの媒体も通過する位置に配置される。また搬送路2にはスキュー検出センサ18、19が配置され、さらにスキュー検出センサ18、19の間に中央センサ20が配置される。中央センサ20はスキュー検出センサ18、19より若干搬送方向奥方に配置され、スキュー検出センサ18、19の間に入った媒体の端部を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大きさの異なる複数の媒体を基準面に押し付けて搬送する媒体搬送装置に関する。
従来、金融機関で使用される通帳記帳機や伝票処理装置あるいは証書処理装置等においては、通帳や伝票あるいは証書等の媒体に対して印刷処理を行ったり、あるいは通帳の磁気ストライプに対してデータの読取り書き込みを行ったりするために、媒体の位置を正確に位置付ける必要があり、そのため搬送路に突き当てのための基準面を設け、この基準面に媒体を押し当てる幅寄せを行う機構を有するものがある。
このような幅寄せ機構を開示するものとして、例えば、特許第3738164号公報に開示されるものがある。この公報に記載された発明は、媒体の傾き状態を検出し、媒体が左側先行か右側先行かという検出結果に応じて、媒体の搬送量を変え、左側先行の場合は搬送量を多くし、右側先行の場合は搬送量を少なくすることにより、それぞれの幅寄せに適正な位置で媒体の幅寄せを行うようにしたものである。
特許第3738164号公報
しかしながら上記特許文献1に開示される幅寄せ機構においては、様々な大きさの媒体に充分対応しているとはいえず、媒体の挿入操作に不慣れなオペレータが誤った操作をした場合、例えば、比較的小さな媒体を基準面から離れて挿入した場合には、幅寄せローラが挟持できずに媒体を基準面に幅寄せすることができない。即ち、媒体の挿入位置によってはエラーになることがあった。
また上記特許文献1に開示される幅寄せ機構においては、媒体の傾き状態を検出するために、媒体の搬送方向に直交する方向に所定の間隔をあけて配置された2つのセンサを設けている。しかしながら、間隔をあけて配置された2つのセンサで検出する場合、図19に示すように、媒体Pが傾いて挿入され、その先端部が2つのセンサS1、S2の中央部に位置し、2つのセンサS1、S2が同時に媒体を検知した場合には、実際には斜行しているにも拘わらず、正常に媒体が挿入されたと誤検知される惧れがある。これを回避するためには、媒体の状態を検知するためのセンサとしてイメージセンサを使用することが考えられるが、装置が高価なものになるという問題がある。
そこで本発明は、不慣れなオペレータが操作する場合でも確実に幅寄せを行うことができ、また挿入された媒体の斜行状態を正確に検知することのできる媒体搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明は、大きさの異なる複数の媒体を基準面に押し付けて搬送する媒体搬送装置において、媒体を前記基準面方向に幅寄せする幅寄せローラを、搬送されるいずれの媒体も通過する位置に配置したことを特徴とするものである。
また請求項4に係る発明は、大きさの異なる複数の媒体を基準面に押し付けて搬送する媒体搬送装置において、媒体搬送方向に直交する方向に並設され、媒体の斜行を検出する2個の斜行検出センサと、該2個の斜行検出センサの間に位置する中央センサとを設けたことを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、搬送されるいずれの媒体も通過する位置に幅寄せローラを配置したことにより、オペレータが不慣れでも挿入された媒体を確実に幅寄せすることが可能となる。
また請求項4に係る発明によれば、媒体搬送方向に直交する方向に並設した2個の斜行検出センサの間に中央センサを設けたことにより、正常に挿入された媒体と斜行して挿入された媒体とを正確に検知することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態の媒体搬送装置を示す平面図、図2は実施の形態の媒体搬送装置を示す側面図である。なお本実施の形態では媒体搬送装置として通帳伝票プリンタに具備される媒体搬送装置を例に説明する。
図1、図2において、実施の形態の媒体搬送装置1には搬送路2が設けられており、搬送路2は上部ガイド板3と下部ガイド板4が間隔をあけて配設されることにより形成されている。下部ガイド板4の一方には、媒体の搬送基準となる基準面5が形成されている。搬送路2の図2における左側は媒体の挿入口6となっている。挿入口6は媒体の排出口も兼ねている。搬送路2には大きさの異なる媒体が搬送されるが、いずれの媒体も搬送可能なように搬送路2は幅が広く形成されている。
搬送路2にはフィードローラ7a、7bが回転可能に配設されている。フィードローラ7a、7bは媒体を矢印A方向に搬送するローラで、後述するモータにより回転駆動される。フィードローラ7a、7bにはプレスローラ8a、8bがぞれぞれ圧接可能となっている。フィードローラ7aとフィードローラ7bは媒体搬送方向に直交する方向になるように図2に示すシャフト9に取付けられ、モータによりシャフト9が回転されることにより同方向に回転する。フィードローラ7a、7bは、図示しない上部ガイド板3の透孔から搬送路2内に入り込み、プレスローラ8a、8bに圧接する。
プレスローラ8a、8bはそれぞれフィードローラ7a、7bに対向して設けられ、シャフト10に取付けられている。シャフト10は図示しない機構により上下動可能に配設され、上昇したときにプレスローラ8a、8bがそれぞれフィードローラ7a、7bに圧接する。プレスローラ8a、8bは図示しない下部ガイド板4の透孔から搬送路2に入り込む。
またフィードローラ7a、7bから搬送方向(矢印A方向)に所定距離離れた位置にフィードローラ11a、11bが回転可能に配設されている。フィードローラ11a、11bもシャフト13に取付けられ、図示しない上部ガイド板3の透孔から搬送路2内に入り込み、それぞれプレスローラ12a、12bに圧接する。プレスローラ12a、12bはシャフト14に取付けられ、シャフト14は図示しない機構により上下動可能に配設され、上昇したときにプレスローラ11a、11bがそれぞれフィードローラ12a、12bに圧接する。プレスローラ12a、12bは図示しない下部ガイド板4の透孔から搬送路2に入り込む。
フィードローラ7a、7bから搬送方向に所定距離だけ離れた位置に幅寄せローラ15a、15bが設けられている。本実施の形態では、大きさの異なる複数種類の媒体を搬送するものであるが、幅寄せローラ15a、15bは、装置で取り扱い可能な最小の媒体が搬送される場合でも、該最小の媒体を幅寄せ可能な位置に設けられている。したがってどのサイズの媒体も幅寄せローラ15a、15bの位置を通過する。
幅寄せローラ15a、15bはともに媒体の搬送方向に直交する方向に媒体を搬送するように配置され、幅寄せローラ15aと幅寄せローラ15bの間隔Lは、媒体が基準面5に突き当たる前は媒体を直線的に移動させ、媒体が基準面5に突き当たった後は媒体を回転可能となる間隔に設定されている。幅寄せローラ15a、15bは後述するモータにより回転駆動され、上部ガイド板3の図示しない透孔から搬送路2に入り込んでいる。
図3は幅寄せローラを示す斜視図である。図3において、幅寄せローラ15a、15bにはそれぞれ高摩擦部材23a、23bが施され、高摩擦部材23aと高摩擦部材23bとは180度位相がずれて設けられている。
幅寄せローラ15a、15bにそれぞれ対向してプレスローラ16a、16bが設けられている。プレスローラ16a、16bはそれぞれ図示しない機構により上下動可能となっており、プレスローラ16a、16bが上昇したときにそれぞれ幅寄せローラ15a、15bに圧接する。プレスローラ16a、16bは図示しない下部ガイド板4の透孔から搬送路2に入り込む。
フィードローラ7a、7bより搬送方向下流で、幅寄せローラ15aより搬送方向上流に挿入検知センサ17が配置されている。挿入検知センサ17は挿入された媒体の先端部を光学的に検知するもので、いずれの大きさの媒体でも、また斜行して挿入された媒体でも検知する位置に配置されている。
また幅寄せローラ15bより搬送方向下流で、フィードローラ11a、11bより搬送方向上流にスキュー検出センサ18、19が配置されている。スキュー検出センサ18とスキュー検出センサ19は媒体搬送方向に直交する方向に沿って所定の間隔をあけて配置されている。スキュー検出センサ18、19は、どちらが先に媒体を検知するかにより媒体の斜行の方向を検出し、検知する時間差から媒体の斜行の角度を検出するためのものである。
スキュー検出センサ18、19の間で、スキュー検出センサ18、19よりやや搬送方向下流側に中央センサ20が配置されている。中央センサ20も光学的に媒体を検知するセンサで、とくにスキュー検出センサ18、19が同時に媒体を検知した場合に中央センサ20が先に媒体を検知している場合には媒体の斜行を検出することができるものである。中央センサ20はスキュー検出センサ18、19から搬送方向下流側に、センサの検知範囲製造バラツキ分だけ離して配置されている。
搬送路2の基準面5には幅寄せ完了検知センサ21、22が設けられている。幅寄せ完了検知センサ21、22は、媒体の一側部が基準面5に押し付けられたことを光学的に検知するもので、基準面5に沿って一定の間隔で配置されている。
図4は実施の形態の搬送装置の制御ブロック図である。図4において、制御部25は、実施の形態の搬送装置の動作を制御するもので、図1に示す各センサ17、18、19、20、21、22が接続されている。また制御部25には駆動回路26が接続され、駆動回路26にはモータ27、28が接続されている。モータ27はフィードローラ7a、7b、11a、11bを回転させるモータで、モータ28は幅寄せローラ11a、11bを回転させるモータである。
次に実施の形態の動作を説明する。まず媒体が正常な状態、即ち、斜行していない状態で挿入された場合について、図5乃至図7に従って説明する。媒体が搬送路2に挿入される前は、図2に示すように、プレスローラ8a、8b及びプレスローラ12a、12bはフィードローラ7a、7b、11a、11bから離れている。この状態で媒体Pが搬送路2に挿入されると、図5に示すように、媒体Pの先端部が挿入検知センサ17により検知される。これにより図示しない駆動手段が駆動され、プレスローラ8a、8b、12a、12bが上昇し、媒体Pの先端部付近がフィードローラ7a、7bとプレスローラ8a、8bにより挟持される。
次に制御部25は、モータ27を駆動し、フィードローラ7a、7b、11a、11bを回転させる。この回転により媒体Pは矢印A方向に搬送される。なおこのとき、幅寄せローラ15a、15bはプレスローラ16a、16bから離れている。媒体Pが搬送されると、図6に示すように、媒体Pの先端部がスキュー検出センサ18、19により検知される。媒体Pが斜行しないで搬送された場合、スキュー検出センサ18、19は媒体Pの先端部をほぼ同時に検知する。図6はスキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。
媒体Pの先端部を検知した信号がほぼ同時に制御部25に入力されると、その次に中央センサ20からの検知信号が入力されたことを確認する。これにより制御部25は媒体Pが斜行しないで搬送されていると判断し、その時点から予め定められた搬送量だけ媒体Pを搬送し、停止する。この停止位置を図7に示す。図7において、媒体Pは、幅寄せローラ15a、15bが媒体Pのほぼ中央に来る位置に停止している。
次に図示しない駆動手段によりプレスローラ8a、8b、12a、12bを下降させ、フィードローラ7a、7b、11a、11bから離間させる。そして制御部25は図示しない駆動手段により、プレスローラ16a、16bを上昇させ、幅寄せローラ15a、15bとにより媒体Pを挟持する。次に制御部25はモータ28を駆動し、幅寄せローラ15a、15bを回転させる。これにより媒体Pは矢印B方向に基準面5に向かって幅寄せされる。このとき幅寄せローラ15a、15bが2個あることにより、媒体Pは安定して基準面5に向かって直線的に幅寄せされる。
媒体Pが幅寄せされて基準面5に押し付けられると、幅寄せ完了検知センサ21、22が媒体Pを検知する。両方の幅寄せ完了検知センサ21、22からの検知信号を確認して制御部25は媒体Pの一側面(図では右側面)の全体が突き当てられた、即ち、斜行が矯正されたと判断し、幅寄せローラ15a、15bの回転を停止する。これにより幅寄せ動作を終了する。
これ以降はプレスローラ16a、16bを下降させ、再びプレスローラ8a、8b、12a、12bを上昇させてフィードローラ7a、7b、11a、11bによりさらに装置の奥方(矢印A方向)へ媒体Pを搬送させ、印刷等の処理を行う。
次に媒体が斜行して挿入された場合の動作を説明する。まず媒体の右側が先行して挿入された場合の動作を図8乃至図11により説明する。図8において、媒体Pが右先行した状態で搬送路2に挿入されると、媒体Pの先端部が挿入検知センサ17により検知される。これにより図示しない駆動手段が駆動され、プレスローラ8a、8b、12a、12bが上昇し、媒体Pの先端部付近がフィードローラ7a、7bとプレスローラ8a、8bにより挟持される。
次に制御部25は、モータ27を駆動し、フィードローラ7a、7b、11a、11bを回転させる。この回転により媒体Pは矢印A方向に搬送される。媒体Pが搬送されると、図9に示すように、媒体Pの先端部がまずスキュー検出センサ18により検知される。さらに搬送されると、次にスキュー検出センサ19により検知される。なお図9はスキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。
制御部25は、スキュー検出センサ18からの検知信号とスキュー検出センサ19からの検知信号の時間差を求め、求めた時間差から媒体Pの斜行角度を求める。媒体Pが過度に斜行している(例えば、30度以上)と判断した場合は、本装置で幅寄せするには斜行しすぎていると判断し、フィードローラ7a、7b、11a、11bを逆方向に回転させ、媒体Pを排出し、再挿入をオペレータに要求する。
また制御部25は媒体Pの斜行角度がある範囲、例えば、10度から30度の範囲内にあると判断した場合、制御部25は媒体Pを予め定められた搬送量だけ搬送し、停止する。この停止位置を図10に示す。この停止位置は、図7に示す斜行していない場合よりも挿入口6に近い位置で、幅寄せローラ15a、15bが媒体Pの中心より上方に位置している。
次に図示しない駆動手段によりプレスローラ8a、8b、12a、12bを下降させ、フィードローラ7a、7b、11a、11bから離間させる。そして制御部25は図示しない駆動手段により、プレスローラ16a、16bを上昇させ、幅寄せローラ15a、15bとにより媒体Pを挟持する。次に制御部25はモータ28を駆動し、幅寄せローラ15a、15bを回転させる。これにより媒体Pは矢印B方向に基準面5に向かって幅寄せされる。
媒体Pが幅寄せされると、図11に示すように、媒体Pの端部P1が基準面5に突き当たる。さらに幅寄せローラ15a、15bが回転されると、端部P1を支点として媒体Pが矢印C方向に回転する。このとき2つの幅寄せローラ15a、15bは媒体Pの上部に位置しているので、また幅寄せローラ15a、15bの間隔が比較的狭くなっているので、媒体Pは無理なく回転する。媒体Pが回転して、幅寄せ完了検知センサ21、22が媒体Pを検知すると、両方の幅寄せ完了検知センサ21、22からの検知信号を確認して制御部25は媒体Pの一側面(図では右側面)の全体が突き当てられた、即ち、斜行が矯正されたと判断し、幅寄せローラ15a、15bの回転を停止する。これにより幅寄せ動作を終了する。
また制御部25は媒体Pの斜行角度がある値より小さい、例えば、10度以下であると判断した場合、制御部25は媒体Pを図7に示す位置まで搬送し、幅寄せを行う。この場合は斜行角度が小さいことから、媒体Pの回転範囲が小さいので、幅寄せローラ15a、15bを媒体Pのほぼ中央に位置させて幅寄せを行うことができ、さらにサイズの大きい媒体に対しては、幅寄せローラ15a、15bを極端な端部でなく、ある程度中央位置によった位置で幅寄せを行うことができ、適正な幅寄せが可能となる。
次に媒体が左側が先行して挿入された場合の動作を説明する。図12は媒体が左先行した場合の媒体挿入を示す平面図である。図12において、媒体Pが左先行した状態で搬送路2に挿入されると、媒体Pの先端部が挿入検知センサ17により検知される。これにより図示しない駆動手段が駆動され、プレスローラ8a、8b、12a、12bが上昇し、媒体Pの先端部付近がフィードローラ7a、7bとプレスローラ8a、8bにより挟持される。
次に制御部25は、モータ27を駆動し、フィードローラ7a、7b、11a、11bを回転させる。この回転により媒体Pは矢印A方向に搬送される。媒体Pが搬送されると、図13に示すように、媒体Pの先端部がまず左側のスキュー検出センサ19により検知される。さらに搬送されると、次に右側のスキュー検出センサ18により検知される。なお図13はスキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。
制御部25は、スキュー検出センサ19からの検知信号とスキュー検出センサ18からの検知信号の時間差を求め、求めた時間差から媒体Pの斜行角度を求める。媒体Pが過度に斜行している(例えば、30度以上)と判断した場合は、本装置で幅寄せするには斜行しすぎていると判断し、フィードローラ7a、7b、11a、11bを逆方向に回転させ、媒体Pを排出し、再挿入をオペレータに要求する。
また制御部25は媒体Pの斜行角度がある範囲、例えば、10度から30度の範囲内にあると判断した場合、制御部25は媒体Pを予め定められた搬送量だけ搬送し、停止する。この停止位置を図14に示す。この停止位置は、図7に示す斜行していない場合よりも搬送路2の奥側の位置で、幅寄せローラ15a、15bが媒体Pの中心より下側に位置している。
次に図示しない駆動手段によりプレスローラ8a、8b、12a、12bを下降させ、フィードローラ7a、7b、11a、11bから離間させる。そして制御部25は図示しない駆動手段により、プレスローラ16a、16bを上昇させ、幅寄せローラ15a、15bとにより媒体Pを挟持する。次に制御部25はモータ28を駆動し、幅寄せローラ15a、15bを回転させる。これにより媒体Pは矢印B方向に基準面5に向かって幅寄せされる。
媒体Pが幅寄せされると、図15に示すように、媒体Pの端部P2が基準面5に突き当たる。さらに幅寄せローラ15a、15bが回転されると、端部P2を支点として媒体Pが矢印D方向に回転する。このとき2つの幅寄せローラ15a、15bは媒体Pの下部に位置しているので、また幅寄せローラ15a、15bの間隔が比較的狭くなっているので、媒体Pは無理なく回転する。媒体Pが回転して、幅寄せ完了検知センサ21、22が媒体Pを検知すると、両方の幅寄せ完了検知センサ21、22からの検知信号を確認して制御部25は媒体Pの一側面(図では右側面)の全体が突き当てられたと判断し、幅寄せローラ15a、15bの回転を停止する。これにより幅寄せ動作を終了する。
また制御部25は媒体Pの斜行角度がある値より小さい、例えば、10度以下であると判断した場合、制御部25は媒体Pを図7に示す位置まで搬送し、幅寄せを行う。この場合は斜行角度が小さいことから、媒体Pの回転範囲が小さいので、幅寄せローラ15a、15bを媒体Pのほぼ中央に位置させて幅寄せを行うことができ、さらにサイズの大きい媒体に対しては、幅寄せローラ15a、15bを極端な端部でなく、ある程度中央位置によった位置で幅寄せを行うことができ、適正な幅寄せが可能となる。
ところで、2つのスキュー検出センサ18、19がほぼ同時に媒体Pを検知した場合は通常は媒体Pが正常に挿入された場合であるが、図16に示すように、斜行した媒体Pの端部が2つのスキュー検出センサ18、19のちょうど中間に入り込んだ場合も、2つのスキュー検出センサ18、19がほぼ同時に媒体Pを検知する場合がある。本実施の形態では、図16に示す状態と図5に示す正常な状態とを識別可能となるように中央センサ20を配置している。
図16において、媒体Pが矢印A方向に搬送されて媒体Pの端部P2がスキュー検出センサ18とスキュー検出センサ19の間に入り込むと、まず中央センサ20で端部P2が検知される。この中央センサ20の検知信号は制御部25に送られ、制御部25では中央センサ20からの検知信号を受信した後、スキュー検出センサ18、19からの検知信号が入力されたか監視する。
スキュー検出センサ18、19からの検知信号は、ほぼ同時に入力される場合と時間的にずれて入力される場合があるが、いずれにしても媒体Pの斜行角度は過度の範囲内であるので、制御部25はフィードローラ7a、7b、11a、11bを逆方向に回転させ、媒体Pを排出し、再挿入をオペレータに要求する。なお図16に示す状態において、スキュー検出センサ18、19からの検知信号に基づいて媒体Pの斜行角度を算出し、その斜行角度に応じて幅寄せ動作を行うかあるいは媒体を戻すか決定するようにしてもよい。
中央センサ20は、上述のように、スキュー検出センサ18、19から搬送方向下流側に、センサの検知範囲製造バラツキ分だけ離れて設けられている。これは、媒体Pが図16に示すように斜行したときだけ、中央センサ20がスキュー検出センサ18、19よりも先に媒体Pを検知するようにするためである。理論的には中央センサ20を両側のスキュー検出センサ18、19と一直線上に配置してもよいが、製造上の誤差を考慮し、本実施の形態では積極的に中央センサ20をスキュー検出センサ18、19より搬送方向奥側に配置している。
上記実施の形態では、スキュー検出センサ18、19の検知信号に基づいて媒体Pの斜行角度を求め、一定範囲の角度の場合は一律に所定の搬送量だけ搬送した後、幅寄せ動作を行うようにしているが、これに限らず、求めた斜行角度に応じて細かく搬送量を決定するようにしてもよい。
この場合、フィードローラ7a、7b、11a、11bを回転させるモータ27をパルスモータとし、斜行角度に応じた搬送量をテーブルとして制御部25に備え、求めた斜行角度に対応する搬送量だけ媒体Pを搬送して幅寄せ動作を行う。この場合、図17に示すように、斜行角度が小さい場合は搬送量を小さくし、斜行角度が大きい場合は搬送量を大きくする。図17には左先行の斜行の媒体Pを示しているが、右先行の斜行の媒体についても、斜行角度が小さい場合は搬送量を小さくし、斜行角度が大きい場合は搬送量を大きくする。なお図17は斜行角度による搬送量の違いを示す平面図である。
また上記実施の形態では、幅寄せローラ15a、15bの位相が同じ位置に高摩擦部材23a、23bを設けているが、図18に示すように、幅寄せローラ15aと幅寄せローラ15bとで位相をずらして高摩擦部材を設けるようにしてもよい。図18において、幅寄せローラ15aには高摩擦部材23aが施され、他方の幅寄せローラ15bには幅寄せローラ15aの高摩擦部材23aに対して180度位相をずらせて高摩擦部材23bを施している。また高摩擦部材23a、23bが施されていない部分は媒体Pに対してスリップする材質を用いるか、またはその部分だけ径を小さくして媒体Pに接触しないように構成する。
このように高摩擦部材23aと23bの位相をずらせて配置することにより、特に媒体Pの端部P1またはP2が基準面5に突き当たった後に媒体Pを回転させながら幅寄せする場合に、高摩擦部材23aと高摩擦部材23bが交互に媒体Pを送ることになり、あたかも1つのローラで送るのと同様になり、媒体Pをスムーズに回転させることができる。そのため剛性の弱い媒体であっても、基準面5に突き当たっている端部P1またはP2が座屈することはない。なお高摩擦部材をずらせる位相角度は必ずしも180度でなくとも、同時に接触しないような角度であればよい。
実施の形態の媒体搬送装置を示す平面図である。 実施の形態の媒体搬送装置を示す側面図である。 幅寄せローラを示す斜視図である。 実施の形態の搬送装置の制御ブロック図である。 実施の形態の媒体搬送動作を示す平面図である。 スキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。 実施の形態における媒体の停止位置を示す平面図である。 媒体の斜行挿入を示す平面図である。 スキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。 斜行媒体の停止位置を示す平面図である。 媒体の幅寄せ動作を示す平面図である。 媒体左先行した場合の媒体挿入を示す平面図である。 スキュー検出センサにより媒体検知を示す平面図である。 斜行媒体の停止位置を示す平面図である。 媒体の幅寄せ動作を示す平面図である。 媒体がスキュー検出センサの間に入り込んだ状態を示す平面図である。 斜行角度による搬送量の違いを示す平面図である。 高摩擦部材の位相をずらせた幅寄せローラを示す斜視図である。 従来の問題点を示す説明図である。
符号の説明
1 搬送装置
2 搬送路
5 基準面
7a、7b、11a、11b フィードローラ
15a、15b 幅寄せローラ
17 挿入検知センサ
18、19 スキュー検出センサ
20 中央センサ
25 制御部

Claims (6)

  1. 大きさの異なる複数の媒体を基準面に押し付けて搬送する媒体搬送装置において、
    媒体を前記基準面方向に幅寄せする幅寄せローラを、搬送されるいずれの媒体も通過する位置に配置したことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記幅寄せローラは、媒体の搬送方向に並設された2個のローラから成る請求項1記載の媒体搬送装置。
  3. 前記2個の幅寄せローラの間隔は、媒体が前記基準面に突き当たる前は媒体を直線的に移動させ、媒体が前記基準面に突き当たった後は媒体を回転可能な間隔とした請求項2記載の媒体搬送装置。
  4. 前記2個の幅寄せローラは、互いに円周方向に位相をずらせて高摩擦部材を具備する請求項2または3記載の媒体搬送装置。
  5. 大きさの異なる複数の媒体を基準面に押し付けて搬送する媒体搬送装置において、
    媒体搬送方向に直交する方向に並設され、媒体の斜行を検出する2個の斜行検出センサと、該2個の斜行検出センサの間に位置する中央センサとを設けたことを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 前記中央センサは、前記2個のセンサを結ぶ前記直交方向から媒体搬送方向下流側にずれている請求項5記載の媒体搬送装置。
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