JP2005289531A - 記録媒体の斜め送り検出方法及び斜め送り検出装置並びに読取印字装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 搬送方向の位置が相対的に同一位置関係にあるとともに、搬送方向に直交方向の位置が離間した2地点に設置する2つのセンサ42、45と、搬送路上で通帳8を搬送させている間に、2つのセンサ42、45のうち一方のセンサ45が通帳8の縁部82の通過を検出したところから、他方のセンサ42が通帳8の縁部82の通過を検出するところまで駆動モータがこの間に回転する回転量と、予め設定された基準判別数とを比較判断して、通帳8の斜め送り発生の有無を検出する制御部とを備えた。
【選択図】 図6
Description
これらのセンサは、例えば図7に示すように、記録媒体100の搬送路101上で搬送方向と直交する幅方向について中央部付近に設置した主センサ103と、搬送路101の一方の側縁部であって記録媒体100を幅寄せするときのガイドとなる側壁102において、記録媒体100の搬送方向について主センサ103の設置位置の前後に設置した第1、第2のセンサ104、105と、ガイドとなる側壁102を設けた媒体搬送路101の一方の側縁部とは逆の他方の側縁部側に設置した記録媒体の他方の側縁部を検出する第3、第4のセンサ106、107とで構成している。
(a)記録媒体を機内に挿入直後、第2センサ105が媒体を検出した(オン)ときに、第1センサ104が媒体を検出していない(オフ)場合、
(b)記録媒体100を機内に挿入直後、第1センサ104がオンしてから所定の時間(記録媒体100を第1、第2センサ104、105の間の距離だけ搬送するのに要する時間)経過しても、主センサ103がオフとなっているとき、
(c)記録媒体100を機内に挿入した後に一定時間経過しても、第2センサ105が一度もオンせず、かつ、所定の時間内に主センサ103、第1センサ104のうち少なくともいずれかのセンサがオンしたとき、
のいずれかに該当する場合に、媒体斜行が発生していると判断(検出)している。
(i)先ず、記録媒体、例えば通帳を開いて挿入口へ差し込んで機内へ送り込む。すると、図示外の制御部が所定の時間経過をカウントすると、初めに、第1センサ104が通帳の存在を検出したか否かを判断する(第1ステップS101)。そして、この第1センサ104が通帳の先端側の縁部の通過を検出した場合、第4ステップS104へ移行する。一方、この通帳の通過を検出しなかった場合、第2ステップS102へ移行する。
(ii)第2ステップS102では、主センサ103、第3、第4センサ106、107のいずれかのセンサが通帳の存在を検出したか(オンするか)否かを判断する。そして、これらのセンサのいずれかが、通帳の存在を検出すると、第4ステップS104へ移行する。一方、主センサ103、第3、第4センサ106、107のいずれも、通帳の存在を検出しない場合、第3ステップS103へ移行する。
(iv)一方、第4ステップS104では、第1ステップS101で既に通帳の存在を検出していたので、マグネット(MG)を駆動して搬送路101(図7参照)の所定位置で上下に設置している上下一対の搬送ローラを圧接させる。これにより、通帳がローラ間に挟持され、搬送可能な状態となる。
(v)ここで、制御部が所定時間の経過をカウントすると、第1、第2センサ104、105を動作させ、記録媒体である通帳の有無をそれぞれ判断する(第5ステップS105)。そして、これらのセンサのいずれもが、通帳の存在を検出した場合、媒体斜行の検出動作を終了する。一方、第1、第2センサ104、105のいずかでも、通帳の存在を検出しない場合、第6ステップS106へ移行する。
(vii)ここで、第2センサ105が通帳の存在を検出するまで、図示外の制御部からパルスモータに制御用の信号を出力し、パルスモータを順方向に回転させる。これにより、パルスモータの出力軸に連結された搬送ローラの回転駆動力で、搬送路上にある通帳を機内の奥部へ向けて送出していく(第7ステップS107)。
(viii)そして、第5ステップS105と同様に、第1、第2センサ104、105を動作させ、記録媒体である通帳の有無をそれぞれ判断する(第8ステップS108)。そして、これらのセンサのいずれもが、通帳の存在を検出した場合、媒体斜行の検出動作を終了する。一方、第1、第2センサ104、105のいずれも、通帳の存在を検出しない場合、第9ステップS109へ移行する。
(x)このような一連の作業の結果、第1、第2センサ104、105のいずれか一方またはいずれも通帳の存在を検出できず、かつ、幅寄せ指示のための信号が出力されなかった通帳に対しては、スキューエラー(媒体斜行を検出)として判断され、媒体斜行の検出作業が終了される。これにより、例えば、図示外の表示手段にスキューエラーの表示がなされたり、音声で警告させたり、元の搬送路を逆送されて挿入口へ排出されるなどといった、適宜の後処理作業がなされる。
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点のうち、何れか一方を前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部が通過するときから、前記縁部が前記2地点の他方を通過するときまで、前記記録媒体の通過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する構成となっている。
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点のいずれをも、前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部が通過すると前記記録媒体の搬送方向を反転させ、
前記記録媒体の前記縁部が前記2地点とも通過したときから、前記2地点のいずれか一方を通過するときまでの通過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する構成となっている。
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点にそれぞれ設置する2つのセンサと、
この2つのセンサの何れか一方が前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部の通過を検出したときから、前記2つのセンサの他方が前記記録媒体の前記縁部の通過を検出するときまで、前記記録媒体の経過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準判値とを比較判断して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する斜行検出手段とを備えた構成となっている。
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点にそれぞれ設置する2つのセンサと、
前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部の通過を前記2つのセンサのいずれもが検出したところで前記記録媒体の搬送方向を反転させる反転搬送の開始時から、前記2つのセンサの何れか一方が前記縁部を通過する時までの経過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較判断して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する斜行検出手段とを備えた構成となっている。
図1は、本発明の斜め送り検出装置を備えた読取印字装置1を示すものであり、この読取印字装置1は、(手差し)挿入口10Aに連通する搬送路2と、記録媒体である通帳8を奥部へ向けて搬送する搬送ローラ対3と、斜め送り検出装置4と、斜め送りされた通帳8を正常な姿勢に補正する幅寄せ手段5と、搬送路2上に送り込まれてきた通帳に各種のデータを記帳する印字部6と、斜行検出手段である図示外の制御部などをハウジング10内部に備えている。
なお、本実施形態の第1〜第5のセンサ41〜45は、主センサ20と同様の回帰反射型が用いられている。
(Aタイプ):通帳を順送させて第2、第5センサ42、45の一方のみが通帳の先端を検出したところを基準として、ここからさらに順方向に通帳を搬送させて、第2、第5センサ42、45のいずれもが通帳を検出するまでのパルス数Pをカウントする。そして、このカウント数Pと予め設定した基準値である基準判別パルス数と比較して、媒体斜行を検出するか(図6において、矢印A動作)、
若しくは、
(Bタイプ):通帳8を順送させて第2、第5センサ42、45の何れもが通帳8の先端を検出したところで、通帳8の逆送を開始させ、第2、第5センサ42、45の一方のみが通帳8の先端を検出したところまでのパルス数Pをカウントする。そして、このカウント数Pと予め設定した基準判別パルス数(基準値)と比較して、媒体斜行を検出する(図6において、矢印B動作)。
(2)第2ステップS2では、図2において、主センサ20、第3、第4センサ43,44のいずれかのセンサが通帳8の存在を検出したか否かを判断する。そして、これらのセンサのいずれかが、通帳の存在を検出すると(オンすると)、第4ステップS4へ移行する。一方、主センサ20、第3、第4センサ43,44のいずれでも、通帳の存在を検出しない場合、第3ステップS3へ移行する。
(4)一方、第4ステップS4では、第1ステップS1で既に通帳8を検出していたので、図示外のマグネット(MG)を駆動し、図1に示すように離間していた上下一対の搬送ローラ31、32を圧接させる。これにより、通帳8がローラ31、32間に挟持され、搬送可能な状態となる。
(5)ここで、制御部が所定時間の経過についてカウントを開始すると、図2に示す第1、第2、第5センサ41、42、45を動作させ、通帳8の有無をそれぞれ判断する(第5ステップS5)。
(i)そして、これらのセンサ41、42、45のいずれもが、通帳8の存在を検出した場合、第6ステップS6へ移行する。
(ii)一方、第1センサ41は通帳8を検出したが、第2、第5センサ41、45のいずれでも、通帳の存在を検出しない場合、第9ステップS9へ移行する。
(iii)また、第2センサ42は通帳を検出したが、第5センサ45が通帳の存在を検出しない場合、或いは第5センサ45は通帳を検出したが、第2センサ42が通帳の存在を検出しない場合、第12ステップS12へ移行する。
(7)そして、第7ステップS7では、図示外の制御部からパルスモータに制御用の信号を出力し、図6において、第2、第5センサ42、45の一方が通帳を検出しなくなる(通帳8の先端側の縁部が第2、第5センサ42、45の発行部42A、45Aを過ぎる)まで、パルスモータを逆方向に回転させる。そして、この第2、第5センサ42、45の一方が通帳を検出しなくなるところまでのパルス数(第1パルス数)P1をカウントして、制御部のメモリに格納する。
即ち、ここで得られた第1、第2パルス数P1、P2のΔP(=P2−P1)差と、予め設定されている媒体斜行の基準値である「基準判別パルス数P0」(例えば、本実施形態では5パルス)との大小関係を判別し、
(i)ΔP>P0の場合:
この場合、許容される検出判別値P0を上回っているので、通帳が斜行状態であると判断される。従って、この場合には、次に第14ステップS14へ移行する。
(ii)ΔP≦P0の場合:
この場合、許容される検出判別値P0と同じか、これを下回っているので、媒体斜行ではない、つまり通帳の姿勢が平行状態であると判断される。従って、この場合には、ここで斜め送り検出方法は終了する。
(10)そして、図示外の制御部からパルスモータに制御用の信号を出力し、第2、第5センサ42、45の一方が通帳を検出するところまで、パルスモータを順方向に回転させる。また、この第2、第5センサ42、45の一方が通帳を検出し始めるところまでのパルス数(第3パルス数)P3をカウントして、制御部のメモリに格納する(第11ステップS11)。
即ち、ここで得られた第3、第4パルス数P3、P4の差ΔP(=P4−P3)と、予め設定されている媒体斜行の「基準判別パルス数P0」(例えば、本実施形態では5パルス)との大小関係を判別し、
(i)ΔP>P0の場合:
この場合、許容される検出判別値P0を上回っているので、通帳が斜行状態であると判断される。従って、この場合には、次に第14ステップS14へ移行する。
(ii)ΔP≦P0の場合:
この場合、許容される検出判別値P0と同じか、これを下回っているので、媒体斜行ではない、つまり通帳の姿勢が平行状態であると判断される。従って、この場合には、ここで斜め送り検出方法は終了する。
一方、この指示がなければ、スキューエラー(媒体斜行を検出)として判断され(第15ステップS15)、媒体斜行の検出作業が終了される。これにより、例えば、図示外の表示手段にスキューエラーの表示がなされたり、音声で警告されたり、元の搬送路を逆送されて挿入口へ排出されるなどといった、適宜の後処理作業がなされる。
(A)通帳を搬送させて、第2、第5センサ42、45の一方のみが通帳の先端を検出したところから、さらに順方向に通帳を搬送させて、第2、第5センサ42、45のいずれもが通帳を検出するまでのパルス数Pをカウントし、このカウント数Pを第2、第5センサ42、45を検出する第1、第2パルス数P1、P2の補正値とし、
(B)通帳を搬送させて、第2、第5センサ42、45のいずれもが通帳の先端を検出したところで通帳を逆送させて、第2、第5センサ42、45の一方のみが通帳を検出するところまでのパスル数Pをカウントし、このカウントしたパルス数Pを第2、第5センサ42、45を検出する第3、第4パルス数P3、P4の補正値とする。
なお、斜め送り検出装置を備えた読取印字装置の部品の組み付け位置のずれや部品自体の寸法ばらつきなどを考慮して、実際に検査を行い、個々の製品ごとに所要の範囲内で第2、第5センサ42、45を検出する第1、第2、第3、第4パルス数P1、P2、P3、P4の補正を適宜行うことが好ましい。
10 ハウジング
10A (手差し)挿入口
2 搬送路
3 搬送ローラ対
4 斜め送り検出装置
5 幅寄せ手段
6 印字部
8 記録媒体(通帳)
81 左側縁部
82 先端縁部
83 右側縁部
Claims (5)
- 搬送路上を搬送される記録媒体に対して、斜め送り発生の有無を検出する記録媒体の斜め送り検出方法であって、
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点のうち、何れか一方を前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部が通過するときから、前記縁部が前記2地点の他方を通過するときまで、前記記録媒体の通過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する記録媒体の斜め送り検出方法。 - 搬送路上を搬送される記録媒体に対して、斜め送りの発生の有無を検出する記録媒体の斜め送り検出方法であって、
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点のいずれをも、前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部が通過すると前記記録媒体の搬送方向を反転させ、
前記記録媒体の前記縁部が前記2地点とも通過したときから、前記2地点のいずれか一方を通過するときまでの通過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する記録媒体の斜め送り検出方法。 - 搬送路上を搬送される記録媒体に対して、斜め送り発生の有無を検出する記録媒体の斜め送り検出装置であって、
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点にそれぞれ設置する2つのセンサと、
この2つのセンサの何れか一方が前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部の通過を検出したときから、前記2つのセンサの他方が前記記録媒体の前記縁部の通過を検出するときまで、前記記録媒体の経過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準判値とを比較判断して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する斜行検出手段とを備えた記録媒体の斜め送り検出装置。 - 搬送路上を搬送される記録媒体に対して、斜め送りの発生の有無を検出する斜め送り記録媒体の検出装置であって、
前記記録媒体の搬送方向について相対的に同一位置関係で、かつ、前記搬送方向に直交する方向について離間した2地点にそれぞれ設置する2つのセンサと、
前記記録媒体の先、後端いずれかの縁部の通過を前記2つのセンサのいずれもが検出したところで前記記録媒体の搬送方向を反転させる反転搬送の開始時から、前記2つのセンサの何れか一方が前記縁部を通過する時までの経過時間又は前記記録媒体を搬送するモータの回転量と、予め設定された基準値とを比較判断して、前記記録媒体の斜め送り発生の有無を検出する斜行検出手段とを備えた記録媒体の斜め送り検出装置。 - 請求項3または4に記載の斜め送り検出装置を備えた読取印字装置。
Priority Applications (1)
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JP2004102894A JP2005289531A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 記録媒体の斜め送り検出方法及び斜め送り検出装置並びに読取印字装置 |
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JP2004102894A Pending JP2005289531A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 記録媒体の斜め送り検出方法及び斜め送り検出装置並びに読取印字装置 |
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Cited By (4)
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JP2008050132A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿搬送装置及び画像読取装置 |
JP2010168132A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Nec Computertechno Ltd | 斜行検知装置、斜行防止印字システム、斜行検知方法、斜行防止印字方法及びプログラム |
US9108815B2 (en) | 2013-09-30 | 2015-08-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet transport apparatus and image forming system |
JP2017182660A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 沖電気工業株式会社 | 媒体処理装置 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004102894A patent/JP2005289531A/ja active Pending
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JP4721441B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-07-13 | 株式会社リコー | 自動原稿搬送装置及び画像読取装置 |
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