JP4039925B2 - 媒体処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体を搬送路に沿って内部に取り込み、所定の処理を行う媒体処理装置に関し、特に、媒体を搬送路の側部に幅寄せする機構を具備する媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等の窓口では、オペレータがセットした通帳や伝票等の媒体を受け入れて、記入事項の読み取りや印字処理、磁気記録部への読み書き処理等を行う帳票処理装置が使用されている。特に最近では、同じ挿入口から、表紙を開いた状態の通帳だけでなく、表紙を閉じた状態の通帳が挿入可能とされたものもある。
【0003】
このような帳票処理装置では、媒体を取り込む過程で、それぞれの搬送路の側面に媒体を突き当てる幅寄せ動作を行うものが多い。この幅寄せ動作により、媒体の取り込み角度をそろえ、内部の読み取り・書き込みの位置が不正確になることを防止している。
【0004】
媒体の幅寄せ動作を行うための機構としては、例えば、搬送用のローラと幅寄せ用のローラを個別に設け、媒体挿入時や搬送の途中でローラを切り換えて幅寄せを行うもの等がある。この場合、挿入された媒体は、まず搬送用ローラで幅寄せ位置まで搬入され、次に幅寄せ用ローラの回転駆動により幅寄せ動作が行われる。また、幅方向に並列して搬送路を閉鎖するストッパを設け、このストッパに媒体の先端部を当接させた状態で幅寄せ動作を行うものもあった。
【0005】
さらに、例えば、媒体が幅方向の基準面に突き当てられていることを検知するセンサが設けられ、媒体が幅寄せ位置に配置されたときにこのセンサが媒体を検知せず、媒体が基準面に突き当てられていないと判断された場合にのみ幅寄せ動作を行うことで、処理時間を短縮したものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−281245号公報(段落番号〔0062〕〜〔00
66〕、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の帳票処理装置では、媒体が挿入されると、この媒体が搬送用ローラで幅寄せ位置まで搬送された後、幅寄せ動作が行われる。この場合、幅寄せ位置では、クローズ状態の搬送用ローラで媒体が押圧された状態から、幅寄せ用ローラがクローズ状態とされ、さらに搬送用ローラがオープン状態とされた後、幅寄せ動作が行われる。このような動作では、各ローラの昇降動作により、媒体面の複数箇所でローラによって作用する圧力が変動する。
【0008】
ここで、閉じた状態の通帳では、厚さが厚くなる上に、通常は表紙が比較的剛性の高い厚紙で構成されることから、搬送路の上下面や各ローラに対して、表紙が開こうとする力が強く作用する。このため、上記のような幅寄せ位置での各ローラの昇降動作の際に、表紙に加わる圧力が部分的に変動して、通帳の姿勢が大きく変化してしまい、正常な幅寄せができなくなることがあった。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、幅寄せ位置での媒体に対するローラによる圧力変動を低減し、媒体をより正確に幅寄せすることが可能な媒体処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、使用者により挿入口より挿入された媒体を搬送路に沿って内部に取り込み、所定の処理を行う媒体処理装置において、搬送用ローラ21aによって前記媒体を前記搬送路に沿って移動させる搬送機構と、幅寄せ用ローラ22によって前記媒体を前記搬送路の側部に配設された突き当て部材20dに当接させる幅寄せ機構と、前記幅寄せ用ローラ22より前記媒体の挿入方向側に、前記搬送路の幅方向に沿って開閉可能に設けられた媒体ストッパと、前記媒体ストッパに沿って配設され、前記媒体の挿入方向側端部が前記媒体ストッパに当接したか否かを検出する1つ以上の挿入検出センサと、を有し、前記搬送用ローラ21aおよび前記幅寄せ用ローラ22を前記搬送路から退避させ、かつ前記媒体ストッパを閉鎖した状態で、前記媒体の挿入方向側端部が前記媒体ストッパに当接するように前記媒体が使用者により配置されて、前記挿入検出センサが前記媒体の前記媒体ストッパに対する当接を検出すると、前記幅寄せ用ローラ22を前記搬送路に突出させ、当該幅寄せ用ローラ22を回転させて、前記媒体の幅寄せ動作が開始され、前記幅寄せ機構による幅寄せ動作が正常に終了しなかったとき、前記幅寄せ用ローラ22を逆回転させて、前記媒体を前記突き当て部材20dから離反させることを特徴とする媒体処理装置が提供される。
【0011】
このような媒体処理装置では、媒体の挿入時には搬送用ローラ21aと幅寄せ用ローラ22とが搬送路から退避しており、幅寄せ動作が行われるまでに媒体には幅寄せ用ローラ22の昇降による圧力変動のみが発生する。また、幅寄せ用ローラ22の昇降時には、媒体の挿入方向側端部が媒体ストッパに当接し、媒体の移動が媒体ストッパに規制される。
【0012】
さらに、幅寄せ機構による幅寄せ動作が正常に終了しなかった場合には、幅寄せ用ローラ22が逆回転して、媒体が突き当て部材20dから離反するように制御される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本実施の形態では、媒体処理装置として、金融機関等の窓口に設置され、通帳および伝票が挿入されて文字やデータの読み取り、印字等の処理が行われる帳票処理装置を例に挙げて説明する。なお、以下の説明において、通帳は、複数枚の紙媒体が綴じ込まれた冊子を意味するのに対して、伝票は、顧客や窓口のオペレータによって様々な情報が記入される主に1枚の紙媒体を意味するものとする。また、通帳は、複数枚の中紙が、より厚く剛性の高い表紙に綴じ込まれた構成を有している。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態に係る帳票処理装置の全体の概略構成を示す断面図である。
本実施の形態に係る帳票処理装置は、図2に示すように、挿入口付近では、通帳用と伝票用のそれぞれ個別の搬送路1aおよび1bを具備する。これらの搬送路1aおよび1bは、内部で共通搬送路1cに合流する。帳票処理装置には、これらの搬送路1aおよび1b、共通搬送路1cに沿って、幅寄せ機構部2、斜行検出部3、MS(磁気ストライプ)ユニット4、スキャナ5、印字機構部6、ページ捲り機構部7および表紙捲り機構部8が設けられている。また、幅寄せ機構部2に設けられた図示しないローラは、1つの幅寄せ用モータ2aを動力源として駆動される。なお、図示しないが、搬送路1aおよび1b、共通搬送路1cに沿って、通帳および伝票を搬送するための搬送機構部が設けられており、この搬送機構部のローラは1つの搬送用モータ1dを動力源として駆動される。
【0015】
幅寄せ機構部2は、搬送路1aおよび1bにそれぞれ挿入された通帳および伝票を、図示しないローラを使用して幅寄せして、幅方向の位置決めを行う。斜行検出部3は、各搬送路1aおよび1bから共通搬送路1cに搬送された通帳および伝票の斜行量を、光センサを使用して検出する。MSユニット4は、通帳に貼付された磁気ストライプに記録された情報を読み取る。
【0016】
スキャナ5は、共通搬送路1c上の通帳および伝票に記入された文字や記号等の情報を、光学的に読み取る。印字機構部6は、共通搬送路1c上の通帳の指定されたページや伝票に文字等を印刷する。ページ捲り機構部7は、共通搬送路1c上の通帳の中紙を捲って、指定されたページを開く。表紙捲り機構部8は、共通搬送路1cの通帳に閉じた状態の場合に、表紙のみを捲る機能を有する。
【0017】
幅寄せ用モータ2aおよび搬送用モータ1dは、ともにステッピングモータにより構成される。
このような構成の帳票処理装置では、搬送路1aおよび1bに挿入された通帳および伝票は、幅寄せ機構部2において幅寄せされる。そして、斜行検出部3で幅方向に正しく位置合わせされたことが確認されると、装置内部に取り込まれる。この取り込みの前に、通帳については例えばMSユニット4においてあらかじめ情報の読み取りが行われる。
【0018】
内部に取り込まれた通帳は、例えば、ページ捲り機構部7および表紙捲り機構部8において所定のページが開かれて、印字機構部6において印刷が行われ、搬送路1aを通じて排出される。また、伝票は、例えば、記入された情報がスキャナ5において読み取られた後、必要に応じて印字機構部6で情報が印刷され、搬送路1bを通じて排出される。
【0019】
次に、例として通帳用の搬送路1aに対する幅寄せ機構部2および斜行検出部3の動作を詳しく説明する。なお、伝票用の搬送路1bにおける動作も基本的に同じである。
【0020】
図3は、通帳の挿入部付近の内部構成を示す断面図である。
通帳10の挿入部には、搬送路1aを挟んで中間ユニット20aおよび下部ユニット30aが設けられている。また、これらの後段には、搬送路1aおよび1bが合流した共通搬送路1cを挟んで、上部ユニット20bおよび下部ユニット30bが設けられている。これらの各ユニットに対して、通帳10は図中矢印A方向に挿入される。なお、この図において、搬送路1aに沿った前段の各ユニットが幅寄せ機構部2に相当し、共通搬送路1cに沿った後段の各ユニットが斜行検出部3に相当する。また、図示しないが、中間ユニット20aの上部にはさらに上部ユニットが設けられ、この上部ユニットと中間ユニット20aとの間に、伝票用の搬送路1bが設けられている。
【0021】
中間ユニット20aおよび上部ユニット20bには、搬送路1aおよび共通搬送路1c上の媒体に対する搬送機構として、搬送用ローラ21a、21bおよび21cが設けられている。また、下部ユニット30aおよび30bには、これらの各ローラに対応するピンチローラ31a、31bおよび31cが設けられている。さらに、中間ユニット20aには、幅寄せ機構として幅寄せ用ローラ22が設けられ、下部ユニット30aにはこれに対応するピンチローラ32が設けられている。これらのローラは、それぞれが面している搬送路1aおよび共通搬送路1cに対して昇降可能とされている。また、搬送用ローラ21a〜21cは、共通の搬送用モータ1dを動力源として駆動され、幅寄せ用ローラ22は幅寄せ用モータ2aによって駆動される。
【0022】
さらに、下部ユニット30aには、搬送路1aに突出して媒体の搬送を規制するシートストッパ33が設けられている。シートストッパ33は、搬送路1aに対して開閉可能に設けられている。なお、図示しないが、ピンチローラ31aとシートストッパ33とは、1つのソレノイドを動力源として、搬送路1a上に交互に昇降されるようになっている。
【0023】
これらの各ユニットでは、通帳10の幅寄せ動作時には、幅寄せ用ローラ22および対応するピンチローラ32が搬送路1aおよび共通搬送路1cに突出した“クローズ状態”となり、通帳10に上下から接触する。このとき、シートストッパ33も搬送路1aに対してクローズ状態となる。また、搬送用ローラ21a〜21cは、搬送路1aおよび共通搬送路1cから退避した“オープン状態”とされる。この状態で幅寄せ用ローラ22が回転駆動され、通帳10が搬送路1aの幅方向に移動される。
【0024】
また、通帳10の搬送路1aおよび共通搬送路1cに沿った搬送時には、搬送用ローラ21a〜21cおよびこれらに対応するピンチローラ31a〜31cがクローズ状態とされた後、幅寄せ用ローラ22、ピンチローラ32およびシートストッパ33がオープン状態とされる。そして、搬送用ローラ21a〜21cが回転駆動され、通帳10が搬送される。
【0025】
次に、図1は、搬送路1a上の光センサの配置を示す平面図である。
図1では、帳票処理装置の下面側から見たときの搬送路1aおよび共通搬送路1cを示している。すなわち、図1は、幅寄せ用モータ2aまたは搬送用モータ1dにより回転駆動される各ローラが設けられた搬送路面20cを示しており、この搬送路面20cは、中間ユニット20aおよび上部ユニット20bの下面に相当する。また、通帳10は図中の矢印A方向に挿入される。
【0026】
この図1に示すように、搬送路面20c上には、搬送方向に沿って搬送用ローラ21a〜21cが配置されている。また、幅寄せ機構部2の配設位置に相当する前段には、幅寄せ用ローラ22が配置され、その後段に、シートストッパ33がクローズ状態の時に貫通される複数の貫通穴33aが幅方向に沿って配置されている。
【0027】
この搬送路面20c上には、突き当てセンサ41aおよび41b、幅寄せ可能センサ42aおよび42b、幅検出センサ43、斜行センサ44aおよび44bが設けられている。各センサは、搬送路1aおよび共通搬送路1cに対向した発光部および受光部によってなる光センサとなっており、受光部における光の検出・非検出により通帳10の有無を検出する。なお、以下の説明では、通帳10によって発光部からの光が遮断され、通帳10の存在が検出された状態を、センサの“ON状態”と表現することにする。
【0028】
通帳10の幅寄せは、搬送路面20cの一方の側部(図中下方向側)に設けられた突き当て部材20dに対して行われる。突き当てセンサ41aおよび41bは、搬送路面20cの突き当て部材20d側の端部に設けられ、通帳10が突き当て部材20dに突き当てられたか否かを検出する。幅寄せ可能センサ42aおよび42bは、突き当て部材20dから幅方向に所定距離の位置、およびシートストッパ33用の貫通穴33aの並列位置直前にそれぞれ設けられ、挿入された通帳10が幅寄せ動作の実行可能位置にあるか否かを検出する。
【0029】
幅検出センサ43は、突き当て部材20dから幅方向に所定距離だけ離れた位置に設けられ、幅寄せされた通帳10の幅が所定値以上であるか否かを検出する。
【0030】
斜行センサ44aおよび44bは、共通搬送路1cの幅方向に沿って設けられ、搬送された通帳10の斜行量を検出する。具体的には、通帳10の搬送に伴って各センサがON状態となる時間の差を検出することにより、通帳10の先端部の斜行量を検出することができる。
【0031】
これらの各センサの出力信号は、伝票の幅寄せ動作および斜行検出動作を実行する図示しない制御部に入力される。制御部は、これらの入力信号に基づいて、幅寄せ用モータ2aや搬送用モータ1dの駆動、各ローラおよびシートストッパ33の昇降機構やローラの駆動切り換え機構の駆動等を制御する。
【0032】
次に、各センサの検出信号に基づく通帳10の幅寄せ動作処理について、詳しく説明する。なお、以下の説明では、ピンチローラ31a〜31c、および32は対応する搬送用ローラ21a〜21cおよび幅寄せ用ローラ22に同期してオープン/クローズ動作されるものとして、その記述を省略する。
【0033】
本実施の形態例では、通帳10が挿入されると、まず幅寄せ動作を行い、その後に内部に搬送する。この搬送の途中、斜行検出部3において通帳10の斜行量を検出し、斜行量が許容値を超える場合に、通帳10を再び幅寄せ位置まで逆送し、幅寄せ動作を再実行してから内部に搬送する。
【0034】
本発明では、媒体を挿入して幅寄せ動作を行う際に、搬送用ローラ21a〜21cを用いず、オペレータによって媒体の先端部がシートストッパ33に当接されることで、媒体の搬送方向に対する位置合わせを行うことを特徴とする。これにより、ローラの昇降に伴って媒体の姿勢が変化することを防止し、正確な幅寄せ動作を可能にする。
【0035】
図4は、通帳10に対する幅寄せ動作および斜行検出動作に対する制御の流れを示すフローチャートである。
図4のフローチャートの開始時点では、上述したように、シートストッパ33がクローズ状態とされ、搬送用ローラ21a〜21c、幅寄せ用ローラ22、およびこれらに対応するピンチローラ31a〜31c、32がすべてオープン状態となっている。
【0036】
ステップS401において、オペレータにより通帳10が搬送路1aに挿入され、幅寄せ可能センサ42aおよび42bがON状態となることにより、通帳10の挿入が検出されるとともに、この通帳10の先端部がシートストッパ33に当接して、通帳10が幅寄せ可能位置に配置されたことが検出される。このように媒体の挿入が検出されることで、後の幅寄せ動作や媒体の搬送動作が自動的に開始される。
【0037】
ステップS402において、突き当てセンサ41aおよび41bの検出状態を参照し、双方がON状態である場合は、通帳10が突き当て部材20d側に正しく位置合わせされたと判断して、ステップS403に進む。ステップS403において、搬送用ローラ21a〜21cをクローズ状態とするとともに、シートストッパ33をオープン状態とする。
【0038】
一方、突き当てセンサ41aおよび41bのうち一方でもOFF状態である場合は、ステップS404に進み、幅寄せ用ローラ22をクローズ状態として回転駆動させ、通帳10の幅寄せ動作を行う。なお、このステップS404の処理については、図6において詳述する。また、この幅寄せ動作が終了した後、ステップS405に進む。このときの各ローラおよびシートストッパ33の状態は、ステップS403の終了時と同じとなる。
【0039】
ステップS405において、搬送用ローラ21a〜21cを回転させて、通帳10を内部に搬送する。なお、このステップS405の処理を実行する前に、幅検出センサ43の検出状態に基づいて、挿入された通帳10の幅を識別することが可能である。
【0040】
ステップS406において、斜行センサ44aおよび44bの検出信号に基づいて、搬送された通帳10の斜行量を判断する。ここで、斜行量が許容値以下である場合は、通帳10が正しく幅寄せされたと判断して、ステップS407に進む。ステップS407において、通帳10をさらに内部へ搬送し、所定の処理を行う。
【0041】
また、ステップS406で、斜行量が許容値を超過し、かつ幅寄せの再実行可能量以下である場合は、ステップS408に進む。ステップS408において、搬送用ローラ21a〜21cを逆回転させて、通帳10を幅寄せの再実行位置まで搬送する。この再実行位置は、初期挿入時の幅寄せ位置と同じである。なお、ステップS408の処理を実行する前に、斜行量検出時の幅寄せ可能センサ42bの検出状態に基づいて、通帳10の長さを判断することが可能である。
【0042】
ステップS409において、幅寄せ用ローラ22をクローズ状態として回転駆動させ、幅寄せ動作を再実行する。このステップS409の処理は、上記のステップS404での処理とほぼ同じである。この再実行の終了後、ステップS405に戻る。
【0043】
さらに、ステップS406で、斜行量が再実行可能量を超える場合は、斜行量が大きすぎて正しく幅寄せができないことから、ステップS410に進み、搬送用ローラ21a〜21cを逆回転させて通帳10を排出する。
【0044】
以上の処理において、通帳10が挿入されて最初の幅寄せ動作が行われるまでの処理(ステップS401〜S404)では、通帳10の幅寄せ動作位置への位置合わせのために、搬送機構を使用していない。通帳10の初期挿入時には、すべてのローラをオープン状態とし、オペレータの操作により通帳10の先端部をシートストッパ33に当接させて、この状態で幅寄せ用ローラ22およびピンチローラ32をクローズ状態にしている。
【0045】
このような動作により、通帳10は幅寄せ用のローラでのみ押圧され、通帳10に対するローラの圧力変化が生じる場所が1カ所のみとなるため、従来と比較して通帳10の姿勢が変化しにくい。特に、閉じた状態の通帳10の場合、表紙が開こうとする力が搬送路1aの上下方向に強く作用し、しかも表紙の上面が傾いた状態となるため、表紙に接触するローラの昇降回数やローラの接触位置の数を減らすことで、通帳10の姿勢変化を防止する大きな効果が得られる。
【0046】
また、幅寄せ用ローラ22がクローズ状態とされる際に、シートストッパ33がクローズ状態とされているため、通帳10の先端部の動きがシートストッパ33に規制されて、通帳10の姿勢が大きく変動しなくなる。従って、幅寄せ動作時に、幅寄せ用ローラ22の回転による通帳10の姿勢矯正量を小さくすることができるので、エラーの発生回数が減少し、より正確な幅寄せ動作が可能となる。
【0047】
また、幅寄せ位置への通帳10の位置合わせのための搬送機構が必要でなくなるので、装置の搬送方向の長さを短縮することができ、装置が小型化される。
ところで、上記のように、媒体の初期挿入時に搬送機構が使用されず、オペレータの手により媒体が挿入されることから、幅寄せ動作時に挿入口から媒体の後端部が露出したままの状態になる。このため、例えば幅寄せ動作でエラーが生じた場合に、媒体が挿入されたまま停止してしまうため、媒体の動きから直感的にエラー発生を知ることができない。このことについて、図5を用いて説明する。
【0048】
図5は、下部ユニット30aの外観を示す斜視図である。
図5は、下部ユニット30aを媒体の挿入口側から見た場合の図を示している。このとき例えば通帳10は、図中点線で示したような状態で、先端がシートストッパ33に当接するようにオペレータにより挿入される。
【0049】
ここで、通帳10はオペレータの手により挿入されるため、オペレータが通帳の端部に触れることができるように、通帳10の排出側の端部は、上部に設けられる図示しない中間ユニットによって覆われず、露出した状態とされる。また、オペレータは通常、通帳10の幅寄せ方向をあらかじめ知っているため、図のように、通帳10を突き当て部材20d側に寄せて挿入することが多い。
【0050】
従って、初期挿入後の幅寄せ動作で正常な動作が行われず、エラーが生じた場合には、通帳10は図5のように挿入された位置で停止したままの状態となってしまう。このとき、エラー発生を例えばLCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)等により表示させることはできるが、オペレータはこの段階では通常、LCD等の表示を見ずに自分が挿入した通帳10の動きを見ていることが多い。このため、挿入口における通帳10の動きからはエラー発生を検知することができず、認識するまでにある程度の時間が経過してしまい、作業効率が低下する。
【0051】
このために、本発明では、幅寄せ動作時にエラーが発生した場合、幅寄せ用ローラ22を逆方向に回転させて、通帳10を図中矢印B方向に移動させ、突き当て部材20dから対向する側面に向かって大きく離反させる。これにより、オペレータにエラー発生を明確に通知し、通帳10の再度の挿入を促すことができる。
【0052】
以下、このようなエラー発生時における媒体離反動作を含む幅寄せ動作について、具体的に説明する。図6は、初期挿入時の幅寄せ動作処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】
ステップS601において、幅寄せ用ローラ22をクローズ状態とする。ステップS602において、幅寄せ用ローラ22を回転させて、通帳10を突き当て部材20d側に幅寄せする。このとき、ステッピングモータである幅寄せ用モータ2aを所定ステップ分(ここでは例えばXステップ分)まで回転させる。
【0054】
ステップS603において、上記のXステップ分の回転駆動の間における、突き当てセンサ41aおよび41bの検出状態に応じて判断を行う。ここで、Xステップ以内に双方がON状態となった場合は、幅寄せが正しく行われたと判断して、ステップS604に進む。また、Xステップで一方がON状態となった場合は、ステップS606に進む。さらに、Xステップで双方がOFF状態の場合は、ステップS608に進む。
【0055】
ステップS604において、搬送用ローラ21a〜21cをクローズ状態とし、シートストッパ33をオープン状態とする。ステップS605において、幅寄せ用ローラ22をオープン状態とする。この後、図4のステップS405に戻って、通帳10を内部に搬送する。
【0056】
一方、ステップS606において、さらに所定のステップ分まで幅寄せ用ローラ22を回転させる。そして、ステップS607において、幅寄せ用モータ2aの回転ステップ数と、突き当てセンサ41aおよび41bの検出状態とに基づいて判断を行う。
【0057】
ここで、ステップS606でのYステップ分の回転駆動の間に他方のセンサがON状態となった場合は、幅寄せが正しく行われたと判断してステップS604に進む。また、Zステップ(Z>Y)以内に他方のセンサがON状態となった場合は、ステップS610に進む。さらに、このZステップ分の回転駆動後に一方でもOFF状態である場合は、ステップS608に進む。
【0058】
ステップS608において、この後のステップS609の処理が実行された回数をカウントし、回数が“0”の場合はステップS609に進み、それ以外の場合はステップS615に進む。
【0059】
ステップS609において、幅寄せ用ローラ22を所定ステップ分だけ逆回転させた後、再び正方向に回転させる。この動作は、挿入時に通帳10が突き当て部材20dから比較的大きく離反しており、幅寄せ動作時の移動距離が過剰である場合に、通帳10を一度突き当て部材20dから離反させ、通帳10の姿勢やよれを修正してより正しい幅寄せを行うための動作である。また、この動作は、ステップS608での回数判定により1度だけ実行され、その後にステップS603およびS607の判定により通帳10がうまく幅寄せできない場合には、幅寄せが不可能と判断されてエラーが発生する。
【0060】
一方、ステップS607の判定により、通帳10を比較的大きく幅寄せして突き当てられた場合には、ステップS610において、幅寄せ用ローラ22を逆方向に回転させる。このとき、突き当てセンサ41aおよび41bの双方がOFF状態となるまで、通帳10を突き当て部材20dから離反させる。続いて、ステップS611において、幅寄せ用ローラ22を再び正方向に回転させ、突き当てセンサ41aおよび41bの一方がON状態となるまで幅寄せを行う。
【0061】
ステップS612において、繰り返し回数をカウントし、所定の回数Nに達したか否かを判断して、達していない場合にステップS610に戻る。これにより、ステップS610での通帳10の離反動作と、ステップS611での幅寄せ動作とが所定の回数だけ繰り返される。このような動作で、通帳10は幅方向に振動され、搬送路面20cとのすべり摩擦力が小さくなって、通帳10の幅方向の摺動が円滑になり、通帳10の姿勢が矯正される。
【0062】
ステップS613において、突き当てセンサ41aおよび41bの双方がON状態である場合には、幅寄せが正しく行われたと判断してステップS604に進む。一方、センサが一方でもOFF状態である場合はステップS614に進む。
【0063】
ステップS614において、ステップS610〜S612での通帳10の一連の振動動作が実行された回数をカウントし、回数が“0”の場合はステップS610に戻り、振動動作を再び行う。また、回数が“0”でない場合はステップS615に進む。これにより、ステップS610〜S612での通帳10の振動動作は1度だけ実行され、その後にステップS613の判定により通帳10がうまく幅寄せできない場合には、幅寄せが不可能と判断されてエラーが発生する。
【0064】
ステップS608およびS614でエラーが発生した場合は、ステップS615において、幅寄せ用ローラ22を逆回転し、通帳10を突き当て部材20dから離反させる。ステップS616において、幅寄せ用ローラ22をオープン状態とする。
【0065】
ここで、ステップS615の処理では、通帳10の側部が突き当て部材20dに対向する搬送路1aの側部に当接するように通帳10を大きく移動させ、正常時と異なる動作であることが明確に表されることが望ましい。この動作により、オペレータは幅寄せ動作におけるエラー発生を、自分が挿入した通帳10の動きを視認しながら、あるいは離反動作で通帳10の移動に伴って発生する音等から即座に認識して、通帳10をあらためて挿入する操作に移行することができる。
【0066】
従って、本発明では、搬送路の長さが短縮されて全体が小型化されながら、操作性が高く、処理の信頼性の高い媒体処理装置が実現される。
なお、図4のステップS409で示した幅寄せ動作の再実行処理では、図6での処理と基本的に同じ処理が行われる。ただし、初期挿入時の幅寄せ動作の後、通帳10が内部に搬送されてからは、オペレータは内部での情報読み取りや印字等に備えてディスプレーを視認しながら作業する場合が多い。このため、幅寄せ動作の再実行時にエラーが発生した場合は、この旨をディスプレーに表示することによりオペレータが容易に認識できるので、通帳10の突き当て部材20dからの離反動作を必ずしも実行しなくてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の媒体処理装置では、媒体の挿入から幅寄せ動作が行われるまでに、媒体には幅寄せ用ローラの昇降による圧力変動のみが発生する。また、幅寄せ用ローラの昇降時には、媒体の挿入方向側端部が媒体ストッパに当接して、媒体の移動が媒体ストッパにより規制される。従って、媒体の姿勢が容易に変化しないため、幅寄せ動作をより正確に実行することができる。
【0068】
また、幅寄せ動作が正常に終了しなかった場合には、幅寄せ用ローラを逆回転させて、媒体を突き当て部材から離反させることにより、使用者に対して幅寄せ動作が異常終了したことを明確に通知し、再度の媒体挿入を促すことができる。従って、使用者の操作性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送路上の光センサの配置を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る帳票処理装置の全体の概略構成を示す断面図である。
【図3】通帳の挿入部付近の内部構成を示す断面図である。
【図4】通帳に対する幅寄せ動作および斜行検出動作に対する制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】下部ユニットの外観を示す斜視図である。
【図6】初期挿入時の幅寄せ動作処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 幅寄せ機構部
3 斜行検出部
20c 搬送路面
20d 突き当て部材
21a、21b、21c 搬送用ローラ
22 幅寄せ用ローラ
33a 貫通穴
41a、41b 突き当てセンサ
42a、42b 幅寄せ可能センサ
43 幅検出センサ
44a、44b 斜行センサ
Claims (2)
- 使用者により挿入口より挿入された媒体を搬送路に沿って内部に取り込み、所定の処理を行う媒体処理装置において、
搬送用ローラによって前記媒体を前記搬送路に沿って移動させる搬送機構と、
幅寄せ用ローラによって前記媒体を前記搬送路の側部に配設された突き当て部材に当接させる幅寄せ機構と、
前記幅寄せ用ローラより前記媒体の挿入方向側に、前記搬送路の幅方向に沿って開閉可能に設けられた媒体ストッパと、
前記媒体ストッパに沿って配設され、前記媒体の挿入方向側端部が前記媒体ストッパに当接したか否かを検出する1つ以上の挿入検出センサと、
を有し、
前記搬送用ローラおよび前記幅寄せ用ローラを前記搬送路から退避させ、かつ前記媒体ストッパを閉鎖した状態で、前記媒体の挿入方向側端部が前記媒体ストッパに当接するように前記媒体が使用者により配置されて、前記挿入検出センサが前記媒体の前記媒体ストッパに対する当接を検出すると、前記幅寄せ用ローラを前記搬送路に突出させ、当該幅寄せ用ローラを回転させて、前記媒体の幅寄せ動作が開始され、前記幅寄せ機構による幅寄せ動作が正常に終了しなかったとき、前記幅寄せ用ローラを逆回転させて、前記媒体を前記突き当て部材から離反させることを特徴とする媒体処理装置。 - 前記突き当て部材に沿って配設され、前記媒体の側部が前記突き当て部材に当接したか否かを検出する1つ以上の突き当てセンサをさらに有し、
前記幅寄せ機構による幅寄せ動作の実行時に、前記突き当てセンサの検出結果に基づいて、正常な幅寄せ動作が実行されたか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
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