JPH0757374A - 冊子状媒体の磁気データ処理機構及び冊子状媒体処理装置 - Google Patents
冊子状媒体の磁気データ処理機構及び冊子状媒体処理装置Info
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- JPH0757374A JPH0757374A JP5198353A JP19835393A JPH0757374A JP H0757374 A JPH0757374 A JP H0757374A JP 5198353 A JP5198353 A JP 5198353A JP 19835393 A JP19835393 A JP 19835393A JP H0757374 A JPH0757374 A JP H0757374A
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Abstract
装置に関し、高速で且つ読み取り又は書き込み誤りの無
い磁気データ処理を実現する。 【構成】磁気データ処理時に、磁気ヘッド1の前後に設
置された駆動ローラ4、5及びピンチローラ6、7が冊
子状媒体を挟持する圧力を、圧力調節手段10によって
減圧させるよう制御する制御部12を有する。また通常
は磁気ヘッド1を搬送路から退避させておき、磁気デー
タ処理時に位置調節手段11によって磁気データ処理を
行う位置まで磁気ヘッド1を移動させるよう制御する制
御部12を有する。また磁気ヘッド1が冊子状媒体に与
える摩擦力とのバランスをとる位置にダミーヘッドを有
する。
Description
の冊子状媒体の印字や磁気データ処理を行う通帳処理装
置などの冊子状媒体処理装置に関し、特に磁気データ処
理をする部分の磁気データ処理機構に関する。近年の金
融機関における通帳記帳等の処理量の増大に伴い、通帳
処理装置の処理速度のさらなる高速化が求められてい
る。
図られてきたが、これは装置の大型化、高価格化が伴い
ユーザのニーズに合わなくなっている。そこで、通帳処
理過程における搬送速度の高速化を図ることにより全体
の処理時間の短縮を目指している。しかも、搬送速度を
低下させることなく磁気データ処理を行うことが求めら
れている。
処理機構においては、通帳を固定し、磁気ヘッドを動か
して磁気データ処理を行う方法と、磁気ヘッドを固定
し、通帳を搬送しながら磁気データ処理を行う方法の2
種類がある。
ヘッドを動かす方法では、搬送中の通帳を一度止めて磁
気データ処理を行わなくてはならないことから高速化の
実現は困難で、且つ磁気ヘッドを動かし磁気データ処理
を行うためには磁気ヘッドを定速で移動させる必要があ
り、そのために磁気ヘッド駆動モータの助走距離が大き
くなり、装置の大型化も招く。
要がないので前述の磁気ヘッドを移動させる方法より高
速化が可能で、磁気ヘッド駆動モータの助走距離もいら
ないので小型化が図れる。しかしユーザーの要望等によ
り更に高速で搬送する必要があり、この場合、媒体を搬
送するためのローラへの突入、脱出、或いは磁気ヘッド
との摩擦、衝突等により、速度の変動、通帳の斜行が起
こり、磁気データ処理が正常にできず、ひいては、他の
処理部、例えば印字部等にも悪影響を及ぼすことにな
り、装置全体の処理の安定性低下につながる。
処理機構において、速度の向上且つ読み取り又は書き込
み誤りの防止、さらに機構の小型化を目指すものであ
る。
原理図である。図1は側面図で図2は上面図で、同一部
分には同符号を付している。1は磁気ヘッドであり、冊
子状媒体に設けられた磁気データの記録領域に対する読
み取り等の処理を行う。
に設置され、3はピンチローラであり、駆動ローラ2に
対向して設置され、駆動ローラ2とピンチローラ3で冊
子状媒体を挟持して搬送する。4、5は駆動ローラであ
り、磁気ヘッド1の前後に設置され、6、7はピンチロ
ーラであり、駆動ローラ4、5に対向して設置され、駆
動ローラ4はピンチローラ6と、駆動ローラ5はピンチ
ローラ7と冊子状媒体を挟持して搬送する。
駆動する。9は位置検出手段であり、冊子状媒体の位置
を検出する。10は圧力調節手段であり、駆動ローラ4
とピンチローラ6が媒体を挟持する圧力と、駆動ローラ
5とピンチローラ7が媒体を挟持する圧力を減圧する。
11は位置調節手段であり、磁気ヘッド1の搬送路から
の距離を調節する。
報に基づいて圧力調節手段10と位置調節手段11を制
御する。13はダミーヘッドであり、磁気ヘッド1が冊
子状媒体に与える摩擦力とのバランスをとる位置に設置
されている。
ータ処理位置まで搬送されたことを位置検出手段9が検
出したことに基づいて、制御部12は圧力調節手段10
に指令を送り、圧力調節手段10は磁気ヘッド1の前後
に設置された駆動ローラ4、ピンチローラ6と駆動ロー
ラ5とピンチローラ7が冊子状媒体を挟持する圧力を、
磁気データ処理が終わるまで減圧させる。
ッド1の近傍の駆動ローラ2、ピンチローラ3間の圧力
に対し、磁気ヘッド1の前後に設置された駆動ローラ
4、ピンチローラ6間と駆動ローラ5、ピンチローラ7
間の圧力が低くなり、媒体の中綴り部の駆動ローラ4、
ピンチローラ6間への突入時の衝突による影響、媒体の
後端部の駆動ローラ5、ピンチローラ7間からの脱出時
の押し出しによる影響を軽減し、速度変動を減少させる
ことができる。
の冊子状媒体の磁気データ処理機構を用いることによ
り、高速でかつ安定した冊子状媒体処理装置の実現が可
能となる。請求項3の作用としては、冊子状媒体が磁気
データ処理位置まで搬送されたことを位置検出手段9が
検出したことに基づいて、制御部12は位置調節手段1
1に指令を送り、位置調節手段11は通常は搬送路から
退避している磁気ヘッド1を磁気データ処理が行える位
置まで移動させて磁気データ処理を行う。
り退避していることから、冊子状媒体の磁気ヘッド1へ
の衝突が起こらず、速度変動を防止することができる。
請求項4の作用としては、請求項3に記載の冊子状媒体
の磁気データ処理機構を用いることにより、高速でかつ
安定した冊子状媒体処理装置の実現が可能となる。
冊子状媒体に与える摩擦力とのバランスを取る位置に磁
気ヘッド1のダミーヘッド13を設置することにより、
冊子状媒体が傾くことなく搬送される。請求項6の作用
としては、請求項5に記載の磁気ヘッドユニットを用い
ることにより、冊子状媒体を傾けることなく搬送させる
冊子状媒体の磁気データ処理機構の実現が可能となる。
の冊子状媒体の磁気データ処理機構を用いることによ
り、高速でかつ安定した冊子状媒体処理装置の実現が可
能となる。
ものである。21はホストコンピュータであり、口座番
号、金銭取引履歴等の情報が格納される元帳を備えてい
る。22は窓口処理装置であり、金融機関の窓口に設置
されており、顧客の要求に応じた取引を行うとともに、
顧客から受け取った通帳に記録された磁気データを読み
込んでホストコンピュータ21と交信して、受信した取
引情報を通帳に印字して、更新した磁気データを書き込
む。
及または出金を行う。24はターミナルコントーラであ
り、ホストコンピュータ21と窓口処理装置22間の通
信制御を行う。図4は本発明の一実施例である通帳の磁
気データ処理機構を有する通帳処理装置を搭載した窓口
処理装置の外観図である。
れた磁気データの処理や印字処理を行う。32はキーボ
ードであり、処理種目等の取引に必要な情報を入力す
る。オペレーターは、顧客が預金、支払い、通帳記入等
の際に差し出す通帳を受け取ると、通帳処理装置31に
通帳を挿入するとともに、キーボード32にて処理種目
等の取引に必要な情報を入力する。
装置31の外観図である。通帳の磁気データの処理や印
字はこの通帳処理装置内で行われる。図6は通帳処理装
置の内部構成図である。51が磁気データ処理部であ
り、通帳に記録された磁気データの読み取り、又は書き
込みを行う。
電源を供給する。53はイメージセンサであり、ページ
を示すマーク及び印字されている行を検出する。54は
プリンタ部であり、通帳等の媒体に印字動作を行う。5
5は搬送ローラであり、通帳等の媒体を搬送する。
の媒体のページを捲る。57は駆動モータであり、搬送
ローラを駆動する。58は媒体幅識別センサであり、挿
入された媒体の幅により通帳か帳票か識別する。59は
制御部であり、通帳処理装置各部の動作を制御する。
理も行っている。伝票の挿入口は通帳、帳票の挿入口と
別になっており、伝票は磁気データ処理機構を通らずに
プリンタ部へと搬送される。図7は磁気データ処理機構
の側面図で、図1と対応する部分には同一符号を付して
いる。
られた磁気データの記録領域に対する読み取り等の処理
を行う。2は駆動ローラであり、磁気ヘッド1近傍に設
置され、3はピンチローラであり、駆動ローラ2に対向
して設置され、駆動ローラ2とピンチローラ3で冊子状
媒体を挟持して搬送する。
の前後に設置され、6、7はピンチローラであり、駆動
ローラ4、5に対向して設置され、駆動ローラ4はピン
チローラ6と、駆動ローラ5はピンチローラ7と冊子状
媒体を挟持して搬送する。磁気データ読み取り時は、通
帳は駆動ローラ5、駆動ローラ2、駆動ローラ4の順に
搬送され、磁気データ書き込み時は、通帳は駆動ローラ
4、駆動ローラ2、駆動ローラ5の順に搬送される。
ーラを駆動する。9aはセンサであり、通帳の位置を検
出する。10a、10bはプランジャマグネットであ
り、プランジャマグネット10aは駆動ローラ4とピン
チローラ6が媒体を挟持する圧力を減圧し、プランジャ
マグネット10bは駆動ローラ5とピンチローラ7が媒
体を挟持する圧力を減圧する。
気ヘッド1の搬送路からの距離を調節する。12は制御
部であり、パルスモータ8a及びセンサ9aの情報に基
づいてプランジャマグネット10a、10b、11a及
び通帳処理装置31内のイメージセンサ53、プリンタ
部54、オートターンページ56を制御する。
る。図4と同一部分には同一符号を付している。13は
ダミーヘッドであり、磁気ヘッド1と同一形状で、摩擦
係数も同一で、磁気ヘッド1が通帳に与える摩擦力のバ
ランスを取る位置に設置されている。71はユニットフ
レームであり、磁気ヘッド1及びダミーヘッド13を覆
った形となっている。
ド1に接続されており、軸73はダミーヘッド13に接
続されている。74、75はギアであり、ギア74は軸
72に取り付けられており、ギア75は軸73に取り付
けられている。79は磁気ヘッドコネクタであり、磁気
ヘッド1へとつながれており、80はマグネットコネク
タであり、プランジャマグネット11aへとつながれて
いる。
の上下移動機構を示した図である。図7及び図8との同
一部分には同符号を付している。76、77、78は接
続部品であり、接続部品76はプランジャマグネット1
1aと軸72を接続しており、接続部品77は軸72と
磁気ヘッド1を接続しており、接続部品78は軸73と
ダミーヘッド13を接続している。
と、接続部品76はAの方向に引っ張られて移動する。
接続部品76がAの方向に移動すると、接続部品76と
接続している軸72はBの方向に回転する。軸72がB
の方向に回転すると、軸72と接続している接続部品7
7は下方へと移動する。
品77と接続している磁気ヘッド1はてこの作用により
上方へと移動する。また、軸72がBの方向に回転する
と、軸72に取り付けられたギア74と軸73に取り付
けられたギア75がかみ合って、軸73はCの方向に回
転する。軸73がCの方向に回転すると、軸73と接続
している接続部品78は下方へと移動する。
品78と接続しているダミーヘッド13はてこの作用に
より上方へと移動する。つまり、プランジャマグネット
11aによって接続部品76をAの方向に移動させる
と、磁気ヘッド1とダミーヘッド13は同時に上方へと
移動する機構になっている。
を示したものである。この通帳は磁気データ処理が行わ
れる磁気ストライプ部分を有しており、磁気ストライプ
部分は、通帳の中綴り部の近傍から始まっている。通帳
の左端を先端部91、右端を後端部92と定義する。通
帳の磁気データ読み取りの際、通帳は駆動ローラ5、駆
動ローラ2、駆動ローラ4の順に通って搬送される。
まで搬送された時、つまり通帳の中綴り部が磁気ヘッド
1を通過した直後が磁気データ読み取り開始時である。
この時、通帳の先端部91はすでに駆動ローラ4を通過
している。センサ9aはこの時の通帳の先端部91によ
って遮蔽されるような位置に設置する。
ローラや磁気ヘッドによる速度変動は微少だが、それ以
上の速度で搬送する場合は通帳の先端部、後端部、中綴
り部の搬送ローラ及び磁気ヘッドへの突入による衝突、
脱出による押し出しの影響が大きく、速度変動の問題が
無視できなくなってくる。そこで本実施例のように磁気
データ処理機構を制御することが必要となる。
ド1の位置の時間的変化を示したものである。(A)は
読み取り方向搬送通常時、(B)はセンサ9a遮蔽時、
つまり磁気データ読み取り開始時、(C)はデータ読み
取り時、(D)はデータ読み取り終了時、(E)は通常
時である。また、(F)は書き込み方向搬送通常時、
(G)はセンサ9a遮蔽時、つまりパルス数読み取り開
始時、(H)は所定パルス数記録時、つまりデータ書き
込み開始時、(I)はデータ書き込み時、(J)はデー
タ書き込み終了時、(K)は通常時のローラの位置であ
る。
ーチャートである。図4、図6、図7、図10及び図1
1を用いて図12のフローチャートのステップを説明す
る。オペレーターが顧客から通帳を受け取ると、窓口処
理装置に搭載された通帳処理装置31に通帳が挿入され
たことを検出し(ステップ100)、更にキーボード3
2によって処理種目が入力されたことを検出する(ステ
ップ101)ことにより処理を開始する。
58によって、挿入された媒体が通帳か帳票か確認す
る。(ステップ102) 挿入された媒体が通帳であることを確認すると、パルス
モータ8が回転し、図11(A)のように通帳を磁気デ
ータ処理部51へと搬送する。(ステップ103) 通帳を磁気データ読み込み位置まで搬送した時、つまり
通帳の中綴り部が磁気ヘッド1を通過した直後に、図1
1(B)のようにセンサ9aが通帳の先端部91に遮蔽
されることにより、センサ9aが通帳の先端部91を検
出する。(ステップ104) センサ9aが通帳の先端部91を検出したことに基づい
て、制御部12はプランジャマグネット11aを作動さ
せて(ステップ105)、搬送路から退避していた磁気
ヘッド1を磁気データ処理が行える位置まで上に上げ、
更にプランジャマグネット10a、10bを作動させて
(ステップ106)、ピンチローラ6、7を搬送路から
退避させて、図11(C)のように磁気データ読み込み
行う。(ステップ107) 磁気データ読み込みが終わると(ステップ108)、図
11(D)のようにプランジャマグネット10a、10
b、11aが作動して(ステップ109)、ピンチロー
ラ6、7及び磁気ヘッド1は通常の位置へと戻る。
(E)のように磁気データ処理部51からプリンタ部5
4へと通帳を搬送する。通帳をプリンタ部54へと搬送
すると、オートターンページ56によって通帳のページ
をめくり、イメージセンサ53によって印字すべき行を
検出して、プリンタ部54によって印字する。(ステッ
プ110) プリンタ部54による印字処理が終わると(ステップ1
11)、パルスモータ8aは逆回転して通帳を読み取り
方向とは逆の書き取り方向に搬送し、図11(F)のよ
うに再び磁気データ処理部51へと搬送する。(ステッ
プ112) 図11(G)のように搬送した通帳の後端部92にセン
サ9aが再び遮蔽されると(ステップ111)、パルス
モータ8aはパルス数のカウントを始める。(ステップ
112) 通帳を磁気データ書き込み位置に搬送するまで、つまり
通帳の後端部92が磁気ヘッド1を通過するまで、パル
スモータ8aはパルス数をカウントする。(ステップ1
14) 図11(H)のように通帳を磁気データ書き込み位置に
搬送するまでパルスモータ8aがパルス数をカウントし
たことに基づいて(ステップ115)、制御部12はプ
ランジャマグネット11aを作動させて(ステップ11
6)、搬送路から退避していた磁気ヘッド1を磁気デー
タ処理が行える位置まで上に上げ、更にプランジャマグ
ネット10a、10bを作動させてピンチローラ6、7
を搬送路から退避させて(ステップ117)、図11
(I)のように磁気データ書き込みを行う。(ステップ
118) 磁気データ書き込みが終わると(ステップ119)、図
11(J)のようにプランジャマグネット10a、10
b、11aが作動して(ステップ120)、ピンチロー
ラ6、7及び磁気ヘッド1は通常の位置へと戻る。
(K)のように通帳を磁気データ処理機構51から排出
口へと搬送し、通帳処理装置(31)から排出したこと
を検出すると(ステップ121)、パルスモータ8aが
停止して(ステップ122)、通帳処理が終了する。本
実施例は、磁気データ処理中は、磁気ヘッド1の近傍の
駆動ローラ2と搬送ローラ3のみで通帳の搬送を行うも
のである。
センサ58が識別した場合は(ステップ102)、パル
スモータ8aが回転して(ステップ123)、磁気デー
タ処理機構51を通過させてプリンタ部54に搬送して
印字ずく。(ステップ124) 印字動作終了後(125)、パルスモータ8aは逆回転
し(ステップ126)、帳票を排出したことを検出する
と(ステップ127)、パルスモータ8aは停止して
(ステップ128)、処理を終了する。
ーラ7を退避させることによって駆動ローラ4、ピンチ
ローラ6間及び駆動ローラ5、ピンチローラ7間の圧力
を0に、つまりは減圧しているのであるが、退避させて
なくともプランジャマグネット10a,10bを調節す
ることにより減圧させることが可能である。図13は磁
気データ読み取り時における駆動ローラ4とピンチロー
ラ6が通帳を挟持する圧力を変えない時と変えるときの
読み取り振動幅の違いを示したものである。縦軸は振動
幅であり、横軸はある固定点における通帳の通過を記録
したもので、横軸の全長が通帳幅となる。121が磁気
データ処理範囲で、122が通帳中綴り部の駆動ローラ
4、ピンチローラ6間突入点である。
ラ6間突入時の読み取りピッチの変動は、減圧した場合
の方が小さくなっており、通帳中綴り部が駆動ローラ4
とピンチローラ6の間に突入する時の安定性が増すこと
がわかる。
磁気ヘッドの前後のピンチローラが退避して、磁気ヘッ
ド近傍の駆動ローラとピンチローラだけで搬送すること
により、冊子状媒体の先端部、中綴り部、後端部のロー
ラへの突入時の衝突、脱出時の押し出しによる速度変動
が防止され、高速搬送時でも安定した磁気データ処理が
実現できる。
退避させず、通帳を挟持する圧力を減少させても、冊子
状媒体の先端部、中綴り部、後端部のローラへの突入時
の衝突、脱出時の押し出しが緩和され、速度変動が減少
し、退避させた場合と同様の効果を得ることができる。
また、磁気ヘッドを通常は退避させておき、磁気データ
処理時に処理位置に移動させることにより、磁気ヘッド
の冊子状媒体との衝突をなくし、高速でも安定した磁気
データ処理が実現できるとともに、磁気ヘッドの寿命も
延長させることができ、冊子状媒体以外の薄い媒体が搬
送されてきた場合も磁気ヘッドと衝突させることなく通
過させることができる。
のバランスをとる位置に、磁気ヘッドと同形状で摩擦係
数が等しいダミーヘッドを設けることにより、媒体が傾
くことがないため、正常な磁気データ処理を行うことを
可能としており、且つ正常な位置に印字を行うことがで
きる。また、磁気ヘッドとダミーヘッドは同時に移動で
きる機構を備え、通常は搬送路より退避しているので媒
体との衝突は起こらない。
気データ処理誤りのない冊子状媒体の磁気データ処理機
構およびそれを用いた冊子状媒体処理装置が実現でき
る。
成を示す図である。
成の上面図である。
る。
理装置を搭載した窓口装置である。
理装置の外観図である。
である。
である。
ッドとダミーヘッドの上下移動の機構を示した図であ
る。
る。
位置の時間的変化を表した図である。(A)は読み取り
方向搬送通常時、(B)はセンサ遮蔽時、(C)はデー
タ読み込み時、(D)はデータ読み取り終了時、(E)
は通常時、(F)は書き込み方向搬送通常時、(G)は
センサ遮蔽時、(H)は所定パルス数記録時、(I)は
データ書き込み時、(J)はデータ書き込み終了時、
(K)は通常時における磁気ヘッド及び各ローラの位置
を示している。
る。
圧力を変えない時と変える時のピッチの違いを示した図
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 磁気記録部を有する冊子状媒体の磁気デ
ータの処理を行う磁気ヘッド(1)と、 磁気ヘッド(1)近傍に設置され、冊子状媒体を挟持し
て搬送する一対の駆動ローラ(2)とピンチローラ
(3)と、 磁気ヘッド(1)の前後に設置され、冊子状媒体を挟持
して搬送する二対の駆動ローラ(4)、(5)とピンチ
ローラ(6)、(7)と、 各々の駆動ローラを駆動する駆動手段(8)を備え、 磁気ヘッド(1)を固定し、冊子状媒体を搬送させなが
ら磁気データの処理を行う磁気データ処理機構におい
て、 冊子状媒体の位置を検出する位置検出手段(9)と、 磁気ヘッド(1)の前後に設置された二対の駆動ローラ
(4)、(5)とピンチローラ(6)、(7)が冊子状
媒体を挟持する圧力を減圧する圧力調節手段(10)
と、 冊子状媒体が磁気データ処理位置まで搬送されたことを
位置検出手段(9)が検出したことに基づき、磁気ヘッ
ド(1)が磁気データ処理を終えるまで、磁気ヘッド
(1)の前後に設置された二対の駆動ローラ(4)、
(5)とピンチローラ(6)、(7)が冊子状媒体を挟
持する圧力を圧力調節手段(10)によって減圧するよ
う制御する制御部(12)とを有することを特徴とした
冊子状媒体の磁気データ処理機構。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気データ処理機構
と、 冊子状媒体を搬送する搬送手段と、 センターから取引情報を受信する交信手段と、 受信した取引情報を冊子状媒体に印字する印字手段とを
有することを特徴とした冊子状媒体処理装置。 - 【請求項3】 磁気記録部を有する冊子状媒体の磁気デ
ータの処理を行う磁気ヘッド(1)と、 磁気ヘッド(1)近傍に設置され、冊子状媒体を挟持し
て搬送する一対の駆動ローラ(2)とピンチローラ
(3)と、 磁気ヘッド(1)の前後に設置され、冊子状媒体を挟持
して搬送する二対の駆動ローラ(4)、(5)とピンチ
ローラ(6)、(7)と、 各々の駆動ローラを駆動する駆動手段(8)を備え、 磁気ヘッド(1)を固定し、冊子状媒体を搬送させなが
ら磁気データの処理を行う磁気データ処理機構におい
て、 冊子状媒体の位置を検出する位置検出手段(9)と、 磁気ヘッド(1)の搬送路からの距離を調節する位置調
節手段(11)と、 通常は磁気ヘッド(1)を搬送路から退避させておき、
磁気データ処理時に、磁気ヘッド(1)を冊子状媒体に
接触させてデータ処理を行うよう制御する制御部(1
2)とを有することを特徴とした冊子状媒体の磁気デー
タ処理機構。 - 【請求項4】 請求項3に記載の磁気データ処理機構
と、 冊子状媒体を搬送する搬送手段と、 センターから取引情報を受信する交信手段と、 受信した取引情報を冊子状媒体に印字する印字手段とを
有することを特徴とした冊子状媒体処理装置。 - 【請求項5】 冊子状媒体の磁気データの処理を行う磁
気ヘッド(1)を有する磁気ヘッドユニットにおいて、 磁気ヘッド(1)が冊子状媒体に与える摩擦力とバラン
スをとる位置に、磁気ヘッド(1)のダミーヘッド(1
3)とを有することを特徴とする冊子状媒体の磁気ヘッ
ドユニット。 - 【請求項6】 請求項5に記載の磁気ヘッドユニット
と、 磁気ヘッドユニット近傍に設置され、冊子状媒体を挟持
して搬送する一対の駆動ローラ(2)とピンチローラ
(3)と、 磁気ヘッドユニットの前後に設置され、冊子状媒体を挟
持して搬送する二対の駆動ローラ(4)、(5)とピン
チローラ(6)、(7)と、 各々の駆動ローラを駆動する駆動手段(8)とを有する
ことを特徴とした冊子状媒体の磁気データ処理機構。 - 【請求項7】 請求項6に記載の磁気データ処理機構
と、 冊子状媒体を搬送する搬送手段と、 センターから取引情報を受信する交信手段と、 受信した取引情報を冊子状媒体に印字する印字手段とを
有することを特徴とした冊子状媒体処理装置。
Priority Applications (3)
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