JP2005040988A - プリンタ - Google Patents

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    • B41J25/308Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成によってプラテンが媒体を押し付ける力を媒体の厚さによって適切に制御することができるようにして、媒体が通帳であっても単票であっても、印字を安定して行うことができ、かつ、媒体のスキューの発生を確実に防止することができるようにする。
【解決手段】媒体の搬送方向と直交する方向に移動して前記媒体上に印字を行う印字ヘッドと、該印字ヘッドとともに移動し、前記媒体の上面に接触して前記印字ヘッドと媒体との間隔を保つガイド部材と、前記印字ヘッドに対して上下動し、前記媒体を下方から前記ガイド部材に押し付けるプラテンとを有するプリンタであって、前記プラテンは、ばね部材を介して支持部材に取り付けられ、前記ばね部材によって上方向に付勢され、前記媒体の厚さが所定値以上の場合、ばね力補強機構によってさらに上方向に付勢される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関においては、預金通帳等の通帳に記帳するために通帳記帳機等のプリンタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。該プリンタにおいては、媒体としての通帳の所定位置に印字して記帳するために、挿入口から通帳記帳機に挿入された通帳を搬送路に配設された搬送ローラ等のローラによって印字部まで搬送する。ここで、該印字部は、印字ヘッド、搬送路を挟んで前記印字ヘッドに対向するプラテン、及び、通帳の上面をガイドするガイド部材を有する。なお、該ガイド部材は印字ヘッドに取り付けられている。そして、通帳が印字部に到達すると、プラテンが上昇して通帳の下面を支持し、通帳の上面をガイド部材に押し付けるようになっている。これにより、通帳はガイド部材とプラテンとに挟まれた状態となり、通帳の上面と印字ヘッドとの間隔が所定距離に保持されるので、印字ヘッドによる通帳への印字が安定して行われる。
【0003】
ところで、通帳は開いた状態で通帳記帳機に挿入されるが、開いたページによって厚さが異なってしまう。例えば、最初のページを開いた状態で通帳記帳機に挿入された通帳の場合、搬送方向に関する前半分は厚さが薄いが、折り目以降、すなわち、後半分は厚さが厚くなる。一方、最終のページを開いた状態で通帳記帳機に挿入された通帳の場合、搬送方向に関する前半分は厚さが厚いが、折り目以降、すなわち、後半分は厚さが薄くなる。そのため、プラテンが通帳の下面を支持する高さが一定だと、前述された厚さの変化に対応することができなくなってしまう。そこで、プラテンが通帳の下面を支持する高さは、通帳の厚さの変化を吸収することができるようになっている。
【0004】
図2は従来のプリンタにおけるプラテンの支持構造を示す図である。
【0005】
図において、101はプラテンであり、図における上面が図示されない通帳の下面を支持するようになっている。また、102はプラテン支持部材であり、図示されないプラテン上下動装置によって上下動させられ、通帳が印字部に到達すると、上方向に移動させられる。そして、前記プラテン101は、コイルスプリング等から成るばね部材103を介して、プラテン支持部材102によって支持される。そのため、通帳が印字部に到達し、プラテン支持部材102がプラテン上下動装置によって上方向に移動させられると、前記プラテン101はばね部材103の弾性力によって上方向に付勢されて通帳の下面に押し付けられることになる。これにより、通帳の厚さが変化しても前記プラテン101が上下動することによって、通帳の厚さの変化を吸収することができる。
【0006】
なお、前記プラテン101の高さは、通帳の幅方向(図における横方向)に一定である必要がある。すなわち、図において、プラテン101は、常に水平を保つ必要がある。そこで、前記プラテン101は、リンク機構によって常に水平を保つようになっている。
【0007】
ここで、該リンク機構は、二つの回転アーム104と、それぞれの回転アーム104を連結する連結アーム108とを有する。なお、プラテン支持部材102の上面には二つの支柱109が取り付けられている。そして、前記回転アーム104が回転軸105によって支柱109に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。なお、前記回転軸105は回転アーム104のほぼ中央に位置する。そして、該回転アーム104の上端は回転軸106によってプラテン101に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。また、回転アーム104の下端は回転軸107によって連結アーム108に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。これにより、前記プラテン101は、常に水平を保ちながら、プラテン支持部材102に対して上下動することができる。
【0008】
【特許文献1】
特許第2786060号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、媒体として単票が挿入された場合にスキューが発生して、適切に印字することができないことがあった。一般に、通帳記帳機等のプリンタにおける媒体には通帳の他に単票も含まれる。ここで、単票とは、一枚の紙等からなる媒体であり、金融取引の明細が記入された顧客用の取引明細票として使用されたり、金融機関内部での業務用に使用される媒体である。そして、前記通帳記帳機においては、媒体が単票である場合にも、通帳の場合と同様に、所定位置に印字して記帳するために、挿入口から通帳記帳機に挿入された単票が印字部に到達すると、プラテン101が上昇して単票の下面を支持し、単票の上面をガイド部材に押し付けるようになっている。これにより、単票はガイド部材とプラテン101とに挟まれた状態となり、単票の上面と印字ヘッドとの間隔が所定距離に保持されるので、印字ヘッドによる単票への印字が安定して行われる。
【0010】
ところで、媒体が通帳である場合、ある行の印字が終了して改行するときには、印字ヘッドを通帳の幅方向における外側の位置にまで移動させるようになっている。そして、印字ヘッドが通帳の幅方向における外側の位置にまで移動すると、プラテン支持部材102がプラテン上下動装置によって下方向に移動させられるので、プラテン101が下降する。これにより、通帳は、ガイド部材とプラテン101とに挟まれることなく、ローラによって搬送される。そのため、通帳の厚さが変化しても、一行分の搬送距離だけ適切に搬送されるので、改行不良やスキューが発生することがない。
【0011】
これに対し、媒体が単票である場合には厚さの変化がないので、ある行の印字が終了して改行するときに、印字ヘッドを通帳の幅方向における外側の位置にまで移動させないようになっている。この場合、ある行の印字が終了した場所で印字ヘッドを停止させ、ローラによって単票を搬送して改行を行う。そのため、改行に必要な時間を短縮することができ、プリンタのスループットを向上させることができる。ところが、改行を行う際にスキューが発生することがあった。
【0012】
図3は従来のプリンタにおける単票に加わる力を示す図である。
【0013】
図3において、111は単票であり、第1の搬送ローラ112a及び第2の搬送ローラ112bと、第1のプレッシャローラ113a及び第2のプレッシャローラ113bとに挟み込まれて搬送される。また、114は印字ヘッドであり、ガイド部材115が取り付けられている。
【0014】
そして、前記単票111へ印字を行う場合、ある行の印字が終了して改行するときに、印字ヘッド114を前記行の印字が終了した場所で停止させ、第1の搬送ローラ112a及び第2の搬送ローラ112bと第1のプレッシャローラ113a及び第2のプレッシャローラ113bとによって単票111を搬送して改行を行う。この場合、前記単票111には、第1の搬送ローラ112a及び第2の搬送ローラ112bと第1のプレッシャローラ113a及び第2のプレッシャローラ113bとによって、F1及びF2の力が加えられる。また、印字ヘッド114を単票111の幅方向における外側の位置にまで移動させないので、プラテン101は、下降することなく、F3の力で単票111の上面をガイド部材115に押し付けた状態となっている。そのため、単票111の上面とガイド部材115との間に生じる摩擦によって、前記単票111には、Fpの力が加えられる。なお、Fpの向きはF1及びF2の向きと反対である。
【0015】
ここで、第1の搬送ローラ112a及び第2の搬送ローラ112bと第1のプレッシャローラ113a及び第2のプレッシャローラ113bとは単票111の幅方向に均等に配設されているので、F1及びF2の力は、単票111の幅方向における中心線に沿って作用すると考えることができる。一方、ガイド部材115は、印字ヘッド114に取り付けられているので、Fpの力は、単票111の幅方向における印字ヘッド114の位置に作用すると考えることができる。そのため、改行するときに印字ヘッド114が停止している位置が単票111の幅方向における中心線から離れていると、Fpの力によって単票111に回転モーメントが発生する。そして、該回転モーメントが大きいと、単票111が回転して斜めになり、スキューが発生してしまう。
【0016】
もっとも、プラテン101が単票111の上面をガイド部材115に押し付けるF3の力を小さくすれば、Fpの力も小さくなって回転モーメントが小さくなるので、スキューの発生を防止することができる。そして、単票111は、一般的に、厚さが薄いので、F3の力を小さくしても、印字ヘッド114による印字が不安定になることがない。ところが、通帳へ印字を行う場合には、通帳の厚さが厚いので、F3の力を小さくすると、印字が不安定になってしまう。そのため、F3の力を小さくすることができなかった。
【0017】
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、簡単な構成によってプラテンが媒体を押し付ける力を媒体の厚さによって適切に制御することができるようにして、媒体が通帳であっても単票であっても、印字を安定して行うことができ、かつ、媒体のスキューの発生を確実に防止することができるプリンタを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のプリンタにおいては、媒体の搬送方向と直交する方向に移動して前記媒体上に印字を行う印字ヘッドと、該印字ヘッドとともに移動し、前記媒体の上面に接触して前記印字ヘッドと媒体との間隔を保つガイド部材と、前記印字ヘッドに対して上下動し、前記媒体を下方から前記ガイド部材に押し付けるプラテンとを有するプリンタであって、前記プラテンは、ばね部材を介して支持部材に取り付けられ、前記ばね部材によって上方向に付勢され、前記媒体の厚さが所定値以上の場合、ばね力補強機構によってさらに上方向に付勢される。
【0019】
本発明の他のプリンタにおいては、さらに、前記ばね力補強機構は補助ばね部材を備え、前記プラテンが媒体によって所定値以上押し下げられると、前記補助ばね部材の付勢力が前記プラテンに付与される。
【0020】
本発明の更に他のプリンタにおいては、さらに、前記プラテンはリンク機構によって水平を維持し、前記補助ばね部材の付勢力は前記リンク機構を介して前記プラテンに付与される。
【0021】
本発明の更に他のプリンタにおいては、さらに、前記リンク機構は、前記プラテンに取り付けられた複数の回転アーム、及び、該回転アームを連結する連結アームを備え、前記ばね力補強機構は、前記補助ばね部材によって付勢され、前記連結アームと係合可能な連結アーム駆動アーム、及び、該連結アーム駆動アームの移動を規制するリミッタを備える。
【0022】
本発明の更に他のプリンタにおいては、さらに、前記プラテンが媒体によって所定値以上押し下げられると、前記連結アームと連結アーム駆動アームとが係合して該連結アーム駆動アームが移動し、前記補助ばね部材の付勢力が前記連結アーム及び回転アームを介して、前記プラテンに付与される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図4は本発明の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
【0025】
図において、10はプリンタであり、媒体18を挿入する媒体挿入口11、媒体18が搬送される媒体搬送路12、該媒体搬送路12に沿って複数個配設された搬送ローラ13及びプレッシャローラ14、前記媒体搬送路12の途中の印字部20に配設された印字ヘッド15、該印字ヘッド15の図示されないキャリッジに取り付けられたガイド部材16、並びに、印字部20に配設されたプラテン17を有する。ここで、前記プリンタ10は、銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関において、預金通帳等の通帳に記帳するための通帳記帳機等である。なお、前記プリンタ10は、通帳記帳機として独立に構成されたものであってもよいし、ATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置のような他の装置の一部として構成されたものであってもよい。
【0026】
本実施の形態において、媒体18はプリンタ10によって印字される対象である。また、媒体18の種別には、預金通帳等の通帳、及び、金融取引の明細が記入された顧客用の取引明細票として使用されたり、金融機関内部での業務用に使用されたり、プリンタ10の保守等のために使用される単票がある。ここでは、多数枚の紙等を重ねた冊子状になっている媒体18を通帳と呼び、一枚の紙等からなる媒体18を単票と呼ぶ。なお、通常、単票には通帳を閉じたサイズの閉じサイズ単票と通帳を開いたサイズの開きサイズ単票とがある。
【0027】
そして、前記搬送ローラ13は、媒体搬送路12の上側ガイド12aに形成された孔(あな)部から媒体搬送路12内に外周部が突出するように配設され、図示されないステッピングモータ等の搬送用駆動源からの駆動力が、ギヤ、歯付きベルト等を介して伝達されることによって回転させられる。また、前記プレッシャローラ14は、媒体搬送路12の下側ガイド12bに形成された孔部から媒体搬送路12内に外周部が突出するように配設され、前記搬送ローラ13に押し付けられている。そして、前記媒体18は、搬送ローラ13とプレッシャローラ14とによって上下から挟持されることにより搬送される。この場合、前記搬送ローラ13は、同心度、外形寸法等が厳密に管理されて製造されたものであり、例えば、単位ステップ当たり1/180〔インチ〕の送り量で媒体18をステップ搬送することができるようになっている。さらに、少なくとも搬送ローラ13の表面は高摩擦部材で形成され、媒体18に摩擦力を加えることができる。
【0028】
また、前記印字ヘッド15は、インクジェット方式、感熱方式、ワイヤドット方式、熱転写方式等の記録方式を採用するものであるが、いかなる記録方式であってもよい。そして、本実施の形態におけるプリンタ10は、印字ヘッド15が媒体18の搬送方向(図における左右方向)と直交する方向(図における図面に垂直な方向)に移動する、すなわち、走査することによって、前記媒体18上に印字を行うシリアルタイプのものである。この場合、前記印字ヘッド15は、走査方向に延在する図示されないガイドシャフトにスライド可能に取り付けられた図示されないキャリッジに搭載されている。なお、前記ガイドシャフトは、プリンタ10のフレームに固定されている。そして、媒体18が所定位置にセットされると、前記キャリッジが媒体18に沿って走査方向に移動し、印字ヘッド15が前記媒体18上に印字を行う。これにより、一行分の印字が終了すると、搬送ローラ13とプレッシャローラ14とが前記媒体18を所定距離だけ搬送し、所定位置にセットして改行を行う。続いて、再び、前記キャリッジが媒体18に沿って走査方向に移動し、印字ヘッド15が前記媒体18上に印字を行う。以降、同様の動作を繰り返すことによって、前記媒体18上に所定行の印字を行う。
【0029】
そして、本実施の形態におけるプリンタ10は、通帳や単票のように、厚さの異なる媒体18に印字を行うようになっている。特に、媒体18が通帳である場合、開いたページによって厚さが異なったり、部分的に厚さが変わったりしてしまう。例えば、最初のページを開いた状態で記帳機に挿入された通帳の場合、搬送方向に関する前半分は厚さが薄いが、折り目以降、すなわち、後半分は厚さが厚くなる。一方、最終のページを開いた状態で記帳機に挿入された通帳の場合、搬送方向に関する前半分は厚さが厚いが、折り目以降、すなわち、後半分は厚さが薄くなる。
【0030】
そこで、印字ヘッド15が媒体18に沿って走査方向に移動する際に、前記印字ヘッド15と媒体18との間隔を一定に保つ必要がある。そのために、前記キャリッジに媒体18の上面を案内するガイド部材16が取り付けられている。なお、該ガイド部材16は印字ヘッド15に取り付けられていてもよい。前記ガイド部材16は印字ヘッド15の前後に亘(わた)って形成されることが望ましい。また、前記印字ヘッド15がワイヤドット方式のものである場合、ガイド部材16は、インクリボンと媒体18とが接触しないようにする機能を有するものであることが望ましい。
【0031】
また、前記媒体18の裏面の位置を規制するためにプラテン17が印字ヘッド15に対向するように配設されている。前記プラテン17は、図示されないプラテン上下動装置によって印字ヘッド15に対して上下動させられ、媒体18が印字部20に到達すると、上方向に移動させられるようになっている。そして、前記プラテン17は媒体18を下方からガイド部材16に押し付ける。このように、プラテン17とガイド部材16との間に媒体18を挟み込むことによって、前記印字ヘッド15と媒体18との間隔を印字に適した所定距離に保つようになっている。
【0032】
すなわち、前記プリンタ10は、印字ヘッド15又はガイド部材16の位置を基準にして、前記印字ヘッド15と媒体18との間隔を印字に適した所定距離に保つために、プラテン17を移動させて、媒体18の位置を規制する。前記印字ヘッド15と媒体18との間隔が印字に適した所定距離に保持されるので、印字ヘッド15による媒体18への印字が安定して行われる。
【0033】
次に、前記プラテン17の動作について説明する。
【0034】
図5は本発明の実施の形態におけるプラテンの動作を示す第1の図、図6は本発明の実施の形態におけるプラテンの動作を示す第2の図である。
【0035】
まず、媒体18が媒体挿入口11に挿入されると、搬送用駆動源からの駆動力が搬送ローラ13に伝達され、該搬送ローラ13が回転させられる。そして、前記媒体18は、図5に示されるように、搬送ローラ13とプレッシャローラ14とによって上下から挟持されることにより、媒体搬送路12内を印字部20に向けて搬送される。
【0036】
この場合、印字ヘッド15は、媒体18の幅方向における外側の位置における媒体迎え位置にある。そして、プラテン上下動装置は、印字ヘッド15と連動し、該印字ヘッド15が媒体18の幅方向における外側の位置にあるときは、プラテン17を下方向に移動させる、すなわち、プラテン17を下降させるようになっている。そのため、図5に示されるように、プラテン17とガイド部材16との間が広くなり、媒体18がスムーズに通過することができる。
【0037】
そして、媒体18が所定位置に到達すると、搬送ローラ13が回転を停止する。これにより、媒体18の搬送方向に関する位置がセットされる。続いて、前記キャリッジが媒体18に沿って該媒体18の幅方向、すなわち、走査方向に移動し、印字ヘッド15が前記媒体18上の印字位置に到達する。そして、印字ヘッド15が前記媒体18上に移動すると、プラテン上下動装置は、印字ヘッド15と連動し、プラテン17を上方向に移動させる、すなわち、該プラテン17を上昇させるようになっている。そのため、図6に示されるように、媒体18はプラテン17とガイド部材16との間に挟み込まれ、前記印字ヘッド15と媒体18との間隔が印字に適した所定距離に保たれるようになっている。
【0038】
なお、前記プラテン17は、後述されるように、ばね部材22を介して支持されている。そのため、前記プラテン17はばね部材22の弾性力によって上方向に付勢されて媒体18の下面に押し付けられることになる。そして、ばね部材22によって押し上げられるプラテン17と、ガイド部材16との間に媒体18を挟み込むことによって、前記印字ヘッド15と媒体18との間隔を印字に適した所定距離に保つようになっている。これにより、媒体18の厚さが変化しても前記プラテン17が上下動することによって、媒体18の厚さの変化を吸収することができる。
【0039】
次に、前記プラテン17の支持構造について説明する。
【0040】
図1は本発明の実施の形態におけるプラテンの支持構造を示す図であり図6におけるA矢視図である。
【0041】
図1において、21はプラテン支持部材であり、図示されないプラテン上下動装置によって上下動させられ、媒体18が印字部20に到達し、印字ヘッド15が前記媒体18上に移動すると、上昇させられる。そして、前記プラテン17は、コイルスプリング等から成るばね部材22を介して、支持部材としてのプラテン支持部材21によって支持される。この場合、ばね部材22は、上下から圧縮された状態となっていて、前記プラテン17をプラテン支持部材21から引き離す方向に付勢している。そのため、プラテン支持部材21がプラテン上下動装置によって上昇させられると、前記プラテン17は、ばね部材22の弾性力により上方向に付勢されて媒体18の下面に押し付けられることになる。これにより、媒体18の厚さが変化しても前記プラテン17が上下動することによって、媒体18の厚さの変化を吸収することができる。
【0042】
なお、前記プラテン17の高さは、通帳の幅方向(図1における横方向)に一定である必要がある。すなわち、図1において、プラテン17は、常に水平を維持する必要がある。そこで、前記プラテン17は、リンク機構によって常に水平を維持するようになっている。
【0043】
ここで、該リンク機構は、二つの回転アーム23と、それぞれの回転アーム23を連結する連結アーム24とを有する。なお、プラテン支持部材21の上面には図示されない回転アーム支持部材が取り付けられている。そして、前記回転アーム23が回転軸25によって前記回転アーム支持部材に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。なお、前記回転軸25は回転アーム23のほぼ中央に位置する。そして、回転アーム23の上端は回転軸26によってプラテン17に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。また、回転アーム23の下端は回転軸27によって連結アーム24に、それぞれ、回転可能に取り付けられている。これにより、前記プラテン17は、常に水平を維持しながら、プラテン支持部材21に対して上下動することができる。
【0044】
さらに、前記プラテン17は、媒体18の厚さが所定値以上の場合、ばね力補強機構によってさらに上方向に付勢され、前記媒体18の下面に押し付けられるようになっている。
【0045】
ここで、前記ばね力補強機構は、連結アーム24の下面に取り付けられた連結アーム駆動用突出部材28と、該連結アーム駆動用突出部材28に係合可能な連結アーム駆動アーム32と、該連結アーム駆動アーム32を付勢するコイルスプリング等から成る補助ばね部材33と、前記連結アーム駆動アーム32の移動を規制するリミッタ35とを有する。そして、プラテン支持部材21の上面には支柱31が取り付けられ、該支柱31に前記補助ばね部材33の一端が取り付けられている。また、該補助ばね部材33の他端は、連結アーム駆動アーム32の支柱31側端部に取り付けられている。
【0046】
この場合、補助ばね部材33は、左右から引っ張られた状態となっていて、前記連結アーム駆動アーム32を支柱31に引き付ける方向に付勢している。また、連結アーム駆動アーム32の支柱31と反対側端部には、第1のリミッタ係合部材34a及び第2のリミッタ係合部材34bが形成され、第1のリミッタ係合部材34aがリミッタ35に係合している。これにより、連結アーム駆動アーム32は、図1に示される位置よりも支柱31の方向に移動することができないようになっている。また、連結アーム駆動アーム32の支柱31と反対方向への移動も、第2のリミッタ係合部材34bによって制限される。すなわち、連結アーム駆動アーム32は、第1のリミッタ係合部材34a及び第2のリミッタ係合部材34bが、それぞれ、リミッタ35に係合する位置を限度とする範囲内において、軸方向(図1における横方向)に移動することができる。
【0047】
また、連結アーム駆動アーム32には、軸方向に延在する長孔である嵌(かん)入孔(こう)32aが形成され、該嵌入孔32aに連結アーム駆動用突出部材28が嵌入されている。この場合、嵌入孔32aが軸方向に延在する長孔なので、連結アーム駆動用突出部材28は、前記嵌入孔32aの範囲内において、連結アーム駆動アーム32の軸方向に自由に移動することができる。そのため、前記プラテン17がプラテン支持部材21に対して上下動する範囲が狭い場合には、連結アーム24が連結アーム駆動アーム32の軸方向に自由に移動するので、ばね力補強機構が機能することがない。そして、前記プラテン17がプラテン支持部材21に対して所定範囲を超えて下降すると、連結アーム駆動用突出部材28が嵌入孔32aの側壁に当接して係合するので、連結アーム駆動アーム32が支柱31と反対方向へ移動させられる。これにより、補助ばね部材33の付勢力がプラテン17に付与されるように機能し、該プラテン17は、より強力な弾性力によって上方向に付勢され、前記媒体18の下面に押し付けられる。
【0048】
本実施の形態においては、ばね部材22の弾性力を小さく設定し、プラテン17が前記ばね部材22の弾性力によって上方向に付勢されて媒体18の下面に押し付けられる力が小さくなるようになっている。すなわち、「発明が解決しようとする課題」において説明した図3に示されるF3の力を小さくし、媒体18が単票である場合に改行を行っても、Fpの力によって媒体18に発生する回転モーメントを小さくし、スキューが発生しないようになっている。
【0049】
そして、媒体18が通帳である場合には、媒体18の厚さが厚いので、プラテン17がプラテン支持部材21に対して所定範囲を超えて下降し、連結アーム駆動用突出部材28が嵌入孔32aの側壁に当接して係合するようになっている。そのため、媒体18が通帳である場合には、補助ばね部材33の弾性力がプラテン17を上方向に付勢するように機能し、前記プラテン17がより強力な弾性力によって上方向に付勢され、図3に示されるF3の力が大きくなるようになっている。これにより、厚さの厚い通帳である媒体18に印字を行う際にも、印字が不安定になることがない。また、媒体18がプラテン17から浮き上がり、いわゆる、空打現象が生じることがないので、空打音のような印字に伴う騒音が発生することもない。さらに、通帳の中紙の折れ曲がりや印字ピッチのずれが生じることもない。
【0050】
次に、前記プラテン17のばね力補強機構の動作について説明する。
【0051】
図7は本発明の実施の形態におけるプラテンのばね力補強機構の動作を示す第1の図、図8は本発明の実施の形態におけるプラテンのばね力補強機構の動作を示す第2の図である。
【0052】
まず、媒体18が存在しない状態、すなわち、初期状態において、プラテン17の支持構造は、図7に示されるようになっている。この場合、プラテン17は、ばね部材22の弾性力によって上方向に付勢されてガイド部材16の下面に押し付けられている。この状態で、それぞれのばね部材22の弾性力、すなわち、付勢力F4は、例えば、200〔gf〕である。
【0053】
また、連結アーム駆動アーム32の嵌入孔32aの支柱31と反対側端部と連結アーム駆動用突出部材28との間隔aは、例えば、0.3〔mm〕である。ここで、回転アーム23の傾斜角が約45度であり、回転軸25から回転軸26までの距離と回転軸25から回転軸27までの距離とが等しい場合には、プラテン17の上下方向の移動量と連結アーム駆動用突出部材28の左右方向の移動量とがほぼ等しい。したがって、前記間隔aが0.3〔mm〕である場合、媒体18が厚さ0.3〔mm〕未満のものであれば、ばね力補強機構が機能することがない。そして、通常の単票は、厚さが約0.1〔mm〕なので、媒体18が単票の場合、ばね力補強機構が機能せず、プラテン17はそれぞれのばね部材22の付勢力F4によって媒体18の下面に押し付けられることになる。なお、ばね部材22は二つであるので、媒体18が単票の場合、プラテン17は、2×200〔gf〕=400〔gf〕の付勢力F4によって媒体18の下面に押し付けられることになる。
【0054】
続いて、媒体18が厚さの厚い通帳である場合、プラテン17の支持構造は、図8に示されるようになっている。この場合、プラテン17は、媒体18の下面に押し付けられている。通常の通帳は、表表紙及び裏表紙の厚さが約0.3〔mm〕になっている。そのため、最初のページを開いた状態でプリンタ10に挿入された通帳における搬送方向に関する前半分であっても、0.3〔mm〕以上の厚さがある。すなわち、媒体18が通帳である場合、媒体18の厚さbは0.3〔mm〕以上である。
【0055】
そのため、プラテン17は、図7に示される状態よりも、0.3〔mm〕以上押し下げられる。これにより、連結アーム24は矢印Bで示される方向に移動するが、回転アーム23の傾斜角が約45度であり、回転軸25から回転軸26までの距離と回転軸25から回転軸27までの距離とが等しいと考えられるので、前記厚さbと等しい距離、すなわち、0.3〔mm〕以上移動する。したがって、連結アーム駆動用突出部材28が嵌入孔32aの側壁に当接して係合するので、連結アーム駆動アーム32が矢印Bで示される方向に移動する。これにより、補助ばね部材33の弾性力が連結アーム24に付勢される。すなわち、連結アーム24は、支柱31の方向(矢印Bで示される方向の反対方向)に補助ばね部材33の弾性力によって付勢される。なお、補助ばね部材33の付勢力F5は、例えば、200〔gf〕である。
【0056】
ここで、連結アーム24に付与される支柱31の方向への付勢力は、リンク機構によって、上方向の付勢力に変換されてプラテン17に付与される。そして、回転アーム23の傾斜角が約45度であり、回転軸25から回転軸26までの距離と回転軸25から回転軸27までの距離とが等しいので、プラテン17に付与される上方向の付勢力は、連結アーム24に付与される付勢力に等しい。したがって、プラテン17には、ばね力補強機構によって、補助ばね部材33の付勢力F5が付与される。
【0057】
そもそも、プラテン17には、ばね部材22の付勢力F4がそれぞれ付与されている。そのため、媒体18が通帳の場合、プラテン17は、2×200〔gf〕+200〔gf〕=600〔gf〕の付勢力によって媒体18の下面に押し付けられることになる。
【0058】
なお、リンク機構の構成により、プラテン17は、押し下げられると、媒体18の搬送方向と直交する方向(図8に示される右方向)に移動する。この場合、回転アーム23の傾斜角が約45度であり、回転軸25から回転軸26までの距離と回転軸25から回転軸27までの距離とが等しいので、前記厚さbと等しい距離だけ媒体18の搬送方向と直交する方向に移動する。これにより、プラテン17上の媒体18も搬送方向と直交する方向に移動するので、そのままにしておくと、印字ヘッド15による印字位置がずれてしまう。そこで、本実施の形態においては、前記キャリッジに媒体18の側端の位置を検出するためのセンサが取り付けられている。そして、該センサによって前記媒体18の側端が搬送方向と直交する方向に移動したことが検出されると、それに合わせて印字ヘッド15による印字位置を修正するようになっている。なお、前記媒体18の側端(図8に示される右側端)に当接するようなガイド部材が配設されている場合には、プラテン17が移動しても、媒体18は移動せず、印字ヘッド15による印字位置がずれてしまうことがないので、前記センサを取り付ける必要はない。
【0059】
このように、本実施の形態においては、プラテン17を支持する支持構造にばね力補強機構が組み込まれている。該ばね力補強機構は、媒体18の厚さが薄い場合には機能せず、媒体18の厚さが所定値以上に厚い場合に機能し、補助ばね部材33の弾性力がプラテン17を上方向に付勢する。また、該プラテン17を上方向に付勢するばね部材22の弾性力を小さく設定する。
【0060】
そのため、媒体18が厚さの薄い単票である場合には、プラテン17が媒体18の下面に押し付けられる力が小さくなるので、改行を行ってもスキューが発生することがない。
【0061】
また、媒体18が厚さの厚い通帳である場合には、プラテン17が媒体18の下面に押し付けられる力が大きくなるので、印字が不安定になることがない。そして、媒体18がプラテン17から浮き上がり、いわゆる、空打現象が生じることがないので、空打音のような印字に伴う騒音が発生することもない。また、通帳の中紙の折れ曲がりや印字ピッチのずれが生じることもない。
【0062】
さらに、前記ばね力補強機構は、構成が簡単なので、プリンタ10のコストが上昇することもない。
【0063】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0064】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、簡単な構成によってプラテンが媒体を押し付ける力を媒体の厚さによって適切に制御することができるので、媒体が通帳であっても単票であっても、印字を安定して行うことができ、かつ、媒体のスキューの発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプラテンの支持構造を示す図であり図6におけるA矢視図である。
【図2】従来のプリンタにおけるプラテンの支持構造を示す図である。
【図3】従来のプリンタにおける単票に加わる力を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるプラテンの動作を示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるプラテンの動作を示す第2の図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるプラテンのばね力補強機構の動作を示す第1の図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるプラテンのばね力補強機構の動作を示す第2の図である。
【符号の説明】
10 プリンタ
15 印字ヘッド
16 ガイド部材
17 プラテン
18 媒体
21 プラテン支持部材
22 ばね部材
23 回転アーム
24 連結アーム
32 連結アーム駆動アーム
33 補助ばね部材
35 リミッタ

Claims (5)

  1. (a)媒体の搬送方向と直交する方向に移動して前記媒体上に印字を行う印字ヘッドと、
    (b)該印字ヘッドとともに移動し、前記媒体の上面に接触して前記印字ヘッドと媒体との間隔を保つガイド部材と、
    (c)前記印字ヘッドに対して上下動し、前記媒体を下方から前記ガイド部材に押し付けるプラテンとを有するプリンタであって、
    (d)前記プラテンは、ばね部材を介して支持部材に取り付けられ、前記ばね部材によって上方向に付勢され、前記媒体の厚さが所定値以上の場合、ばね力補強機構によってさらに上方向に付勢されることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記ばね力補強機構は補助ばね部材を備え、前記プラテンが媒体によって所定値以上押し下げられると、前記補助ばね部材の付勢力が前記プラテンに付与される請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記プラテンはリンク機構によって水平を維持し、前記補助ばね部材の付勢力は前記リンク機構を介して前記プラテンに付与される請求項2に記載のプリンタ。
  4. (a)前記リンク機構は、前記プラテンに取り付けられた複数の回転アーム、及び、該回転アームを連結する連結アームを備え、
    (b)前記ばね力補強機構は、前記補助ばね部材によって付勢され、前記連結アームと係合可能な連結アーム駆動アーム、及び、該連結アーム駆動アームの移動を規制するリミッタを備える請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記プラテンが媒体によって所定値以上押し下げられると、前記連結アームと連結アーム駆動アームとが係合して該連結アーム駆動アームが移動し、前記補助ばね部材の付勢力が前記連結アーム及び回転アームを介して、前記プラテンに付与される請求項4に記載のプリンタ。
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