JPH0781271A - 自動頁めくり制御方式 - Google Patents

自動頁めくり制御方式

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JPH0781271A
JPH0781271A JP23284693A JP23284693A JPH0781271A JP H0781271 A JPH0781271 A JP H0781271A JP 23284693 A JP23284693 A JP 23284693A JP 23284693 A JP23284693 A JP 23284693A JP H0781271 A JPH0781271 A JP H0781271A
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JP
Japan
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turning
roller
over
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Prior art date
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Pending
Application number
JP23284693A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Nakada
輝彦 中田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0781271A publication Critical patent/JPH0781271A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摩擦係数のばらつきの大きい通帳等の媒体にお
ける2枚めくりを効果的に防止する。 【構成】通常の頁めくりを行う前に通帳の綴じ部が頁め
くりローラ6と、搬送ローラ1および押し付けローラ2
からなるローラ対とのあいだで停止させ、通帳の頁間の
摩擦係数を2枚めくりを防止するのに必要なだけ小さく
するための座屈抵抗f2が得るに十分なだけ湾曲させて
から、本来の頁めくり動作を行う。 【効果】従来の頁めくり機構における部材やその取り付
け位置を変更することなしに、効果的に2枚めくりを防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば銀行端末装置
やATMなどにおける通帳冊子の頁めくり手段に係り、
特に2枚めくりを防止し確実なめくり動作を行う頁めく
り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通帳プリンタにおけるもっとも一般的な
頁めくり機構の一つとしてして、特公昭61−1495
7号公報の技術があげられる。これは、めくる頁の閉じ
部付近に搬送ローラと押さえローラからなる固定ローラ
対を設け、通帳の端部付近をめくりローラと、その押さ
えローラで挟持し、閉じ部方向に回転するめくりローラ
の摩擦力により、頁をめくるものであり、それまでの頁
めくり機構が固定ローラ対がめくる頁の閉じ部を越えて
反対側の頁に位置していたものであるのを、めくる頁の
曲げ剛性を高くすることで、頁の2枚めくりを防ぐとい
うものである。
【0003】しかしながら、通帳における頁間の摩擦係
数にはばらつきがあり、前記技術では、摩擦係数が比較
的小さい頁では有効であるものの、摩擦の大きいもの、
すなわち頁と頁がひっつきやすくなかなか離れ難い場合
には2枚めくりを起こしやすく、確実な頁めくりをする
ものとはいえなかった。
【0004】この点を改善し確実な頁めくりを行うもの
として、特開平4−341894号公報にあるように、
めくる頁の端部を押さえる固定ローラ対と頁めくりロー
ラ対との中間に押し上げ手段をもってして、めくる頁を
湾曲にし、さらにめくりローラ側の押さえローラを何度
か揺り動かすことで、頁間を分離しやすくしてからめく
り動作を行うものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
特公昭61−14957号公報では前述したとおり確実
なめくり動作を行うものとしては不十分であり、一方、
特開平4−341894号公報にある技術は、確かに2
枚めくりを防ぐにはかなり有効なものであるが、しかし
複雑な機構を必要とするものであり、従来の頁めくり機
構に比べコストが大きくなるという問題がある。
【0006】実際、頁替えの際に2まいめくりが起こる
か否かは、図1に示すように、3の頁めくりローラが1
2の通帳のめくられる頁に対する押しつけ圧力Fと、頁
めくりローラ3がめくられる頁に接する点から4の上部
案内板の縁によって押さえられ、めくり動作時に支点と
なるところまでの間における頁の長さである座屈長さL
と、その座屈長さLにおける頁面の剛性の関数である座
屈抵抗関数f及び、めくられる頁となる1枚目の面とそ
の次の頁である2枚目の面との間に働く摩擦係数m1か
ら、その2枚目の面とその次の3枚目の面との間に働く
摩擦係数m2を引いた摩擦係数の差であるΔmとにおい
て、 f>Δm・F (1) f≦Δm・F (2) (1)式における関係となるときに2枚めくりは起こら
ず、(2)式の関係のときに2枚めくりが起こることに
なる。
【0007】したがって本発明の課題は、複雑な機構の
追加等によって機械的に頁めくりローラ圧力Fや座屈抵
抗fを変化させることなく、従来の簡易な機構のまま
で、その制御方法を改良することで、2枚めくりの起こ
りにくい自動頁替えを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、頁の一端が綴られた複数の頁からなる冊
子を案内する案内板と、前記冊子を案内板にそって搬送
する搬送ローラおよびその搬送ローラに対向する位置に
あり冊子を挟持する押さえローラとからなる搬送ローラ
対と、めくる頁の上にありその頁を跳ねあげるように回
転する頁めくりローラを有し、めくり動作を行う時にそ
の頁めくりローラは、搬送ローラ対がめくる頁の綴じ部
付近に位置したとき、その頁の端部に位置するように固
定されている頁めくり装置において、前記めくり動作を
行う前に、搬送ローラによって、めくる頁の綴じ部が搬
送ローラ対と頁めくりローラとの中間付近に位置するよ
うに移動し、頁めくりローラで十分弓なりに反らせる予
備動作を行ってから、本来の頁めくり動作を行うことに
より達成される。
【0009】
【作用】この予備動作によって、冊子の頁めくりがおこ
なわれる面は綴じ部を支点として本来の頁めくりをおこ
なった場合よりも大きく湾曲に曲げて、めくられる頁側
における頁間の摩擦係数の大きいものに対してもより大
きな力が働くことになる。このようにして頁と頁が分離
された後に、通常のめくり動作を行うことで2枚めくり
を効果的に防止することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、銀行端末の通帳プリンタにおける本発
明の一実施例を図面によって詳細に説明する。
【0011】図4は、本発明の頁めくり方法が用いられ
る通帳プリンタの側面図である。
【0012】1は通帳を各部に送るための搬送ローラ、
2は搬送ローラ1に対向する位置にあり搬送ローラと通
帳を挟持する押しつけローラであり、3は上部案内板、
4は下部案内板であり、通帳はこれらの案内板に沿い搬
送ローラ1によって各部に移動される。
【0013】5は通帳の頁をめくる、頁めくり機構部で
あり、6の、めくる頁面に押しつけて綴じ部方向に回転
することにより、頁めくりを行う頁めくりローラと、搬
送ローラ1、押さえローラ2などからなっている。この
頁めくりローラ6には、めくり動作を確実なものにする
ため摩擦係数の大きな材質が用いられている。
【0014】7は通帳に印字を行う印字部を示す。8
は、通帳に印字を行うヘッド、9は印字ヘッドに対する
プラテン、10は通帳における印字可能位置を識別する
ための光学センサである。9は通帳の磁気ストライプ面
のデータを読み書きする磁気ヘッドである。
【0015】10はこれらの各部の制御を行う制御部で
ある。
【0016】11は通帳が挿入及び排出される挿入口で
あり、12はそこから挿入される通帳を示すものであ
る。
【0017】次にこの図における通帳プリンタの動作に
ついて説明する。
【0018】通帳12が挿入口11から挿入されると、
通帳の磁気ストライプを部に書き込まれたデータを読み
取る。データに異常がなければ、所定の印字を行うた
め、搬送ローラ1によって印字部7に送りこまれ、光学
センサ10により正しい印字開始位置が確認してから印
字ヘッド8およびプラテン9によって所定の印字が行わ
れる。しかし光学センサ10における確認においてその
頁に印字することができないときや、印字中に余白がな
くなったときは、次の頁にめくるために頁めくり部5に
送る。
【0019】次にこの頁めくり部における各ローラと通
帳との位置関係とその動作を図2及び図3を用い詳細に
説明する。
【0020】頁めくり動作を行う場合のローラと通帳と
の位置関係は図2に示すように、通帳のめくられる頁面
の綴じ部付近が搬送ローラ1と押さえローラ2によって
挟持され、めくられる頁の端部付近に頁めくりローラ6
が位置するように固定されている。また上部案内板3の
縁がめくられる頁面を押さえる込むように押さえローラ
2よりやや突出しており、その縁部は通帳の搬送を容易
にするために、上向きに跳ね上がっている。この位置関
係において頁めくり動作が行われるが、本発明の頁めく
り方法における最大の特徴は、この頁めくり動作の前に
予備動作を行うことにある。
【0021】すなわち図3に示すように印字部7から送
られてくる通帳は一旦、その綴じ部が搬送ローラ1と押
さえローラ2からなるローラ対と、頁めくりローラ6と
の間で停止させる。この位置において、頁めくりローラ
6をある角度だけ回転させて、めくられる頁が一定の高
さまで湾曲して盛り上がるようにする。
【0022】この場合、めくられる頁は綴じ部と頁めく
りローラ6との間で大きく湾曲することになる。この湾
曲は図中のL2であらわされる長さで行われるのに対し
て、図2に示すような本来の頁めくり動作時では、めく
られる面の湾曲が上部案内板3の縁部と頁めくりローラ
6との間のL1であらわされる長さで行われる。両者を
比較するとL2の方が短い。
【0023】湾曲する力に対して元のまっすぐな状態に
もどろうとする復元力の強さをあらわす座屈抵抗は、湾
曲率が大きければ大きいほど、つまり同じ直径を有する
頁めくりローラを同じ角度だけ回転する場合は、めくら
れる頁面での固定された支点と頁めくりローラの接触点
との長さが短ければ短いほど湾曲率は大きくなり、座屈
抵抗も強く働くものである。すなわち本来の頁めくり動
作時での長さL1における湾曲はゆるやかなものであ
り、そのときにめくられる頁における座屈抵抗f1より
も、予備動作時における頁の急な湾曲における座屈抵抗
f2の方が大きい。 ここで、めくられる頁に対して働
き、ともにめくられようとする頁間の摩擦係数から、め
くられないような方向に対して働く摩擦係数を引いた差
をΔmとし、また、頁めくりローラ6が通帳面に対して
押しつける圧力をFとすると、このΔm及びFであらわ
される2枚めくりの原因となる2つの要素の積よりも、
座屈抵抗が大きいときに、確実な頁間の分離が行われ
る。つまり負荷となる摩擦係数Δmとローラ圧力Fを減
らして、座屈抵抗を大きくすればよいわけであるが、摩
擦係数Δmは通帳の材質や頁間によってばらつきがあ
り、またローラ圧力Fもある一定以上の力が、頁めくり
において必要不可欠である。このため十分な座屈抵抗を
得ることが必要とされる。
【0024】したがって本実施例における予備動作は、
L2の長さ、つまりめくられる頁の綴じ部と、頁めくり
ローラ6の接点との長さを考慮した位置に綴じ部がくる
ようにし、さらに必要な座屈抵抗を得るに十分な湾曲が
得られるだけの頁めくりローラ6の回転角度を、ばらつ
きのあるΔmを十分考慮にいれた上で、調整して行われ
るものである。そのような位置に綴じ部がくるように通
帳を搬送ローラ1で移動して、めくられる頁が十分な湾
曲が得られるだけ頁めくりローラ6を回転させる。
【0025】このようにして予備動作が行われた通帳の
頁間は、すでに一度分離されているため、その摩擦係数
も予備動作を行う前に比べ非常に小さくなっている。
【0026】この予備動作が行われた後に、図2に示す
ような本来の頁めくり動作位置、すなわち、通帳のめく
られる頁面の綴じ部付近を搬送ローラ1と押さえローラ
2によって挟持し、めくられる頁の端部付近に頁めくり
ローラ6がくるような位置に通帳を移動し、従来と同様
の頁めくり動作を行うが、摩擦係数が非常に小さくなっ
ているため、従来と同様の頁めくりを行っても2枚めく
りを行こすことはない。
【0027】頁替えを完了した通帳は再び印字部7に搬
送され、ここで光学センサ10により正しい印字位置で
あるか確認してから、印字を再開する。このようにして
印字が完了すると磁気ヘッド11により通帳の磁気スト
ライプのデータを更新し、挿入口13から排出する。
【0028】このように頁めくり動作を行う前に予備動
作を行うことで、頁間の摩擦係数を非常に小さくするこ
とができ、その後通常の頁めくり動作における2枚めく
りを効果的に防止することができる。
【0029】本実施例における予備動作における頁めく
りローラの回転角度は十分な湾曲を得るに十分なだけ回
転するものであるが、制御をより容易にするために、予
備動作における頁めくりローラの回転を通常の頁めくり
における回転と同一のものにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の頁めくり機構における、搬送ローラと押さえローラ
からなるローラ対、通帳の搬送を案内する案内板、頁め
くりローラ等の部材およびその取付位置といったハード
の部分を変更することなしに、その制御方法を変更する
だけで、摩擦係数のばらつきの大きい通帳のような冊子
状の媒体の頁めくりにおいて、2枚めくり起こりにくい
自動頁めくり装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】頁めくりのメカニズムを説明する概念図。
【図2】本発明の一実施例での頁めくり時における通帳
の位置を示す図。
【図3】本発明の一実施例での予備動作時における通帳
の位置を示す図。
【図4】本発明の一実施例である通帳プリンタの側面
図。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 2 押さえローラ 3 上部案内板 4 下部案内板 5 頁めくり部 6 頁めくりローラ 7 印字部 8 印字ヘッド 9 プラテン 10 光学センサ 11 磁気ヘッド 12 制御部 13 挿入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頁の一端で綴られた複数の頁からなる冊子
    を案内する案内板と、前記冊子を案内板にそって搬送す
    る搬送ローラと、その搬送ローラに対向し冊子を挟持す
    る押さえローラとからなる搬送ローラ対と、めくる頁の
    上側に設けられ頁面に押しつけ回転することで頁を跳ね
    あげてめくり動作を行う頁めくりローラを有し、頁めく
    り動作時に前記頁めくりローラがめくられる頁の端部付
    近に、搬送ローラ対がめくる頁の綴じ部付近にそれぞれ
    位置するように構成されている頁めくり装置において、
    前記めくり動作を行う前に、搬送ローラによって、めく
    る頁の固定部が搬送ローラ対と頁めくりローラとの間に
    ある位置で、頁めくりローラでめくる頁を十分に湾曲さ
    せる予備動作を行った後、本来の頁めくり動作を行うこ
    とを特徴とする頁めくり方法。
JP23284693A 1993-09-20 1993-09-20 自動頁めくり制御方式 Pending JPH0781271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23284693A JPH0781271A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 自動頁めくり制御方式

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JP23284693A JPH0781271A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 自動頁めくり制御方式

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JPH0781271A true JPH0781271A (ja) 1995-03-28

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ID=16945725

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JP23284693A Pending JPH0781271A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 自動頁めくり制御方式

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JP (1) JPH0781271A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10142052B4 (de) * 2001-01-30 2007-10-31 Hitachi-Omron Terminal Solutions, Corp. Vorrichtung und Verfahren zum Umblättern einer Seite
KR20140059751A (ko) * 2012-11-08 2014-05-16 노벨러스 시스템즈, 인코포레이티드 민감성 기판 상에 막을 증착하는 방법
US11133180B2 (en) 2010-04-15 2021-09-28 Lam Research Corporation Gapfill of variable aspect ratio features with a composite PEALD and PECVD method
US12040181B2 (en) 2019-05-01 2024-07-16 Lam Research Corporation Modulated atomic layer deposition

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