JP3486098B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3486098B2
JP3486098B2 JP08227298A JP8227298A JP3486098B2 JP 3486098 B2 JP3486098 B2 JP 3486098B2 JP 08227298 A JP08227298 A JP 08227298A JP 8227298 A JP8227298 A JP 8227298A JP 3486098 B2 JP3486098 B2 JP 3486098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅の異なる複数種
の媒体に対して印字処理を行うプリンタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプリンタとして、例えば
銀行で使用される通帳/伝票プリンタがあり、この通帳
/伝票プリンタは、通帳や証書あるいは伝票等の幅の異
なる複数種の媒体に対してそれぞれ印字を行うことがで
きる。図5はこのような通帳/伝票プリンタを示す平面
図、図6はその側面図、図7は当該プリンタにおける印
字部の正面図、図8は印字部の側面図である。
【0003】まず、図5及び図6について説明すると、
この両図において1は装置前部側を覆うカバー、2は装
置後部側を覆うカバー、3は磁気ストライプを有する通
帳や証書等の媒体の挿入及び排出を行う第1の挿入排出
口、4は磁気ストライプのない伝票(複写紙)等の媒体
の挿入及び排出を行う第2の挿入排出口、5は媒体に印
字を行う印字ヘッド、6は印字ヘッド5により印字され
る媒体を受けるプラテンで、前記第1の挿入排出口3及
び第2の挿入排出口4は装置前部側に設けられており、
また印字ヘッド5とプラテン6は装置後部側に設けられ
ている。
【0004】この印字部は装置後部側における装置前部
側との境付近に設定されている。7は装置の必要な部位
に電源を供給する電源供給部で、装置後部に設けられて
おり、また、8は装置全体の動作を制御する制御部で、
装置の一側に立位状態で設けられている。装置前部側の
主要な構成は以下の通りである。
【0005】前記第1の挿入排出口3は下部ガイド板9
と上部ガイド板10の一端に形成されたものであって、
上部ガイド板10の第1の挿入排出口3を成す部分は、
媒体の挿入,セットをスムーズにするために斜面10a
として曲折形成されている。このガイド板9,10は印
字部に向かって水平方向に延伸する搬送路を構成するも
ので、この搬送路に沿って搬送ローラ12a,12b
と、13a,13bが所定の間隔で配置されており、こ
の搬送ローラ12a,12bと、13a,13bはそれ
ぞれガイド板9,10に設けられた孔から一部がガイド
板9,10間に入り込んで、通帳や証書等の媒体を挟持
して回転するようになっている。
【0006】また、下部ガイド板9の後部は印字部の直
近まで伸び、この後部と対向するように別の上部ガイド
板11が設けられていて、このガイド板9とガイド板1
1の後端はテーパを成す斜面9a、11aとして曲折形
成されている。14は通帳や証書等の媒体の背面に設け
られている磁気ストライプに対して磁気データの読み取
り及び書き込みを行うための磁気ヘッドで、第1の挿入
排出口3の直後に図6に示した矢印A方向に移動可能な
ように配置されている。
【0007】15は第1の挿入排出口3に挿入,セット
された媒体を検知するセンサ、16は媒体の斜行(スキ
ュー)度合いを検知するセンサで、このセンサ15,1
6はそれぞれ一対の発光素子と受光素子から成り、ここ
でセンサ15は媒体をセットするときの基準面側(本例
では、印字部に向かって右側端)に位置するように第1
の挿入排出口3の直後に配置され、また、センサ16は
第1の挿入排出口3から挿入される媒体の幅内において
センサ15の僅かに後方に位置するように配置されてい
る。
【0008】一方、第1の挿入排出口3の上部側に位置
する第2の挿入排出口4は、上下一対のガイド板17,
18の一端に形成されたもので、その上部ガイド板18
の第2の挿入排出口4を成す部分は、媒体の挿入,セッ
トをスムーズにするために斜面18aとして曲折形成さ
れている。このガイド板17,18は斜め下方に延伸す
る搬送路を構成するもので、この搬送路は下部ガイド板
9と上部ガイド板10,11から成る搬送路に上部ガイ
ド板10,11間で合流(分岐)しており、そしてこの
ガイド板17,18から成る搬送路には搬送ローラ19
a,19bが配置されていて、この搬送ローラ19a,
19bはそれぞれガイド板17,18に設けられた孔か
ら一部がガイド板17,18間に入り込み、媒体を挟持
して回転するようになっている。
【0009】20は第2の挿入排出口4に挿入,セット
された媒体を検知するセンサで、一対の発光素子と受光
素子から成り、このセンサ20cは搬送ローラー19
a,19bの僅かに後方の位置に配置されている。21
は前記合流部に設けられた切り替え弁で、第1の挿入排
出口3または第2の挿入排出口4から挿入された媒体を
印字部に導き、また印字後の媒体を印字部から第1の挿
入排出口3または第2の挿入排出口4に導く役割をす
る。
【0010】22aと22bはガイド板9,11により
構成される搬送路に設けられた搬送ローラで、この搬送
ローラ22a,22bはそれぞれガイド板9,11に設
けられた孔から一部がガイド板9,11間に入り込み、
媒体を挟持して回転するようになっている。23は媒体
の先端及び後端を検知するセンサで、一対の発光素子と
受光素子から成り、このセンサ23は搬送ローラー21
a,21bの直後の位置に配置されていて、このセンサ
23の出力信号に基づいて制御部8は媒体の位置制御を
行うものとなっている。
【0011】24aは電源投入の有無を示す表示部、2
4bは装置のジャム等のアラーム発生の有無を示す表示
部であり、この両表示部24aと24bはカバー1の表
面に設けられている。以上が装置前部側の構成であっ
て、続いて装置後部側の構成について述べる。装置後部
側には前記のように装置前部側との境付近に印字ヘッド
5及びこの印字ヘッド5と対向するように配置されたプ
ラテン6を含む印字部が設けられており、この印字部の
後方には下部ガイド板25と上部ガイド板26から成る
搬送路が設けられており、この下部ガイド板25と上部
ガイド板26の印字部側の端部はテーパを成す斜面25
a、26aとして曲折形成されている。
【0012】27aと27bはガイド板25,26によ
り構成される搬送路に設けられた搬送ローラで、この搬
送ローラ27a,27bはそれぞれガイド板25,26
に設けられた孔から一部がガイド板25,26間に入り
込み、媒体を挟持して回転するようになっている。印字
部には図7及び図8に示す印字ユニット28を備えてお
り、この印字ユニット28は以下に述べる29〜34の
要素により構成されている。
【0013】すなわち、29はキャリッジフレームで、
このキャリッジフレーム29の中央部に印字ヘッド5が
先端を下方のプラテン6に向けた形で搭載されている。
また、このキャリッジフレーム29にはインクリボンカ
セット30が装着されていて、このインクリボンカセッ
ト30のインクリボンは印字ヘッド5の先端を横切るよ
うにセットされており、従って印字ヘッド5の先端から
印字ワイヤが突出すると、この印字ワイヤはインクリボ
ンを介して媒体上に衝突し、これにより印字が行われ
る。
【0014】31はインクリボンカセット30の先端に
位置するようにキャリッジフレーム29に設けられたリ
ボンプロテクタで、厚さの薄いプラスチックフィルムに
より形成されており、このリボンプロテクタ31はイン
クリボンが媒体に直接触れて汚染するのを防止すると共
に、媒体のスムーズな搬送を妨げないように前後の部分
が斜面となっていて、そして中央部には印字ワイヤによ
る印字を可能にするための穴が設けられている。
【0015】32はキャリッジフレーム29の向かって
右側前部の設けられたブロック状のがイドで、このガイ
ド32は前後及び左右の部分が斜面となっていて、これ
により媒体のスムーズな搬送を妨げず、また、図5及び
図7に矢印Bで示した印字ユニット28のスペース移動
方向、つまり媒体の搬送方向と直交する方向のスペース
移動方向においても、その移動がスムーズに行われるよ
うになっている。
【0016】33はキャリッジフレーム29の向かって
左側前部の設けられたブロック状のがイドで、このガイ
ド33も前後及び左右の部分が斜面となっていて、これ
により媒体のスムーズな搬送を妨げず、また、スペース
移動方向においても、その移動がスムーズに行われるよ
うになっている。34はガイド33が媒体に当接したこ
とを検知するセンサである。
【0017】35aと35bは左右一対のサイドフレー
ム、36はこのサイドフレーム35aと35bに設けら
れた長穴に両端を回転可能にかつ上下方向に移動可能に
支持したシャフトで、このシャフト36に印字ユニット
28のキャリッジフレーム29が軸方向に移動自在に取
り付けられ、このシャフト36に沿って印字ユニット2
8は前記矢印B方向にスペース移動するものとなってい
る。
【0018】38はサイドフレーム35aに固定された
モータ、39はこのモータ38の回転軸に取り付けられ
た駆動ギア、40と41はサイドフレーム35aに軸支
されたギア、42はシャフト36の一端に設けられたギ
アで、モータ38の回転は駆動ギア39からギア40,
41を介してギア42に伝達され、これによりシャフト
36が回転するものなっている。
【0019】43aと43bはシャフト36の両端に取
り付けられたカム、44aと44bはこのカム43aと
43bに対応するようにサイドフレーム35a,35b
に取り付けられたカムフォロワ、45aと45bはシャ
フト36を上方に付勢するための付勢手段としてのコイ
ルバネで、このコイルバネ45aと45bの付勢力によ
りカム43a,43bはカムフォロワ44a,44bに
当接している。
【0020】46はシャフト36の他端に取り付けたス
リットディスクで、円周方向の所定の領域に一定の間隔
でスリット46aを有しており、このスリット46を読
み取るセンサ47をスリットディスク46と組み合わせ
ている。次に、上述した構成の動作について説明する。
例えば、磁気ストライプを有する通帳等の媒体に対する
処理を行う場合、この媒体の一側を基準面に押し当てて
第1の挿入排出口3から挿入し、その先端が搬送ローラ
12a,12bに挟持されるまで押し込んでセットする
と、そのセットされた媒体はセンサ12aにより検出さ
れる。
【0021】これにより制御部8は図示しないステッピ
ングモータを駆動して搬送ローラ12a,12b、13
a,13b及び22a,22bを回転させ、印字部に向
かって媒体を搬送させる。このとき切り替え弁21は、
媒体の搬送を妨げないように図6に示したように水平の
姿勢に保たれている。
【0022】搬送された媒体1の先端がセンサ23によ
り検知されると、制御部8は搬送ローラ12a,12
b、13a,13b及び22a,22bの回転を停止さ
せる。続いて、制御部8は図示しないアクチュエータ等
を駆動して磁気ヘッド14を図2の矢印A方向に移動さ
せ、媒体1の表面に設けられている磁気ストライプに対
してデータの読み取り、及び書き込みを行わせる。
【0023】その後、制御部1は再びステッピングモー
タを駆動して搬送ローラ12a,12b、13a,13
b及び22a,22bを回転させ、印字すべき位置が印
字ヘッド5の先端と対向する位置になるように媒体を搬
送する。ここで制御部8は印字ヘッド5の先端と媒体表
面との間のギャップ(以下、印字ギャップ)を調整する
ための制御を行う。
【0024】これは、媒体へ印字を行う上で、良好な印
字の品位を保つための処置である。良好な印字の品位を
得るには、印字ギャップを一定に確保することが必要で
あり、この印字ギャップが狭いと、媒体に対して印字ワ
イヤが近い位置から突出するため印字文字は濃くなり、
逆に印字ギャップが広いと印字文字は薄くなる。印字す
べき媒体の厚さが一定であれば、印字ギャップは一定値
として設定すれば良い訳であるが、この種のプリンタに
おいては通帳、証書、複写伝票等の厚さの異なるそれぞ
れの媒体に印字を行うため、その媒体の厚さに応じて印
字ギャップを設定する必要がある。
【0025】印字ギャップの調整に際して、初期状態に
おいてはスリットディスク46はそのスリット46aが
センサ47で検知されない状態にある。この状態でモー
タ38が駆動され、モータ38の回転が駆動ギア39か
らギア40,41を介してギア42に伝達され、これに
よりシャフト36が回転する。このときシャフト36に
取り付けられているカム43a,43bも回転し、カム
フォロワ44a,44bとの関係でシャフト36がコイ
ルバネ45a、45bの付勢力に抗して図8に示した矢
印C方向に下降する。
【0026】 その結果、シャフト36と一体に印字ユ
ニット28も下降し、この印字ユニット28の下降によ
りガイド33が媒体に当接して撓むと、その変位がセン
サ34により検出され、これにより制御部8はガイド3
3が媒体に当接したことを認識する。また、このシャフ
ト36の回転によりスリットディスク46が回転する
と、スリット46aは順次センサ47を通過するので、
そのスリット46aの通過数に応じた信号がセンサ47
から出力され、これにより制御部8がスリット46aの
数を認識する。
【0027】前記のようにガイド33が媒体に当接し
て、それを制御部8が認識すると、モータ38の回転は
停止され、続いてモータ38は逆方向に回転するように
駆動される。これによりシャフト36が逆回転し、カム
43a,43bも逆回転するため、シャフト36はコイ
ルバネ45a、45bの付勢力により上昇して行く。
【0028】このときシャフト36と一体に回転するス
リットディスク46のスリット46aの通過数がセンサ
47の出力から制御部8により認識され、スリット46
aの通過数が一定の数に達すると制御部8はモータ38
の駆動を止めて、シャフト36の上昇を停止させる。以
上の制御により適正な印字ギャップが確保されると、制
御部8は図示しないモータを駆動して印字ユニット28
をスペース動作させると共に、印字ヘッド5を駆動して
媒体上に印字を行う。
【0029】印字が複数行にわたる場合は、1行印字す
る毎に搬送ローラ22a,22b、及び27a、27b
を回転させて改行を行い、印字ユニット28をスペース
移動させて印字ヘッド5により印字を行うという動作を
繰り返す。印字が終了すると、制御部8は搬送ローラ1
2a,12b、13a,13b、22a,22b、及び
27a、27bを逆回転させて、媒体を第1の挿入排出
口3まで搬送して、排出する。
【0030】印字すべき媒体に磁気ストライプがない場
合、その媒体は第2の挿入排出口4から挿入され、セッ
トされる。この媒体に印字については、セット時の媒体
先端の検知がセンサ20により行われること、磁気デー
タの読み取り,書き込みが行われないこと、切り替え弁
21が下部ガイド板17と上部ガイド板18から成る搬
送路を印字部に接続するようみ下方に傾斜すること以外
は前記の幅の狭い媒体の場合と同様に処理されるので、
その説明は省略する。
【0031】ところで、このようなプリンタにおいて
は、印字ヘッド5を有する印字ユニット28が媒体の幅
方向にスペース移動しながら印字を行うため、媒体の搬
送路は印字部の前後で分割されることになり、図8に示
したように印字部の前部側の搬送路は下部ガイド板9と
上部ガイド板11によって構成され、また後部側の搬送
路は下部ガイド板25と上部ガイド板26によって構成
されている。
【0032】 下部ガイド板25と上部ガイド板26の
印字部側の端部は既に述べたようにテーパを成す斜面2
5a、26aとして曲折形成されており、これにより印
字時に媒体が印字部からガイド板25,26による搬送
路に送り込まれるとき、媒体先端の折れや湾曲等に対し
てスムーズにガイドできるものとなっている。同様に、
下部ガイド板9と上部ガイド板11の印字部側の端部も
テーパを成す斜面9a、11aとして曲折形成されてお
り、これにより印字終了後に媒体が印字部からガイド板
11による搬送路に送り込まれるとき、媒体後端の
折れやや湾曲に対してスムーズにガイドできるものとな
っている。
【0033】 更に、キャリッジフレーム29に設けら
れたリボンプロテクタ31、及びガイド3、3もそ
の前後,左右の部分に斜面が形成されていて、媒体の折
れ等に対してスムーズな移動を可能にしている。図9は
媒体と印字ユニットのポジションとの関係を示す平面
図、図10はその要部正面図で、図中の48は印字すべ
き媒体の1つである通帳である。
【0034】図9及び図10に示したように、印字ユニ
ット28は全体としての幅L1を有しており、第1の挿
入排出口3または第2の挿入排出口4の幅L3に対して
小さい幅(図示の例では、幅L1はL3の1/2程度
)となるように構成されている。図9に示した印字ユ
ニット28の位置は、媒体を印字部へ搬送するときに印
字ユニット28を待機させる位置で、この位置は印字を
終了して、媒体を排出する方向に搬送するときの位置
(排出時ポジション)と同じである。
【0035】 一方、印字ユニット28のスペース移動
の範囲は、最大幅の媒体に印字を行う必要上第2の挿入
排出口4の幅L3以上に設定されており、従って印字動
作中、印字ユニット28のガイド32と3は幅L3の
右端あるいは左端からはみ出すが、装置外形には干渉し
ないように考慮されている。また、印字ユニット28の
幅L1は通帳48の幅L2とほぼ同等であって、これに
より通帳48が印字のために印字ユニット28とプラテ
ン6の間に入り込むとき、あるいは印字が終了して通帳
48が排出されるときに、通帳48の先端及び後端を印
字ユニット28のガイド32と3で押さえ込むことが
できる。
【0036】図11はこのときの様子を示す側面図で、
同図(A)は通帳48の先頭が印字ユニット28とプラ
テン6の間に入り込だとき、同図(B)は印字が終了し
て通帳48が排出されるときの状態である。このよう
に、通帳48の先端及び後端を印字ユニット28のガイ
ド32と34で押さえ込むことができるので、通帳48
の先端や後端が上方に折れていたり、湾曲していても、
印字部の前後の搬送路との間で通帳48の受渡しをスム
ーズの行うことができる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では以下の問題がある。図12は最大幅を
有する伝票等の媒体に印字を行った状態を示す平面図、
図13はその側面図で、図中の49はその媒体である。
このような媒体49つまり印字ユニット28より幅の広
い媒体49に対して最終行まで印字を行ったとき、通常
は媒体49の後端は前部側の上部ガイド板9の斜面9a
下側にとどまっている。
【0038】つまり、媒体の49の後端と斜面斜面9a
は図示したようにδだけオーバーラップする。従って媒
体の49の後端に折れや湾曲が生じていても、第2の挿
入排出口4に向かって排出のための搬送をする際、斜面
9a,11aによりスムーズにガイドされることにな
る。
【0039】しかし、媒体49の後端に上方への折れや
湾曲等が生じていると、最終行まで印字を行ったとき、
媒体の49の後端が斜面9aから外れて跳ね上がること
になる。図14は後端に折れや湾曲等が生じている媒体
49に印字を行った状態を示す平面図、図15はその媒
体を排出する方向に搬送する場合の側面図である。
【0040】 図に示したように媒体49に対して最終
行まで印字を行ったとき、この媒体49の後端左側に上
方への折れた(または湾曲した)部分49aが生じてい
ると、この媒体49を第2の挿入排出口4に向かって排
出のための搬送をしたとき、前記折れた部分49aが図
15(A)に示したように上部ガイド板11の斜面11
aの前端に突き当たり、更に、この折れた部分49aが
図15(B)に示したように折り返された状態で搬送さ
れるため、ジャムが発生するという問題がある。
【0041】このような、問題を解決する方法として、
媒体49に対する印字の終了後、印字ユニット28をそ
のスペース移動の範囲全域に渡って移動させることによ
り折れた部分または湾曲した部分をガイド32,33で
しごき、これによりその部分の腰を弱めてから、排出の
ための搬送を行うことが考えられているが、これによる
と、ある程度ジャムの発生を抑えられるものの、ジャム
の発生を無くすことはできず、しかも印字終了後に印字
ユニットをスペース移動範囲全域に渡ってスペース動作
させるためにトータルでの処理時間が長くなるという問
題がある。
【0042】尚、ジャムが発生したした場合、図5に示
したカバー1と一体にユニット化されている部分を取り
外して、媒体を取り除くことになる。従って、本発明
は、印字ユニットより幅の広い媒体の後端に折れや湾曲
が生じていても、印字終了後ジャムを生じることなく排
出の搬送を行うことが可能なプリンタを提供することを
課題とするものである。
【0043】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、印
字ヘッドとプラテンを有する印字部の前後に媒体の搬送
路を設け、該搬送路は、それぞれ上下一対のガイド板に
より構成し、該上部ガイト板と下部ガイド板間を搬送さ
れる媒体に前記印字ヘッドにより印字を行うプリンタに
おいて、搬送される媒体は幅の異なるものが少なくとも
2種類あって、その1つは通帳とし、前記上部ガイド板
の前記印字部側の端部に、対向する前記下部ガイド板と
の隙間を狭くするガイド突起を前記通帳が搬送されて通
過する領域外に位置するように設けたことを特徴とす
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を説明する。図1は本発明によるプリン
タの実施の形態を示す平面図、図2はその要部側面図で
ある。この図1及び図2に見られるように、本実施の形
態における装置は、印字部の前部側の搬送路を成す上部
ガイド板11の先端部分の下面にガイド突起50を印字
ユニット28のスペース移動方向に沿って複数設けたも
のである。
【0045】 このガイド突起50は媒体後端の折れや
湾曲による跳ね上がりを確実に押さえられる形状で、そ
の先端は上部ガイド板11の斜面11aの先端より印字
部側に突出している。また、各々のガイド突起50は数
ミリ幅の単位に形成されていて、基本的には上部ガイド
板11左側の先端部分つまり通帳48の通過部分を除
く部分に所定の間隔で設けるものとしている。
【0046】これは、既に述べたように通帳48が通過
する部分は、印字終了後の媒体排出時に印字ユニット2
8により覆われ、この印字ユニット28のガイド32,
33等により媒体が押さえられてスムーズにガイドされ
るからである。尚、この他の構成については従来と同様
であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】次に上述した構成の作用について説明す
る。尚、通帳48への印字及び印字後の排出については
従来と同様であるので、その説明を省略する。また、伝
票等の最大幅を有する媒体49への印字も、通帳48へ
の印字と同様に行われるのでその説明を省略するが、媒
体49に対する最終行まで印字が行われると、媒体49
の後端は前部側の搬送路における上部ガイド板11の斜
面11a先端付近に達する。
【0048】 このとき、媒体49の後端に上方への折
れや湾曲等が生じていても、この折れや湾曲等は印字ユ
ニット28及び複数のガイド突起50により跳ね上がり
が押さえられる。すなわち、印字部に向かって右側後端
に生じている折れや湾曲等は、通帳48や証書等と同様
に印字ユニット28のガイド32、33等により上方へ
の跳ね上がりが押さえられ、そして印字部に向かって
側後端に生じている折れや湾曲等は、上部ガイド板11
に設けられた複数のガイド突起50により上方への跳ね
上がりが押さえられる。
【0049】従って、媒体49の後端に上方への折れや
湾曲等が生じている場合でも、印字終了後、この媒体4
9を第2の挿入排出口4に向かってスムーズに搬送する
ことができる。これは、最大幅を有する媒体49に限ら
ず、図1に示した印字ユニット28よりも幅の広い媒体
51、つまり通帳48より広い幅を持つ媒体51につい
ても、同様に上方への折れや湾曲等を押さえて印字終了
後、第2の挿入排出口4に向かってスムーズに搬送する
ことができる。
【0050】ところで、本実施の形態では、前記のよう
に上部ガイド板11にガイド突起50を数ミリ幅の単位
で所定の間隔で複数設けたものとしているが、その理由
は以下の通りである。媒体の後端に生じた上方への折れ
や湾曲等を押さえ込むためには、ガイド突起50を上部
ガイド板11の先端部分全域に渡るようにガイド突起を
設ければ良いが、しかしながら、折れや湾曲等が生じた
媒体を搬送する場合、当然折れや湾曲等が生じた部分が
ガイド突起の下面に接触することになる。
【0051】媒体の折れや湾曲等が生じた部分は腰があ
るため、搬送時にガイド突起と接触すると抵抗を受ける
ことになり、従ってこの抵抗をできるだけ低くすれば、
スムーズな搬送が可能になる。そのため、本実施の形態
では、上部ガイド板11の先端部の特定領域、つまり通
帳48の通過部分を除く部分に所定の間隔でガイド突起
50を設けたものとしている。
【0052】一方、上部ガイド板11の先端部の特定領
域、つまり通帳48の通過部分を除く部分に所定の間隔
でガイド突起50を設ける理由は次の通りである。この
種のプリンタにおいて、印字すべき媒体の厚さが一様で
あれば、ガイド突起50を幅の狭い通帳48の通過部分
にも設けることで、この部分においても媒体を押さえる
ことができるので、よりスムーズな媒体の搬送が可能と
なる。
【0053】しかしながら、印字すべき媒体が通帳48
の場合は、開かれる頁によって、綴じ目の前後に段差が
生じることになる。図3はこの通帳48に印字を行う際
の状態を示す平面図、図4はその側面図である。この図
4に示したように通帳つまり通帳48の開かれた頁によ
っては、綴じ目を境に先部側が厚く、後部側が薄くなる
ことがあり、この状態で後部側の行に印字を行い、印字
終了後、排出のために第1の挿入排出口3に向かって通
帳48を搬送する際に、通帳48の通過部分にガイド突
起50が存在すると、綴じ目前後の厚さの差異による段
差がこのガイド突起50に衝突して搬送に支障を生じる
ことになるので、このような不都合を避けるために、本
実施の形態では幅の狭い通帳48の通過部分を除く部分
に所定の間隔でガイド突起50を設けたものとしてい
る。
【0054】これにより、通帳48及び印字ユニット2
8より幅の広い媒体49、51のいずれのおいても、印
字終了後、排出のための搬送をスムーズに行うことが可
能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、印字ヘ
ッドとプラテンを有する印字部の前後に媒体の搬送路を
設け、該搬送路は、それぞれ上下一対のガイド板により
構成し、該上部ガイト板と下部ガイド板間を搬送される
媒体に前記印字ヘッドにより印字を行うプリンタにおい
て、搬送される媒体は幅の異なるものが少なくとも2種
類あって、その1つは通帳とし、前記上部ガイド板の前
記印字部側の端部に、対向する前記下部ガイド板との隙
間を狭くするガイド突起を前記通帳が搬送されて通過す
る領域外に位置するように設けた構成としている。
【0056】従って、これによれば、媒体の後端に折れ
や湾曲が生じていても、印字終了後の排出のための媒体
の搬送を行う際、媒体後端の上方への折れや湾曲による
跳ね上がりがガイド突起により押さえられるため、ジャ
ムを生じることなく排出のための搬送をスムーズに行う
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタの実施の形態を示す平面
図である。
【図2】実施の形態の要部側面図である。
【図3】実施の形態において通帳に印字を行う際の状態
を示す平面図である。
【図4】図3の要部側面図である。
【図5】従来例を示す平面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【図7】従来例における印字部の正面図である。
【図8】従来例における印字部の側面図である。
【図9】通帳と印字ユニットのポジションとの関係を示
す平面図である。
【図10】図9の要部正面図である。
【図11】媒体への印字時及び排出時の様子を示す側面
図である。
【図12】最大幅を有する媒体に印字を行った状態を示
す平面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】後端に折れや等が生じている媒体に印字を行
った状態を示す平面図である。
【図15】図14に示した媒体を排出する方向に搬送す
る場合の側面図である。
【符号の説明】
3 第1の挿入排出口 4 第2の挿入排出口 5 印字ヘッド 6 プラテン 9 下部ガイド板 9a 斜面 11 上部ガイド板 11a 斜面 25 下部ガイド板 25a 斜面 26 上部ガイド板 26a 斜面 29 キャリッジフレーム 32,33 ガイド 48 通帳 49,51 媒体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドとプラテンを有する印字部の
    前後に媒体の搬送路を設け、 該搬送路は、それぞれ上下一対のガイド板により構成
    し、 該上部ガイト板と下部ガイド板間を搬送される媒体に前
    記印字ヘッドにより印字を行うプリンタにおいて、搬送される媒体は幅の異なるものが少なくとも2種類あ
    って、その1つは通帳とし、 前記上部ガイド板の前記印字部側の端部に、対向する前
    記下部ガイド板との隙間を狭くするガイド突起を前記通
    帳が搬送されて通過する領域外に位置するように設けた
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、印字ヘッドの左右に位置するようにガイドを設けて印字
    ユニットを成し、該印字ユニットは媒体の搬送方向と直
    交する方向に移動させて印字を行うものであって、通帳
    とほぼ同一の幅を有し、 印字後の通帳の搬送の際、前記印字ユニットが停止して
    いるポジションは、通帳の通過領域とする ことを特徴と
    するプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ガイド突起の先端は上部ガイド板の先端より印字部側に
    突出させた ことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項において、 ガイド突起は複数設けられていることを特徴とするプリ
    ンタ。
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