JP3858203B2 - 媒体整列装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、通帳、伝票等の媒体に印刷を行うプリンタ(以下「通伝プリンタ」という。)に使用され、前記媒体の先端を整列させるための媒体整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通伝プリンタにおいては、媒体の先端を整列させるために媒体整列装置が配設され、媒体にスキューが発生するのを防止するようになっている。
そして、該媒体整列装置は、整列ローラ、整列シャッタ、先端整列検出センサ等を有し、前記整列ローラによって媒体の先端を整列シャッタに突き当て、先端整列検出センサによって媒体の先端の整列の可否を判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の媒体整列装置においては、最小媒体幅(例えば、100〔mm〕)から最大媒体幅(例えば、210〔mm〕)までの寸法の各種の媒体について先端を整列させる必要があるので、スキューが発生しやすい。ところが、先端整列検出センサが1箇所だけに配設されるので、整列における検出精度を低めに設定しなければならず、媒体にスキューが発生した場合、そのまま搬送されてしまう。
【0004】
また、前記整列ローラは1箇所に固定されているので、使用する媒体によっては整列不良が発生しやすい。したがって、そのたびに媒体を挿入口から取り出し、再度挿入するリトライ動作を行う必要が生じる。
本発明は、前記従来の媒体整列装置の問題点を解決して、媒体にスキュー及び整列不良が発生するのを抑制することができる媒体整列装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の媒体整列装置においては、外形が軸方向において円弧状に形成され、クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において媒体搬送路に挿入された媒体を点接触によって搬送する整列ローラと、前記クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において前記媒体搬送路に挿入された媒体を搬送する搬送ローラと、前記媒体搬送路上の2箇所に配設され、媒体を検出する先端整列検出センサと、前記媒体搬送路上の先端整列検出センサより下流側に、基準面から離して配設され、前記整列ローラのクランプ状態において点接触によって搬送される媒体の先端を突き当てるための整列シャッタと、前記整列ローラをクランプ状態にし、前記搬送ローラをリセット状態にして整列動作を行う整列手段と、該整列手段による整列動作中において整列不良が解消しない場合、前記整列ロ−ラを再び回転させ、前記先端整列検出センサが検出するまで媒体を移動させるというリトライ動作を行う手段とを有する。
【0007】
【作用】
本発明によれば、前記のように媒体整列装置においては、外形が軸方向において円弧状に形成され、クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において媒体搬送路に挿入された媒体を点接触によって搬送する整列ローラと、前記クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において前記媒体搬送路に挿入された媒体を搬送する搬送ローラと、前記媒体搬送路上の2箇所に配設され、媒体を検出する先端整列検出センサと、前記媒体搬送路上の先端整列検出センサより下流側に、基準面から離して配設され、前記整列ローラのクランプ状態において点接触によって搬送される媒体の先端を突き当てるための整列シャッタと、前記整列ローラをクランプ状態にし、前記搬送ローラをリセット状態にして整列動作を行う整列手段と、該整列手段による整列動作中において整列不良が解消しない場合、前記整列ロ−ラを再び回転させ、前記先端整列検出センサが検出するまで媒体を移動させるというリトライ動作を行う手段とを有する。
【0008】
この場合、まず、媒体搬送路に媒体が挿入されると、整列ローラがクランプ状態にされて回転させられ、前記媒体は点接触によって搬送され、整列シャッタに突き当てられる。
【0009】
次に、前記媒体は、前記媒体搬送路上の2箇所に配設された先端整列検出センサによって検出され、両先端整列検出センサによって媒体が検出されると、整列動作は終了される。
そして、整列手段による整列動作において整列不良が発生すると、リトライ動作が行われる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施例における通伝プリンタの概略図である。
図において、31は媒体が通帳である場合の媒体挿入口、32は媒体が伝票である場合の媒体挿入口、33は印字ヘッドである。
【0011】
図1は本発明の第1の実施例における媒体整列装置の平面図、図3は本発明の第1の実施例における媒体整列装置の側面図である。
図に示すように、上下に配設された一対のガイド12によって媒体搬送路が形成され、該媒体搬送路に少なくとも複数対の搬送ローラ13及び一対の整列ローラ14が対向させて配設され、それぞれ上側の搬送ローラ13及び整列ローラ14は、図示しないパルスモータ等によって同期させて回転させられる。
【0012】
なお、上側の搬送ローラ13及び整列ローラ14は同軸上に配設される。また、整列ローラ14の外形は軸方向において円弧状に形成され、媒体11を点接触で搬送する。そして、下側の搬送ローラ13及び整列ローラ14はそれぞれ独立させて配設され、図示しないソレノイド等によって移動させられる。したがって、前記搬送ローラ13及び整列ローラ14は、クランプ状態及びリセット状態を採る。
【0013】
ところで、整列ローラ14は、最小媒体幅(例えば、100〔mm〕)の媒体11を使用する場合を考慮して、基準面SA 側から35〔mm〕付近に配設される。また、媒体搬送路における搬送ローラ13より下流側には、媒体11が挿入されたことを検出する媒体検出センサ18が配設され、該媒体検出センサ18より下流側には、媒体11の整列の可否を検出する先端整列検出センサ19a、19bが配設され、該先端整列検出センサ19a、19bより更に下流側には、媒体11の先端を突き当てるための整列シャッタ17が配設される。該整列シャッタ17は、櫛(くし)状の形状を有し、図示しないソレノイド等によって開閉される。
【0014】
この場合、媒体搬送路上の2箇所に先端整列検出センサ19a、19bが配設されるので、先端整列検出センサ19a、19bと整列シャッタ17との間の距離を、従来の媒体整列装置における距離(例えば、2〔mm〕)と比較して小さく(例えば、1〔mm〕)設定することができる。
また、媒体搬送路における前記整列シャッタ17より下流側には、イメージを読み取るためのラインセンサ16が、最大媒体幅(例えば、210〔mm〕)の媒体11に対応させて配設される。さらに、媒体11をラインセンサ16に密着させるための圧接ローラ15が、最大媒体幅の媒体11に対応させて配設され、図示しないソレノイド等によってクランプ状態及びリセット状態を採る。
【0015】
図7は本発明の第1の実施例における通伝プリンタのブロック図である。
図において、33は印字ヘッド、50は制御装置としての主制御部、51は印字制御回路、52は印字ヘッド駆動回路、54は媒体搬送制御回路、55は媒体検出回路、56は光学センサ、57はパルスモータ制御回路、58はパルスモータ駆動回路、59はパルスモータ、60は媒体先端整列制御回路である。なお、前記光学センサ56は、媒体検出センサ18(図1)、先端整列検出センサ19a、19b等によって構成される。
【0016】
次に、前記構成の媒体整列装置の動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第1の状態図、図5は本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第2の状態図、図6は本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第3の状態図である。
まず、図4に示すように、媒体11が媒体搬送路の上流端に形成された挿入口に挿入されると、媒体11が媒体検出センサ18によって検出されるのと同時に整列ローラ14がクランプ状態にされる。次に、前記主制御部50(図7)の整列手段は、上側の整列ローラ14を図における反時計回りに回転させ、媒体11を両先端整列検出センサ19a、19bが検出するまで移動させ、両先端整列検出センサ19a、19bが媒体11を検出した後、媒体11を更に移動させる。この場合、図5に示すように、媒体11の先端が整列シャッタ17に突き当たったと想定し、整列動作を終了する。
【0017】
続いて、図6に示すように、搬送ローラ13をクランプ状態にし、整列シャッタ17を開放するとともに、圧接ローラ15をクランプ状態にした後、媒体11を吸入する。
なお、図において、12はガイド、16はラインセンサである。
このように、本実施例においては、媒体11は点接触によって搬送され、整列シャッタ17に突き当てられるので、整列不良が発生するのを抑制することができる。
【0018】
また、媒体11は、媒体搬送路上の2箇所に配設された先端整列検出センサ19a、19bによって検出され、両先端整列検出センサ19a、19bによって媒体11が検出されると、整列動作は終了される。
したがって、整列における検出精度を高く設定することができ、媒体にスキューが発生するのをその分抑制することができる。
【0019】
さらに、前記先端整列検出センサ19a、19bと整列シャッタ17との距離を、従来の媒体整列装置と比較して小さく設定しているので、より精度の高い整列動作を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図8は本発明の第2の実施例における媒体整列装置の平面図である。なお、第1の実施例と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0020】
この場合、媒体搬送路に2対の整列ローラ14a、14bが配設され、該整列ローラ14a、14bはそれぞれ独立させて配設される。また、該整列ローラ14aは基準面SA 側から35〔mm〕付近に、整列ローラ14bは基準面側から70〔mm〕付近に配設される。
次に、前記構成の媒体整列装置の動作について説明する。
【0021】
まず、媒体11が媒体搬送路の上流端に形成された挿入口に挿入されると、媒体11が媒体検出センサ18によって検出されるのと同時に整列ローラ14aがクランプ状態にされる。次に、上側の整列ローラ14aを回転させ、媒体11を先端整列検出センサ19a、19bの両方が検出するまで移動させ、該先端整列検出センサ19a、19bが媒体11を検出した後、該媒体11を更に移動させる。そして、媒体11の先端が整列シャッタ17に突き当たったと想定し、整列動作を終了する。
【0022】
ところが、前記先端整列検出センサ19a、19bによって媒体11を検出することができず、整列不良が発生すると、整列ローラ14aによるリトライ動作が行われるが、該リトライ動作によっても整列不良を解消することができない場合がある。このような場合には、主制御部50(図7)の整列ローラ変更手段は、媒体11の幅を考慮して、より条件の良い整列ローラ14bを使用し、該整列ローラ14bによって再びリトライ動作を行う。この時点において整列不良が解消されると、整列動作を終了し、その後の一連の処理が行われる。
【0023】
図9は本発明の第2の実施例における整列動作の第1のフローチャート、図10は本発明の第2の実施例における整列動作の第2のフローチャートである。
ステップS1 媒体11(図8)を挿入口に挿入する。
ステップS2 媒体検出センサ18がオンになるのを待機する。
ステップS3 整列ローラ14aをクランプ状態にする。
ステップS4 整列ローラ14aを回転させる。
ステップS5 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS12に、オンでない場合はステップS6に進む。
ステップS6 整列ローラ14aによるリトライ動作を実行する。
ステップS7 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS12に、オンでない場合はステップS8に進む。
ステップS8 整列ローラ14bによるリトライ動作を実行する。
ステップS9 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS12に、オンでない場合はステップS10に進む。
ステップS10 整列ローラ14bによるリトライ動作を実行する。
ステップS11 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS12に、オンでない場合はステップS17に進む。
ステップS12 整列ローラ14a、14bを一定量回転させた後、停止させる。
ステップS13 搬送ローラ13をクランプ状態にする。
ステップS14 整列シャッタ17を開放し、圧接ローラ15をクランプ状態にする。
ステップS15 搬送ローラ13を回転させる。
ステップS16 媒体11を吸入する。
ステップS17 整列不良(エラー)を表示する。
【0024】
このように、本実施例においては、整列ローラ14a、14bを2箇所に配設しているので、整列ローラ14aによる整列動作において整列不良が発生した場合でも、整列ローラ14bによる整列動作によって容易に整列不良を解消することができる。したがって、整列不良が発生するのを抑制することができ、より精度の高い整列動作を行うことができる。
【0025】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図11は本発明の第3の実施例における媒体整列装置の平面図である。なお、第1の実施例と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図に示すように、媒体幅検出センサ20が配設され、該媒体幅検出センサ20は、挿入された媒体11の幅(例えば、150〔mm〕以上であるか、又は150〔mm〕未満であるか)を検出する。
【0026】
次に、前記構成の媒体整列装置の動作について説明する。
まず、媒体11が媒体搬送路の上流端に形成された挿入口に挿入されると、挿入された媒体11の幅が媒体幅検出センサ20によって検出され、主制御部50(図7)は、検出された幅がどの領域(例えば、150〔mm〕以上の領域又は150〔mm〕未満の領域)に属するかを判断する。
【0027】
そして、前記媒体幅検出センサ20がオンでない場合は、媒体11の幅が、例えば、150〔mm〕未満の領域に属すると判断され、整列ローラ14aによって整列動作が行われる。一方、前記媒体幅検出センサ20がオンである場合は、媒体11の幅が、例えば、150〔mm〕以上の領域に属すると判断され、整列ローラ14bによって整列動作が行われる。
【0028】
いずれの場合も、媒体11の幅に対応させて整列ローラ14a、14bの一方を選択し、条件の良い状態で整列動作を行うことができるようになっている。
図12は本発明の第3の実施例における整列動作の第1のフローチャート、図13は本発明の第3の実施例における整列動作の第2のフローチャートである。ステップS21 媒体11(図11)を挿入口に挿入する。
ステップS22 媒体検出センサ18がオンになるのを待機する。
ステップS23 媒体幅検出センサ20がオンであるかどうかを判断する。オンである場合はステップS29に、オンでない場合はステップS24に進む。
ステップS24 整列ローラ14aをクランプ状態にする。
ステップS25 整列ローラ14aを回転させる。
ステップS26 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS34に、オンでない場合はステップS27に進む。
ステップS27 整列ローラ14aによるリトライ動作を実行する。
ステップS28 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS34に、オンでない場合はステップS39に進む。
ステップS29 整列ローラ14bをクランプ状態にする。
ステップS30 整列ローラ14bを回転させる。
ステップS31 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS34に、オンでない場合はステップS32に進む。
ステップS32 整列ローラ14bによるリトライ動作を実行する。
ステップS33 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS34に、オンでない場合はステップS39に進む。
ステップS34 整列ローラ14a、14bを一定量回転させた後、停止させる。
ステップS35 搬送ローラ13をクランプ状態にする。
ステップS36 整列シャッタ17を開放し、圧接ローラ15をクランプ状態にする。
ステップS37 搬送ローラ13を回転させる。
ステップS38 媒体11を吸入する。
ステップS39 整列不良(エラー)を表示する。
【0029】
このように、本実施例においては、媒体11の幅がどの領域に属するかを判断するために媒体幅検出センサ20が配設され、前記主制御部50の整列ローラ選択手段は、前記媒体幅検出センサ20の検出結果に対応させて整列ローラ14a、14bの一方を選択して整列動作を行うようになっているので、条件の良い状態で整列動作を行うことができる。
【0030】
したがって、整列不良が発生するのを抑制することができ、より精度の高い整列動作を行うことができる。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。
図14は本発明の第4の実施例における媒体整列装置の平面図、図15は本発明の第4の実施例における媒体整列装置のブロック図である。なお、第1の実施例と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0031】
図14に示すように、複数(例えば、9個)の媒体幅検出センサ20a〜20iが配設され、該媒体幅検出センサ20a〜20iは、挿入された媒体11の幅を105〔mm〕程度から210〔mm〕程度まで数ミリ(例えば、10〔mm〕)単位で検出する。また、整列ローラ24は、図示しないモータ等によって、例えば、基準面SA 側から50〔mm〕の位置と105〔mm〕の位置との間を任意に移動させることができるように配設される。そのために、整列ローラ24は図示しないキャリッジ等の移動機構に搭載される。
【0032】
なお、整列ローラ24のホームポジションは、基準面SA 側から50〔mm〕の位置とする。
また、図15において、61は整列ローラ移動モータ制御回路、62は整列ローラ移動モータ駆動回路、63は整列ローラ24を移動させるための整列ローラ移動モータである。
【0033】
次に、前記構成の媒体整列装置の動作について説明する。
まず、媒体11が媒体搬送路の上流端に形成された挿入口に挿入されると、挿入された媒体11の幅が媒体幅検出センサ20a〜20iによって検出される。そして、主制御部50の整列ローラ移動手段は、検出された媒体11の幅に対応する位置に整列ローラ24を移動させ、その位置において整列動作を行う。本実施例において、整列ローラ24は媒体11のほぼ中央に位置させられる。
【0034】
なお、前記媒体幅検出センサ20a〜20iがオンでない場合は、媒体11の幅が最小媒体幅(例えば、100〔mm〕)であると判断される。このとき、主制御部50の前記整列ローラ移動手段は、整列ローラ24を移動させることなく、整列ローラ24のホームポジションにおいて整列動作を行う。
図16は本発明の第4の実施例における整列動作のフローチャートである。
ステップS41 媒体11(図14)を挿入口に挿入する。
ステップS42 媒体検出センサ18がオンになるのを待機する。
ステップS43 媒体幅検出センサ20a〜20iがオンであるかどうかを判断する。オンである場合はステップS44に、オンでない場合はステップS45に進む。
ステップS44 検出された媒体11の幅に対応する位置に整列ローラ24を移動させる。
ステップS45 整列ローラ24をクランプ状態にする。
ステップS46 整列ローラ24を回転させる。
ステップS47 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS50に、オンでない場合はステップS48に進む。
ステップS48 整列ローラ24によるリトライ動作を実行する。
ステップS49 先端整列検出センサ19a、19bがオンであるかどうかを判断する。先端整列検出センサ19a、19bがオンである場合はステップS50に、オンでない場合はステップS55に進む。
ステップS50 整列ローラ24を一定量回転させた後、停止させる。
ステップS51 搬送ローラ13をクランプ状態にする。
ステップS52 整列シャッタ17を開放し、圧接ローラ15をクランプ状態にする。
ステップS53 搬送ローラ13を回転させる。
ステップS54 媒体11を吸入する。
ステップS55 整列不良(エラー)を表示する。
【0035】
このように、本実施例においては、媒体幅検出センサ20a〜20iによって媒体11の幅をきめ細かく検出するとともに、検出された媒体11の幅に対応する位置に整列ローラ24を移動させ、その位置において整列動作を行うようにしているので、条件の良い状態で整列動作を行うことができる。
したがって、整列不良が発生するのを抑制することができ、より精度の高い整列動作を行うことができる。
【0036】
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、媒体整列装置においては、外形が軸方向において円弧状に形成され、クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において媒体搬送路に挿入された媒体を点接触によって搬送する整列ローラと、前記クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において前記媒体搬送路に挿入された媒体を搬送する搬送ローラと、前記媒体搬送路上の2箇所に配設され、媒体を検出する先端整列検出センサと、前記媒体搬送路上の先端整列検出センサより下流側に、基準面から離して配設され、前記整列ローラのクランプ状態において点接触によって搬送される媒体の先端を突き当てるための整列シャッタと、前記整列ローラをクランプ状態にし、前記搬送ローラをリセット状態にして整列動作を行う整列手段と、該整列手段による整列動作中において整列不良が解消しない場合、前記整列ロ−ラを再び回転させ、前記先端整列検出センサが検出するまで媒体を移動させるというリトライ動作を行う手段とを有する。
【0038】
この場合、媒体は整列ローラによる点接触によって搬送され、整列シャッタに突き当てられるので、整列不良が発生するのを抑制することができる。
また、媒体は2箇所に配設された先端整列検出センサによって検出され、両先端整列検出センサによって媒体が検出されると、整列動作は終了される。
【0039】
したがって、整列における検出精度を高く設定することができ、媒体にスキューが発生するのをその分抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における媒体整列装置の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における通伝プリンタの概略図である。
【図3】本発明の第1の実施例における媒体整列装置の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第1の状態図である。
【図5】本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第2の状態図である。
【図6】本発明の第1の実施例における媒体整列装置の第3の状態図である。
【図7】本発明の第1の実施例における通伝プリンタのブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例における媒体整列装置の平面図である。
【図9】本発明の第2の実施例における整列動作の第1のフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例における整列動作の第2のフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施例における媒体整列装置の平面図である。
【図12】本発明の第3の実施例における整列動作の第1のフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例における整列動作の第2のフローチャートである。
【図14】本発明の第4の実施例における媒体整列装置の平面図である。
【図15】本発明の第4の実施例における媒体整列装置のブロック図である。
【図16】本発明の第4の実施例における整列動作のフローチャートである。
【符号の説明】
11 媒体
13 搬送ローラ
14、14a、14b、24 整列ローラ
17 整列シャッタ
19a、19b 先端整列検出センサ
20 媒体幅検出センサ
50 主制御部
Claims (5)
- (a)外形が軸方向において円弧状に形成され、クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において媒体搬送路に挿入された媒体を点接触によって搬送する整列ローラと、
(b)前記クランプ状態とリセット状態とを選択的に採り、クランプ状態において前記媒体搬送路に挿入された媒体を搬送する搬送ローラと、
(c)前記媒体搬送路上の2箇所に配設され、媒体を検出する先端整列検出センサと、
(d)前記媒体搬送路上の先端整列検出センサより下流側に、基準面から離して配設され、前記整列ローラのクランプ状態において点接触によって搬送される媒体の先端を突き当てるための整列シャッタと、
(e)前記整列ローラをクランプ状態にし、前記搬送ローラをリセット状態にして整列動作を行う整列手段と、
(f)該整列手段による整列動作中において整列不良が解消しない場合、前記整列ロ−ラを再び回転させ、前記先端整列検出センサが検出するまで媒体を移動させるというリトライ動作を行う手段とを有することを特徴とする媒体整列装置。 - 前記整列シャッタは櫛状の形状を有する請求項1に記載の媒体整列装置。
- (a)前記先端整列検出センサによって媒体が検出されない場合に、前記整列ローラを媒体搬送路に配設された他の整列ロ−ラに変更して回転させる整列ローラ変更手段を有するとともに、
(b)前記整列ローラは媒体の幅に対応させて複数対配設される請求項1に記載の媒体整列装置。 - (a)媒体の幅を検出する媒体幅検出センサと、
(b)検出された媒体の幅に対応させて整列ローラを選択する整列ローラ選択手段とを有する請求項1に記載の媒体整列装置。 - (a)前記整列ローラを媒体の幅に対応する位置に移動させる整列ローラ移動手段を有するとともに、
(b)前記媒体幅検出センサは複数配設される請求項4に記載の媒体整列装置。
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