JPH10193706A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH10193706A
JPH10193706A JP412897A JP412897A JPH10193706A JP H10193706 A JPH10193706 A JP H10193706A JP 412897 A JP412897 A JP 412897A JP 412897 A JP412897 A JP 412897A JP H10193706 A JPH10193706 A JP H10193706A
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JP
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recording
recording material
image
distance
length
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JP412897A
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English (en)
Inventor
Osamu Sato
佐藤  修
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回目の記録(半端量の記録)時の記録材の
先端位置を決めるに必要な半端記録量を算出するのに用
いる記録材の搬送方向の長さを画像記録装置自ら算出し
てミスをなくす。 【解決手段】 CPU100は、検知手段53が記録材
Sの先端を検知した時点で、記録材先端が搬送ローラ対
6aのニップに突き当たるまで記録材Sを移動させる。
また、検知手段52が記録材後端を検知した時点から記
録材Sが移動停止した時点までの搬送距離を計測する。
そして、検知手段52から搬送ローラ対6aのニップま
での距離から、計測した搬送距離を差し引くことによ
り、記録材Sの搬送方向の長さを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材の搬送方向
と交差する方向に記録ヘッドを走査して画像を記録する
画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像を記録材上に記録する画像記録装置
としては、従来より様々な画像記録手段を用いた画像記
録装置が知られている。その中でも、インクジェット方
式は比較的安価で小型化、静音化が可能で、パーソナル
ユースからオフィスユースまで多岐にわたって用いられ
ている。
【0003】インクジェット方式による画像の記録は、
記録ヘッド(インクジェットヘッド)を往復走査すると
共に、記録材を記録ヘッドの走査方向(主走査方向)と
直交する方向(副走査方向)に同ヘッドの記録部全幅X
に等しい量だけ間欠的に搬送して、画像を順次帯状に記
録する、いわゆるシリアルスキャン方式が一般的であ
る。この方式の画像記録装置は、昨今では記録ヘッドの
集積化が進み、512ノズル(400dpi)の記録ヘ
ッドも実用化されつつある。
【0004】シリアルスキャン方式で画像を記録する場
合、通常、記録材の搬送部は、画像の記録が実行される
記録部の近傍の上流側と下流側にそれぞれ配置された2
組の搬送ローラ対と、これらの各ローラ対を駆動するた
めの1つ以上の駆動源と、この駆動源の駆動を各ローラ
対に伝達する駆動伝達手段等で構成されている。駆動伝
達手段としてはプーリとゴムベルト(タイミングベル
ト)等が一般的に使用されている。
【0005】このシリアルスキャン方式において、良好
な画像を得るためには、記録材を正確に所定量X(記録
ヘッドの記録部全幅)ずつ搬送すること必要がある。も
し、記録材の搬送量がXより僅かでも不足すると、隣接
画像の重なり(黒スジ)が発生する。逆に搬送量がXよ
り僅かでも大きくなると隣接画像との間にスキマ(白ス
ジ)が発生する。
【0006】例えば、400dpiの画像の場合、搬送
量誤差が僅か半画素程度(約30μm)発生しただけ
で、上述のスジの発生は視認可能になり、画像品位が著
しく低下する。
【0007】記録材の搬送量誤差が生じる要因は、搬送
ローラやプーリの加工精度、駆動源の停止精度、ベルト
やプーリの歯の加工精度等いろいろあるが、中でも特に
搬送ローラと、同ローラ軸上に配される従動プーリーの
偏心が搬送量の誤差の最大の要員になっている。
【0008】搬送ローラと従動プーリの偏心の影響を低
減するためには、搬送ローラの周長を記録ヘッドの記録
部全幅Xと一致させることが最適である。すなわち、4
00dpi、512ノズルの記録ヘッドの記録部全幅X
は32.512mmであるから、周長がこの長さに相当
する直径10.349mmの搬送ローラを用いれば、搬
送ローラと、従動プーリの偏心の影響を殆ど排除するこ
とができる。
【0009】また、駆動源側の駆動プーリに対する従動
プーリの減速比を整数値に設定することで、パルスモー
タによる駆動プーリの振れやパルスモータ自身の停止精
度等により発生する搬送誤差も殆ど排除することが可能
となり、記録材を記録ヘッドの記録部全幅Xに等しい量
だけ搬送する限り、実用上十分な搬送精度が確保でき
る。
【0010】一方、搬送方向長さから先端と後端の余白
の長さに対して、一般的に使用される様々な定形サイズ
の記録材間に存在する差異は、記録ヘッドの記録部全幅
Xの整数倍に一致しないので、各回の記録を記録ヘッド
の記録部全幅Xで実行されると、記録材の搬送方向長さ
によって余自の長さが異なることになる。そこで、複数
サイズの記録材に対応する画像記録装置では、記録材の
サイズによらず余白の長さを同一にするために、複数回
の記録動作の内の1回は、記録材のサイズに応じて、記
録ヘッドの記録部全幅Xより短い幅で記録を行うことで
余白の長さを調節している。以下では、この1回の記録
を半端量記録と呼び、その時の記録ヘッドの記録部の幅
を半端記録量と呼ぶ。
【0011】以上述べたように、各回の搬送量をXに一
致させ、記録量を1回だけXより短くすることで、高い
搬送精度と記録材のサイズによらず余白の量を一定にす
ることが可能になる。
【0012】図13に、上述方法によって画像の記録を
終えた記録材Sを示す。
【0013】先端に余白aを残して幅Xの記録を所定回
数(N回)繰り返し、最後に半端量記録Jを行って後端
に余白bを残す。記録領域を斜線部で示す。
【0014】上記記録材Sのような記録方法を、ここで
は記録方法(A)と言う。また、記録材Sへの記録の順
序を記録材先端側より、1回目の記録、2回目の記録…
…と言い、最終回の記録をN+1回目の記録という。
【0015】図14に、上記記録方法(A)によるn
(1≦n≦N−1)回目、N回目、N+1回目の記録時
における、記録材Sと記録ヘッド7、搬送ローラ対6
a,6bの位置関係を示す。ここにおいて、Mは、記録
ヘッド7の搬送方向上流側端から搬送ローラ対6aのニ
ップまでの距離である。
【0016】図14(a)は記録材SにN−1回目まで
の記録を行っている段階を示す。この段階では、記録材
Sは2組の搬送ローラ対6a,6bに狭持されている。
上流側の搬送ローラ対6aの狭持圧P1は、記録材Sの
搬送量を支配するために下流側の搬送ローラ対6bの挟
持圧P2よりも大きく設定してある(Pl>P2)。
【0017】また、この段階では、記録材Sが次の記録
位置まで搬送されている間、下流側の搬送ローラ対6a
が記録材Sを引っ張るように、下流側の搬送ローラ対6
bの搬送速度V2を上流側の搬送ローラ対6aの搬送速
度V1よりも大きくしている。
【0018】これは、記録後、インクによって記録材S
に生じた伸びを、下流側に引っ張りきることで、所定の
搬送量Xより伸び分だけ搬送量が減じてしまうことを防
ぐためである。インクの吸収によって記録材Sに生ずる
伸び量は、記録材Sのすき目方向、吐出インク量、およ
び記録材Sの種類によって大きく異なる。例えば、記録
材Sが伸びの少ないインクジェット専用紙の場合は、記
録幅の0.1%(30μm)程度の伸びが生じ、普通紙
に至っては記録幅の1%(300μm)程度の伸びが生
じる。普通紙の場合は300μmも搬送量が所定の搬送
量より減ずることになり、下流側の搬送ローラ対6bに
よって記録材Sを引っ張り切らないと、はっきりと黒ス
ジが発生することになる。
【0019】図14(b)は記録材SにN回目の記録を
行っている段階を示す。この段階では、記録材Sの後端
は上流側の搬送ローラを抜けているので、図14(a)
の段階のように下流側の搬送ローラ対6aのニップによ
って記録材Sを引っ張ることができなくなる。
【0020】この段階においても、上流側の搬送ローラ
対6aが記録材Sの後端を狭持できるように、上流側の
搬送ローラ対6aを破線で示すように記録部に近づける
(距離MをM′にする)ことが可能であれば、下流側の
搬送ローラ対6bによって記録材Sを引っ張ることがで
きるが、実際には、記録ヘッド7を載せるキャリッジ4
や上流側の搬送ローラ対6aの大ささ等を考慮すると、
上流側の搬送ローラ対6aを距離M′まで近づけること
は不可能である。
【0021】例えば、X=32.512mm、a=5m
m、b=5mm、M=20mmとして、A4の記録材S
が、短手方向に搬送される場合、L=210mmである
ので、N=6、J=4.928mmとなり、J+b=
9.928mm<M=20mmの関係になる。従って、
記録材Sの後端は、N回目の記録時には上流側の搬送ロ
ーラ対6aに狭持されず、記録による伸びは除去できな
い。そのため、搬送量が減じて、N回目とN+1回目の
画像が重なり、黒スジが生ずる。A4サイズ以外のサイ
ズの記録材Sについても同様の結果になる。
【0022】また、bを15mmより大きくすれば、J
+b>Mの関係が成立するが、余白を大きくすること
は、記録される画像の大きさを制限することにもなるの
で、結果的に画像読取装置の使用頻度や使用者数を大き
く低下させることにつながり、好ましくない対策であ
る。
【0023】図14(c)は、最終回のN+1回目の記
録(半端記録)を行っている段階を示す。この段階で
は、記録ヘッド7の下流側端から半端量分までの領域を
記録に使用している。これ以降の記録はないので、記録
材の伸びは画像にスジを生じさせない。
【0024】上記記録方法(A)においては、N回目の
記録の画像とN+1回目の記録の画像が重なって黒スジ
が生じてしまうが、次に、このような問題が生じない記
録方法(B)について説明する。
【0025】図15に記録方法(B)による1回目、N
−1回目の記録時における、記録材Sと記録ヘッド7、
搬送ローラ対6a,6bの位置関係を示す。なお、ここ
では、1回目で半端量Jの記録を行う。
【0026】図15(a)は1回目の記録(半端量の記
録)を行っている段階を示す。半端量記録に使用する記
録ヘッド7の記録領域は上流側端からの半端量分までの
部分である。この場合、半端量Jの記録に使用する記録
ヘッド7の記録領城を下流側端からの半端量分までの部
分にすると、1回目の記録後の搬送量が半端量Jになっ
て、搬送ローラ対6a1回転での搬送ができなくなり、
ローラやプーリの偏心による搬送誤差を生じてしまう。
また、図15(a)の場合、記録材Sのサイズによって
半端量Jが異なるので、記録材Sの先端の位置(搬送ロ
ーラ対6aのニップから記録材先端までの距離K)も記
録材Sのサイズによって異なる。
【0027】図15(c)は2回目ないしN−1回目ま
での記録を行っている段階を示す、この段階では、記録
材Sの先端及び後端は、記録材Sのサイズによらず搬送
ローラ対6a,6bに狭持される。従って、N−1回目
までの記録による記録材Sの伸びは、下流側の搬送ロー
ラ対6aの引っ張りによって除去され画像にスジは生じ
ない。また、N−1回目の記録後に行われる最終回(N
回目)の記録時には、記録材Sの後端は上流側の搬送ロ
ーラ対6aによって挟持されていないが、画像にスジは
生じない。
【0028】このように、記録方法(B)を採用すれ
ば、ローラやプーリの偏心から生ずる搬送量の誤差と、
記録材Sの伸びで生ずる画像のスジを最小限に抑えるこ
とが可能になる。ただし、半端記録量Jが記録材Sのサ
イズで異なり、半端量Jの記録が記録材Sの先端側で行
われるので、半端記録を行うためには、記録材Sの搬送
方向長さLを、半端記録を実行する前の段階で検知し、
記録材Sの先端を上流側の搬送ローラ対6aから半端量
記録できる位置(距離K)まで搬送するための上流側の
搬送ローラ対6aの駆動量(K)と半端記録時の記録ヘ
ッド7の使用領域長さ(半端量)Jを算出することが必
要になる。
【0029】ここで、上記記録方法(B)を採用してい
る画像記録装置において一般的に行われている、長さL
を制御部であるCPUに入力する方法と、CPUでの半
端量Jの算出方法について説明する。
【0030】図16に、画像記録装置の全体的な構成を
示す。本画像記録装置においては、リーダ部で読み取っ
た原稿画像をプリンタ部で記録材Sに記録する。
【0031】プリンタ部1はリーダ部2の下に位置し、
記録材Sに記録を行う記録部はプリンタ部1の中央に位
置し、記録材Sは図中で右から左に搬送される。
【0032】記録部は、紙面に対して垂直な方向に走査
するキャリッジ4と、記録材Sを挟んで記録ヘッド7と
対向するプラテン5と、記録材Sを搬送方向の上下流側
で狭持する2組の搬送ローラ対6a、6bからなる。こ
れは、図14、図15に示す構成と同じである。記録ヘ
ッド7は、キャリッジ4に搭載されている。
【0033】記録前の記録材Sを積載しておく積載手段
は記録部の上流側に位置し、本画像記録装置では、2つ
のカセット8a、8bと1つの手差しトレイ9がある。
【0034】各積載手段8a,8b,9には記録材Sを
給紙するため給紙手段(給紙ローラ)11a、11b,
11cが備えられている。
【0035】ここでは、記録材Sの搬送方向長さLの検
知手段として、カセット8a,8b内の記録材Sの給送
方向長さLを検知するための後端検知板10が備えられ
ている。また、手差しトレイ9上の記録材Sの搬送方向
長さLをマニュアル入力する手段としての記録材サイズ
入力部(不図示)が備えられている。
【0036】カセット8a,8b内に記録材Sをセット
する時に後端検知板10を記録材Aの後端に突き当てる
と、記録材Sの搬送方向の長さLを検出できる。すなわ
ち、後端検知板10はスライド抵抗器(不図示)の可動
子に結合されており、後端検知板10の位置に応じて、
スライド抵抗器の出力値(長さL)が変化する。
【0037】記録材サイズ入力部は、例えば、画像読取
装置の操作部(不図示)に設けられていて、オペレータ
が手差しトレイ9に積載した記録材Sの搬送方向長さL
をテンキーを用いたりして入力する。
【0038】カセット8a,8b内に積載されている記
録材Sは、反時計回り方向に回転(1回転)する給紙ロ
ーラ11a,11bによって最上位の記録材から順に繰
り出される。そして、繰り出された記録材Sは分離給送
ローラ対12a,12bによって最上位の記録材のみが
1枚に分離されて搬送サブローラ対13を介して上流側
の搬送ローラ対6aへ送られる。
【0039】手差しトレイ9上に積載された記録材S
は、時計回り方向に回転(1回転)する給紙ローラ11
cによって最上位の記録材から順に繰り出される。そし
て、繰り出された記録材Sは摩擦部材15によって最上
位の記録材のみが1枚に分離されて搬送サブローラ対1
3を介して上流側の搬送ローラ対6aへ送られる。
【0040】搬送ローラ対6aに到達した記録材Sは、
記録材先端が搬送ローラ対6aのニップに突き当たって
所定量のループを形成する。このループの形成により、
記録材Sの斜行状態が矯正される。
【0041】斜行状態矯正後の記録材Sは上流側の搬送
ローラ対6aにより、図15(a)に示す位置まで送ら
れて記録ヘッド7による1回目の記録(半端量記録)が
行われ、次いで、搬送ローラ対6aによる搬送量Xずつ
の間欠的搬送が2回目の記録からN回目の記録まで行わ
れた後、下流の搬送ローラ対6bによって排紙トレイ1
4上に排紙される。
【0042】図17に、CPUにおける半端記録量Jの
算出方法を示す。
【0043】CPUには、カセット8a,8b内に積載
されている記録材Sの搬送方向長さLが、後端検知板1
0をセットすることによって入力される。また、手差し
トレイ9上に積載されている記録材Sの搬送方向長さL
が、操作部からのオペレータによるマニュアル入力によ
って入力する。
【0044】CPU内の記憶部(ROM)には、定数で
あるX(記録ヘッド7の記録部全幅)と、a(記録材S
の先端側の余白)と、b(記録材Sの後端側の余白)
と、が記憶されている。
【0045】CPUは、まず、入力されたLとROMに
記憶されているX、a、bを用いて、記録回数Nを算出
する。すなわち、L−a−b≧X×Nを満たす最大の整
数Nmax を算出する。次に、J=L−a−b−X×N
max で与えられる半端記録量Jを算出する。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
場合、半端記録量Jを算出するための記録材Sの搬送方
向長さLをCPUに入力するにはオペレータの手による
作業が多い(カセット8a,8bに積載された記録材S
の搬送方向長さLを入力するには後端検知板10を記録
材Sの後端に突き当てる作業が必要であり、手差しトレ
イ9上に積載された記録材Sの搬送方向長さLを入力す
るには操作部のキーを操作する作業が必要)ので、入力
ミスが生じ易い。また、カセット8a,8bに積載され
ている記録材Sと手差しトレイ9上に積載されている記
録材Sとでは入力方法(作業)が異なるので、煩わしい
と言った問題があった。
【0047】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、入力ミスが生じ易いオペレータの手に
よる作業なしで、記録材の搬送方向長さの入力が行える
が画像記録装置を提供することを目的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録材の先端
側から始まる1回目の記録で半端記録を行い、この半端
記録は記録ヘッドの上流側領域を使って行い、前記1回
目の記録後は、記録材を所定の記録幅ずつ間欠的に搬送
しながら、記録ヘッドの全領域を使って記録して行く画
像形成装置に係る。
【0049】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、記録部の上流に定められている通過点を記録部へ搬
送されてくる記録材の後端が通過した時刻から、記録部
の上流で前記通過点よりも下流に定められている停止点
を記録部へ搬送されてくる記録材の先端が到達した時刻
までの記録材の搬送距離を、前記通過点から前記停止点
までの距離から差し引いて、その差引値に基づいて、1
回目の記録時の記録材の先端位置を決めるのに必要な半
端記録量を算出する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0050】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、記録部の上流の特定位置で収集した記録材通過情報
と、種々の定型サイズの搬送方向長さのデータとを比較
し、かつ、記録前の記録材積載部で収集した記録材幅サ
イズ情報と、種々の定型サイズの搬送方向に直交する方
向の長さデータとを比較することにより、記録材積載部
から記録部へ搬送された記録材のサイズを特定し、その
搬送方向長さに基づいて、1回目の記録時の記録材の先
端位置を決めるために必要な半端記録量を算出する制御
手段を有することを特徴とする。
【0051】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0052】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施の形態〉図1は本発明が適用されたインク
ジェット方式の画像記録装置の全体的な構成を示す。ま
た、図2は同画像記録装置の記録部の詳細な構成を示
す。
【0053】まず、図2に示す記録部の構成について説
明する。
【0054】6aは記録部の上流に配置された上流側の
搬送ローラ対である。そして、6a−11はその駆動ロ
ーラであり、6a−2は駆動ローラ6a−1に対向して
付勢されている従動ローラである。本画像読取装置の場
合、記録ヘッド7(7a〜7d)の全ノズルによる1走
査分の記録幅Lは32.512mmであり、駆動ローラ
6a−1の周長は、その記録幅Lに等しくなるように、
直径D1が10.349mmとなっている。
【0055】6bは記録部の下流に配置された下流側の
搬送ローラ対(排紙ローラ対)である。そして、6a−
1はその駆動ローラであり、6b−2は駆動ローラ6b
−1に対向して付勢されている従動ローラである。駆動
ローラ6b−1の直径D2は、駆動ローラ6a−1の直
径D1よりも2%大きく設定されている。ここでは、上
流側の従動ローラ6a−2の付勢圧と下流側の従動ロー
ラ6b−2のそれとの比を約4:1としているので、記
録材Sが2組の搬送ローラ6a、6bに挟持されている
状態での記録材Sの搬送量は、駆動ローラ6a−1に依
存する。
【0056】駆動ローラ6a−1、6b−1は、プーリ
30、31、32とベルト33を介して同一のパルスモ
ータ34によって同じ回転量で駆動される。その結果、
駆動ローラ6b−1は、駆動ローラ6a−1に比べて直
径が大きい分、スリップしながら記録材Sを搬送し、記
録部における記録材Sの浮きやたるみの発生を防止して
いる。
【0057】駆動ローラ6a−1のローラ軸35と駆動
ローラ6b−1のローラ軸36にそれぞれ圧入固定され
ているプーリ30、31の歯数と、モータプーリ32の
歯数の比は6:1の整数比に設定されている。通常の搬
送時の駆動ローラ6a−1の回転数は1回転であるの
で、モータプーリ32の回転数は6回転となる。従っ
て、モータプーリ32の加工精度は搬送精度に影響を与
えない。
【0058】ここで使用したパルスモータ34には、こ
の種の駆動源としては安価で一般的な基本ステップ角が
1.8°の2相ハイブリット型のものを使用している。
本画像記録装置では、1−2相励磁で駆動され、1駆動
パルス当たりの記録材Sの搬送量は約13μmになる。
【0059】5は記録部にて記録材Sを支持するプラテ
ン、4は記録ヘッド7を搭載しているキャリッジであ
る。記録ヘッド7はフルカラーの画像記録を行うので、
シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のインク
を吐出する記録ヘッド7a〜7dからなる。各色のイン
クは、各記録ヘッド7a〜7dに1列に400dpiの
ピッチで並んだ512ノズルから吐出される。
【0060】記録ヘッド7を搭載しているキャリッジ4
は、案内レール37、38に沿って矢印B1、B2方向
に移動可能であり、1走査毎に32.512mm幅の画
像記録を行うことが可能である。そして、その1走査分
の画像記録を終了する毎に、搬送ローラ対6a、6bが
32.512mm幅だけ記録材Sを矢印A方向に搬送す
る。このような動作を繰り返して記録材S上に画像を記
録して行く。なお、キャリッジ4の駆動は、パルスモー
タ(不図示)と駆動ベルト(不図示)を介して行う。
【0061】次に、図1に示す画像記録装置について説
明する。
【0062】本画像記録装置は、リーダ部(不図示)で
読み取った原稿の画像を図2に示す記録部で記録材Sに
記録する。記録部は画像記録装置本体39内の略中央部
に位置している。
【0063】画像記録装置本体39にはカセット8a、
8bと手差しトレイ9が備えられており、これらの記録
材積載部の中の1つから選択的に記録材Sが記録部へ給
送されるようになっている。
【0064】カセット8a、8b内に積載されている記
録材Sは、反時計回り方向に回転(1回転)する給紙ロ
ーラ11a、11bによって最上位の記録材から順に繰
り出される。この時、カセット8a、8bに設けられて
いる分離爪(不図示)によって最上位の記録材が1枚に
分離される。そして、この繰り出された記録材Sはパス
40を通って上流側の搬送ローラ対6aへ送られる。4
1a、41b、41cは繰り出された記録材Sを上流側
の搬送ローラ対6aへ搬送するための搬送サブローラ対
である。
【0065】手差しトレイ9上に積載されている記録材
Sは、時計回り方向に回転(1回転)する給紙ローラ1
1cによって最上位の記録材から順に繰り出される。こ
の時、摩擦部材15によって最上位の記録材が1枚に分
離される。そして、この繰り出された記録材Sはパス4
2を通って上流側の搬送ローラ対6aへ送られる。43
a、43b、43cは繰り出された記録材Sを上流側の
搬送ローラ対6aへ搬送するための搬送サブローラ対で
ある。
【0066】なお、カセット8a、8bの直下流、手差
しトレイ9の直下流、搬送サブローラ対43cの直下流
には、それぞれ記録材Sを検知するための記録材検知手
段50〜53が設置されている。
【0067】記録材検知手段50〜53は、フォトイン
タラプタ50a〜53aと、検知レバー50b〜53b
とからなる。検知レバー50b〜53bは通常は図示の
ようにパスを遮断している(この時、フォトインタラプ
タ50a〜53aはオフで、「0」信号を出力してい
る)が、記録材Sの先端が突き当たると倒れる(この
時、フォトインタラプタ50a〜50bはオンになり、
「1」信号を出力する)。
【0068】カセット8a、8b又は手差しトレイ9か
ら上流側の搬送ローラ対6aへ送られた記録材Sは、記
録材先端が搬送ローラ対6aのニップに突き当たると所
定量のループを形成する。このループの形成により、記
録材Sの斜行状態が矯正され、記録部へ正しい姿勢の記
録材Sが送り込まれるようになる。
【0069】ここにおいて、搬送サブローラ対43a、
43bの間の距離、同43b、43cの間の距離、搬送
サブローラ対43cと搬送ローラ対6aの間の距離は、
それぞれ110mmに設定されている。
【0070】搬送サブローラ41a、41cの間の距
離、同41b、41cの間の距離、同41c、43cの
間の距離も、それぞれ110mmに設定されている。
【0071】また、給送ローラ11cと搬送サブローラ
対43aの間の距離は、130mmに設定されている。
同11a、41aの間の距離、同11b、41bの間の
距離も130mmに設定されている。
【0072】このような搬送サブローラ対の配置関係に
より、搬送方向長さが130mm以上の記録材Sの使用
(搬送)が可能となる。
【0073】記録材検知手段52は、搬送サブローラ対
43aから上流側に105mm離れている位置に設置さ
れている。記録材検知手段50、51も、搬送サブロー
ラ対41a、41bから上流側に105mm離れている
位置に設置されている。
【0074】また、記録材検知手段53は、上流側の搬
送ローラ対6aから上流側に60mm離れている位置に
設置されている。
【0075】次に、図3及び図4を用いて、手差しトレ
イ9上に積載されている記録材Sが記録部へ搬送される
時の動作を詳しく説明する。
【0076】手差しトレイ9上に積載された記録材Sは
操作部のスタートキー(不図示)が押されてから給紙ロ
ーラ11cにより記録部の方向に搬送が開始される。3
組の搬送サブローラ43a、43b、43cも、記録材
Sを記録部の方向に搬送するように給紙ローラ11cと
同時に駆動を始める。記録材Sの搬送は記録材の先端が
搬送ローラ対6aのニップに突き当たるまで実行される
が、その途中で記録材Sの後端が検知手段52を通過す
ると同時にCPU100に「0」信号を出力する。図3
はこの時点の状態を示す。そして、検知手段52cが
「0」信号を出力した時刻から搬送サブローラ対43
a、43b、43cを駆動させるパルスモータ(不図
示)のパルス数nをカウントし始める。そして、記録材
先端が検知手段53の検知レバー53bを倒すとCPU
100に「1」の信号を出力する。そして、その時刻か
ら搬送ローラ対6aのニップに記録材先端が到達するま
での距離60mm分だけ、3組の搬送サブローラ対43
a、43b、43cを駆動させた後、駆動を停止させ、
そのときにパルス数nのカウントを停止する。図4はこ
の時点の状態を示す。
【0077】搬送サブローラ対43a、43b、43c
の駆動を停止させた時点でのパルス数をn50とする。パ
ルス数nをカウントした後、記録材先端を搬送ローラ対
6aのニップに突き当てたまま、搬送サブローラ対43
a、43b、43cを搬送量にして3mm分駆動させ、
記録材先端の全辺を確実にニップに進入させる。これに
よって、記録材Sの斜行取りができ、記録材Sが搬送ロ
ーラ対6aから斜めに記録部に搬送され、記録材Sに対
して画像が斜めに記録されることを防止することができ
る。
【0078】図5に、CPU100における半端記録量
Jの算出方法を示す。
【0079】まず、CPU100は、パルス数n50に1
パルス当たりの搬送サブローラ対43a、43b、43
cの搬送量を乗じて得られる搬送量Yを、搬送ローラ対
6aと検知手段52までの距離435mmから減ずるこ
とで、記録材Sの搬送方向長さLを算出する。続いて、
算出した搬送方向長さLと記憶部(ROM)に記憶され
ている、記録ヘッド7の記録部全幅X、先端側の余白長
さa、後端側の余白長さbから、記録回数Nを算出す
る。すなわち、L−a−b≧X×Nを満たす最大の整数
max を算出する。続いて、J=L−a−b−X×N
max で与えられる半端記録量Jを算出する。
【0080】その後、搬送ローラ対6aを(a+J+
M)だけ搬送させて、記録ヘッド7の上流側端から半端
量J分のノズルを用いて半端記録を行う。この時の記録
部の拡大図を図6に示す。その後は記録ヘッド7の記録
部全幅Xの搬送と記録をN回動繰り返し、記録材Sの後
端部まで画像を記録して排紙トレイ14上に排紙する。
【0081】ここでは、手差しトレイ9上に積載されて
いる記録材Sが記録部へ搬送される時の動作のみを説明
したが、カセット8a,8bに積載されている記録材S
が記録部へ搬送される時の動作も全く同じに行われ、C
PU100による記録材Sの搬送方向長さLの算出と、
記録回数Nの算出と、半端記録量Jの算出が行われる。
【0082】なお、搬送ローラー対6aから検知手段5
2までの距離以下の搬送方向長さの記録材であれば、搬
送方向長さLの算出、それに高精度搬送とインクによる
伸びの除去が可能になり、高品位画像を記録材のサイズ
によらず記録することができる。また、使用頻度の高い
定形紙の中で、搬送方向長さLが最大であるのは11″
×17″サイズで、搬送方向長さL=431.8mmで
あるので、搬送ローラー対6aから検知手段52までの
距離は431.8mm以上あれば、すべての定形紙に対
応可能である。
【0083】一般的に使用される様々な定形サイズの被
記録材に対応するためには、搬送ローラー6aと検出手
段52との距離が、最大の搬送方向長さより大きいこと
が必要である。記録材の中で、搬送方向長さが最大であ
る記録材は11″×17″であり、L=431.8mm
である。そこで本画像読取装置では、搬送ローラ6aか
ら検知手段52との距離を距離Lよりも大きい435m
mに設定した。搬送方向長さが435mm以下であれ
ば、非定形の記録材に対しても搬送方向長さの検知が可
能である。
【0084】また、複写機のように原稿の画像を読み取
って記録材Sに記録するような装置においては、本実施
の形態で示したような構成であれば、原稿の大きさに対
して記録材の大きさが一致しない場合でも記録材の搬送
方向長さを自動的に検知できるので、自動的に画像の拡
大や縮小を実行することが可能になる。 〈第2の実施の形態〉図7ないし図10に、手差しトレ
イ9から記録部へ記録材Sを搬送する搬送系の別の構成
例(1)を示す。
【0085】ここでは、搬送ローラ対6aと搬送サブロ
ーラ対43cの間の距離、搬送サブローラ対43c、4
3bの間の距離、同43b、43aの間の距離を、それ
ぞれ110mmに設定している。そして、搬送サブロー
ラ対43aと給紙ローラ11cの間の距離を、102m
mに設定している。
【0086】また、搬送ローラ6aから検知センサ53
までの距離を、60mmに設定している。そして、搬送
サブローラ43aから検知センサ52までの距離を77
mmに設定している。
【0087】次に、上述の搬送系の動作を説明する。
【0088】手差しトレイ9上に積載された記録材S
は、操作部のスタートキー(不図示)が押されてから給
紙ローラ11cにより記録部の方向に搬送が開始され
る。3組の搬送サブローラ対43a、43b、43c
も、記録材Sを記録部の方向に搬送するように給紙ロー
ラ11cと同時に駆動を始める。記録材Sの搬送は記録
材先端がローラ対6aのニップに突き当たるまで実行さ
れるが、その途中で記録材Sの後端が検知手段52を通
過すると同時にCPU100に「0」信号を出力する。
図7は検知手段52が「0」信号を出力する直前の状態
を示す。
【0089】そして、検知手段52が「0」信号を出力
した時刻から搬送サブローラ対43a、43b、43c
を駆動させるパルスモータ(不図示)のパルス数nをカ
ウントし始める。そして、記録材先端が検知手段53の
検知レバー53bを倒すとCPU100に「1」の信号
を出力する。そして、その時刻から搬送ローラ対6aの
ニップに記録材先端が到達するまでの距離60mm分だ
け、3組の搬送サブローラ対43a、43b、43cを
駆動させた後、駆動を停止させ、そのときにパルス数n
のカウントを停止する。
【0090】搬送サブローラ対43a、43b、43c
の駆動を停止させた時点でのパルス数をn51 とする。
もっとも、図8に示すように、記録材先端が搬送ローラ
対6aのニップに到達していても、記録材後端が検知手
段52を通過していない場合がある(図8)。これは、
記録材Sの搬送方向長さが搬送ローラ対6aから検知手
段52までの距離407mmより大きい場合、すなわち
記録材SのサイズがA3(11″×17″)の場合であ
り、パルス数n51=0となる。
【0091】パルス数n51にかかわらず、次に記録材先
端を搬送ローラ対6aのニップに突き当てたまま斜行取
りを行う。この動作は、第1の実施の形態の場合と同じ
である。
【0092】CPU100は、n51≠0の場合、n51
1パルス当たりの搬送サブローラ対43a、43b、4
3cの搬送量を乗じて得られる搬送量Yを、搬送ローラ
対6aから検知手段52までの距離407mmから減ず
ることで、記録材Sの搬送方向長さLを算出する。続い
て、図5と同じように、記録回数Nと半端記録量Jを算
出する。斜行取り後は第1の実施の形態の場合と同じ動
作を行う。
【0093】一方、n51=0の場合には、以下の動作を
行う。
【0094】再び搬送ローラ対6aと搬送サブローラ対
43a、43b、43cを駆動させ、記録材Sを搬送方
向下流側に26mmだけ搬送させる。図9はこの状態を
示す。このようにすると、記録材先端から検知手段52
までの距離は433mmとなり、A3サイズ、11″×
17″(搬送長さ最大:431.8mm)の記録材の後
端は、26mmの搬送後、確実に検知手段52を通過す
る。そして、記録材後端が検知手段52を通過する時刻
から、記録材Sが停止するまでの間の搬送ローラ対6a
を駆動させるパルスモータの駆動パルス数をカウントす
る。このパルス数をn52とする。
【0095】CPU100は、n52に1パルス当たりの
搬送サブローラ対43a、43b、43cの搬送量を乗
じて得られる搬送量Yを、搬送ローラ対6aから検知手
段52までの距離407mmと追加搬送量26mmの和
(433mm)から減ずることで、記録材Sの搬送方向
長さLを算出する。続いて、n51≠0の場合の時と同じ
ように記録回数Nと半端記録量Jを算出する。
【0096】その後、図10に示すように、搬送ローラ
対6aを(a+J+M−26)mmだけ搬送させて、記
録ヘッド7の上流側端から半端量J分のノズルを用いて
半端記録を行う。その後は記録ヘッド7の記録部全幅X
の搬送と記録をN回繰り返し、記録材Sの後端部まで画
像を記録して排紙トレイ14上に排紙する。
【0097】なお、ここでは、手差しトレイ9から記録
部へ記録材Sを搬送する搬送系についてのみ説明した
が、カセット8a、8bから記録部へ記録材Sを搬送す
る搬送系も同様に構成されている。 〈第3の実施の形態〉図11及び図12に、手差しトレ
イ9から記録部へ記録材Sを搬送する搬送系の別の構成
例(2)を示す。
【0098】本構成例は、一般的に最も多く使用されて
いる定形サイズの記録材にのみ有効な構成になってい
る。ただし、本構成例の場合、定型記録材の中でも長手
辺の長さLが大きいA3、B4、LGL、11″×1
7″の各サイズの場合には、記録材の短手辺が搬送方向
と平行になるように搬送する。
【0099】表1に、本構成例が対象とする15種の定
形サイズの搬送方向長さLと、搬送方向に直行する方向
の長さWとを示す。この表1において、タテは長手辺
が、ヨコは短手辺が搬送方向に平行に搬送されることを
示す。よって、表1のLとWの値の関係は、タテの場合
L>W、ヨコの場合L<Wになっている。ギリシャ文字
はWの値が等しいことを示す。
【0100】
【表1】 上述の記録方法(B)を実行するためには、記録材Sの
搬送方向長さLを記録前に認識する必要があるが、構成
例のように、記録対象にする記録材のサイズが定形サイ
ズに限定されている場合には、表1のデータをCPU1
00のROMが記憶していれば、Wの値を識別すること
でLの値を認識することが可能になる定形サイズがあ
る。それらは、A5タテ、A6、B5タテ、STMTタ
テの4種である。
【0101】Wを識別する手段としては、従来から使用
されているサイドガイドと呼ばれているものがある。サ
イドガイド(記録材幅サイズ情報収集手段)は、記録前
の記録材Sを給紙手段よりも搬送方向上流側に積載して
置くカセットや手差しトレイに設置されるスライド可能
な部材である。そして、このサイドガイドを記録材Sの
搬送方向と平行な2辺に突き当てて、各サイドガイド間
の距離からWを識別している。
【0102】しかし、定形サイズの中にはWが同じで、
Lが異なるサイズがある。それらは、表1のWの欄にギ
リシャ文字を付したものである。α、β、γ、δの4種
のWに対するLは、それぞれ2種あり、εに対するLは
3種あることがわかる。
【0103】従って、これらの定形サイズに対しては上
述したWを識別する手段ではLの認識が不可能である。
そこで、これらギリシャ文字付の定形サイズのLの認識
のための構成を図11及び図12に示し、動作の方法を
説明する。
【0104】手差しトレイ9上の記録材Sは、給紙ロー
ラ11aによって搬送経路上に運ばれる。そして、搬送
サブローラ対43の駆動によって、記録が実行される記
録部の方向に搬送される。記録ヘッド7の記録部全幅X
は32.512mmであり、搬送量はそれに一致してい
る。また、余白の長さは先後端で共に5mmとする。記
録材先端が検知手段53を通過した時点からさらに60
mm搬送されて、搬送サブローラ対43の駆動は停止さ
れる。図11はこの状態を示す。
【0105】記録材先端は、搬送方向長さLにかかわら
ず記録部上流側の搬送ローラ対6aのニップに挿入され
ている。一方、記録材後端が検知手段(記録材通過情報
収集手段)52を通過しているか否かは、搬送方向長さ
Lによって決定され、図11に示した実線と破線2つの
状態のどちらかになる。本構成例では検知手段52の検
知位置から搬送ローラ対6aまでの距離が、135+1
05=240mmになっているので、表1でα、β、
γ、δが付されたサイズのうち、Lが小さい方のサイズ
(表1の表中L欄に“短”と記載)は、検知手段52に
よって“無”と識別され、Lが大きい方のサイズ(表中
L欄に“長”と記載)は、“有”と識別される。従っ
て、表1のデータをROMが記憶してさえいれば、Wが
同じでLが異なるサイズのうちα、β、γ、δが付され
たすべてサイズは、Lの認識が可能になる。
【0106】しかし、εの3種のサイズ(表中1のL欄
には、Lが長い順に1、2、3と記載)については、L
が240mm以下であるSTMTヨコとLが240mm
以上である残りの2種の判別がつくだけであり、LGL
とLTRタテの判別が不可能であることがわかる。
【0107】一方、記録ヘッド7の記録部全幅Xは3
2.512mmであり、余白の長さは先後端で各5mm
であるので、図5の手順で半端記録量Jが算出され、L
GLとLTRタテそれぞれのJの値は、20.480m
m、9.304mmになる。
【0108】従って、先頭行に半端記録を行うために記
録材先端があるべき位置は、記録ヘッド7の上流側端と
搬送ローラ対6aの間の距離M=30mmと先端側の余
白の長さ5mmと記録材Sによって求められる半端記録
量Jの和の長さだけ、搬送ローラ対6aから下流側の位
置である。搬送ローラ対6aから記録材先端の距離は、
LGLで55.48mm、LTRタテで44.304m
mになる。
【0109】次図12を用いて、LGLとLTRタテの
判別のための動作例を説明する。
【0110】斜行取りの後に搬送ローラ対6aの駆動に
よって、記録材Sを44.304mm分搬送する。この
ようにすると、記録材Sの先端は、先頭行に半端量記録
ができる位置に位置する。この時点で、記録材後端はL
TRタテの場合、検知手段52の検知位置を通過してい
るが、LGLの場合、検知手段52の検知位置を通過し
ていないので、検知手段52の検知結果によってLGL
とLTRタテの判別が可能になる。すなわち、検知手段
52が“有”と検知したら、記録材SはLGLであり、
“無”と検知したらLTRタテであると認識できるので
ある。
【0111】ここで、斜行取りの後に搬送する量を4
4.304mmに設定したのは、55.480mm分搬
送する設定であると、LTRタテと検知した場合、記録
材先端がLTRタテの先頭行に半端量記録ができる位置
よりも下流側に位置するので55.480mm−44.
304mm=(11.176mm)分上流側に記録材S
を搬送する必要が生ずるからである。
【0112】このように、本構成例ではサイドガイドを
設けてWを識別し、Lの長短を判別する検知手段を設置
することで、すべての定形サイズを認識することが可能
となり、しかもWの識別が可能になったことで、記録部
と検知手段52の距離を小さくすることを可能にし、画
像読取装置の小型化を可能にする。
【0113】なお、ここでは、手差しトレイ9から記録
部へ記録材Sを搬送する搬送系についてのみ説明した
が、カセット8a、8bから記録部へ記録材を搬送する
搬送系も同様に構成されている。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像記録
装置においては、自ら備えている計測、演算機能等によ
って記録部に送られてくる記録材の搬送方向の長さを求
めているので、オペレータがマニュアル入力する場合と
違って、1回目の記録時の記録材の先端位置を決めるの
に必要な半端記録量を正確に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット方式の画像
記録装置の全体的な構成を示す断面図。
【図2】同画像記録装置における記録部の詳細な構成を
示す斜視図。
【図3】手差しトレイ上に積載されている記録材が記録
部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図。
【図4】手差しトレイ上に積載されている記録材が記録
部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図。
【図5】CPU100内での記録材の搬送方向長さLと
記録回数Nと半端記録量Jの算出方法を説明する図。
【図6】記録材を半端記録が行われる位置まで搬送した
状態を示す断面図。
【図7】手差しトレイ上に積載されている記録材が記録
部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別の
構成例(1))。
【図8】手差しトレイ上に積載されている記録材が記録
部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別の
構成例(1))。
【図9】手差しトレイ上に積載されている記録材が記録
部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別の
構成例(1))。
【図10】手差しトレイ上に積載されている記録材が記
録部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別
の構成例(1))。
【図11】手差しトレイ上に積載されている記録材が記
録部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別
の構成例(2))
【図12】手差しトレイ上に積載されている記録材が記
録部へ搬送される時の動作を詳しく説明する断面図(別
の構成例(2))
【図13】記録方法(A)で画像の記録が行われた記録
材を示す平面図。
【図14】従来例の画像記録装置が記録方法(A)で記
録材に画像の記録を行っている過程を示す断面図。
【図15】従来例の画像記録装置が記録方法(B)で記
録材に画像の記録を行っている過程を示す断面図。
【図16】従来例の画像記録装置の全体的な構成を示す
断面図。
【図17】従来例の画像記録装置のCPU内での記録材
の搬送方向長さLと記録回数Nと半端記録量Jの算出方
法を説明する図。
【符号の説明】
6a 記録部上流側搬送ローラ対(記録用送りロー
ラ対、停止点) 7 記録ヘッド 52 記録材検知手段(記録材後端検知手段、通過
点、通過情報収集手段) 53 記録材検知手段(記録材先端検知手段) 100 CPU100(制御手段) S 記録材

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材の先端側から始まる1回目の記録
    で半端記録を行い、この半端記録は記録ヘッドの上流側
    領域を使って行い、前記1回目の記録後は、記録材を所
    定の記録幅ずつ間欠的に搬送しながら、記録ヘッドの全
    領域を使って記録して行く画像形成装置において、 記録部の上流に定められている通過点を記録部へ搬送さ
    れてくる記録材の後端が通過した時刻から、記録部の上
    流で前記通過点よりも下流に定められている停止点を記
    録部へ搬送されてくる記録材の先端が到達した時刻まで
    の記録材の搬送距離を、前記通過点から前記停止点まで
    の距離から差し引いて、その差引値に基づいて、1回目
    の記録時の記録材の先端位置を決めるのに必要な半端記
    録量を算出する制御手段を有することを特徴とする画像
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、まず、前記差引値を
    L、記録材先端側の余白長さをa、記録材後端側の余白
    長さをb、記録ヘッドの記録部全幅をXとして、L−a
    −b≧X×Nを満たす最大の整数Nmax を算出し、次い
    で、J=L−a−bX×Nmax で与えられる半端記録量
    Jを算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 1回目の記録後は記録材を所定記録幅ず
    つ間欠的に搬送する記録送り用ローラ対を有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記停止点が前記記録送り用ローラ対の
    ニップと同じ位置又は前記記録送り用ローラ対のニップ
    よりも下流にあることを特徴とする請求項3に記載の画
    像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記停止点が前記記録
    送り用ローラ対のニップと同じ位置にある場合、記録材
    先端側の余白長さをa、半端記録量をJ、記録送り用ロ
    ーラ対のニップから記録ヘッドの上流側端までの距離を
    Mとすると、1回目の記録を行う記録材が距離(a+J
    +M)だけ記録部方向に移動するように、前記記録送り
    用ローラ対を駆動させることを特徴とする請求項4に記
    載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記停止点が前記記録
    送り用ローラ対のニップよりも下流にある場合、記録材
    先端側の余白長さをa、半端記録量をJ、記録送り用ロ
    ーラ対のニップから記録ヘッドの上流側端までの距離を
    M、記録送り用ローラ対のニップから停止点までの距離
    をCとすると、1回目の記録を行う記録材が、距離(a
    +J+M−C)だけ記録部方向に移動するように、前記
    記録送り用ローラ対を駆動させることを特徴とする請求
    項4に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記通過点には記録材の後端を検知する
    ための記録材後端検知手段が設置されていると共に、前
    記通過点の下流で前記記録送り用ローラ対よりも上流に
    は記録材の先端を検知するための記録材先端検知手段が
    設置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記記録材先端検知手
    段が記録材先端を検知した時点で記録材先端が前記記録
    送り用ローラ対のニップに突き当たる位置まで記録材を
    移動させ、かつ、前記記録材後端検知手段が記録材後端
    を検知した時点から記録材が移動停止するまでの記録材
    の移動距離を計測することを特徴とする請求項7に記載
    の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記記録材後端検知手
    段から前記記録送り用ローラ対のニップまでの距離よ
    り、前記計測移動距離を差し引くことによって記録材の
    搬送方向の長さを算出することを特徴とする請求項8に
    記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記記録材先端検知
    手段が記録材先端を検知した時点で記録材先端が前記記
    録送り用ローラ対のニップに突き当たるまで記録材を移
    動させ、記録材が移動停止した時に前記記録材後端検知
    手段が記録材後端を検知していない場合には、前記記録
    材後端検知手段が記録材後端を検知可能となる距離だけ
    記録材を記録部方向に追加移動させることを特徴とする
    請求項7に記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記記録材後端検知
    手段が記録材後端を検知した時点から記録材が移動停止
    するまでの移動距離を計測することを特徴とする請求項
    10に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記記録材後端検知
    手段から前記記録送り用ローラ対のニップまでの距離と
    前記追加移動距離とを加えた距離より、前記計測移動距
    離を差し引くことによって記録材の搬送方向の長さを算
    出することを特徴とする請求項11に記載の画像記録装
    置。
  13. 【請求項13】 記録材の先端側から始まる1回目の記
    録で半端記録を行い、この半端記録は記録ヘッドの上流
    側領域を使って行い、前記1回目の記録後は、記録材を
    所定の記録幅ずつ間欠的に搬送しながら、記録ヘッドの
    全領域を使って記録して行く画像形成装置において、 記録部の上流の特定位置で収集した記録材通過情報と、
    種々の定型サイズの搬送方向長さのデータとを比較し、
    かつ、記録前の記録材積載部で収集した記録材幅サイズ
    情報と、種々の定型サイズの搬送方向に直交する方向の
    長さデータとを比較することにより、記録材積載部から
    記録部へ搬送された記録材のサイズを特定し、その搬送
    方向長さに基づいて、1回目の記録時の記録材の先端位
    置を決めるために必要な半端記録量を算出する制御手段
    を有することを特徴とする画像記録装置。
  14. 【請求項14】 複数の記録素子が設けられた記録ヘッ
    ドを記録材と交差する方向に走査して、記録材に1行分
    ずつ画像を記録する画像記録装置において、 画像の記録が実行される記録部より記録材の搬送方向上
    流側のある地点における、記録材の有無を識別する第1
    の検知手段を配設し、 前記記録部と前記第1の検知手段との間のある地点にお
    ける記録材の有無を識別する第2の検知手段を配設し、 記録材が搬送され、前記第1の検知手段によって記録材
    が“有”から“無”と判別される時刻を第1の時刻と
    し、 前記第2の検知手段によって記録材が“無”から“有”
    と判別されてから、記録材が所定量s搬送された時刻を
    第2の時刻とし、 第2の時刻が第1の時刻より後であり、 前記第1の時刻と前記第2の時刻の間に、記録材が搬送
    された距離Pを認識する手段を持ち、 事前記第1の検知手段の検知位置と前記第2の検知手段
    の検知位置の間の距離Qと前記所定量sの和から、前記
    距離Pを減じて、記録材の搬送方向長さLを算出し、 X、N、a、bをそれぞれ、記録ヘッドの記録部全幅、
    記録ヘッドの記録部全幅での記録回数、先端の余白長
    さ、後端の余白長さ、と規定すると、 L−a−b≧X×Nを満たす最大の整数Nmax に対して L−a−b−X×Nmax で与えられる値をJとし、記録
    ヘッドに設けられた複数の記録素子の内、搬送方向の上
    流端からJ幅分の記録素子によって記録可能な画像を、
    記録材の先頭行に形成できる位置へ記録材を搬送する搬
    送手段を備えた、 ことを特徴とする画像記録装置。
  15. 【請求項15】 先頭行の画像記録後から最終行の画像
    記録までの間は、記録材を同量ずつ間欠的に搬送する搬
    送手段を備えたことを特徴とする請求項14に記載の画
    像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記搬送手段は、記録材に圧接し、か
    つ、周長が前記間欠的な搬送量に等しい搬送ローラを有
    することを特徴とする請求項15に記載の画像記録装
    置。
  17. 【請求項17】 対象記録材の内、搬送方向長さが最大
    である記録材の搬送方向長さをLmax とするとき、前記
    距離Qと前記距離sの和が、Lmax 以上であることを特
    徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
  18. 【請求項18】 Lmax =431.8mmであることを
    特徴とする請求項17に記載の画像記録装置。
  19. 【請求項19】 記録材が前記第2の時刻における位置
    から所定量t搬送された時刻を第3の時刻とし、 前記第1の時刻から前記第3の時刻までの間に、記録材
    が搬送された距離Rを認識する手段をもち、 前記第2の時刻が、前記第1の時刻より前であり、 前記距離Qと前記所定量sと前記所定量tの和から、前
    記距離Rを減じて、記録材の搬送方向長さLを算出す
    る、 ことを特徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
  20. 【請求項20】 複数の記録素子が設けられた記録ヘッ
    ドを記録材と交差する方向に走査して、記録材に1行分
    ずつ画像を記録する画像記録装置において、 記録材の搬送方向と直交する方向の長さWを識別する識
    別手段をもち、 対象となる記録材に、Wが等しくて搬送方向長さLが異
    なる記録材がn個(n:1以上の整数)含まれ、その複
    数の記録材のLを長い順からL1 、L2 、L3、…、Ln
    とし、 画像の記録が実行される記録部より搬送方向上流側のあ
    る地点における記録材の有無を識別する第2の検知手段
    を配設し、 前記第2の検知手段によって記録材が“無”から“有”
    と判別されてから記録材を所定量s搬送した時点におけ
    る記録材の先端辺の位置から、上流側にLk離れた地点
    K と、LK-1 離れた地点PK+1 (kは整数かつ1≦k
    ≦n)との間で、記録材の有無を識別する第1の検知手
    段を1個ずつ、合計でn個の第1の検知手段を配設する
    ことによって、 記録材の搬送方向長さLを算出し、 X、N、a、bをそれぞれ、記録ヘッドの記録幅、記録
    ヘッドの記録幅での記録回数、先端の余白長さ、後端の
    余白長さ、と規定すると、 L−a−b≧X×Nを満たす最大の整数Nnに対して L−a−b−X×Nmax で与えられる値をJとし、 記録ヘッドに設けられた複数の記録素子の内、搬送方向
    の上流端からJ幅分の記録素子によって記録可能な画像
    を、記録材の先頭行に記録できる位置へ、記録材を搬送
    する搬送手段を備えた、 ことを特徴とする画像記録装置。
  21. 【請求項21】 n=3であり、検知位置が地点P2と
    地点P3の間になるよう前記第1の検知手段を1個のみ
    配した、 ことを特徴とする請求項20に記載の画像記録装置。
  22. 【請求項22】 L2 とL3 に対するJをそれぞれJ
    2 、J3 とし、2つのJの小さい方をJmax とすると、
    記録材を所定量s搬送した後、 記録ヘッドに設けられた複数の記録素子の内、搬送方向
    の上流端からJ幅分の記録素子によって記録可能な画像
    を、記録材の先頭行に記録できる位置まで搬送方向長さ
    がL2 とL3 である記録材を搬送する、 ことを特徴とする請求項21に記載の画像記録装置。
  23. 【請求項23】 搬送方向と直交する方向の記録材の長
    さWを識別する識別手段をもつことを特徴とする請求項
    20に記載の画像記録装置。
  24. 【請求項24】 記録部に搬送されようとする記録材を
    積載しておく積載手段に、前記識別手段を配した、こと
    を特徴とする請求項23に記載の画像記録装置。
  25. 【請求項25】 前記識別手段として、記録材の搬送方
    向と平行な2つの辺に突き当てるスライド可能な部材を
    2つもち、前記部材間の間隔からWを識別することを特
    徴とする請求項24に記載の画像記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086823A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Brother Ind Ltd テープ印刷装置
JP2009286547A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
US7837321B2 (en) 2002-07-03 2010-11-23 Seiko Epson Corporation Recording method, recording apparatus and computer-readable storage medium
US8147022B2 (en) 2008-02-29 2012-04-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording system and recording method

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