JP3881583B2 - 媒体処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通帳と伝票の両方の媒体を処理する装置等、複数種類の媒体を処理する媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関で使用される通帳や伝票を処理(例えば印字処理)する媒体処理装置には、例えば特公平6−15254号公報に示されるものがある。この公報に示される装置においては、上段に配した伝票の挿入口と下段に配した通帳の挿入口とによりそれぞれ伝票と通帳が挿入され、挿入された通帳の磁気ストライプの読み取りを行った後、通帳を伝票の吸入の邪魔にならない位置に一旦退避させてから、伝票を吸入して伝票に印字を行う。次に印字の終了した伝票を排出し、退避させていた通帳を再度搬送してこれに印字を行い、さらに磁気ストライプへの書き込みを行って排出される。オペレータが輩出された伝票と通帳を抜き取ることにより処理を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような媒体処理装置には次のような問題があった。媒体処理装置では、上段の挿入口に伝票が挿入されるが、伝票の挿入方向の長さが長い場合には伝票の後端部が伝票挿入口から垂れ下がり、下段の通帳挿入口を覆ってしまうことがある。通帳挿入口がふさがれると、通帳の挿入操作が困難になる。また連続取引時には伝票が伝票挿入口から垂れ下がっていると次に処理する通帳を挿入する際の邪魔になるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、第1の媒体が取り込まれる第1挿入口を有し、第1の媒体を搬送する第1の媒体搬送路と、第2の媒体が取り込まれ、前記第1挿入口と上下段の関係を有する第2挿入口を有し、第2の媒体を搬送する第2の媒体搬送路と、第1の媒体搬送路と第2の媒体搬送路との合流部に接続し、第1の媒体又は第2の媒体を搬送する共通搬送路とを有する媒体処理装置において、第1の媒体と第2の媒体のいずれか一方の媒体が装置内に吸入されているときに第1の媒体と第2の媒体のうちの他方の媒体が前記第1挿入口又は前記第2挿入口に挿入された場合に、前記一方の媒体を前記他方の媒体の搬送範囲から退避させ、前記他方の媒体の必要とする搬送長を算出し、算出した搬送長に基づいて前記一方の媒体を複数の退避位置のいずれかに退避させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態の媒体処理装置の媒体挿入部を示す概略側面図、図2は実施の形態の媒体処理装置全体を示す概略側面図である。
【0006】
図1、図2において、媒体処理装置1は、第1の媒体である通帳2が挿入されて搬送される通帳搬送路7および第2の媒体である伝票3が挿入されて搬送される伝票搬送路10が形成され、通帳搬送路7が下段、伝票搬送路10が上段の関係に配設されている。通帳搬送路7には挿入口7bが設けられ、伝票搬送路10には挿入口10bが設けられている。通帳搬送路7を挟んでプレッシャローラ4及びフィードローラ5が対向して配設され、プレッシャローラ4はフィードローラ5とともに下側ガイド6aおよび上側ガイド6bに設けられた穴部から通帳搬送路7に突出可能に構成され、通帳挿入ステージ7aから挿入される通帳2を圧接、挟持する。伝票搬送路10を挟んでプレッシャローラ8及びフィードローラ9が対向して配設され、プレッシャローラ8はフィードローラ9とともに伝票搬送路10に突出可能に構成され、伝票挿入ステージ10aから挿入される伝票3を圧接、挟持する。
【0007】
通帳搬送路7を挟んで2対の検出センサSE1およびSE3が設けられ、また伝票搬送路10を挟んで1対の検出センサSE2が設けられている。通帳搬送路7と伝票搬送路10は合流部11で合流している。合流部11にはシャフト12aを中心に回動するブレード12が設けられている。ブレード12は図示しない駆動源により駆動され、通帳2または伝票3を共通搬送路13へ誘導するとともに、共通搬送路13から搬送されてくる通帳2または伝票3を通帳搬送路7または伝票搬送路10へ誘導する。装置1が待機状態のときは、ブレード12は図1に示す状態、即ち、通帳搬送路7と共通搬送路13が略一直線上に接続されている。
【0008】
通帳搬送路7の下方には磁気リードライト部14が設けられており、磁気リードライト部14は磁気ヘッドで構成され、通帳2に設けられた磁気ストライプの記録情報を処理する。共通搬送路13に沿って読取センサ15、印字ヘッド16、プラテン17および改頁部18が設けられている。読取センサ15は通帳2に設けられた頁マーク情報の読取処理を行う。印字ヘッド16は通帳2または伝票3に対して印字を行う。改頁部18は通帳2の印字頁に印字可能な行がなくなった場合に頁捲りを行う。
【0009】
通帳搬送路7にはフィードローラ5、プレッシャローラ4のほかに一対の搬送ローラ31、32が回転可能に設けられ、これらのフィードローラ5および搬送ローラ31は通帳ラインフィード(LF)モータ19により回転駆動される。伝票搬送路10上のフィードローラ9は伝票ラインフィード(LF)モータ20により回転駆動される。また共通搬送路13上には通帳2または伝票3を搬送する搬送ローラ33、34、35、36、37が回転可能に配設されている。これらの搬送ローラ33、34、35、36、37は共通ラインフィード(LF)モータ21により回転駆動される。
【0010】
図3は実施の形態の媒体処理装置の制御系を示すブロック図である。図3において、制御部26は装置1全体を制御し、ドライバ回路24および記憶部27が接続されている。ドライバ回路24は各機構部を駆動する回路で、上述の通帳LFモータ19、伝票LFモータ20、共通LFモータ21のほかに、通帳クランプマグネット(MG)22および伝票クランプマグネット(MG)23を駆動する。通帳LFモータ19、伝票LFモータ20、共通LFモータ21は、ステッピング駆動が可能なモータであり、1ステップで1/240インチ(0.10583mm)の搬送が可能である。なおフィードローラ5、9はそれぞれフィードシャフト5a、9aに固着され、同心度や外径寸法が厳密に製造、管理されており、通帳LFモータ19および伝票LFモータ20を制御することにより、通帳2および伝票3の搬送量を厳密に管理できる。
【0011】
通帳クランプマグネット(MG)22は、励磁されることによりプレッシャローラ4をフィードローラ5に圧接する。通帳クランプMG22の励磁が解除されると、図示しないスプリングの張力によりプレッシャローラ4はフィードローら5から離れ、上側ガイド6a内に退避する。伝票クランプマグネット(MG)23は、励磁されることによりプレッシャローラ8をフィードローラ9に圧接する。伝票クランプMG23の励磁が解除されると、図示しないスプリングの張力によりプレッシャローラ4はフィードローら5から離れる。
【0012】
記憶部27は各種の動作制御プログラムが格納されたROMやRAM等で構成されている。記憶部27にはアンプ回路25が接続され、アンプ回路25には上述の通帳挿入検出センサSE1、伝票挿入検出センサSE2、媒体位置検出センサSE3および共通搬送路13上に配置された媒体位置検出センサSE4がそれぞれ接続され、これらの各検出センサへの信号を増幅する。アンプ回路25は、制御部26が各信号を検知することにより制御部26からドライバ回路24に駆動指示が発信されるようにプログラムされている。各検出センサは、発光ダイオードと受光トランジスタを対向配置して構成された光学検出器から成り、媒体の搬送方向と直交する方向に光軸を透過させ、搬送される媒体が光軸を遮断することにより生じる受光トランジスタの出力変動により媒体の通過を検出する。
【0013】
次に実施の形態の動作を説明する。図4は実施の形態の動作を示すフローチャート、図5は実施の形態の動作を示す説明図である。ここでは媒体処理装置1が、伝票と通帳の両方の媒体を装置内に吸入してこれらの媒体に処理を行なう場合の動作を説明する。
【0014】
まず図5(a)に示すように、伝票3を伝票搬送路10の挿入口10bにセットする。伝票3の先端部が伝票挿入検出センサSE2により検出されると(ステップ1)、伝票クランプMG23が励磁されてプレッシャローラ8が伝票3をフィードローラ9に圧接する。次に制御部26は通帳2を挿入する旨のメッセージを図示しない表示部に表示する。それと同時に制御部26は伝票LFモータ20および共通LFモータ21を駆動して伝票3を装置内に吸入する(ステップ2)。伝票3は図5(b)に示す位置、即ち、読取センサ15を通り過ぎた位置まで搬送されて停止する。
【0015】
この状態で通帳2が通帳搬送路7の挿入口7bに挿入される。図5(a)に示す状態、即ち、伝票3が伝票搬送路10の挿入口10bにセットされただけの状態では、伝票3の後端部が図5(a)に示すように垂れ下がり、通帳搬送路7の挿入口7bを塞いでしまう。そこで通帳2を挿入する前に伝票3を共通搬送路13へ移動させることにより通帳2の挿入を可能にする。
【0016】
通帳2の挿入が通帳挿入検出センサSE1により検出されると(ステップ3)、通帳クランプMG22が励磁されてプレッシャローラ4が通帳2をフィードローラ5に圧接し、フィードローラ5を駆動して通帳2を図5(c)に示す所定の位置まで搬送する(ステップ4)。ここで制御部26は本装置1において通帳2に如何なる処理をするのかを判断して伝票3の退避位置を決定する。本実施の形態では、通帳2に対して行う処理により、伝票3を共通搬送路13のさらに奥側に退避させるか、あるいはそれができなければ伝票3をセット位置(図5(a)における伝票3のある位置で、以下、前退避位置という)に退避させるようにする。伝票3を共通搬送路13のさらに奥側に退避させることができるかどうかの判断は、伝票3を共通搬送路13のさらに奥側に搬送させた場合に伝票3が装置1から落下するかどうかの判断による。
【0017】
ステップ5において、制御部26は通帳2に対して行う処理が印字処理であるかどうか判断する。印字処理である場合、伝票3を共通搬送路13の奥側に退避させた状態で通帳2を印字位置まで搬送すると伝票3が装置1から落下するので、印字処理を行なう場合は伝票3は前退避位置に退避させる(ステップ6)。伝票3を共通搬送路13の奥側に退避させた状態で通帳2を印字位置まで搬送した場合に、伝票3が装置1から落下するかどうかは、印字に必要な通帳2の搬送距離と、伝票3を退避させるために必要な搬送距離と、伝票3の搬送前の位置と伝票3が落下する位置とから算出する。なお算出した結果にマージンを持たせて判断してもよい。
【0018】
次に一定距離以上のスキャンリードの処理を行うかどうか判断する(ステップ7)。伝票3を共通搬送路13の奥側に退避させた状態で一定距離以上のスキャンリードを行なうと、伝票3が装置1から落下するので、一定距離以上のスキャンリードを行なう場合は伝票3は前退避位置に退避させる(ステップ6)。伝票3を共通搬送路13の奥側に退避させた状態で一定距離以上のスキャンリードを行なった場合に、伝票3が装置1から落下するかどうかは、一定距離以上のスキャンリードに必要な通帳2の搬送距離と、伝票3を退避させるために必要な搬送距離と、伝票3の搬送前の位置と伝票3が落下する位置とから算出する。一定距離以下でスキャンリードを行なう場合は伝票3を前退避位置へ退避させず、ステップ8へ進む。
【0019】
ステップ8において、通帳2の磁気ストライプ(MS)のリード/ライトを行うかどうかを判断する。行なう場合は、通帳2の搬送方向の長さにより判断する(ステップ9)。処理する通帳2にはいくつかの種類があるが、種類によって通常規定の大きさを持ち、種類がわかれば制御部26には通帳2の搬送方向の長さが分かる。従って制御部26は、通帳2の搬送方向の長さが長いと判断した場合は、伝票3を前退避位置に退避させる(ステップ6)。通帳2の搬送方向の長さが短いと判断した場合は、伝票3を前退避位置へ退避させずに、図5(d)に示すように、通帳2の移動と同時に共通搬送路13をさらに奥側に退避させる(ステップ10)。
【0020】
またステップ8において通帳2の磁気ストライプ(MS)のリード/ライトを行わないと判断した場合は、その後ステップ10へ移動する。この場合は、一定距離以下のスキャンリードを行う。
【0021】
通帳2に対する処理が終了すると、図5(e)に示すように、通帳2を通帳搬送路7へ戻し、排出する。このとき同時に伝票3も最初に退避した位置(図5(b)に示す位置)まで戻す。もし伝票3を吸入したまま別の通帳を挿入して処理を行う業務を引き続き行なう場合は、伝票3を図5(b)に示す位置にした状態から再開する。
【0022】
ステップ6において伝票3を前退避位置へ退避させた場合は、その状態で通帳2を装置内へ吸入し、必要な処理を行い、処理が終了すると、通帳2を通帳搬送路7から排出する。
【0023】
本実施の形態においては、通帳2をセットする場合に伝票3を共通搬送路13へ退避させるので、通帳2のセットを楽に行うことができる。また通帳2に対する処理を行う場合に、処理に応じた通帳2の搬送距離によって伝票3を前退避させるか共通搬送路13の奥側へ退避させるかを判断し、共通搬送路13の奥側へ退避させても落下しない場合は奥側へ退避させているので、伝票3を前退避位置へ退避させたり、奥側へ退避させたりを繰り返す回数が少なくなるので、媒体処理装置としての処理能力が向上する。
【0024】
上記の実施の形態において、通帳2に印字処理を行なう場合は無条件で伝票3を前退避位置に退避させるようにしたが、通帳2の印字位置によって伝票3が落下しないでようであれば、共通搬送路13の奥側へ退避させるようにしてもよい。また、通帳2の搬送方向の長さを算定する場合、通帳2の種類で判断する場合だけでなく、検出センサを使用して実際に長さを測定するようにしてもよい。
【0025】
次に本実施の形態の変形例について説明する。図6は実施の形態の変形例を示す動作説明図である。この変形例は、上記実施の形態に対して、通帳2の処理を行なう場合に伝票3を通帳2に接近させるように動作させるようにしたものである。
【0026】
次の変形例の動作を図6にしたがって説明する。図6(a)乃至図6(c)は上述した図5(a)乃至図5(c)の動作と同様である。即ち、通帳2をセットする場合、伝票3を共通搬送路13に退避させ、通帳2がセットされると、通帳2を通帳搬送路7に吸入する。このとき伝票3は図6(c)に示すように、読取センサ15より右側(奥側)に位置している。
【0027】
図4のステップ10において、伝票3を前退避位置へ退避させずに、通帳2の移動と同時に共通搬送路13をさらに奥側に退避させる制御を行なう場合、制御部26は共通LFモータ21を駆動して、図6(d)に示すように、伝票3を合流部11方向へ搬送し、伝票3を通帳2に接近させる。伝票3の搬送距離は通帳2に接触しない限りで長くすることが望ましいが、伝票3と通帳2の間隔はあるマージンを持たせて適正な値に設定する。
【0028】
伝票3を通帳2に接近させた後、図6(e)に示すように、通帳2と伝票3を共通搬送路13を奥側へ搬送させる。通帳2に対する処理が終了すると、図6(f)に示すように、伝票3を元の位置まで搬送して停止するとともに、通帳2を通帳搬送路7から排出させる。
【0029】
伝票3を通帳2に接近させたことにより、通帳2と伝票3を同時に搬送する距離を長くすることができ、伝票3を前退避位置へ退避させる頻度を少なくすることができる。その結果、上記実施の形態に比較して更に媒体処理装置としての処理能力を向上させることができる。
【0030】
図7は通帳と伝票の同時搬送距離を示す動作説明図であり、図7(a)は上記実施の形態の場合を示し、図7(b)は変形例の場合を示す。図7において、点aは通帳2が通帳搬送路7上で待機しているときの通帳2の先頭部の位置を示し、点bは通帳2が単独で奥側へ移動する場合の最大移動可能位置を示し、点cは通帳2をセットする際に伝票3が共通搬送路13に退避したときの伝票3の後端部の位置を示し、点dは伝票3後端部がそこまで移動すると装置1から落下する位置を示し、点eは変形例において通帳2の処理を開始する前に伝票3を通帳2に接近させた場合の伝票3の後端部の位置を示す。
【0031】
図7(a)に示す上記実施の形態では、伝票3を共通搬送路13の奥側へ搬送できる最大距離は、点cから点dまでの距離(d−c)で、伝票3を装置1から落とさずに通帳2を移動できる範囲は、通帳搬送路7における搬送動作と共通搬送路13における搬送動作が別駆動の場合は通帳2をさらに点bまで事前に移動できるので、点bの位置から点cから点dまでの距離(d−c)を加えた範囲になる。通帳搬送路7における搬送動作と共通搬送路13における搬送動作が同時駆動の場合は、通帳2を移動できる範囲は点aの位置から点cから点dまでの距離(d−c)を加えた範囲になる。
【0032】
これに対して図7(b)に示す変形例の場合は、伝票3を共通搬送路13の奥側へ搬送できる最大距離は、点eから点dまでの距離(d−e)で、伝票3を装置1から落とさずに通帳2を移動できる範囲は、通帳搬送路7における搬送動作と共通搬送路13における搬送動作が別駆動の場合は通帳2をさらに点bまで事前に移動できるので、点bの位置から点eから点dまでの距離(d−e)を加えた範囲になり、通帳2の移動可能な範囲が上記実施の形態の場合よりも長くなる。また通帳搬送路7における搬送動作と共通搬送路13における搬送動作が同時駆動の場合は、通帳2を移動できる範囲は点aの位置から点eから点dまでの距離(d−e)を加えた範囲になり、この場合も通帳2の移動可能な範囲が長くなる。
【0033】
以上のように変形例においては、伝票3を共通搬送路13の奥側に退避させる場合に通帳2の移動可能距離を長くすることができるので、伝票3を前退避位置へ退避させる頻度がさらに少なくでき、処理能力が向上する。
【0034】
上記変形例においては、通帳2に対する処理を開始する前に伝票3を搬送して通帳2に接近させるようにしたが、これとは逆に通帳2を搬送して伝票3に接近させるようにしてもよい。
【0035】
なお上記実施の形態およびその変形例においては、伝票3が上段の挿入口10bから挿入され、通帳2が下段の挿入口7bから挿入される例で説明したが、通帳に対する処理を行なう場合に伝票をどこに退避させるかに関する限り、通帳を上段の挿入口から挿入し、伝票を下段の挿入口から挿入する装置であっても上記と同様に伝票の退避を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、通帳をセットする場合に伝票を共通搬送路へ退避させるので、通帳のセットを楽に行うことができる。また通帳に対する処理を行う場合に、処理に応じた通帳の搬送距離によって伝票を前退避させるか共通搬送路の奥側へ退避させるかを判断し、共通搬送路の奥側へ退避させても落下しない場合は奥側へ退避させているので、伝票を前退避位置へ退避させたり、奥側へ退避させたりを繰り返す回数が少なくなるので、媒体処理装置としての処理能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の媒体処理装置の媒体挿入部を示す概略側面図である。
【図2】実施の形態の媒体処理装置全体を示す概略側面図である。
【図3】実施の形態の媒体処理装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態の動作を示す説明図である。
【図6】実施の形態の変形例を示す動作説明図である。
【図7】通帳と伝票の同時搬送距離を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 媒体処理装置
2 通帳
3 伝票
7 通帳搬送路
10 伝票搬送路
11 合流部
13 共通搬送路
26 制御部
Claims (3)
- 第1の媒体が取り込まれる第1挿入口を有し、第1の媒体を搬送する第1の媒体搬送路と、
第2の媒体が取り込まれ、前記第1挿入口と上下段の関係を有する第2挿入口を有し、第2の媒体を搬送する第2の媒体搬送路と、
第1の媒体搬送路と第2の媒体搬送路との合流部に接続し、第1の媒体又は第2の媒体を搬送する共通搬送路と、
前記共通搬送路上に設けられた読取センサ部とを有する媒体処理装置において、
前記第1の媒体を前記共通搬送路に取り込んだ後、前記第2の媒体を前記第2挿入口から前記第2の搬送路に挿入して前記第2の媒体の搬送方向の長さを検出し、前記長さが所定の長さより短い場合は、前記第1の媒体を、前記共通搬送路上で前記第2の媒体の搬送範囲から退避させて前記第2の媒体を前記読取センサ部に搬送してデータの読取を行うことを特徴とする媒体処理装置。 - 第2の媒体の搬送範囲から第1の媒体が退避するときは、前記第1の媒体は前記共通搬送路の奥方向に向かって退避することを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
- 前記奥方向に退避した第1の媒体を前記第2の媒体に向かって接近させた後、再び前記奥方向に前記第1及び第2の媒体を共に搬送した後、前記第2の媒体を前記読取センサ部に位置づけデータの読取を行うことを特徴とする請求項2記載の媒体処理装置。
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