JP4092876B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通帳や帳票および伝票等の処理媒体に対して、所定の位置に処理を行う媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関で使用される通帳や伝票を処理(例えば印字)する媒体処理装置には特公平6−15254号公報に示すようなものがある。上段に配した伝票の挿入口と下段に配した通帳の挿入口よりそれぞれ伝票と通帳が挿入される、通帳を取込み磁気ストライプの読取りを行った後、通帳は伝票の吸入の邪魔にならない位置に一旦退避させてから、伝票を吸入して印字ヘッドにより印字する。次に印字の完了した伝票を排出し、退避していた通帳を再度吸入して印字して磁気ストライプの書込みが行われて排出される。オペレータは排出された伝票と通帳を抜き取ることにより処理が完了する。
【0003】
媒体処理装置による一部の取引において伝票1枚(集計票の場合など)に対して、複数枚の帳票(定期証書や定期積立カードなど)を処理する場合がある。本来であれば複数の取引として個別に処理すれば問題ないが、同じ伝票を複数回挿入して同様な処理を行うのは操作時間的かつ処理時間的に好ましくないので、「連続取引」として1処理(操作)を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような媒体処理装置には次のような問題があった。媒体処理装置では上段側に伝票が挿入されるが、その伝票の縦長さによっては伝票の後端が伝票の挿入ステージより垂れ下がり、下段側の帳票挿入口を覆ってしまうことがあり、帳票の挿入操作の邪魔になっていた。また、連続取引時に先にその伝票が退避(排出)されると次の帳票を挿入する際にも挿入操作の邪魔になるという問題があった。本発明はこのような問題に対してなされたものであり、装置を大型化することなく帳票の挿入操作性を悪化させない媒体処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の実施の形態では、挿入検出される第1の媒体を取込み内部に搬送可能な第1の媒体搬送路と、該第1の媒体搬送路の上段側に設けられ挿入ステージに沿って挿入され検出される第2の媒体を取込み、内部に搬送可能な第2の媒体搬送路と、第1の媒体搬送路と第2の媒体搬送路の合流部との先に処理部を有する共通搬送路を設けておき、交互に処理される第1,第2の媒体をそれぞれ第1,第2の媒体搬送路から排出可能な媒体処理装置において、第1の媒体の挿入検出前に第2の媒体挿入を検出したとき、本装置における許容最長媒体の後端と挿入ステージ端が略一致する位置、又は挿入された第2の媒体の後端が挿入検出部を通過した位置近傍の何れかの位置まで吸入する。第2の実施の形態では、同一処理(操作)内で少なくとも第1の媒体を複数枚処理するとき、第2の媒体の排出は2枚目の第1の媒体が挿入検出されるまで装置内で待機させる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の媒体処理装置の媒体挿入部を示す概略側面図で、図2は媒体処理装置全体を示す概略側面図である。また、図3は媒体処理装置の制御ブロック図である。
【0007】
1は媒体処理装置であり、第1の媒体である通帳2を下段に、第2の媒体である伝票3を上段側から挿入可能な構成である。4はプレッシャローラであり対向配置されているフィードローラ5と共に下側ガイド6a及び上側ガイド6bに設けられた穴部から第1の媒体搬送路(以後、通帳搬送路とする)7に突出可能に構成され、通帳挿入ステージ7aから挿入される通帳2を挟持,圧接可能になっている。8はプレッシャローラであり対向配置されているフィードローラ9と共に第2の媒体搬送路(以後、伝票搬送路とする)10に突出可能に構成され、伝票挿入ステージ10aに沿って挿入される伝票3を挟持,圧接可能になっている。
【0008】
通帳搬送路7の上段に設けられた伝票搬送路10は内部において合流している。その合流部11には、図示しない駆動源によりシャフト12aを中心に回動して、搬送される通帳2又は伝票3を共通搬送路13へと誘導するためのブレード12がある。なお、本実施の形態では図示するように待機状態では通帳搬送路7と共通搬送路13が接続されており、略一直線上になっている。
【0009】
14は挿入された通帳2に設けられた磁気ストライプの記録情報を処理する磁気ストライプリードライト部であり磁気ヘッド14a(図示せず)などで構成される。15は通帳2に設けられた頁マーク情報の読取処理などを行うページ・行読取センサである。16はフィードローラ5,9の回転により印字位置まで搬送された通帳2又は伝票3に対して印字を行うための印字ヘッドである。17は印字ヘッド16に対向配置されたプラテンである。18は改頁部であり、通帳2の印字頁に印字可能行がなくなった場合に頁捲りを行うためのものである。
【0010】
19は通帳LFモータ(LF:ラインフィード)であり、前述したフィードローラ5を回転させる動力源である。20は伝票LFモータであり、前述したフィードローラ9を回転させる動力源である。21は共通LFモータであり、共通搬送路13における媒体搬送の駆動源であり、通帳LFモータ19および伝票LFモータ20のいずれかと同期をとって駆動制御される。
【0011】
この通帳LFモータ19、伝票LFモータ20および共通LFモータ21はステッピング駆動が可能なモータ(ステッピングモータ)であり、1ステップで1/240インチ(0.10583mm)の搬送が可能なものとする。なお、以下の説明において通帳LFモータ19又は伝票LFモータ20の回転時には共通LFモータ21も同時に同方向に回転していることとして、共通LFモータ21の回転については記述を省略する。
【0012】
フィードローラ5,9はフィードシャフト5a,9aに固着され同心度や外径寸度が厳密に製造,管理されており通帳LFモータ19、伝票LFモータ20の回転量を制御することにより挟持した通帳2や伝票3の搬送量を管理できる。
【0013】
22は通帳クランプマグネットであり、励磁することによりフィードローラ5とプレッシャローラ4が圧接状態となる。通帳クランプマグネット22の励磁が停止されると図示しないスプリングの張力によりプレッシャローラ4はフィードローラ5から離れ、上側ガイド6bより上方に戻る。
【0014】
23は伝票クランプマグネットであり、フィードローラ9と対向して配置されているプレッシャローラ8とで伝票2を挟持するもので、細部は通帳側と同一であるので説明を省略する。第1の実施の形態においては、磁気ストライプリードライト部14、ページ・行読取センサ15、印字ヘッド16及びプラテン17等で構成される印字機構及び改頁部18などの詳細な説明も省略する。
【0015】
SE1は通帳挿入検出センサであり、発光ダイオードと受光トランジスタを対向配置し構成された光学検出器で通帳搬送路7と直交する方向に光軸を透過させてある。この光軸を通帳2が遮断することにより生じる受光トランジスタの出力変動を利用してON/OFF信号を得るものである。SE2は伝票挿入検出センサであり、図示するように伝票3の挿入を検出する光学検出器で、伝票搬送路10と直交する方向に光軸を透過させてある。この光軸を伝票3が遮断することにより生じる受光トランジスタの出力変動を利用してON/OFF信号を得ることができる。以下同様に位置検出センサSE3が通帳搬送路7に媒体位置検出センサセ4が共通搬送路13のプラテン17近傍の図示する位置に設けてある。
【0016】
24はドライバ回路であり前述した各モータ19,20,21及び各マグネット22,23の駆動回路である。25はアンプ回路で通帳挿入検出センサSE1や伝票挿入検出センサSE2等の増幅回路であり、制御部26が各信号を検知することにより制御部26からドライバ回路24に駆動指示が発信されるようにプログラムされている。また、27は各種の動作制御プログラムが格納されたROMやRAMなどで構成された記憶部である。
【0017】
以上説明した各部の他に、キーボード部や表示部及び電源部や上位装置との接続口であるインターフェース部等を有するが省略する。なお、本媒体処理装置で使用可能な媒体サイズ(縦寸法、横寸法)は、最小サイズが縦84mm,横105mmで、最大サイズは縦297mm,横210mm(A4版)として説明する。
【0018】
本発明の媒体処理装置における媒体処理動作を図4に示す動作フローチャートと図5に示す媒体位置図により説明する。なお、Sは動作ステップを示し、本実施の形態では通帳2の代りに帳票2aを処理することとして説明する。
【0019】
係員は図示せぬキーボード部から帳票/伝票処理を指示入力すると、制御部26は帳票2a,伝票3のセットを有効にする。続いて、通帳挿入ステージ7aから帳票2aが挿入されると、通帳挿入検出センサSE1がこれを検出する。また、伝票3が挿入されると伝票挿入検出センサSE2がこれを検出することになる(S1)。まず、伝票3が先に挿入された場合を説明する。
【0020】
図5(a)に示すように伝票3が挿入され、制御部26が伝票挿入検出センサSE2の検出信号を得ると、伝票クランプマグネット23を励磁してプレッシャローラ8を動作させて伝票3を挟持する(S2)。このクランプ動作後においても伝票挿入検出センサSE2がON状態を維持していたら次ステップに進むが、OFF状態となっていれば伝票クランプマグネット23の励磁を中止して、プレッシャローラ8を開放させステップS1に戻る。
【0021】
制御部26は記憶部27に記憶されている制御プログラムに従って、伝票LFモータ20の正回転を指示し、伝票3の吸入を開始する(S3)。なお、吸入に先立ってはブレード12を回動させて共通搬送路13への搬送ルートを構築しておく。この時の吸入動作は処理位置(印字位置など)に向って所定ステップ数の搬送量(K1)、即ち、図5(b)に示すように最大縦長さの伝票(本実施の形態例では297mm)の後端が伝票挿入ステージ10aの端部(図示におけるAで示す)に位置する量として設定されている(S4)。以上の動作により、少なくとも伝票3の後端は伝票挿入ステージ10a上まで引き上げられる。
【0022】
この吸入動作中に縦長さの短い伝票3は図5(c)に示すように所定の搬送量(K1)の吸入途中に伝票挿入検出センサSE2を通過してしまう場合がある(S5)。この時にはすでに伝票3の後端は伝票挿入ステージ10a上に存在していないので、これ以上吸入する必要はなくなっている。ここで制御部26は先に処理すべき媒体指示命令に従って処理順を判定する(S6)、伝票3の処理が先であれば搬送を中断することなく印字位置まで搬送する。印字位置制御に際しては伝票3の先端が媒体位置検出センサSE4を通過(ON)した時点よりの搬送ステップ数の管理で行われる。
【0023】
プラテン17まで搬送された伝票3に対して、印字ヘッド16による印字処理が行われる(S7)。ステップS6において、帳票2aの処理が先である場合には伝票3の搬送は中止され、図5(b),(c)に示す位置にて待機させる(S8)。
図5(d)に示すように帳票2aが挿入されると通帳挿入検出センサSE1がONし(S9)、制御部26はこの信号を受けて通帳クランプマグネット22を励磁させて帳票2aを挟持する(S10)。ここで帳票2aの吸入指示があると通帳LFモータ19を回転駆動して帳票2aを処理部まで吸入することになるが、伝票3が先行して吸入されているため帳票2aの処理に先立って、伝票3を伝票搬送路10まで退避させる(S11)。
【0024】
制御部26は伝票3が所定の排出位置まで搬送(退避)されると、直ちにブレード12を開放させて通帳搬送路7と共通搬送路13を結合させ通帳LFモータ19を回転駆動して帳票2aをプラテン17まで吸入する(S12)。図5(e)に示すようにプラテン17まで搬送された帳票2aに印字ヘッド16により印字処理が行われる(S13)。印字が終了した帳票2aは通帳LFモータ19を逆方向回転により排出され(S14)、通帳クランプマグネット22が消磁されることにより帳票2aは抜き取り可能となる。係員がこの帳票2aを抜き取ると通帳挿入検出センサSE1がOFFして帳票2aの処理が終了する。
【0025】
ステップS1において、通帳挿入検出センサSE1が先に帳票2aを検出した場合を説明する。なお、帳票2aと伝票3を同時に挿入することは無理な操作であり、現実的には不可能である。よって、この場合にはいずれにしても伝票3は「未挿入」と判断する。
【0026】
制御部26は通帳挿入検出センサSE1の検出信号を得ると、通帳クランプマグネット22を励磁してプレッシャローラ4を動作させて帳票2aを挟持する(S15)。このクランプ動作後においても通帳挿入検出センサSE1がON状態を維持していたら次ステップに進むが、OFF状態となっていれば通帳クランプマグネット22の消磁しプレッシャローラ4を開放するのは伝票側と同一である。
【0027】
ここで制御部26は先に処理すべき媒体指示命令に従って処理順を判定する(S16)、帳票2aの処理が先であれば通帳LFモータ19を回転駆動して帳票2aをプラテン17まで吸入する(S17)。印字位置制御に際しては帳票2aの先端が媒体位置検出センサSE4を通過(ON)した時点よりの搬送ステップ数の管理で行われるのは伝票印字と同一である(S18)。印字が終了した帳票2aは通帳LFモータ19の逆方向回転により排出され(S19)、通帳クランプマグネット22が消磁されることにより帳票2aは抜き取り可能となる。
ステップS16において、伝票3の処理が先であるとされたときには、前述したステップS17,18,19を行わずに帳票2aはプレッシャローラ4により挟持された状態のまま待機させる。
【0028】
次に制御部26は伝票挿入検出センサSE2の検出信号を得ると(S20)、伝票クランプマグネット23を励磁してプレッシャローラ8を動作させて伝票3を挟持する(S21)。続けて記憶部27に記憶されている制御プログラムに従って、まずブレード12を回動させて共通搬送路13への搬送ルートを構築してから伝票LFモータ20の正回転を指示し、伝票3の吸入を開始する(S22)。この時にはすでに帳票2aは処理済み(ステップS17〜S19)又はクランプ済み(ステップS15による)であるので例え最大縦長さの伝票(本実施の形態例では297mm)のであっても共通搬送路13には帳票2aが存在しないので問題ない。
【0029】
印字位置制御に際しては伝票3の先端が媒体位置検出センサSE4を通過(ON)した時点よりの搬送ステップ数の管理で行われ、プラテン17まで搬送して印字ヘッド16による印字処理が行われる(S23)。印字処理が終了した伝票3は伝票LFモータ20を逆方向に回転させ排出される(S24)。ここで帳票2aが未処理(先に伝票を処理した場合)の時には(S25)、ステップS12に移行して帳票2aの処理を行う。また帳票2aも伝票3も処理済みのときには伝票クランプマグネット23が消磁されることにより伝票3は抜き取り可能となり(S26)、全ての処理が終了する。
【0030】
印字部の配設位置によっては、先に吸入した伝票3を排出方向に搬送して印字を行わなければならない時がある。この状態では帳票2aの挿入セット性が悪いので印字後に先に吸入した位置までの再吸入により装置内への退避を行うこともできる。
【0031】
次に本発明の第2の実施の形態として応用例の説明を行う。第1の実施の形態のでは伝票及び帳票は各1枚での処理について説明したが、第2の実施の形態では、前述した「連続取引時」に帳票の複数枚処理を行う動作についてのである。図6は本発明の第2の実施の形態の動作フローチャートであり、図7はその動作工程における媒体位置図である。これらの図を用いて説明するが媒体処理装置としては第1の実施の形態で説明したものと同一である。
【0032】
本処理の概要であるが、例えば毎月所定の金額を積み立てる取引において、渉外員が金銭とともに顧客から預った定期積立証書に金銭の受領処理(印字等)を行うもので、この時に複数の定期積立証書(以後、定積カード2bとする)に対応して単一の伝票に印字(例えば、集計票への印字)する場合である。
【0033】
定積処理モードにおいて、係員が通帳挿入ステージ7aから第1の定積カード2bを挿入すると、この第1の定積カード2bを磁気ストライプリードライト部14まで搬送しする。磁気ストライプリードライト部14では第1の定積カード2bの裏面に設けられた磁気ストライプ(図示せず)から磁気記録情報の読取りを行う。この読取りにより顧客の氏名を始め積立金額等の情報が得られる。磁気記録情報の読取りが行われると、その情報は図示せぬ上位装置に送信されて種々の確認が行われ、印字行情報(例えば3月分の入金処理であれば3月度の受領欄への印字)が返信されてくる。続けて、制御部26は通帳LFモータ19を回転駆動により印字行位置がプラテン17に達するまで搬送させて、印字ヘッド16により印字処理(月日や金額などの印字)が行われることになる。
【0034】
伝票3が挿入されると伝票挿入検出センサSE2がこれを検出することになる。まず、制御部26はこの検出信号を受けて伝票クランプマグネット23を励磁させて伝票3を挟持する。制御部26が伝票吸入指示を発信すれば、第1の定積カード2bを通帳搬送路5内のブレード12が動作しても触れない通帳退避位置まで搬送して待機状態に入る。そして、ブレード12を切換えて、伝票LFモータ20を駆動させて所定の印字行まで吸入搬送した伝票3に対して印字処理を行う。印字が終了すると伝票3はその位置にて待機させておく。
【0035】
以降を図6のフローチャートに従って説明する。図7(a)に示すように通帳搬送路7で待機状態にある第1の定積カード2bを処理完了として排出する(S31)。制御部26は通帳挿入検出センサSE1がOFFし所定時間経過(例えば500ms程度)後に同センサSE1がON信号を発生したら第2の定積カード2bが挿入されたと判断する(S32)。通帳挿入検出センサSE1のON信号を受けて、図7(b)に示すように第2の定積カード2bをプレッシャローラ4で挟持する(S33)。続けて伝票LFモータ20を制御して装置内部にある伝票3を退避位置まで搬送する(S34)。制御部26は図7(c)に示すように伝票3が所定の退避位置まで搬送されると、ブレード12を開放させて通帳搬送路7と共通搬送路13を結合させる。
【0036】
第2の定積カード2bが挿入されると図7(d)に示すように第1の定積カード2b同様に処理が行われる(S35)。印字が行われると第2の定積カード2bは排出され、続いて図7(e)に示すように伝票搬送路10に退避している伝票3を再吸入して印字することになる(S36)。なお、第2の定積カード2bに対応する伝票3の印字行位置は言うまでもなく第1の定積カード2bに対する印字行と重ならない位置(一般的には次の印字行)となる。次ステップS37において第3の定積カード2bの処理が有る場合にはステップS32に戻る。ステップS37において第3の定積カード2bの処理が不要であれば伝票3を排出しプレッシャローラ8による挟持を解除することにより処理が終了する(S38)。
【0037】
以上の説明で定積カード2bは磁気記録情報の読取りのみ行うこととしたが、これに限定されるものではなく、待機動作時に磁気記録情報の更新を行うことも可能であることは言うまでもない。更に連続処理可能な定積カード2bの枚数は伝票3の印字可能行数等の制約から20〜50枚程度が多いが、伝票3の印字行が無くなったら新しい伝票3の挿入(伝票繰越し)を行わせれば原則として無限回続けることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように第2の媒体が挿入されるとその第2の媒体の後端が伝票挿入ステージの端部に達するまで搬送される。よって、縦長さの長い第2の媒体であっても通帳挿入ステージを隠すことがなくなり第1の媒体挿入が容易になる。また、連続取引においては下側に挿入される第1の媒体の抜き取りが行われ、次の第1の媒体が挿入されるまで第2の媒体が排出(待機位置までの搬送)されてこないので、次の第1の媒体のセット性を悪化させないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体処理装置の媒体挿入部を示す概略側面図である。
【図2】本発明の媒体処理装置全体を示す概略側面図である。
【図3】本発明の媒体処理装置の制御ブロック図である。
【図4】本発明の動作フローチャートである。
【図5】本発明の媒体位置図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作フローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における媒体位置図である。
【符号の説明】
1 媒体処理装置
2 第1の媒体(通帳)
2a 第1の媒体(帳票)
2b 第1の媒体(定積カード)
3 第2の媒体(伝票)
7 第1の媒体搬送路(通帳搬送路)
7a 通帳挿入ステージ
10 第2の媒体搬送路(伝票搬送路)
10a 伝票挿入ステージ
11 合流部
13 共通搬送路
19 通帳LFモータ
20 伝票LFモータ
21 共通LFモータ
22 通帳クランプマグネット
23 伝票クランプマグネット
SE1 通帳挿入検出センサ
SE2 伝票挿入検出センサ

Claims (3)

  1. 挿入検出される第1の媒体を取込み、内部に搬送可能な第1の媒体搬送路と、
    該第1の媒体搬送路の上段側に設けられ、挿入ステージに沿って挿入され検出される第2の媒体を取込み、内部に搬送可能な第2の媒体搬送路と、
    前記第1の媒体搬送路と前記第2の媒体搬送路の合流部との先に処理部を有する共通搬送路を設けておき、交互に処理される前記第1,第2の媒体をそれぞれ第1,第2の媒体搬送路から排出可能な媒体処理装置において、
    前記第1,第2の媒体を処理する際に、前記第1の媒体の挿入検出前に前記第2の媒体挿入を検出したとき、該第2の媒体を前記第1の媒体の挿入操作の邪魔にならない位置まで吸入することを特徴とする媒体処理装置。
  2. 請求項1記載の媒体処理装置において、
    前記第1の媒体の挿入操作の邪魔にならない位置とは、本装置における許容最長媒体の後端と前記挿入ステージ端が略一致する位置、又は挿入された前記第2の媒体の後端が前記挿入検出部を通過した位置近傍の何れか一方とする媒体処理装置。
  3. 請求項1記載の媒体処理装置において、
    同一処理内で少なくとも前記第1の媒体を複数枚処理するとき、前記第2の媒体の排出は前記第1の媒体の挿入検出が行われるまで装置内部で待機させる媒体処理装置。
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