JPH07329381A - 媒体の引き寄せ機構 - Google Patents

媒体の引き寄せ機構

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JPH07329381A
JPH07329381A JP12644994A JP12644994A JPH07329381A JP H07329381 A JPH07329381 A JP H07329381A JP 12644994 A JP12644994 A JP 12644994A JP 12644994 A JP12644994 A JP 12644994A JP H07329381 A JPH07329381 A JP H07329381A
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JP
Japan
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medium
roller
pulling
outer peripheral
attraction
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Pending
Application number
JP12644994A
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English (en)
Inventor
Makoto Sarutani
誠 猿谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛度の差がある通帳から伝票までを基準端ま
で引き寄せ可能な媒体の引き寄せ機構を提供する。 【構成】 単一のソレノイド23で媒体24の表面側よ
り引き寄せローラ22を降下させると共に、同時に裏面
側よりプレスローラ28を上昇させて、搬送路上の媒体
24を挟持する。モータ21を回転駆動し、引き寄せロ
ーラ22を回転させることにより基準面11まで媒体2
4を引き寄せる。引き寄せローラ22には凸部を有し、
対向しているプレスローラ28には凹部が設けられてお
り、剛度の低い媒体24は挟持部が波形に変形させられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置等における印
字媒体等を基準部に引き寄せる媒体の引き寄せ機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より金融機関等で使用される通帳や
磁気カード等の媒体に磁気記録用ヘッドによる磁気情報
の書込みや印字ヘッドによる印字を行ったり、又は、こ
れらの媒体に磁気記録されている情報を読み取ったりす
る場合には、まず媒体を基準部に引き寄せることが必要
とされている。このような媒体の引き寄せ機構として
は、例えば実開昭62−86354号公報に開示される
ものがある。前記公報によれば、引き寄せローラの回転
軸線は媒体の搬送方向に対して、平行に構築されている
ので、所定の引き寄せ位置まで搬送ローラにより搬送
後、引き寄せローラを圧接し、続けて前記搬送ローラの
圧接を解除してから引き寄せローラを回転させると、媒
体は搬送方向と直角方向、すなわち媒体突当て基準部に
引き寄せられるようになっている。この時の引き寄せロ
ーラの回転量は種々の媒体が基準部まで引き寄せられる
までに十分な量で一般的には3〜7mm程度に設定され
る。なお、基準部までの離れ量が前記引き寄せ量より少
ない場合(一般的)には、媒体側面が基準部に衝突後、
引き寄せローラが紙面上をスリップ(空転)するような
圧接力に設定される。媒体の引き寄せが完了したことを
センサ等で確認後、搬送ローラで媒体を挟持圧接した
後、引き寄せローラの圧接を解除する。次に搬送ローラ
を回転させて印字部等の次処理部に媒体が搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記圧
接力の関係から引き寄せできる媒体種は限定されてしま
うことになる。つまり、この構成では通帳に代表される
ような冊子状のものから伝票類のような単紙(連量40
〜55Kg程度)までを確実に引き寄せる場合におい
て、綴じ部より開いて搬送された通帳の側面が媒体突当
て基準部に密着するような圧接力、すなわち通帳におい
て基準部に衝突するまではスリップが発生しない圧接力
を設定すると、伝票のように剛度の低い媒体では引き寄
せ時にスリップの発生より先に、媒体自身にめくれや折
れが生じてしまい、次処理部への搬送時にジャムとなっ
たり、印字ずれ等の問題が発生してしまうため、伝票等
は引き寄せできないというものであった。また、伝票等
を安全に引き寄せるような圧接力に設定すると通帳では
引き寄せ不完全となり、印字位置ずれ及び磁気情報の読
み取り不良や磁気記録位置ずれなどの問題が発生するも
のであった。本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、伝票等の剛度の低い媒体においては、
部分的に剛度を増加して引き寄せることができる媒体の
引き寄せ機構を提供することを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は前記の問題点を
解決するために、媒体突当て基準部を側面に有する媒体
搬送路と、媒体の搬送方向と平行な回転軸を有する引き
寄せローラを媒体に対して接離自在に設けると共に、そ
の引き寄せローラを媒体に圧接後、回転することにより
媒体の側端部を前述媒体突当て基準部まで引き寄せる媒
体の引き寄せ機構において、前記引き寄せローラの外周
部に摩擦部材を有する凸部を形成し、外周部には引き寄
せローラの凸部よりやや幅広の凹部を1ヶ所以上有する
プレスローラを前述ローラと対向して設けたものであ
る。上述した構成を有する本発明は、図2に示すように
伝票等の剛度の低い媒体を基準部まで引き寄せる際に引
き寄せローラとプレスローラの挟持により挟持部を波形
に変形させることが可能になり、引き寄せ動作を実行し
ても部分的に剛度が強化されるので折れやカールが発生
しないため、搬送ジャムや印字ずれ等を防止できる。
【0005】
【実施例】以下図面に従って本発明の実施例について説
明する。図1は本発明の実施例の引き寄せ機構の動作状
態を示す正面図であり、図2は本発明の実施例の引き寄
せ機構の概念を示す説明図である。また、図3は本発明
の実施例の引き寄せ機構を示す平面図で、図4は図3の
正面図であり静止状態を示している、図5は本発明の実
施例の引き寄せ機構の動作状態を示す側面図である。な
お、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
【0006】図において、22は引き寄せローラで外周
部に摩擦部材を有し、本実施例では3ヶ所の凸部と該凸
部の間に2ヶ所凹部で形成されていて、その外周面には
回転軸と平行な方向に複数の溝22aを有している。該
引き寄せローラ22は回転軸20に回転可能に支持され
ると共に、ギャ部22bを有し、ローラ支持金具19の
一端に軸支され、ローラ支持金具19の他端にはモータ
21のモータ軸が遊嵌されており、該他端は下方まで延
在している延在部19aを有している。更にモータ軸に
はモータギャ21aが固着され、このモータギャ21a
にはアイドルギャ25a、及びアイドルギャ25bが順
に噛み合い、前記ギャ部22aと噛み合うことにより、
モータ21の回転が引き寄せローラ22に伝達されるよ
うに構成される。
【0007】アイドルギャ25aおよびアイドルギャ2
5bはローラ支持金具19に固着されたスタッド19b
およびスタッド19cにより回転可能に支持されてお
り、スタッド19bの先端にはプレススプリング26が
図示せぬフレーム等との間に架設されており、前記モー
タ軸を回転中心としてローラ支持金具19を右回転(時
計方向)するように常時作用している。27はモータブ
ラケットでありモータ21を支持するもので、図示しな
いフレームに固定されると共に、後述するソレノイド2
3やローラアーム30をも支持している。
【0008】28はプレスローラであり、回転軸29に
よりローラアーム30の先端部に取り付けられ、図5に
示すように引き寄せローラ22の凸部に対向して、この
凸部よりやや幅広の凹部を有している。該ローラアーム
30は図5に示すようにU字形を形成し前記モータフレ
ーム27に固着されたポスト27aにより回転可能に支
持されている。ローラアーム30の他端はローラ支持金
具19の延在部19aと接触可能なシャフト31が貫通
しており、その中央部にはリンク32が遊嵌されてい
る。該リンク32はソレノイド23と係合している。3
3はソレノイド23の動作量を規制するストッパであ
り、34はローラアーム30の一部より図示しない固定
フレーム間に設けられたリセットスプリングであり、ソ
レノイド23の消磁状態ではローラアーム30を右回転
(時計方向)するよう常時作用している。
【0009】リセットスプリング34の張力はプレスス
プリング26によるローラ支持金具19の右回転力を阻
止できるように設定してあることはいうまでもない。よ
ってソレノイド23の消磁状態では延在部19aとシャ
フト31が接触することによりローラ支持金具19が制
止されている。10は媒体セット台であり、11は媒体
突当て基準部でアッパガイド10aと媒体セット台10
とで媒体24の搬送時の上下位置を規制しているもので
ある。10bは媒体セット台10に設けられた角穴であ
り、前記プレスローラ28をソレノイド23の励磁によ
り媒体搬送路に突出させる際の逃げ穴であり、10cも
同様にアッパガイド10aに設けられた角穴であり引き
寄せローラ22用の逃げ穴である。図4に示すようにソ
レノイド23の消磁状態では、引き寄せローラ22とプ
レスローラ28は角穴10b及び角穴10cより退避し
た位置に静止している。
【0010】以上の構成における作用について説明す
る。図示しない搬送手段にて媒体24をあらかじめ定め
られた引き寄せ位置で停止させ、搬送手段による媒体保
持を一時開放してからソレノイド23を励磁すると、リ
ンク32を介してローラアーム30がリセットスプリン
グ34の張力に抗して左回転しプレスローラ28が角穴
10bより媒体セット台10上に外周面の一部が突出す
る。一方、シャフト31も左方向に回動すると、ローラ
支持金具19の延在部19aも追随してモータ軸を中心
にプレススプリング26の張力により降下してアッパガ
イド10aの角穴10cより媒体搬送路に突出して媒体
24をプレスローラ28とで挟持する。この挟持により
伝票等の剛度の低い媒体では図2に示すように波状の変
形が発生する。なお、通帳等の冊子類では剛度が高いた
め変形は発生しない。
【0011】次にモータ21を図1に示す矢印A方向に
回転駆動すると、引き寄せローラ22が矢印B方向に回
転され、プレスローラ28とで挟持した媒体24が矢印
C方向に搬送開始され、媒体突当て基準部11に接触し
たことを図示しない検出器により検出するまで動作す
る。媒体24が媒体突当て基準部11に接触したことが
確認されたら、モータ21の回転を停止すると共に媒体
搬送時の保持手段を動作させてからソレノイド23を消
磁するとリセットスプリング34の張力によりプレスロ
ーラ28は媒体セット台10より降下し退避する。一
方、シャフト31が延在部19aと接触し、更にプレス
スプリング26の張力に打ち勝ってローラ支持金具19
を左回転させて、先端の引き寄せローラ22をアッパガ
イド10aより上方に退避させる。これにより媒体24
は開放され次処理部に搬送可能になる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、媒体突当
て基準部を側面に有する媒体搬送路と、媒体の搬送方向
と平行な回転軸を有する引き寄せローラを媒体に対して
接離自在に設けると共に、その引き寄せローラを媒体に
圧接後、回転することにより媒体の側端部を前述媒体突
当て基準部まで引き寄せる媒体の引き寄せ機構におい
て、前記引き寄せローラの外周部に摩擦部材を有する凸
部を形成し、外周部には引き寄せローラの凸部よりやや
幅広の凹部を1ヶ所以上有するプレスローラを、該引き
寄せローラと対向して設けて、媒体を挟持するため剛度
の低い媒体に対しては部分的に剛度を強化させて確実に
引き寄せることが可能となる。また前記引き寄せローラ
と前記プレスローラは同一の駆動源で媒体搬送路に突出
し、および該媒体搬送路より退避可能に構成したことか
ら、簡単な構造で複雑な制御が不要となると言う効果も
ある。
【0013】また、引き寄せローラの外周面には回転軸
と平行な方向に複数の溝を設けることにより、媒体紙面
に対しての喰い付きをより確実にすることができると言
う効果もある。更に、通帳のような媒体では波形に変形
はしないが、通帳自身での剛度が高いため引き寄せに対
して何らの問題もなく、使用される媒体の種類によって
凹凸幅や深さを設定し、更にプレスローラの圧力を決定
すればよい。また本発明の実施例ではプレスローラには
回転動力を与えていないが、動力を与えてもよいことは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の引き寄せ機構の動作状態を示
す正面図である。
【図2】本発明の実施例の引き寄せ機構の概念を示す説
明図である。
【図3】本発明の実施例の引き寄せ機構を示す平面図で
ある。
【図4】本発明の実施例の引き寄せ機構を示す正面図で
ある。
【図5】本発明の実施例の引き寄せ機構の動作状態を示
す側面図である。
【図6】従来の引き寄せ機構の動作状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 媒体セット台 10a アッパガイド 10b 角穴 10c 角穴 11 媒体突当て基準部 19 ローラ支持金具 19a 延在部 21 モータ 21a モータギャ 22 引き寄せローラ 22b 溝 23 ソレノイド 24 媒体 26 プレススプリング 27 モータブラケット 28 プレスローラ 30 ローラアーム 31 シャフト 34 リセットスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体突当て基準部を側面に有する媒体搬
    送路と、媒体の搬送方向と平行な回転軸を有するローラ
    を媒体に対して接離自在に設けると共に、該ローラを媒
    体に圧接後、回転することにより該媒体の側端部を前記
    媒体突当て基準部まで引き寄せる媒体の引き寄せ機構に
    おいて、 前記ローラの外周部には摩擦部材を有する凸部を形成
    し、 外周部には前記凸部よりやや幅広の凹部を1ヶ所以上有
    するプレスローラとを前記ローラと対向して設けると共
    に、 前記ローラと前記プレスローラは同一駆動源で媒体搬送
    路に突出され、前記媒体を挟持および該媒体搬送路より
    退避可能な構成にしたことを特徴とする媒体の引き寄せ
    機構。
  2. 【請求項2】 前記ローラの外周面には回転軸と平行な
    方向に複数の溝を有することを特徴とする請求項1記載
    の媒体の引き寄せ機構。
JP12644994A 1994-06-08 1994-06-08 媒体の引き寄せ機構 Pending JPH07329381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12644994A JPH07329381A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 媒体の引き寄せ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12644994A JPH07329381A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 媒体の引き寄せ機構

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JPH07329381A true JPH07329381A (ja) 1995-12-19

Family

ID=14935497

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JP12644994A Pending JPH07329381A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 媒体の引き寄せ機構

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JP (1) JPH07329381A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076919A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体幅寄せ機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076919A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体幅寄せ機構

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