JP3987776B2 - 取引用媒体における情報記録位置の検出 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通帳その他の取引用媒体を取り扱う取引用媒体取扱装置に関し、詳しくは複数種類の取引用媒体から情報を読み取り可能な取引用媒体取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等でユーザに対する入出金に現金自動取引装置(以下、ATMという)が使用されている。通帳を利用する取引では、ATMは、通帳に付された磁気ストライプから必要な情報を読み取る。通帳に付された磁気ストライプの位置は、金融機関によって異なることがある。近年では、金融機関の合併、提携が進んでいるため、磁気ストライプの位置が異なる複数種類の通帳が取扱可能なATMが要望されている。
【0003】
複数種類の通帳からの情報の読み取りに関する技術として、例えば、特開平8−7206号公報記載の技術が挙げられる。この技術では、磁気ヘッドの向きを90度回転可能な機構を設けることにより、通帳の搬送方向に沿って貼り付けられた縦型の磁気ストライプの読み取り、搬送方向に直交する方向に貼り付けられた横型の磁気ストライプの読み取りを実現する。挿入された通帳の磁気ストライプの方向は、情報の読み取り前に磁気ヘッドをスキャンすることによって判断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、横型の磁気ストライプについて位置を検出するためのスキャンと、縦型の磁気ストライプについて位置を検出するためのスキャンの2つを行う必要があり、横型/縦型の判別に時間を要していた。また、磁気ストライプの貼付位置が比較的近い2種類の横型または縦型の通帳を判別する場合、通帳搬送時の位置誤差によって、誤って判別されることもあった。
【0005】
これらの課題は、通帳に限らず、情報の記録位置、記録方向が異なる複数種類の取引用媒体を扱う場合に同様に生じうる課題である。また、磁気ストライプに限らず、不可視的に情報が記録されている場合に共通の課題である。本発明は、これらの課題を解決し、取引用媒体の取扱装置において、情報の記録位置、記録方向を短時間で判別すること、および判別の精度を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明では、複数種類の取引用媒体を取り扱う取引用媒体取扱装置において、次の構成を適用した。取引用媒体は、金融機関等での取引に使用される媒体であり、例えば、通帳、キャッシュカード、振込カード、その他認証カードなどが含まれる。本発明の取扱対象となる取引用媒体には、磁気的、光学的方法等によって不可視的に情報が記録されるとともに、種類によって情報の記録位置および記録方向が異なっている。
【0007】
本発明の第1の取引用媒体取扱装置では、情報を読み取るための読取ヘッドと、取引用媒体に対して相対的に読取ヘッドをスキャンさせるスキャン機構とを有する。スキャン機構は、取扱対象となる取引用媒体の各記録位置の少なくとも一部を通過するとともに、いずれの記録方向に対しても交差する方向に、スキャン可能である。かかる機構により、取引用媒体を読取ヘッドでスキャンし、スキャン時における読取ヘッドの出力に基づき、取引用媒体の種類を認識する。こうすることにより、一度のスキャンで情報の記録位置および記録方向を判別することができるため、判別の処理時間を短縮することができる。
【0008】
第1の取引用媒体取扱装置において、スキャン機構は、取引用媒体を搬送する搬送機構と、読取ヘッドを搬送の方向と交差する方向に取引用媒体に対して相対的に移動させる移動機構と、搬送機構および移動機構を併せて駆動してスキャンを実現するスキャン制御部とを備える構成としてもよい。スキャン専用の機構を設けるまでなく、本発明におけるスキャンを実現することができる。
【0009】
第1の取引用媒体取扱装置において、スキャン機構は、読取ヘッドを一方向に連続的に移動させる機構としてもよいし、移動方向をスキャン中に切り換える機構としてもよい。スキャン機構が、上述した搬送機構と移動機構を備える場合には、両者を同時に駆動することにより、搬送方向に対して斜め方向に連続的にスキャンすることができる。搬送機構と移動機構とを交互に駆動したり、いずれか一方のみを間欠的に駆動したりすることにより、読取ヘッドを階段状にスキャンすることができる。連続的なスキャンによれば、処理時間の短縮を図ることができる。移動方向の切り換えを伴うスキャンによれば、取引用媒体の部位に応じて、情報の記録位置を検出するのに適した方向にスキャン方向を切り換えることができ、検出の精度を向上することができる。
【0010】
取引用媒体の種類の判別は、種々の方法を採ることができる。例えば、スキャン開始から、読取ヘッドの出力が得られるまでの時間および移動距離の少なくとも一方を、取引用媒体の種類と対応づけて予め用意しておき、これを参照して種類の判別を行う方法をとってもよい。
【0011】
読取ヘッドには、磁気ヘッドなど指向性がある場合がある。指向性を有する読取ヘッドを利用する場合には、例えば、ヘッドの出力の大きさに基づいて、情報の記録方向を判断してもよい。スキャンの方向は情報の記録方向と交差しているから、情報の記録方向に応じて読取ヘッドの感度、ひいてはその出力に差違が生じるため、出力の大きさに基づいて情報の記録方向を判断することができる。こうすれば、情報の記録位置だけでなく、情報の記録方向も併せて、精度良く取引用媒体の種類を判別することが可能となる。
【0012】
スキャンの方向は情報の記録方向と交差しているから、指向性がある読取ヘッドの感度によっては、情報の記録位置を検出できないおそれもある。かかる場合に備えて、一度目のスキャンで情報の記録位置が検出できなかった場合には、感度が高くなる方向が変わるように読取ヘッドを回転させ、再度スキャンを行うようにしてもよい。この場合、読取ヘッドは、90度回転させることが好ましい。
【0013】
指向性がある読取ヘッドの場合、スキャンの方向に沿う方向の感度が高くなるよう、予め読取ヘッドを回転させてスキャンしてもよい。例えば、搬送機構と移動機構を同時に駆動して、搬送方向に対して斜め方向にスキャンする場合には、読取ヘッドを同じく斜め方向に向けておくことが好ましい。こうすることにより、一度のスキャンで情報の記録位置を検出できる可能性が向上する。
【0014】
また、感度が高くなる方向が異なるように配置された複数の読取ヘッドを備えたキャリッジを用いてスキャンしてもよい。一例として、搬送方向の感度が高くなるように設置された読取ヘッドと、移動機構による移動方向の感度が高くなるように設置された読取ヘッドとを用いることができる。両読取ヘッドの向きは、90度ずれていることが好ましい。こうすることにより、一度のスキャンで情報の記録位置を検出できる可能性が向上する。
【0015】
本発明の第2の取引用媒体取扱装置では、情報を読み取るために、各記録位置に対応して複数の読取ヘッドを設ける。この複数の読取ヘッドで、取引用媒体上の情報の記録位置をスキャンし、スキャン時における複数の読取ヘッドの出力に基づいて、取引用媒体の種類を認識する。取引用媒体の種類に応じて、情報の記録位置に対応した読取ヘッドのみから出力が得られるため、種類を判別することができる。こうすれば、複数の読取ヘッドを併用することにより、判別の処理時間を短縮することができる。
【0016】
第2の取引用媒体取扱装置では、各記録位置に対応して読取ヘッドが設けられているため、各読取ヘッドは、情報の記録位置のスキャンのみならず、記録された情報自体の読み取りを併せて行ってもよい。こうすれば、種類の判別を行った後、改めて情報の読み取りを行う必要がなくなるため、処理の短縮を図ることができる。
【0017】
第2の取引用媒体取扱装置において、取引用媒体の搬送機構を備える場合、搬送方向に沿って情報が記録されている取引用媒体を取扱対象とすることが好ましい。この場合には、搬送方向に交差する方向に、複数の読取ヘッドを固定しておけば足りるため、取り付けが容易となる利点がある。
【0018】
この場合、各読取ヘッドを、取引用媒体の往搬送時に情報の読み取りを行う往グループと、復搬送時に情報の読み取りを行う復グループとに分けても良い。多数の読取ヘッドからの出力の処理に時間を要する場合には、このように2つのグループに分けることにより、処理の負荷を軽減することができる。読取ヘッドの数は、復グループの方を、往グループよりも少なくすることが好ましい。こうすることにより、往搬送時に取引用媒体の種類を判別できる可能性が高くなり、復搬送を省略して処理時間の短縮を図ることができる。
【0019】
本発明の第3の取引用媒体取扱装置では、情報を読み取るための読取ヘッドを用いて、それぞれの記録位置に関し、その少なくとも一部の情報を読み取る。そして、情報を読み取ることができた位置、および読み取られた情報の双方に基づいて、取引用媒体の種類を認識する。種類が異なる取引用媒体では、通常、記録されている情報の内容およびフォーマットが異なっているため、情報の読み取り位置だけでなく、読み取られた情報を考慮することにより、種類を精度良く判別することが可能となる。
【0020】
取引用媒体の種類は、例えば、情報の記録内容または記録フォーマットと種類とを対応づけたテーブルを予め用意し、これを参照して判別することができる。テーブルの参照を容易にするため、各記録位置からの情報の読み取りは、一定であることが好ましい。
【0021】
第3の取引用媒体取扱装置では、少なくとも一部の情報を読み取ることができるように読取ヘッドをスキャンする必要がある。かかるスキャンとしては、先に説明したように、読取ヘッドを階段状にスキャンするなど、移動方向をスキャン中に切り換えることが好ましい。情報の記録位置に対応した複数の読取ヘッドを用いるものとしてもよい。複数のヘッドを併用する場合には、各取引用媒体に対して、情報の読み取り場所を統一することができるため、情報の記録内容等に基づいて取引用媒体種類の判別を行うことが容易になる利点がある。
【0022】
本発明は、種々の構成が可能であり、例えば、上述した第1〜第3の取引用媒体取扱装置を適宜、組み合わせた装置として構成してもよい。また、上述の取引用媒体取扱装置を備えた自動取引装置として構成してもよい。上述した方法で、情報の記録位置および記録方向を認識する情報読み取り方法として構成してもよいし、かかる認識を実現するよう取引用媒体取扱装置を制御する制御方法として構成してもよい。更に、コンピュータによりこの制御を実現するためのコンピュータプログラムおよびこれを記録した記憶媒体として構成してもよい。ここで、記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、以下の順序で説明する。
A.装置構成:
B.通帳タイプの判別:
C.磁気ストライプ読取処理:
D1.変形例(1):
D2.変形例(2):
E.第2実施例:
【0024】
A.装置構成:
図1は実施例としての通帳取扱装置の概略構成を示す説明図である。側断面を示した。通帳取扱装置100は、銀行において取引時に通帳からの情報の読み取り、通帳への記入などを行う装置である。通帳取扱装置100は、ATMなどに内蔵される装置として構成してもよいし、単独の装置として構成してもよい。本実施例では、振込用紙などの帳票および通帳の双方を取扱可能な装置例を示すが、通帳のみを取扱可能な装置として構成しても構わない。
【0025】
通帳取扱装置100には、図の左側に通帳を挿入する挿入口、および帳票を挿入する挿入口が設けられている。説明の便宜上、これらの挿入口が設けられている側(図の左側)を装置の前方または上流、それに対向する側(図の右側)を奥または下流と呼ぶものとする。また、通帳等の搬送について、挿入口から奥に向けての搬送を往搬送、挿入口に排出する方向への搬送を復搬送と呼ぶものとする。
【0026】
装置内には、通帳を搬送するための搬送路101、帳票を搬送するための搬送路102が設けられている。これらの搬送路は、途中で合流し、搬送路103となる。通帳および帳票は、搬送路101〜103を、モータ106で駆動されるローラ104によって搬送される。搬送路101〜103の途中には、通帳および帳票の通過を検知するための通過センサ105が設けられている。図の煩雑化を回避するため、符号は一つのローラおよび通過センサについてのみ代表的に示した。
【0027】
帳票の搬送路102には、挿入口近傍に、帳票のスキューおよびシフトを補正するための姿勢補正機構130が設けられている。イメージリーダ131は、姿勢補正機構130の下流側に設けられており、帳票に記入された文字等を光学的に読み取る。
【0028】
搬送路101、102の合流点には、磁気読取機構160が設けられている。磁気読取機構160は、通帳に付された磁気ストライプから情報を読み取る機構である。本実施例では、磁気ストライプの貼付位置が異なる複数タイプの通帳を取扱可能とした。磁気読取機構160の構造については、後述する。
【0029】
磁気読取機構160の下流には、通帳および帳票を処理するための種々の機構が設けられている。印字ヘッド133は、通帳および帳票に取引結果等の印字を行う。リボン巻き取り機構132は、印字ヘッド133が使用するインクリボンを巻き取る機構である。駆動機構134は、印字時に、モータ135の動力によって印字ヘッド133を上下に駆動する機構である。
【0030】
印字位置検出センサ136は、通帳について、既に記入済みの部分を光学的に検出するセンサである。改頁機構137は、ページ内に空白の記入欄が残されていないことが検出された場合に、通帳のページをめくる機構である。
【0031】
制御ユニット110は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、ROM内に記録されたソフトウェアに従って、上述の各機構を制御したり、読み取られた情報の処理を行ったりする。
【0032】
図2は磁気読取機構160の構成を示す説明図である。上側に上方からの平面図、下側に側断面図を示した。通帳PBは、搬送路の上面101Uと下面101Lの間をローラ104によって搬送される。下面101Lの両脇には、通帳のシフトおよびスキューを補正するためのガイド101Gが設けられている。搬送路上には、通帳の進入を光学的に検知するための進入センサ162が設けられている。
【0033】
磁気ストライプの情報は、磁気ヘッド171によって読み取られる。磁気ヘッド171は、キャリッジ170の上に取り付けられている。キャリッジ170は、搬送方向に直交する方向に設けられた摺動軸163に沿って、図中に矢印で示した方向に、往復移動可能である。キャリッジ170の位置を制御するため、キャリッジ170の往復は、ステッピングモータによって駆動することが好ましい。定位センサ164は、キャリッジ170が端に位置していることを検知するセンサである。移動中の各時点でのキャリッジ170の位置は、定位センサ164によって検出される位置を基準として、制御される。
【0034】
キャリッジ170内には、磁気ヘッド171を上下に駆動するための機構が備えられている。ソレノイド173を駆動すると、リンク174を介して磁気ヘッド171が上下する。磁気ヘッド171は、通常、下方位置で退避しており、情報の読み取り時には、通帳に押しつけるように、上方位置に移動される。
【0035】
磁気ヘッド171は、情報の読み取り方向に指向性がある。図中の実線で示した状態では、通帳の搬送方向に対する感度が高くなる。従って、通帳の搬送方向に沿って貼られた磁気ストライプ(以下、縦型と呼ぶ)の情報読み取りに適している。この意味で、実線で示した磁気ヘッド171の向きを縦位置と呼ぶものとする。破線で示した状態では、キャリッジ170の移動方向に対する感度が高くなる。従って、キャリッジ170の移動方向に沿って貼られた磁気ストライプ(以下、横型と呼ぶ)の情報読み取りに適している。この意味で、実線で示した磁気ヘッド171の向きを横位置と呼ぶものとする。本実施例では、縦型、横型の双方を含む複数タイプの通帳を取扱可能とするため、磁気ヘッド171は、キャリッジ170上で縦位置、横位置に回転可能に軸支されている。
【0036】
図3は磁気ヘッド171の出力処理系統の構成図である。情報は磁気ストライプMSに沿って記録されている。磁気ヘッド171の先端には、磁気を読み取るためのリードコア171mが設けられている。磁気ヘッド171を磁気ストライプMSに沿って走査すると、リードコア171mからは、図中に示す信号SIGが出力される。制御ユニット110は、アンプ111によってこの信号を増幅し、A/Dコンバータ112によってディジタル信号に変換して、メモリ113に格納する。
【0037】
B.通帳タイプの判別:
図4は通帳タイプの判別原理を示す説明図である。先に説明した通り、通帳取扱装置100は、磁気ストライプの貼付位置が異なる複数タイプの通帳を取扱可能である。通帳取扱装置100は、図4で示す原理により、磁気ストライプの貼付位置を自動的に検出する。
【0038】
進入センサ162が通帳PBの挿入を検知すると、通帳取扱装置100は、通帳PBを搬送しつつ、磁気ヘッド171の移動を開始する(時刻t1)。磁気ヘッド171は、予め横位置に設定しておく。通帳PBの搬送と、磁気ヘッド171の移動とを併用することにより、時刻t2,時刻t3で示すように、磁気ヘッド171は通帳PBの上を斜めにスキャンする。
【0039】
図の右上に、通帳上における磁気ヘッド171の軌跡を示した。通帳PBに横型の磁気ストライプM1が貼り付けられている場合には、時刻t3において磁気ヘッド171から信号が出力される。この信号は、磁気ストライプM1に記録されている情報を認識できるものである必要はなく、磁気ストライプM1の存在が確認できる程度の信号であればよい。図中に、磁気ストライプからの出力を例示した。磁気ヘッド171の移動開始から、出力が得られるまでの時間(以下、検出時間と呼ぶ)dtは、磁気ストライプの貼付位置によって異なるため、検出時間dtによって磁気ストライプの貼付位置を特定することができる。
【0040】
通帳の種類によっては、横型の磁気ストライプM1と、縦型の磁気ストライプM2のように、検出時間dtが同等となる場合がある。磁気ストライプの方向の差違は、磁気ヘッド171からの出力の大きさによって判別することが可能である。図示する通り、磁気ヘッド171が横位置にある場合には、ヘッドの指向性に依り、横型の磁気ストライプM1に対する出力の振幅A1が、縦型の磁気ストライプM2に対する出力の振幅A2よりも大きくなる。従って、例えば、振幅A1と振幅A2の間で予め設定した閾値と、現実に得られた振幅との大小関係に基づいて、縦型/横型を判別することができる。
【0041】
図4の例では、斜め方向に連続的にスキャンを行っているが、スキャンの軌跡は種々の設定が可能である。例えば、通帳の搬送と、磁気ヘッド171の移動とを交互に行うことにより、取扱対象の通帳に貼られた磁気ストライプの位置に沿って、階段状にスキャンしてもよい。横位置の磁気ヘッドを、階段状にスキャンさせれば、左右方向の移動時における磁気ストライプの検出感度を向上させることができる。このように階段状のスキャンでは、磁気ヘッドの感度が高い方向へのスキャンを含めることができる利点がある。
【0042】
図5は制御ユニット110の構成を示す説明図である。制御ユニット110は、通帳取扱装置100の各部を制御する種々の機能ブロックを有するが、上述した原理に基づき、通帳の判別を行った上で、通帳からの情報の読み取りを行う部分に関する機能ブロックを示した。本実施例では、これらの機能ブロックは、ROMに記録されたコンピュータプログラムによって、ソフトウェア的に実現される。各機能ブロックをハードウェア的に構成しても構わない。
【0043】
各機能ブロックは、主制御部120の制御下で同期をとって動作する。搬送制御部121は、ローラ104等の搬送機構の動作を制御して、通帳等を搬送する。磁気ヘッド駆動制御部123は、キャリッジ170の移動および磁気ヘッド171からの信号の読み取りを制御する。これらの機能ブロックは、通帳タイプの判別を指示した場合には、図4に示した斜めの軌跡で磁気ヘッド171を通帳に相対的に移動させる。また、通帳タイプが判別した後、磁気ストライプの読み取りを行う場合には、搬送方向またはそれに直交する方向の軌跡で磁気ヘッド171を通帳に相対的に移動させる。
【0044】
通帳タイプ判定部124は、図4の原理に基づいて通帳のタイプを判定する。この判定には、判定条件記憶部125が参照される。判定条件記憶部125の内容を図中に例示した。ここでは、図の下方に示すように、磁気ストライプの貼付位置および方向が異なるA〜Eの5タイプの通帳が取扱対象となっているものとする。判定条件記憶部125には、これらの5つのタイプについて、検出時間および信号の強さが予め記憶されている。検出時間は、通帳に対して左上から右下にスキャンする場合(図中の矢印LR)、逆に右下から左上にスキャンする場合(図中の矢印RL)のそれぞれについて記憶されている。縦型の磁気ストライプを有する通帳Cと、横型の磁気ストライプを有する通帳Dでは、検出時間が同等となる。信号強さは、縦型の通帳A〜Cでは弱く、横型の通帳D,Eでは強い。
【0045】
磁気ストライプ読取制御部122は、通帳タイプの判定結果に応じて、磁気ストライプの読み取りを行うための指示を搬送制御部121および磁気ヘッド駆動制御部123に出力する。磁気ストライプを読み取るために必要な条件、例えば、通帳の位置、磁気ヘッド171の位置は、予め通帳のタイプごとに磁気ストライプ読取制御部122内に記憶されている。
【0046】
本実施例では、スキャン方向LR,RLの2種類について検出時間を記憶しているが、右上から左下、左下から右上などのスキャンに対する検出時間を含めても良い。また、磁気ヘッド171が横位置の場合の判定条件、縦位置の場合の判定条件を併せて用意してもよい。このようにスキャンの条件が異なる種々の場合に応じて判定条件を用意しておくことにより、磁気ヘッドおよび通帳の初期位置を問わず、通帳タイプの判別が可能となり、処理時間の短縮を図ることが可能となる利点がある。
【0047】
C.磁気ストライプ読取処理:
図6は磁気ストライプの読取処理のフローチャートである。制御ユニット110が実行する処理である。この処理が開始されると、制御ユニット110は、搬送機構を制御して通帳を吸入する(ステップS10)。進入センサによって通帳が検出されると、制御ユニット110は、図4に示した通り、磁気ヘッド171を横位置に設定して(ステップS11)、スキャンを行い(ステップS12)、検出時間および信号強さを特定する(ステップS14)。磁気ヘッド171を横位置にするのは、判定条件(図5参照)が横位置に対応して用意されているからである。また、特定された結果に基づいて、判定条件記憶部125を参照して、通帳のタイプを判定する(ステップS16)。
【0048】
こうして通帳のタイプが判定されると、制御ユニット110は、改めて磁気ストライプの情報を読み取るための処理を行う。磁気ストライプが縦型の場合には(ステップS18)、縦ストライプ読取処理を行い(ステップS20)、横型の場合には、横ストライプ読取処理を行う(ステップS30)。その後、それぞれの処理で読み取られた結果を出力して(ステップS40)、磁気ストライプ読み取り処理を完了する。
【0049】
図7は縦ストライプ読取処理のフローチャートである。制御ユニット110は、まず、図中に実線で示すように、磁気ヘッド171を縦位置に設定する(ステップS22)。次に、通帳のタイプに応じて、磁気ストライプの貼付位置に対応する読取位置まで磁気ヘッド171を移動する(ステップS24)。この状態で、磁気ヘッド171の位置は固定しつつ、通帳を搬送して、情報の読み取りを行う(ステップS26)。通帳の搬送は、往復いずれでもよい。通帳を往搬送しながら、通帳タイプの判定を行った場合には、復搬送しながら情報の読み取りを行う方が、処理時間を短縮できる点で好ましい。
【0050】
図8は横ストライプ読取処理のフローチャートである。制御ユニット110は、まず、図中に実線で示すように、磁気ヘッド171を横位置に設定し、端に移動させる(ステップS32)。次に、通帳のタイプに応じて、磁気ストライプの貼付位置に対応する読取位置まで通帳を搬送する(ステップS34)。この状態で、通帳の位置は固定しつつ、磁気ヘッド171を移動して、情報の読み取りを行う(ステップS36)。
【0051】
以上で説明した通帳取扱装置100によれば、通帳に対して斜め方向に磁気ヘッド171をスキャンすることにより、短時間で通帳のタイプを判別することができる。
【0052】
D1.変形例(1):
図9は変形例としての磁気ストライプ読取処理のフローチャートである。図6に代わる処理である。変形例では、通帳の判定条件として、磁気ヘッドを横位置でスキャンした場合の判定条件と、縦位置でスキャンした場合の判定条件の双方が用意されているものとする。
【0053】
通帳を吸入し(ステップS10)、磁気ヘッドを横位置に設定して(ステップS11)、スキャンすることにより通帳のタイプを判定する処理(ステップS12a、S14a、S16)は、実施例と同じである。以上の処理で、制御ユニット110は、横型または縦型と判断された場合には、それぞれの読み取りを行って、磁気ストライプ読取処理を完了する(ステップS18a、S20、S30、S40)。
【0054】
一方、横位置でのスキャンにより通帳のタイプが判定できなかった場合には(ステップS18a)、制御ユニット110は磁気ヘッド171を縦位置に切り換え(ステップS19)、再度スキャンおよび判定を行う(ステップS12a、S14a、S16)。磁気ヘッド171が縦位置なので、縦位置に対応した判定条件が参照される。磁気ヘッド171のスキャンは、横位置でのスキャンと逆向きに行うことが好ましい。例えば、横位置の場合に図5に示す矢印LR方向にスキャンした場合には、縦位置では逆の矢印RL方向にスキャンすることが好ましい。こうすることにより、横位置でのスキャンが終わった時点での通帳の搬送位置、キャリッジ170の位置から、続けて縦位置でのスキャンを開始することができる。縦位置でのスキャンにより、通帳のタイプが判断された場合には、それぞれの読み取りを行って、磁気ストライプ読取処理を完了する(ステップS18a、S20、S30、S40)。
【0055】
変形例の処理によれば、横位置でのスキャンと縦位置でのスキャンを用いるため、通帳の判別精度を向上することができる。変形例において、横位置でのスキャンと縦位置でのスキャンの双方を必ず行い、両者の結果を総合的に用いて通帳のタイプを判定してもよい。横位置でのスキャンにおいて、縦型と判定された場合に、縦位置でのスキャンを行って、結果を確認するようにしてもよい。
【0056】
D2.変形例(2):
図10は第1変形例としての磁気ヘッド171Aを示す説明図である。通帳のタイプを判断する際には、スキャン方向の感度が高くなるように磁気ヘッドの向きθを設定してもよい。こうすることで、検出時間の精度を向上することができる。
【0057】
図11は第2変形例としての磁気ヘッド171Bを示す説明図である。磁気ヘッド171Bには、縦位置に相当するリードコア171vと、横位置に相当するリードコア171hの双方が設けられている。このような磁気ヘッド171Bを用いることにより、先に図9で示した変形例の処理を、1回のスキャンで実現することができ、処理の短縮を図ることができる。
【0058】
E.第2実施例:
図12は第2実施例の装置構成を示す説明図である。第1実施例との相違点のみを示した。第2実施例では、取扱対象となる通帳の磁気ストライプの貼付方向は統一されているものとする。ここでは、縦型のみを取扱対象とする場合を例示する。
【0059】
第2実施例では、取扱対象となる磁気ストライプの位置Ma,Mb,Mcに対応する位置に、個別に磁気ヘッド171C,172Cが固定されている。磁気ストライプの位置Ma,Mbの貼付位置は近いため、磁気ヘッド171Cに二つのリードコアTa,Tbを設けた。これらを個別の磁気ヘッドとして構成しても構わない。以下、説明の便宜上、リードコアTa,Tb,Tcによって読み取る情報を、トラックTa,Tb,Tcと称する。
【0060】
各磁気ヘッドからは、並列的に信号が出力される。これらの信号は、アンプ111Cで増幅され、セレクター114で順次、サンプリングされて、A/Dコンバータ112Cに入力される。A/Dコンバータ112Cでディジタル信号に変換された後、トラックごとにメモリ113Cに格納される。これらの信号処理は、制御ユニット110C内にソフトウェア的に構成された磁気ヘッド制御部127によって制御される。
【0061】
図13は第2実施例における磁気ストライプ読取処理のフローチャートである。第2実施例では、通帳タイプの判別と、情報の読み取りとを並行する。処理が開始されると、制御ユニット110Cは、通帳を吸入し(ステップS110)、往搬送しながらトラックTa,Tbの情報を読み取る(ステップS112)。トラックTcを除外したのは、処理速度の都合上、3つ以上のトラックの並行処理では、適正なサンプリングレートを維持できない可能性があるからである。十分なサンプリングレートが確保できる場合には、3つのトラックを同時に読み取っても構わない。
【0062】
磁気ストライプMa、Mbを有する通帳の場合には、ステップS112において、トラックTa,Tbから情報が得られる。磁気ストライプMcを有する通帳の場合には、ステップS112では有効な情報は得られない。従って、トラックTaから情報がえられた場合には磁気ストライプMa、トラックTbから情報が得られた場合には磁気ストライプMb、いずれのトラックからも情報が得られなかった場合には磁気ストライプMcというように、情報が得られたトラックによって通帳のタイプを判断することができる(ステップS114)。通帳のタイプが判定され、情報の読み取りが完了している場合には、読み取り結果を出力して(ステップS118)、処理を終了する。
【0063】
通帳のタイプが判定できず、情報の読み取りが完了していない場合には(ステップS114)、残ったトラックTcの読み取りを行う(ステップS116)。この際、通帳を複搬送しながら読み取ることにより、処理の短縮を図ることができる。制御ユニット110Cは、こうして、読み取った情報を出力して(ステップS118)、処理を終了する。
【0064】
第2実施例によれば、複数の磁気ヘッドを併用し、情報の読み取りを行いつつ、通帳のタイプを判定することにより、処理の短縮を図ることができる。
【0065】
第2実施例において、トラックTa,Tbの情報に基づき、通帳のタイプを判別する際に、併せて、読み取った情報の内容を考慮してもよい。第2実施例では、磁気ストライプMa,Mbの貼付位置が近いため、通帳搬送時の位置ずれによって、磁気ストライプMaまたは磁気ストライプMbの情報を、トラックTa、Tbの双方で読み取る場合が起こりうる。一般に通帳のタイプが異なる場合には、情報の記録内容、記録フォーマットが相違することが多いため、読み取られた情報の内容を考慮することにより、通帳タイプを判定することができる。かかる判断は、記録フォーマットまたは記録内容を通帳のタイプと対応づけたテーブル等を予め用意し、これを参照することによって実現することができる。このように、情報の内容を併せて考慮することにより、搬送位置のずれが生じた場合でも、安定して通帳タイプを判定することができる。
【0066】
第2実施例では、情報が得られるか否かに関わらず、トラックTa,Tbの読み取りを並行している場合を例示した。これに対し、第1実施例と同様、ステップS112の初期段階で得られた情報に基づき通帳のタイプを判別し、その後は、通帳のタイプに対応したトラックの情報のみを読み取るようにしてもよい。
【0067】
第2実施例では、縦型の磁気ストライプに対する処理を例示したが、横型の磁気ストライプについても同様の処理が可能である。この場合には、図2に示した摺動軸およびキャリッジ170を、磁気ストライプの位置に合わせて搬送方向に並列的に複数設ければよい。
【0068】
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。実施例では、磁気ストライプの貼付位置および方向が異なる場合を例示したが、通帳の全面が磁気記録可能となっており、情報の記録位置および方向が異なる場合にも適用可能である。情報の記録方向は、搬送方向およびそれに直交する方向に限られない。また、実施例では、磁気ストライプおよび磁気ヘッドを対象としたが、光磁気ディスクのように光学的に情報を読み取る媒体を対象としてもよい。取扱対象となる媒体は、通帳に限らず、キャッシュカード、振込カードなど、取引に使用され、不可視的に情報が記録される種々の取引用媒体を対象とすることができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、取引用媒体のタイプ判別のための処理時間を短縮することができる。また、情報の記録位置が近接した取引用媒体同士の判別を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての通帳取扱装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】磁気読取機構160の構成を示す説明図である。
【図3】磁気ヘッド171の出力処理系統の構成図である。
【図4】通帳タイプの判別原理を示す説明図である。
【図5】制御ユニット110の構成を示す説明図である。
【図6】磁気ストライプの読取処理のフローチャートである。
【図7】縦ストライプ読取処理のフローチャートである。
【図8】横ストライプ読取処理のフローチャートである。
【図9】変形例としての磁気ストライプ読取処理のフローチャートである。
【図10】第1変形例としての磁気ヘッド171Aを示す説明図である。
【図11】第2変形例としての磁気ヘッド171Bを示す説明図である。
【図12】第2実施例の装置構成を示す説明図である。
【図13】第2実施例における磁気ストライプ読取処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100…通帳取扱装置
101、102、103…搬送路
101U…上面
101L…下面
101G…ガイド
104…ローラ
105…通過センサ
106…モータ
110、110C…制御ユニット
111、111C…アンプ
112、112C…A/Dコンバータ
113、113C…メモリ
114…セレクター
120…主制御部
121…搬送制御部
122…磁気ストライプ読取制御部
123…磁気ヘッド駆動制御部
124…通帳タイプ判定部
125…判定条件記憶部
127…磁気ヘッド制御部
126…印字位置検出センサ
130…姿勢補正機構
131…イメージリーダ
132…リボン巻き取り機構
133…印字ヘッド
134…駆動機構
135…モータ
136…印字位置検出センサ
137…改頁機構
160…磁気読取機構
162…進入センサ
163…摺動軸
164…定位センサ
170…キャリッジ
171、171A、171B、171C、172C…磁気ヘッド
171m、171v、171h…リードコア
173…ソレノイド
174…リンク
Claims (1)
- 不可視的に情報が記録されるとともに、該情報の記録位置および記録方向が異なる複数種類の取引用媒体を取り扱う取引用媒体取扱装置であって、
前記情報を読み取るための読取ヘッドであって、前記情報の記録方向と前記情報の読み取り方向との相対関係に応じて読み取り感度の異なる読み取りヘッドと、
前記各記録位置の少なくとも一部を通過するとともに、前記いずれの記録方向に対しても交差する方向に、前記取引用媒体に対して相対的に前記読取ヘッドをスキャンさせるスキャン機構と、
該スキャン時における前記読取ヘッドの出力と前記情報の読み取り方向とに基づき、前記取引用媒体の種類を認識する認識部を備える取引用媒体取扱装置。
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