JP2019144787A - 媒体処理装置及び媒体取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚み検知機構の金属製基準ローラに起因する紙葉状媒体がローラ間を通過できない不都合を解消する媒体処理装置を提供する。【解決手段】媒体処理装置における紙葉状媒体を搬送する搬送路において紙葉状媒体を鑑別する鑑別部は、回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で紙葉状媒体を挟持して変位する検知ローラと、検知ローラの変位を検出する変位センサと、基準ローラの回転軸と同軸上に設けられ、かつ、基準ローラよりも紙葉状媒体に対する高い摩擦係数を有する搬送ローラと、搬送ローラと対向して配置され、かつ、搬送ローラとの間で紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、紙幣等の紙葉状媒体を処理する媒体処理装置及びこれを用いた自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等の紙葉状媒体の取引のための媒体取引装置に関する。
これらの媒体処理装置及び媒体取引装置には、例えば、内部で搬送する紙葉状媒体の厚さを検知する厚み検知機構を備える媒体鑑別装置が含まれている。
厚み検知機構は、例えば、基準ローラと、検知ローラと、検知ローラを回転可能に支持するブラケットと、ブラケットを回動可能に支持する支持部材と、検知対象の変位量を検知する変位センサと、を備えている(例えば、特許文献1及び2、参照)。
従来の厚み検知機構を備える媒体鑑別装置を含む媒体処理装置及び媒体取引装置においては、精密なローラ変位の検出を必要とするため、検知ローラ及び基準ローラにゴム等の有機物弾性体を使用せず、例えば金属製のローラを使用している。
しかしながら、金属製のローラでは紙葉状媒体を挟んで送る搬送力が小さく、しばしば紙葉状媒体が検知ローラ及び基準ローラの間を通過できずにジャムや変形、スキュー等の不都合を起こし、障害により装置が休止するという課題があった。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置は、
紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部を備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、
を備えることを特徴とする。
紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部を備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の媒体取引装置は、
紙葉状媒体の取引に関する入力を受け付ける操作部と、
前記紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部とを備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、を備えることを特徴とする。
紙葉状媒体の取引に関する入力を受け付ける操作部と、
前記紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部とを備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、従動ローラと協働すると共に、基準ローラと同軸に基準ローラよりも高い紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラが存在する故に、検知ローラ及び基準ローラの間を通過する紙葉状媒体のジャム等を防ぐことができる効果が得られる。
以下、図面を参照しつつ本発明による実施例の媒体処理装置及び媒体取引装置について紙幣出金機及び現金自動支払機を例として説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.第1の実施例]
[1−1.現金自動支払機及び紙幣出金機の構成]
図1に示す現金自動支払機1は、例えば、金融機関等に設置され、操作者(すなわち金融機関の顧客)との間で出金処理等の現金に関する取引を行うものである。
[1−1.現金自動支払機及び紙幣出金機の構成]
図1に示す現金自動支払機1は、例えば、金融機関等に設置され、操作者(すなわち金融機関の顧客)との間で出金処理等の現金に関する取引を行うものである。
現金自動支払機1の筐体2には、その前側に操作者が対峙した状態で紙幣の取り出しやタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に顧客応対部3が設けられている。顧客応対部3は、顧客との取引に関する入出力を受け付ける表示操作部である。顧客応対部3には、操作者との間で例えば現金やカード等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、カード入出口4、筐体出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
筐体出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞されるようになっており、開放された状態において、操作者へ出金する紙幣が排出される。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。レシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動支払機1のうち操作者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した操作者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び前側を定義して説明する。
筐体2内には、現金自動支払機1の機能全体を統括制御する主制御部MCTLや、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣出金機10等が設けられている。主制御部MCTLは、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、出金処理等の種々の処理を行う。また主制御部MCTLは、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
[1−2.収納ユニットSU及び束搬送ユニットBCUの構成]
紙幣出金機10は、図2の概略左側面図を示すように、大きく分けて下側の収納ユニットSUと上側の束搬送ユニットBCUとから構成されており、さらに収納ユニットSU及び束搬送ユニットBCUを制御する副制御部SCTLが収納ユニットSUに組み込まれている。なお、図2は、紙幣出金機10の概略左側面図であるが、その筐体の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
紙幣出金機10は、図2の概略左側面図を示すように、大きく分けて下側の収納ユニットSUと上側の束搬送ユニットBCUとから構成されており、さらに収納ユニットSU及び束搬送ユニットBCUを制御する副制御部SCTLが収納ユニットSUに組み込まれている。なお、図2は、紙幣出金機10の概略左側面図であるが、その筐体の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
図2に示すように、収納ユニットSUは、直方体状の筐体内に、紙幣に関する種々の処理を行う複数のモジュールが組み込まれている。この収納ユニットSUのモジュールには、紙幣収納庫11、搬送部13、鑑別部14、切替部15、集積部16及びリジェクト収納庫17並びに副制御部SCTLがある。
副制御部SCTLは、主制御部MCTL(図1)と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、図示しないセンサや各モジュールからの信号に応じて紙幣の搬送制御や鑑別処理等、種々の処理を行うように収納ユニットSU及び束搬送ユニットBCU内の対応モジュールを制御する。
4個の紙幣収納庫11は、収納ユニットSUの筐体の後側の上下方向に互いに積み重なるように取り付けられている。各紙幣収納庫11は、上下方向に短く前後方向に長い扁平な直方体状に形成されている。各紙幣収納庫11はその内部に紙幣を収納し、紙幣がその紙面を前後方向に向けその短辺が起立して並べた横集積の状態で収納する。また各紙幣収納庫11の前側の下部には、収納されている紙幣をその長辺が離れるように1枚ずつに分離して搬送部13へ繰り出す繰出部18が設けられている。また各紙幣収納庫11は、それぞれに収納される紙幣の金種が予め定められている。
搬送部13は、図示しないローラやベルトや、これらを駆動するモータ等により、紙幣を搬送する搬送路(搬送部13とも呼ぶ)を構成している。この搬送路は、図中に実線で示すように、各紙幣収納庫11の繰出部18と接続され、各紙幣収納庫11の前側を上下方向に沿って延存し、さらに最も上方に位置する紙幣収納庫11の上側における前後方向の中央付近の切替部15まで到達するように配設されている。搬送部13は、各紙幣収納庫11の繰出部18から繰り出された紙幣を一度上方へ走行し、途中から後方へ屈曲させ、切替部15まで走行させる。
鑑別部14は、最も上方に位置する紙幣収納庫11の前側部分に、搬送部13の搬送路を挟むように設けられている。鑑別部14は、その内部に複数種類のセンサ(後述する)が組み込まれており、各センサから得られた情報を基に、搬送される紙幣の金種や走行状態等を鑑別し、その鑑別結果を副制御部SCTLへ供給する。副制御部SCTLは、得られた鑑別結果を基に、各紙幣の搬送先を決定する。
切替部15は、最も上方に位置する紙幣収納庫11の上側における前後方向のほぼ中央よりも前寄りに配置されており、副制御部SCTLの指令に基づき、紙幣に当接して進行方向を変化させるブレード(図中三角形で示す)の傾斜角度を変更することにより、正常な紙幣を集積部16へ進行させ、異常な紙幣(すなわちリジェクト紙幣)をリジェクト収納庫17へ進行させるように、紙幣の搬送路を切り替える。
集積部16は切替部15の前側に配置され、集積空間16S内に、図示しないアクチュエータにより上下動可能な上面に紙幣を集積するステージ16Tを有している。集積部16は、その後側上寄りには、切替部15から搬送されてきた紙幣を集積空間16S内のステージ16T上へ放出する放出部16Rが設けられている。ステージ16Tは、集積された紙幣が束状に一時的に積み重ねられ得るように構成されている。なお、積み重ねられた紙幣を紙幣束とも呼ぶ。
リジェクト収納庫17は切替部15の後ろの収納ユニットSUの筐体における最も上側の後側に設けられている。
リジェクト収納庫17は第1収納空間17S1と第2収納空間17S2を備える。第1収納空間17S1は、切替部15から放出されるリジェクト紙幣を、放出部17Rから取り込んで収納することができる。第2収納空間17S2は、挟持搬送ガイドTGDが前方へ移動された状態において、取込孔17Hを介して、上方に位置する束搬送ユニットBCUから紙幣束Wが落下してきた場合、この紙幣束Wを収納することができる。
束搬送部としての束搬送ユニットBCUは、全体として、上下方向に短く前後方向に長い、扁平な直方体状に形成されており、その前後方向の長さが収納ユニットSUよりも長くなっている。束搬送ユニットBCU内には、図示しない駆動手段によって駆動される無端ベルトの上ベルトUBTと下ベルトLBT又は挟持搬送ガイドTGDとにより、上下から紙幣束Wを挟む束搬送路13Yが形成される。また、束搬送ユニットBCUの束搬送路13Yの前端には、紙幣束Wを利用者に引き渡す引渡部としての出金口5Aが形成されている。副制御部SCTLの制御により、上ベルトUBT及び当該下ベルトLBTにより当該紙幣束Wを上下から挟持し、両ベルトの走行により前方の出金口5Aへ又は逆方向に搬送させる。
挟持搬送ガイドTGDは、上下方向に薄い板状に形成されており、その上面を上ベルトUBTの下面と対向し当接させている。挟持搬送ガイドTGDは、図示しない移動機構によって前後方向へ移動することにより、受渡し口16H又は取込孔17Hの何れか一方を開放して束搬送路13Yと連通させる。
挟持搬送ガイドTGDが後方へ移動された状態(図示せず)において、集積部16のステージ16Tは、受渡し口16Hを介して、紙幣束Wを上方へ移動させ、紙幣束Wを束搬送路13Yへ引き渡すことができる。ラッセル部RSLは、挟持搬送ガイドTGD、下ベルトLBT及びステージ16Tの上面に沿って、紙幣束Wを押すことにより前後方向へ移動させる。これにより紙幣束Wは、束搬送路13Yに沿って前後方向へ進行することができる。
[1−3.出金動作及び取込動作]
次に、紙幣出金機10における出金動作及び取込動作について説明する。紙幣出金機10は、出金動作を行う場合、図示しない操作部を介して利用者から出金の指示及び出金額を受け付ける。これに応じて各紙幣収納庫11は、この出金額に応じた金種及び枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出し、搬送部13に引き渡す。搬送部13は、各紙幣を上方へ搬送し、鑑別部14により鑑別させ、得られた鑑別結果を副制御部SCTLに供給させる。
次に、紙幣出金機10における出金動作及び取込動作について説明する。紙幣出金機10は、出金動作を行う場合、図示しない操作部を介して利用者から出金の指示及び出金額を受け付ける。これに応じて各紙幣収納庫11は、この出金額に応じた金種及び枚数の紙幣を1枚ずつ繰り出し、搬送部13に引き渡す。搬送部13は、各紙幣を上方へ搬送し、鑑別部14により鑑別させ、得られた鑑別結果を副制御部SCTLに供給させる。
副制御部SCTLにおいて鑑別結果を基に正常と判断された紙幣は、切替部15により集積部16へ搬送され、ステージ16T上に集積される。また副制御部SCTLにおいて出金すべきでないと判断されたリジェクト紙幣は、切替部15によりリジェクト収納庫17へ搬送され、放出部17Rから取り込まれて第1収納空間17S1内に収納される。
紙幣出金機10は、出金額に相当する金種及び枚数の紙幣、すなわち紙幣束Wをステージ16T上に集積すると、当該ステージ16Tを上昇させ、当該紙幣束Wを束搬送路13Y内へ持ち上げる。続いて紙幣出金機10は、上ベルトUBT及び下ベルトLBTを前方へ走行させると共にラッセル部RSLを前方へ移動させることにより、紙幣束Wを束搬送路13Yに沿って前方へ進行させ、出金口5Aまで搬送する。紙幣出金機10は、この段階で出金動作を終了し、利用者に紙幣束Wを受け取らせる。なお、副制御部SCTLは、出金口5Aに設けられた図示しないセンサ等により、操作者が取り忘れた紙幣束Wを検知した場合、紙幣束Wを束搬送路13Yの内部に取り込んで後方へ搬送した後、取込孔17Hから落下させ、第2収納空間17S2内に収納される。
[2.鑑別部の構成]
鑑別部14は、図3に示すように、その直方体状の鑑別部筐体20を構成する、後側の検知ユニット21と前側の基準ユニット22とを備える。なお、図3は、鑑別部14の左側面図であるが、鑑別部筐体20の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。検知ユニット21と基準ユニット22との間に搬送路13が形成される。鑑別部14は、搬送路13に沿って紙幣BLを下から上への方向へ走行させながら当該紙幣BLの鑑別処理を行う。
鑑別部14は、図3に示すように、その直方体状の鑑別部筐体20を構成する、後側の検知ユニット21と前側の基準ユニット22とを備える。なお、図3は、鑑別部14の左側面図であるが、鑑別部筐体20の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。検知ユニット21と基準ユニット22との間に搬送路13が形成される。鑑別部14は、搬送路13に沿って紙幣BLを下から上への方向へ走行させながら当該紙幣BLの鑑別処理を行う。
鑑別部14の鑑別部筐体20内には、上から順に、転向搬送部23、第1搬送部24、厚み検出部25、第2搬送部26、光学検出部27、第3搬送部28、磁気検出部29及び第4搬送部30が配置されている。
[2−1.搬送部の構成]
転向搬送部23並びに第1〜第4搬送部24、26、28及び30の各々は、搬送路13を挟むように配置される搬送ローラと、当該搬送ローラに押し付けられ自在に回転する従動ローラとの対から構成される。搬送ローラ及び従動ローラの対の2対は、例えば、搬送路13の左右方向に沿って紙幣の長幅の範囲内に配置される。
転向搬送部23並びに第1〜第4搬送部24、26、28及び30の各々は、搬送路13を挟むように配置される搬送ローラと、当該搬送ローラに押し付けられ自在に回転する従動ローラとの対から構成される。搬送ローラ及び従動ローラの対の2対は、例えば、搬送路13の左右方向に沿って紙幣の長幅の範囲内に配置される。
搬送ローラの回転軸の各々には、図示しない駆動モータや当該駆動モータと歯合された駆動ギヤ等の駆動手段を介して駆動力が伝達される。各搬送ローラは、ゴム系の材料により構成されており、紙幣BLに対し高い摩擦力を有する。
搬送ローラに対向する従動ローラの回転軸は、走行する紙幣面の略垂直方向へ揺動可能となるように図示しない保持手段により鑑別部筐体20に保持されており、従動ローラを図示しないスプリングにより当該搬送ローラに向け付勢する。なお、従動ローラは、例えば金属ローラから構成される。
かかる構成により各搬送部は、従動ローラを搬送ローラに押し付け、従動ローラと搬送ローラの間に形成される搬送路13に紙幣BLが有る場合、従動ローラの外輪を円滑に回転させながら、搬送ローラの回転駆動力をこの紙幣BLに伝達する。搬送ローラ及び従動ローラの回転軸はすべて平行に配置されていることが好ましい。
第1〜第4搬送部24、26、28、30の各々は、搬送ローラと従動ローラとの間に紙幣BLを挟み込むと、当該紙幣BLを搬送路13に沿って、下から上へ搬送する。
転向搬送部23は、挟み込こんだ紙幣BLを、下から上の方向から、前から後の方向へ走行させる複数対の搬送ローラと従動ローラの一群である。
これら第1〜第4搬送部と転向搬送部23は、紙幣BLを略平行に搬送路13に沿って下から上及び前から後の方向へ搬送する。
第1搬送部24と第2搬送部26との間に厚み検出部25が配置されるが、詳細は後述する。また、厚み検出部25の近傍には、搬送路13に沿って紙幣BLを挟むように案内する基準側搬送ガイド31及び検知側ガイド32が設けられている。基準側搬送ガイド31及び検知側ガイド32は互いに平行な板状体であり、それぞれの板面を搬送路13に向けて対向させると共に所定の間隔を隔てて配置されている。
[2−2.光学検出部の構成]
第2搬送部26と第3搬送部28との間の光学検出部27は、搬送路13を介して対向する反射センサ部36と透過センサ部37とにより構成されている。反射センサ部36は、紙幣BLへ向けて図示せぬ光源から所定の照射光を照射すると共に、当該照射光の一部が紙幣BLの表面において反射されてなる反射光を受光し、紙幣BLにおける光の反射パターンを検出する。透過センサ部37は、反射センサ部36からの照射光のうち紙幣BLを透過してなる透過光を受光し、紙幣BLにおける光の透過パターンを検出する。光学検出部27は、紙幣BLの反射パターン及び透過パターンに応じた検出信号を副制御部SCTLへ送出する。これに応じて副制御部SCTLは、光学検出部27から取得した紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを用いて当該紙幣BLの真偽や金種、或いは損傷の程度(正損)等を判定する。
第2搬送部26と第3搬送部28との間の光学検出部27は、搬送路13を介して対向する反射センサ部36と透過センサ部37とにより構成されている。反射センサ部36は、紙幣BLへ向けて図示せぬ光源から所定の照射光を照射すると共に、当該照射光の一部が紙幣BLの表面において反射されてなる反射光を受光し、紙幣BLにおける光の反射パターンを検出する。透過センサ部37は、反射センサ部36からの照射光のうち紙幣BLを透過してなる透過光を受光し、紙幣BLにおける光の透過パターンを検出する。光学検出部27は、紙幣BLの反射パターン及び透過パターンに応じた検出信号を副制御部SCTLへ送出する。これに応じて副制御部SCTLは、光学検出部27から取得した紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを用いて当該紙幣BLの真偽や金種、或いは損傷の程度(正損)等を判定する。
[2−3.磁気検出部の構成]
第3搬送部28と第4搬送部30との間の磁気検出部29は、搬送路13の紙幣BLに近接するように磁気センサ38が配置されている。磁気検出部29は、紙幣BLに印刷されている磁性を帯びた磁気インクを検知する。磁気検出部29は、磁気センサ38により、搬送路13を搬送される紙幣BLの磁気を検出し、その検出信号を副制御部SCTLへ送出する。これに応じて副制御部SCTLは、磁気センサ38から取得した紙幣BLの磁気検出信号を用いて当該紙幣BLの真偽や金種等を判定する。
第3搬送部28と第4搬送部30との間の磁気検出部29は、搬送路13の紙幣BLに近接するように磁気センサ38が配置されている。磁気検出部29は、紙幣BLに印刷されている磁性を帯びた磁気インクを検知する。磁気検出部29は、磁気センサ38により、搬送路13を搬送される紙幣BLの磁気を検出し、その検出信号を副制御部SCTLへ送出する。これに応じて副制御部SCTLは、磁気センサ38から取得した紙幣BLの磁気検出信号を用いて当該紙幣BLの真偽や金種等を判定する。
[2−4.厚み検出部の構成]
厚み検出部25を説明するために、図4は図3に示したxx面の矢視図を、図5は図4に示したyy面の矢視図を、図6は図3に示したzz面の矢視図を、示す。図7は厚み検出部25を示す左側面図(図6に示したvv面の矢視図)である。
厚み検出部25を説明するために、図4は図3に示したxx面の矢視図を、図5は図4に示したyy面の矢視図を、図6は図3に示したzz面の矢視図を、示す。図7は厚み検出部25を示す左側面図(図6に示したvv面の矢視図)である。
厚み検出部25は、図5に示すように、搬送路13を境にして基準ユニット22側(前側)に配置された基準軸41A及び基準ローラ41と、検知ユニット21側(後側)に配置された検知軸42A及び検知ローラ42と、を備える。
厚み検出部25は、互いに同様に構成された3個の変位検知機構43(後述する)が基準軸41A(左右方向)に沿って、すなわち紙幣BLの搬送方向と直交する方向である左右方向に沿って、一列に並べて配置された構成となっている。
基準軸41Aは円柱であり、鑑別部筐体20に設けられた支持柱(図示せず)により回転可能に支持されている。基準軸41Aには、3個の基準ローラ41が固着されている。なお、基準軸41Aと3個の基準ローラ41とは、一体的に形成されたものでも、別体で形成された組み立て体でもよい。基準ローラ41は、所定の金属材料により構成されており、外部から圧力が加えられた際にも容易には変形しない。
変位検知機構43は、主に基準軸41A及び基準ローラ41と、検知軸42A及び検知ローラ42と、後述する変位センサ51とにより構成される。さらに、変位検知機構43は、図7に示すように、検知軸42Aを介して検知ローラ42を保持するブラケット44、ブラケット44を回動させる回動軸45、回動軸45を介してブラケット44を支持する支持部材46及びブラケット44を制動するコイルスプリング47を備える。
ブラケット44は、磁性材料でなる薄板状の金属板により構成される。ブラケット44は、左右方向の長さが検知軸42A長さと同程度となっている平坦部44Hと、これの両端から直角に屈曲しそれぞれ延設された互いに平行な軸支持部44Cと、を備える。すなわちブラケット44は、紙幣搬送方向から見て基準ユニット22側が開いたコ字状断面形状を有するように形成されている。
両軸支持部44Cの搬送方向の長さの略中央には、検知軸42Aが嵌め込まれる凹部が設けられ、該凹部に当該検知軸42Aの両端が挟み込まれることで、検知ローラ42がブラケット44に支持される。
検知軸42Aが貫通している検知ローラ42は、いわゆるボールベアリングと同様に構成されており、検知軸42Aに固定された内輪に対し外輪を円滑に回転させ得る。
検知軸42Aは、左右方向の長さが検知ローラ42の幅よりも長くなっており、当該検知ローラ42から左右へそれぞれ突出した部分において、ブラケット44の軸支持部44Cにより支持されている。
ブラケット44の両軸支持部44Cにおける搬送方向の上流側端部の基準ユニット22側近傍角部分には、検知軸42Aに平行な回動軸45が設けられ、該回動軸45は支持部材46に支持されている。
支持部材46は取付ねじ48を介してフレーム50に取り付けられている。フレーム50は鑑別部筐体20に設けられた支持柱(図示せず)により鑑別部筐体20に固着されている。フレーム50は搬送路13を跨いで左右方向に延び、すなわち、紙幣搬送方向に対し垂直に延び、左右方向から見て上側に開いたL字状断面形状を有するように形成されている。ブラケット44は、フレーム50のL字状断面形状の基準ローラ41に対向する部分50Aが平坦部44Hと略平行となり、当該部分50Aに直交するフレーム50の部分50Bに回動軸45側が位置するように支持される。
これによりブラケット44は、回動軸45と支持部材46により、また当該検知ローラ42の紙幣搬送方向及び左右方向に関する位置を基準ローラ41に対して位置決めされ、回動可能に支持される。
ブラケット44の平坦部44Hの搬送方向の下流側端部には、コイルスプリング47が配置される。ブラケット44は、コイルスプリング47が圧縮変形された状態で当該平坦部44Hとフレーム50の部分50Bの間に取り付けられている。
コイルスプリング47により、ブラケット44は基準ローラ41へ向けて付勢される。
フレーム50の部分50Aには、ブラケット44の平坦部44Hの略中央に対向して、所定の間隔を空けて変位センサ51が設けられている。変位センサ51は、短い円柱状に構成されており、磁気を利用してそのセンサ面と平坦部44Hとの間の距離の変化を検出し、その検出信号を副制御部SCTLへ送る。なお、変位センサ51はフレーム50の部分50Aの後側に取付ねじ48で固定されたセンサ基板51Aに固定されている。変位センサ51は、そのセンサ面が平坦部44Hに直接向かい合うように、フレーム50の部分50Aに設けられた貫通孔を貫通している。
変位センサ51の検出信号に応じて副制御部SCTLは、ブラケット44のそれぞれの当該変位量に所定の演算処理を施すことにより、検知ローラ42の走行する紙幣面の略垂直方向への変位量を算出する。
そして副制御部SCTLは、算出した変位量が所定の上限値及び下限値の範囲内に含まれるか否か、すなわち紙幣BLの1枚分の厚さに相当するか否かを判定する。
副制御部SCTLは、鑑別部14において紙幣BLの厚さが1枚分よりも厚い、いわゆる重送紙幣であると鑑別された場合、当該紙幣BLをリジェクト収納庫17(図2)へ搬送させる。
このように厚み検出部25の各変位検知機構43は、フレーム50とブラケット44の間のコイルスプリング47の弾性力により、検知軸42Aを介して検知ローラ42を基準ローラ41に押し付けると共に、ブラケット44の平坦部44Hにおける走行する紙幣面の略垂直方向への変位量を変位センサ4により検出する。
このように、厚み検出部25は、搬送路13に沿って搬送される紙幣BLを検知ローラ42と基準ローラ41との間に挟み込むと、当該紙幣BLの厚みに応じて検知ローラ42と共に回動するブラケット44の平坦部44Hの変位量を検出し、これを基に当該紙幣BLの厚みを検知することができる。
また、厚み検出部25は、変位検知機構43の構成に加えて、基準ユニット22側の基準ローラ41の同軸上かつ基準ローラ41の両外側にそれぞれ第1搬送ローラ61と、第1搬送ローラ61に対向する検知ユニット21側に従動ローラ62及びその回転軸の従動軸62Aと、を備える。第1搬送ローラ61は、ゴム系材料からなるゴムローラから構成され、その周面は紙幣BLに対し金属よりも高い摩擦力を有する。すなわち、第1搬送ローラ61は、基準ローラ41よりも紙幣に対する高い摩擦係数を有するローラである。従動ローラ62は、例えば金属製の金属ローラからなる。
更に、厚み検出部25は、従動ローラ62の従動軸62Aを保持しかつ従動ローラ62を第1搬送ローラ61に押し付けるためのテンションスプリング63と、これを保持するスプリング軸64を備える。紙幣BLが搬送される際、第1搬送ローラ61と従動ローラ62の接触部Cは、紙幣BLの搬送の流れから見たとき、基準ローラ41と検知ローラ42の接触部C1より上流に配置される。すなわち、従動ローラ62、テンションスプリング63及びスプリング軸64は、第1搬送ローラ61と従動ローラ62の接触部が基準ローラ41と検知ローラ42の接触部よりも紙幣BLの搬送方向の上流に位置するように、配置される。
[3.動作の説明]
厚み検出部25に紙幣BLが搬送されてくると、まず第1搬送ローラ61と従動ローラ62で紙幣BLを挟み込む。次に、これら第1搬送ローラ61と従動ローラ62が搬送方向における直ぐ下流に位置する基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLを送り込む。
厚み検出部25に紙幣BLが搬送されてくると、まず第1搬送ローラ61と従動ローラ62で紙幣BLを挟み込む。次に、これら第1搬送ローラ61と従動ローラ62が搬送方向における直ぐ下流に位置する基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLを送り込む。
以上のように第1の実施例によれば、基準ローラ41と検知ローラ42の搬送方向における直ぐ手前の上流に、高い搬送力を持つ第1搬送ローラ61と従動ローラ62の接触部Cが配置されることによって、厚み検出部25での紙幣BLのジャム等を防ぐことが出来る。
また、高い搬送力を持つ第1搬送ローラ61を基準ローラ41と同軸にすることで、新たに駆動や機構を追加することなく実現できる。
[1.第2の実施例]
第2の実施例の構成は、第2搬送部26の構成を以下のように変えた以外、第1の実施例の構成と同一である。
第2の実施例の構成は、第2搬送部26の構成を以下のように変えた以外、第1の実施例の構成と同一である。
図7に示すように、基準ローラ41及び検知ローラ42並びこれらの紙幣BLの搬送方向から見て上流側にある第2搬送部26の搬送ローラ26A及び従動ローラ26Bは、基準ローラ41と検知ローラ42との接触部C1から、搬送ローラ26Aと従動ローラ26Bとの接触部C2までの長さL1が装置で取り扱う紙幣BLの最少短手長さL2より小さくなるように、配置される。
[2.動作の説明]
まず、紙幣BLは、第2搬送部26の搬送ローラ26A及び従動ローラ26Bの間に搬送され、続いて、第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の間に搬送される。この時、紙幣BLはそれぞれのローラ間に挟まれている故に、例えば紙幣BLがスキューしていたとしても、これを少なくとも3輪で挟んでいることになる。次に、これら第1搬送ローラ61と従動ローラ62が搬送方向における直ぐ下流に位置する基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLを送り込む。
まず、紙幣BLは、第2搬送部26の搬送ローラ26A及び従動ローラ26Bの間に搬送され、続いて、第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の間に搬送される。この時、紙幣BLはそれぞれのローラ間に挟まれている故に、例えば紙幣BLがスキューしていたとしても、これを少なくとも3輪で挟んでいることになる。次に、これら第1搬送ローラ61と従動ローラ62が搬送方向における直ぐ下流に位置する基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLを送り込む。
[2.動作の説明]
以上のように第2の実施例によれば、基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLが送られる前に、上流の第2搬送部26の搬送ローラ26Aと従動ローラ26B間でも挟むことによって、より強い搬送力を得ること出来、ジャムやスキュー等を防ぐことができる。
以上のように第2の実施例によれば、基準ローラ41と検知ローラ42間に紙幣BLが送られる前に、上流の第2搬送部26の搬送ローラ26Aと従動ローラ26B間でも挟むことによって、より強い搬送力を得ること出来、ジャムやスキュー等を防ぐことができる。
[3.変形例1]
上記実施例では従動ローラ62として金属ローラを使用したが、仕様を満たせばボールベアリング等のベアリングを用いることもできる。ベアリングの従動ローラ62の場合、従動軸62Aに固定された内輪に対し外輪を円滑に回転させる。
上記実施例では従動ローラ62として金属ローラを使用したが、仕様を満たせばボールベアリング等のベアリングを用いることもできる。ベアリングの従動ローラ62の場合、従動軸62Aに固定された内輪に対し外輪を円滑に回転させる。
[4.変形例2]
上記実施例では第1搬送ローラ61としてゴムローラを使用したが、樹脂等をボスにしてその周りにゴムリングを取り付けたものを用いることもできる。
上記実施例では第1搬送ローラ61としてゴムローラを使用したが、樹脂等をボスにしてその周りにゴムリングを取り付けたものを用いることもできる。
[5.変形例3]
上記実施例では第1搬送ローラ61は、3個の基準ローラ41の一群の回転軸が延在する方向において、当該一群の両側に1個ずつ2個配置されているが、第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の対の個数は上記実施例には、限定されない。例えば、図8に示すように、厚み検出部25において、3個の基準ローラ41の一群を一列に2群並べて当該2群の基準ローラ41の間に第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の一対を配置された構成としてもよい。なお、図8は、図5と同様に厚み検出部25を搬送方向の下流側から上流側に向けて眺めた場合の線図である。さらに、図示しないが、更なる変形例では、図8の2群の基準ローラ41の両脇に更に第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の一対ずつ2個配置して合計3個配置して構成することもできる。
上記実施例では第1搬送ローラ61は、3個の基準ローラ41の一群の回転軸が延在する方向において、当該一群の両側に1個ずつ2個配置されているが、第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の対の個数は上記実施例には、限定されない。例えば、図8に示すように、厚み検出部25において、3個の基準ローラ41の一群を一列に2群並べて当該2群の基準ローラ41の間に第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の一対を配置された構成としてもよい。なお、図8は、図5と同様に厚み検出部25を搬送方向の下流側から上流側に向けて眺めた場合の線図である。さらに、図示しないが、更なる変形例では、図8の2群の基準ローラ41の両脇に更に第1搬送ローラ61及び従動ローラ62の一対ずつ2個配置して合計3個配置して構成することもできる。
[6.変形例4]
上記実施例において、鑑別部筐体20内には、光学検出部27及び磁気検出部29が配置されているが、光学検出部27及び磁気検出部29並びにこれらに必要な搬送部を省略して、厚み検出部25及びこれに必要な搬送部のみを設けるようにしても良い。
上記実施例において、鑑別部筐体20内には、光学検出部27及び磁気検出部29が配置されているが、光学検出部27及び磁気検出部29並びにこれらに必要な搬送部を省略して、厚み検出部25及びこれに必要な搬送部のみを設けるようにしても良い。
14…鑑別部、20…筐体、21…検知ユニット、22…基準ユニット、13…搬送路、BL…紙幣、24…第1搬送部、25…厚み検出部、26…第2搬送部、27…光学検出部、28…第3搬送部、29…磁気検出部、30…第4搬送部、31…基準側搬送ガイド、32…検知側ガイド、42…検知ローラ、51…変位センサ、44…ブラケット、45…回動軸、46…支持部材、47…コイルスプリング、48…取付ねじ、50…フレーム、61…第1搬送ローラ、62…従動ローラ、62A…従動軸、63…テンションスプリング、64…スプリング軸。
Claims (5)
- 紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部を備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、
を備えることを特徴とする媒体処理装置。 - 前記従動ローラは、前記搬送ローラの外周面と該従動ローラの外周面とが接触する接触部が、前記基準ローラの外周面と前記検知ローラの外周面との接触部よりも前記紙葉状媒体の搬送方向の上流に位置するように、配置されることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
- 前記搬送ローラは、前記基準ローラの前記回転軸が延在する方向において前記基準ローラの両側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
- 前記基準ローラの外周面と前記検知ローラの外周面との接触部よりも前記紙葉状媒体の搬送方向の上流に位置する第2搬送ローラと、
前記第2搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記第2搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する第2従動ローラと、
を更に備え、
前記第2搬送ローラの外周面及び前記第2従動ローラの外周面との接触部から前記搬送ローラの外周面と前記従動ローラの外周面との接触部までの距離が前記紙葉状媒体の搬送方向の前記紙葉状媒体の長さより短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の媒体処理装置。 - 紙葉状媒体の取引に関する入力を受け付ける操作部と、
前記紙葉状媒体が搬送される搬送路と、
前記紙葉状媒体を鑑別する鑑別部とを備え、
前記鑑別部は、
回転軸を中心に回転可能に設けられる基準ローラと、
前記基準ローラと対向して配置され、該基準ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する検知ローラと、
前記基準ローラと前記検知ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持したことによる該検知ローラの変位を検出する変位センサと、
前記基準ローラの前記回転軸と同軸上に設けられ、かつ、前記基準ローラよりも高い前記紙葉状媒体に対する摩擦係数を有する搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して配置され、かつ、前記搬送ローラとの間で前記紙葉状媒体を挟持する従動ローラと、
を備えることを特徴とする媒体取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018027557A JP2019144787A (ja) | 2018-02-20 | 2018-02-20 | 媒体処理装置及び媒体取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018027557A JP2019144787A (ja) | 2018-02-20 | 2018-02-20 | 媒体処理装置及び媒体取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019144787A true JP2019144787A (ja) | 2019-08-29 |
Family
ID=67771356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018027557A Pending JP2019144787A (ja) | 2018-02-20 | 2018-02-20 | 媒体処理装置及び媒体取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019144787A (ja) |
-
2018
- 2018-02-20 JP JP2018027557A patent/JP2019144787A/ja active Pending
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