JP2013218587A - 紙幣処理装置及び自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反転搬送路上での紙幣ジャムの検知を従来より容易とする自動取引装置、及び反転搬送路におけるジャム紙幣の除去も容易とする自動取引装置を提供することを目的とする。
【解決手段】利用者が入出金時に紙幣の出し入れを行う入出金口ユニットと、紙幣の表裏を識別する識別ユニットと、前記識別ユニットの後方に設け、前記紙幣の表裏を反転する表裏反転ユニットと、前記表裏反転ユニットの後方に接続され、取引中の紙幣を一時的に保管する一時保管ユニットと、前記入出金口ユニット、前記識別ユニット及び前記表裏反転ユニットに紙幣を搬送する搬送路とを備えた紙幣取扱装置であって、前記表裏反転ユニットは、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転する反転搬送路と、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転しない非反転搬送路とを備える紙幣処理装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、紙幣処理装置、及び当該紙幣処理装置を搭載した、例えば金融機関等で使用される自動取引装置に関する。
銀行等の金融機関で使用されている自動取引装置(以下、ATM(Automated Teller Machine)とする)には、紙幣の表裏反転機構を備えた物がある。表裏反転機構とは、利用者により入金された紙幣の面を反転させるための機構である。表裏反転機構を用いることにより、紙幣が収納庫内に収納される際に紙幣の表面又は裏面の向きを揃えること、及び紙幣の表面又は裏面の向きを揃えた状態で出金することが可能となる。紙幣の表面又は裏面の向きを揃えた状態で入出金をすることは、ATMの利用客や金融機関の係員にとって利便性が向上し、金融機関のサービス向上の一環となる。
従来技術として、特許文献1及び特許文献2には、紙幣の識別を行う識別部と表裏反転機構とを搬送路上に設けており、入金計数時(特許文献1)又は入金収納時(特許文献2)に識別部で紙幣の表裏の判定を行い、その判定結果により、表裏反転機構を通過する紙幣と通過しない紙幣とに振り分けることが開示されている。
特開昭62−84396号公報 特開2003−085617号公報
表裏反転機構は、紙幣を反転させるための反転搬送路を設けている。当該反転搬送路は、紙幣を反転させるために複雑な動作が必要である。そのため、他の搬送路に比較して、紙幣の詰まり(紙幣ジャム)が生じやすく、紙幣のジャム対策が必要である。しかし、従来の反転搬送路は、ジャム紙幣を識別するためには、紙幣の識別部の識別結果を用いなければならず、反転搬送路におけるジャム紙幣の判定が困難であった。また、反転搬送路は、一方向に搬送する一方向搬送路が一般的であり、除去するために紙幣を停止させなければならず、装置の全体効率が低下していた。
本発明では、上述した問題に対し、反転搬送路上での紙幣ジャムの検知を従来より容易とする自動取引装置、及び反転搬送路におけるジャム紙幣の除去も容易とする自動取引装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明における紙幣取扱装置は、利用者が入出金時に紙幣の出し入れを行う入出金口ユニットと、紙幣の表裏を識別する識別ユニットと、前記識別ユニットの後方に設け、前記紙幣の表裏を反転する表裏反転ユニットと、前記表裏反転ユニットの後方に接続され、取引中の紙幣を一時的に保管する一時保管ユニットと、前記入出金口ユニット、前記識別ユニット及び前記表裏反転ユニットに紙幣を搬送する搬送路とを備えた紙幣取扱装置であって、前記表裏反転ユニットは、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転する反転搬送路と、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転しない非反転搬送路とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来では困難であった、紙幣ジャムが生じやすい表裏反転機構(特に、反転搬送路)におけるジャム紙幣の検知が容易となった。また、装置を止めることなく、表裏反転機構の内部で生じたジャム紙幣の除去が容易となり、装置の全体効率の低下を抑えることが可能となった。
自動取引装置の外観斜視図。 自動取引装置の制御ブロック図。 紙幣取扱装置の構成を示す側面図。 表裏反転ユニットの構成を示す側面図。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(表裏反転あり)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(表裏反転なし)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(実施例1)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(実施例2)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(実施例2)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(実施例3)。 表裏反転ユニットの動作を示す側面図(実施例3)。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。
最初に図1、図2を用いて自動取引装置(以下、ATMとする)の構成について説明する。ATMは、キャッシュカードや紙幣、明細票等を取引媒体とし、利用者の操作によって現金の預け入れや支払い、振り込み等の処理を行う装置である。
図1は、ATM1の外観斜視図である。ATM1の下部には、紙幣を処理する紙幣処理装置(下部右側)と、硬貨を処理する硬貨処理装置(下部左側)が設けられる。ATM1の筐体には、紙幣取扱装置の入出金口に対向するようにシャッタ201aが設けられており、当該シャッタ201aの開閉に応じて、紙幣の入出金取引が行なわれる。同様に、ATM1の筐体には、硬貨取扱装置の入出金口に対向するようにシャッタ202aが設けられており、当該シャッタ202aの開閉に応じて、硬貨の入出金取引が行なわれる。なお、ATM1によっては、硬貨処理装置を備えなくても良い。
ATM1の上部には、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理装置(上部右側)と、利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する通帳処理装置(上部左側)が設けられる。カード・明細票処理装置は、スロット203aから投入された利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出する。通帳処理機構はスロット204aから投入された利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する。
ATM1の正面前方には、利用者の取引の内容を表示しおよび取引のための種々の情報や項目を入力する利用者操作部205が設けられる。
図2は、ATM1の制御関係を示す制御ブロック図である。ATM1には、紙幣処理装置201、硬貨処理装置202、カード・明細票処理装置203、通帳処理装置204、利用者操作部205、金融機関の係員の操作に供する係員操作部206、外部とのデータ送受信を行う外部インターフェース部207、各装置の基本情報やプログラム等を記憶する記憶部208、これら各部を制御する本体制御部209、及び上記各部に電力を供給する電源部210が設けられる。これらの紙幣処理装置201、硬貨処理装置202、カード・明細票処理装置203、通帳処理装置204、利用者操作部205、係員操作部206、外部インターフェース部207及び記憶部208は、本体制御部209の制御の下に必要な動作を行う。
図3は、紙幣処理装置201の構成を示す側面図である。紙幣処理装置201は、利用者が入出金時に紙幣の出し入れを行う入出金口ユニット101と、取引中の紙幣を一時的に保管する一時保管ユニット102と、入金された紙幣及び出金する紙幣の種別及び真偽を確かめる鑑別ユニット103と、入金された紙幣及び出金する紙幣を保管する収納庫104a〜104dと、各ユニット間で紙幣を運搬する搬送路105と、各ユニットや搬送路に設けられたセンサ情報や、鑑別ユニット103で判別した紙幣の情報(金種、紙幣サイズ、紙幣の搬送中の姿勢、紙幣間隔)の処理等、各部を制御する制御部106とを有する。搬送路105のうち、搬送路105a及び105cは、紙幣を双方向に搬送する双方向搬送路であり、搬送路105bは、紙幣を入出金口ユニット101の方向にのみ搬送する一方向搬送路である。
また、一時保管ユニット102の装置手前側(図3の右側)、かつ鑑別ユニット103の装置奥側(図3の左側)には、紙幣の表面又は裏面を揃える表裏反転ユニット107を有する。ここで、鑑別ユニット103は、紙幣の表面・裏面を判別することが可能である。また、制御部106は、鑑別ユニット103より紙幣の表裏に関する情報を取得し、当該情報に基づき、必要に応じて表裏反転ユニット107で紙幣の表裏を反転させる。紙幣の表裏反転時における紙幣の搬送に関しては、後に詳細に述べる。
次に、紙幣処理装置201の動作について説明する。紙幣処理装置201の基本処理は、主に、入金計数処理、入金収納処理、出金処理がある。
入金計数処理は、入出金口ユニット101より入金された紙幣を装置内に搬送する処理である。最初に、入出金口ユニット101から繰り出された紙幣は、搬送路105aを経由して鑑別ユニット103に搬送され、紙幣の種別、真偽及び表裏が判別される。上記判別の結果、受入可能と判断された紙幣は、搬送路105a、表裏反転ユニット107を経由して一時保管ユニット102に搬送される。一方、受入不可能と判断された紙幣は、搬送路105bを経由して入出金口ユニット101に搬送される。ここで、鑑別ユニット103による判定の結果、受入不可能と判断された紙幣を入出金口ユニット101に搬送して利用者に返却する処理を、入金リジェクト処理と呼ぶ。
入金収納処理は、入金が確定した後に、一時保管ユニット102に一時的に収納された紙幣を、表裏反転ユニット107及び搬送路105aを経由して、鑑別ユニット103で紙幣の状態(搬送姿勢や、紙幣間隔など)を再判別し、搬送路105cを経由して収納庫104に収納する処理である。上述の入金計数処理及び入金収納処理により、入金取引が完了する。
出金処理は、収納庫104に保管されている紙幣を必要な枚数だけ放出し、利用者に対して提供する処理である。収納庫104から繰出された紙幣は、搬送路105c、105a、鑑別ユニット103及び搬送路105bを経由して、入出金口ユニット101に搬送される。鑑別ユニット103では、金種の確認や紙幣の搬送状態等を判別し、出金に適した紙幣であるかを確認している。
以下、図4〜図7を用いて、表裏反転ユニット107の構成と、入金計数処理及び入金収納処理における表裏反転ユニット107の動作とについて、詳細に説明する。
図4は、表裏反転ユニット107の構成を示した側面図である。表裏反転ユニット107は、紙幣の振分けゲート11、12と、紙幣の搬送ローラ13〜16と、搬送ローラ17と、シートローラ18と、紙幣が表裏反転を行う反転空間19と、紙幣の通過を検出する通過センサ20と、搬送路108a〜108dとを有している。
ここで、便宜的に表裏反転をする必要がある紙幣を裏向き紙幣、表裏反転をする必要がない紙幣を表向き紙幣と定義する。搬送路108a〜dのうち、108a及び108dは、表向き紙幣、裏向き紙幣の双方が搬送される共通搬送路、108bは、表向き紙幣が搬送される非反転搬送路、108cは、裏向き紙幣が搬送される反転搬送路である。共通搬送路108aは、搬送路105aを介して、識別ユニット103と接続されている。また、共通搬送路108dは、一時保管ユニット102と接続されている。また、搬送路108a〜dには、図示しない通過センサが複数設けられており、紙幣の搬送状態を検出することが可能である。
振分けゲート11は、共通搬送路108aと、非反転搬送路108bと、反転搬送路108cとが接続する箇所に設けられており、上記搬送路の接続切替えを行う。また、振分けゲート12は、反転搬送路108cと、非反転搬送路108bと、共通搬送路108dとが接続する箇所に設けられており、上記搬送路の接続切替えを行う。
上記振分けゲート11及び12は、所定の軸を中心に回転を行う可動ガイドと図示しない駆動手段が備えられており、可動ガイドを一方の搬送路側に退避させることにより、他方の搬送路を形成する。
上記搬送ローラ13、14、15は、非反転搬送路108b上に設けられており、これらのローラと図示しないベルト又はローラとにより、非反転搬送路108bを通過する紙幣に搬送力が与えられる。また、上記搬送ローラ16、17は、反転搬送路108c上に設けられており、これらのローラと図示しないベルト又はローラとにより、紙幣に搬送力が与えられる。同様に、共通搬送路108a、108dに設けられた図示しないベルト又はローラにより、紙幣に搬送力を与える。
シートローラ18、紙幣の反転空間19、紙幣の通過センサ20は、反転搬送路108c上に設けられている。
シートローラ18は、搬送ローラ17と同軸上に複数設けられたローラであり、搬送ローラ17の外径よりも突出する複数のシートが放射状に配置されている。シートは、弾性部材(例えば、ゴムやプラスチック材)で形成され、紙幣に押し付けることによる摩擦力で紙幣に力を与えている。なお、図4以降では、シートを等間隔(90゜間隔)に4枚配置しているが、シートの配置は当該構成に限定されるものではない。
シートローラ18は、図示しないモータにより入金計数方向(反時計回り)、入金収納方向(時計回り)の双方向に搬送路上が一定の搬送速度となるように回転する。また、シートローラ18は、図示しないギアにより、搬送ローラ13〜17と連結されており、搬送ローラ13〜17の駆動力が伝達される。
反転空間19は、紙幣が反転するために必要な空間である。図4に示す通り、反転空間を装置の最上部に設け、反転空間19の上部には搬送路を設けない構成とした。また、反転空間19と入出金口ユニット101との間に振分けゲート11を設け、反転空間19の下に振分けゲート12を設けた。これらの構成により、特に装置の高さ方向が大きくなることを抑え、装置の小型化を図ることができる。
また、反転空間19は、反転搬送路108c上の紙幣をスイッチバックさせる構成となっている。具体的には、搬送ローラ17で搬送されてきた紙幣を突き当て停止させる面である終端面19aを設け、終端面19aに突き当たった紙幣が跳ね返ることにより、進行方向が逆転する。この時、シートローラ18により、紙幣の後端がはたき落とされた後、シートローラ18と反転空間19の底面を構成するガイドの挟持による搬送力により、搬送ローラ16と17との挟持点へ紙幣が搬送される。その後、搬送ローラ16に沿って、紙幣がターンすることにより、紙幣の表裏が反転される。
通過センサ20は、例えば、光学センサが用いられ、発光側と受光側の間を紙幣が遮光することにより、紙幣の検出を可能とする。なお、通過センサ20は、図4で示した位置に限定されるものではなく、反転搬送路108c上の紙幣を検出可能な位置に設ければよい。
図5及び図6は、入金計数処理時に、識別ユニット103を通過した紙幣が表裏反転ユニット107に搬送された後の、表裏反転ユニット107の動作を示す図である。
識別ユニット103において、紙幣が真券かつATM1で取扱可能と判定された紙幣は、更に表裏の判定もなされ、共通搬送路108aに搬送される。識別ユニット103において、表向きと判定された紙幣が搬送された場合、図5に示すように、振分けゲート11を反転搬送路108cを塞ぐように退避する。これにより、紙幣は非反転搬送路108bへと搬送され、搬送ローラ13、14に沿って搬送される。その後、振分けゲート12を反転搬送路108cを塞ぐように退避する。これにより、紙幣は共通搬送路108dへ搬送され、一時保管ユニット102に収納される。
一方、識別ユニット103において、裏向きと判定された紙幣が搬送された場合、図6に示すように、振分けゲート11を非反転搬送路108bを塞ぐように退避する。これにより、紙幣は反転搬送路108cへと搬送される。反転搬送路108cに搬送された紙幣は、搬送ローラ17により搬送力が与えられ、反転空間19まで搬送される。搬送ローラ17の挟持を抜けた紙幣は、シートローラ18のシートにより反転空間に掻き出され、紙幣先端が反転空間19の終端面19aに突き当たることにより、減速・停止し、さらに跳ね返ることにより紙幣の搬送方向が逆向きに変化する。また、紙幣の後端側は、シートローラ18により叩き落された後、搬送ローラ16及び17に挟持され、搬送ローラ16に沿ってターンすることにより表裏が反転する。その後、振分けゲート12を非反転搬送路108bを塞ぐように退避する。これにより、紙幣は表裏反転が行われた状態で共通搬送路108dへ搬送され、一時保管ユニット102に収納される。以上の動作により、一時保管ユニット102に収納される紙幣は、全て表裏がそろった状態で集積される。
図7は、入金収納処理時における表裏反転ユニット107の動作を示す図である。一時保管ユニット102に収納された紙幣は、一時保管ユニット102の分離ローラにより、共通搬送路108dに搬送される。また、振分けゲート11、12を反転搬送路108cを塞ぐように退避することにより、紙幣は全て非反転搬送路108bへ搬送され、反転搬送路108cには搬送されない。
非反転搬送路108bを通過した紙幣は、識別ユニット103に搬送され、紙幣の状態や表裏反転ができなかった紙幣が無いか、また入金計数時と通過紙幣枚数が合っているかが確認され、ジャム紙幣の検知が可能となる。また、紙幣の状態・紙幣の搬送状態の変化によるジャム紙幣の検知も可能である。
ここで表裏反転できていない紙幣が見つかった場合、当該紙幣は、紙幣の状態の悪い紙幣とともに、リジェクト庫(出金に適さない紙幣を収納する収納庫)に設定されている収納庫104に搬送される。このように、入金動作時だけでなく、収納動作時にも識別ユニット103を通過することにより、紙幣枚数や表裏をダブルチェックすることができる。 一時保管ユニット102から繰出された紙幣は、反転搬送路108cを通過することはないが、入金計数処理時に反転搬送路108c上で、紙幣のジャムが生じる可能性がある。そこで、図7に示すように、反転搬送路を入金計数処理時と逆方向に搬送させることにより、非反転搬送路108bにジャム紙幣が存在しない場合等、入金計数時に検知困難であるジャム紙幣の除去が可能となる。
搬送ローラ16、17は、搬送ローラ13〜15とギアで連結されており、一緒に駆動する。そのため、入金収納処理時において、反転搬送路108cを入金計数時と逆方向に動作させることが可能となる。入金計数処理時に、反転搬送路108c上に紙幣が残留したにもかかわらず検出できなかった場合でも、入金収納処理時に、反転搬送路108cが動作することにより、ジャム紙幣Xを通過センサ20で検出すること可能となる。これにより、反転搬送路108c上のジャム紙幣の存在を、制御部106で検出することが可能となる。
以上のような構成を採用することにより、従来では困難であった、紙幣ジャムが生じやすい表裏反転機構(特に、反転搬送路)におけるジャム紙幣の検知が容易となる。
以下、本発明の第2の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、反転搬送路で検知したジャム紙幣を除去することについて説明する。なお、ATM1の構成、表裏反転ユニット107等の構成については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図8及び図9は、ジャム紙幣Xの搬送状態を示した図である。通過センサにより検出されたジャム紙幣Xは(図8(a))、反転搬送路108cにより振分けゲート11の位置まで搬送される(図8(b))。このとき、振分けゲート11に衝突した後にジャム紙幣Xが搬送されないように、反転搬送路108cの搬送路が所定値以上となった場合に、搬送ローラ16、17と搬送ローラ13〜15との接続状態を解除することが望ましい。
一時保管ユニット102に収納された全ての紙幣が非反転搬送路108bを通過した後、搬送ローラ16、17と搬送ローラ13〜15とを接続状態とし、振分けゲート11、12を非反転搬送路108bを塞ぐように退避することにより、ジャム紙幣Xを共通搬送路108aに搬送し(図9)、搬送路105cを経由し、リジェクト庫に設定されている収納庫104に搬送する。
以上のような構成を採用することにより、装置を止めることなく、表裏反転機構の内部で生じたジャム紙幣の除去が容易となり、装置の全体効率の低下を抑えることが可能となる。
以下、本発明の第3の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、上記第2の実施形態とは異なる動作で、反転搬送路で検知したジャム紙幣を除去することについて説明する。なお、ATM1の構成、表裏反転ユニット107等の構成については、第1及び第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図10及び図11は、ジャム紙幣Xの搬送状態を示した図である。通過センサにより検出されたジャム紙幣Xは、反転搬送路108cにより反転空間19の終端面19aの位置まで搬送される(図10)。このとき、反転空間の終端面19aに衝突した後にジャム紙幣Xが跳ね返らないように、搬送ローラ16、17と搬送ローラ13〜15との接続状態を変更させ、搬送ローラ16、17の速度を変更させることが望ましい。
一時保管ユニット102に収納された全ての紙幣が非反転搬送路108bを通過した後、振分けゲート11、12を非反転搬送路108bを塞ぐように退避することにより、ジャム紙幣Xを共通搬送路108aに搬送し(図11)、搬送路105cを経由し、リジェクト庫に設定されている収納庫104に搬送する。すなわち、通過センサにより検出され、反転空間19に一時保留されたジャム紙幣Xを、一時保管ユニット102に収納された全ての紙幣が非反転搬送路108bを通過した後に反転空間19から放出している。
なお、第1〜第3の実施形態の説明において、搬送ローラ16、17と搬送ローラ13〜15とをギアにより連結し、単一のモータで駆動することしているが、これらの搬送ローラをギアの連結でなく、複数のモータにより制御しても良い。これにより、各搬送ローラの回転速度及び回転方向を個別に制御することが可能となる。
1:自動取引装置、11、12:振分けゲート、13〜17:搬送ローラ、18:シートローラ、19:反転空間、20:通過センサ、101:入出金口ユニット、102:一時保管ユニット、103:識別ユニット、104:収納庫、105:搬送路、106:制御部、107:表裏反転ユニット、108:表裏反転ユニットの搬送路、201:紙幣処理装置、202:硬貨処理装置、203:カード・明細票処理装置、204:通帳処理装置、205:利用者操作部、206:係員操作部、207:外部インターフェース部、208:記憶部、209:本体制御部、210:電源部

Claims (9)

  1. 利用者が入出金時に紙幣の出し入れを行う入出金口ユニットと、
    紙幣の表裏を識別する識別ユニットと、
    前記識別ユニットの後方に設け、前記紙幣の表裏を反転する表裏反転ユニットと、
    前記表裏反転ユニットの後方に接続され、取引中の紙幣を一時的に保管する一時保管ユニットと、
    前記入出金口ユニット、前記識別ユニット及び前記表裏反転ユニットに紙幣を搬送する搬送路とを備えた紙幣取扱装置であって、
    前記表裏反転ユニットは、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転する反転搬送路と、前記紙幣を双方向に搬送可能であって、前記紙幣の表裏を反転しない非反転搬送路とを備える紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置であって、
    前記反転搬送路は、前記非反転搬送路より上部に備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の紙幣処理装置であって、
    前記反転搬送路及び前記非反転搬送路は、それぞれ搬送ローラを備え、
    前記反転搬送路の搬送ローラと前記非反転搬送路の反転搬送路とを接続するギアを備えることを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の紙幣処理装置であって、
    前記反転搬送路は、前記識別ユニットで一方の面が識別された紙幣を搬送し、前記非反転搬送路は、前記識別ユニットで前記一方の面と異なる面が識別された紙幣を搬送することを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の紙幣処理装置であって、
    入金計数処理時に、前記搬送路は、前記入出金口、前記識別ユニット、前記表裏反転ユニットの順に紙幣を搬送し、前記表裏反転ユニットに搬送された紙幣は、前記反転搬送路又は前記非反転搬送路を経由して、前記一時保管ユニットに収納されることを特徴とする紙幣処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の紙幣処理装置であって、
    紙幣を収納する収納庫を備え、
    入金収納処理時に、前記一時保管ユニットから繰出された紙幣は、前記非反転搬送路及び前記搬送路を経由して、前記識別ユニット、前記収納庫の順に搬送されることを特徴とする紙幣処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の紙幣処理装置であって、
    前記反転搬送路上の紙幣を検出するセンサと、前記反転搬送路と前記非反転搬送路とを切替える切替えゲートを有し、
    入金収納処理時に、前記センサでジャム紙幣を検出した場合、前記ジャム紙幣は、前記切替えゲートの位置まで搬送され、前記一時保管ユニットに収納された全ての紙幣が前記非反転搬送路を通過した後、前記切替えゲートを切替え、前記ジャム紙幣は、前記非反転搬送路及び前記搬送路を経由して、前記識別ユニット、前記収納庫の順に搬送されることを特徴とする紙幣処理装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の紙幣処理装置であって、
    前記反転搬送路上の紙幣を検出するセンサを有し、
    入金収納処理時に前記センサでジャム紙幣を検出した場合、前記ジャム紙幣は、前記反転搬送路上に設けた紙幣の反転空間に一時保留され、前記一時保管ユニットに収納された全ての紙幣が前記非反転搬送路を通過した後、前記ジャム紙幣は、前記非反転搬送路及び前記搬送路を経由して、前記識別ユニット、前記収納庫の順に搬送されることを特徴とする紙幣処理装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の紙幣処理装置を備えた自動取引装置。
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