JP7275479B2 - 紙幣処理装置及び紙幣取引装置 - Google Patents

紙幣処理装置及び紙幣取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7275479B2
JP7275479B2 JP2018098005A JP2018098005A JP7275479B2 JP 7275479 B2 JP7275479 B2 JP 7275479B2 JP 2018098005 A JP2018098005 A JP 2018098005A JP 2018098005 A JP2018098005 A JP 2018098005A JP 7275479 B2 JP7275479 B2 JP 7275479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
roller
opening
banknote
banknotes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018098005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019204220A (ja
Inventor
大介 宮澤
円 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2018098005A priority Critical patent/JP7275479B2/ja
Priority to US17/044,849 priority patent/US11900752B2/en
Priority to RU2020138676A priority patent/RU2749332C1/ru
Priority to PCT/JP2019/015785 priority patent/WO2019225195A1/ja
Publication of JP2019204220A publication Critical patent/JP2019204220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7275479B2 publication Critical patent/JP7275479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/16Handling of valuable papers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
    • G07D11/26Servicing, repairing or coping with irregularities, e.g. power failure or vandalism
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/40Device architecture, e.g. modular construction
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/60User-interface arrangements
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/12Containers for valuable papers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/14Inlet or outlet ports
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D2211/00Paper-money handling devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

本発明は紙幣処理装置及び紙幣取引装置に関し、例えば紙幣のような紙葉状の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機においては、使用者(金融機関の顧客等)との取引内容に応じて、例えば該使用者に紙幣や硬貨等の現金を入金させる入金取引や、使用者へ現金を出金する出金取引等の各種取引を行う。また現金自動預払機の種類として、ある取引において使用者から入金された紙幣を次回以降の取引において再利用して他の使用者へ出金する、いわゆるリサイクル型(又は環流型)と呼ばれるものがある。
このようなリサイクル型の現金自動預払機として、例えば紙幣の入出金に関する処理を行う紙幣入出金機を搭載したものがある(例えば、特許文献1参照)。この紙幣入出金機は、例えば使用者との間で紙幣の授受を行う接客部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽等を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部とを有している。また紙幣入出金機は、再利用可能な紙幣を金種ごとに分けて収納する紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有している。
そのような現金自動預払機には、現金自動預払機の筐体に対しそれぞれ引き出し可能に形成され互いに物理的に独立した上部ユニットと下部ユニットとを有するものがある。上部ユニットは、例えば接客部、鑑別部、一時保留部及びリジェクト庫を内蔵している。下部ユニットは、例えば紙幣収納庫を内蔵している。現金自動預払機の筐体内に格納された状態において、上部ユニットと下部ユニットとは、互いの搬送路間で紙幣を受け渡す。
特開2013-174946号公報
そのような現金自動預払機においては、上部ユニットと下部ユニットとの両方のユニット間にまたがって紙幣が残留している場合、上部ユニット又は下部ユニットを筐体から引き出すと紙幣が破けてしまう可能性があるため、上部ユニット又は下部ユニットを筐体から引き出すことができず、ジャム紙幣を除去する復旧作業ができないおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上し得る紙幣処理装置及び紙幣取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、内部空間と外部とを連通させる開口側に形成された開口部を開閉可能な扉が形成された筐体と、筐体の内部に対し引き出し及び収納可能に形成された複数のユニットと、複数のユニットの少なくとも何れか一方に設けられ、駆動伝達部によりモータの駆動力をローラへ伝達させることで該ローラを回転させることにより紙幣を搬送する搬送部と、ユニットにおける開口側の端部近傍に設けられ、ローラを回転させるローラ手動駆動部と、ユニットにおける開口側の端部近傍に設けられ、ユニット同士の間で紙幣を受け渡す接続部と、駆動伝達部を覆い、ローラ手動駆動部の開口側と保守面側とを露出させるカバー開口部が形成されたカバーとを設け、ローラ手動駆動部は、ユニットが筐体の内部に収納されている状態で、開口側から使用者が触手により直接操作可能な箇所に設けられ、ローラは、接続部の近傍に設けられ、ユニット同士の間で紙幣を受け渡す際に回転するようにした。
また本発明の紙幣取引装置においては、紙幣に関する取引を受け付ける利用者応対部と、内部空間と外部とを連通させる開口側に形成された開口部を開閉可能な扉が形成された筐体と、筐体の内部に対し引き出し及び収納可能に形成された複数のユニットと、複数のユニットの少なくとも何れか一方に設けられ、駆動伝達部によりモータの駆動力をローラへ伝達させることで該ローラを回転させることにより紙幣を搬送する搬送部と、ユニットにおける開口側の端部近傍に設けられ、ローラを回転させるローラ手動駆動部と、ユニットにおける開口側の端部近傍に設けられ、ユニット同士の間で紙幣を受け渡す接続部と、駆動伝達部を覆い、ローラ手動駆動部の開口側と保守面側とを露出させるカバー開口部が形成されたカバーとを設け、ローラ手動駆動部は、ユニットが筐体の内部に収納されている状態で、開口側から使用者が触手により直接操作可能な箇所に設けられ、ローラは、接続部の近傍に設けられ、ユニット同士の間で紙幣を受け渡す際に回転するようにした。
本発明は、開口側から容易にローラ手動駆動部を作業者に操作させることにより搬送部のローラを回転させてジャム媒体を搬送部において移動させ複数のユニット間にまたがらない状態にし、ジャム媒体が残留している側のユニットを筐体から引き出させてジャム媒体を除去させることができる。
本発明によれば、開口側から容易にローラ手動駆動部を作業者に操作させることにより搬送部のローラを回転させてジャム紙幣を搬送部において移動させ複数のユニット間にまたがらない状態にし、ジャム紙幣が残留している側のユニットを筐体から引き出させてジャム紙幣を除去させることができ、かくして使い勝手を向上し得る紙幣処理装置及び紙幣取引装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の内部構成を示す左側面図である。 紙幣入出金機における上部ユニット及び下部ユニットの引出を示す左側面図である。 カバー装着状態の下部ユニットの構成を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。 カバー離脱状態の下部ユニットの構成を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1-1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関や各種商業施設等に設置され、使用者(すなわち金融機関や商業施設の顧客等)との間で、入金処理や出金処理等の現金に関する取引を行う。
筐体2は、その前側に使用者が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に応対部3が設けられている。応対部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、使用者との間で例えば現金やカード等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、使用者によって入金される紙幣が投入されると共に、使用者へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞する。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチセンサとが一体化されたタッチパネルとなっている。テンキー7は、「0」~「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2は、該筐体2により囲まれた内部空間と外部とを連通させる筐体開口部2Aが前面側に形成され、筐体開口部2Aを開閉可能な前面扉2Dが開口側である前面側に設けられている。筐体2は、顧客との間で取引処理が行われる取引動作時の場合には前面扉2Dを閉鎖することにより、現金自動預払機1の内部を保護する。一方、筐体2は、保守員や金融機関の行員等の作業者により保守作業が行われる保守作業時の場合には、必要に応じて前面扉2Dを開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得る。
現金自動預払機1は、保守作業が行われる保守面が左面側となっており、保守作業時には、前面扉2Dが開放され、後述する下部ユニット10L又は上部ユニット10U(図2)が筐体2から引き出され、下部ユニット10L又は上部ユニット10U(図2)に対し左面側から保守作業が行われる。この現金自動預払機1においては、一度に筐体2から引き出されるのは上部ユニット10U又は下部ユニット10Lの何れか一方のみとなっており、上部ユニット10U及び下部ユニット10Lの両方が筐体2から同時に引き出された状態にはならないようになっている。
以下では、現金自動預払機1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2の内部には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等の種々の処理を行う。また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
[1-2.紙幣入出金機の構成]
図2に示すように媒体処理装置としての紙幣入出金機10は、内部に紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。この紙幣は、例えば紙や樹脂等の材料により、薄い長方形の紙葉状に形成されている。
紙幣入出金機10は、大きく分けて、全体の外側部分を構成する紙幣入出金機フレーム10Fと、該紙幣入出金機フレーム10Fにおける上下方向のほぼ中央よりも上側部分を占める上部ユニット10Uと、その下側部分を占める下部ユニット10Lとにより構成されている。
紙幣入出金機フレーム10Fは、筐体2(図1)の内部に取り付けられている。上部ユニット10U及び下部ユニット10Lは、この紙幣入出金機フレーム10Fに対し、それぞれ前後方向に沿ったスライドレール(図示せず)を介して取り付けられている。このため紙幣入出金機10では、筐体2の前面扉2Dが開放された状態において、図3(A)及び(B)に示すように、紙幣入出金機フレーム10Fに対し上部ユニット10U及び下部ユニット10Lをそれぞれ前方へ引き出すことができる。また紙幣入出金機10では、上部ユニット10U及び下部ユニット10Lを後方へ押し込むことにより、図2に示したように、紙幣入出金機フレーム10F内にそれぞれ格納することができる。
[1-3.上部ユニットの構成]
図2に示すように上部ユニット10Uには、全体を統括制御する紙幣制御部11、接客部12、上前搬送部13、鑑別部14、上後搬送部15、一時保留部16及びリジェクト庫17が設けられている。
紙幣制御部11は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣の搬送先を決定する処理や各部の動作を制御する処理等、種々の処理を行う。また紙幣制御部11は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
接客部12は、使用者との間で紙幣を受け渡すことにより、該使用者に紙幣を入金させ、又は該使用者に紙幣を出金する。接客部12は、紙幣を収容する収容器や、開口部を開閉するシャッタ、紙幣を1枚ずつに分離して繰り出す分離部、及び搬送されてきた紙幣を集積する集積部等を有している。この接客部12は、使用者により紙幣が収容器に投入されると、シャッタを閉塞し、分離部により紙幣を1枚ずつに分離して、下側に位置する上前搬送部13に順次引き渡す。また接客部12は、後側の上後搬送部15から紙幣が搬送されてくると、これを集積部により収容器内に順次放出して集積してから、シャッタを開放して使用者に受け取らせる。
上前搬送部13は、上側の接客部12、後側の鑑別部14及び下側の下搬送部21とそれぞれ接続される3本の搬送路を有しており、これらの接続部分に切替器が設けられている。この上前搬送部13は、紙幣制御部11の制御に基づき、接客部12及び鑑別部14を接続する搬送経路と、鑑別部14及び下搬送部21を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
鑑別部14は、接客部12の下側且つ上前搬送部13の後側に位置している。鑑別部14は、その内部において、前後方向に沿った搬送路が形成され、この搬送路に沿って磁気センサ、イメージセンサ及び厚みセンサ等の複数のセンサが配置されている。この鑑別部14は、搬送路に沿って搬送される紙幣から各センサにより得られる種々の検知結果を鑑別結果として紙幣制御部11へ送出する。これに応じて紙幣制御部11は、この鑑別結果を基に紙幣の金種、真偽、正損(損傷しているか否か)等を判断すると共に搬送状態を認識し、得られた結果を基に該紙幣の搬送経路や搬送先を決定する。
上後搬送部15は、接客部12及び鑑別部14の後側に位置している。この上後搬送部15は、接客部12、鑑別部14、一時保留部16、リジェクト庫17及び下搬送部21とそれぞれ接続される複数本の搬送路が形成されており、各搬送路の接続箇所に切替器がそれぞれ設けられている。
この上後搬送部15は、紙幣制御部11の制御に基づき、鑑別部14及び接客部12を接続する搬送経路と、鑑別部14及び一時保留部16を接続する搬送経路と、鑑別部14及び下搬送部21を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。これに加えて上後搬送部15は、一時保留部16及び接客部12を接続する搬送経路と、下搬送部21及びリジェクト庫17を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
一時保留部16は、いわゆるテープエスクロ方式を採用しており、円筒状に形成され回転するドラムや、このドラムの周側面に一端が固定されたテープ、このテープを他端側から巻き取るリール、及びテープを所定の走行路に沿って走行させるプーリ等を有している。この一時保留部16は、上後搬送部15から紙幣を受け取ると、ドラムを所定の巻取方向に回転させ、この紙幣をテープと共に周側面に巻き付けて収納する。また一時保留部16は、ドラムを巻取方向と反対の巻戻方向に回転させると、該ドラムの周側面からテープと共に紙幣を引き剥がし、これを繰り出して上後搬送部15に順次引き渡す。
リジェクト庫17は、内部に紙幣を収納する収納空間を有すると共に、この収納空間内へ紙幣を放出する放出機構を有している。このリジェクト庫17は、例えば損傷の程度が大きく出金すべきで無いと判断された紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)を上後搬送部15から受け取ると、この紙幣を放出機構により収納空間内へ放出し、集積した状態で収納する。
図3(A)に示すように上部ユニット10Uの前端近傍の下端部には、下部ユニット10L(図3(B))の下部ユニット前受渡口T21との間で紙幣を受け渡す上部ユニット前受渡口T11が形成されている。また上部ユニット10Uの後端近傍の下端部には、下部ユニット10L(図3(B))の下部ユニット後受渡口T22との間で紙幣を受け渡す上部ユニット後受渡口T12が形成されている。
[1-4.下部ユニットの構成]
図2に示すように下部ユニット10Lには、下搬送部21及び紙幣収納庫22(22A、22B、22C及び22D)が設けられている。
下搬送部21は、上前搬送部13、鑑別部14、上後搬送部15及びリジェクト庫17の下側に位置しており、ローラやベルト、或いはこれらを駆動するモータ等により、上前搬送部13、上後搬送部15及び4個の紙幣収納庫22とそれぞれ接続された搬送路が形成されると共に、各搬送路の接続箇所に切替器がそれぞれ設けられている。この下搬送部21は、紙幣制御部11の制御に基づき、上前搬送部13及び各紙幣収納庫22を接続する搬送経路と、上後搬送部15及び各紙幣収納庫22を接続する搬送経路とに搬送路を切り替える。
紙幣収納庫22は、前側から後側へ向けて、再利用(リサイクル)が可能な紙幣を収納する4個の紙幣収納庫22(22A、22B、22C及び22D)が前後方向に沿って配置されている。各紙幣収納庫22は、上下方向に長い直方体状に形成されており、紙幣を集積して収納する収納空間、該収納空間の上側に配置され紙幣の分離処理及び放出処理を行う分離放出部等がその内部に設けられている。また各紙幣収納庫22は、それぞれ収納すべき紙幣の金種が予め設定されている。紙幣収納庫22は、紙幣を収納する収納処理を行う場合、上側の下搬送部21から紙幣を受け取ると、この紙幣を収納庫搬送部により分離放出部へ搬送して収納空間内へ放出し、該収納空間内に集積した状態で収納する。また紙幣収納庫22は、紙幣を繰り出す繰出処理を行う場合、収納空間内に集積された紙幣を分離放出部により1枚ずつに分離し、これを収納庫搬送部により上方へ搬送して上側の下搬送部21に引き渡すことにより繰り出す。
図3(B)に示すように下部ユニット10Lの前端近傍の上端部には、上部ユニット10U(図3(A))の上部ユニット前受渡口T11との間で紙幣を受け渡す接続部としての下部ユニット前受渡口T21が形成されている。また下部ユニット10Lの後端近傍の上端部には、上部ユニット10U(図3(A))の上部ユニット後受渡口T12との間で紙幣を受け渡す下部ユニット後受渡口T22が形成されている。
紙幣入出金機10は、紙幣入出金機フレーム10F(図2)に上部ユニット10U及び下部ユニット10Lが格納されることにより、その前端近傍において上部ユニット前受渡口T11及び下部ユニット前受渡口T21(図3)を接続し、これにより両者の間で紙幣を受け渡す前接続口C1(図2)を形成している。またこのとき紙幣入出金機10は、その後端近傍において、上部ユニット後受渡口T12及び下部ユニット後受渡口T22(図3)を接続し、これにより両者の間で紙幣を受け渡す後接続口C2(図2)を形成している。
[1-5.下搬送部の構成]
図4及び図5に示すように下搬送部21は、箱状である下搬送部フレーム21Fに各種部品が取り付けられている。なお図4は後述するカバー60が下搬送部フレーム21Fに装着された状態であるカバー装着状態を、図5はカバー60が下搬送部フレーム21Fから取り外された状態であるカバー離脱状態をそれぞれ示している。
下搬送部フレーム21Fの左右内側にはモータ30が取り付けられている。モータ30の出力軸は、下搬送部フレーム21Fの左側壁に設けられた孔部を貫通して下搬送部フレーム21Fよりも左方まで突出している。下搬送部フレーム21Fの内部には、紙幣を搬送する搬送機構24が設けられている。搬送機構24は、主にドライブシャフト46、ドライブローラ48、搬送ベルト50、アイドルローラ52、後側ドライブシャフト40及び後側ドライブローラ41により構成されており、紙幣を搬送する搬送路を形成し、これらが適宜回転することにより紙幣を搬送する。なお図4及び図5においては搬送機構24のうちの一部分を示し、それ以外は省略する。
下搬送部フレーム21Fの左右外側には、モータ30の駆動力を搬送機構24へ伝達させる下搬送部駆動伝達部34が設けられている。下搬送部駆動伝達部34は、モータプーリ32、後側タイミングベルト36、後側プーリ38、前側タイミングベルト42及びノブ付きプーリ44により構成されている。
モータプーリ32は、歯車状でありモータ30の出力軸に固定されており、外周面に後側タイミングベルト36の後端を架設している。後側タイミングベルト36は、後端に配置されたモータプーリ32と前端に配置された後側プーリ38との周囲に掛け回され前後方向に延在する無端ベルトであり、モータプーリ32の回転に伴って回転し、回転力を後側プーリ38へ伝達する。後側プーリ38は、歯車状であり下搬送部フレーム21Fの前後方向のほぼ中間部分に配され、外周面に後側タイミングベルト36の前端を架設しており、後側ドライブシャフト40に固定され後側ドライブシャフト40を軸として回転自在に設けられている。また後側プーリ38は、外周面における後側タイミングベルト36よりも右側に、前側タイミングベルト42の後端を架設している。後側ドライブシャフト40は、円筒状であり左右方向に沿って延在し左右端部が下搬送部フレーム21Fに支持されており、下搬送部フレーム21Fの左側壁に設けられた孔部を貫通して下搬送部フレーム21Fよりも左方まで延設している。後側ドライブローラ41は、下搬送部フレーム21Fの左右内側において、後側ドライブシャフト40を軸として回転自在に、紙幣の長辺方向の長さよりも短い間隔を空けて左右に並び2個設けられている。この後側ドライブローラ41は、主に下搬送部21における後側半分に配置されたローラ及び搬送ベルトに回転力を伝達させることにより、下部ユニット後受渡口T22(図3(B))近傍を搬送される紙幣を搬送させる。
前側タイミングベルト42は、後端に配置された後側プーリ38と前端に配置されたノブ付きプーリ44のプーリ部44Pとの周囲に掛け回され前後方向に延在する無端ベルトであり、後側プーリ38の回転に伴って回転し、回転力をノブ付きプーリ44へ伝達する。
ノブ付きプーリ44は、下搬送部フレーム21Fの前端部近傍(すなわち開口部側端部近傍)に配され、外周面に前側タイミングベルト42の前端を架設しており、ドライブシャフト46に固定され該ドライブシャフト46を軸として回転自在に設けられている。ドライブシャフト46は、円筒状であり左右方向に沿って延在し左右端部が下搬送部フレーム21Fに支持されており、下搬送部フレーム21Fの左側壁に設けられた孔部を貫通して下搬送部フレーム21Fよりも左方まで延設している。このドライブシャフト46は、下搬送部21に複数存在するドライブシャフトのうち、最前面に配置されているドライブシャフトである。ドライブローラ48は、下搬送部フレーム21Fの左右内側において、ドライブシャフト46を軸として回転自在に、紙幣の長辺方向の長さよりも短い間隔を空けて左右に並び2個設けられている。このドライブローラ48は、外周面に搬送ベルト50の前端を架設している。またこのドライブローラ48は、主に下搬送部21における前側半分に配置された搬送ベルト50及びアイドルローラ52に回転力を伝達させることにより、下部ユニット前受渡口T21(図3(B))近傍を搬送される紙幣を搬送させる。このようにノブ付きプーリ44は、ドライブシャフト46と連動しており、保守作業等の際に作業者に手動で回転されると、その力をドライブシャフト46を介し搬送ベルト50へ伝達して該搬送ベルト50を回転させ、紙幣を搬送させる。
搬送ベルト50は、後端に配置されたアイドルローラ52と前端に配置されたドライブローラ48との周囲に掛け回され前後方向に延在する無端ベルトであり、このドライブローラ48が回転することにより、その下面を前後方向に沿って走行させる。
アイドルローラ52は、外周面に搬送ベルト50の後端を架設しており、左右方向に沿うアイドルシャフトを軸に搬送ベルト50に連れて回転する。また下搬送部フレーム21Fの左右内側には、後側ドライブローラ41、ドライブローラ48及び搬送ベルト50と対向するよう複数のアイドルローラが設けられており、左右方向に沿うアイドルシャフトを軸に回転可能で且つ対向する後側ドライブローラ41、ドライブローラ48及び搬送ベルト50に対し離接する方向へ移動可能に下搬送部フレーム21Fに取り付けられており、対向する後側ドライブローラ41、ドライブローラ48及び搬送ベルト50に連れて回転する。またこれらのアイドルローラは、図示しない圧縮ばねである付勢部材により対向する後側ドライブローラ41、ドライブローラ48及び搬送ベルト50へ向けて付勢されている。
かかる構成において下搬送部21がモータ30を回転させると、その回転力がモータプーリ32、後側タイミングベルト36、後側プーリ38及び後側ドライブシャフト40を介して後側ドライブローラ41へ伝達することにより、下搬送部21の後側部分に位置する紙幣を搬送させると共に、モータプーリ32、後側タイミングベルト36、後側プーリ38、前側タイミングベルト42、ノブ付きプーリ44及びドライブシャフト46を介してドライブローラ48へ伝達することにより、下搬送部21の前側部分に位置する紙幣を搬送させる。
[1-6.ノブ付きプーリの構成]
ノブ付きプーリ44は、全体として略円筒状に形成されると共に、プーリ部44Pとノブ部44Kとが一体に形成されており、ドライブシャフト46における下搬送部フレーム21Fよりも左方まで突出した箇所に、ドライブシャフト46と同軸となるように直接取り付けられている。プーリ部44Pは、歯車状であり、ノブ付きプーリ44の右側端部に形成されており、外周面に前側タイミングベルト42の前端を架設している。操作ノブとしてのノブ部44Kは、プーリ部44Pとほぼ同様の直径及び厚さの円板状であり、作業者が指先で触れた際の滑り止めとなる溝が外周面の全周に亘り形成されている。
作業者がノブ部44Kに開口側から触れることによりノブ付きプーリ44が一回転方向へ回転操作されると、これに連動させて下部ユニット前受渡口T21近傍に位置するドライブローラ48が一方向へ回転する。このためドライブローラ48の一方向への回転に伴って、搬送ベルト50及びアイドルローラ52が一回転方向へ回転し、紙幣を一方向へ移動させる。
一方作業者がノブ部44Kに開口側から触れることによりノブ付きプーリ44が他回転方向へ回転操作されると、これに連動させて下部ユニット前受渡口T21近傍に位置するドライブローラ48が他方向へ回転する。このためドライブローラ48の他方向への回転に伴って、搬送ベルト50及びアイドルローラ52が他回転方向へ回転し、紙幣を他方向へ移動させる。
すなわち紙幣入出金機10は、作業者にノブ付きプーリ44を一回転方向や他回転方向へ回転操作させるようにして、搬送機構24における下部ユニット前受渡口T21の近傍に位置するドライブローラ48や搬送ベルト50等を手動で駆動させることができる。これにより紙幣入出金機10は、下搬送部21の搬送路における下部ユニット前受渡口T21近傍で紙幣が詰まるジャムが発生した場合、作業者によりノブ付きプーリ44が一回転方向や他回転方向へ回転操作されると、搬送路上のジャム紙幣や、これと共に留まっている他の紙幣を同一方向へ搬送させることができる。
[1-7.カバーの構成]
下搬送部フレーム21Fの左側面には、板状に形成され下搬送部駆動伝達部34を覆うカバー60が取り付けられている。カバー60は、下搬送部フレーム21Fの左側面と当接する右側面が開口する略箱型に形成されており、それぞれ上側に天板60Tが、下側に底板60Dが、後側に後面板60Bが、左側に側面板60Lが、前側に前面板60Fが形成されていると共に、これら天板60T、底板60D、後面板60B、側面板60L及び前面板60Fにより囲まれる被覆空間が形成されている。この被覆空間は、ノブ付きプーリ44のノブ部44Kを除いて下搬送部駆動伝達部34の上側、下側、後側、左側及び前側を完全に覆う程度の大きさに形成されている。このためカバー60は、下搬送部駆動伝達部34を外部に露出しないように覆うことにより、該下搬送部駆動伝達部34を作業者によって手がかけられないように保護している。
カバー60は、前端部の左側において、カバー開口部62が形成されている。カバー開口部62は、カバー60の前端からプーリ部44Pよりも後側までに亘って前後方向に沿ってカバー60の左側部分が上端部から下端部まで切り欠かれたような形状である。これによりカバー60は、カバー60におけるカバー開口部62よりも後側に位置する後側覆い部66と、カバー開口部62の右側に位置する前側覆い部64とを有している。
前側覆い部64は、下搬送部フレーム21Fの左端面からノブ付きプーリ44のノブ部44Kの右端部よりも右側までを、天板60T、底板60D及び前面板60Fにより覆っている。このためカバー60は、ノブ部44Kにおける上側、下側、左側及び前側には設けられていない。後側覆い部66は、下搬送部フレーム21Fの左側面から、後側タイミングベルト36の左端部までを、天板60T、底板60D、側面板60L及び後面板60Bにより覆っている。
カバー開口部62は、ノブ部44Kの前面側を外部に露出させることにより、下部ユニット10Lが筐体2(図2)に収納された状態において、すなわち筐体2から下部ユニット10Lが引き出されていない状態においても、開口側(前側)から作業者によってノブ部44Kを操作可能にしている。またカバー開口部62は、ノブ部44Kの保守面側(左側)を外部に露出させることにより、下部ユニット10Lが筐体2から引き出された状態において、保守面側から作業者によってノブ部44Kを操作可能にもしている。
このようにカバー60は、ノブ部44Kの保守面側に加えて前側も外部に露出させることにより、下搬送部駆動伝達部34を隠蔽して操作不能にすると共に、作業者に対し保守面側からだけでなく前側からもノブ部44Kを回転操作可能にしている。
[1-8.ジャム紙幣の除去]
かかる構成において、図2に示すように前接続口C1においてジャム紙幣BLが詰まった場合、現金自動預払機1は、作業者によって前面扉2Dが開放されることにより、ノブ付きプーリ44のノブ部44Kを開口側から操作可能な状態となる。続いて現金自動預払機1は、ノブ付きプーリ44のノブ部44Kが開口側から作業者によって回転操作されることにより、ドライブローラ48を回転させ、ジャム紙幣BLを例えば下部ユニット10L側へ移動させる。このときジャム紙幣BLの上端部は、上部ユニット10Uの上部ユニット前受渡口T11(図3(A))よりも下側に位置している。これにより現金自動預払機1は、ジャム紙幣BLが上部ユニット10U及び下部ユニット10Lにまたがった状態を解消し、上部ユニット10U及び下部ユニット10Lを筐体2から引き出し可能な状態とする。続いて現金自動預払機1は、作業者により下部ユニット10Lが引き出され、外部に露出した下部ユニット前受渡口T21(図3(B))からジャム紙幣BLが下部ユニット10L内部から除去される。
[1-9.効果等]
以上の構成において現金自動預払機1は、下部ユニット10Lにおける開口側の端部近傍に配されたドライブシャフト46と同軸に、ドライブシャフト46を回転させるノブ付きプーリ44を設けるようにした。このため現金自動預払機1は、下部ユニット10Lを筐体2から作業者に引き出させることなく、下部ユニット10Lを筐体2に収納した状態のまま、ノブ付きプーリ44のノブ部44Kを開口側から作業者に操作させることができる。これにより現金自動預払機1は、上部ユニット10Uと下部ユニット10Lとの両方のユニット間にまたがって紙幣が残留している場合に、上部ユニット10U又は下部ユニット10Lのどちらか一方のみに紙幣の全体が位置するように紙幣を移動させることができ、下部ユニット10Lを筐体2から作業者に引き出さなくても、上部ユニット10Uと下部ユニット10Lとの両方のユニット間にまたがって紙幣が残留している状態を解消できる。
このため現金自動預払機1は、上部ユニット10Uと下部ユニット10Lとの両方のユニット間にまたがって紙幣が残留している状態のまま上部ユニット10U又は下部ユニット10Lが筐体2から無理矢理引き出されて紙幣が破けてしまうことを防ぎ、両方のユニット間にまたがって紙幣が残留している状態を解消してから下部ユニット10Lを筐体2から引き出させてジャム紙幣を除去させることができる。
また現金自動預払機1は、下搬送部駆動伝達部34の一部であるプーリ部44Pと一体にノブ部44Kを形成するようにした。このため現金自動預払機1は、ノブ付きプーリ44をプーリ部44Pのみと同一形状であり従来から設けられているプーリに対し、ノブ部44Kを追加しただけの構成で済ませることができ、必要以上に構成を複雑化させないようにできる。
また現金自動預払機1は、ノブ部44Kが形成されているノブ付きプーリ44をドライブシャフト46と同軸に設け、ドライブシャフト46に直結させるようにした。このため現金自動預払機1は、例えばノブ部をプーリ部とは別軸で別体に形成しノブ部とドライブシャフト46との間にアイドルギアを設けノブ部の回転力をアイドルギアを介してドライブシャフト46に伝達させる場合と比較して、アイドルギアや、ノブ部からドライブシャフト46へ回転力を伝達させないための連結解除部材である板金、ローラやスプリング等が不要になり、必要以上に構成を複雑化させないようにできる。
ここで現金自動預払機1においては、前接続口C1を入金処理及び出金処理等において頻繁に紙幣が通過するものの、後接続口C2を紙幣が通過するのは、例えば紙幣収納庫22Aから紙幣収納庫22Dへ紙幣を移動させる紙幣移動処理等の場合である。このため現金自動預払機1においては、後接続口C2よりも前接続口C1の方が多くの紙幣が通過することとなる。また現金自動預払機1は、入金処理において外部から傷んだり変形したりする紙幣が投入される。このため現金自動預払機1は、後接続口C2よりも前接続口C1の方が、紙幣が詰まってしまう可能性が高い。
これに対し現金自動預払機1は、前接続口C1を搬送される紙幣に当接するドライブローラ48を回転させるノブ付きプーリ44を設けるようにしたが、後接続口C2近傍に詰まった紙幣を除去するようなノブ付きプーリを設けなくても、実際の運用上は大きな問題が起きる可能性は低い。
また従来の現金自動預払機においては、紙幣が内部に詰まった際に作業者が前面扉2Dを開けると、前接続口C1近傍に詰まっている紙幣が外部から視認できるにも関わらず、上部ユニット10U又は下部ユニット10Lを筐体2から引き出してジャム紙幣を除去することができず、作業者にストレスになっていた。
これに対し現金自動預払機1は、前接続口C1を搬送される紙幣に当接するドライブローラ48を回転させるノブ付きプーリ44を設けるようにした。このため現金自動預払機1は、外部から視認できている紙幣を、上部ユニット10Uや下部ユニット10Lを筐体2から引き出すことなくノブ付きプーリ44のノブ部44Kを直接触手で回転させるだけで作業者によって移動させることができ、視認できているのにジャム紙幣を除去できないというストレスを作業者に与えないようにすることができる。
以上の構成によれば現金自動預払機1は、紙葉状の媒体としての紙幣に関する取引を受け付ける応対部3と、内部空間と外部とを連通させる開口側としての前側に形成された開口部としての筐体開口部2Aを開閉可能な扉としての前面扉2Dが形成された筐体2と、筐体2の内部に対し引き出し及び収納可能に形成された上部ユニット10U及び下部ユニット10Lと、上部ユニット10U及び下部ユニット10Lの少なくとも何れか一方である下部ユニット10Lに設けられ、ローラとしてのドライブローラ48を回転させることにより紙幣を搬送する搬送機構24と、下部ユニット10Lにおける開口側の端部近傍に設けられ、ドライブローラ48を回転させるノブ付きプーリ44とを設けるようにした。
これにより現金自動預払機1は、開口側から容易にノブ付きプーリ44のノブ部44Kを作業者に操作させることにより搬送機構24のドライブシャフト46及びドライブローラ48を回転させてジャム紙幣を搬送機構24において移動させ上部ユニット10U及び下部ユニット10Lとの間にまたがらない状態にし、ジャム紙幣が残留している側のユニットを筐体2から引き出させてジャム紙幣を除去させることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、ノブ付きプーリ44を下部ユニット10Lに設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ノブ付きプーリ44を上部ユニット10Uにおけるドライブシャフトと同軸に設けても良く、また、下部ユニット10Lのノブ付きプーリ44に加えて、上部ユニット10Uにノブ付きプーリを設けても良い。
また上述した実施の形態においては、ノブ部44Kとプーリ部44Pとが一体となったノブ付きプーリ44を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ノブ部44Kとプーリ部44Pとは一体となっていなくても良い。要は、ノブ部44Kが回転操作された際に種々の機構により回転力がプーリ部44Pに伝達されれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、ドライブシャフト46の同軸上にノブ付きプーリ44のノブ部44Kを直付する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ノブ部44Kをプーリ部44Pとは別体に構成し、ノブ部44Kとドライブシャフト46との間に所定個数のアイドルギアを設け、ノブ部44Kを回転させた回転力を、該アイドルギアを介してドライブシャフト46に伝達させても良い。その場合、ノブ部44Kの回転が伝達されるドライブシャフトは、例えば、紙幣入出金機10における開口側端部の近傍に配置されていなくても良く、要は、操作者が手動で操作しやすいように、ノブ部44Kが紙幣入出金機10における開口側端部の近傍に配置されていれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣入出金機10の前端近傍に位置する前接続口C1近傍で紙幣を搬送するドライブローラ48をノブ付きプーリ44により駆動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、紙幣入出金機10の後端近傍に位置する後接続口C2近傍で紙幣を搬送する後側ドライブローラ41をノブ付きプーリ44により駆動しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ノブ付きプーリ44にノブ部44K及びプーリ部44Pを設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ノブ付きプーリ44にはプーリ部44Pのみを設けてノブ部44Kを省略し、プーリ部44Pに架設された前側タイミングベルト42の外周面の前側を作業者に開口側から操作させても良い。要は下部ユニット10Lが筐体2から引き出されていない状態であってもドライブシャフト46を手動で回転させることができるローラ手動駆動部を設ければ良い。
さらに上述した実施の形態においては、ノブ付きプーリ44を下搬送部フレーム21Fの左側面にのみ設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ノブ付きプーリ44に加えて、下搬送部フレーム21Fの右側面の開口側にノブ付きプーリを別個で設け、このノブ付きプーリにより後接続口C2近傍で紙幣を搬送するドライブローラを駆動しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、カバー60のカバー開口部62はノブ付きプーリ44のノブ部44Kの前側及び左側を外部に露出させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、カバー60のカバー開口部62はノブ付きプーリ44のノブ部44Kの少なくとも前側を外部に露出させれば良い。またカバー60のカバー開口部62は例えば、ノブ付きプーリ44のノブ部44Kに加えてプーリ部44Pの前側を外部に露出させ、プーリ部44Pに架設されている前側タイミングベルト42の外周面を作業者に回転操作されることによりドライブシャフト46を回転可能にしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、カバー60を設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、カバー60を設けず省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、上部ユニット10Uと下部ユニット10Lとが上下方向に配置される場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、ユニットが右ユニット及び左ユニット(図示せず)のように左右方向に配置され、搬送ベルト等は左右方向又は前後方向に沿って配置されても良く、さらに3ユニット以上のユニットが左右方向に配置されても良く、さらには3ユニット以上のユニットが左右方向及び上下方向に配置されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、下部ユニット10L及び上部ユニット10Uの2つのユニットを有する紙幣入出金機10に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、3つ以上の任意の個数のユニットを有する紙幣入出金機10に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、筐体2の前面側にのみ前面扉2Dが設けられる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、筐体2の前面側に加えて例えば後面側にも扉が設けられ、紙幣入出金機10の後面側端部近傍に、ノブ付きプーリが設けられていても良い。
さらに上述した実施の形態においては、顧客との間で紙幣に関する取引処理を行う現金自動預払機1の紙幣入出金機10に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば各種金券や証券等、或いは入場券や乗車券のような種々の紙葉状の媒体を取り扱う種々の装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、利用者応対部としての応対部3と、筐体としての筐体2と、複数のユニットとしての上部ユニット10U及び下部ユニット10Lと、搬送部としての搬送機構24と、ローラ手動駆動部としてのノブ付きプーリ44とによって媒体取引装置としての現金自動預払機1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、その他種々の構成でなる利用者応対部と、筐体と、複数のユニットと、搬送部と、ローラ手動駆動部とによって媒体取引装置を構成しても良い。
なお、他の実施の形態について説明したが、各段落で説明した他の実施の形態のうち1又は2以上の他の実施の形態の構成を組み合せ、本実施の形態の構成に適用することも可能である。
本発明は、例えば使用者との間で紙幣に関する入金取引や出金取引を行う現金自動預払機に組み込まれる紙幣入出金機で利用できる。
1……現金自動預払機、2……筐体、2A……筐体開口部、2D……前面扉、3……応対部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10……紙幣入出金機、10F……紙幣入出金機フレーム、10L……下部ユニット、10U……上部ユニット、11……紙幣制御部、12……接客部、13……上前搬送部、14……鑑別部、15……上後搬送部、16……一時保留部、17……リジェクト庫、21……下搬送部、21F……下搬送部フレーム、22……紙幣収納庫、24……搬送機構、30……モータ、32……モータプーリ、34……下搬送部駆動伝達部、36……後側タイミングベルト、38……後側プーリ、40……後側ドライブシャフト、41……後側ドライブローラ、42……前側タイミングベルト、44……ノブ付きプーリ、44K……ノブ部、44P……プーリ部、46……ドライブシャフト、48……ドライブローラ、50……搬送ベルト、52……アイドルローラ、60……カバー、60T……天板、60D……底板、60B……後面板、60L……側面板、60F……前面板、62……カバー開口部、64……前側覆い部、66……後側覆い部、C1……前接続口、C2……後接続口、T11……上部ユニット前受渡口、T12……上部ユニット後受渡口、T21……下部ユニット前受渡口、T22……下部ユニット後受渡口。

Claims (6)

  1. 内部空間と外部とを連通させる開口側に形成された開口部を開閉可能な扉が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に対し引き出し及び収納可能に形成された複数のユニットと、
    前記複数のユニットの少なくとも何れか一方に設けられ、駆動伝達部によりモータの駆動力をローラへ伝達させることで該ローラを回転させることにより紙幣を搬送する搬送部と、
    前記ユニットにおける前記開口側の端部近傍に設けられ、前記ローラを回転させるローラ手動駆動部と
    前記ユニットにおける前記開口側の端部近傍に設けられ、前記ユニット同士の間で前記紙幣を受け渡す接続部と、
    前記駆動伝達部を覆い、前記ローラ手動駆動部の前記開口側と保守面側とを露出させるカバー開口部が形成されたカバーと
    を有し、
    前記ローラ手動駆動部は、前記ユニットが前記筐体の内部に収納されている状態で、前記開口側から使用者が触手により直接操作可能な箇所に設けられ
    前記ローラは、前記接続部の近傍に設けられ、前記ユニット同士の間で前記紙幣を受け渡す際に回転する
    紙幣処理装置。
  2. 前記ローラは、ドライブシャフトを中心に回転しアイドルローラを連れ回すドライブローラであり、
    前記ローラ手動駆動部は、前記ドライブシャフトと同軸に設けられた操作ノブである
    請求項に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記操作ノブは、前記ドライブシャフトを回転させるプーリと一体に形成される
    請求項に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記ローラ手動駆動部は、前記紙幣処理装置の前記保守面側に設けられる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記ローラ手動駆動部は、前記複数のユニットの両方に設けられる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  6. 紙幣に関する取引を受け付ける利用者応対部と、
    内部空間と外部とを連通させる開口側に形成された開口部を開閉可能な扉が形成された筐体と、
    前記筐体の内部に対し引き出し及び収納可能に形成された複数のユニットと、
    前記複数のユニットの少なくとも何れか一方に設けられ、駆動伝達部によりモータの駆動力をローラへ伝達させることで該ローラを回転させることにより紙幣を搬送する搬送部と、
    前記ユニットにおける前記開口側の端部近傍に設けられ、前記ローラを回転させるローラ手動駆動部と
    前記ユニットにおける前記開口側の端部近傍に設けられ、前記ユニット同士の間で前記紙幣を受け渡す接続部と、
    前記駆動伝達部を覆い、前記ローラ手動駆動部の前記開口側と保守面側とを露出させるカバー開口部が形成されたカバーと
    を有し、
    前記ローラ手動駆動部は、前記ユニットが前記筐体の内部に収納されている状態で、前記開口側から使用者が触手により直接操作可能な箇所に設けられ
    前記ローラは、前記接続部の近傍に設けられ、前記ユニット同士の間で前記紙幣を受け渡す際に回転する
    紙幣取引装置。
JP2018098005A 2018-05-22 2018-05-22 紙幣処理装置及び紙幣取引装置 Active JP7275479B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098005A JP7275479B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
US17/044,849 US11900752B2 (en) 2018-05-22 2019-04-11 Medium processing device and medium transaction device
RU2020138676A RU2749332C1 (ru) 2018-05-22 2019-04-11 Устройство обработки средств обращения и устройство транзакции средств обращения
PCT/JP2019/015785 WO2019225195A1 (ja) 2018-05-22 2019-04-11 媒体処理装置及び媒体取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098005A JP7275479B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 紙幣処理装置及び紙幣取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019204220A JP2019204220A (ja) 2019-11-28
JP7275479B2 true JP7275479B2 (ja) 2023-05-18

Family

ID=68616329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018098005A Active JP7275479B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 紙幣処理装置及び紙幣取引装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11900752B2 (ja)
JP (1) JP7275479B2 (ja)
RU (1) RU2749332C1 (ja)
WO (1) WO2019225195A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7471242B2 (ja) 2021-01-05 2024-04-19 シャープ株式会社 紙幣収納装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055337A (ja) 2008-08-28 2010-03-11 Oki Electric Ind Co Ltd 清掃部材及び媒体処理装置
JP2010275077A (ja) 2009-05-29 2010-12-09 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp カード処理装置
JP2017228251A (ja) 2016-06-24 2017-12-28 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04140243A (ja) * 1990-09-28 1992-05-14 Toshiba Corp 紙葉類の搬送装置
JP3100026B2 (ja) * 1995-03-07 2000-10-16 株式会社日立製作所 搬送機構
JP3916035B2 (ja) * 2000-11-24 2007-05-16 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣取扱装置
JP2007026014A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類搬送機構
JP5156532B2 (ja) * 2008-08-06 2013-03-06 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣取扱装置
JP5381333B2 (ja) 2009-05-27 2014-01-08 株式会社Ihi ソレノイド駆動弁の開度制御装置
JP5280976B2 (ja) * 2009-08-31 2013-09-04 富士通フロンテック株式会社 紙葉取扱装置
JP5458875B2 (ja) * 2009-12-25 2014-04-02 沖電気工業株式会社 自動取引装置
JP5783005B2 (ja) * 2011-11-18 2015-09-24 沖電気工業株式会社 媒体処理装置
JP5532063B2 (ja) 2012-02-23 2014-06-25 沖電気工業株式会社 紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置
JP6229264B2 (ja) * 2012-12-20 2017-11-15 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP6519000B2 (ja) * 2014-10-22 2019-05-29 沖電気工業株式会社 媒体処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055337A (ja) 2008-08-28 2010-03-11 Oki Electric Ind Co Ltd 清掃部材及び媒体処理装置
JP2010275077A (ja) 2009-05-29 2010-12-09 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp カード処理装置
JP2017228251A (ja) 2016-06-24 2017-12-28 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11900752B2 (en) 2024-02-13
RU2749332C1 (ru) 2021-06-08
JP2019204220A (ja) 2019-11-28
US20210110628A1 (en) 2021-04-15
WO2019225195A1 (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5795990B2 (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
US11535477B2 (en) Medium processing device and automatic transaction device
WO2014155645A1 (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
JP5153530B2 (ja) 紙幣入出金機
JP4325886B2 (ja) 紙幣入出金機
WO2021106371A1 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP7275479B2 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
JPH09147193A (ja) 紙幣入出金装置
JP7124467B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP7218507B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP5789562B2 (ja) 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
JPH04360299A (ja) 紙幣自動支払装置及びその出金モジュール
WO2017221530A1 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP2016207029A (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP5498549B2 (ja) 紙幣入出金機
JP5498516B2 (ja) 紙幣入出金機
JP6888394B2 (ja) 媒体収納庫及び媒体取引装置
JPH097026A (ja) 現金自動取引機
JP2914463B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP7226039B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP7226098B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP4953662B2 (ja) 紙幣搬送システム
JP6863186B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JPH0511236Y2 (ja)
JP4866405B2 (ja) 紙幣入出金機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7275479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150