JP5156532B2 - 紙幣取扱装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば金融機関に設置される現金自動取引装置に内部構成されるような紙葉取扱装置に関し、さらに詳しくは内部の受渡し搬送路で残留した紙葉の取り除き性能を高めた紙葉取扱装置に関する。
紙幣、明細票、用紙等の紙葉を取扱う紙葉取扱装置の一例に、以下、紙幣を取扱う現金自動取引装置に内部構成される紙幣処理装置を例にとって説明する。
一般に、紙幣処理装置の内部には、利用者に出金紙幣を放出、もしくは投入された入金紙幣を一枚ずつ繰り出すための紙幣入出金機構と、入金もしくは出金紙幣を判別する紙幣判別部と、入金した紙幣を一旦収納する一時収納部と、紙幣判別部で所定の基準に達しないリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫と、入金紙幣を収納・保管し、出金紙幣等として繰り出すためのリサイクル庫と、前記各部分を接続する紙幣搬送路とを有している。
特に、紙幣の取扱いに関しては、近年、多金種化・大容量化が進み、リサイクル庫を下部に並べて配置し、その他の部分を上部に集めて配置するのが一般的になっている。さらに、リサイクル庫は紙幣のセキュリティを高めるために金庫内に収納している。
このため、リサイクル庫以外の紙幣入出金機構、紙幣判別部等を有する機構部を上部ユニットとして金庫上に配置し、複数の紙幣ユニットと、それらを繋ぐ搬送路を下部ユニットとして金庫内に収納し、上部ユニットと下部ユニットとの間を繋ぐ受渡し搬送路を、金庫上の開口部に設けて紙幣の受渡しを行う構造となっている。上部ユニットと下部ユニットは、装置本体から引き出し可能に内部構成されており、上部ユニットまたは下部ユニットと受渡し搬送路との搬送路繋ぎ部分に紙幣が残留した場合には、一旦、装置本体の駆動を停止し、係員が上部ユニットまたは下部ユニットを引き出して紙幣を取り除いている。
しかしながら、上部ユニットまたは下部ユニットを装置本体より引き出しても、残留紙幣が受渡し搬送路に残る場合がある。上部ユニットまたは下部ユニットに残留している紙幣は、該ユニットを装置本体より引き出すことにより、装置本体の外側で紙幣を取り除けるが、装置本体内部の受渡し搬送路に紙幣が残る場合には、装置本体内に紙幣が残り、紙幣を取り除くのが困難となる問題があった。
このため、特許文献1では、受渡し搬送路(連結搬送路)の搬送路繋ぎ部分に配設した一対の開閉ガイドを、ユニットの引き出しに伴って開操作させ、受渡し搬送路の部分での紙幣の破れや破損を防止するようにしたものが知られている(括弧内は特許文献1に記載された名称を示す)。
特開2002−163704号公報
しかし、このような開閉ガイドを設けるだけでは、紙幣がユニットの搬送路と受渡し搬送路とにかけて残留した場合は、紙幣の一端と他端が別々の搬送路で挟持された状態にあり、このような状態でユニットが引き出されると、残留紙幣が両側から引張られて破れるおそれがあり、受渡し搬送路における残留紙幣を容易に除去するのが難しくなるという問題を有していた。
そこでこの発明は、受渡し搬送路に残留した紙葉の除去に際して、その残留紙葉を破損することなく容易に取り除くことができる紙葉取扱装置を提供することを目的とする。
この発明は、両側に対向する回転体との間で紙葉を挟持して搬送する搬送路を備えたユニットと、前記ユニットを引出し自在に内部構成し、両側に対向する駆動側回転体と従動側回転体との間で紙葉を挟持して、前記ユニットの搬送路に紙葉受渡し用に接続される受渡し搬送路を備えた装置本体と、を有する紙葉取扱装置であって、前記受渡し搬送路は、前記装置本体の内部に備えられた駆動伝達部からの搬送駆動力が伝達される前記駆動側回転体と、該駆動側回転体に対接して連れ回りする前記従動側回転体と、前記ユニットが装置本体に内部構成されているとき、前記装置本体の内部に備えられた駆動伝達部と、前記駆動側回転体の駆動伝達部とを連結させ、前記ユニットが装置本体より引き出されたとき、前記連結を開放させる駆動連結開放手段を備えた紙葉取扱装置であることを特徴とする。
この発明によれば、装置本体からユニットを外部に引き出すと、このユニットの引き出しに伴い受渡し搬送路に残留している紙葉はユニットと共に引き出される。このため、紙葉が受渡し搬送路に残留しなくなり、ユニットと受渡し搬送路の繋ぎ部分に残留した紙葉を装置本体の外側から容易に取り除くことが可能になる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例に係る現金自動取引装置を示す外観斜視図である。この現金自動取引装置100は、カード、紙葉、通帳等を媒体とし、利用者との間で預け入れ、支払い、振り込みなどの処理を行う。ここで、紙幣、明細票を紙葉として取扱い、以下紙幣を取扱った場合について説明する。
現金自動取引装置100は、カード・明細票処理装置110と、顧客操作部120と、紙幣取扱装置200とを備えて構成される。
カード・明細票処理装置110は、現金自動取引装置100の内部空間の上部側に配置されており、さらに帳票挿入口111とカードスロット112とを備えている。例えば、利用者のカードがカードスロット112に挿入された場合、そのカードからデータを読み取り、通帳、取引明細票に取引データの印字を行う。
顧客操作部120は、顧客との取引内容を表示する表示部、顧客からの操作を受け付ける入力部を備えている。紙幣取扱装置200は、例えば利用者から投入された紙幣を判別・格納し、利用者への紙幣の出金を行う。また、紙幣取扱装置200は、入出金時に開閉するシャッタ212を備えている。
図2は現金自動取引装置100の制御関係を示した制御ブロック図である。この現金自動取引装置100は、本体制御部130、外部インターフェース部140、係員操作部150、外部記憶装置160、電源部170を備えている。本体制御部130と、カード・明細票処理装置110、顧客操作部120、紙幣取扱装置200、外部インターフェース部140、係員操作部150、外部記憶装置160とは、例えばバスにより接続されている。
本体制御部130は、現金自動取引装置100全体の制御を行う。外部インターフェース部140は、外部のコンピュータ(図示せず)とデータのやり取りを行う。係員操作部150は、例えばメンテナンス時に、係員によってメンテナンスの処理情報が入力操作される。外部記憶装置160は、本体制御部130により処理されるデータを格納する。電源部170は、カード・明細票処理装置110、顧客操作部120、本体制御部130、外部インターフェース部140、係員操作部150、外部記憶装置160、及び紙幣取扱装置200に電力を供給する。
次に、紙幣取扱装置200について説明する。図3は紙幣取扱装置200の内部構造を示す側面図である。図3では図の右側が現金自動取引装置100の正面側にあたり、図の左側が後方側にあたる。
紙幣取扱装置200は、長方体状の箱形に設けられ、その筐体が装置本体として設けられている。そして、内部には該紙幣取扱装置200の外部に引出自在に備えられた第1ユニットとしての上部紙幣機構202と、同じく該紙幣取扱装置200の外部に引出自在に備えられた第2ユニットとしての下部紙幣機構204が内部構成されている。
上部紙幣機構202は、紙幣入出金部210、紙幣判別部220、紙幣一時収納庫230、及び紙幣装填回収庫240を備えている。
この実施例では、紙幣入出金部210は上部紙幣機構202の最前部に配置され、紙幣入出金部210の後部に紙幣一時収納庫230が配置され、紙幣一時収納庫230の後部に紙幣判別部220が配置され、紙幣判別部220の後部に紙幣装填回収庫240が配置されている。
利用者は、例えば入金・振込時には紙幣入出金部210に対し紙幣を投入し、出金時には紙幣入出金部210から紙幣を取り出す。紙幣入出金部210には、上述したシャッタ212が配置されている。シャッタ212は、紙幣の投入・取り出し時に開く。紙幣判別部220は、紙幣の真偽、額面の判別を行う。紙幣一時収納庫230は、取引成立までの間、入金された紙幣を一時的に収納する。紙幣装填回収庫240は、下部紙幣機構204の収納庫への紙幣の装填時、あるいは下部紙幣機構204の収納庫からの紙幣の回収時に用いられる。
紙幣入出金部210と紙幣判別部220とは、搬送路252と搬送路254により接続されている。搬送路252と搬送路254の中間には、下部紙幣機構204へ紙幣を振り分けるための紙幣振分ゲート282が設けられている。紙幣判別部220と紙幣一時収納庫230とは、搬送路256、258、260により接続されている。搬送路256と搬送路258の中間には、搬送路262を介して紙幣装填回収庫240に紙幣を振り分けるための紙幣振分ゲート284が設けられている。搬送路258と搬送路260の中間には、搬送路264を介して紙幣入出金部210に紙幣を振り分けるための紙幣振分ゲート286が設けられている。紙幣振分ゲート282の下部には下部紙幣機構204との紙幣の受渡しを行うための受渡し搬送路266が設けられている。少なくとも搬送路254、256、258、260、262、264は、紙幣を前後どちらの方向でも搬送することができる双方向搬送路である。
下部紙幣機構204は、リサイクル庫312,314,316,318及びリジェクト庫320を備えている。リサイクル庫312,314,316,318は、金種別に紙幣を収納する。リサイクル庫312,314,316,318に収納された紙幣は、出金に供される。リジェクト庫320は、入金されたが、出金に供されない紙幣を収納する。紙幣が出金に供されるか否かは、紙幣の額面及び紙幣の破損の度合いに基づく。
下部紙幣機構204は、金庫300に囲われている。この金庫300の一側壁には、該金庫300から下部紙幣機構204を外部に引き出すための側面扉340が備えられている。また、金庫300の上部一側には、上下方向に貫通する開口部302が空けられている。開口部302には、連結部304が配置されている。この連結部304内には、上述した受渡し搬送路266が通っている。受渡し搬送路266は、搬送路268を介して、リサイクル庫312,314,316,318及びリジェクト庫320と接続されている。搬送路268上には、紙幣振分ゲート288,290,292,294,296が配置され、紙幣をリサイクル庫312,314,316,318及びリジェクト庫320に振り分ける。受渡し搬送路266と、その後段の振分け用の搬送路268は、紙幣が前後どちらの方向でも搬送可能な双方向搬送路である。
次に、紙幣取扱装置200の制御について説明する。図4は紙幣取扱装置200の制御関係を示す制御ブロック図である。紙幣取扱装置200は、紙幣取扱装置制御部330を備えている。この紙幣取扱装置制御部330は、本体制御部130に接続され、本体制御部130からの指示を受けて、紙幣入出金部210、紙幣判別部220、紙幣一時収納庫230、搬送路252から搬送路268、紙幣振分ゲート288,290,292,294,296、リサイクル庫312,314,316,318、リジェクト庫320の動作を制御する。
次に、紙幣取扱装置200の入金取引処理時の動作について説明する。
紙幣入出金部210に紙幣が挿入されると、紙幣取扱装置制御部330は、その紙幣を搬送路252、254により紙幣判別部220に搬送させる。さらに、紙幣取扱装置制御部330は、紙幣判別部220に実装される図示しないセンサ等によって紙幣の真偽、額面、正損状態を判別し、その判別結果を本体制御部130に送信する。また、紙幣取扱装置制御部330は、紙幣判別部220の後部から搬送路256を介して紙幣振分ゲート284の分岐位置に紙幣を搬送させる。さらに、紙幣取扱装置制御部330は、紙幣判別部220の結果に基づいて紙幣振分ゲート284で紙幣を振り分ける。また、紙幣取扱装置制御部330は、受け入れ可能と判断された紙幣を、搬送路258、260を用いて紙幣一時収納庫230に搬送させ、判別不能と判断した紙幣を、搬送路264を用いて紙幣入出金部210に搬送して戻させる。
本体制御部130では、入金された紙幣の総額を、顧客操作部120に表示させる。顧客操作部120を通じて利用者から入金取引を確定した入力を受けると、紙幣取扱装置制御部330は、本体制御部130から指示を受け、紙幣一時収納庫230に一旦収納された紙幣を、収納時の順番とは逆の順番で、逆方向に送出させ、紙幣判別部220を通過させる。そして、紙幣取扱装置制御部330は、紙幣振分ゲート282を用いて紙幣の搬送方向を、受渡し搬送路266の方向に変えさせる。その後、紙幣取扱装置制御部330は、搬送路268及び紙幣振分ゲート288,290,292,294,296を振分操作して、リサイクル庫312,314,316,318及びリジェクト庫320の何れかに紙幣を収納させる。これにより入金取引処理は終了する。
次に、紙幣取扱装置200の出金取引処理時の動作について説明する。
利用者から所定の額の出金の指示を受けると、本体制御部130は、紙幣取扱装置制御部330に対し、紙幣の紙幣入出金部210への搬送を指示する。紙幣取扱装置制御部330は、リサイクル庫312,314,316,318に対し、所定の枚数ずつ紙幣を繰り出させ、搬送路268に導かれた紙幣を紙幣振分ゲート288を用いて紙幣の搬送方向を受渡し搬送路266の方向に変えさせた後、搬送路254を用いて紙幣判別部220に搬送させる。
紙幣取扱装置制御部330は、紙幣判別部220を用いて、紙幣の真偽、額面、正損状態を判別する。紙幣取扱装置制御部330は、出金可能と判断された紙幣は、紙幣振分ゲート284、286を用いて振り分け、紙幣入出金部210に搬送させ、出金不可と判断された紙幣は、紙幣振分ゲート284を用いて搬送路262方向に振り分け、紙幣装填回収庫240に収納させる。紙幣の搬送動作が終了すると、本体制御部130はシャッタ212を開け、利用者が紙幣を取ることができるようにする。これにより出金取引処理は終了する。
図5、図6を用いて連結部304に構成される受渡し搬送路266について説明する。図5は、図3における矢印201方向から見た受渡し搬送路266を一部省略して示す斜視図である。図6は図5の矢印507方向から見た受渡し搬送路266の要部縦断面図である。
上部紙幣機構202は、受渡し搬送路266の上面側と接続対応する位置に、左右一対の紙幣ガイド部材500、501と、突起部502と、左右一対のローラ515とを備えている。
一方の紙幣ガイド部材500と他方の紙幣ガイド部材501は、先端が櫛形状を有し、搬送路を挟む両側に所定の間隔を空けて配置され、対となって上述した受渡し搬送路266の上端側に接続されている。突起部502は、駆動連結開放手段及び受渡し開放手段として設けられ、この突起部502は上部紙幣機構202から連結部304側に突き出ている逆L字型の部材である。
ローラ515は、左右に対向して配置され、紙幣を左右両側から挟持して搬送する一対の搬送ローラである。該ローラ515は少なくとも一方が図示しない駆動軸と連結されており、駆動軸からの回転駆動力を受けて回転し、これらのローラ515間で紙幣521を搬送する。さらに、該ローラ515により受渡し搬送路266から搬送されてきた紙幣を受け取って上部紙幣機構202内へ取り込み、また逆に上部紙幣機構202から受渡し搬送路266へ紙幣を送り出す。また、駆動軸に動力が伝達されていない時には、ローラ515は回転停止して紙幣521の搬送を待機している。
受渡し搬送路266は、上部側に紙幣521を両側よりガイドする左右一対のガイド部材503、504と、左右一対のバネ508、509とを備え、中間部に搬送ベルト511を支持する上下一対のプーリ510,522と、該搬送ベルト511に対となって対設されるローラ530,531と、駆動伝達レバー516とを備え、下部側に駆動伝達レバー516に備えられたギア518と、付勢バネ534と、左右一対のガイド部材535,536と、左右一対のバネ537,538とを備えて構成される。
前記上部側の一方のガイド部材503とガイド部材504は、先端が櫛形の形状を有し、搬送路を挟む両側に所定の間隔を空けて配置され、受渡し搬送路266の上部側に導かれた紙幣521を搬送ガイドする役目を有している。さらに、ガイド部材503、504は軸嵌合用の固定孔(図5では右側の孔504aのみを示す)を有しており、該固定孔には回動軸505、506が挿通されて固定されている。これにより、ガイド部材503、504は回動軸505、506の回動に伴って回動される。さらに、ガイド部材503、504の櫛形は、固定孔を中心とする上下に上櫛形と下櫛形とが形成されている。そして、上櫛形は上部紙幣機構202側の櫛形である紙幣ガイド部材500、501と交互に対応して介在されている。これにより、上部紙幣機構202が紙幣取扱装置200より引き出されるときの接触を回避して、該上部紙幣機構202の引き出しを可能にしている。
図6において、受渡し搬送路266の左側に備えられるバネ508は、例えばねじりコイルバネが用いられ、連結部304の受渡し通路を囲む通路壁304aに突出された支軸304bに該バネ508のコイル部を軸支させ、その一端を通路壁304aに固定し、他端を図中左側に備えられているガイド部材503の外面側に付勢当接させて配置している。これにより、バネ508がガイド部材503の回動軸505を中心にガイド部材503を対向するガイド部材504側へ付勢する。
右側のバネ509は、同じくねじりコイルバネが用いられ、回動軸506に該バネ509のコイル部を軸支させ、その一端を通路壁304aに固定し、他端を図中右側に備えられているガイド部材504の外面側に付勢当接させて配置している。これにより、バネ509がガイド部材504の回動軸506を中心にガイド部材504を対向するガイド部材503側へ付勢する。なお、この実施例では、左側のバネ508の弾性力を、右側のバネ509の弾性力よりも強く設定している。そして、上部紙幣機構202と下部紙幣機構204が収納された状態では、両側のガイド部材503,504は並列して鉛直方向の受渡し搬送路266を形成している。
搬送ベルト511は、駆動側回転体として設けられ、図6における左側の上下に配置されたプーリ510,522間に張設されている。このうち、下側のプーリ522が駆動プーリとして設けられる。この下側のプーリ522への動力伝達は、後述する下部紙幣機構204に備えられる駆動ギア517から数個の動力伝達ギア518を介して下側の回転軸上に固定された図示しないギアに噛合して動力伝達される。そして、搬送ベルト511と対向する右側の上下位置に搬送用に連れ回りする従動側回転体としてのローラ530,531が対接されている。これにより、搬送ベルト511とローラ530,531間とで紙幣521を挟持搬送可能に構成し、ここに導かれた紙幣521を1枚ずつ挟持して搬送する。
駆動伝達レバー516は、駆動連結開放手段及び受渡し開放手段として設けられ、該駆動伝達レバー516の動きを上述した突起部502の引出方向に対する進退動作に連動して回動可能に構成されている。該駆動伝達レバー516は、への字型の形状を有し、その折曲部分が下側のプーリ522の回転軸532に回転自由に軸支されて、縦長状態に配設されている。該駆動伝達レバー516の上端部516aに、上部紙幣機構202の突起部502が図6において右側より当接している。また、駆動伝達レバー516の下端部516bに、ギア518と付勢バネ534が備えられている。
このギア518は駆動側回転体の駆動伝達部として設けられ、該ギア518は駆動伝達レバー516の上端部516aが突起部502により図中左向きに押されて前記下側のプーリ522の回転軸532を中心に、駆動伝達レバー516の下端部516bが図中右向きに回動する。また、該ギア518は装置本体の内部に備えられた駆動伝達部として適用され、下部紙幣機構204の駆動ギア517に噛合する。これにより、通常は、下部紙幣機構204からの回転駆動力が、ギア517,518を介して駆動側のプーリ522に伝達される。
付勢バネ534は、駆動伝達レバー516の下端部516bを図中左方向に付勢している。通常は、この付勢バネ534の付勢力に抗して突起部502が該駆動伝達レバー516を押した状態で上部紙幣機構202が紙幣取扱装置200に取り付けられており、双方のギア517,518は噛合状態にある。従って、上部紙幣機構202が紙幣取扱装置200から引き出されて突起部502が退避されると、駆動伝達レバー516は連結位置での位置規制が解除され、自由状態となり、付勢バネ534の付勢により駆動伝達レバー516の下端部516bは回転軸532を中心に図中左側へ回動し、この結果、駆動伝達レバー516の下端部516bに軸支されているギア518は下部紙幣機構204の駆動ギア517と離間し、駆動伝達が断となる。このように、突起部502の引出方向の進退動作に連動して、受渡し搬送路266への動力が連結または開放される構成を有している。
ここで、受渡し搬送路266と上部紙幣機構202との紙幣受渡し間隔について説明すると、上部紙幣機構202の一対のローラ515での紙幣挟持位置と、受渡し搬送路266の搬送ベルト511とローラ530とが対向する紙幣挟持位置との紙幣を受渡しする間隔は、紙幣521の搬送方向長さより短く設定している。これにより、上部紙幣機構202と受渡し搬送路266との間での紙幣の挟持離れを無くして、紙幣の受渡し搬送を確実にし、1枚の紙幣の搬送が途中で止まることがない。
さらに、上部紙幣機構202の一対のローラ515の上部挟持位置と、下部紙幣機構204の一対のローラ515aの下部挟持位置との受渡し搬送路266を隔てた紙幣挟持部間の間隔は、紙幣521の搬送方向長さより長く設定している。これにより、上部紙幣機構202と下部紙幣機構204とが同じ紙幣521を同時に挟持することがなくなる。よって、受渡し搬送路266に残留紙幣がある場合に上部紙幣機構202と下部紙幣機構204の一方が引き出されても、紙幣521の両端が掴まれていないため、紙幣が破れるといったことがない。
さらに、受渡し搬送路266の下部側に備えられる左右一対のガイド部材535,536と左右一対のバネ537,538は、前記した上部側に備えられる左右一対のガイド部材503,504と左右一対のバネ508,509と同じ構造を有して上下逆向きの対称形に配置されている。よって、後述する下部紙幣機構204との間での紙幣の受渡しに際しても、上下の向きが異なるだけで同様なガイド動作をするため、その同一の説明は省略する。
下部紙幣機構204は、前記した上部紙幣機構202と同構造を有して上下逆向きに受渡し搬送路266の下部側に対称形に配置されている。よって、下部紙幣機構204は上部紙幣機構202と同様に、左右一対の紙幣ガイド部材539,540と、左右一対のローラ517aとを有し、さらに動力伝達用の駆動ギア517が備えられている。従って、下部紙幣機構204の紙幣ガイド部材539,540とローラ517aは、上部紙幣機構202の紙幣ガイド部材500,501と、ローラ515と同じ構造を有して同様な動きをするため、その同一の説明は省略する。
駆動ギア517は受渡し搬送路266の駆動伝達レバー516の下部に備えられたギア518と噛合して動力伝達可能に連結しており、駆動ギア517を駆動することで、ギア518と数個のギアを介して回転駆動される搬送ベルト511を駆動する。駆動ギア517が駆動していない状態の時は、搬送ベルト511は回動しない。
さらに、受渡し搬送路266と下部紙幣機構204との搬送方向の紙幣受渡し間隔についても、同様に下部紙幣機構204の左右一対のローラ517aでの紙幣挟持位置と、受渡し搬送路266の搬送ベルト511とローラ531とが対向する紙幣挟持位置との紙幣を受渡しする間隔は、紙幣521の搬送方向長さより短く設定して、この間での紙幣521の受渡し搬送を確実にしている。
次に、上部紙幣機構202と受渡し搬送路266との搬送路繋ぎ部分にジャムが発生した場合のジャム除去処理を図6から図10を参照して説明する。
図6は上部紙幣機構202を引き出す前の状態(以下、「基準位置」という)を示す要部縦断面図、図7は上部紙幣機構202を引き出し始めた状態を示す要部縦断面図、図8は上部紙幣機構202の引き出し中の状態を示す要部縦断面図、図9は上部紙幣機構202による残留紙幣の引出完了状態を示す要部縦断面図、図10は上部紙幣機構202を現金自動取引装置100の外部に引き出した状態を示す要部縦断面図である。
受渡し搬送路266でジャムが発生した場合、その部位が図示しない検知センサ等で検知され、そのジャム発生位置に対応して本体制御部130から係員パネル等の係員操作部150に対し、上部紙幣機構202側を引き出すか、下部紙幣機構204側を引き出すかの復旧案内結果が表示案内される。その結果を見て係員は復旧処理を実行する。
図6に示すように、上部紙幣機構202と受渡し搬送路266との間に紙幣が残留している状態では、該残留した紙幣521は、一対のローラ515間及び搬送ベルト511とローラ530との間に挟まれている。このとき、ローラ515は上部紙幣機構202の駆動側と連結した状態にあり、搬送ベルト511は下部紙幣機構204の駆動側と連結した状態にあるため、駆動されていない状態の時は、ローラ515及び搬送ベルト511は回転せず、残留紙幣521を強く挟持している。
図6に示した基準位置では、上部紙幣機構202の突起部502が駆動伝達レバー516を図6では左向きに押している。これにより、搬送ベルト511は下部紙幣機構204からの駆動ギア517と、各ギア518…及び駆動側のプーリ522を介して動力伝達され、該搬送ベルト511とローラ530,531間で紙幣を挟持搬送すべく動力伝達可能に連結している。
係員は、現金自動取引装置100をジャムから復旧するため、図7に示すように、上部紙幣機構202を、基準位置から矢印513方向(図7では右向きが引出方向)に引き出すと、駆動伝達レバー516を押していた上部紙幣機構202の突起部502が駆動伝達レバー516から後退し、該駆動伝達レバー516の下部に軸支されているギア518と駆動ギア517とが離れ、搬送ベルト511に対する駆動伝達部の連結が外れる。
これにより、搬送ベルト511は空転する状態となり、該搬送ベルト511とローラ530,531との対向面間による紙幣の接触圧(保持力)は弱まる。よって、紙幣は搬送方向に自由に移動できる状態になる。これに対し、上部紙幣機構202側のローラ515は、ここに動力伝達される上部紙幣機構202側の図示しないモータを停止しても、その駆動連結部の駆動ギアが外れていないので、ローラ515を停止状態から回転させるには負荷抵抗大きく、紙幣の保持力は強いままである。この状態で上部紙幣機構202を矢印513方向(図7での引出方向)に引き出すと、紙幣521の下端部は搬送ベルト511とローラ530間から引き抜かれ、紙幣521の上端部がローラ515間に挟まれた状態のまま上部紙幣機構202と一緒に引出方向に動こうとする。
この際、図7では引出方向に傾斜して引き出される紙幣521に右側のガイド部材504が接触し、該ガイド部材504は紙幣521に押されて矢印701の方向(引出方向)に力を受け、回動軸506を支点に矢印702の方向(時計回り方向)へ傾く。これにより、ガイド部材504は紙幣521の引出方向の動きを妨げなくなり、例えばガイド部材504の角部に紙幣が強く接触して、紙幣の破れの原因となるような接触を回避する。
ここで、図7において、左側のバネ508の弾性力の大きさは、紙幣521を破らず、また、紙幣521から矢印701方向(引出方向)に力を受けた場合に、ガイド部材504が傾く程度の大きさに設定している。また、右側のバネ509の付勢圧を左側のバネ508の付勢圧より弱くすることで引出方向へのガイド部材504の回動を円滑にしている。
その後、図8に示すように、上部紙幣機構202がさらに引き出された場合、引出方向側のガイド部材504は、傾いた紙幣521に押されて矢印701方向(引出方向)への押圧力を受け、最大で連結部304の通路壁304aに当接する位置まで傾く。また、紙幣521の下端部は空転する搬送ベルト511とローラ530との間から引き抜かれ、紙幣521の上端部がローラ515間に挟まれた状態のまま上部紙幣機構202と一緒に引き出される。その結果、図9に示すように、紙幣521の下端部は連結部304の受渡し搬送路266から完全に引き抜かれ、上部紙幣機構202にて垂直に吊支された状態に保持される。紙幣521が完全に引き抜かれると、受渡し搬送路266ではバネ508,509の付勢作用が働いてガイド部材503,504は元の位置に復帰する。
そして、図10に示すように、紙幣取扱装置200の受渡し搬送路266に残留していた紙幣521は、上部紙幣機構202と一緒に現金自動取引装置100の外に引き出されるため、容易に紙幣521を取り除くことが可能になる。このように、係員が上部紙幣機構202を引出操作するだけで残留紙幣521を外部に引き出すことができ、受渡し搬送路266に残留した紙幣521のジャムの除去性能が向上する。また、ガイド部材504は傾くので残留した紙幣521とガイド部材504との引出時の強接触を回避して互いの破損を防ぐことができる。
ことに、受渡し搬送路266は下部紙幣機構204側からの駆動力を受けて駆動される構成であり、この受渡し搬送路266と上部紙幣機構202との間に紙幣521の一部が共に介在して残留した場合、受渡し搬送路266が動力伝達を受けていない上部紙幣機構202側を引出操作しても、その時点で受渡し搬送路266に対する動力伝達が遮断され、受渡し搬送路266では空転して紙幣521を搬送方向に引き出すことが可能になる。
次に、下部紙幣機構204と受渡し搬送路266との搬送路繋ぎ部分にジャムが発生した場合のジャム除去処理を図11から図13を参照して説明する。
図11は下部紙幣機構204を引き出し始めた状態を示す要部縦断面図、図12は下部紙幣機構204の引き出し中の状態を示す要部縦断面図、図13は下部紙幣機構204による残留紙幣の引出完了状態を示す要部縦断面図である。
係員は、受渡し搬送路266と下部紙幣機構204との間で残留紙幣が発生しているため、ジャム復旧処理として、図11に示すように、下部紙幣機構204を引き出す。この場合、下部紙幣機構204の引き出しに伴い駆動ギア517はギア518と離れ、受渡し搬送路266に対する動力伝達が遮断される。これにより、受渡し搬送路266の搬送ベルト511は空転する状態となり、該搬送ベルト511とローラ530,531との対向面間による紙幣の接触圧(保持力)は弱まる。よって、紙幣は搬送方向に自由に移動できる状態になる。これに対し、下部紙幣機構204側のローラ517aは下部紙幣機構204側の図示しないモータを停止しても、その駆動連結部の駆動ギア517が外れていないので、ローラ517aを停止状態から回転させるには負荷抵抗大きく、紙幣の保持力は強いままである。この状態で下部紙幣機構204を引出方向(図11の右側)に引き出すと、紙幣521の上端部は搬送ベルト511とローラ531間から引き抜かれ、紙幣521の下端部がローラ517a間に挟まれた状態のまま下部紙幣機構204と一緒に引出方向に動こうとする。
この際、図11では引出方向に傾斜して引き出される紙幣521に右側のガイド部材536が接触し、該ガイド部材536は紙幣521に押されて引出方向への力を受け、回動軸533を支点に反時計回り方向へ傾く。これにより、ガイド部材536は紙幣521の引出方向の動きを妨げなくなり、例えばガイド部材536の角部に紙幣が強く接触して、紙幣の破れの原因となるような接触を回避する。
ここで、図11において、左側のバネ537の弾性力の大きさは、紙幣521を破らず、また、紙幣521から引出方向への力を受けた場合に、ガイド部材536が傾く程度の大きさに設定している。また、右側のバネ538の付勢圧を左側のバネ537の付勢圧より弱くすることで引出方向側へのガイド部材536の回動を円滑にしている。
その後、図12に示すように、下部紙幣機構204がさらに引き出された場合、引出方向側のガイド部材536は、傾いた紙幣521に押されて引出方向への押圧力を受け、最大で連結部304の通路壁304aにぶつかる位置まで傾く。また、紙幣521の上端部は空転する搬送ベルト511とローラ531との間から引き抜かれ、紙幣521の下端部がローラ517a間に挟まれた状態のまま下部紙幣機構204と一緒に引き出される。その結果、図13に示すように、紙幣521の上端部は連結部304の受渡し搬送路266から完全に引き抜かれ、下部紙幣機構204にて保持される。紙幣521が完全に引き抜かれると、受渡し搬送路266ではバネ537,538の付勢作用が働いてガイド部材535,536は元の位置に復帰する。
そして、紙幣取扱装置200の受渡し搬送路266に残留していた紙幣521は、下部紙幣機構204と一緒に現金自動取引装置100の外に引き出されるため、容易に紙幣521を取り除くことが可能になる。このように、下部紙幣機構204側においても、係員が下部紙幣機構204を引出操作するだけで残留紙幣521を外部に引き出すことができ、受渡し搬送路266に残留した紙幣521のジャムの除去性能が向上する。また、ガイド部材536は傾くので残留した紙幣521とガイド部材536との引出時の強接触を回避して互いの破損を防ぐことができる。
なお、下部紙幣機構204の引出時には、引出操作に伴い、噛合している駆動ギア517とギア518とが引出方向に離間するため、下部紙幣機構204から受渡し搬送路266への動力伝達は、駆動伝達レバー516を介さず瞬時に遮断される。
上述の実施例では、ジャムの除去処理に際して、上部紙幣機構202と下部紙幣機構204を個別に引き出してジャムを除去処理する場合を示したが、これに限らず、上部紙幣機構202と下部紙幣機構204を同時に引き出してジャムを除去処理するようにしてもよい。
上述のように、上部紙幣機構または下部紙幣機構を引出操作した時点で受渡し搬送路は動力伝達が遮断され、受渡し搬送路では空転して紙幣を搬送方向に引き抜き易くなり、上部紙幣機構または下部紙幣機構を引き出した際に、残留していた紙幣は上部紙幣機構または下部紙幣機構の何れかと共に外部に引き出される。よって、残留した紙幣を現金自動取引装置の外部に引き出して外部から係員が容易に取り除くことが可能になる。
紙葉取扱装置、複写機やプリンタ、及び紙葉を取り扱う他の機器全般に関する。
現金自動取引装置を示す外観斜視図。 現金自動取引装置の制御関係を示す制御ブロック図。 紙幣取扱装置の内部構造を示す側面図。 紙幣取扱装置の制御関係を示す制御ブロック図。 図3における矢印方向から見た受渡し搬送路を一部省略して示す斜視図。 受渡し搬送路の紙幣搬送状態を示す要部縦断面図。 残留紙幣発生時での上部紙幣機構の初期引出状態を示す要部縦断面図。 残留紙幣発生時での上部紙幣機構の引出途中状態を示す要部縦断面図。 上部紙幣機構による残留紙幣の引出完了状態を示す要部縦断面図。 残留紙幣発生時での上部紙幣機構の引出完了状態を示す概略側面図。 残留紙幣発生時での下部紙幣機構の初期引出状態を示す要部縦断面図。 残留紙幣発生時での下部紙幣機構の引出途中状態を示す要部縦断面図。 下部紙幣機構による残留紙幣の引出完了状態を示す要部縦断面図。
符号の説明
100…現金自動取引装置
200…紙幣取扱装置
202…上部紙幣機構
204…下部紙幣機構
266…受渡し搬送路
502…突起部
503,504,535,536…ガイド部材
511…搬送ベルト
516…駆動伝達レバー
530,531…ローラ
517,518…ギア

Claims (5)

  1. 両側に対向する回転体との間で紙葉を挟持して搬送する搬送路を備えたユニットと、
    前記ユニットを引出し自在に内部構成し、両側に対向する駆動側回転体と従動側回転体との間で紙葉を挟持して、前記ユニットの搬送路に紙葉受渡し用に接続される受渡し搬送路を備えた装置本体と、
    を有する紙葉取扱装置であって、
    前記受渡し搬送路は、
    前記装置本体の内部に備えられた駆動伝達部からの搬送駆動力が伝達される前記駆動側回転体と、
    該駆動側回転体に対接して連れ回りする前記従動側回転体と、
    前記ユニットが装置本体に内部構成されているとき、前記装置本体の内部に備えられた駆動伝達部と、前記駆動側回転体の駆動伝達部とを連結させ、
    前記ユニットが装置本体より引き出されたとき、前記連結を開放させる駆動連結開放手段を備えた
    紙葉取扱装置。
  2. 前記ユニットを第1ユニットとし、
    装置本体の内部に備えられ、両側に対向する回転体との間で紙葉を挟持して搬送する搬送路と、前記駆動伝達部とを備えた第2ユニットとを備え、
    前記第1ユニットを装置本体の一側に配置し、前記第2ユニットを装置本体の他側に配置し、前記両ユニット間を前記受渡し搬送路により接続した
    請求項1記載の紙葉取扱装置。
  3. 前記ユニットが装置本体より引き出されたとき、前記駆動連結開放手段が前記連結を開放させることにより、該受渡し搬送路の紙葉挟持力を、ユニットの紙葉挟持力よりも弱くする構成とした
    請求項1または請求項2に記載の紙葉取扱装置。
  4. 前記受渡し搬送路には、
    該受渡し搬送路を挟む両側に紙葉の受渡しをガイドするガイド部材を対設し、
    前記装置本体からユニットが外部へ引き出されることに連動して、少なくともユニット引出方向側の前記ガイド部材を受渡しガイド位置よりユニット引出方向へと変位許容させる受渡し開放手段を備えた
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の紙葉取扱装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の紙葉取扱装置を備えて構成した現金自動取引装置。
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