JP3764838B2 - 紙幣収納放出装置及び紙幣収納放出装置を備えた紙幣取扱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣の収納若しくは放出を行う紙幣取扱装置に係わり、特にホイール、リール間でテープを巻き取り、巻戻すことによって紙幣の収納、放出を行う紙幣収納放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣の収納若しくは放出を行う紙幣取扱装置において、ホイールにテープと紙幣とを巻き取ることで収納し、逆にリールにテープを巻戻すことで放出する紙幣収納放出装置を備えたものがある。そのような構成を備えた紙幣収納放出装置は、簡素な構成で小型、低コストの装置を実現できるというメリットがある。例えば特開平8−96191号公報には、1本テープをホイールとリールに巻付けた構成に、紙幣の収納繰り出し補助手段を付加した装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例は、紙幣の長辺方向に収納、放出を行う方式であり、紙幣を巻き取るためのテープと紙幣とを巻き取るためのローラの幅は、紙幣の短辺方向の幅に形成されている。この従来技術におけるテープ幅とローラの軸方向の紙幣の端部との関係は、巻き取りローラの軸方向が紙幣の短辺方向であるため、たとえテープ幅を短く設計しても、テープによる紙幣の挟持点から紙幣端までの距離が比較的短い関係にある。そのため、紙幣の巻き取り時に、紙幣の折れ癖やカール等の影響を受けにくい。
【0004】
上述の従来記述に記載された紙幣を長辺方向に収納、放出する方式では、紙幣が長辺方向に巻き付いていくため、ホイール外周径が増大する割合が大きく、装置を小型化できないという問題があった。そこで紙幣の短辺方向に紙幣を収納する方式を検討すると、長辺方向で紙幣を収納する方式に比べ、紙幣の短辺方向における長さが長辺方向の長さに比べて短いので、巻き取りローラの径の増大を、同じ紙幣枚数に対して少なく押さえることができ、紙幣収納放出装置を小型化できるメリットがある。
【0005】
一方、上述のような紙幣収納放出装置を備えた紙幣取扱装置は、一度に取り扱える紙幣の枚数や金種を増やす傾向にあるが、短辺方向に紙幣を収納・放出する方式の紙幣収納放出装置において、大小さまざまな混在紙幣を取扱うために、テープと紙幣との関係が問題となる。
【0006】
中央に1本の巻き取りテープを用いる方式においては、上述の従来技術に記載されているように紙幣の搬送方向と直角の方向である紙幣の長辺をカバーするテープ幅を備えたものとすると、テープを巻き取るホイールの回転に掛かる慣性負荷があまりにも大きくなってしまう。また、ホイールの軸方向にテープを2本以上用いる方式では、収納時の紙幣の偏り等を考慮すると収納時の左右のアンバランスが生じる問題がある。そのため、小型で且つ大小さまざまな混在紙幣を取扱うためには、短辺方向に収納する細い中央に1本の巻取りテープで構成される方式が、紙幣収納放出装置を構成する構造上、最も適している。
【0007】
しかし、幅の細いテープ1本で構成すると、ホイールの回転軸方向において、テープ挟持点から紙幣端までの距離が長いため、放出時に紙幣の折れ癖により紙幣コーナ部が高く浮き上がり、この紙幣コーナ部が三角形状に折れる耳折れ等が発生すると装置外部に正常に紙幣を放出できない問題があった。
【0008】
また、紙幣収納放出装置を備えた紙幣取扱装置において、その紙幣収納放出装置内に収納した紙幣を放出する際に、紙幣の折れ癖により紙幣コーナ部が高く浮き上がり、この紙幣コーナ部が三角形状に折れる耳折れ等が発生すると、装置外部に正常に紙幣を放出できず、装置全体の処理が停止するのみならず、紙幣収納放出装置内で紙幣が通常の搬送経路から外れた場合には、部品交換を伴う復旧作業が生じる場合もあり、紙幣取扱装置の復旧に時間がかかるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本発明は、紙幣がその短辺方向に搬送される搬送路の中央部で紙幣とともにテープを巻き取るホイールと、そのホイールから繰り出されたテープを巻き取るリールと、前記テープの幅方向の端部から前記紙幣搬送路の幅方向に向かって伸び、前記ホイールから繰り出される前記テープとともに放出される紙幣の前端を前記紙幣搬送路の搬送面の方向に案内するスクレーパガイドとを備えた紙幣収納放出装置において、前記スクレーパガイドの両脇から前記紙幣の浮き上がりを押さえ込むことが可能な所に位置する放出用紙幣ガイドであって、この放出用紙幣ガイドは放出された紙幣が搬送されるに伴い紙幣の搬送路中央付近から徐々に前記紙幣搬送路の幅方向の外側に向かって、前記ホイールの回転軸から遠ざかるように傾斜した形状としたものである。
【0010】
また上記問題を解決するために本発明は、前記スクレーパガイドと放出用紙幣ガイドへの放出方向上流側に変形ローラを設けるとともに、この変形ローラは前記ホイールから繰り出される前記テープと前記ホイール外周面との接点近傍であって前記テープの両脇に配置され、前記ホイールから前記テープとともに繰り出される紙幣に波形変形を付与するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、本発明が適用される紙幣取扱装置の一実施形態について説明する。図13は、紙幣取扱装置8の紙幣収納放出装置3を適用する部分についての断面図である。ここで、入金取引時の紙幣の流れに沿って説明する。
【0015】
寸法の異なる各金種混在紙幣を取り扱う入出金口1に紙幣が投入されると、入出金口1で1枚ずつに分離され搬送路6に繰り出される。繰り出された紙幣は搬送路6を通り、鑑別装置2で金種の判別後に紙幣収納放出装置3に各金種混在で一時収納される。
【0016】
鑑別装置2の判別結果に基づき、入出金口1に一括投入された紙幣の金額を、図示しない通知装置を介して入金した者に通知する。金額が確認されて入金取引きが成立すると、紙幣収納放出装置3内の各金種混在紙幣は放出され搬送路6を通り、鑑別装置2の判別結果に基づいて、各金種毎に紙幣を格納する還流カセット5または入金カセット4に収納される。
【0017】
次に出金取引きについて説明する。紙幣取扱装置8は、指定された金額に相当する紙幣を金種毎の還流カセット5内より分離する。分離された紙幣は搬送路6を通り鑑別装置2で金種の判別後、正常券と判別された紙幣は入出金口1に搬送され出金される。鑑別装置2において、搬送状態や紙幣条件等により出金に不適当と判断された紙幣は、紙幣収納放出装置3に一時収納される。出金取引き成立後、紙幣収納放出装置3内の紙幣を放出し搬送路6を通って入金カセット4、または還流カセット5に収納される。
【0018】
以上説明したように、本発明が適用される紙幣収納放出装置3は、紙幣を入金カセット4や還流カセット5に収納する前に一時的に収納する紙幣取扱装置8の一時スタッカに適用される。
【0019】
次に、本発明が適用される紙幣収納放出装置の一実施形態について説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態における紙幣収納放出装置3の全体構成を示した側面図である。図2は、搬送されてきた紙幣が紙幣収納放出装置3に収納された状態を表す側面図である。図3は図1の構成を説明するための斜視図、図4は図1の構成を説明するための平面図である。これら図1、図2、図3、及び図4を用いて本発明の一実施形態における紙幣収納放出装置3の全体構成を説明する。
【0021】
テープ30の一端を固定するリール20は、図示しない駆動源により駆動される。リール20に固定し巻付けられたテープ30の他の一端は、ホイール10の外周面に固定されていて、ホイール10も図示しない駆動源により駆動される。なお、リール20の回転軸には図示しないトルクリミッタを配置してある。トルクリミッタを介してリール20の回転用モータを配置することにより、紙幣の収納放出時に、テープ30に常時張力を作用させた状態でテープの巻取り、巻戻しが可能である。
【0022】
リール20に巻付けられたテープ30は、中間ローラ42の外周面を介して方向を変え、ホイール10により巻き取られる。中間ローラ42は外周面に巻付いたテープ30との摩擦力で回転駆動する。るが、ホイール10におけるテープ30の巻き取り速度が一定になるように回転が制御されている。これらの機構により、装置3の外部より搬送されてきた紙幣100を、テープ30が巻き取られたホイール10の外周面にテープ30ともに巻付けることで収納することができる。
【0023】
本実施の形態で説明する紙幣収納放出装置3において、紙幣を巻き取るためのテープ30が1本で構成されていても、紙幣サイズの異なる金種が混在した紙幣を、確実に収納・放出することが以下に示すように可能である。紙幣サイズの異なる各金種混在紙幣を収納するために、取扱う紙幣サイズに基づいて、テープ30の幅を求める必要がある。
【0024】
紙幣取扱装置8が取扱う紙幣のうち、長辺の長さが最大の紙幣に応じて搬送路6及び紙幣収納放出装置3内の紙幣搬送路の幅が定まる。取扱う紙幣はその紙幣搬送路の内側で搬送されるので、取扱う紙幣のうち長辺長さが最小の紙幣が、たとえその搬送路の端まで偏って搬送されても正常に紙幣収納放出装置3に収納可能なように、テープ30の幅は(最小長辺長さ紙幣の長辺長さLs−搬送幅L/2)×2≧テープ幅S(但し、Ls>L/2)の条件を満たす幅にする。この条件によりテープ30の幅を設定すると、上述の紙幣搬送路内を搬送される長辺方向に長さが異なる各金種混在紙幣を、ホイール10の軸方向にテープ30の全面で挟持することができ、テープ30が紙幣を挟持してもなおテープ30とホイール10若しくはホイール10に巻き取られたテープ30の外周面との間に隙間が生じないため、ホイール10の外周面のテープ30面に大きな歪みなく紙幣を収納することが可能である。
【0025】
テープ30の幅に関しては、その幅が広いほど紙幣を安定して挟持でき、また、その挟持部分と紙幣の端部との距離が縮まるので紙幣端の浮き上がりを押え込むことが容易になるので、テープ30の幅は広く設定することが望ましい。しかし、テープ30の幅を広く設定すると、その分、巻き取ったときのホイール10の慣性負荷が増すマイナス面もあり適切な長さのテープ30幅を用いる必要がある。テープ30の材質は、慣性負荷や小型化の面から厚さが薄くても強度が高い等の機械特性に優れていて、且つ軽い材質が適している。
【0026】
また、テープ30が単独で紙幣の巻取りを行うので、紙幣が収納・放出されるために搬送される紙幣搬送路の中央部で、紙幣はホイール10によりテープ30とともに巻き取られ、及びテープ30の繰り出しとともに放出することが望ましい。
【0027】
ホイール10の回転軸には、ホイール10とほぼ同じ直径を有する補助ホイール11が設けられている(図3において、ホイール10の軸方向に線のみで表示)。補助ホイール11は、ホイール10の回転軸に対して空転するように設けられていても、固定されていてもよい。補助ホイール11を空転するように配置することで、極力ホイール10軸の慣性負荷を低減することができる。補助ホイール11とホイール10との間には所定の隙間を空けておき、この隙間に紙幣の有無を検出するための図示しない空検知用センサからの光軸を通す。
【0028】
搬送ローラ41は、中間ローラ42の左右に、中間ローラ42の回転軸に固定されている。搬送ローラ41の上部には搬送ローラ41に圧接する空転ローラ40が配置してある。搬送ローラ41と空転ローラ40は、中間ローラ42の回転により回転駆動する。
【0029】
中間ローラ42の上部に設けられた第1スクレーパ50は、空転ローラ40の軸を中心に揺動する。この第1スクレーパ50の両脇には、追って詳細に説明する第1スクレーパガイド53が固定されている。第1スクレーパ50は第1スクレーパ用ばね52で上方に持ち上げられている。第1スクレーパ50の先端は、常時、ホイール10の外周面に巻付いたテープ30の表面に接触している。
【0030】
第1スクレーパ50のほぼ中間位置に空転する補助ローラ51が回転可能に設けられていて、補助ローラ51とテープ30は常時接触している。補助ローラ51はテープ30との摩擦力で回転する。
【0031】
第2スクレーパ54は、第1スクレーパ50の上部に、任意の支点を中心に揺動可能に設けられている。第2スクレーパ54の先端部は、常時、ホイール10の外周面に巻付いたテープ30の表面に接触するように第2スクレーパ用ばね55で持ち上げられている。
【0032】
紙幣ガイド60は、本実施形態においては、搬送ローラ41の回転軸を中心として揺動するように設けられている。紙幣ガイド60は紙幣収納の際に、紙幣をホイール10の外周面に無理なく倣わせるためのガイドであり、その形状の一部分は、図2に示すようにホイール10の外周面に紙幣101を最大枚数収納した状態時の最大径よりも大きな円弧形状から構成され、紙幣ガイド用ばね61で上方に持ち上げられている。
【0033】
位置決めローラ80は、テープ30の両脇近傍において空転するように紙幣ガイド60に固定されている。この位置決めローラ80が、図4に示すように補助ホイール11の外周面、または図2に示すようにホイール10にテープ30とともに巻付いて収納されている紙幣101の表面に接触し、紙幣ガイド60の位置決めを行う。
【0034】
位置決めローラ80の回転軸上のテープ30に対向する位置に、位置決めローラ80より小径の補助位置決めローラ84を空転するように設けてもよい。紙幣を連続して収納するときに補助位置決めローラ84は、ホイール10の外周面に巻付けられたテープ30の表面とホイール10の外周面に巻付けられた紙幣101の表面との段差が所定量より小さいときは、位置決めローラ80により紙幣ガイド60の位置が決まり、補助位置決めローラ84はテープ30外周面に接触しない構成となる。しかし、ホイール10の外周面にテープ30のみが巻付いた状態、または間欠的にホイール10の外周面に紙幣101が収納されホイール10の外周面に巻付けられたテープ30の表面とホイール10の外周面に収納された紙幣101の最外周面との段差が所定量より大きい状態のときは、補助位置決めローラ84がホイール10の外周面に巻き取られたテープ30の表面に接触し紙幣ガイド60の位置決めを行う。
【0035】
補助位置決めローラ84をこのような構成にするのは、テープ30面に接触する補助位置決めローラ84が摩擦部材となり、テープ30の寿命に影響を及ぼすことになるため、通常の連続収納放出時は位置決めローラ80で紙幣ガイド60の位置決めを行い、テープ30に補助位置決めローラ84を極力接触させないためである。
【0036】
変形ローラ81は、ホイール10の外周面に巻付いたテープ30が中間ローラ42に向かう接点近傍であってテープ30の両脇近傍に、空転可能に設けられている。本実施形態においては変形ローラ81は紙幣ガイド60により揺動自在に支持されたフレームにより保持され、変形ローラ用ばね83でホイール10方向に持ち上げられる。この変形ローラ81形状は、径の異なる2段のローラ、または中央から外側に向かい径が小さくなるテーパ形状からなる。持ち上げられた変形ローラ81の径の大きい中央側は、ホイール10と補助ホイール11の中間溝に入り込み、変形ローラ81の径の小さい外側は、紙幣が巻き取られていない状態では補助ホイール11の外周面に接触するように構成される。また、変形ローラ81の軸に、変形ローラ81より小径な制限ローラ82が、空転するように中央のテープ30と対向する位置に設けられている。
【0037】
放出用紙幣ガイド70は、空転ローラ40の両脇に設けられている。放出用紙幣ガイド70は紙幣のコーナ部が高くせり上がった紙幣でも、テープ30により収納されていた紙幣を正常に搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40の挟持点に案内し、装置3の外部へ正常に放出させるためのガイドである。放出用紙幣ガイド70については、後ほど詳細に説明する。
【0038】
ここで、紙幣収納放出装置8の速度制御方法について説明する。テープ30の搬送速度は、ホイール10の回転軸の回転速度とホイール10の外周径とにより定まり、その搬送速度を一定とするためには、ホイール10の外周径の変化を検出しホイール10の回転軸の回転速度を制御する必要がある。しかし、ホイール10の外周径は収納する紙幣サイズや紙幣条件等により変化するため、収納枚数によりホイール10の外周径を予測することが困難であり、機械的にホイール10の外周径を検出するにはコスト高となってしまう。
【0039】
そこで、テープ30の搬送速度を所定以内に制御する方法として、リール20の回転数と回転速度の変化を利用してホイール10の回転速度を制御する。これは、リール20はテープ30のみを巻き取ってあるため、テープ30の厚さにより、リール20の回転軸の回転数からテープ20をホイール10方向に繰り出したテープ長が算出できる。そこで、センサにより初期位置からのリール20の回転数と所定回転に要する時間を検出することで、リール20の径を予測し、所定回転数に要する時間と予測による繰り出しテープ長から、テープの搬送速度を算出することが可能である。算出された搬送速度によりホイール10の回転軸の回転速度を制御することで、テープ30搬送速度を所定以内に制御することができる。
【0040】
紙幣の収納動作について説明する。図1に示す矢印方向のように、装置外部から装置3に紙幣100が搬送されてくると、ホイール10は反時計方向に回転駆動され、リール20に巻付いているテープ30はホイール10に巻取られる。
【0041】
紙幣収納放出装置3の外部より搬送された紙幣100は、搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40で挟持されてホイール10の方向に搬送され、次に第1スクレーパ50のテープ30側に設けられた補助ローラ51とテープ30で挟持されて、ホイール10の外周面にテープ30とともに巻付けられて装置3内に収納される。紙幣100が収納される際に、紙幣ガイド60により紙幣100はホイール10の外周面に無理なく倣うように案内される。
【0042】
上述の動作により、装置3の外部より搬送されてくる紙幣100を、紙幣収納放出装置3はホイール10の外周面にテープ30とともに順次巻き取り収納することで、図2に示すように多数枚の紙幣101を収納することができる。また、紙幣101を収納することによりホイール10の外周径が増大し、第1スクレーパ50、第2スクレーパ54、紙幣ガイド60、変形ローラ81、及び制限ローラ82がそれに合わせ回動する。
【0043】
紙幣の放出動作について説明する。図2に示すリール20の回転軸を反時計方向に回転駆動し、ホイール10の外周面に紙幣101とともに巻付いたテープ30をリール20に巻戻すことで、紙幣101を矢印方向に放出させる。
【0044】
紙幣101が放出される際、追って詳細に説明するが、図7に示すように左右の変形ローラ81で放出紙幣103の放出方向の先端部に波形変形を付与し、ホイール10の外周面から放出紙幣103を剥離させる。この波形変形を付与した状態で紙幣103は放出方向に搬送され、まず第1スクレーパ50下面の紙幣搬送面に放出紙幣103が搬送される。次に放出紙幣103は、補助ローラ51とテープ30の挟持点を通りスクレーパガイド53、及び放出用紙幣ガイド70下面に案内され、搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40により図2に示す矢印方向の本装置3外部へと放出される(図9)。
【0045】
次に、各部について更に詳細に説明する。
【0046】
まず、放出用紙幣ガイド70、及びスクレーパガイド53について更に詳細に説明する。図5に示すように放出紙幣102が中央より大きく偏ったり、または傾いた条件で、紙幣の短辺方向に丸まった癖のあるカール紙幣102は、ホイール10の外周面から放出され、補助ローラ51付近で軸方向に中央より離れている紙幣コーナ部102aは、上方に高く浮き上がる。ここで、第1スクレーパガイド53、放出用紙幣ガイド70を配置されていないと、カール紙幣102の放出側先端部分が空転ローラ40上部に衝突し、カール紙幣102のコーナ部が三角形状に折れる耳折れが発生したまま放出される不具合が生じる。
【0047】
紙幣の収納枚数によってホイール10の外周径が増大するため、ホイール10(または、ホイールの外周面にテープ30が巻き取られている場合には、ホイール10に巻き取られているテープ30の外周面)とテープ30との挟持点と、搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40との挟持点との間、特に、ホイール10の外径が最大になった位置から内側には、固定された挟持手段としてのローラまたはガイド等を配置することができない。そこで紙幣の収納枚数に応じて、ホイール10に巻付いたテープ30外周面に沿って回動する第1スクレーパ50の両脇に、第1スクレーパガイド53を具備する。
【0048】
この第1スクレーパガイド53は、第1スクレーパ50の中央付近よりホイール10側及び空転ローラ41側におけるテープ30上の紙幣搬送面に対して遠ざかるようにそれぞれ傾斜している。また、ホイール側の先端位置は軸方向で中央より外側に向かいホイール10軸より遠ざかるように構成される。
【0049】
更に紙幣収納時に、ホイールの外周径が最大の状態において、第1スクレーパガイド53の紙幣搬送面は、軸方向で中央より外側に向かうほどホイール10中心より遠ざかるように構成する。これにより、補助ローラ51とテープ30により挟持された紙幣の両脇をスクレーパガイド53により紙幣の浮き上がりを押え込みながら搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40の挟持点に紙幣を搬送することができる。
【0050】
この第1スクレーパガイド53は、軸方向に紙幣搬送路の幅までの構造としてもよいが、第1スクレーパ50と第1スクレーパガイド53を合わせた自重が増すと、第1スクレーパ50本来の機能である放出紙幣先端部をホイール10の外周面より剥離させる機能に影響を及ぼし、第1スクレーパ50の先端を十分にホイール10に巻き取られたテープ30に当てることが難しくなるため、第1スクレーパガイド53の軸方向の長さは、テープ30と対向して設けられた補助ローラ51とテープ30とで形成された紙幣搬送路の軸方向の端部を起点に中央から空転ローラ41付近までの長さが望ましい。
【0051】
このように、第1スクレーパガイド53を短く構成すると、第1スクレーパガイド53だけでは紙幣102の紙幣コーナ部102aの浮き上がりを押え込むには不十分である。そこで空転ローラ40の両脇に固定した放出用紙幣ガイド70を配置した。放出用紙幣ガイド70は固定されているため、紙幣搬送面からの高さは固定されている。しかし、第1スクレーパガイド53は揺動可能に保持された第1スクレーパ50に固定されているため、第1スクレーパガイド53と紙幣ガイド70との紙幣搬送面側の位置関係には配慮が必要である。本実施の形態では、図1及び図2に示すように、第1スクレーパガイド53の紙幣搬送面側の位置が紙幣ガイド70の紙幣搬送面側の位置よりも紙幣搬送面に近い位置になるように構成した。
【0052】
また、図1、図3及び図4に示すように、放出用紙幣ガイド70のホイール10側先端位置は中央から外側に向かいホイール外周面より遠ざかるように構成し、そのホイール10側先端形状は円弧、または少なくとも放出用紙幣ガイド70の紙幣搬送面と平行な部分より紙幣搬送面から遠ざかるように傾斜する形状が望ましい。そのような形状により、図5及び図6に示すようにカール紙幣102を装置3の外部に放出する際、カール紙幣102の放出方向における先端側の浮き上がりの低い第1スクレーパ50両脇から第1スクレーパガイド53で浮き上がりを押え込むことができる。カール紙幣102が放出方向に進むと、紙幣搬送路の中央より放出用紙幣ガイド70の先端部とカール紙幣102先端部とが接触する。そして、カール紙幣102が放出方向に搬送されるのに伴い、放出用紙幣ガイド70の先端部とカール紙幣102との接点が外側に移行することで、カール紙幣102のコーナ部の浮き上がりが押え込まれ、最終的に搬送ローラ41と圧接する空転ローラ40の挟持点に浮き上がりが押え込まれた状態で案内され、本装置3外部に正常に放出することができる。
【0053】
放出用紙幣ガイド70の形状としては、紙幣搬送面からの距離がホイール10側に近づくほど離れるように傾斜し、傾斜角の支点位置は軸方向で中央から外側に向かうほどホイール10中心より遠ざかる構造でもよい。しかし、ホイール10の外周面に収納した紙幣の傾き、偏り及び紙幣の折れ癖や切れがある等の紙幣条件により、紙幣コーナ部102aがホイール10の外周面より高くせり上がることがある。この紙幣のせり上がり部と放出用紙幣ガイド70とが接触すると、放出紙幣が折れる不具合が発生するため、極力ホイール10より遠い位置に配置された図3に示す放出用紙幣ガイド70の形状が望ましい。
【0054】
以上説明したように、本発明により第1スクレーパガイド53と放出用紙幣ガイド70を配置することにより、紙幣放出時に紙幣コーナ部が三角形状に折れる耳折れ等の不具合が発生しない信頼性の高い紙幣収納放出装置を供給できる。
【0055】
次に、図7、図8に示す変形ローラ81、及び制限ローラ82について更に詳細に説明する。
【0056】
通常、図7に示すようにホイール10の外周面に巻付けて収納した紙幣を放出する際、放出紙幣103の放出方向における先端部に、左右の変形ローラ81で、所定のオーバラップ量Y1の波形変形を付与する。この波形変形により、ホイール10の外周面より放出紙幣103を剥離させ、この波形変形を付与した状態で搬送し第1スクレーパ50とテープ30間に案内することで正常に放出することができる。
【0057】
また、図8に示すように、テープ30のみがホイール10の外周面に巻き取られた状態で紙幣が1枚ホイール10の外周面に巻付いて収納された場合、変形ローラ81の軸の延長部分に設けられた左右の制限ローラ82がホイール10の外周面に巻付いたテープ30外周面に接触し、変形ローラ81の位置決めを行う。この状態で放出紙幣103を放出すると、放出紙幣103の放出側先端部は変形ローラ81によりオーバラップ量Y2の波形変形を付与することになり、制限ローラ82がテープ30の外周面に当らない場合と同様に放出紙幣103を正常に放出することが可能である。
【0058】
変形ローラ81によるホイール10と補助ホイール11との間へのオーバラップにより、変形ローラ81の段差量Y1の波形変形を付与することになるが、図8に示すようにテープ30のみホイール10の外周面への巻付きが長くなると、ホイール10の外周面に巻付いたテープ30外周面と収納紙幣103の外周面との段差が大きくなりオーバラップ量が拡大する。このようなオーバラップ量の拡大を防止するために、変形ローラ81に追従して揺動する制限ローラ82を設けることが望ましい。この制限ローラ82によりテープ30のみがホイール10の外周面に巻付いた状態から巻付いた紙幣が放出されても、オーバラップ量を変形ローラ81の径と制限ローラ82の径との段差Y2以内までに押さえることができる。
【0059】
次に、図10を用いて第1スクレーパ50について更に詳細に説明する。
【0060】
第1スクレーパ50は、ホイール10の外周面より放出紙幣を剥離させるための手段として、変形ローラ81とともに必要となる機構であり、少なくとも変形ローラ81により形成された放出紙幣103のテープ30から離れたたわみが形成される部分に対して接触させることが望ましく、また、できるだけホイール10の外周面に隙間なく接触させることで変形ローラ81が十分に作用しない場合でも紙幣を正常に放出させることができる。そのため、図10に示すように、ホイール10の外周面に最小紙幣104が、ホイール10に対して偏って収納され、ホイール10に巻き取られたテープ30の外周面が軸方向に平行でなくなっても、第1スクレーパ50の先端がテープ30の外周面に追従可能に、鋭角に形成された第1スクレーパ50の先端部が左右2個以上に分割された構造で、空転ローラ40の軸と第1スクレーパ50の回転軸にねじり方向の余裕を持たせた構造とすると、第1スクレーパ50の先端部の追従性を高めるのに有効である。
【0061】
次に、図11、図12に示すように第2スクレーパ54についてさらに詳細に説明する。
【0062】
上述したように、ホイール10の外周面に巻付いたテープ30面より放出紙幣を剥離させるため変形ローラ81、及び第1スクレーパ50を配置した。しかし、それでも放出紙幣を剥離できず図11、図12に示すように第1スクレーパ50とホイール10に巻き取られたテープ30の外周面との間を放出紙幣がすり抜ける不具合が発生した場合、障害を最小限にとどめる目的で第2スクレーパ54を第1スクレーパ上部に配置してある。この第2スクレーパにより第1スクレーパ50をすり抜けた障害紙幣105を再度第2スクレーパ54でホイール10の外周面から剥離させる。
【0063】
本実施形態における紙幣収納放出装置を搭載する紙幣取扱装置では、第1スクレーパ50を紙幣105がすり抜けた状態での通常運転を回避するために、第2スクレーパ54に紙幣105が接触したことを検知する検知器を設けておくことが望ましい。その検出器による検出結果は、紙幣取扱装置8の動作を管理する制御装置により認識され、少なくとも紙幣収納放出装置3の動作を停止するように制御を行う。また、その検出器の検出結果を制御装置が認識したことにより、直ちに紙幣収納放出装置3の動作を停止した後、紙幣取扱装置8を紙葉停止状態になるよう制御してもよい。
【0064】
このように、第2スクレーパ54に紙幣105の接触を検知する手段を設けることで、最悪の場合、紙幣105がテープ30に付着した状態で紙幣収納放出装置3が運転すると、テープ30を損傷することになり復旧作業にかなりの労力を有することになり、そのような状況を防ぐことができる。
【0065】
以上、本発明の実施の態様において説明したように、最も簡素な構成の1本テープ巻取り方式で紙幣の短辺方向に搬送処理する紙幣収納放出装置の信頼性が向上し、小サイズ紙幣や紙幣の折れ、カール癖等の悪条件紙幣でも収納放出が可能な紙幣収納放出装置を供給することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、信頼性の高い紙幣収納放出装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した紙幣収納放出装置の側面図(紙幣収納の初期状態)。
【図2】 本発明を適用した紙幣収納放出装置の側面図(紙幣収納の完了状態)。
【図3】 本発明を適用した紙幣収納放出装置の斜視図(紙幣収納の初期状態)。
【図4】 本発明を適用した紙幣収納放出装置の平面図(紙幣収納の初期状態)。
【図5】 カール紙幣放出時の紙幣収納放出装置の斜視図。
【図6】 カール紙幣放出時の紙幣収納放出装置の平面図。
【図7】 紙幣放出時の正面図1。
【図8】 紙幣放出時の正面図2。
【図9】 紙幣放出時の側面図。
【図10】 第1スクレーパを説明するための平面図。
【図11】 第2スクレーパを説明するための側面図。
【図12】 第2スクレーパを説明するための斜視図。
【図13】 本発明の紙幣収納放出装置を搭載した紙幣取扱装置の概略図。
【符号の説明】
6…搬送路
8…紙幣取扱装置
10…ホイール
20…リール
30…テープ
50…第1スクレーパ(破線表示)
53…第1スクレーパガイド
70…放出用紙幣ガイド
Claims (2)
- 紙幣がその短辺方向に搬送される搬送路の中央部で紙幣とともにテープを巻き取るホイールと、そのホイールから繰り出されたテープを巻き取るリールと、前記テープの幅方向の端部から前記紙幣搬送路の幅方向に向かって伸び、前記ホイールから繰り出される前記テープとともに放出される紙幣の前端を前記紙幣搬送路の搬送面の方向に案内するスクレーパガイドとを備えた紙幣収納放出装置において、
前記スクレーパガイドの両脇から前記紙幣の浮き上がりを押さえ込むことが可能な所に位置する放出用紙幣ガイドであって、この放出用紙幣ガイドは放出された紙幣が搬送されるに伴い紙幣の搬送路中央付近から徐々に前記紙幣搬送路の幅方向の外側に向かって、前記ホイールの回転軸から遠ざかるように傾斜した形状であることを特徴とする紙幣収納放出装置。 - 請求項1記載の紙幣収納放出装置において、
前記スクレーパガイドと放出用紙幣ガイドへの放出方向上流側に変形ローラを設けるとともに、この変形ローラは前記ホイールから繰り出される前記テープと前記ホイール外周面との接点近傍であって前記テープの両脇に配置され、前記ホイールから前記テープとともに繰り出される紙幣に波形変形を付与することを特徴とする紙幣収納放出装置。
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