JP4722421B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣の入金処理及び出金処理を並行して実行可能な紙幣処理装置に関する。
一般に金融機関などには紙幣の入金処理及び出金処理を行う紙幣処理装置が配置される。このような紙幣処理装置は、入出金処理及び出金処理を効率的に取り扱うため、通常、両処理を並行して実行可能に構成される。
ところで、このような紙幣処理装置においては、紙幣の入金処理及び出金処理において紙詰まり等の障害が発生することがある。
両処理の並行実行時において、両処理のいずれか一方に紙詰まりが発生した場合は、係員が、他方の処理が終了した後で、詰まった紙幣及び搬送途中の紙幣の除去等し、処理を再開すればよい。しかし、その他方の処理にも続けて紙詰まりが発生すると、つまり、両処理に同時に紙詰まりが発生すると、係員は、詰まった紙幣及び搬送途中の紙幣を、入金紙幣及び出金紙幣に分別して除去しなければならならず、判断を誤ると、種々の違算が発生する問題がある。
特開2003−308557公報 特開昭52−87098号公報 特公平3−10147号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、紙幣の入金処理及び出金処理の両方に同時に障害が発生する確率を可及的に低減した紙幣処理装置を提供することにある。
本発明の紙幣処理装置は、入金紙幣を投入する入金紙幣投入部と、前記入金紙幣投入部から前記入金紙幣を受け取り、前記入金紙幣を搬送する入金紙幣搬送路と、前記入金紙幣搬送路から前記入金紙幣を受け取り、前記入金紙幣を収納する入金紙幣収納部と、出金紙幣を収納する出金紙幣収納部と、前記出金紙幣収納部から前記出金紙幣を受け取り、前記出金紙幣を搬送する出金紙幣搬送路と、前記出金紙幣搬送路から前記出金紙幣を受け取り、前記出金紙幣を回収する出金紙幣回収部と、前記入金紙幣投入部に投入された前記入金紙幣を前記入金紙幣収納部へ搬送して前記入金紙幣収納部に収納する入金処理と、前記出金紙幣収納部に収納された前記出金紙幣を前記出金紙幣回収部へ搬送して前記出金紙幣回収部に回収する出金処理とが並行して実行されている場合に、一方の処理に障害が発生した場合は、他方の処理を予め指定された段階で停止する制御部と、を備える。
前記制御部は、前記入金紙幣あるいは前記出金紙幣が搬送されている途中で前記入金紙幣あるいは前記出金紙幣が搬送不能な状態になった場合に、前記障害が発生したと判断することを特徴とする。
前記制御部は、前記入金処理に障害が発生した場合、前記出金紙幣回収部に所定枚数の出金紙幣が回収された後で、前記出金処理を停止することを特徴とする。
前記制御部は、前記出金紙幣回収部に100枚の出金紙幣が回収された後で前記出金処理を停止することを特徴とする。
前記出金紙幣回収部によって回収された紙幣を処理する出金紙幣処理部をさらに備え、前記制御部は、前記出金紙幣処理部によって前記所定枚数の出金紙幣が処理された後で、前記出金処理を停止することを特徴とする。
前記出金紙幣処理部は、前記所定数枚の出金紙幣を結束する紙幣結束部、または前記所定枚数の出金紙幣を結束しさらに収納する紙幣結束及び収納部であることを特徴とする。
前記出金紙幣回収部は、予め設定された最大回収可能枚数の出金紙幣を回収した後、前記出金処理を停止する。
前記入金紙幣投入部、前記入金紙幣搬送路、前記入金紙幣収納部、前記出金紙幣収納部、前記出金紙幣搬送路、前記出金紙幣回収部及び前記制御部は、筐体内に格納され、
前記出金紙幣回収部は、回収した前記出金紙幣をユーザにより前記筐体外へ取り出し可能に置くことを特徴とする。
前記制御部は、前記出金処理に障害が発生した場合、前記入金紙幣回収部に所定枚数の入金紙幣が収納された後で、前記入金処理を停止することを特徴とする。
前記入金紙幣搬送路から前記入金紙幣を受け取って一時的に格納し、格納した入金紙幣が規定枚数に達した場合は、前記格納した紙幣を前記入金紙幣収納部に渡す一時保留部をさらに備え、前記出金処理に障害が発生した場合は、前記制御部は、前記一時保留部に前記規定枚数の入金紙幣が格納された後で、前記入金処理を停止することを特徴とする。
本発明によれば、紙幣の入金処理及び出金処理の並行実行時に両処理のいずれか一方の処理に障害が発生した場合は、他方の処理を予め指定した段階で停止するため、入金処理及び出金処理の両方に同時に障害が発生する確率を可及的に低減でき、これにより入金処理及び出金処理時における違算の発生を低減できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる紙幣処理装置を搭載した現金処理装置の外観を示す斜視図である。
図2は、この現金処理装置の詳細なブロック図である。
図1の現金処理装置は、各種金種の紙幣及び硬貨の入出金処理を行うもので、金融機関などに配置される。
紙幣処理装置1は、各種バラ紙幣の入出金処理を行うバラ紙幣処理装置P1と、各種束紙幣の入出金処理を行う束紙幣処理装置P2とを備える。
バラ紙幣処理装置P1は、バラ紙幣を入金する入金口11と、バラ紙幣を出金する出金口12とを備える。バラ紙幣処理装置P1は、入金口11から投入されたバラ紙幣をその金種に応じて内部のバラ紙幣収納部に格納する。また、バラ紙幣処理装置P1は、指定された金種及び枚数のバラ紙幣を内部のバラ紙幣収納部から繰り出して出金口12を介して受取り可能に置く。入金処理や出金処理時に内部で紙詰まりが起こった場合は、係員が、引き出し13及び扉14を手前に開けることで、詰まった紙幣及び搬送途中の紙幣を取り出すことができる。
束紙幣処理装置P2は、束紙幣を出金するためのシャッタ開閉式の束出金口15と、装置内の束紙幣を回収するためのシャッタ開閉式の束放出口16とを備える。束紙幣処理装置P2は、バラ紙幣処理装置P1と互いの対向面において連結されており、バラ紙幣処理装置P1から1束分の枚数(例えば100枚)の紙幣を受け取り、帯封をして、内部の束紙幣収納部に金種別に格納する。また、束紙幣処理装置P2は、指定された金種及び束数の束紙幣を束紙幣収納部から取り出して束出金口15を介して受取り可能に置く
バラ硬貨処理装置2は各種金種のバラ硬貨の入出金処理を行うものであり、包装硬貨処理装置3は各種金種の包装硬貨を処理するものである。現金外ボックス4は現金以外の有価証券類を投入するものである。
端末部5は現金処理装置全体を制御し、外部プリンタ8は端末部5の指示に従ってシートに印字を行う。
端末部5は、利用者とのインターフェースとなる表示部5a、及び係員のIDカードを読み取るIDカードリーダ5bを備える。また、端末部5は、図2に示すように、各種プログラム及びデータを格納したROM5d、プログラムのロード領域及びプログラム実行時の作業領域となるRAM5e、入力されたフレキシブルディスクに対してデータの読み書きを行うフレキシブルディスクドライブ5f、各種プログラム及びデータを記憶したハードディスクドライブ5g、ハードディスクドライブ5g及びROM5d内に格納されたプログラムを実行して現金処理装置全体をコントロールする制御部5cを備える。ROM5d及びハードディスクドライブ5g内には、例えばバラ紙幣処理装置P1による入金処理及び出金処理を制御するプログラムが格納されている。通信インターフェース(通信IF)9は、外部の装置(図示せず)との間でデータ通信を行うためのものであり、例えば現金処理装置の背面に配置される。
図3は、バラ紙幣処理装置P1の内部構造を模式的に示す断面図である。
このバラ紙幣処理装置P1は、簡単には、入金時には入金部17に投入されたバラ紙幣を対応するバラ紙幣一括カセット24あるいはバラ紙幣カセット23a〜23dに収納し、出金時にはバラ紙幣カセット23a〜23d内の紙幣を指定金種及び指定枚数繰り出して出金部26に出金等するものである。より詳細には以下の通りである。
このバラ紙幣処理装置P1は、大きく分けて、入出金処理部9とバラ紙幣収納部10とから構成される。
入出金処理部9は、バラ紙幣の投入を受け付け投入されたバラ紙幣を繰り出す入金部17と、入金部17から繰り出されたバラ紙幣を搬送する入金搬送経路R1と、入金搬送経路R1を搬送されるバラ紙幣の金種及び正損を判別する入金識別部18と、入金識別部18によって取扱不可と判断された紙幣を排出する入金リジェクト部(入金RJ部)19とを備える。これら入金部17及び入金リジェクト部19は、シャッタ開閉式の入金口11を介して、その内部を、開放可能に構成されている。入金識別部18の下流に配置された表裏反転部20は、入金識別部18によって取扱可能と判断された紙幣の向き(表裏)を、所定の方向に統一して送り出す。表裏反転部20の下流には、上述のバラ紙幣収納部10が配置されている。
バラ紙幣収納部10は、入金搬送経路R1を搬送されてきたバラ紙幣を受け取って、一時的に保留する一時保留部21、22a〜22dと、一時保留部21、22a〜22dに一時的に保留された紙幣を受け取って収納するバラ紙幣一括カセット24及びバラ紙幣カセット23a〜23dとを備える。
一時保留部21、22a〜22dは、端末5から収納指示を受けた時点で、保留している紙幣を対応するバラ紙幣一括カセット24及びバラ紙幣カセット23a〜23dに渡す。より詳細には、係員が表示部5aを介して一時保留部に所定枚数の紙幣が蓄積されたことを確認したら、キーボード式操作部6を用いて端末5に対し入金確定指示を入力し、端末5がこの入金確定指示に基づき収納指示をバラ紙幣処理装置P1に出力する。収納指示を受けたバラ紙幣処理装置P1は、一時保留部におけるバラ紙幣を、対応するバラ紙幣一括カセット24あるいはバラ紙幣カセット23a〜23dに渡す。
バラ紙幣カセット23a〜23dは、それぞれ所定の金種のバラ紙幣を収納する。例えば、バラ紙幣カセット23a〜23cは一万円札、バラ紙幣カセット23dは千円札を収納する。バラ紙幣一括カセット24は、バラ紙幣カセット23a〜23dによって取り扱われない金種の紙幣を収納する。例えば、バラ紙幣一括カセット24は、上記例の場合、1万円札及び千円札以外の紙幣、つまり、5千円札及び2千円札を金種混合状態に収納する。この他、バラ紙幣一括カセット24は、バラ紙幣カセット23a〜23d内にバラ紙幣が入り切らなくなった場合に、バラ紙幣カセット23a〜23dに代わってバラ紙幣を収納することも行う。バラ紙幣カセット23a〜23dは、出金時には、指定された枚数の紙幣を繰り出す。
バラ紙幣カセット23a〜23dの図中下方には、バラ紙幣カセット23a〜23dから繰り出されたバラ紙幣を搬送する出金搬送経路R2が形成されている。なお、バラ紙幣一括カセット24内のバラ紙幣の回収は、筐体の前面の扉14を開いて、カセットごと回収する。
出金搬送経路R2の途中には、出金されるバラ紙幣の金種及び正損を判別する出金識別部25が形成されている。出金搬送経路R2は、出金識別部25の下流において、4つの方向へ分岐する。即ち、出金搬送経路R2は、出金部26、出金リジェクト部(出金RJ部)28、及びスタッカ29a、29bへ分岐する。
出金部26は、出金時に出金識別部25によって正常な紙幣と判断されたバラ紙幣を取り込む。出金部26に取り込まれたバラ紙幣は、開閉シャッタ式の出金口14が開かれることで、バラ紙幣処理装置P1の筐体外へ係員によって取り出し可能になる。この出金部26は、予め設定された最大収容枚数までバラ紙幣を取り込み可能である。
出金リジェクト部28は、出金識別部25により取扱不可と判断されたバラ紙幣を回収する。
スタッカ29a、29bは、バラ紙幣の束化時に、出金識別部25によって正常な紙幣と判断されたバラ紙幣を束化に必要な枚数分(例えば100枚)受け取って積み重ね状態に置く。バラ紙幣カセット23a〜23dの紙幣が規定容量(例えば800枚)に達した場合や、端末部5からの指示があった場合などは、束化に必要な枚数分の紙幣がバラ紙幣カセット23a〜23dから繰り出され、スタッカ29a、29bに積み重ね状態に格納される。ここで入金搬送経路R1と出金搬送経路R2との間にはバイパス経路R3が形成されており、入金部17に入金されたバラ紙幣を直接束化する場合は、入金されたバラ紙幣をこのバイパス経路R3を介してスタッカ29a、29bに搬送する。
スタッカ29a、29bの後方には、スタッカ29a、29b内から積み重ね状態のバラ紙幣を受け取って束紙幣処理装置P2に渡す束搬送ユニット30が形成されている。束搬送ユニット30は、スタッカ29a、29b内から積み重ね状態のバラ紙幣を受け取る一対の把持部30aと、把持部30aに保持された積み重ね状態のバラ紙幣を束紙幣処理装置P2に運ぶ移動部30bとを備える。把持部30aは、図中左右方向に伸縮可能に構成されるとともに、上下2つのスタッカ29a、29bのそれぞれに対応する位置に移動可能に構成される。なお、束紙幣処理装置P2は、バラ紙幣処理装置P1から渡された積み重ね状態のバラ紙幣に帯封をする結束部と、帯封された束紙幣を収納する束紙幣収納部とを備える。
本実施の形態において、入金部17に投入されたバラ紙幣を入金部17から繰り出して搬送する処理を含む処理を入金処理と称する。また、本実施の形態において、バラ紙幣カセット23a〜23d内の紙幣をバラ紙幣カセット23a〜23dから繰り出して搬送する処理を含む処理を出金処理と称する。
以上のようなバラ紙幣処理装置P1は、入金処理と出金処理とを並行して実行可能であり、両処理を並行して実行している最中に、一方の処理に紙詰まりなどによる障害が発生した場合は、他方の処理を予め指定した段階で一時的に停止するように構成される。以下これについてさらに詳しく説明する。
図4は、バラ紙幣処理装置P1による入出金処理の一例を説明するフローチャートである。
まず、係員が入金口11を介して入金部17にバラ紙幣を投入する(ステップS1)。ここでは1万円札を200枚投入したとする。係員は、キーボード式操作部6を用いて入金処理を端末5に指示し、端末5はバラ紙幣処理装置P1に入金処理を開始させる(ステップS2)。
すなわち、バラ紙幣処理装置P1は、入金部17に投入された1万円札を1枚ずつ入金搬送経路R1に繰り出し、繰り出した紙幣の金種及び正損を入金識別部18において識別し、取扱不可の紙幣は入金RJ部19に送り、正常な1万円札は表裏反転部20に送る。バラ紙幣処理装置P1は、表裏反転部20において1万円札の向きを所定の方向に統一して送り出し、送り出した1万円札をその金種に応じた一時保留部に格納する。本例では1万円札を一時保留部22aに格納するとする。係員は、表示部5aを介して、一時保留部22aに一定枚数(本例では50枚とする)の1万円札が格納されたことを確認したら、端末5に入金確定指示を入力する。入金確定指示を受けた端末5はバラ紙幣処理装置P1に収納指示を出力し、収納指示を受けたバラ紙幣処理装置P1は、一時保留部22a内の1万円札50枚を対応するバラ紙幣カセット23aに収納する。
端末部5はバラ紙幣カセット23a〜23d内に収納されているバラ紙幣の枚数を常時監視しており、収納枚数が自動収集開始枚数に達したら(ステップS3)自動収集処理の開始をバラ紙幣処理装置P1に対して指示する。この自動収集処理は、自動収集開始枚数に達したバラ紙幣カセット内のバラ紙幣を自動収集終了枚数だけ残し、その他の「自動収集開始枚数−自動収集終了枚数」分の紙幣を束紙幣処理装置P2で束化及び収納する処理である。本例では自動収集開始枚数を800枚、自動収集終了枚数を300枚とする。
ここで、上述のステップS2においてバラ紙幣カセット23aに1万円札が50枚収納された時点で、バラ紙幣カセット23a内の1万円札が800枚に達したとする。
端末部5は、バラ紙幣カセット23a内の1万円札が800枚に達したことを検出する。端末部5は、800−300=500枚分のバラ紙幣の自動収集処理を開始することをバラ紙幣処理装置P1に指示する。自動収集処理の開始指示を受けたバラ紙幣処理装置P1は、バラ紙幣カセット23a内のバラ紙幣の収集を開始する(ステップS4)。
より詳細には、まず、バラ紙幣処理装置P1は、バラ紙幣カセット23a内の1万円札を所定単位枚数(本例では100枚とする)順次繰り出してスタッカ29aあるいはスタッカ29bに回収する。そしてバラ紙幣処理装置P1は、スタッカ29aあるいはスタッカ29bに回収された100枚の1万円札を束紙幣処理装置P2に渡し、束紙幣処理装置P2は受け取った100枚の1万円札を束化して収納する。以上のことを計5回行って、計5つの1万円札の束を束紙幣処理装置P2内に収納する。一方、バラ紙幣処理装置P1は、この自動収集処理と並行して、上述の入金処理の残り(残りの1万円札150枚の入金処理)も行う。
端末部5は、両処理(入金処理及び自動収集処理)を並行して実行している最中、入金処理あるいは自動収集処理に紙詰まり等の障害が発生していないかどうかを監視する(ステップS5)。ここで、上述した自動収集処理における1回目の回収処理(最初の100枚の回収)の途中において、入金処理に紙詰まりが発生し、端末部5がこのことを検出したとする(ステップS5のYES)。例えば表裏反転部20あるいは入金搬送経路R1において紙詰まりが発生したとする。
紙詰まりが発生したことを検出した端末部5は、バラ紙幣処理装置P1に自動収集処理を所定の段階(切りが良い所)で一時停止させる(ステップS6)。例えば端末部5は、1万円札を100枚スタッカ29aあるいはスタッカ29bに回収した時点(1回目の回収処理が終了した時点)、あるいは、スタッカ29aあるいはスタッカ29bに回収された100枚の1万円札を束紙幣処理装置P2に送り出した時点、あるいは、束紙幣処理装置P2に送り出された100枚の1万円札に帯封をした時点、あるいは帯封された紙幣束を束紙幣処理装置P2内に収納した時点等で、自動収集処理を一時停止させる
係員は、自動収集処理が中断されたバラ紙幣処理装置P1の引き出し13及び扉14を開けて、詰まった入金紙幣及び搬送途中の入金紙幣を取り除き、所定の作業を行った後、入金処理及び自動収集処理の再開指示を端末部5に指示する。指示を受けた端末部5は、バラ紙幣処理装置P1に入金処理及び自動収集処理を再開させる(ステップS7)。
この後、さらに入金処理及び自動収集処理の並行実行時において今度は自動収集処理の方に紙詰まりが発生したとする(ステップS5のYES)。この場合、端末5はバラ紙幣処理装置P1に、入金処理を所定の段階で一時停止させる(ステップS6)。例えば、一時保留部22aに一定枚数である50枚の1万円札が格納された時点あるいは一時保留部22aに格納された50枚の1万円札がバラ紙幣カセット23aに渡された時点で入金処理を一時停止する。そして係員により詰まった出金紙幣及び搬送途中の出金紙幣が除去された後、両処理を再開する(ステップS7)。両処理が完了するまで(ステップS8のYES)、上述のステップS5〜S7を繰り返す(ステップS8のNO)。
以上に説明した本実施の形態では、入金処理及び出金処理の障害として紙詰まりの場合を例に説明したが、本発明は紙詰まりに限定されず、その他の原因による障害も含む。例えば片方の処理がハードウェア故障により紙幣の搬送の途中で停止することによる障害も本発明は含む。
また、本実施の形態では、出金処理の例として主に自動収集処理を説明したが、上述のように、通常の出金処理、すなわち指定金種及び指定枚数分の紙幣を出金部12に出金する処理も含む。この場合において、入金処理に障害が発生した場合、出金処理を停止する段階としては、例えば出金部26に、予め設定された最大収容枚数のバラ紙幣を搬送した後等があり得る。
また、本実施の形態ではバラ紙幣処理装置P1を制御するプログラムを格納したROM5d及びハードディスクドライブ5gや、このプログラムを実行してバラ紙幣処理装置P1を制御する制御部5cを端末部5内に設けたが、本制御部をバラ紙幣処理装置P1の内部に設けても良い。
また、本実施の形態ではプログラムによりバラ紙幣処理装置P1に対する制御を行ったがこの制御をハードウェアで行ってもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、紙幣の入金処理及び出金処理の並行実行時において一方の処理に障害が発生した場合は、他方の処理を所定の段階で一時停止するため、両方の処理に同時に障害が発生する確率を低減できる。
即ち、上述した自動収集処理における1回目の回収処理(最初の100枚)の途中で入金処理の方に障害が発生した例では、収集対象となる500枚のバラ紙幣うち100枚をスタッカ等に回収した時点で自動収集処理を一時停止する。これに対し従来技術では全500枚の回収処理が全て終了するまで自動収集処理は停止されない。従って、本実施の形態において、両処理に同時に障害が発生する確率は、従来に比べて5分の1となる。
また本実施の形態は、このように入金処理及び出金処理に同時に障害が発生する確率を低減できるため、係員が詰まった紙幣及び搬送途中の紙幣を除去するときに、その紙幣が入金紙幣であるか出金紙幣であるかの判断を誤る機会を低減でき、よって入金処理及び出金処理において違算が生じる機会は低減される。
本発明の実施の形態に係る紙幣処理装置を搭載した現金処理装置の構成を示す外観図である。 図1の現金処理装置の詳細なブロック図である。 バラ紙幣処理装置の内部構成を模式的に示す断面図である。 バラ紙幣処理装置による入出金処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 紙幣処理装置
P1 バラ紙幣処理装置
P2 束紙幣処理装置
2 バラ硬貨処理装置
3 包装硬貨処理装置
4 現金外ボックス
5 端末部
5a 表示部
5b IDカードリーダ
5c 制御部
5d ROM
5e RAM
5f フレキシブルディスクドライブ
5g ハードディスクドライブ
6 キーボード式操作部
8 外部プリンタ
9 入出金処理部
10 バラ紙幣収納部
11 入金口
12 出金口
13 引き出し
14 扉
15 束出金口
16 束放出口
17 入金部
18 入金識別部
19 入金RJ部
20 表裏反転部
21、22a〜22d 一時保留部
23a〜23d バラ紙幣カセット
24 バラ紙幣一括カセット
25 出金識別部
26 出金部
28 出金RJ部
29a、29b スタッカ
30 束搬送ユニット
30a 把持部
30b 移動部

Claims (10)

  1. 入金紙幣を投入する入金紙幣投入部と、
    前記入金紙幣投入部から前記入金紙幣を受け取り、前記入金紙幣を搬送する入金紙幣搬送路と、
    前記入金紙幣搬送路から前記入金紙幣を受け取り、前記入金紙幣を収納する入金紙幣収納部と、
    出金紙幣を収納する出金紙幣収納部と、
    前記出金紙幣収納部から前記出金紙幣を受け取り、前記出金紙幣を搬送する出金紙幣搬送路と、
    前記出金紙幣搬送路から前記出金紙幣を受け取り、前記出金紙幣を回収する出金紙幣回収部と、
    前記入金紙幣投入部に投入された前記入金紙幣を前記入金紙幣収納部へ搬送して前記入金紙幣収納部に収納する入金処理と、前記出金紙幣収納部に収納された前記出金紙幣を前記出金紙幣回収部へ搬送して前記出金紙幣回収部に回収する出金処理とが並行して実行されている場合に、一方の処理に障害が発生した場合は、他方の処理を処理の途中の予め指定された段階で停止する制御部と、
    を備えた紙幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記入金紙幣及び前記出金紙幣が搬送されている途中で前記入金紙幣あるいは前記出金紙幣が搬送不能な状態になった場合に、前記障害が発生したと判断することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記入金処理に障害が発生した場合、前記出金紙幣回収部に所定枚数の出金紙幣が回収された後で、前記出金処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記出金紙幣回収部に100枚の出金紙幣が回収された後で前記出金処理を停止することを特徴とする請求項3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記出金紙幣回収部によって回収された紙幣を処理する出金紙幣処理部をさらに備え、 前記制御部は、前記出金紙幣処理部によって前記所定枚数の出金紙幣が処理された後で、前記出金処理を停止することを特徴とする請求項3に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記出金紙幣処理部は、前記所定数枚の出金紙幣を結束する紙幣結束部、または前記所定枚数の出金紙幣を結束しさらに収納する紙幣結束及び収納部であることを特徴とする請求項5に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記出金紙幣回収部は、予め設定された最大回収可能枚数の出金紙幣を回収した後、前記出金処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記入金紙幣投入部、前記入金紙幣搬送路、前記入金紙幣収納部、前記出金紙幣収納部、前記出金紙幣搬送路、前記出金紙幣回収部及び前記制御部は、筐体内に格納され、
    前記出金紙幣回収部は、回収した前記出金紙幣をユーザにより前記筐体外へ取り出し可能に置くものであることを特徴とする請求項7に記載の紙幣処理装置。
  9. 前記制御部は、前記出金処理に障害が発生した場合、前記入金紙幣回収部に所定枚数の入金紙幣が収納された後で、前記入金処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
  10. 前記入金紙幣搬送路から前記入金紙幣を受け取って一時的に格納し、格納した入金紙幣が規定枚数に達した場合は、前記格納した紙幣を前記入金紙幣収納部に渡す一時保留部をさらに備え、
    前記制御部は、前記出金処理に障害が発生した場合は、前記一時保留部に前記規定枚数
    の入金紙幣が格納された後で、前記入金処理を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
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