JP4997459B2 - 紙幣回収カセット、紙幣回収機構、及び還流式紙幣処理装置 - Google Patents
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Description
この種の紙幣処理装置において、終業時等に装置本体内に残った全ての紙幣を回収する際に、金種別の紙幣収納部内に夫々収容された紙幣束を機外に個別に取り出すとすれば、全ての紙幣収納部をカセット式に構成して機外に出入れ自在にする必要があるが、このように構成すると紙幣収納部の大型化を招くばかりでなく、回収作業が繁雑化、長時間化する。
なお、還流式の紙幣収納部とは、始業時に予め収納しておいた紙幣のみならず、装置の稼働中に利用者が投入した紙幣を一旦収納する一方で、この紙幣を釣銭等とするために外部へ繰り出す(排出する)機能を備えたタイプの紙幣収納部を指称する。また、還流式の紙幣収納部にはループ方式とスイッチバック方式がある。ループ方式は紙幣の入口(受入れ方向)と出口(繰り出し方向)を異ならせた方式であり、スイッチバック方式とは同じ出入り口から紙幣の受け入れと繰り出しを行う方式である。
この紙幣処理装置101は、還流式の紙幣処理機構102と、この紙幣処理機構を内部に収容する外装体103と、から概略構成されている。
紙幣処理機構102は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部104と、入金取込部104から受け入れられた紙幣を装置内に搬送する搬送経路105と、搬送経路105に沿って紙幣を搬送するための駆動力を生成、伝達するローラ、ベルト、分岐ゲート、モータ、ソレノイド等から成る搬送機構110と、入金取込部104の直下流側の搬送経路上に配置されて一枚ずつ給送されてくる紙幣の真贋、金種を判定する識別装置115と、搬送経路105と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣(例えば、一万円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部120と、搬送経路105と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣(例えば、千円紙幣)を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部121と、搬送経路105と接続されて終業時に全ての金種の紙幣を回収するカセット式の第3の紙幣収納部(紙幣回収専用カセット)122と、紙幣を釣銭等として装置外に排出すると共に複数枚の紙幣を堆積させて保留する機能を有した出金保留部130と、これらを制御する制御手段140と、を備えている。
搬送機構110は、入金取込部104から一枚ずつ給送された紙幣を金種別に第1、又は第2の紙幣収納部120、121に送り込む仕分け搬送機能と、第1、又は第2の紙幣収納部120、121から夫々一枚ずつ送り出されてきた紙幣を出金保留部130に搬送する機能と、を併有している。搬送機構110は図示しないローラ、ベルト、第1、第2、及び第3の分岐ゲート111、112、113と、これらの可動部品を駆動するためのモータ、ソレノイド等から構成されており、制御手段140からの制御によって各ローラ、ベルト、分岐ゲートが駆動されることにより、所定のタイミングにて各搬送機能を実現することができる。
第2の紙幣収納部121は、第2の紙幣、例えば千円紙幣専用であり、搬送経路105を経由して一旦受け入れた千円紙幣を搬送経路105に一枚ずつ送出する還流機能を有している。
第3の紙幣収納部122は、第1、及び第2の紙幣収納部120、121から搬送経路105を経由して送られてきた各紙幣を一枚ずつ受け入れて収納する機能だけを備えた非還流式の紙幣回収専用カセットである。第3の紙幣収納部122は、機外に引出し可能なカセットタイプになっており、終業時には第1及び第2の紙幣収納部120、121に収納された各金種の紙幣を順次第3の紙幣収納部122に送込んで集積することによって、第3の紙幣収納部122を利用して全紙幣を一括して機外に取り出すことができる。
なお、この従来例に係る還流式紙幣処理装置は、可能な限り小型化することを前提とした構成となっているが、分岐ゲート111、112、113による方向転換部は小さな曲率のU字ターン等の湾曲搬送が困難であるため、分岐ゲートによる方向転換部は大きな曲率の湾曲経路とならざるを得ず、搬送経路105の横幅の減縮に限界がある。
各紙幣収納部120、121から各紙幣を第3の紙幣収納部122に移送、収納する動作としては、例えば、第1の紙幣収納部120に収納されている紙幣束から一万円紙幣1枚を分離して搬送経路105に繰出し、搬送経路上のR点まで移動した後で、逆搬送して分岐ゲート113により経路を変えて第3の紙幣収納部122に移送するという動作を繰り返すことで実現可能であり、第2の紙幣収納部121の収納紙幣も同様の手順で第3の紙幣収納部へ移送できる。
なお、始業時には釣銭として使用する千円紙幣を所定枚数だけ第2の紙幣収納部122にセットすれば足りるため、始業時と終業時には作業員による紙幣へのアクセス箇所をそれぞれ一箇所に制限してセキュリティ性を向上させると同時に、作業員の負担を軽減している。
回収時間を短縮するための改善策としては図4に示したように第3の紙幣収納部122の出入り口に接続した搬送経路分岐点にトリプル分岐ゲート114を設けることで、第1及び第2の紙幣収納部の収納紙幣を、一枚ずつ連続的に第3の紙幣収納部122に移送することができる。
しかしながら、トリプル分岐ゲート114を実際に組み込む場合、紙幣の湾曲搬送にはかなり大きな曲率が必要であり、且つ、極めて複雑、且つ大型の搬送機構となるため、還流式紙幣処理装置の大型化、高コスト化が避けられなかった。
しかし、この従来例にあっては、各紙幣収納部に収納された多量の紙幣を一枚ずつ補充・回収紙幣収納部に移送する作業が必要となるため、回収作業に長時間を要するという問題がある。また、複数の紙幣収納部とは別個に大型の補充・回収紙幣収納部を装置内に配置する必要があるために、紙幣収納、搬送のための機構が複雑化するばかりでなく、装置が大型化するという欠点があった。また、紙幣の入口と出口を別々に備える金種別紙幣収納部を用いたループ方式の還流式紙幣処理装置であるため、複雑な搬送経路を有した大型の還流式紙幣処理装置となっている。
各種紙幣処理装置に対する小型化の要請が高まる中で、このような大型化をもたらす構成は採用することが困難である。
また、従来の紙幣回収専用カセット内には紙幣押し込み機構を内蔵するか、押し込み機構を外部から導入するための開口部を開閉自在にすると共に、カセットを装置から取り出した時に開閉扉をロックする機構が必要となるため、高重量化、複雑化し、カセット着脱時の取扱性と、セキュリティ性に問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、金種別に複数の還流式紙幣収納部を備えると共に、終業時に各紙幣収納部内に収納された各紙幣を紙幣回収カセット内に移送して回収するようにした紙幣処理装置において、装置の大型化、高コスト化を招くことなく、小型化を積極的に図りつつ、終業時等において最短時間で各紙幣収納部から紙幣を一箇所に回収することができる紙幣回収カセット、紙幣回収機構、及び還流式紙幣処理装置を提供することを目的としている。
更に、紙幣回収専用カセット自体の軽量化により取扱性を高めると共に、セキュリティ性を高めることを目的としている。
金庫として機能するケーシング内に紙幣押し込み機構を設けない単純構造とした結果、軽量化、構造のシンプル化、小型化を実現して、紙幣回収カセット出入れ時の操作性を高めることができる。更に、紙幣押し込み機構をケーシング内に出し入れするための大面積の開口部と、カセットを装置に装着、脱着するのと連動して開閉する扉と、ロック機構とを有しないためシンプル化することができる。
この紙幣回収カセットを紙幣処理装置本体に装着した状態では、紙幣押し込み機構を構成するプッシャはケーシング外に配置されることとなり、天板に設けた小孔から内部に入り込むため、ケーシング内に導入された紙幣を堆積部材上に押し込むためのプッシャとして有効に機能することができる。カセット内の紙幣を回収する際にはプッシャをケーシング外に退避させた状態でカセットの着脱、引出し作業を行うので、作業性を向上できる。小孔を十分に小さくしておくことにより不正行為を確実に防止することができる。
一時保留部を利用した紙幣束単位の回収動作を実施できる構成としたことにより、搬送経路、及び搬送機構をシンプル化、小型化することができるため、装置全体形状を更に小型化することができる。更に、回収速度を高速化することができる。
しかも、紙幣回収カセットには、入出金用のスリットと、管理者による紙幣回収用のドア付き開口部の他には、外部に配置したプッシャから延びるピンが挿入する小孔が形成されているだけのケーシング構成であるため、セキュリティ上の安全性を高めることができる。更に、カセット内に紙幣を押し込むためのプッシャ類が内蔵されていないため、また、プッシャを外部から導入するための大面積の開口部をカセットの装着、脱着に伴って開閉する扉とこれをロックする機構も不要となるため、カセットを軽量化、小型化して着脱時等における取扱性を高めることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図である。
この紙幣処理装置1は、例えば食券等の自動販売機(券売機)に装備されて紙幣の受け入れ、釣銭等としての紙幣の払い出しの処理を行う機能を有する。
紙幣処理装置1は、還流式の紙幣処理機構2と、この紙幣処理機構2を内部に収容する外装体3と、から概略構成されている。
紙幣処理機構2は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部4と、入金取込部4から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路5と、搬送経路5に沿って紙幣を搬送するための駆動力を生成、伝達するためのモータ、ソレノイド、及びローラ、ベルト、ゲートから成る搬送機構10と、入金取込部4の直下流側の搬送経路上に配置されて一枚ずつ給送されてくる紙幣の真贋、金種を判定する識別装置15と、搬送経路5と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部20と、搬送経路5と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部25と、搬送経路5を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して搬送経路に送出する一時保留部30と、釣銭としての紙幣を装置外に排出する出金保留部35と、終業時に第1及び第2の紙幣収納部20、25から搬送されてきた各金種の紙幣を受入れて回収する紙幣回収カセット(紙幣回収専用カセット)40と、これらを制御する制御手段60と、を備えている。
搬送機構10は、入金取込部4から一枚ずつ給送された紙幣を所定のルートにて搬送することにより金種別に第1、又は第2の紙幣収納部20、25に送り込む仕分け搬送機能と、第1、又は第2の紙幣収納部20、25から夫々一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一時保留部30内に順次搬送して堆積させる機能と、一時保留部30から繰り出されてきた紙幣束を回収専用の紙幣回収カセット40内に一括して送り込む一括搬送機能と、を併有している。制御手段60からの制御によって各ローラ、ベルト、ゲート11を切り替え駆動されることにより、所定のタイミングにて上記の各搬送機能を実現することができる。
第1の紙幣収納部20は、第1の紙幣、例えば一万円紙幣専用であり、搬送経路5を経由して一旦受け入れた一万円紙幣を搬送経路5に一枚ずつ送出する還流機能を有している。
第2の紙幣収納部25は、釣銭とした多用される第2の紙幣、例えば千円紙幣用であり、搬送経路5を経由して一旦受け入れた千円紙幣を搬送経路5に一枚ずつ送出するスイッチバック式の還流機能を有している。
本発明では、紙幣回収カセット40を装置本体の収納部に対して着脱自在(出入れ自在を含む)に構成し、紙幣回収カセット40と対面する外装体3の壁部に設けた図示しないドアを開放することによって紙幣回収カセット40を取出し、収納された紙幣を一括して回収できるように構成されている。
本発明の特徴は、終業時における紙幣回収作業において作業者が所定の回収スイッチを操作することにより、制御手段60が、まず最初に何れか一方の紙幣収納部、例えば第1の紙幣収納部20内の一万円紙幣を一枚ずつ搬送経路5に送出して搬送機構10によって高速搬送することにより一時保留部30に所定枚数(例えば、15枚)堆積させた後で、一時保留部内の15枚の一万円紙幣束を紙幣回収カセット40内に一括搬送する動作を繰り返すことにより、第1の紙幣収納部20内に収容された全ての一万円紙幣を紙幣回収カセット40に移送して回収し、その後第2の紙幣収納部25内の全ての千円札についても同様の回収作業を繰り返すようにした構成にある。
この実施形態では、終業時に紙幣回収カセット40内に第1及び第2の紙幣を全て回収することにより、一括した回収作業を実施することが可能となる。従って、紙幣回収カセット40は装置本体内から着脱可能、或いは出入れ可能である。
一時保留部30は一枚ずつ高速搬送されてくる紙幣を積層状態で集積させると共に、積層した紙幣束を一括して搬送経路に送り出すための構成を有しており、搬送経路に送出された紙幣束は紙幣回収カセット40内に一括して送り込まれるため回収効率を大幅に高めることができる。
紙幣回収カセット40は一時保留部30から一括搬送されてくる紙幣束を順次内部に収納するための単純な構成を備えていればよく、還流のための複雑な機構が不要となるため高コスト化することがない。
この紙幣回収カセット40は、側壁42の上部に紙幣受け入れ用のスリット42aを有すると共に、その内部に紙幣収納空所44を有し、且つ側壁42の一部に形成された紙幣取り出し用の開口部45、及び開口部を開閉するドア46を備えた箱体状のケーシング41と、紙幣収納空所44内に上下動自在に配置されると共に常時弾性部材47によって上方に付勢された紙幣堆積部材48と、紙幣堆積部材48の上面との間で紙幣(束)の対向する両端縁を押さえるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押さえ部材49と、押さえ部材49間に形成される紙幣導入用スペース50と、を備えている。更に、ケーシングの天板43であって紙幣導入用スペース50に対応する領域には複数の小孔43aが貫通形成されている。
スリット42aを形成する位置は側壁42の上部(天板部分であってもよい)であり、この紙幣回収カセット40を紙幣処理装置本体内にセットした際には装置本体側に設けた図示しない紙幣導入用のローラ対がスリット42aの外側に近接してセットされた状態となる。
この紙幣回収カセット40は、その内部に重量物である紙幣押し込み機構(プッシャ)を有していないため、構造が簡略化され、且つ軽量化されている。
紙幣押し込み機構を構成するプッシャ55は、ベース56の下面に複数のピン57を突設した構成を備えており、装置本体側に装備された駆動機構によって昇降駆動される。
各ピン57は、ケーシング41の天板43に形成した各小孔43a内に挿抜可能な寸法、配置にてベース下面から突設されており、駆動機構によってプッシャ55が下降すると各ピン57が各小孔43a内に入り込んで内部の紙幣を押し下げ、プッシャが上昇することにより紙幣回収カセット40自体から外部に退避するように構成されている。従って、各ピン57の長さは、ベース56が天板の上面に接した際に紙幣堆積部材48上の紙幣束上面に当接してこれを所定距離押し下げることができる程度に設定されている。
個々のピン57が紙幣上面に接する面積、及びピンの本数を設定するに当たっては、ピン先端によって紙幣が損傷することがないように、各ピンの先端面の面積を所定以上に広くすると共に、全てのピンの先端面から紙幣面に加わる合計の圧力が所定値以下になるようにピンの本数を設定する。具体的には、各小孔43aの直径を7〜8mm程度にすることにより、小孔内に挿抜可能な個々のピンの先端部が紙幣面を損傷し難い程度の先端部面積とすることができ、更にピン本数を8本以上に設定することによりピンから紙幣面に加わる合計の圧力を十分に低減することができる。
なお、小孔の形状は円形に限定されず、外部からの不正アクセスを防止しつつ、プッシャの機能を実現し得るものであれば、楕円や長円、方形であっても構わない。
以上のように本発明の紙幣回収カセットは、入出金用のスリットと、管理者による紙幣回収用のドア付き開口部の他には、外部に配置したプッシャから延びるピンが挿入する小孔が形成されているだけのケーシング構成であるため、セキュリティ上の安全性を高めることができる。更に、カセット内に紙幣を押し込むためのプッシャ類が内蔵されていないため、カセットを軽量化、小型化して着脱時等における取扱性を高めることができる。
Claims (3)
- 側壁上部に紙幣受け入れ用のスリットを有し、且つ内部に紙幣収納空所を有した箱体状のケーシングと、前記紙幣収納空所内に上下動自在に配置されると共に弾性的に上方に付勢された紙幣堆積部材と、前記紙幣堆積部材上面との間で紙幣の対向する両端縁を押さえるためにケーシング内部に突設された少なくとも2つの押さえ部材と、前記押さえ部材間に形成される紙幣導入用スペースと、を備え、
前記ケーシングの天板であって前記紙幣導入用スペースに対応する領域には複数の小孔が貫通形成されていることを特徴とする紙幣回収カセット。 - 請求項1に記載の紙幣回収カセットと、前記天板の上方に昇降自在に配置されて該天板に形成した各小孔から前記ケーシング内部に突出入して前記紙幣導入用スペースを介して前記紙幣堆積部材上に紙幣を押し込み着座させるピンを有したプッシャと、を備えたことを特徴とする紙幣回収機構。
- 金種の異なる紙幣を複数枚一括して、或いは一枚ずつ受入れ可能な入金取込部と、該入金取込部から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路と、該搬送経路に沿って紙幣を搬送する駆動力を生成する搬送機構と、該搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部と、該搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部と、該搬送経路を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して該搬送経路に送出する一時保留部と、紙幣の回収時に前記第1及び第2の紙幣収納部内の全紙幣を収容する紙幣回収カセットと、これらを制御する制御手段と、を備えた還流式紙幣処理装置であって、
前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部、及び第2の紙幣収納部内の各紙幣を一枚ずつ送出して前記一時保留部に所定枚数堆積させた後で、該一時保留部内の紙幣束を前記紙幣回収カセットに一括搬送する動作を繰り返すことにより、前記第1及び第2の紙幣収納部内に収容された全ての紙幣を前記紙幣回収カセットに移送するように制御し、
前記紙幣回収カセットは、請求項1に記載の紙幣回収カセットであることを特徴とする還流式紙幣処理装置。
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