JP4319436B2 - 現金自動取扱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣やチケットあるいはプリペイドカードなどの紙幣の類と一般的な硬貨の類を取り扱う現金自動取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣類や硬貨類を取り扱う現金自動取扱装置(ATM)は、一般的に、紙幣類を取り扱う紙幣類用のサブユニットと硬貨類を取り扱う硬貨類用のサブユニットからなる現金取扱ユニット、利用者が必要な情報を入力したり、利用者に必要な情報を提示したりするための表示入力ユニット、例えば磁気カードやICカードなどの認証媒体により利用者の認証などを行なうための認証ユニット、ホストコンピュータなどとの通信を行なうための通信ユニット、それにこれら各ユニットの制御のための制御ユニットを主な要素としている(例えば特許文献1や特許文献2)。そして従来の現金自動取扱装置では、特許文献1や特許文献2に開示される例に代表されるように、現金取扱ユニットを構成する紙幣用サブユニット(特許文献1では「紙幣入出金ユニット」)と硬貨用サブユニット(特許文献1では「硬貨入出金ユニット」)が現金自動取扱装置の横幅方向で並列させて配置されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−268258号公報(段落0020〜0024、図1)
【特許文献2】
特開2001−76206号公報(図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、現金自動取扱装置は金融機関の店舗内だけでなく、コンビニやスーパのような小売店舗あるいは駅などのように多くの人の出入りのある様々な場所に設置されるようになってきている。そしてこうした趨勢に伴って、現金自動取扱装置に対し、その設置面積の省スペース化が強く求められるようになってきている。特に、例えば小売店舗や駅などにあってはそのスペースの一般的な利用構造から、現金自動取扱装置の設置に際してその横方向の幅に対する省スペース化が望まれている。しかしながら従来の現金自動取扱装置はこうした要求に対して応えることが困難である。すなわち、従来の現金自動取扱装置は上記のようにその現金取扱ユニットの紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットが横幅方向で並列させて配置されている。このため紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットそれぞれの最大横幅サイズ部分の横幅サイズをWm1とWm2とすると、現金自動取扱装置全体の横幅サイズWtは、Wt=Wm1+Wm2+αとならざるをえず、横方向の幅に対する省スペース化に限界があった。
【0005】
またこの横方向省スペース化については、紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットそれぞれの入出金口、つまり紙幣入出金口(紙幣スロット)と硬貨入出金口(硬貨スロット)の構造も関係している。すなわち従来の現金自動取扱装置では、上記特許文献1や特許文献2に開示の例に代表されるように、紙幣入出金口と硬貨入出金口が、上述の紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットの横幅方向並列配置とも関係して、現金自動取扱装置の横幅方向で並列させて別々に設けられている。このため利用者が現金の入出金操作などを行なう顧客操作部の横幅サイズの抑制に限界があり、このことも横方向省スペース化を阻害する要因となっていた。
【0006】
本発明は、以上のような従来の現金自動取扱装置に対する分析に基づいてなされたものであり、設置面積の省スペース化、特に横方向についての省スペース化を可能とする現金自動取扱装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、紙幣類を取り扱う紙幣用サブユニットと硬貨類を取り扱う硬貨用サブユニットからなる現金取扱ユニットを備え、前記紙幣用サブユニットは紙幣スロットと紙幣収納部を含み、また前記硬貨用サブユニットは硬貨スロットと硬貨収納部を含んでいる現金自動取扱装置において、紙幣を出し入れする紙幣スロット及び前記紙幣スロットに密接して設置された紙幣の一時保管庫と、前記紙幣スロットの手前側に設置された硬貨入金用の硬貨スロットと、硬貨収納部が紙幣収納部よりも上側となるよう上下方向に重ねて前記現金取扱ユニット内に設置された前記紙幣収納部及び前記硬貨収納部と、前記現金取扱ユニットの手前側に配置され、かつ前記硬貨スロットより入金された硬貨を前記硬貨収納部へ搬送する硬貨搬送路と、前記現金取扱ユニットの奥側に配置され、かつ前記紙幣スロットと前記紙幣収納部との間で3紙幣の搬送を行う紙幣搬送路と、前記硬貨収納部の手前側に設置された硬貨出金用の硬貨ホルダとを具備したことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3に、第1の実施形態による現金自動取扱装置の構造の概略を示す。ここで、図1中に示してある矢印X、Y、Zは、現金自動取扱装置1に関する方向関係を表しており、Xは前後方向(奥行方向)、Yは横幅方向、そしてZは上下方向である。
【0013】
現金自動取扱装置1は、現金取扱ユニット2、表示入力ユニット、認証ユニット、通信ユニットおよび制御ユニットを主な要素としている。現金取扱ユニット2は、紙幣やチケットあるいはプリペイドカードなど紙幣の類と一般的な硬貨の類を取り扱うためのユニットであり、後述する紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットからなる。図1と図3中では現金取扱ユニットの外観を点線で示し、図2にはその全体的な構造を簡略化して示してある。表示入力ユニットは、利用者が必要な情報を入力したり、利用者に必要な情報を提示したりするためのユニットである。この表示入力ユニットについては、図1と図3中にその表示入力部3だけを示し、その他の部分の図示は省略してある。認証ユニットは、例えば磁気カードやICカードなどの認証媒体により利用者の認証などを行なうためのユニットである。この認証ユニットについても、図1と図3中にその認証媒体読取部4だけを示し、その他の部分の図示は省略してある。通信ユニットは、ホストコンピュータなどとの通信を行なうためのユニットであり、本実施形態では無線通信方式としてある。この通信ユニットについては、図1中にその例えば赤外線などによる無線通信送受信部53だけを示し、その他の部分の図示は省略してある。制御ユニットは、上記各ユニットの制御などを行なうためのユニットであり、例えばマイクロコンピュータなどが用いられる。この制御ユニットの図示は省略してある。なお、本実施形態では、認証ユニットがカード型の認証媒体を読み取る例としてあるが、この他にも例えば預金通帳などに対する読取りや書込みをなせるように認証ユニットを構成する場合もある。
【0014】
以下では現金取扱ユニット2の具体的構成について説明する。現金取扱ユニット2は、紙幣類Pを取り扱う紙幣用サブユニットと硬貨類を取り扱う硬貨用サブユニットからなる。まず紙幣用サブユニットについて説明する。紙幣用サブユニットは、紙幣類の入出金口となる紙幣スロット12、紙幣類の搬送を行なう紙幣搬送路13、紙幣類の情報を読み取る読取部14、紙幣搬送路13の接続状態を切り替えて紙幣類の搬送方向を変換するゲート15、1回の入出金操作で取り扱われる範囲で紙幣類を一時的に保管する一時保管庫16、および紙幣類Pを収納したり放出したりする紙幣収納部17を主な要素としている。その読取部14には、例えばCCDセンサなどを用いて紙幣類の図柄や文字などの情報を光学的に情報を読み取る方式、紙幣類に記録されている磁気情報を磁気センサで読み取る方式、あるいは紙幣類の厚さ情報を距離センサで読み取る方式などを適宜に選択して用いることができ、必要に応じて複数の方式を組み合わせて用いる場合もある。また紙幣収納部17は、複数の金庫で構成されるのが通常で、図の例では3個の金庫17a、17b、17cからなっている。例えば、金庫17aは紙幣スロット12から利用者により入金された紙幣類Pを収納するのみの入金専用の金庫であり、金庫17bはこれに予め収納しておいた紙幣類Pを放出するのみの出金専用の金庫であり、金庫17cは利用者により投入されて一旦収納した紙幣類Pを再度出金に使用できる還流用の金庫である。なお図の例の金庫17a、17b、17cは、紙幣類Pを立位に、すなわち現金自動取扱装置1の設置面に対して垂直な姿勢で重ねて収納するタイプである。この他に、後述する例のように紙幣類Pを設置面に対して平行な姿勢で重ねて収納するタイプの金庫とすることもできる。
【0015】
図4に紙幣スロット12の具体的な構成の一例を示す。紙幣スロット12は、紙幣類の入出金口であり、利用者が入金する場合には紙幣類が束状に重ねられてそこに投入されるので、この束状の紙幣類Pを1枚ずつに分離して紙幣搬送路13へ送り出す機能を負い、一方利用者に対して紙幣類を出金する場合には紙幣搬送路13から1枚ずつ送られる紙幣類Pを束状に重ねて集積して利用者に受け渡す機能を負っている。
【0016】
紙幣スロット12は、その出入口を開閉するシャッタ11を有している。また紙幣スロット12は、前板101、中板102および底板103で囲われた空間を有しており、この空間に紙幣を投入できるようにされている。すなわち入金しようとする場合には利用者はシャッタ11が開いた状態で紙幣スロット12内の前記空間に紙幣類Pを束状に重ねて投入する。投入され束状の紙幣類Pは、ピックアップローラ104、フィードローラ105およびリバースローラ106により、1枚ずつに分離して紙幣搬送路13へ送り出される。この紙幣類Pの送出には、中板102と前板101も関与する。すなわち中板102は、図示を省略してあるモータなどの駆動源により矢印Aのごとき前後動できるようにされており、その前進動で中板102が束状の紙幣類Pを押す。一方、前板101は揺動可能にされており、中板102で押された束状の紙幣類Pにより押され、一点鎖線で示す位置へ移動する。そして、これらの一連の動作により紙幣取り込み口となるフィードローラ105とリバースローラ106へ紙幣類Pが到達できることになる。
【0017】
出金のために紙幣類を集積する場合には、紙幣搬送路13で搬送されて来た紙幣類を紙幣搬送路13からシートローラ108とスタックローラ109で取り込む。取り込まれた紙幣類は中板102と後板107との間に放出され、その放出された紙幣類がシートローラ108により中板102へ順次押し付けられることで束状に重ねて集積される。なお、図示は省略してあるが、シートローラ108の外周には可撓性のあるシート状のブレード片が設けられており、このブレード片により紙幣類の中板102への押付けがなされるようになっている。
【0018】
図5に底板103の具体的な構造の一例を示す。この例の底板103では、紙幣類Pに当接する面に貫通孔Hと補強用の リブRが設けられている。利用者が紙幣類を投入するときには押板101が図4に実線で示す位置にあり、紙幣類はその下端が底板103上に乗るように導かれる。貫通孔Hは、紙幣類に混入した硬貨を排除するのに機能する。すなわち投入された紙幣類に硬貨類が混入していた場合には、それが貫通孔Hから落下して受け皿110で受け止められ、さらに排出路111へ受け渡される。排出路111は後述する硬貨ホルダ25に接続しており、排出路111へ受け渡された硬貨類は硬貨ホルダ25に排出される。
【0019】
以上のような紙幣用サブユニットにおける紙幣類Pの入出金の流れは概略以下の通りである。入金の場合は、まず紙幣スロット12に束状の紙幣類Pが利用者により投入される。それから紙幣スロット12が紙幣類を1枚ずつ分離して紙幣搬送路13へ送り出す。紙幣搬送路13へ送り出された紙幣類は読取部14を通過する。その際に読取部14が紙幣類の情報を読み取って、取扱の可否と金種を判断するとともに、取扱可の紙幣類の枚数を計数する。取扱可の紙幣類は一時保管庫16へ収納し、取扱否の紙幣類は紙幣スロット12へ返却する。紙幣類の枚数を計数した結果は表示入力部3に表示され、それに対する利用者の確認がなされた後、一時保管庫16から紙幣類を紙幣搬送路13へ送り出す。一時保管庫16から送り出された紙幣類は、読取部14で再度金種と劣化度合いを確認され、その結果に応じて金庫17a、17b、17cの何れかへ収納される。金庫17a、17b、17cへの分類収納には、金庫17a、17b、17cごとに設けられているゲート15が機能する。
【0020】
一方、出金の場合は、金庫17bと17cの何れかより紙幣類を取り出し、読取部14で紙幣類の出金可否を判断する。出金可の紙幣類は紙幣スロット12へ集積し、出金不可の紙幣類は一時保管庫16へ集積した後、リジェクト紙幣用でもある例えば金庫17aへ収納する。
【0021】
ここで、本実施形態では、以上のような動作を実現するために、紙幣搬送路13の大部分を現金自動取扱装置1の前面側に配置してある。またこのように現金自動取扱装置1の前面側に紙幣搬送路13を配置した関係で、硬貨入金路22や硬貨出金路24は紙幣搬送路13との干渉を避けるようにしてその側方に設けてある。
【0022】
次に、硬貨用サブユニットについて説明する。硬貨用サブユニットは、硬貨類の入金口となる硬貨スロット21、硬貨スロット21から硬貨類を取り込む硬貨入金路22、硬貨入金路22で取り込んだ硬貨の金種選別と計数をなして収納し、また必要な硬貨類の払出を行なう硬貨収納部である硬貨収納モジュール23、硬貨収納モジュール23からの硬貨類の出金に用いられる硬貨出金路24、および硬貨類の出金口となる硬貨ホルダ25を主な要素としている。なお、この例では硬貨類の入金と出金を硬貨スロット21と硬貨ホルダ25で別々に行なう構成としてあるが、これに代えて、硬貨入金路22を反転可能とすることにより、硬貨スロット21だけで硬貨類の入出金を行なえるような構成とすることも可能である。
【0023】
図6に硬貨収納モジュール23の具体的な構造の一例を示す。この例の硬貨収納モジュール23は、硬貨分離部201、第1の硬貨搬送路203、硬貨判別器204、複数の収納筒206a〜206iからなる収納筒セット206、収納筒206a〜206iごとに設けられている第1の切替器205、バイパス搬送路208、第2の硬貨搬送路209、第2の切替器210、還流搬送路211などを主な要素としてなっている。ただ硬貨収納モジュール23の主体となるのは、実質的な収納部を形成する収納筒セット206であり、その他の要素はこの収納筒セット206の周辺要素である。すなわち本実施形態では硬貨収納モジュール23が実質上の硬貨収納部となっている。この硬貨収納モジュール23の硬貨分離部201には上記の硬貨スロット21が硬貨入金路22を介して接続している。また第2の硬貨搬送路209には上記の硬貨出金路24が接続し、この硬貨出金路24の先に上記の硬貨ホルダ25が接続している。
【0024】
硬貨分離部201は、平たい円筒体201pを有しており、この円筒体201pの底面部にモータ202mで駆動される回転板202が設けられている。そして硬貨スロット21から硬貨入金路22を介して硬貨分離部201に取り込まれた硬貨類は回転板202で円筒体201pの外周側へ付勢され、円筒体201pに設けられている図示せぬ隙間から1枚ずつ第1の硬貨搬送路203に送り出される。硬貨搬送路203に送り出された硬貨類は、硬貨判別器204にてその正否や金種が判別され、また枚数が計数される。正しい硬貨類であると判断されたものは、第1の切替器205により第1の硬貨搬送路203から押し出されて収納筒206a〜206iの何れかに集積される。出金の場合には、収納筒206a〜206iの何れかより、収納筒206a〜206iのそれぞれに設けられている硬貨ラッチ207にて1枚ずつ硬貨類が取り出され、第2の硬貨搬送路209で搬送され、硬貨出金路24を通って硬貨ホルダ25へ送り出される。
【0025】
硬貨判別器204において正しい硬貨類ではないと判断されたものは、第1の硬貨搬送路203、バイパス搬送路208、第2の硬貨搬送路209の順で搬送されて硬貨出金路24から硬貨ホルダ25へ排出される。なお再度の判別が必要とされた硬貨類は、第2の切替器210により還流搬送路211へ送られて硬貨分離部201へ投入された後、再度硬貨判別器204による判別を受ける。
【0026】
以上のような紙幣用サブユニットと硬貨用サブユニットからなる現金取扱ユニット2は、図2と図3に見られるように、紙幣用サブユニットの紙幣収納部17と硬貨用サブユニットの硬貨収納部である硬貨収納モジュール23がと現金自動取扱装置1の上下方向(図1中の矢印Z方向)で重ねて配置されている。つまり紙幣収納部17の上下方向の中心軸が硬貨収納モジュール23を通り、かつ硬貨収納モジュール23の上下方向の中心軸が紙幣収納部17を通る状態にして紙幣収納部17と硬貨収納モジュール23が配列されている。このため、現金自動取扱装置1の全体的な横幅方向(図1中の矢印Y方向)のサイズ、つまり横幅サイズをWt(図3)、紙幣収納部17の横幅サイズをWa、硬貨収納モジュール23の横幅サイズをWbとして、Wt≪Wa+WbないしWt<Wa+Wbとなっており、従来の現金自動取扱装置に較べて横幅サイズを大幅に小さくすることができる。したがって設置面積の省スペース化、特に横方向についての大幅な省スペース化が可能となる。
【0027】
また紙幣収納部17と硬貨収納モジュール23を上下方向の重ね配置とするについて、硬貨収納モジュール23を上側に配置している。このような配置は以下の理由から好ましいものとなる。紙幣類は柔軟なためにベルトやローラにより挟持して搬送できるのに対し、硬貨類は硬くて屈曲できないためベルトコンベアなどに載せて搬送しなければならないという搬送条件の違い、それに硬貨類は紙幣類より重いために搬送路における加減速、特に減速負荷が大きいことから、一般的に硬貨類の方が紙幣類よりも低速で搬送する必要がある。したがって、硬貨収納モジュール23を紙幣収納部17の上側に配置することで、硬貨類の硬貨スロット21から硬貨収納モジュール23への搬送距離を紙幣類の紙幣スロット12から紙幣収納部17への搬送距離よりも短くすることが、現金自動取扱装置1における硬貨類と紙幣類の取扱処理の平均時間を短くする上で有利ということになる。
【0028】
図7〜図9に第2の実施形態による現金自動取扱装置の構造の概略を示す。本実施形態における現金自動取扱装置100は、第1の実施形態における現金自動取扱装置1に若干の変更を加えた例である。その変更とは、現金取扱ユニット2aにおける紙幣用サブユニットの入金スロット12と一時保管庫16とを密接状態にして設けるようにしたことである。このような入金スロット12と一時保管庫16の配置形態における紙幣類Pの入出金の流れは概略以下の通りである。入金の場合は、まず紙幣スロット12から紙幣を1枚ずつ取り込み、紙幣搬送路13へ送り出す。紙幣搬送路13へ送り出された紙幣類は読取部14を通過する。その際に読取部14が紙幣類の情報を読み取って、取扱の可否と金種を判断するとともに、取扱可の紙幣類の枚数を計数する。取扱可の紙幣類は一時保管庫16へ収納し、取扱否の紙幣類は紙幣スロット12へ返却する。紙幣類の枚数を計数した結果は表示入力部3に表示される。それに対する利用者の確認がなされると、一時保管庫16の紙幣類は一旦紙幣スロット12へ移載された後にそこから再度紙幣搬送路13へ送り出され、読取部14において再度金種と紙幣類の劣化度合いを確認され、その結果に応じて金庫17a、17b、17cの何れかへ収納される。すなわち基本的には第1の実施形態の場合と同様で、一時保管庫16から紙幣スロット12への移載を経て紙幣収納部17への収納がなされるという点で相違している。
【0029】
一方、出金の場合は、金庫17bと17cの何れかより紙幣類を取り出し、読取部14で紙幣類の出金可否を判断する。出金可の紙幣類は紙幣スロット12へ集積し、出金不可の紙幣類は一時保管庫16へ集積した後に紙幣スロット12へ移載してからリジェクト紙幣用の金庫17aへ収納する。この場合も同様に、出金不可の紙幣類の紙幣収納部17への収納に際して一時保管庫16から紙幣スロット12への移載を経るという点でのみ第1の実施形態と相違している。
【0030】
本実施形態における入金スロット12と一時保管庫16との密接状態配置によると、以下のような利点が得られる。まず、現金自動取扱装置100の全体的な横幅サイズを小さくすることが可能となる。すなわち、紙幣搬送路13の大部分を現金自動取扱装置100の背面側に配置することができ、このことで紙幣搬送路13による干渉がなくなるので、硬貨入金路21と硬貨出金路24を現金自動取扱装置100の前面側において中央部に寄せて配置することができ、したがって図7や図9に見られるように、硬貨ホルダ25を現金自動取扱装置100の前面の中央部に設けることができ、また硬貨スロット21も現金自動取扱装置100の前面側において中央部に寄せて設けることができるようになる。その結果、現金自動取扱装置100の全体的な横幅サイズを小さくすることができる。また、
入金スロット12と一時保管庫16との密接状態配置により、現金自動取扱装置100の奥行方向(図7中の矢印X方向)のサイズを小さくすることが可能となる。本実施形態におけるその他の構成などは第1の実施形態における現金自動取扱装置と基本的に同様なのでそれらについての説明は省略する。
【0031】
図10と図11に第3の実施形態による現金自動取扱装置の構造の概略を示す。本実施形態における現金自動取扱装置200は、現金取扱ユニット2bにおける紙幣用サブユニットの紙幣スロット12に硬貨類の入金機能も負わせた構成となっている。つまり紙幣スロット12は、紙幣硬貨兼用スロットとして構成されている。具体的には、第1の実施形態に関して説明した図5の底板103における貫通孔Hを利用して硬貨類の入金を紙幣スロット12で行なえるようにしている。すなわち硬貨類を紙幣スロット12に投入すると、その硬貨類は図5の底板103における貫通孔Hを通って落下する。図11に見られるように、紙幣スロット12にはその下側には硬貨収納モジュール23aの硬貨分離部201が密接するようにして設けられている。したがって貫通孔Hを通って落下した硬貨類は直接的に硬貨分離部201に入る。第1の実施形態に関して説明したような処理を硬貨分離部201において受けた硬貨類は、硬貨入金路22aを通って図6における第1の硬貨搬送路203に受け渡され、以降は第1の実施形態に関して説明したのと同様な処理を受ける。なお、本実施形態では貫通孔Hを通って落下した硬貨類が直接的に硬貨分離部201に入る構成としているが、これに代えて、図5の底板103における排出路111を介して硬貨類を硬貨分離部201に送り込む構成とすることも可能である。
【0032】
本実施形態のように紙幣スロット12に硬貨類の入金機能も負わせて紙幣硬貨兼用スロットとすることにより、第1の実施形態や第2の実施形態における硬貨スロット21を省くことができ、現金自動取扱装置の横幅サイズをさらに一層小さくすることが可能となる。また紙幣硬貨兼用スロットとすることは、利用者の利便性も高める。ここで、紙幣スロット12を紙幣硬貨兼用スロットとする構成は、紙幣収納部と硬貨収納部を上下方向で重ねて配置するか、または後述する実施形態におけるように、前後方向に並べて配置する構成を前提にして初めて実用的に可能となるものである。すなわち、一つの紙幣硬貨兼用スロットで紙幣類と硬貨類を受け入れるようにした場合における紙幣類や硬貨類の搬送方向の問題を紙幣収納部と硬貨収納部の上下重ね配置または前後並び配置により回避することができる。より具体的には、従来の現金自動取扱装置のように紙幣収納部と硬貨収納部が現金自動取扱装置の横幅方向に並ぶ配置であると、一つの紙幣硬貨兼用スロットで受け入れた紙幣類と硬貨類をそれぞれの収納部に搬送するのに、紙幣類と硬貨類の何れかの搬送について必ず現金自動取扱装置の横幅方向に向けての搬送を必要とすることになる。しかるに、現金自動取扱装置で一般的に用いられる紙幣類や硬貨類の搬送機構は現金自動取扱装置の横幅方向での搬送には不向きであり、横方向搬送を介在させることは実用的でない。これに対して、本発明のように紙幣収納部と硬貨収納部を上下重ね配置または前後並び配置とすれば、一つの紙幣硬貨兼用スロットで受け入れた紙幣類と硬貨類をそれぞれの収納部に搬送するのに横方向搬送を介在させる必要がなく、したがって紙幣硬貨兼用スロットを実用的に可能とすることができる。本実施形態におけるその他の構成などは第1の実施形態や第2の実施形態における現金自動取扱装置と基本的に同様なのでそれらについての説明は省略する。
【0033】
図12に示すのは、上下方向に細長くなる構造、つまり縦長に形成した硬貨収納モジュール23bの例である。すなわち収納筒セット206bの高さを図6の硬貨収納モジュール23におけるそれより高くするとともに、収納筒セット206bを形成する収納筒の本数を少なくしている。図の例では収納筒206a〜206dの4本としている。このような構成とすることにより、取り扱える硬貨類の種類は減少するが、その一方で1種類あたりの収納枚数を増加させることができる。したがって取り扱う必要のある硬貨類の種類が少ない場合に適している。
【0034】
図13に、図12の硬貨収納モジュール23bを用いた第4の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2cの構成を示す。本実施形態では、硬貨収納モジュール23bが縦長であることから、硬貨収納モジュール23bを縦置きにし、この硬貨収納モジュール23bと紙幣収納部17を前後方向(奥行方向)に並べ配置してある。つまり紙幣収納部17の前後方向の中心軸が硬貨収納モジュール23bを通り、かつ硬貨収納モジュール23bの前後方向の中心軸が紙幣収納部17を通る状態にして紙幣収納部17と硬貨収納モジュール23bを配列してある。このような前後並び配置の場合にも、第1の実施形態に関して説明した上下重ね配置の場合と同様に、現金自動取扱装置の全体的な横幅サイズを従来の現金自動取扱装置に較べて大幅に小さくすることができ、したがって設置面積の省スペース化、特に横方向についての大幅な省スペース化が可能となる。
【0035】
また本実施形態では、硬貨収納モジュール23bと紙幣収納部17を前後並び配置とするについて、硬貨収納モジュール23bを前面側に配置している。これは、第1の実施形態における紙幣収納部17と硬貨収納モジュール23の上下方向重ね配置に関して説明した紙幣類と硬貨類の搬送性に関係しており、硬貨収納モジュール23bを紙幣収納部17の前側に配置することで、硬貨類の搬送距離を紙幣類の搬送距離よりも短くすることを意図したものである。本実施形態におけるその他の構成などは第3の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0036】
図14に、図12の硬貨収納モジュール23bを用いた第5の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2dの構成を示す。本実施形態は第4の実施形態(図13)の変形例で、紙幣収納部17における金庫17a、17b、17cを縦置きにしている。したがって紙幣類は、上記各実施形態では設置面に対して垂直の姿勢で収納されていたのと異なり、設置面に対して水平の姿勢で金庫17a、17b、17cに収納されることになる。本実施形態におけるその他の構成などは第4の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0037】
図15に、第6の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2eの構成を示す。本実施形態は、第3の実施形態(図10、図11)の変形例で、横置きにした図6の硬貨収納モジュール23と金庫17a、17b、17c、17dを縦置きにした紙幣収納部17とが上下重ね配置にされている。本実施形態におけるその他の構成などは第3の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0038】
図16に、第7の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2fの構成を示す。本実施形態も第3の実施形態の変形例で、硬貨収納モジュール23と紙幣収納部17が内蔵されている部分の周囲を強固な防護壁30で囲った構成としてある。このような防護壁30を設けることにより、硬貨収納モジュール23aと紙幣収納部17の防護性を高めることができる。本実施形態におけるその他の構成などは第3の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0039】
図17に、第8の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2gの構成を示す。本実施形態は第4の実施形態(図13)の変形例で、横置きの金庫17a、17b、17c、17dからなる紙幣収納部17に横置きの金庫17e〜17hからなる紙幣収納部17pを前後並びで増設した構成としてある。このようにすることにより、紙幣類の取扱量を多くすることができる。ただその一方で現金自動取扱装置の奥行方向のサイズは大きくなる。したがって、設置スペースとして奥行方向に余裕のある条件の場合に適する。本実施形態におけるその他の構成などは第4の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0040】
図18に、第9の実施形態による現金自動取扱装置の現金取扱ユニット2hの構成を示す。本実施形態は第5の実施形態(図14)の変形例で、縦置きの金庫17a、17b、17cからなる紙幣収納部17に縦置きの金庫17d〜17fからなる紙幣収納部17qを前後並びで増設した構成としてある。この場合も紙幣類の取扱量を多くすることができる一方で、現金自動取扱装置の奥行方向のサイズは大きくなり、したがって、設置スペースとして奥行方向に余裕のある条件の場合に適する。本実施形態におけるその他の構成などは第5の実施形態におけるのと基本的に同様なのでその説明は省略する。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、紙幣を出し入れする紙幣スロット及び硬貨を出し入れする硬貨スロットを現金取扱ユニットの上部に設置すると共に、硬貨収納部が紙幣収納部よりも上側となるよう紙幣収納部と硬貨収納部を上下方向に重ねて現金取扱ユニットに配置しており、これによって硬貨類の硬貨スロットから硬貨収納モジュールへの搬送距離を紙幣類の紙幣スロットから紙幣収納部への搬送距離よりも短くすることができるため、現金自動取扱装置における硬貨類と紙幣類の取扱処理の平均時間を短くする上で有利ととなり、貨幣類の取扱処理能力を低下させずに現金自動取扱装置の小型、省スペース化が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による現金自動取扱装置の斜め上方向から見た外観構造を簡略化して示す図である。
【図2】図1の現金自動取扱装置の一部を省略してその内部における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図3】図1の現金自動取扱装置をその前面側から見た側面構造を簡略化して示す図である。
【図4】紙幣スロットの具体的な構造例の一つを示す図である。
【図5】図4の紙幣スロットにおける底板の構造例の一つを示す図である。
【図6】硬貨収納モジュールの具体的な構造例の一つを示す図である。
【図7】第2の実施形態による現金自動取扱装置の斜め上方向から見た外観構造を簡略化して示す図である。
【図8】図7の現金自動取扱装置の一部を省略してその内部における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図9】図7の現金自動取扱装置をその前面側から見た側面構造を簡略化して示す図である。
【図10】第3の実施形態による現金自動取扱装置の斜め上方向から見た外観構造を簡略化して示す図である。
【図11】図7の現金自動取扱装置の一部を省略してその内部における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図12】硬貨収納モジュールの具体的な構造例の他の一つを示す図である。
【図13】第4の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図14】第5の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図15】第6の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図16】第7の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図17】第8の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【図18】第9の実施形態による現金自動取扱装置における現金取扱ユニットの構造を簡略化して示す図である。
【符号の説明】
1 現金自動取扱装置
2 現金取扱ユニット
12 紙幣スロット
17 紙幣収納部
21 硬貨スロット
23 硬貨収納モジュール(硬貨収納部)
Claims (1)
- 紙幣類を取り扱う紙幣用サブユニットと硬貨類を取り扱う硬貨用サブユニットからなる現金取扱ユニットを備え、前記紙幣用サブユニットは紙幣スロットと紙幣収納部を含み、また前記硬貨用サブユニットは硬貨スロットと硬貨収納部を含んでいる現金自動取扱装置において、
紙幣を出し入れする紙幣スロット及び前記紙幣スロットに密接して設置された紙幣の一時保管庫と、
前記紙幣スロットの手前側に設置された硬貨入金用の硬貨スロットと、
硬貨収納部が紙幣収納部よりも上側となるよう上下方向に重ねて前記現金取扱ユニット内に設置された前記紙幣収納部及び前記硬貨収納部と、
前記現金取扱ユニットの手前側に配置され、かつ前記硬貨スロットより入金された硬貨を前記硬貨収納部へ搬送する硬貨搬送路と、
前記現金取扱ユニットの奥側に配置され、かつ前記紙幣スロットと前記紙幣収納部との間で3紙幣の搬送を行う紙幣搬送路と、
前記硬貨収納部の手前側に設置された硬貨出金用の硬貨ホルダとを具備したことを特徴とする現金自動取扱装置。
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