JP3418896B2 - 紙葉類収納繰出し装置および紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類収納繰出し装置および紙葉類処理装置Info
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Description
支払機(ATM)に内部構成されるような紙葉類処理装
置に関し、さらに詳しくは紙幣等の紙葉類を搬送処理す
る搬送処理構造を簡素化した紙葉類収納繰出し装置およ
び紙葉類処理装置に関する。
を例にとって説明する。この紙幣処理装置は、図21に
示すように、入出金口211と連通する内方に鑑別部2
12、表裏反転部213、一時保留部214、返却保留
部215、第1〜第3金種別スタッカ216〜218、
運用カートリッジ219、回収カートリッジ220との
各部間をループ状に搬送路221で接続して入出金取引
や分配回収処理等を許容している。
は、図21に太く実線で示すように、入出金口211に
投入された紙幣を鑑別部212に導いて鑑別した後、表
裏反転部213で表裏を揃えて一時保留部214に一時
保留し、このとき鑑別不良紙幣は後段の返却保留部21
5に導いて返却可能に保留し、入金取引確定後に、図2
2に太く実線で示すように、一時保留部214から紙幣
を一枚ずつ繰出して大きく循環搬送させて鑑別対応する
第1〜第3の金種別スタッカ216〜218に振分けて
収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣が
あれば回収カートリッジ220に回収処理している。
で示すように、出金指定された金種のスタッカ217か
ら指定枚数を繰出し、この繰出した紙幣を鑑別部212
で鑑別した後、大きく循環搬送させて入出金口211へ
と搬送して出金している。また、このとき流通に不適な
損券紙幣があれば回収カートリッジ220に回収処理し
ている。
理時は、図24に太く実線で示すように、運用カートリ
ッジ219から繰出した紙幣をループ状の搬送路221
に導き、この搬送途中の鑑別部212で金種を鑑別して
鑑別対応する金種別のスタッカ216〜218に分配し
て収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣
があれば回収カートリッジ220に回収している。
続する搬送路は各部間の配置関係から搬送距離が長くな
り、またこれに伴って搬送路の屈曲や搬送方向の切換え
が多いため複雑で大きな搬送構造を要し、この結果、装
置の大型化、コスト高および紙幣詰り(ジャム)が発生
しやすくなっていた。また、ジャムの復旧処理時には、
図25に示すように、装置内部の搬送路221を開放す
るために大掛りな開閉機構222を要して装置内部の開
閉操作に手間取り、能率よく復旧操作ができない問題を
有していた。
葉類収納部の紙葉類を搬入出する搬入出口を紙葉類の搬
送ラインに兼用して組込むことで搬送ラインを効率よく
短縮して簡素化できるようにした紙葉類収納繰出し装置
および紙葉類処理装置の提供を目的とする。
来た紙葉類を搬入する搬入口と紙葉類を搬出する搬出口
とを備えて、上記搬入口より搬入した紙葉類を搬出口へ
と通過案内する通過案内手段を内包する収納部を備えた
紙葉類収納繰出し装置であって、上記通過案内手段は少
なくとも上記搬入口と上記搬出口のほぼ中間位置に、当
該通過案内手段を通過する通過紙葉類および収納部の繰
出し紙葉類を送出す送出しローラを備え、上記紙葉類を
上記搬入口から搬出口への通過搬送時、および上記収納
部から上記搬出口への繰出し時に、上記紙葉類に搬送力
を付与する搬送力付与手段を設けたことを特徴とする紙
葉類収納繰出し装置であることを特徴とする。
葉類を搬出口側か収納部側かに振分ける振分け手段を有
する通過案内手段に形成することができる。
過紙葉類に対する送出しと収納部の繰出し紙葉類に対す
る送出しとを許容して可動する通過ガイド部材を有する
通過案内手段に形成することができる。
装置の複数をそれぞれ搬入口と搬出口とを対応させて接
続した紙葉類処理装置であることを特徴とする。
葉類収納繰出し装置を通過する場合は、搬入口に搬入さ
れた紙葉類が通過案内手段の通過案内作用を受けると共
に、送出しローラの送出し、および搬送力付与手段の搬
送力を受けてそのまま搬出口へと通過案内される。ま
た、収納部の紙葉類を繰出す場合は、収納紙葉類が前記
送出しローラの送出しと搬送力付与手段の搬送力を受け
て搬出される。
搬入したとき、この搬入した紙葉類を振分け手段の振分
け作用により搬出口側か収納部側かに振分ける。
通過する場合、また、収納部の紙葉類を繰出す場合、通
過案内手段の通過ガイド部材が可動して、送出しローラ
がそれぞれの紙葉類を送出す。
装置の各通過案内手段を搬送ラインの一部に利用して紙
葉類を搬送処理する。
空間を収納機能だけでなく搬送ライン兼用の通路機能に
有効利用できるため、搬送ライン全体の配置スペースを
縮小して紙葉類処理装置を小型化することができ、また
紙葉類の搬入口と送出しローラ と搬出口を搬送ラインの
一部に兼用できるため、装置の小型化と同時に搬入出部
材の共通利用化に伴って搬送部品点数の削減が図れ、そ
れゆえ搬送系の簡素化および低コスト化を図ることがで
きる。また、搬送ラインの屈曲部分や搬送分岐箇所が少
なくなるため、ジャム抑制効果が高まり、また搬送系の
小型化や簡素化に伴って装置内部を容易に開放操作して
点検でき、係員によるジャム復旧処理時には作業能率の
良い復旧処理が行える。
述する。図1は金融機関の無人化コーナに設置されるA
TM11を示し、このATM11は装置本体の上部前面
に、取引操作を表示案内するタッチパネル兼用の表示器
(CRT)12と、通帳を挿入または返却する通帳挿入
口13と、カードを挿入または返却するカード挿入口1
4と、硬貨を出入れ許容する硬貨の入出金口15と、紙
幣を出入れ許容する紙幣の入出金口16と、伝票を発行
する伝票放出口17と、取扱い中/取引中止のATM1
1の運用状態を表示する取扱い表示器18とを備えて、
入金、出金、振込み、通帳記入、残高照会…等を取引処
理する。
る各種の処理部を内部構成しており、以下、紙幣を取引
処理する紙幣処理装置を例にとって説明する。図2はA
TMに内部構成される紙幣処理装置21を示し、この紙
幣処理装置21は上部の搬送処理群22と下部の収納処
理群23とを一部重合して構成し、上部の搬送処理群2
2は入出金口16と連通する内方に、紙幣Aを鑑別する
鑑別部24と、紙幣を表裏反転する表裏反転部25と、
損券紙幣や取忘れ紙幣を回収する回収箱26と、紙幣を
返却/取込み用に一時保留する一時保留部27と、鑑別
不良紙幣や入金取消し紙幣を返却用に保留する返却保留
部28と、これらを上部でループ状に接続する上部搬送
ラインL1 と、この上部搬送ラインL1 の鑑別部分を共
通通路として下部でループ状に接続する下部搬送ライン
L2 とを備えて構成している。
部を入出金口16に設定し、搬送終端部を一時保留部2
7と返却保留部28および保留部手前の搬送分岐位置に
設定して、この上部搬送ラインL1 上で紙幣をループ状
に搬送許容し、さらに入出金口16と両保留部27,2
8との接続に際しては入出金口16が傾動許容して設け
られ、通常は起立した外部対応位置にあって、この起立
状態から傾動して略水平方向に接続対応する各保留部2
7,28と個々に接続する内部対応位置とに切換え許容
して設けられ、一時保留部27と返却保留部28とから
入出金口16に保留紙幣を一括して受渡し可能に対設し
て構成している。これにより、保留紙幣を即座に入出金
口16に受渡すことができるため、搬送ラインの短縮と
搬送時間の短縮が図れる。
イン上側を上部搬送ラインL1 に接続し、ライン下側を
収納処理群23に組込んで上下の搬送系と収納系とを重
合させた状態で構成している。
ジ29と金種別の第1〜第3スタッカ30〜32とを配
設して構成しており、このうち運用カートリッジ29は
運用搬送ラインL3 を介して既述した上下部搬送ライン
L1 ,L2 に接続し、また各スタッカ30〜32は下部
搬送ラインL2 のライン下側を通過許容させて接続して
いる。
面に紙幣Aを搬入する搬入口Laを有し、他側面に紙幣
Aを搬出する搬出口Lbを有し、その間を水平方向にス
タッカ通過ラインL4 で横貫接続し、また各スタッカ3
0〜32の搬出口Lb側を隣設するスタッカの搬入口L
a側に接続して紙幣を受渡し可能に連設している。この
ため、連設された各スタッカ30〜32は水平方向に連
続する各スタッカ通過ラインL4 …が接続されて、ここ
に導かれた紙幣を通過許容している。
幣をスタッカに収納する時は、搬入口Laの分岐位置で
紙幣を分岐搬送させて受入れ収納し、逆に紙幣を放出す
る時はスタッカの搬出口Lbより紙幣を繰出して放出処
理する。
空間を紙幣の出入れおよび収納機能だけでなく紙幣通過
ライン兼用の通路機能に有効利用することにより、搬送
系と収納系とを重合構成して搬送ラインの上下方向の占
有スペースを縮小でき、この結果、装置の小型化を図る
ことができる。
作を図3〜図6の搬送説明図を参照して説明する。図3
は入金取引時の搬送処理動作を示し、外部から紙幣Aが
入出金口16に投入されると、この紙幣Aは図3に太く
実線で示すように、上部搬送ラインL1 を介して鑑別部
24に導かれ、ここで紙幣Aの真偽、金種、表裏、損券
度合い等を鑑別し、有効であれば表裏反転部25で適宜
表裏を揃えた後、一時保留部27に導いて一時保留す
る。このとき、入金取引に不適な不良紙幣があれば、返
却保留部28に導いて保留した後、入出金口16に返却
する。同じく、入金取消し信号があれば、一時保留部2
7に保留した紙幣を返却保留部28に導いて保留した
後、これより入出金口16へと返却する。
定すると、一時保留部27に保留された紙幣は、図4に
太く実線で示すように、一枚ずつ入出金口16へと繰出
した後、この入出金口16より上部搬送ラインL1 およ
び下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金種別の第
1〜第3スタッカ30〜32へと金種別に収納処理す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に導いて回収処理する。
出金取引信号が入力されると、図5に太く実線で示すよ
うに、出金指定された金種別のスタッカ31から指定枚
数の紙幣Aを一枚ずつ繰出し、この繰出した紙幣Aを下
部搬送ラインL2 および上部搬送ラインL1 を介して一
時保留部27に導いて一時保留し、出金取引確定後に入
出金口16に移替えて外部より出金紙幣を取出し許容す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に搬送して回収処理する。
開始時や紙幣補充時等に係員が運用カートリッジ29を
装填して紙幣A…を各スタッカ30〜32に分配補充す
るときの処理動作を示し、図6に太く実線で示すよう
に、運用カートリッジ29から紙幣を一枚ずつ繰出し、
この繰出された紙幣Aは運用搬送ラインL3 、上部搬送
ラインL1 を介して鑑別部24に導き、ここで金種を鑑
別した後、下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32に分配収納する。
了時等で紙幣を運用カートリッジ29に精査回収すると
きの処理動作を示し、図7に太く実線で示すように、金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32からスタッカ毎に
紙幣を順次繰出し、この繰出した紙幣Aを鑑別部24で
鑑別し、鑑別した紙幣の金種、枚数等の精査データを計
数管理しながら運用カートリッジ29に回収処理する。
構成した第1〜第3スタッカ30〜32の内部構造につ
いて説明する。各スタッカは同構造のため第1スタッカ
30と第2スタッカ31について説明すると、各スタッ
カ30,31は図8に示すように、上部に紙幣Aを搬入
出するための搬送機構81を有し、下部に紙幣Aを出入
れ許容して集積する収納機構82を有して構成され、こ
のうち搬送機構81は一側の搬入口Laから他側の搬出
口Lbにかけて一対の取込みローラ83,83と、振分
け板84と、送出しローラ85と、繰出しローラ86お
よび分離ローラ87を配設し、さらに通過方向に沿って
固定通過ガイド板88と可動通過ガイド板89とを配設
してスタッカ通過ラインL4 を形成している。
送系のローラ83,85,86は、ここに導かれた紙幣
Aに搬送力を付与して安定した挟持搬送力を与え、また
搬送処理に応じて正逆転許容して設けている。
搬入された紙幣Aを搬入側の通過方向に沿って振分け板
84の上面側に導いて搬送通過させるための通路空間8
8aを形成し、またこの固定通過ガイド板88の内端部
に板バネで形成した可動通過ガイド板89の一端を接続
して送出しローラ85および繰出しローラ86の下面側
とこの可動通過ガイド板89との間に紙幣Aを導いて搬
送通過させるための弾性支持通路89aを形成してい
る。
イド板88に片持ち支持されて自由端側が繰出しローラ
86と分離ローラ87間との繰出し部分に延設され、こ
の部分に導かれた紙幣Aを柔軟に弾性支持しながら搬出
口Lb側へと通過ガイドするように設定している。ま
た、搬入した紙幣Aの搬入力を受けて容易に撓んで紙幣
を搬送方向へと通過ガイドし、通過ガイドされた紙幣の
通過後は元の位置に復帰して次の紙幣の通過に備える紙
幣の搬送通過に適した弾性力を持たせている。
ように、紙幣Aの搬送幅方向に沿って均等に分散配置し
ており、例えば振分け板84は櫛歯状に形成し、また可
動通過ガイド板89は小片毎に独立支持して分散配置し
ている。これにより、ここを通過する紙幣の搬送幅方向
を均等に加圧支持するようにしている。
積重ねて集積する紙幣集積部90と、その下方に昇降許
容して配設した押圧板91とを設け、押圧板91の上動
時に紙幣A…を押上げて送出しローラ85に接触させる
ことにより繰出し動作を許容し、下動することにより紙
幣A…の集積許容スペースを形成している。
送処理動作を次に説明する。図8は紙幣の搬送通過状態
を示し、連設した第1スタッカ30と第2スタッカ31
の各搬送機構81,81がそれぞれスタッカ通過ライン
L4 ,L4 を形成して一本の水平方向の紙幣通過ライン
を呈しており、ここに導かれた紙幣Aをそのまま通過搬
送させる。
納動作等で金種対応する第1スタッカ30の搬入口La
に紙幣Aが搬入されると、この搬入された紙幣Aは振分
け板84の振分け作用を受けてスタッカ下方に振分けら
れて紙幣集積部90に集積される。
引等で第1スタッカ30の金種が指定されたとき、その
金種対応する第1スタッカ30の押圧板91を駆動して
紙幣A…を上方の繰出し位置まで押上げ、これより紙幣
を搬出口Lbより一枚ずつ繰出し動作し、この繰出し時
に紙幣Aは可動通過ガイド板89を押上げて搬出口Lb
より搬出し、連設された第2スタッカ31側のスタッカ
通過ラインL4 を介して次段へと搬送される。
第2スタッカ31から第1スタッカ30へと逆方向に通
過搬送した搬送動作であって、この場合も同様に第1ス
タッカ30側のスタッカ通過ラインL4 は可動通過ガイ
ド板89による柔軟な弾性支持通路89aを形成して、
この部分に導かれた紙幣Aを逆方向に弾性支持しながら
搬入口La側へと通過ガイドする。このように紙幣Aを
正逆転搬送許容構造に設けているため、ジャム発生時は
搬送ライン全体を逆転搬送してジャム紙幣を回収箱26
の手前まで搬送し、その後、正転して回収箱26へと自
動回収する自動復旧動作を行うことができる。
スタッカ30の繰出し途中で逆転指令があると、その繰
出し途中の紙幣Aの末尾が可動通過ガイド板89の先端
を通過していなければ、押圧板91を下降させてから繰
出しローラ86を逆転することにより繰出し途中の紙幣
Aを元の位置に戻すことができる。
ド板89は柔軟な弾性支持作用が働き、紙幣Aの放出動
作に伴う紙幣の搬出力を受けて搬出口Lbを一時開口
し、紙幣Aの放出完了後に弾性支持作用により搬出口L
bを閉動作する搬出口開閉用の弁機構を有している。し
たがって、他の搬送位置でのジャム発生に伴って全ライ
ンを逆転搬送したとき、繰出し途中の紙幣を元に戻して
正常に再収納すると共に、搬送ライン上の紙幣を逆送し
て正確に枚数管理できるため、スタッカ収納枚数の計上
を誤る恐れがなく自動復旧動作をすることができる。
し、このスタッカ30の上部一側に取付けた蝶番92を
傾動支点にスタッカを開閉許容したL形状の蓋93を設
け、この蓋93を開口操作することによりスタッカ30
の内部を大きく開放して、この内部に紙幣A…を容易に
装填あるいは取出し操作することができる。また、この
第1スタッカ30のスタッカ通過ラインL4 でジャムが
発生した場合も、同様に蓋93を開口操作することでジ
ャム紙幣Aaや残留紙幣を容易に取除くことができる。
に不適な鑑別不良紙幣を回収する回収箱26について説
明する。この回収箱26は、流通に不適な損券紙幣を鑑
別したとき、また集積不能や出金不能を誘起するスキュ
紙幣が発生したとき、上部搬送ラインL1 より分岐搬送
してこの回収箱26に回収処理する。また、この回収箱
26の内部は、図15に示すように、損券紙幣回収部2
6aと取忘れ紙幣回収部26bとに区画形成して分離回
収するように構成し、さらに紙幣処理装置21の上部一
側に着脱許容して設けている。この着脱構成により容易
に搬送ラインを露出させてジャム紙幣等の取除き作業を
容易化している。
でなく、図16および図17に示すように、回収箱26
の着脱対応する下面から側面にかけての着脱対応面を片
側の挟持搬送面26cに設定し、これに挟持搬送ベルト
94,95や搬送ローラ96をそれぞれ対設して運用搬
送ラインL3 の一部を形成している。またこの場合、挟
持搬送面26cは凹凸形成して、これに対設される挟持
搬送ベルト94,95や搬送ローラ96とのオーバラッ
プ形の挟持搬送作用を施して紙幣Aに安定した挟持搬送
力を与えている。このように、回収箱26等の外壁面を
搬送部材として有効利用することにより、紙幣の搬送系
を、より一層簡素化および小型化することができる。
装置181を示し、この紙幣処理装置181は既述した
3金種を取扱い許容した紙幣処理装置から2金種のスタ
ッカ182,183を取扱うように金種変更した場合で
あって、このときは取外したスタッカの位置に搬送通過
ラインL5 を備えた通過搬送装置184を取付けるだけ
で、直ちに2金種利用の紙幣処理装置181に切換える
ことができる。また、再交換すれば、3金種利用に再変
更でき、運用側の用途が確実に広がる。
装置191を示し、この紙幣処理装置191は搬送系の
縮小化に伴って内部スペースを小さくできるため、既存
の外形寸法のままで大容量化スタッカ192…を内部構
成することができる。
201に適用した実施例を示し、この紙幣出金機201
は出金口202と連通する内方に回収箱203と、金種
別の各スタッカ204〜206を連設し、各スタッカ2
04〜206内の上部空間に内蔵した水平方向の各スタ
ッカ通過ラインL6 …と回収箱203の上部に形成した
紙幣通過ラインL7 とを接続して、外部の出金口202
に水平方向に一直線上に連通する出金搬送ラインL8 を
形成している。
場合は、出金搬送ラインL8 に屈曲や分岐のない搬送に
適した一直線上の搬送ラインとなって簡単に構成できる
ため、搬送構造が著しく簡素化して小型化および低コス
ト化を図ることができる。
収納機能だけでなく搬送ライン兼用の通路機能に有効利
用できるため、搬送ライン全体の配置スペースを縮小し
て紙幣処理装置を小型化することができ、また紙幣の搬
入口と搬出口を搬送ラインの一部に兼用できるため、装
置の小型化と同時に搬入出部材の共通利用化に伴って搬
送部品点数の削減が図れ、それゆえ搬送系の簡素化およ
び低コスト化を図ることができる。また、搬送ラインの
屈曲部分や搬送分岐箇所が少なくなるため、ジャム抑制
効果が高まり、また搬送系の小型化や簡素化に伴って装
置内部を容易に開放操作して点検でき、係員によるジャ
ム復旧処理時には作業能率の良い復旧処理が行える。ま
た、スタッカと通過搬送装置とを取替えるだけで取扱い
金種数を容易に変更することができる。
において、この発明の紙葉類収納繰出し装置は、実施例
のスタッカ30〜32,182,183,204〜20
6に対応し、以下同様に、紙葉類処理装置は、各紙幣処
理装置21,181,191に対応し、紙葉類は、紙幣
Aに対応し、通過案内手段は、スタッカ通過ラインL4
,L6 を構成する部材に対応し、振分け手段は、振分
け板84に対応し、搬送力付与手段は、取込みローラ8
3と、送出しローラ85と繰出しローラ86に対応し、
通過ガイド部材は、可動通過ガイド板89に対応する
も、この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
を示す内部構成図。
す搬送説明図。
す搬送説明図。
す搬送説明図。
す搬送説明図。
す搬送説明図。
す搬送説明図。
面図。
搬送説明図。
す搬送説明図。
状態を示す搬送説明図。
を示す搬送説明図。
部側面図。
態を示す内部側面図。
図。
断面図。
す少金種対応形の内部構成図。
す大容量形の内部構成図。
適用した内部構成図。
搬送説明図。
搬送説明図。
搬送説明図。
搬送説明図。
態を示す内部構成図。
…スタッカ A…紙 幣 L4 ,L6 …スタッカ通過ライン La…搬入口 Lb…搬出口 83…取込みローラ 84…振分け板 85…送出しローラ 86…繰出しローラ 89…可動通過ガイド板 184…通過搬送装置 201…紙幣出金機
Claims (4)
- 【請求項1】搬送されて来た紙葉類を搬入する搬入口と
紙葉類を搬出する搬出口とを備えて、上記搬入口より搬
入した紙葉類を搬出口へと通過案内する通過案内手段を
内包する収納部を備えた紙葉類収納繰出し装置であっ
て、 上記通過案内手段は、少なくとも上記搬入口と上記搬出
口のほぼ中間位置に、当該通過案内手段を通過する通過
紙葉類および収納部の繰出し紙葉類を送出す送出しロー
ラを備え、 上記紙葉類を上記搬入口から搬出口への通過搬送時、お
よび上記収納部から上記搬出口への繰出し時に、上記紙
葉類に搬送力を付与する搬送力付与手段を設けたことを
特徴とする 紙葉類収納繰出し装置 。 - 【請求項2】前記通過案内手段は、搬入口より搬入した
紙葉類を搬出口側か収納部側かに振分ける振分け手段を
備えた 請求項1記載の紙葉類収納繰出し装置。 - 【請求項3】前記通過案内手段は、前記送出しローラが
通過紙葉類に対する送出しと収納部の繰出し紙葉類に対
する送出しとを許容して可動する通過ガイド部材を備え
た 請求項1または2記載の紙葉類収納繰出し装置。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載の紙葉類収納繰
出し装置の複数をそれぞれ搬入口と搬出口とを対応させ
て接続した 紙葉類処理装置 。
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