JPH09208082A - 紙葉類処理装置および取引処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置および取引処理装置Info
- Publication number
- JPH09208082A JPH09208082A JP4068296A JP4068296A JPH09208082A JP H09208082 A JPH09208082 A JP H09208082A JP 4068296 A JP4068296 A JP 4068296A JP 4068296 A JP4068296 A JP 4068296A JP H09208082 A JPH09208082 A JP H09208082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyance
- banknote
- conveying
- bill
- stacker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000009471 action Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 11
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 9
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 8
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- OKKRPWIIYQTPQF-UHFFFAOYSA-N Trimethylolpropane trimethacrylate Chemical class CC(=C)C(=O)OCC(CC)(COC(=O)C(C)=C)COC(=O)C(C)=C OKKRPWIIYQTPQF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 101100492805 Caenorhabditis elegans atm-1 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005315 distribution function Methods 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Pile Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、装置内部に構成される紙葉類の挟
持搬送路を効率よく簡素化することを目的とし、この装
置内部に設置される既存の構成部材の壁面を紙葉類の挟
持搬送面に適用することにより、部品点数の削減および
装置全体を小型化することができる紙葉類処理装置およ
び取引処理装置を提供する。 【解決手段】この発明は、紙葉類を挟持して搬送処理す
る挟持搬送路を備えた紙葉類処理装置であって、上記挟
持搬送路の一方の挟持搬送面を装置本体に着脱許容した
着脱部材の壁面で形成したことを特徴とする。
持搬送路を効率よく簡素化することを目的とし、この装
置内部に設置される既存の構成部材の壁面を紙葉類の挟
持搬送面に適用することにより、部品点数の削減および
装置全体を小型化することができる紙葉類処理装置およ
び取引処理装置を提供する。 【解決手段】この発明は、紙葉類を挟持して搬送処理す
る挟持搬送路を備えた紙葉類処理装置であって、上記挟
持搬送路の一方の挟持搬送面を装置本体に着脱許容した
着脱部材の壁面で形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動預金
支払機(ATM)に内部構成されるような紙葉類処理装
置に関し、さらに詳しくは紙幣等の紙葉類を挟持搬送す
る挟持搬送構造を簡素化した紙葉類処理装置および取引
処理装置に関する。
支払機(ATM)に内部構成されるような紙葉類処理装
置に関し、さらに詳しくは紙幣等の紙葉類を挟持搬送す
る挟持搬送構造を簡素化した紙葉類処理装置および取引
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、ATMに内蔵される紙幣処理装置
を例にとって説明する。この紙幣処理装置は、図21に
示すように、入出金口211と連通する内方に鑑別部2
12、表裏反転部213、一時保留部214、返却保留
部215、第1〜第3金種別スタッカ216〜218、
運用カートリッジ219、回収カートリッジ220との
各部間をループ状に搬送路221で接続して入出金取引
や分配回収処理等を許容している。
を例にとって説明する。この紙幣処理装置は、図21に
示すように、入出金口211と連通する内方に鑑別部2
12、表裏反転部213、一時保留部214、返却保留
部215、第1〜第3金種別スタッカ216〜218、
運用カートリッジ219、回収カートリッジ220との
各部間をループ状に搬送路221で接続して入出金取引
や分配回収処理等を許容している。
【0003】この紙幣の搬送処理に際して、入金処理時
は、図21に太く実線で示すように、入出金口211に
投入された紙幣を鑑別部212に導いて鑑別した後、表
裏反転部213で表裏を揃えて一時保留部214に一時
保留し、このとき鑑別不良紙幣は後段の返却保留部21
5に導いて返却可能に保留し、入金取引確定後に、図2
2に太く実線で示すように、一時保留部214から紙幣
を一枚ずつ繰出して大きく循環搬送させて鑑別対応する
第1〜第3の金種別スタッカ216〜218に振分けて
収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣が
あれば回収カートリッジ220に回収処理している。
は、図21に太く実線で示すように、入出金口211に
投入された紙幣を鑑別部212に導いて鑑別した後、表
裏反転部213で表裏を揃えて一時保留部214に一時
保留し、このとき鑑別不良紙幣は後段の返却保留部21
5に導いて返却可能に保留し、入金取引確定後に、図2
2に太く実線で示すように、一時保留部214から紙幣
を一枚ずつ繰出して大きく循環搬送させて鑑別対応する
第1〜第3の金種別スタッカ216〜218に振分けて
収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣が
あれば回収カートリッジ220に回収処理している。
【0004】さらに、出金処理時は、図23に太く実線
で示すように、出金指定された金種のスタッカ217か
ら指定枚数を繰出し、この繰出した紙幣を鑑別部212
で鑑別した後、大きく循環搬送させて入出金口211へ
と搬送して出金している。また、このとき流通に不適な
損券紙幣があれば回収カートリッジ220に回収処理し
ている。
で示すように、出金指定された金種のスタッカ217か
ら指定枚数を繰出し、この繰出した紙幣を鑑別部212
で鑑別した後、大きく循環搬送させて入出金口211へ
と搬送して出金している。また、このとき流通に不適な
損券紙幣があれば回収カートリッジ220に回収処理し
ている。
【0005】さらに、紙幣初期セットや補充等の分配処
理時は、図24に太く実線で示すように、運用カートリ
ッジ219から繰出した紙幣をループ状の搬送路221
に導き、この搬送途中の鑑別部212で金種を鑑別して
鑑別対応する金種別のスタッカ216〜218に分配し
て収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣
があれば回収カートリッジ220に回収している。
理時は、図24に太く実線で示すように、運用カートリ
ッジ219から繰出した紙幣をループ状の搬送路221
に導き、この搬送途中の鑑別部212で金種を鑑別して
鑑別対応する金種別のスタッカ216〜218に分配し
て収納している。またこのとき、流通に不適な損券紙幣
があれば回収カートリッジ220に回収している。
【0006】しかし、このように各部間をループ状に接
続する搬送路は各部間の配置関係から搬送距離が長くな
り、またこれに伴って搬送路の屈曲や搬送方向の切換え
が多いため複雑で大きな搬送構造を要し、この結果、装
置の大型化、コスト高および紙幣詰り(ジャム)が発生
しやすくなっていた。また、ジャムの復旧処理時には、
図25に示すように、装置内部の搬送路221を開放す
るために大掛りな開閉機構222を要して装置内部の開
閉操作に手間取り、能率よく復旧操作ができない問題を
有していた。
続する搬送路は各部間の配置関係から搬送距離が長くな
り、またこれに伴って搬送路の屈曲や搬送方向の切換え
が多いため複雑で大きな搬送構造を要し、この結果、装
置の大型化、コスト高および紙幣詰り(ジャム)が発生
しやすくなっていた。また、ジャムの復旧処理時には、
図25に示すように、装置内部の搬送路221を開放す
るために大掛りな開閉機構222を要して装置内部の開
閉操作に手間取り、能率よく復旧操作ができない問題を
有していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、装
置内部に構成される紙葉類の挟持搬送路を効率よく簡素
化することを目的とし、この装置内部に設置される既存
の構成部材の壁面を紙葉類の挟持搬送面に適用すること
により、部品点数の削減および装置全体を小型化するこ
とができる紙葉類処理装置および取引処理装置を提供す
る。
置内部に構成される紙葉類の挟持搬送路を効率よく簡素
化することを目的とし、この装置内部に設置される既存
の構成部材の壁面を紙葉類の挟持搬送面に適用すること
により、部品点数の削減および装置全体を小型化するこ
とができる紙葉類処理装置および取引処理装置を提供す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
紙葉類を挟持して搬送処理する挟持搬送路を備えた紙葉
類処理装置であって、上記挟持搬送路の一方の挟持搬送
面を装置本体に着脱許容した着脱部材の壁面で形成した
ことを特徴とする。
紙葉類を挟持して搬送処理する挟持搬送路を備えた紙葉
類処理装置であって、上記挟持搬送路の一方の挟持搬送
面を装置本体に着脱許容した着脱部材の壁面で形成した
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、紙葉類を回収する
回収箱を着脱部材に適用したことを特徴とする。
回収箱を着脱部材に適用したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、紙葉類処理装置を
備えた取引処理装置であることを特徴とする。
備えた取引処理装置であることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、装置本体に着脱許容した着
脱部材の壁面を、挟持搬送路の一方の挟持搬送面に適用
して紙葉類の挟持搬送路を形成し、また装置本体に着脱
許容した回収箱の外壁面を挟持搬送面に適用して挟持搬
送路を形成する。
脱部材の壁面を、挟持搬送路の一方の挟持搬送面に適用
して紙葉類の挟持搬送路を形成し、また装置本体に着脱
許容した回収箱の外壁面を挟持搬送面に適用して挟持搬
送路を形成する。
【0012】このような挟持搬送路を内蔵する紙葉類処
理装置を内部構成した取引処理装置で紙葉類を取引処理
する。
理装置を内部構成した取引処理装置で紙葉類を取引処理
する。
【0013】
【発明の効果】この結果、紙葉類処理装置に内部構成さ
れる例えば既存の回収箱等の外壁面を挟持搬送面に適用
できるため、これに搬送ローラや搬送ベルト等を対設す
るだけで挟持搬送路を構成できる。したがって、挟持搬
送部材は片側構成で済み、それゆえ挟持搬送部材か削減
して搬送系の占有スペースが縮小し、挟持搬送路を効率
よく簡素化、低コスト化および小型化することができ
る。
れる例えば既存の回収箱等の外壁面を挟持搬送面に適用
できるため、これに搬送ローラや搬送ベルト等を対設す
るだけで挟持搬送路を構成できる。したがって、挟持搬
送部材は片側構成で済み、それゆえ挟持搬送部材か削減
して搬送系の占有スペースが縮小し、挟持搬送路を効率
よく簡素化、低コスト化および小型化することができ
る。
【0014】また、装置本体に着脱許容した着脱部材の
着脱壁面を挟持搬送面に適用した場合は、着脱部材の挟
持搬送路が容易に露出して作業能率の良い係員点検作業
が行える。さらに、このような紙葉類処理装置を内蔵し
て取引処理装置を構成すれば、装置全体が確実に小型化
する。
着脱壁面を挟持搬送面に適用した場合は、着脱部材の挟
持搬送路が容易に露出して作業能率の良い係員点検作業
が行える。さらに、このような紙葉類処理装置を内蔵し
て取引処理装置を構成すれば、装置全体が確実に小型化
する。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は金融機関の無人化コーナに設置されるA
TM11を示し、このATM11は装置本体の上部前面
に、取引操作を表示案内するタッチパネル兼用の表示器
(CRT)12と、通帳を挿入または返却する通帳挿入
口13と、カードを挿入または返却するカード挿入口1
4と、硬貨を出入れ許容する硬貨の入出金口15と、紙
幣を出入れ許容する紙幣の入出金口16と、伝票を発行
する伝票放出口17と、取扱い中/取引中止のATM1
1の運用状態を表示する取扱い表示器18とを備えて、
入金、出金、振込み、通帳記入、残高照会…等を取引処
理する。
述する。図1は金融機関の無人化コーナに設置されるA
TM11を示し、このATM11は装置本体の上部前面
に、取引操作を表示案内するタッチパネル兼用の表示器
(CRT)12と、通帳を挿入または返却する通帳挿入
口13と、カードを挿入または返却するカード挿入口1
4と、硬貨を出入れ許容する硬貨の入出金口15と、紙
幣を出入れ許容する紙幣の入出金口16と、伝票を発行
する伝票放出口17と、取扱い中/取引中止のATM1
1の運用状態を表示する取扱い表示器18とを備えて、
入金、出金、振込み、通帳記入、残高照会…等を取引処
理する。
【0016】このATM11の内部には取引処理に要す
る各種の処理部を内部構成しており、以下、紙幣を取引
処理する紙幣処理装置を例にとって説明する。図2はA
TMに内部構成される紙幣処理装置21を示し、この紙
幣処理装置21は上部の搬送処理群22と下部の収納処
理群23とを一部重合して構成し、上部の搬送処理群2
2は入出金口16と連通する内方に、紙幣Aを鑑別する
鑑別部24と、紙幣を表裏反転する表裏反転部25と、
損券紙幣や取忘れ紙幣を回収する回収箱26と、紙幣を
返却/取込み用に一時保留する一時保留部27と、鑑別
不良紙幣や入金取消し紙幣を返却用に保留する返却保留
部28と、これらを上部でループ状に接続する上部搬送
ラインL1 と、この上部搬送ラインL1 の鑑別部分を共
通通路として下部でループ状に接続する下部搬送ライン
L2 とを備えて構成している。
る各種の処理部を内部構成しており、以下、紙幣を取引
処理する紙幣処理装置を例にとって説明する。図2はA
TMに内部構成される紙幣処理装置21を示し、この紙
幣処理装置21は上部の搬送処理群22と下部の収納処
理群23とを一部重合して構成し、上部の搬送処理群2
2は入出金口16と連通する内方に、紙幣Aを鑑別する
鑑別部24と、紙幣を表裏反転する表裏反転部25と、
損券紙幣や取忘れ紙幣を回収する回収箱26と、紙幣を
返却/取込み用に一時保留する一時保留部27と、鑑別
不良紙幣や入金取消し紙幣を返却用に保留する返却保留
部28と、これらを上部でループ状に接続する上部搬送
ラインL1 と、この上部搬送ラインL1 の鑑別部分を共
通通路として下部でループ状に接続する下部搬送ライン
L2 とを備えて構成している。
【0017】このうち、上部搬送ラインL1 は搬送始端
部を入出金口16に設定し、搬送終端部を一時保留部2
7と返却保留部28および保留部手前の搬送分岐位置に
設定して、この上部搬送ラインL1 上で紙幣をループ状
に搬送許容し、さらに入出金口16と両保留部27,2
8との接続に際しては入出金口16が傾動許容して設け
られ、通常は起立した外部対応位置にあって、この起立
状態から傾動して略水平方向に接続対応する各保留部2
7,28と個々に接続する内部対応位置とに切換え許容
して設けられ、一時保留部27と返却保留部28とから
入出金口16に保留紙幣を一括して受渡し可能に対設し
て構成している。これにより、保留紙幣を即座に入出金
口16に受渡すことができるため、搬送ラインの短縮と
搬送時間の短縮が図れる。
部を入出金口16に設定し、搬送終端部を一時保留部2
7と返却保留部28および保留部手前の搬送分岐位置に
設定して、この上部搬送ラインL1 上で紙幣をループ状
に搬送許容し、さらに入出金口16と両保留部27,2
8との接続に際しては入出金口16が傾動許容して設け
られ、通常は起立した外部対応位置にあって、この起立
状態から傾動して略水平方向に接続対応する各保留部2
7,28と個々に接続する内部対応位置とに切換え許容
して設けられ、一時保留部27と返却保留部28とから
入出金口16に保留紙幣を一括して受渡し可能に対設し
て構成している。これにより、保留紙幣を即座に入出金
口16に受渡すことができるため、搬送ラインの短縮と
搬送時間の短縮が図れる。
【0018】また、下部搬送ラインL2 はループ状のラ
イン上側を上部搬送ラインL1 に接続し、ライン下側を
収納処理群23に組込んで上下の搬送系と収納系とを重
合させた状態で構成している。
イン上側を上部搬送ラインL1 に接続し、ライン下側を
収納処理群23に組込んで上下の搬送系と収納系とを重
合させた状態で構成している。
【0019】下部の収納処理群23は、運用カートリッ
ジ29と金種別の第1〜第3スタッカ30〜32とを配
設して構成しており、このうち運用カートリッジ29は
運用搬送ラインL3 を介して既述した上下部搬送ライン
L1 ,L2 に接続し、また各スタッカ30〜32は下部
搬送ラインL2 のライン下側を通過許容させて接続して
いる。
ジ29と金種別の第1〜第3スタッカ30〜32とを配
設して構成しており、このうち運用カートリッジ29は
運用搬送ラインL3 を介して既述した上下部搬送ライン
L1 ,L2 に接続し、また各スタッカ30〜32は下部
搬送ラインL2 のライン下側を通過許容させて接続して
いる。
【0020】この場合、各スタッカ30〜32は、一側
面に紙幣Aを搬入する搬入口Laを有し、他側面に紙幣
Aを搬出する搬出口Lbを有し、その間を水平方向にス
タッカ通過ラインL4 で横貫接続し、また各スタッカ3
0〜32の搬出口Lb側を隣設するスタッカの搬入口L
a側に接続して紙幣を受渡し可能に連設している。この
ため、連設された各スタッカ30〜32は水平方向に連
続する各スタッカ通過ラインL4 …が接続されて、ここ
に導かれた紙幣を通過許容している。
面に紙幣Aを搬入する搬入口Laを有し、他側面に紙幣
Aを搬出する搬出口Lbを有し、その間を水平方向にス
タッカ通過ラインL4 で横貫接続し、また各スタッカ3
0〜32の搬出口Lb側を隣設するスタッカの搬入口L
a側に接続して紙幣を受渡し可能に連設している。この
ため、連設された各スタッカ30〜32は水平方向に連
続する各スタッカ通過ラインL4 …が接続されて、ここ
に導かれた紙幣を通過許容している。
【0021】また、下部搬送ラインL2 から導かれた紙
幣をスタッカに収納する時は、搬入口Laの分岐位置で
紙幣を分岐搬送させて受入れ収納し、逆に紙幣を放出す
る時はスタッカの搬出口Lbより紙幣を繰出して放出処
理する。
幣をスタッカに収納する時は、搬入口Laの分岐位置で
紙幣を分岐搬送させて受入れ収納し、逆に紙幣を放出す
る時はスタッカの搬出口Lbより紙幣を繰出して放出処
理する。
【0022】このように、各スタッカ30〜32の内部
空間を紙幣の出入れおよび収納機能だけでなく紙幣通過
ライン兼用の通路機能に有効利用することにより、搬送
系と収納系とを重合構成して搬送ラインの上下方向の占
有スペースを縮小でき、この結果、装置の小型化を図る
ことができる。
空間を紙幣の出入れおよび収納機能だけでなく紙幣通過
ライン兼用の通路機能に有効利用することにより、搬送
系と収納系とを重合構成して搬送ラインの上下方向の占
有スペースを縮小でき、この結果、装置の小型化を図る
ことができる。
【0023】次に、この紙幣処理装置21の搬送処理動
作を図3〜図6の搬送説明図を参照して説明する。図3
は入金取引時の搬送処理動作を示し、外部から紙幣Aが
入出金口16に投入されると、この紙幣Aは図3に太く
実線で示すように、上部搬送ラインL1 を介して鑑別部
24に導かれ、ここで紙幣Aの真偽、金種、表裏、損券
度合い等を鑑別し、有効であれば表裏反転部25で適宜
表裏を揃えた後、一時保留部27に導いて一時保留す
る。このとき、入金取引に不適な不良紙幣があれば、返
却保留部28に導いて保留した後、入出金口16に返却
する。同じく、入金取消し信号があれば、一時保留部2
7に保留した紙幣を返却保留部28に導いて保留した
後、これより入出金口16へと返却する。
作を図3〜図6の搬送説明図を参照して説明する。図3
は入金取引時の搬送処理動作を示し、外部から紙幣Aが
入出金口16に投入されると、この紙幣Aは図3に太く
実線で示すように、上部搬送ラインL1 を介して鑑別部
24に導かれ、ここで紙幣Aの真偽、金種、表裏、損券
度合い等を鑑別し、有効であれば表裏反転部25で適宜
表裏を揃えた後、一時保留部27に導いて一時保留す
る。このとき、入金取引に不適な不良紙幣があれば、返
却保留部28に導いて保留した後、入出金口16に返却
する。同じく、入金取消し信号があれば、一時保留部2
7に保留した紙幣を返却保留部28に導いて保留した
後、これより入出金口16へと返却する。
【0024】図4は収納処理動作を示し、入金取引が確
定すると、一時保留部27に保留された紙幣は、図4に
太く実線で示すように、一枚ずつ入出金口16へと繰出
した後、この入出金口16より上部搬送ラインL1 およ
び下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金種別の第
1〜第3スタッカ30〜32へと金種別に収納処理す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に導いて回収処理する。
定すると、一時保留部27に保留された紙幣は、図4に
太く実線で示すように、一枚ずつ入出金口16へと繰出
した後、この入出金口16より上部搬送ラインL1 およ
び下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金種別の第
1〜第3スタッカ30〜32へと金種別に収納処理す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に導いて回収処理する。
【0025】図5は出金取引時の搬送処理動作を示し、
出金取引信号が入力されると、図5に太く実線で示すよ
うに、出金指定された金種別のスタッカ31から指定枚
数の紙幣Aを一枚ずつ繰出し、この繰出した紙幣Aを下
部搬送ラインL2 および上部搬送ラインL1 を介して一
時保留部27に導いて一時保留し、出金取引確定後に入
出金口16に移替えて外部より出金紙幣を取出し許容す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に搬送して回収処理する。
出金取引信号が入力されると、図5に太く実線で示すよ
うに、出金指定された金種別のスタッカ31から指定枚
数の紙幣Aを一枚ずつ繰出し、この繰出した紙幣Aを下
部搬送ラインL2 および上部搬送ラインL1 を介して一
時保留部27に導いて一時保留し、出金取引確定後に入
出金口16に移替えて外部より出金紙幣を取出し許容す
る。このとき、流通に不適な損券紙幣があれば回収箱2
6に搬送して回収処理する。
【0026】図6は運用処理動作を示し、ATMの営業
開始時や紙幣補充時等に係員が運用カートリッジ29を
装填して紙幣A…を各スタッカ30〜32に分配補充す
るときの処理動作を示し、図6に太く実線で示すよう
に、運用カートリッジ29から紙幣を一枚ずつ繰出し、
この繰出された紙幣Aは運用搬送ラインL3 、上部搬送
ラインL1 を介して鑑別部24に導き、ここで金種を鑑
別した後、下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32に分配収納する。
開始時や紙幣補充時等に係員が運用カートリッジ29を
装填して紙幣A…を各スタッカ30〜32に分配補充す
るときの処理動作を示し、図6に太く実線で示すよう
に、運用カートリッジ29から紙幣を一枚ずつ繰出し、
この繰出された紙幣Aは運用搬送ラインL3 、上部搬送
ラインL1 を介して鑑別部24に導き、ここで金種を鑑
別した後、下部搬送ラインL2 を介して鑑別対応する金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32に分配収納する。
【0027】図7は精査処理動作を示し、これは営業終
了時等で紙幣を運用カートリッジ29に精査回収すると
きの処理動作を示し、図7に太く実線で示すように、金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32からスタッカ毎に
紙幣を順次繰出し、この繰出した紙幣Aを鑑別部24で
鑑別し、鑑別した紙幣の金種、枚数等の精査データを計
数管理しながら運用カートリッジ29に回収処理する。
了時等で紙幣を運用カートリッジ29に精査回収すると
きの処理動作を示し、図7に太く実線で示すように、金
種別の第1〜第3スタッカ30〜32からスタッカ毎に
紙幣を順次繰出し、この繰出した紙幣Aを鑑別部24で
鑑別し、鑑別した紙幣の金種、枚数等の精査データを計
数管理しながら運用カートリッジ29に回収処理する。
【0028】次に、下部搬送ラインL2 と一部重合して
構成した第1〜第3スタッカ30〜32の内部構造につ
いて説明する。各スタッカは同構造のため第1スタッカ
30と第2スタッカ31について説明すると、各スタッ
カ30,31は図8に示すように、上部に紙幣Aを搬入
出するための搬送機構81を有し、下部に紙幣Aを出入
れ許容して集積する収納機構82を有して構成され、こ
のうち搬送機構81は一側の搬入口Laから他側の搬出
口Lbにかけて一対の取込みローラ83,83と、振分
け板84と、送出しローラ85と、繰出しローラ86お
よび分離ローラ87を配設し、さらに通過方向に沿って
固定通過ガイド板88と可動通過ガイド板89とを配設
してスタッカ通過ラインL4 を形成している。
構成した第1〜第3スタッカ30〜32の内部構造につ
いて説明する。各スタッカは同構造のため第1スタッカ
30と第2スタッカ31について説明すると、各スタッ
カ30,31は図8に示すように、上部に紙幣Aを搬入
出するための搬送機構81を有し、下部に紙幣Aを出入
れ許容して集積する収納機構82を有して構成され、こ
のうち搬送機構81は一側の搬入口Laから他側の搬出
口Lbにかけて一対の取込みローラ83,83と、振分
け板84と、送出しローラ85と、繰出しローラ86お
よび分離ローラ87を配設し、さらに通過方向に沿って
固定通過ガイド板88と可動通過ガイド板89とを配設
してスタッカ通過ラインL4 を形成している。
【0029】このスタッカ通過ラインL4 を形成する搬
送系のローラ83,85,86は、ここに導かれた紙幣
Aに搬送力を付与して安定した挟持搬送力を与え、また
搬送処理に応じて正逆転許容して設けている。
送系のローラ83,85,86は、ここに導かれた紙幣
Aに搬送力を付与して安定した挟持搬送力を与え、また
搬送処理に応じて正逆転許容して設けている。
【0030】固定通過ガイド板88は、搬入口Laより
搬入された紙幣Aを搬入側の通過方向に沿って振分け板
84の上面側に導いて搬送通過させるための通路空間8
8aを形成し、またこの固定通過ガイド板88の内端部
に板バネで形成した可動通過ガイド板89の一端を接続
して送出しローラ85および繰出しローラ86の下面側
とこの可動通過ガイド板89との間に紙幣Aを導いて搬
送通過させるための弾性支持通路89aを形成してい
る。
搬入された紙幣Aを搬入側の通過方向に沿って振分け板
84の上面側に導いて搬送通過させるための通路空間8
8aを形成し、またこの固定通過ガイド板88の内端部
に板バネで形成した可動通過ガイド板89の一端を接続
して送出しローラ85および繰出しローラ86の下面側
とこの可動通過ガイド板89との間に紙幣Aを導いて搬
送通過させるための弾性支持通路89aを形成してい
る。
【0031】この可動通過ガイド板89は、固定通過ガ
イド板88に片持ち支持されて自由端側が繰出しローラ
86と分離ローラ87間との繰出し部分に延設され、こ
の部分に導かれた紙幣Aを柔軟に弾性支持しながら搬出
口Lb側へと通過ガイドするように設定している。ま
た、搬入した紙幣Aの搬入力を受けて容易に撓んで紙幣
を搬送方向へと通過ガイドし、通過ガイドされた紙幣の
通過後は元の位置に復帰して次の紙幣の通過に備える紙
幣の搬送通過に適した弾性力を持たせている。
イド板88に片持ち支持されて自由端側が繰出しローラ
86と分離ローラ87間との繰出し部分に延設され、こ
の部分に導かれた紙幣Aを柔軟に弾性支持しながら搬出
口Lb側へと通過ガイドするように設定している。ま
た、搬入した紙幣Aの搬入力を受けて容易に撓んで紙幣
を搬送方向へと通過ガイドし、通過ガイドされた紙幣の
通過後は元の位置に復帰して次の紙幣の通過に備える紙
幣の搬送通過に適した弾性力を持たせている。
【0032】また、これら搬送系の部材は、図9に示す
ように、紙幣Aの搬送幅方向に沿って均等に分散配置し
ており、例えば振分け板84は櫛歯状に形成し、また可
動通過ガイド板89は小片毎に独立支持して分散配置し
ている。これにより、ここを通過する紙幣の搬送幅方向
を均等に加圧支持するようにしている。
ように、紙幣Aの搬送幅方向に沿って均等に分散配置し
ており、例えば振分け板84は櫛歯状に形成し、また可
動通過ガイド板89は小片毎に独立支持して分散配置し
ている。これにより、ここを通過する紙幣の搬送幅方向
を均等に加圧支持するようにしている。
【0033】また、下部の収納機構82には紙幣A…を
積重ねて集積する紙幣集積部90と、その下方に昇降許
容して配設した押圧板91とを設け、押圧板91の上動
時に紙幣A…を押上げて送出しローラ85に接触させる
ことにより繰出し動作を許容し、下動することにより紙
幣A…の集積許容スペースを形成している。
積重ねて集積する紙幣集積部90と、その下方に昇降許
容して配設した押圧板91とを設け、押圧板91の上動
時に紙幣A…を押上げて送出しローラ85に接触させる
ことにより繰出し動作を許容し、下動することにより紙
幣A…の集積許容スペースを形成している。
【0034】このように構成されたスタッカ内部での搬
送処理動作を次に説明する。図8は紙幣の搬送通過状態
を示し、連設した第1スタッカ30と第2スタッカ31
の各搬送機構81,81がそれぞれスタッカ通過ライン
L4 ,L4 を形成して一本の水平方向の紙幣通過ライン
を呈しており、ここに導かれた紙幣Aをそのまま通過搬
送させる。
送処理動作を次に説明する。図8は紙幣の搬送通過状態
を示し、連設した第1スタッカ30と第2スタッカ31
の各搬送機構81,81がそれぞれスタッカ通過ライン
L4 ,L4 を形成して一本の水平方向の紙幣通過ライン
を呈しており、ここに導かれた紙幣Aをそのまま通過搬
送させる。
【0035】図10は紙幣の集積状態を示し、紙幣の収
納動作等で金種対応する第1スタッカ30の搬入口La
に紙幣Aが搬入されると、この搬入された紙幣Aは振分
け板84の振分け作用を受けてスタッカ下方に振分けら
れて紙幣集積部90に集積される。
納動作等で金種対応する第1スタッカ30の搬入口La
に紙幣Aが搬入されると、この搬入された紙幣Aは振分
け板84の振分け作用を受けてスタッカ下方に振分けら
れて紙幣集積部90に集積される。
【0036】図11は紙幣の繰出し状態を示し、出金取
引等で第1スタッカ30の金種が指定されたとき、その
金種対応する第1スタッカ30の押圧板91を駆動して
紙幣A…を上方の繰出し位置まで押上げ、これより紙幣
を搬出口Lbより一枚ずつ繰出し動作し、この繰出し時
に紙幣Aは可動通過ガイド板89を押上げて搬出口Lb
より搬出し、連設された第2スタッカ31側のスタッカ
通過ラインL4 を介して次段へと搬送される。
引等で第1スタッカ30の金種が指定されたとき、その
金種対応する第1スタッカ30の押圧板91を駆動して
紙幣A…を上方の繰出し位置まで押上げ、これより紙幣
を搬出口Lbより一枚ずつ繰出し動作し、この繰出し時
に紙幣Aは可動通過ガイド板89を押上げて搬出口Lb
より搬出し、連設された第2スタッカ31側のスタッカ
通過ラインL4 を介して次段へと搬送される。
【0037】図12は紙幣の逆転搬送通過状態を示し、
第2スタッカ31から第1スタッカ30へと逆方向に通
過搬送した搬送動作であって、この場合も同様に第1ス
タッカ30側のスタッカ通過ラインL4 は可動通過ガイ
ド板89による柔軟な弾性支持通路89aを形成して、
この部分に導かれた紙幣Aを逆方向に弾性支持しながら
搬入口La側へと通過ガイドする。このように紙幣Aを
正逆転搬送許容構造に設けているため、ジャム発生時は
搬送ライン全体を逆転搬送してジャム紙幣を回収箱26
の手前まで搬送し、その後、正転して回収箱26へと自
動回収する自動復旧動作を行うことができる。
第2スタッカ31から第1スタッカ30へと逆方向に通
過搬送した搬送動作であって、この場合も同様に第1ス
タッカ30側のスタッカ通過ラインL4 は可動通過ガイ
ド板89による柔軟な弾性支持通路89aを形成して、
この部分に導かれた紙幣Aを逆方向に弾性支持しながら
搬入口La側へと通過ガイドする。このように紙幣Aを
正逆転搬送許容構造に設けているため、ジャム発生時は
搬送ライン全体を逆転搬送してジャム紙幣を回収箱26
の手前まで搬送し、その後、正転して回収箱26へと自
動回収する自動復旧動作を行うことができる。
【0038】図13は紙幣の逆転集積状態を示し、第1
スタッカ30の繰出し途中で逆転指令があると、その繰
出し途中の紙幣Aの末尾が可動通過ガイド板89の先端
を通過していなければ、押圧板91を下降させてから繰
出しローラ86を逆転することにより繰出し途中の紙幣
Aを元の位置に戻すことができる。
スタッカ30の繰出し途中で逆転指令があると、その繰
出し途中の紙幣Aの末尾が可動通過ガイド板89の先端
を通過していなければ、押圧板91を下降させてから繰
出しローラ86を逆転することにより繰出し途中の紙幣
Aを元の位置に戻すことができる。
【0039】このように、逆転集積時には可動通過ガイ
ド板89は柔軟な弾性支持作用が働き、紙幣Aの放出動
作に伴う紙幣の搬出力を受けて搬出口Lbを一時開口
し、紙幣Aの放出完了後に弾性支持作用により搬出口L
bを閉動作する搬出口開閉用の弁機構を有している。し
たがって、他の搬送位置でのジャム発生に伴って全ライ
ンを逆転搬送したとき、繰出し途中の紙幣を元に戻して
正常に再収納すると共に、搬送ライン上の紙幣を逆送し
て正確に枚数管理できるため、スタッカ収納枚数の計上
を誤る恐れがなく自動復旧動作をすることができる。
ド板89は柔軟な弾性支持作用が働き、紙幣Aの放出動
作に伴う紙幣の搬出力を受けて搬出口Lbを一時開口
し、紙幣Aの放出完了後に弾性支持作用により搬出口L
bを閉動作する搬出口開閉用の弁機構を有している。し
たがって、他の搬送位置でのジャム発生に伴って全ライ
ンを逆転搬送したとき、繰出し途中の紙幣を元に戻して
正常に再収納すると共に、搬送ライン上の紙幣を逆送し
て正確に枚数管理できるため、スタッカ収納枚数の計上
を誤る恐れがなく自動復旧動作をすることができる。
【0040】図14はスタッカ30の内部開放状態を示
し、このスタッカ30の上部一側に取付けた蝶番92を
傾動支点にスタッカを開閉許容したL形状の蓋93を設
け、この蓋93を開口操作することによりスタッカ30
の内部を大きく開放して、この内部に紙幣A…を容易に
装填あるいは取出し操作することができる。また、この
第1スタッカ30のスタッカ通過ラインL4 でジャムが
発生した場合も、同様に蓋93を開口操作することでジ
ャム紙幣Aaや残留紙幣を容易に取除くことができる。
し、このスタッカ30の上部一側に取付けた蝶番92を
傾動支点にスタッカを開閉許容したL形状の蓋93を設
け、この蓋93を開口操作することによりスタッカ30
の内部を大きく開放して、この内部に紙幣A…を容易に
装填あるいは取出し操作することができる。また、この
第1スタッカ30のスタッカ通過ラインL4 でジャムが
発生した場合も、同様に蓋93を開口操作することでジ
ャム紙幣Aaや残留紙幣を容易に取除くことができる。
【0041】次に、搬送系で発生したジャム紙幣や流通
に不適な鑑別不良紙幣を回収する回収箱26について説
明する。この回収箱26は、流通に不適な損券紙幣を鑑
別したとき、また集積不能や出金不能を誘起するスキュ
紙幣が発生したとき、上部搬送ラインL1 より分岐搬送
してこの回収箱26に回収処理する。また、この回収箱
26の内部は、図15に示すように、損券紙幣回収部2
6aと取忘れ紙幣回収部26bとに区画形成して分離回
収するように構成し、さらに紙幣処理装置21の上部一
側に着脱許容して設けている。この着脱構成により容易
に搬送ラインを露出させてジャム紙幣等の取除き作業を
容易化している。
に不適な鑑別不良紙幣を回収する回収箱26について説
明する。この回収箱26は、流通に不適な損券紙幣を鑑
別したとき、また集積不能や出金不能を誘起するスキュ
紙幣が発生したとき、上部搬送ラインL1 より分岐搬送
してこの回収箱26に回収処理する。また、この回収箱
26の内部は、図15に示すように、損券紙幣回収部2
6aと取忘れ紙幣回収部26bとに区画形成して分離回
収するように構成し、さらに紙幣処理装置21の上部一
側に着脱許容して設けている。この着脱構成により容易
に搬送ラインを露出させてジャム紙幣等の取除き作業を
容易化している。
【0042】また、この回収箱26は紙幣回収機能だけ
でなく、図16および図17に示すように、回収箱26
の着脱対応する下面から側面にかけての着脱対応面を片
側の挟持搬送面26cに設定し、これに挟持搬送ベルト
94,95や搬送ローラ96をそれぞれ対設して運用搬
送ラインL3 の一部を形成している。またこの場合、挟
持搬送面26cは凹凸形成して、これに対設される挟持
搬送ベルト94,95や搬送ローラ96とのオーバラッ
プ形の挟持搬送作用を施して紙幣Aに安定した挟持搬送
力を与えている。このように、回収箱26等の外壁面を
搬送部材として有効利用することにより、紙幣の搬送系
を、より一層簡素化および小型化することができる。
でなく、図16および図17に示すように、回収箱26
の着脱対応する下面から側面にかけての着脱対応面を片
側の挟持搬送面26cに設定し、これに挟持搬送ベルト
94,95や搬送ローラ96をそれぞれ対設して運用搬
送ラインL3 の一部を形成している。またこの場合、挟
持搬送面26cは凹凸形成して、これに対設される挟持
搬送ベルト94,95や搬送ローラ96とのオーバラッ
プ形の挟持搬送作用を施して紙幣Aに安定した挟持搬送
力を与えている。このように、回収箱26等の外壁面を
搬送部材として有効利用することにより、紙幣の搬送系
を、より一層簡素化および小型化することができる。
【0043】図18はこの発明の他の実施例の紙幣処理
装置181を示し、この紙幣処理装置181は既述した
3金種を取扱い許容した紙幣処理装置から2金種のスタ
ッカ182,183を取扱うように金種変更した場合で
あって、このときは取外したスタッカの位置に搬送通過
ラインL5 を備えた通過搬送装置184を取付けるだけ
で、直ちに2金種利用の紙幣処理装置181に切換える
ことができる。また、再交換すれば、3金種利用に再変
更でき、運用側の用途が確実に広がる。
装置181を示し、この紙幣処理装置181は既述した
3金種を取扱い許容した紙幣処理装置から2金種のスタ
ッカ182,183を取扱うように金種変更した場合で
あって、このときは取外したスタッカの位置に搬送通過
ラインL5 を備えた通過搬送装置184を取付けるだけ
で、直ちに2金種利用の紙幣処理装置181に切換える
ことができる。また、再交換すれば、3金種利用に再変
更でき、運用側の用途が確実に広がる。
【0044】図19はこの発明の他の実施例の紙幣処理
装置191を示し、この紙幣処理装置191は搬送系の
縮小化に伴って内部スペースを小さくできるため、既存
の外形寸法のままで大容量スタッカ192…を内部構成
することができる。
装置191を示し、この紙幣処理装置191は搬送系の
縮小化に伴って内部スペースを小さくできるため、既存
の外形寸法のままで大容量スタッカ192…を内部構成
することができる。
【0045】図20はこの発明のスタッカを紙幣出金機
201に適用した実施例を示し、この紙幣出金機201
は出金口202と連通する内方に回収箱203と、金種
別の各スタッカ204〜206を連設し、各スタッカ2
04〜206内の上部空間に内蔵した水平方向の各スタ
ッカ通過ラインL6 …と回収箱203の上部に形成した
紙幣通過ラインL7 とを接続して、外部の出金口202
に水平方向に一直線上に連通する出金搬送ラインL8 を
形成している。
201に適用した実施例を示し、この紙幣出金機201
は出金口202と連通する内方に回収箱203と、金種
別の各スタッカ204〜206を連設し、各スタッカ2
04〜206内の上部空間に内蔵した水平方向の各スタ
ッカ通過ラインL6 …と回収箱203の上部に形成した
紙幣通過ラインL7 とを接続して、外部の出金口202
に水平方向に一直線上に連通する出金搬送ラインL8 を
形成している。
【0046】このように構成された紙幣出金機201の
場合は、出金搬送ラインL8 に屈曲や分岐のない搬送に
適した一直線上の搬送ラインとなって簡単に構成できる
ため、搬送構造が著しく簡素化して小型化および低コス
ト化を図ることができる。
場合は、出金搬送ラインL8 に屈曲や分岐のない搬送に
適した一直線上の搬送ラインとなって簡単に構成できる
ため、搬送構造が著しく簡素化して小型化および低コス
ト化を図ることができる。
【0047】上述のように、紙幣処理装置に内部構成さ
れる既存の回収箱の外壁面を挟持搬送面に適用できるた
め、これに搬送ローラや搬送ベルトを対設するだけで挟
持搬送路を構成できる。したがって、挟持搬送部材は片
側構成で済み、この結果、挟持搬送部材が確実に削減し
て搬送系の占有スペースが縮小し、挟持搬送路を効率よ
く簡素化、低コスト化および小型化することができる。
れる既存の回収箱の外壁面を挟持搬送面に適用できるた
め、これに搬送ローラや搬送ベルトを対設するだけで挟
持搬送路を構成できる。したがって、挟持搬送部材は片
側構成で済み、この結果、挟持搬送部材が確実に削減し
て搬送系の占有スペースが縮小し、挟持搬送路を効率よ
く簡素化、低コスト化および小型化することができる。
【0048】また、紙幣処理装置に着脱許容した回収箱
の着脱面を挟持搬送面に適用した場合は、この回収箱の
挟持搬送路が容易に露出し、ジャム復旧作業等で能率の
良い係員復旧作業が行える。さらに、このような紙幣処
理装置を内蔵してATMや紙幣出金機を構成した場合
は、装置全体の小型化が図れ、例えば既存の外形寸法の
ままで大容量スタッカに変更することができる。
の着脱面を挟持搬送面に適用した場合は、この回収箱の
挟持搬送路が容易に露出し、ジャム復旧作業等で能率の
良い係員復旧作業が行える。さらに、このような紙幣処
理装置を内蔵してATMや紙幣出金機を構成した場合
は、装置全体の小型化が図れ、例えば既存の外形寸法の
ままで大容量スタッカに変更することができる。
【0049】この発明と、上述の実施例の構成との対応
において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の各紙
幣処理装置21,181,191に対応し、以下同様
に、取引処理装置は、ATM11に対応し、紙葉類は、
紙幣Aに対応し、挟持搬送路は、運用搬送ラインL3 に
対応し、着脱部材は、回収箱26に対応するも、この発
明は上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の各紙
幣処理装置21,181,191に対応し、以下同様
に、取引処理装置は、ATM11に対応し、紙葉類は、
紙幣Aに対応し、挟持搬送路は、運用搬送ラインL3 に
対応し、着脱部材は、回収箱26に対応するも、この発
明は上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図1】この発明のATMの外観斜視図。
【図2】この発明のATMに内蔵される紙幣処理装置を
示す内部構成図。
示す内部構成図。
【図3】この発明の紙幣処理装置の入金処理動作を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図4】この発明の紙幣処理装置の収納処理動作を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図5】この発明の紙幣処理装置の出金処理動作を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図6】この発明の紙幣処理装置の分配処理動作を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図7】この発明の紙幣処理装置の精査処理動作を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図8】この発明のスタッカの紙幣搬送通過状態を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図9】この発明のスタッカ内部の搬送機構を示す平面
図。
図。
【図10】この発明のスタッカの紙幣集積状態を示す搬
送説明図。
送説明図。
【図11】この発明のスタッカの紙幣繰出し状態を示す
搬送説明図。
搬送説明図。
【図12】この発明のスタッカの紙幣の逆転搬送通過状
態を示す搬送説明図。
態を示す搬送説明図。
【図13】この発明のスタッカの紙幣の逆転集積状態を
示す搬送説明図。
示す搬送説明図。
【図14】この発明のスタッカの蓋開口状態を示す要部
側面図。
側面図。
【図15】この発明の紙幣処理装置の回収箱の着脱状態
を示す内部側面図。
を示す内部側面図。
【図16】この発明の回収箱の挟持搬送面を示す側面
図。
図。
【図17】この発明の回収箱の挟持搬送面を示す要部断
面図。
面図。
【図18】この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示す
少金種対応形の内部構成図。
少金種対応形の内部構成図。
【図19】この発明の他の実施例の紙幣処理装置を示す
大容量形の内部構成図。
大容量形の内部構成図。
【図20】この発明の他の実施例を示す紙幣出金機に適
用した内部構成図。
用した内部構成図。
【図21】従来の紙幣処理装置の入金処理動作を示す搬
送説明図。
送説明図。
【図22】従来の紙幣処理装置の収納処理動作を示す搬
送説明図。
送説明図。
【図23】従来の紙幣処理装置の出金処理動作を示す搬
送説明図。
送説明図。
【図24】従来の紙幣処理装置の分配処理動作を示す搬
送説明図。
送説明図。
【図25】従来の紙幣処理装置の搬送ラインの開放状態
を示す内部構成図。
を示す内部構成図。
11…ATM 21,181,191…紙幣処理装置 26…回収箱 26c…挟持搬送面 94,95…挟持搬送ベルト 96…搬送ローラ A…紙 幣 L3 …運用搬送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/30 D
Claims (3)
- 【請求項1】紙葉類を挟持して搬送処理する挟持搬送路
を備えた紙葉類処理装置であって、上記挟持搬送路の一
方の挟持搬送面を装置本体に着脱許容した着脱部材の壁
面で形成した紙葉類処理装置。 - 【請求項2】着脱部材は紙葉類を回収する回収箱である
ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の紙葉類処理装置を
備えた取引処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068296A JPH09208082A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 紙葉類処理装置および取引処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068296A JPH09208082A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 紙葉類処理装置および取引処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208082A true JPH09208082A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12587316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4068296A Pending JPH09208082A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 紙葉類処理装置および取引処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09208082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014123222A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 紙葉類取扱装置 |
WO2022157911A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙葉類搬送装置および紙葉類取扱装置 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP4068296A patent/JPH09208082A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014123222A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 紙葉類取扱装置 |
US9731926B2 (en) | 2012-12-20 | 2017-08-15 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Paper sheet handling device |
WO2022157911A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙葉類搬送装置および紙葉類取扱装置 |
JPWO2022157911A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01237791A (ja) | 紙幣取扱い装置 | |
JP3418896B2 (ja) | 紙葉類収納繰出し装置および紙葉類処理装置 | |
JPH09208134A (ja) | 紙幣処理装置および取引処理装置 | |
JP3889096B2 (ja) | 紙幣処理装置 | |
JP5898041B2 (ja) | 搬送ユニット付き紙葉類取扱装置 | |
JP2001101478A (ja) | 現金処理装置およびその入金処理方法 | |
JPH05282521A (ja) | 自動取引装置 | |
JPH0329710B2 (ja) | ||
JPH09208082A (ja) | 紙葉類処理装置および取引処理装置 | |
JPS5927385A (ja) | 循環式紙幣処理機 | |
JPS62214492A (ja) | 紙幣入出金処理機 | |
JP3803137B2 (ja) | 紙幣回収処理装置 | |
JPH0437994A (ja) | 入出金機内の紙幣表裏反転制御処理方式 | |
JPS62204397A (ja) | 窓口用紙幣取扱い装置 | |
JP2708609B2 (ja) | 入出金機における紙幣締上げ収集処理装置 | |
JP2516660Y2 (ja) | 紙幣処理装置の一時集積機構 | |
JP3493445B2 (ja) | 紙葉類処理方法およびその装置並びに取引処理装置 | |
JPH05324982A (ja) | 紙幣処理装置 | |
JPH07262435A (ja) | 現金自動取引装置 | |
JPS6278694A (ja) | 現金通帳類搬送システム | |
JP2669709B2 (ja) | 入出金機の途中収集制御処理装置 | |
JPH04337899A (ja) | 現金取り扱いシステム | |
JP2523211B2 (ja) | 入出金機における締上げ収集処理装置 | |
JP2535646B2 (ja) | 入出金機における入金制御処理装置 | |
JP2523210B2 (ja) | 入出金機における紙幣締上げ収集制御処理装置 |