JP4991988B2 - 紙幣保留装置、及び還流式紙幣処理装置 - Google Patents
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Description
この種の紙幣処理装置において、終業時等に装置本体内に残った全ての紙幣を回収する際に、金種別の紙幣収納部内に夫々収容された紙幣束を機外に個別に取り出すとすれば、全ての紙幣収納部をカセット式に構成して機外に出入れ自在にする必要があるが、このように構成すると紙幣収納部の大型化を招くばかりでなく、回収作業が繁雑化する。
なお、還流式の紙幣収納部とは、始業時に予め収納しておいた紙幣のみならず、装置の稼働中に利用者が投入した紙幣を一旦収納する一方で、この紙幣を釣銭とするために外部へ排出する機能を備えたタイプの紙幣収納部を指称する。また、還流式の紙幣収納部にはループ方式とスイッチバック方式がある。ループ方式は紙幣の入口(受入れ方向)と出口(繰出し方向)を異ならせた方式であり、スイッチバック方式とは同じ出入り口から紙幣の受け入れと繰出しを行う方式である。
この紙幣処理装置101は、還流式の紙幣処理機構102と、この紙幣処理機構を内部に収容する外装体103と、から概略構成されている。
紙幣処理機構102は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部104と、入金取込部104から受け入れられた紙幣を装置内に搬送する搬送経路105と、搬送経路105に沿って紙幣を搬送するための駆動力を生成、伝達するモータ、ソレノイド、及びローラ、ベルト、分岐ゲート等から成る搬送機構110と、入金取込部104の直下流側の搬送経路上に配置されて一枚ずつ給送されてくる紙幣の真贋、金種を判定する識別装置115と、搬送経路105と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第1の紙幣収納部120と、搬送経路105と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第2の紙幣収納部121と、搬送経路105と接続されて第3の金種に係る第3の紙幣を出入れ自在に収容する還流式の第3の紙幣収納部122と、釣銭としての紙幣を装置外に排出すると共に複数枚の紙幣を堆積させて保留する機能を有した出金保留部130と、これらを制御する制御手段140と、を備えている。
搬送機構110は、入金取込部104から一枚ずつ給送された紙幣を金種別に第1、第2又は第3の紙幣収納部120、121、122に送り込む仕分け搬送機能と、第1、第2、又は第3の紙幣収納部120、121、122から夫々一枚ずつ送り出されてきた紙幣を出金保留部130に搬送する機能と、を併有している。搬送機構110は図示しないローラ、ベルト、第1、第2、及び第3の分岐ゲート111、112、113と、これらの可動部品を駆動するためのモータ、ソレノイド等から構成されており、制御手段140からの制御によって各ローラ、ベルト、分岐ゲートが駆動されることにより、所定のタイミングにて各搬送機能を実現することができる。
第2の紙幣収納部121は、第2の紙幣、例えば五千円紙幣専用であり、搬送経路105を経由して一旦受け入れた五千円紙幣を搬送経路105に一枚ずつ送出する還流機能を有している。
第3の紙幣収納部122は、第3の紙幣、例えば千円紙幣専用であり、搬送経路105を経由して一旦受け入れた千円紙幣を搬送経路105に一枚ずつ送出する還流機能を有している。第3の紙幣収納部122は、機外に引出し可能なカセットタイプになっており、終業時には第1及び第2の紙幣収納部120、121に収納された各金種の紙幣を順次第3の紙幣収納部122に送込んで集積することによって、第3の紙幣収納部122を利用して全紙幣を一括して機外に取り出すことができる。
なお、この従来例に係る還流式紙幣処理装置は、可能な限り小型化することを前提とした構成となっているが、分岐ゲート111、112、113による方向転換部は小さな曲率のU字ターン等の湾曲搬送が困難であるため、分岐ゲートによる方向転換部は大きな曲率の湾曲経路とならざるを得ず、搬送経路105の横幅の減縮に限界がある。
各紙幣収納部120、121から各紙幣を第3の紙幣収納部122に収納する動作としては、例えば、第1の紙幣収納部120に収納されている紙幣束から一万円紙幣1枚を分離して搬送経路105に繰出し、搬送経路上のR点まで移動した後で、逆搬送して分岐ゲート113により経路を変えて第3の紙幣収納部122に移送する。
なお、始業時には釣銭として使用する千円紙幣を所定枚数だけ第3の紙幣収納部122にセットすれば足りるため、作業員による紙幣へのアクセス箇所を一箇所に制限してセキュリティ性を向上させると同時に、作業員の負担を軽減している。
しかしながら、上記従来のスイッチバック還流方式の紙幣処理装置にあっては、第1及び第2の紙幣収納部120、121から第3の紙幣収納部122に回収作業を行う際に、第1及び第2の紙幣収納部から一枚ずつ搬送経路に送り出した各紙幣をR点で逆転搬送して移送処理する方式を採らざるをえないために、回収時間が長期化するという問題があった。
しかしながら、トリプル分岐ゲート114を実際に組み込む場合、紙幣の湾曲搬送にはある程度の大きな曲率が必要であり、且つ、極めて複雑、且つ大型の搬送機構となるため、還流式紙幣処理装置の大型化、高コスト化が避けられなかった。
しかし、この従来例にあっては、各紙幣収納部に収納された多量の紙幣を一枚ずつ補充・回収紙幣収納部に移送する作業が必要となるため、回収作業に長時間を要するという問題がある。また、複数の紙幣収納部とは別個に大型の補充・回収紙幣収納部を装置内に配置する必要があるために、紙幣収納、搬送のための機構が複雑化するばかりでなく、装置が大型化するという欠点があった。また、紙幣の入口と出口を別々に備える金種別紙幣収納部を用いたループ方式の還流式紙幣処理装置であるため、複雑な搬送経路を有した大型の還流式紙幣処理装置となっている。
各種紙幣処理装置に対する小型化の要請が高まる中で、このような大型化をもたらす構成は採用することが困難である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、金種別に複数の還流式紙幣収納部を備えた紙幣処理装置において、紙幣収納部の他に格別の回収専用カセットを装備することによる装置の大型化、高コスト化を招くことなく、小型化を積極的に図りつつ、終業時等において最短時間で各紙幣収納部から紙幣を一箇所に回収することができる還流式紙幣処理装置と、この紙幣処理装置に適用される紙幣保留装置(一時保留部)を提供することを目的としている。
図1は本発明の一実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図である。
この紙幣処理装置1は、例えば食券等の自動販売機(券売機)に装備されて紙幣の受け入れ、釣銭等としての紙幣の払い出しの処理を行う機能を有する。
紙幣処理装置1は、還流式の紙幣処理機構2と、この紙幣処理機構2を内部に収容する外装体3と、から概略構成されている。
紙幣処理機構2は、金種の異なる紙幣を複数枚一括して、又は一枚ずつ受入れ可能な入金取込部4と、入金取込部4から受け入れられた紙幣を装置内に搬送する搬送経路5と、搬送経路5に沿って紙幣を搬送するローラ、ベルト、ゲート、及びこれらを駆動するモータ、ソレノイドから成る搬送機構10と、入金取込部4の直下流側の搬送経路上に配置されて一枚ずつ給送されてくる紙幣の真贋、金種を判定する識別装置15と、搬送経路5と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部20と、搬送経路5と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部25と、搬送経路5を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して排出する一時保留部30と、釣銭としての紙幣を装置外に排出する出金保留部35と、これらを制御する制御手段40と、を備えている。
搬送機構10は、入金取込部4から一枚ずつ給送された紙幣を所定のルートにて搬送することにより金種別に第1、又は第2の紙幣収納部20、25に送り込む仕分け搬送機能と、第1、又は第2の紙幣収納部20、25から一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一時保留部30内に順次搬送して堆積させる機能と、一時保留部30から繰り出されてきた紙幣束を搬送経路5を経由して回収用の収納部を兼ねた第2の紙幣収納部25に一括して送り込む一括搬送機能と、を併有している。制御手段40からの制御によって各ローラ、ベルト、ゲート11が駆動されることにより、所定のタイミングにて上記の各搬送機能を実現することができる。
第2の紙幣収納部25は、釣銭とした多用される第2の紙幣、例えば千円紙幣専用であり、搬送経路5を経由して一旦受け入れた千円紙幣を搬送経路5に一枚ずつ送出するスイッチバック式の還流機能を有している。
一時保留部30は、第1、又は第2の紙幣収納部20、25から一枚ずつ繰り出されてきた紙幣を一枚ずつ受入れて所定の許容枚数だけ積層させる集積機能と、積層された紙幣束を一括して搬送経路に繰り出す一括送出機能を有している。
本実施形態では、例えば第2の紙幣収納部25をカセット式に着脱自在(出入れ自在を含む)に構成し、第2の紙幣収納部25と対面する外装体3の壁部に設けた図示しないドアを開放することによって第2の紙幣収納部25を取出し、収納された紙幣を回収できるように構成されている。
本発明の一時保留部30では、紙幣束を排出する際に、紙幣に変形癖を形成する手段(変形部材)を迅速に退避させることによって、紙幣束を排出する動作をスムーズに行うことができる。
図2(a)は一時保留部(紙幣保留装置)の具体的構成例を示す斜め前方からの斜視図であり、(b)は変形部材により紙幣を変形させている状態を示す説明図であり、図3(a)及び(b)は一時保留部において変形部材を進退動作させる機構例を示す説明図である。
一時保留部30は、紙幣Sを堆積するベース部材51を備えた紙幣集積機構50と、ベース部材51上に紙幣を一枚ずつ導入して堆積させたり、堆積した紙幣束を紙幣導入経路Pを経て一括して排出する紙幣出入れ機構60と、紙幣集積機構50と紙幣出入れ機構60とを連動させる連動機構80と、を備えている。
紙幣出入れ機構60は、紙幣集積機構50の入口(出口)に配置されており、導入方向に動作することにより紙幣Sを一枚ずつベース部材51上に導入したり、排出方向へ動作することによりベース部材上の紙幣束Sを導入経路Pを経て一括して排出する給送手段61と、紙幣導入経路P内に上方から突出、退避自在に構成され、給送手段61によって紙幣を一枚ずつベース部材51上に導入する際に紙幣導入経路内に突出して一枚の紙幣をW字状、その他の任意の屈曲形状(V字状や湾曲形状を含む)に変形させる変形部材65と、ベース部材上に堆積終了した紙幣束を一括して紙幣導入経路Pへ向けて逆送(排出)する排出手段70と、を備えている。
給送手段61は、幅方向に所定の配置にて回転自在に支持された複数の下側ローラ対62aと、各下側ローラ対62a間にエンドレスに張設されたベルト62bと、各ベルト62b上に当接して回転する上側ローラ63aと、少なくとも一つの上側ローラ63aとその下流側に位置する他のローラ(排出ローラ)64との間にエンドレスに張設されて対応する下側のベルト62bとの間に紙幣導入経路Pを形成する上側のベルト63bと、を有している。下側ローラ62aは図示しないモータからの駆動力によって正逆回転可能である。上流側から搬送されてきた一枚の紙幣は各ベルト62bと各上側ローラ63a(及びベルト63b)との間に形成される紙幣導入経路Pに沿って紙幣集積機構50内に導入される。
アーム66が連動機構80を介してベース部材51の上下動作に連動して上下動することによってアーム先端に支持された変形部材65は、下降して紙幣導入経路P内に突出したり、上昇して紙幣導入経路Pから退避する動作を繰り返す。変形部材65が下降して紙幣導入経路P内に下端部を突出させた状態にあるときに給送手段61によって紙幣が導入されてきた場合にはベース部材上に進入する当該紙幣は略W字状に変形させられ、この状態でベース部材上に堆積される。即ち、図2(b)に示すように変形部材65が破線で示したように上方に退避している時には紙幣導入経路Pを通過する紙幣に対して変形部材65は干渉し得ないが、実線で示すように下降することにより紙幣導入経路P内に突出している場合には導入されてくる紙幣を下方に加圧することにより所定の屈曲形状に変形させる。
連動機構80は、ベース部材51が図3(b)に示した非受入れ位置(上昇位置)にあるときには変形部材65を紙幣の導入経路Pから退避させて紙幣に変形を与えない状態に保持する一方で、ベース部材51が図3(a)に示した受入れ位置に移動する際には変形部材65を紙幣の導入経路P内に突出させて紙幣に変形を与える状態に移行させる。
このようにベース部材51は、紙幣導入方向奥部に設けた軸53により前端部を上下方向へ進退可能に構成されており、変形部材65は、奥方へ延びるアーム66の前部によって支持されることにより上下動自在に構成されると共に、ベース部材51が上昇位置である非受入れ位置から受入れ位置に下降する際に、ベース部材の一部である押上げ片83が上方に回動してアーム奥部にある作用片81を押し上げることにより変形部材65を紙幣導入経路P内に突出させるようにした構成が特徴的である。
例えば、アーム66の前部(変形部材65の近傍)に弾性部材82の一端を係止し、図示しない筐体(固定の外装体)等に弾性部材82の他端を係止するようにして、弾性部材82の配置のみを変更する。
ここで、弾性部材82は、変形部材65を紙幣導入経路から退避する方向へ常時付勢している。
即ち、この場合にあっては、変形部材65は弾性部材82によって紙幣導入経路から退避する上昇位置へ常時付勢されており、ベース部材51が上昇位置である非受入れ位置から受入れ位置に下降する際に、ベース部材51の一部(押上げ片83)が弾性部材82に抗してアーム奥部(アームの作用片81)を押し上げることにより、変形部材65を紙幣導入経路P内に突出させるように機能する紙幣処理装置となる。
このように本発明では、紙幣束を積載するベース部材の上下動作に連動して、紙幣束の排出時に変形部材を紙幣導入経路から退避させることによって排出の障害をなくしている。
Claims (4)
- 紙幣を堆積するベース部材を備えた紙幣集積機構と、前記ベース部材上に紙幣を一枚ずつ導入して堆積させたり、該堆積した紙幣束を該紙幣導入経路を経て一括して排出する紙幣出入れ機構と、前記紙幣集積機構と前記紙幣出入れ機構とを連動させる連動機構と、を備えた紙幣保留装置であって、
前記紙幣集積機構は、前記ベース部材を、前記紙幣出入れ機構によって導入されてきた紙幣を受け入れるための受入れ位置と、紙幣を排出するための非受入れ位置との間で進退させる進退手段を備え、
前記紙幣出入れ機構は、導入方向に動作することにより紙幣を一枚ずつ前記ベース部材上に導入したり、排出方向へ動作することにより前記ベース部材上の紙幣束を一括して排出する給送手段と、前記紙幣導入経路内に突出、退避自在に構成され、該給送手段によって紙幣を一枚ずつ前記ベース部材上に導入する際に突出して該紙幣を屈曲変形させる変形部材と、前記ベース部材上に堆積終了した紙幣束を一括して前記紙幣導入経路へ向けて移送する移送手段と、を備え、
前記連動機構は、前記ベース部材が非受入れ位置にあるときには前記変形部材を前記紙幣導入経路から退避させて紙幣と接触不能な状態に保持する一方で、前記ベース部材が受入れ位置に移動する際には前記変形部材を前記紙幣導入経路内に突出させて紙幣と接触可能な状態に移行させることを特徴とする紙幣保留装置。 - 前記ベース部材は、紙幣導入方向奥部に設けた軸により前端部を上下方向へ進退可能に構成されており、
前記変形部材は、奥方へ延びるアームの前部によって上下動自在に支持されると共に、弾性部材によって前記紙幣導入経路から退避する上昇位置へ常時付勢され、
前記ベース部材が上昇位置である非受入れ位置から受入れ位置に下降する際に、前記ベース部材の一部が前記弾性部材に抗して前記アーム奥部を押し上げることにより前記変形部材を前記紙幣導入経路内に突出させることを特徴とする請求項1に記載の紙幣保留装置。 - 前記ベース部材は、紙幣導入方向奥部に設けた軸により前端部を上下方向へ進退可能に構成されており、
前記変形部材は、奥方へ延びるアームの前部に支持され、
前記アームは、前後の中間部に設けた軸により回動可能に支持されると共に、該アーム奥部が弾性部材を介して前記ベース部材の奥端部近傍と連結されており、
前記ベース部材が非受入れ位置にあるときは、前記ベース部材の奥端部近傍に連結した弾性部材を介して前記アーム奥部を引き下げることにより、前記変形部材を前記紙幣導入経路内から退避させ、
前記ベース部材が上昇位置である非受入れ位置にから受入れ位置に下降する際に、前記ベース部材の一部が前記アーム奥部を押し上げることにより、前記変形部材を前記紙幣導入経路内に突出させることを特徴とする請求項1に記載の紙幣保留装置。 - 金種の異なる紙幣を複数枚一括して、或いは一枚ずつ受入れ可能な入金取込部と、該入金取込部から受け入れられた紙幣を装置本体内に搬送する搬送経路と、該搬送経路に沿って紙幣を搬送する駆動力を生成する搬送機構と、該搬送経路と接続されて第1の金種に係る第1の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第1の紙幣収納部と、該搬送経路と接続されて第2の金種に係る第2の紙幣を出入れ自在に収容するスイッチバック還流式の第2の紙幣収納部と、該搬送経路を経由して搬送されてきた紙幣を一枚ずつ受け入れて堆積すると共に堆積した紙幣束を一括して該搬送経路に送出する一時保留部と、これらを制御する制御手段と、を備えた還流式紙幣処理装置であって、
前記制御手段は、前記第1の紙幣収納部内の第1の紙幣を一枚ずつ送出して前記一時保留部に所定枚数堆積させた後で、該一時保留部内の第1の紙幣束を前記第2の紙幣収納部内に一括搬送する動作を繰り返すことにより、前記第1の紙幣収納部内に収容された全ての第1の紙幣を前記第2の紙幣収納部に移送するように制御し、
前記一時保留部として、請求項1、2又は3に記載の紙幣保留装置を使用したことを特徴とする還流式紙幣処理装置。
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