JP2016081289A - 搬送方向切替装置、紙葉類取扱装置及び自動取引装置 - Google Patents

搬送方向切替装置、紙葉類取扱装置及び自動取引装置 Download PDF

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Abstract

【課題】3つの搬送路の合流部で任意の搬送ルートに自在に紙葉類を十分な搬送力で搬送可能とする技術を提供する。【解決手段】第1の搬送路と第2の搬送路と第3の搬送路のうち任意の1つを搬入搬送路とし、他の任意の1つを搬出搬送路として搬送ルートを構成する搬送方向切替装置は、第1、第2、および第3の搬送路の合流部に設けられ、任意の方向に回転し、接触する紙葉類に搬送力を加えるローラと、第1、第2、および第3の搬送路にそれぞれ対応し、揺動する第1、第2、および第3の揺動先端部をそれぞれ有する第1、第2、および第3の搬送方向切替爪とを有し、第1および第2の搬送方向切替爪は第1および第2の揺動先端部を搬送方向切替装置の内側に向けて配置され、第3の搬送方向切替爪は第3の揺動先端部を搬送方向切替装置の外側に向けて配置され、第1、第2、および第3の揺動先端部の揺動によりローラの外周面に沿って搬送ルートを形成する。【選択図】図6

Description

本発明は紙葉類の搬送先を振り分ける技術に関する。
銀行等の金融機関で使用されている自動取引装置に搭載されている紙幣取扱装置では、紙幣がその金種または状態毎に分けて収納される。そのため、紙幣の搬送においては、搬送方向切替装置によって紙幣の金種または状態毎に搬送先を切り替えられる。
3つの搬送路の合流部において紙幣を振り分ける技術が特許文献1(特開2001−316015号公報)および特許文献2(特開2009−70056号公報)に開示されている。
特許文献1は、3つの搬送路の合流部に1つの振分部材を回動可能に設け、この振分部材の停止位置を、1つの停止部材を使用することで3箇所に制御するようにした搬送方向切替装置が開示されている。
特許文献2は、3つの搬送路の合流部に1つの振分部材を回動可能に設け、この振分部材の停止位置を、6箇所に制御するようにした搬送方向切替装置である。
特開2001−316015号公報 特開2009−70056号公報
図1は、3つの搬送路の合流部における紙幣の振り分けの概念を説明するための図である。図1(a)〜(c)に示すように、3つの搬送路90、91、92の合流部では、搬送路90を搬入搬送路とした場合の2つの搬送ルート80、81と、搬送路91を搬入搬送路とした場合の2つの搬送ルート82、83と、搬送路92を搬入搬送路とした場合の2つの搬送ルート84、85の合計6つの搬送ルートが存在する。搬送方向切替装置は、これら6つの搬送ルートを自在に制御できることが好ましい。
しかしながら、特許文献1に開示された搬送方向切替装置では、上述した6つの搬送ルートのうち4つの搬送ルートしか利用できない。
また、特許文献2に開示された搬送方向切替装置では、6つの搬送ルートに自在に紙幣を搬送可能であるが、3つの搬送ローラ対を合流部に設け、3つの搬送ローラ対による3つのニップが合流部において互いに紙幣を受け渡す構成なので、ニップとニップの間には搬送方向が切り替わる紙幣に対する搬送力が存在しない。そのため、搬送力低下によって紙詰まりを生じる恐れがあった。
本発明の目的は、3つの搬送路の合流部で任意の搬送ルートに自在に紙葉類を十分な搬送力で搬送可能とする技術を提供することである。
本発明の一態様による搬送方向切替装置は、第1の搬送路と第2の搬送路と第3の搬送路のうち任意の1つを搬入搬送路とし、他の任意の1つを搬出搬送路として搬送ルートを構成する搬送方向切替装置であって、前記第1、第2、および第3の搬送路の合流部に設けられ、任意の方向に回転し、接触する紙葉類に搬送力を加えるローラと、前記第1、第2、および第3の搬送路にそれぞれ対応し、揺動する第1、第2、および第3の揺動先端部をそれぞれ有する第1、第2、および第3の搬送方向切替爪とを有し、前記第1および第2の搬送方向切替爪は前記第1および第2の揺動先端部を前記搬送方向切替装置の内側に向けて配置され、前記第3の搬送方向切替爪は前記第3の揺動先端部を前記搬送方向切替装置の外側に向けて配置され、前記第1、第2、および第3の揺動先端部の揺動により前記ローラの外周面に沿って前記搬送ルートを形成する。
本発明によれば、3つの搬送路の合流部で任意の搬送ルートに自在に紙葉類を十分な搬送力で搬送可能となる。
3つの搬送路の合流部における紙幣の振り分けの概念を説明するための図である。 本実施形態に係る自動取引装置の外観を示す斜視図である。 自動取引装置101の内部構成を示すブロック図である。 紙幣取扱装置1の制御構成を示すブロック図である。 紙幣取扱装置1の構成を示す側面図である。 本実施形態による搬送方向切替装置60の概略構成を示す側面図である。 本実施形態による搬送方向切替装置60の概略構成を示す斜視図である。 搬送路608を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。 搬送路609を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。 搬送路610を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。 本実施形態における搬送路において紙幣を搬送するための搬送路ローラを示す側面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図2は本実施形態に係る自動取引装置の外観を示す斜視図である。自動取引装置101は、内部に紙幣を搬送する装置を備え、利用者から入金(投入)された紙幣を所望の位置まで搬送して内部に保管し、また内部に保管されている紙幣を利用者へ出金(放出)するものであり、図2を参照すると、紙幣取扱装置1と、金庫筐体106と、紙幣入出金口20と、顧客操作部105と、カード・明細票処理機構102を備えている。
紙幣取扱装置1は、紙幣の自動取引装置101に対する入出金、判別、搬送、および保管などの処理を行う装置である。紙幣取扱装置1の上部には、図2には示されていない、紙幣の入出金、判別、および搬送を行う機構が設けられている。また、紙幣取扱装置1の下部には、図2には示されていない、紙幣が保管される紙幣収納庫および紙幣回収庫が設けられている。紙幣収納庫および紙幣回収庫は防犯のため金庫筐体106で囲まれている。紙幣取扱装置1の詳細は後述する。
紙幣入出金口20は、利用者による紙幣の投入、及び自動取引装置101からの紙幣の放出を行うための開口部を備える。紙幣入出金口20の内側には投入及び放出される紙幣を処理する機構が設けられている。
顧客操作部105は、取引の内容を表示し、また利用者による情報の入力を受け付ける部分であり、例えばタッチパネルで構成される。顧客操作部105は一例として自動取引装置101の上部における左側に設けられている。
カード・明細票処理機構102は、利用者のカードを処理し、取引明細票の用紙に取引明細を印字して放出する部分であり、一例として自動取引装置101の上部内部における右側に設けられている。
図3は、自動取引装置101の内部構成を示すブロック図である。図3を参照すると、自動取引装置101は、カード・明細票処理機構102、通帳処理装置103、硬貨処理装置104、顧客操作部105、係員操作部107、紙幣取扱装置1、外部インターフェース部108、記憶部109、本体制御部110、及び電源部111を有する。
通帳処理装置103は、利用者が投入した通帳を取り込み、通帳に取引明細を印字して放出する。
硬貨処理装置104は、入金および出金の取引における硬貨の処理を行う。
係員操作部107は、係員が行う保守や管理等のための操作を受け付ける部分である。
紙幣取扱装置1は、紙幣の入金および出金の処理を行う部分である。紙幣取扱装置1の詳細は後述する。
外部インターフェース部108は、自動取引装置101が外部装置とデータを送受信するための通信インタフェースである。
記憶部109は、自動取引装置101に関連する内部および外部の各装置の基本情報およびプログラム等を記憶する。
本体制御部110は、自動取引装置101の各部を制御する。例えば、本体制御部110は、紙幣入出金口20で入出金する紙幣を、顧客操作部105で受け付けられた操作に基づき、紙幣取扱装置1内にて搬送させて所望の場所に格納する。
電源部111は、自動取引装置101の各部に電力を供給する。
図4は、紙幣取扱装置1の制御構成を示すブロック図である。図4を参照すると、紙幣取扱装置1は、制御部112、紙幣搬送系10、紙幣入出金口20、一時収納部30、紙幣判別部40、紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73、および紙幣回収庫74〜75を有している。
紙幣搬送系10は、紙幣に搬送力を加えたり、紙幣の搬送方向を切り替えたりし、紙幣を所望の位置まで搬送する。
紙幣入出金口20は、開口部から紙幣を出金あるいは入金する。
一時収納部30は、入金した紙幣を収納し、取引が成立するまで一時的に保持する。
紙幣判別部40は、紙幣搬送系10上で紙幣の金種および真偽を判別する。
紙幣収納庫71〜73は、入金され取引が成立した紙幣を金種別に収納し、収納した紙幣を出金時に放出する。
紙幣精査庫70は、紙幣を精査するとき紙幣収納庫71〜73から取り出された紙幣を一時的に収納し、再び紙幣収納庫71〜73に放出する。
紙幣回収庫74〜75は、出金する紙幣として扱えない紙幣、または顧客が紙幣入出金口20から抜き取り忘れた紙幣を収納する。
上記紙幣搬送系10、紙幣入出金口20、一時収納部30、紙幣判別部40、紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73、および紙幣回収庫74〜75といった紙幣取扱装置1の各部はモータあるいは電磁ソレノイドなどの駆動源(不図示)を含み、駆動源によって駆動される。
制御部112は、紙幣搬送系10、紙幣入出金口20、一時収納部30、紙幣判別部40、紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73、および紙幣回収庫74〜75にそれぞれ接続されている。また、制御部112は、通信回線を介して自動取引装置101の本体制御部110と接続されている。
制御部112は、本体制御部110からの指令に応じて紙幣取扱装置1の各部を制御する。また、制御部112は、紙幣取扱装置1の取引処理に応じて各部を制御する。その際、制御部112は、各部に含まれる駆動源を制御することにより各部を制御する。例えば、制御部112は、紙幣搬送系10内の搬送路および搬送方向切替装置を制御し、紙幣を所定の搬入搬送路から所定の搬出搬送路へ搬送する。また、制御部112は、紙幣取扱装置1の状態情報を本体制御部110に送信する。
図5は、紙幣取扱装置1の構成を示す側面図である。
紙幣取扱装置1の上段の前側(図5では上部右側)には、利用者が紙幣の投入及び取り出しを行う紙幣入出金口20が配置される。また、中央部に紙幣の判別を行う紙幣判別部40が配置され、後部の最上段には利用者が入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時収納部30が配置される。一時収納部30の下側には、出金紙幣として扱えない紙幣あるいは顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納するための紙幣回収庫75が配置される。
これらの各機構部は、搬送路10a〜10h、30a、40a、75aにより双方向に接続される。
ここで、紙幣判別部40は、前方から後方へ搬送される紙幣、および後方から前方へ搬送される紙幣のどちらであっても金種判別および真偽判別を行うことができる。紙幣判別部40は、双方向に搬送される紙幣を金種判別および真偽判別し、その判別結果に基づいて紙幣をリジェクトするか否か判断することができる。
紙幣取扱装置1の下段には、前方から背面に向かって、紙幣を金種別に収納する紙幣収納庫71〜73と、出金紙幣として扱えない紙幣や利用者の抜き取り忘れた紙幣を収納するための紙幣回収庫74と、紙幣を精査するとき紙幣収納庫71〜73から取り出された紙幣を一時的に収納し再び紙幣収納庫71〜73に放出する紙幣精査庫70とが配置される。
紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73及び紙幣回収庫74の出入り口を通して、搬送路70a〜74aが形成される。
搬送路10a〜10h、30a、40a、75aは、紙幣搬送系10に含まれ、紙幣を搬送する搬送路であり、矢印の方向は紙幣を搬送する方向を示す。
各搬送路の合流部には、やはり紙幣搬送系10に含まれる、搬送方向切替ゲート50〜55、あるいは3つの搬送路の双方向の組合せによる6つの搬送ルートに紙幣を搬送することを可能にする搬送方向切替装置60が配置される。搬送方向切替ゲート50〜55および搬送方向切替装置60を適宜切替えることにより紙幣の搬送先が切り替えられる。
次に、本実施形態による搬送方向切替装置60について詳細に説明する。
図6は、本実施形態による搬送方向切替装置60の概略構成を示す側面図である。搬送方向切替装置60は、自動取引装置101内の紙幣取扱装置1内の紙幣搬送系10に組み込まれており、図6は自動取引装置101の側面から見た図である。
図7は、本実施形態による搬送方向切替装置60の概略構成を示す斜視図である。
図6に示すように、搬送方向切替装置60は、3つの搬送方向切替爪601〜603と、1つの回転ガイドローラ604と、3つのピンチローラ605〜607とを含んで構成されている。
搬送方向切替装置60は、搬送路608、609、610と接続しており、それらのうち任意の1つを搬入搬送路とし、他の任意の1つを搬出搬送路とした合計6つの搬送ルートを構成することができる。
回転ガイドローラ604は、搬送路608、609、610の合流部に配置され、図示しない駆動源およびギアを用いた駆動により任意の方向に回転し、1つの搬送路から搬入された紙幣に搬送力を加えて他の2つの搬送路のいずれかへ搬出する。ピンチローラ605〜607は、それぞれ所定の挟持点で回転ガイドローラ604に当接し、回転ガイドローラ604の回転に伴って回転する。ピンチローラ605〜607は、挟持点で紙幣を挟持し搬送する。
搬送方向切替爪601、602、603は、それぞれ搬送路608、609、610に対応しており、軸回転可能に配設される。搬送方向切替爪601〜603は、半径方向外向きに伸びる揺動先端部601a〜603aを有し、搬送方向切替爪601〜603の軸回転により揺動先端部601a〜603aが揺動する。搬送方向切替爪601〜603の回転軸は、回転ガイドローラ604およびピンチローラ605〜607の回転軸と平行である。搬送方向切替爪601〜603は図示しない駆動源により回転駆動されて揺動先端部601a〜603aを揺動し、紙幣の搬送ルートを切り替える。
3つのうち2つの搬送方向切替爪601〜602は、揺動先端部601a〜602aが搬送方向切替装置60の内側を向くように配置されている。残り1つの搬送方向切替爪603は、回転ガイドローラ604に対する、搬送方向切替爪601、602と反対側に、揺動先端部603aが搬送方向切替装置60の外側を向くように配置されている。
搬送方向切替爪601は、図7に示すように、軸方向に見て揺動先端部601aが回転ガイドローラ604と重なることができるよう、回転ガイドローラ604と軸方向にずれた位置に配置されている。
搬送方向切替爪601は揺動先端部601aの揺動により搬送路608を開閉する。搬送路608を開いた状態では揺動先端部601aは軸方向から見て回転ガイドローラ604と重なる。一方、搬送路608を閉じた状態では、軸方向から見て、搬送方向切替爪601の内側面と回転ガイドローラ604の外周面の間に隙間ができ、その隙間が紙幣の搬送ルートとなる。
図6では、搬送路608を開いた状態の搬送方向切替爪601が実線で示され、搬送路608を閉じた状態の搬送方向切替爪601が破線で示されている。
同様に、搬送方向切替爪602は、図7に示すように、軸方向から見て揺動先端部602aが回転ガイドローラ604と重なることができるよう、回転ガイドローラ604と軸方向にずれた位置に配置されている。
搬送方向切替爪602は揺動先端部602aの揺動により搬送路609を開閉する。搬送路609を開いた状態では揺動先端部602aは軸方向から見て回転ガイドローラ604と重なる。一方、搬送路609を閉じた状態では、軸方向から見て、搬送方向切替爪602の内側面と回転ガイドローラ604の外周面の間に隙間ができ、その隙間が紙幣の搬送ルートとなる。
図6では、搬送路609を開いた状態の搬送方向切替爪602が破線で示され、搬送路609を閉じた状態の搬送方向切替爪602が実線で示されている。
搬送方向切替爪603は、図7に示すように、軸方向に見て回転ガイドローラ604と重なる位置に配置されている。
搬送方向切替爪603の外側を向いた揺動先端部603aを揺動させることにより、搬送路610を搬送路608と搬送路609のどちらに接続するかが切り替わる。
搬送方向切替爪603が搬送路610を搬送路608に接続するとき、搬送方向切替爪602は搬送路609を閉じ、搬送方向切替爪601は搬送路608を開く。このときの搬送方向切替爪601〜603の位置が図6には実線で示されている。
一方、搬送方向切替爪603が搬送路610を搬送路609に接続するとき、搬送方向切替爪602は搬送路609を開き、搬送方向切替爪601は搬送路608を閉じる。このときの搬送方向切替爪601〜603の位置が図6には破線で示されている。
ピンチローラ606、607は所定の挟持点で回転ガイドローラ604に当接し、搬入された紙幣を回転ガイドローラ604との間で挟持して搬送力を加えて搬出する。紙幣への搬送力は主にこの挟持点で発生する。
本実施形態では、搬送路608〜610の合流部に回転ガイドローラ604が設けられているので、搬送方向の切り替えを実現する部分において紙幣に十分な搬送力を加えることができる。また、内側を向いた2つの搬送方向切替爪601、602により、2つの搬送路608、609の双方向の搬送ルートを実現するとともに、その搬送ルートのどちらの方向からも搬送ルートの切り替えを可能にし、外側を向いた搬送方向切替爪603と回転ガイドローラ604とによって、もうひとつの搬送路610を通る搬送ルートを、先の搬送ルートの切り替え部分に合流させることを可能にしているので、3つの搬送路608、609、610による任意の搬送ルートが可能である。また内側に向いた2つの搬送方向切替爪601、602と外側に向いた1つの搬送方向切替爪603の揺動先端部を揺動させることにより、回転ガイドローラ604の外周面に沿った6つの搬送ルートを容易に形成することができる。
以下、本実施形態の搬送方向切替装置60について更に詳しく説明する。
回転ガイドローラ604は、制御部112の制御によって、搬送路608を搬入搬送路とするとき及び搬送路609を搬出搬送路とするとき時計回りに回転し、前記第2の搬送路を搬入搬送路とするとき及び前記第1の搬送路を搬出搬送路とするとき第2の回転方向に回転する。
図6に示すように、搬送方向切替爪601は、揺動先端部601aが搬送路609側を向いており、制御部112の制御によって、搬送路608を開閉可能に揺動する。揺動先端部601aが搬送路608を閉じたとき、搬送方向切替爪61の内側の面が回転ガイドローラ604の外周面との間に、搬送路609と搬送路610を接続する搬送ルートを形成する。
また、搬送方向切替爪602は、揺動先端部602aが搬送路608側を向いており、制御部112の制御によって、搬送路609を開閉可能に揺動する。揺動先端部602aが搬送路609を閉じたとき、搬送方向切替爪602の内側の面が回転ガイドローラ604の外周面との間に、搬送路608と搬送路610を接続する搬送ルートを形成する。
搬送方向切替爪603は、揺動先端部603aが、搬送路610と接続する搬送路を切替可能に揺動する。搬送方向切替爪601が搬送路608を閉じたとき搬送路609と搬送路610を接続し、搬送方向切替爪602が搬送路609を閉じたとき搬送路608と搬送路610を接続する。
このように、本実施形態によれば、搬送方向切替爪601が搬送路608を開き、搬送方向切替爪602が搬送路609を開けば搬送路608と搬送路609を接続した搬送ルートが形成できる。また、搬送方向切替爪601が搬送路608を閉じ、搬送方向切替爪603が搬送路609と搬送路610を接続すれば、搬送路609と搬送路610を接続した搬送ルートが形成できる。また、搬送方向切替爪602が搬送路609を閉じ、搬送方向切替爪603が搬送路608と搬送路610を接続すれば、搬送路608と搬送路610を接続した搬送ルートが形成できる。よって、本実施形態によれば容易な制御で所望の搬送ルートを形成することができる。
また、本実施形態では、搬送方向切替爪603は軸回転により揺動先端部603aを揺動させる構造であり、その回転中心が回転ガイドローラ604と同軸に配置されている。このように、搬送方向切替爪603と回転ガイドローラ604の回転中心を同軸に配置することで、搬送方向切替装置60をコンパクトに構成することができる。
また、本実施形態では、搬送路608と搬送路609が直線的に連通して回転ガイドローラ604の接線をなすような形状および位置関係で各部が配設されている。また、搬送方向切替爪601は搬送路608を開いた位置にある状態では、搬送路608側(外側)の面の少なくとも一部が搬送路608と平行となる。同様に、搬送方向切替爪602は搬送路609を開いた位置にある状態では、搬送路609側(外側)の面の少なくとも一部が搬送路609と平行となる。
このように、本実施形態では、2つの搬送路608、609が直線的に連通していることで、紙幣を滑らかに搬送することができる。また、本搬送方向切替装置60を組み込み、内部で紙葉類(例えば紙幣)を振り分けて分類する自動取引装置101のような装置において、例えば直線的な搬送ルートで紙葉類を搬送し、所定の条件を満たす紙葉類を他の搬送ルートに分離するというような搬送ルートを容易に構成できる。また、搬送路608と搬送路609とを直線的に連通させ回転ガイドローラ604に接する搬送ルートを形成するので、搬送方向切替爪601、602を制御するだけで容易に搬送方向を搬送路610に切り替えることができ、かつ紙幣への搬送力を安定的に維持することができる。
また、本実施形態では、搬送路608と搬送路610を回転ガイドローラ604の外周面に沿って曲線的に接続し、搬送路609と搬送路610を回転ガイドローラ604の外周面に沿って曲線的に接続する。例えば、回転ガイドローラ604は、紙葉類が滑らかに方向を変えていくことができるように、紙葉類の硬さなどの特性に合わせて外周面の曲率が設定される。
また、搬送方向切替爪601、602は、その回転ガイドローラ604側の面が、回転ガイドローラ604の外周面に沿い、かつ回転ガイドローラ604の曲率よりも小さい曲率を有する曲面である。
このように、本実施形態では、搬送路608、609と搬送路610を接続する搬送ルートを回転ガイドローラ604の外周面に沿って曲線的に形成しているので、紙幣の搬送方向を無理なく滑らかに変化させることができ、またその結果として紙幣を詰まり難くすることができる。
また、本実施形態では、搬送方向切替爪601、602の揺動先端部601a、602aは、回転ガイドローラ604の軸方向に見て、回転ガイドローラ604と重なり合って先端が回転ガイドローラ604に隠れる位置(図6の搬送方向切替爪601では実線で表わされた位置)と、重なり合わない位置(図6の搬送方向切替爪601では破線で表わされた位置)との間で揺動する。
このように揺動先端部601a、602aは回転ガイドローラ604の軸方向に見て回転ガイドローラ604と重なり合って先端が隠れる位置と重なり合わない位置との間で揺動して紙幣の方向を切り替えるので、揺動先端部601a、602aを小さく揺動させることで滑らかな搬送ルートを形成することができる。
また、本実施形態では、搬送路608または搬送路609のいずれかを搬入搬送路に固定して搬出搬送路を切り替える場合、回転ガイドローラ604の回転方向を変えずに搬送方向切替爪602または搬送方向切替爪601を揺動させる。1つの搬送後方切替爪(601または602)を揺動させるだけで搬送ルートを容易に切り替えることができる。
また、本実施形態では、回転ガイドローラ604と搬送方向切替爪603の回転中心が同軸に配置されている。これより、搬送路610から回転ガイドローラ604とピンチローラ606またはピンチローラ607の挟持点までの距離が短くなり、安定した搬送力を与えられるため、紙詰まりの防止となる。また、装置の小型化にもなる。
次に本実施形態の搬送方向切替装置60の動作について説明する。以下に説明する搬送方向切替装置60の動作は制御部112による制御で実現される。
図8は、搬送路608を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。
搬送路608を搬入搬送路とし、搬送路610を搬出搬送路とする搬送ルート612を形成する場合、搬送方向切替爪601、603を図示した位置に停止させ、搬送方向切替爪602を実線で図示した位置に停止させる。つまり、搬送方向切替爪601は搬送路608を開き、搬送方向切替爪602は搬送路609を閉じる。また搬送方向切替爪603は搬送路608と搬送路610を接続する。また回転ガイドローラ604は時計回りの回転方向611に回転させる。
搬送路608から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪601を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ605との間に挟持され、搬送される。搬送方向切替爪602を通過した紙幣は、回転ガイドローラ604とピンチローラ606の間で挟持され、搬送路610へ搬送される。搬送ルート612にて搬送中の紙幣には回転ガイドローラ604によって常に紙幣が搬送される方向へ搬送力が与えられているため、紙幣の紙詰まりを防止することができる。
一方、搬送路608を搬入搬送路とし、搬送路609を搬出搬送路とする搬送ルート613を形成する場合、搬送方向切替爪601、603を図示した位置で停止させ、搬送方向切替爪602を破線で図示した位置に停止させる。回転ガイドローラ604は、やはり時計回りの回転方向611に回転させる。
搬送路608から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪601を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ605との間に挟持され、搬送される。搬送方向切替爪602を通過した紙幣は、そのまま搬送路609へ搬送される。搬送ルート613にて搬送中の紙幣には回転ガイドローラ604とピンチローラ605に挟持された位置で、紙幣が搬送される方向へ搬送力が与えられているため、紙幣の紙詰まりを防止することができる。
図9は、搬送路609を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。
搬送路609を搬入搬送路とし、搬送路610を搬出搬送路とする搬送ルート615を形成する場合、搬送方向切替爪602、603を図示した位置で停止させ、搬送方向切替爪601を実線で図示した位置に停止させる。つまり、搬送方向切替爪601は搬送路608を閉じ、搬送方向切替爪602は搬送路609を開く。また、搬送方向切替爪603は搬送路609と搬送路610を接続する。また回転ガイドローラ604は反時計回りの回転方向614に回転させる。
搬送路609から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪602を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ605との間に挟持され、搬送される。搬送方向切替爪601を通過した紙幣は、回転ガイドローラ604とピンチローラ607との間で挟持され、搬送路610へ搬送される。
搬送路609を搬入搬送路とし、搬送路608を搬出搬送路とする搬送ルート616を形成する場合、搬送方向切替爪602、603を図示した位置で停止させ、搬送方向切替爪601を破線で示した位置で停止させる。つまり、搬送方向切替爪601は搬送路608を開き、搬送方向切替爪602は搬送路609を開く。また、搬送方向切替爪63は一例として搬送路609と搬送路610を接続する。また、回転ガイドローラ604は、やはり反時計回りの回転方向614に回転させる。
搬送路609から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪602を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ605との間で挟持され、搬送される。搬送方向切替爪601を通過した紙幣は、搬送路608へ搬送される。
上述したように、搬送路608を搬入搬送路とした場合、搬出搬送路を切り替えるときに変化するのは搬送方向切替爪602の位置のみであり、回転ガイドローラ604の回転方向や他の2つの搬送方向切替爪601、603の位置は変化しない。また、搬送路609を搬入搬送路とした場合、搬出搬送路を切り替えるときに変化するのは、搬送方向切替爪601の位置のみであり、回転ガイドローラ604の回転方向や他の2つの搬送方向切替爪602、603の位置は変化しない。そのため、搬送ルートの切換を高速化することが可能である。
図10は、搬送路610を搬入搬送路とした場合の搬送方向切替装置60の動作状態を示す側面図である。
搬送路610を搬入搬送路とし、搬送路608を搬出搬送路とする搬送ルート617を形成する場合、搬送方向切替爪601、602、603を実線で図示した位置で停止させる。また回転ガイドローラ604は回転方向反時計回りの回転方向614に回転させる。
搬送路610から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪603を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ606とで挟持されて搬送される。搬送方向切替爪602を通過した紙幣は、回転ガイドローラ604とピンチローラ605とで挟持されて搬送される。更に、搬送方向切替爪601を通過した紙幣は、搬送路608へ搬送される。
搬送路610を搬入搬送路とし、搬送路609を搬出搬送路とする搬送ルート618を形成する場合、搬送方向切替爪601、602、603を破線で図示した位置で停止させる。また回転ガイドローラ604は時計回りの回転方向611に回転させる。
搬送路610から搬送された紙幣は、搬送方向切替爪603を通過後、回転ガイドローラ604とピンチローラ607とで挟持されて搬送される。搬送方向切替爪601を通過した紙幣は、回転ガイドローラ604とピンチローラ605とで挟持されて搬送される。更に、搬送方向切替爪602を通過した紙幣は、搬送路608へ搬送される。
また、本実施形態においては、搬送路608、搬送路609及び回転ガイドローラ604の駆動源を共有化しても良い。すなわち、搬送路608、609は、駆動源を回転ガイドローラ604と共有する搬送路ローラ(不図示)によって紙幣を搬送する構成としてもよい。
図11は、本実施形態における搬送路において紙幣を搬送するための搬送路ローラを示す側面図である。搬送方向切替装置60に接続された搬送路608には、紙幣を挟持して回転することにより紙幣を所定の方向に搬送する一対の搬送路ローラ619、620が配設されている。一例として、一対の搬送路ローラ619、620が互いに当接しており、矢印623に示すように、搬送路ローラ619だけを駆動源によって駆動する構成である。
同様に、搬送路609には、紙幣を挟持して回転することにより紙幣を所定の方向に搬送する一対の搬送路ローラ621、622が配設されている。一例として、一対の搬送路ローラ621、622が互いに当接しており、矢印624に示すように、搬送路ローラ621だけを駆動源によって駆動する構成である。この搬送路ローラ619、621を駆動する駆動源として、回転ガイドローラ604の駆動源が兼用されている。
このように、搬送方向切替装置60の回転ガイドローラ604の駆動源を、搬送路608、609の搬送路ローラ619、620、621、622と共用化することで、駆動源の削減による低コスト化や装置の小型化の効果がある。
図11の例では、実線で示された搬送路608を搬入搬送路とし搬送路610を搬出搬送路とする搬送ルートと、破線で示された搬送路608を搬入搬送路とし搬送路609を搬出搬送路とする搬送ルートと、を切替可能に形成している。実線の搬送ルートを形成している状態では、搬送路ローラ619、621は回転ガイドローラ604と同じ時計回りに回転している。
破線の搬送ルートを形成している状態では、搬送路ローラ619、621を回転ガイドローラ604と同じ時計回りに回転させてもよく、搬送路ローラ619のみを回転ガイドローラ604と同じ時計回りに回転させ搬送路ローラ621は回転させないことにしてもよい。
また、搬送方向切替爪601〜603の駆動源を多点ソレノイドなどに共有化しても良い。この構成とすることで、駆動源の削減による低コスト化や装置の小型化の効果がある。
以上のように切換装置を構成し、かつ駆動することによって、3方向の搬送路で6つの搬送ルートに搬送可能であり、搬送力低下による紙詰まりなく安定した搬送振分を可能となる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1…紙幣取扱装置、10…紙幣搬送系、101…自動取引装置、102…カード・明細票処理機構、103…通帳処理装置、104…硬貨処理装置、105…顧客操作部、106…金庫筐体、107…係員操作部、108…外部インターフェース部、109…記憶部、10a…搬送路、110…本体制御部、111…電源部、112…制御部、20…紙幣入出金口、30…一時収納部、40…紙幣判別部、50…搬送方向切替ゲート、60…搬送方向切替装置、601…搬送方向切替爪、601a…揺動先端部、602…搬送方向切替爪、602a…揺動先端部、603…搬送方向切替爪、603a…揺動先端部、604…回転ガイドローラ、605…ピンチローラ、606…ピンチローラ、607…ピンチローラ、608…搬送路、609…搬送路、61…搬送方向切替爪、610…搬送路、611…回転方向、612…搬送ルート、613…搬送ルート、614…回転方向、615…搬送ルート、616…搬送ルート、617…搬送ルート、618…搬送ルート、619…搬送路ローラ、620…搬送路ローラ、621…搬送路ローラ、623…矢印、624…矢印、63…搬送方向切替爪、70…紙幣精査庫、70a…搬送路、71…紙幣収納庫、74…紙幣回収庫、75…紙幣回収庫

Claims (10)

  1. 第1の搬送路と第2の搬送路と第3の搬送路のうち任意の1つを搬入搬送路とし、他の任意の1つを搬出搬送路として搬送ルートを構成する搬送方向切替装置であって、
    前記第1、第2、および第3の搬送路の合流部に設けられ、任意の方向に回転し、接触する紙葉類に搬送力を加えるローラと、
    前記第1、第2、および第3の搬送路にそれぞれ対応し、揺動する第1、第2、および第3の揺動先端部をそれぞれ有する第1、第2、および第3の搬送方向切替爪とを有し、
    前記第1および第2の搬送方向切替爪は前記第1および第2の揺動先端部を前記搬送方向切替装置の内側に向けて配置され、前記第3の搬送方向切替爪は前記第3の揺動先端部を前記搬送方向切替装置の外側に向けて配置され、前記第1、第2、および第3の揺動先端部の揺動により前記ローラの外周面に沿って前記搬送ルートを形成する、
    搬送方向切替装置。
  2. 前記ローラは、前記第1の搬送路を搬入搬送路とするとき及び前記第2の搬送路を搬出搬送路とするとき第1の回転方向に回転し、前記第2の搬送路を搬入搬送路とするとき及び前記第1の搬送路を搬出搬送路とするとき第2の回転方向に回転し、
    前記第1の搬送方向切替爪は、前記第1の揺動先端部が前記第2の搬送路側を向き前記第1の搬送路を開閉可能に揺動し、前記第1の揺動先端部が前記第1の搬送路を閉じたとき、前記第1の搬送方向切替爪の内側の面が前記ローラの外周面との間に前記第2の搬送路と前記第3の搬送路を接続する搬送ルートを形成し、
    前記第2の搬送方向切替爪は、前記第2の揺動先端部が前記第1の搬送路側を向き前記第2の搬送路を開閉可能に揺動し、前記第2の揺動先端部が前記第2の搬送路を閉じたとき、前記第2の搬送方向切替爪の内側の面が前記ローラの外周面との間に前記第1の搬送路と前記第3の搬送路を接続する搬送ルートを形成し、
    前記第3の搬送方向切替爪は、前記第3の揺動先端部が、前記第3の搬送路と接続する搬送路を切替可能に揺動し、前記第1の搬送方向切替爪が前記第1の搬送路を閉じたとき前記第2の搬送路と前記第3の搬送路を接続し、前記第2の搬送方向切替爪が前記第2の搬送路を閉じたとき前記第1の搬送路と前記第3の搬送路を接続する、
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  3. 前記第3の搬送方向切替爪は軸回転により前記第3の揺動先端部を揺動させる構造であり、前記第3の搬送方向切替爪は前記ローラと回転中心が同軸である、請求項1または2に記載の搬送方向切替装置。
  4. 前記第1の搬送路と前記第2の搬送路が直線的に連通して前記ローラの接線をなす、請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送方向切替装置。
  5. 前記第1の搬送路と前記第3の搬送路を前記ローラの外周面に沿って曲線的に接続し、前記第2の搬送路と前記第3の搬送路を前記ローラの外周面に沿って曲線的に接続する、請求項4に記載の搬送方向切替装置。
  6. 前記第1および第2の揺動先端部は、前記ローラの軸方向に見て、前記ローラと重なり合って先端が前記ローラに隠れる位置と、重なり合わない位置との間で揺動する、請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送方向切替装置。
  7. 前記第1または第2の搬送路を搬入搬送路に固定して搬出搬送路を切り替える場合、前記ローラの回転方向を変えずに前記第2または前記第1の搬送方向切替爪を揺動させる、請求項2に記載の搬送方向切替装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送方向切替装置と、
    前記搬送方向切替装置の前記ローラを駆動する駆動源と、
    前記搬送方向切替装置に紙葉類を搬入し、前記搬送方向切替装置から紙葉類を搬出する搬送路と、
    前記搬送路、前記搬送方向切替装置の前記ローラ、および前記第1、第2、および第3の搬送方向切替爪を制御し、前記紙葉類を所定の搬入搬送路から所定の搬出搬送路へ搬送する制御部と、を有する紙葉類取扱装置。
  9. 前記搬送路は、前記駆動源を前記ローラと共有する搬送路ローラによって紙葉類を搬送する、請求項8に記載の紙葉類取扱装置。
  10. 請求項8または9に記載の紙葉類取扱装置と、
    紙幣の投入および紙幣の放出を行うための開口部を備えた紙葉類入出金口と、
    利用者による操作を受け付ける顧客操作部と、
    紙葉類入出金口で入出金する紙葉類を、前記顧客操作部で受け付けられた操作に基づき、前記紙葉類取扱装置にて搬送させる本体制御部と、を有する自動取引装置。
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