JP2585848Y2 - 紙葉収納箱 - Google Patents

紙葉収納箱

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JP2585848Y2
JP2585848Y2 JP1993000861U JP86193U JP2585848Y2 JP 2585848 Y2 JP2585848 Y2 JP 2585848Y2 JP 1993000861 U JP1993000861 U JP 1993000861U JP 86193 U JP86193 U JP 86193U JP 2585848 Y2 JP2585848 Y2 JP 2585848Y2
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JP
Japan
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stage
guide
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frame
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義則 佐藤
義成 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印字媒体や紙幣等の紙
葉を繰出し可能に収納する紙葉収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙葉収納箱としては、金
融機関に設置される紙幣入出金装置に内蔵される金種カ
セットが知られている。図3は従来の金種カセットを示
す外観斜視図、図4および図5は従来の金種カセットを
示す説明図であり、図4は正面から見た図、図5は側面
から見た図である。
【0003】図3において、金種カセット1の枠体2に
は、駆動部3が設けられている。駆動部3はギア群とベ
ルトから構成され、後述するキャリッジ部を昇降させ
る。また枠体2には、フロントガイド4a、4b、4c
およびリアガイド5a、5b、5cが取り付けられてい
る。
【0004】図4において、枠体2内には、ステージ部
6およびキャリッジ部7が設けられている。ステージ部
6は、紙幣8を載置するステージ9、ステージ9を支持
する支持材10、支持材10に垂直に取り付けられたラ
ック11などから構成されている。キャリッジ部7は、
枠体2の両側部に設けられたキャリッジフレーム12、
キャリッジフレーム12に互いに噛み合って回転可能に
取り付けられたピニオン13a、13bなどから構成さ
れている。枠体2の後部中央には、上端から下端に亘っ
てリニアシャフト15が配設されている。キャリッジ部
7はこのリニアシャフト15に摺動可能に取り付けられ
ている。
【0005】金種カセット1の上方には、ピックアップ
ローラ16および分離機構部17がそれぞれ配設されて
いる。ステージ部6が上昇すると、ステージ9上の紙幣
8がこのピックアップローラ16の回転により繰り出さ
れ、分離機構部17で1枚に分離される。
【0006】図5において、ステージ9の下方にはパン
タグラフ部18が配設されている。パンタグラフ部18
はステージ9を上方へ付勢するためのものである。パン
タグラフ部18は、上部パンタグラフアーム19、下部
パンタグラフアーム20、両パンタグラフアーム19、
20の係合部に取り付けられたスプリング21により構
成される。
【0007】次に動作を説明する。図示せぬ駆動源によ
り駆動部3を駆動すると、ピニオン13a、13bが回
転し、ピニオン13a、13bと噛み合うラック11が
上昇し、ステージ部6が上昇する。ステージ部6が上昇
すると、ラック11がキャリッジフレーム12に当接す
る。さらに駆動部3を回転させると、ラック11がキャ
リッジフレーム12に当接しているのでピニオン13
a、13bは回転できずに、キャリッジ部7が駆動部3
のベルトとともに上昇する。キャリッジ部7は、ステー
ジ9上の紙幣8がピックアップローラ16に当接するま
で上昇する。その後、ピックアップローラ16を回転す
ることにより紙幣8は繰り出され、分離機構部17で1
枚に分離されて搬送される。
【0008】紙幣8を収納する場合は、駆動部3を上記
と逆方向に回転させることにより、キャリッジ部7およ
びステージ部6を下降させる。キャリッジ部7は図4に
示すAの位置に来た時点で停止する。さらに駆動部3を
回転させると、ピニオン13a、13bが回転してステ
ージ部6が下降する。ステージ部6が下降すると、パン
タグラフ部18は潰され、低くなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では次のような問題があった。図4に示すAの位置
からステージ部6を下げる時、図5に示す駆動部3によ
る引き下げ力F1と、パンタグラフ部18の押上力F2
により、キャリッジ部7が斜めに傾く。つまり図5にお
ける左側がより下がった状態になる。それ故、ステージ
部6も斜めに傾き、昇降動作がスムーズに行われなくな
るという問題があった。それと共に、ステージ部6が傾
くことから、紙幣の給送および分離の不良が発生すると
いう問題があった。
【0010】また、図4に示すAの位置より上方にステ
ージ部6がある時は、キャリッジ部7の支持部が短いの
で、収納紙幣の重量によりキャリッジ部7が傾いたり、
分離給送時にピックアップローラ16の回転によりキャ
リッジ部7が揺れてステージ9の分離給送角度(図4に
示すα)が変わり、やはり分離不良の原因となってい
た。
【0011】従来技術において、上記問題を解決するに
は、1.キャリッジ部の両側にピニオンおよび駆動部を
設けて、回転力F1をキャリッジ部の両側に作用させ
る、2.キャリッジ部を大きくし、支持部を長くする、
が考えられるが、1.の場合は、駆動部を両側に設ける
ので、装置のコストアップおよび金種カセットの大型化
につながる。また2.の場合は、キャリッジ部が大きく
なるので、昇降動作を行う駆動モータへの負荷が大きく
なり、モータの大型化および消費電力の増大につなが
る。
【0012】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、枠体や駆動部を大きくせずに、キャ
リッジ部の傾きを防止し、分離給送性能の向上した紙葉
収納箱を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、枠体内に上下動自在に配設されピニオンを
設けたキャリッジ部と、キャリッジ部に対して上下動可
能に取り付けられ紙葉を載置するとともに前記ピニオン
と噛み合うラックを有するステージ部と、枠体内に配置
され紙葉の収納領域を形成するとともに前記ステージ部
をガイドするガイド部と、前記ピニオンを駆動させるこ
とによりラックを介してステージ部を上下動させる駆動
部とを有し、駆動部によりステージ部を上昇させること
によりキャリッジ部を上昇させ、ステージ部を枠体の上
方へ上昇する紙葉収納箱において、前記ステージ部に形
成され前記ガイド部に当接して前記ステージ部の傾きを
防止する傾き防止部材と、前記ガイド部の上方に配置さ
れ前記傾き防止部材に当接して前記ステージ部の傾きを
規制する規制部材とを設けたものである。
【0014】
【作用】上記構成を有する本考案によれば、ステージ部
がガイド部に案内されて昇降する時は、傾き防止部材に
よりステージ部の傾きが防止され、ステージ部がガイド
部より上方で昇降するときは、前記傾き防止部材が規制
部材に当接することによりステージ部の傾きが防止され
る。
【0015】
【実施例】以下、本考案に係る実施例を図面にしたがっ
て説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号
を付す。図1は本考案に係る実施例の金種カセットを示
す説明図、図2は本実施例の金種カセットを示す説明図
であり、図1は側面から見た図、図2は平面から見た図
である。
【0016】図1において、本実施例の金種カセット2
1は、枠体2、機構部3、フロントガイド4、リアガイ
ド5、ステージ部6およびキャリッジ部7を従来例と同
様に備えている。枠体2にはリニアシャフト15が配設
されている。機構部3には、歯形を有するギアプーリ2
3a、23b、23c、23d、これらのギアプーリ2
3a、23b、23c、23dに張設されたタイミング
ベルト24、枠体2に回転可能に取り付けられタイミン
グベルト24の背面に接するアイドルプーリ25、キャ
リッジフレーム12に回転可能に取り付けられタイミン
グベルト24の背面に接するアイドルプーリ26が設け
られている。ギアプーリ23dの軸は、キャリッジ部7
のピニオン13aの一つと同軸になっている。図示せぬ
ドライブギアを回転することにより、ギアプーリ23
a、タイミングベルト24を介してギアプーリ23dが
回転し、キャリッジ部7のピニオン13a、13bが回
転する。
【0017】キャリッジ部7は、枠体2の両側部に設け
られたキャリッジフレーム12、キャリッジフレーム1
2に互いに噛み合って回転可能に取り付けられたピニオ
ン13a、13bからなっている。
【0018】ステージ部6は、紙幣8を載置するステー
ジ9、ステージ9を所定の角度に支持する支持材10、
支持材10に垂直に取り付けられたラック11および、
ラック11と平行に支持材10に取り付けられたガイド
ローラ27とからなっている。ガイドローラ27は、キ
ャリッジフレーム12の縦溝に上下動可能に入り込んで
いる。またラック11は、キャリッジ部7のピニオン1
3a、13bと噛み合うようになっており、ピニオン1
3a、13bの回転によりラック11は上昇する。ステ
ージ9の前側下部には、フロントステージガイド28が
設けられ、ステージ9の後側には、リアステージガイド
29が設けられている。図2に示すように、フロントス
テージガイド28はフロントガイド4bに接触し、リア
ステージガイド29はリアガイド5bに接触している。
【0019】またフロントガイド4a、4b、4cの上
方には、第二ガイド30が設けられ、リアガイド5a、
5b、5cの上方には第二ガイド31が設けられてい
る。両第二ガイド30、31は図示せぬ本体に取り付け
られており、ステージ部6が枠体2より上方へ上昇した
とき、ステージガイド28、29が接触するようになっ
ている。
【0020】図2において、ステージ9の両側部下部に
は、サイドステージガイド32、33が設けられてい
る。サイドステージガイド32、33は、それぞれ、フ
ロントガイド4aとフロントガイド4cの側面部に接触
している。またこのサイドステージガイド32、33
は、ステージ部6が枠体2より上方へ上昇したとき、第
二ガイド30の側面部に接触するようになっている。
【0021】次に本実施例の動作を説明する。図1にお
いて、図示せぬ駆動源によりギアプーリ23aを反時計
回り方向へ回転させると、タイミングベルト24を介し
てギアプーリ23dが反時計回り方向へ回転する。これ
によりピニオン13a、13bが回転し、これと噛み合
うラック11が上昇し、したがってステージ部6が上昇
する。ステージ部6が上昇すると、ラック11がキャリ
ッジフレーム12の上部に当接する。ステージ部6が上
昇する際、フロントステージガイド28、リアステージ
ガイド29およびサイドステージガイド32、33は、
それぞれ、フロントガイド4b、リアガイド5b、フロ
ントガイド4a、4cに摺動し、ステージ部6の傾きを
防止する。
【0022】さらにステージ部6が上昇すると、ラック
11がキャリッジフレーム12の上部に当接しているの
で、ピニオン13a、13bおよびギアプーリ23dは
回転できずに、キャリッジ部7がタイミングベルト24
とともに上昇移動する。この時、フロントステージガイ
ド28およびサイドステージガイド32、33は、第二
ガイド30に摺動し、リアステージガイド29は第二ガ
イド31に摺動して、ステージ部6の傾きを防止する。
【0023】ステージ9上の紙幣8がピックアップロー
ラ16に当接した時点でステージ部6は停止し、ピック
アップローラ16の回転により紙幣8が繰り出される。
【0024】このように、フロントステージガイド2
8、リアステージガイド29およびサイドステージガイ
ド32、33が常にフロントガイド4、リアガイド5ま
たは第二ガイド30、31に接触しているので、キャリ
ッジ部7が、紙幣8の重量やピックアップローラ16の
回転により傾くことはない。またステージ部6が下降す
る際も、前記問題点として説明したような、駆動部3と
パンタグラフ部との力関係によるステージ部6の傾きが
発生することもない。したがって、ステージ9の分離給
送角度が変化することはない。
【0025】フロントステージガイド28、リアステー
ジガイド29およびサイドステージガイド32、33
は、常に接触しているので、その材質は摩擦抵抗の小さ
いものが望ましい。また、この接触を避けるために、フ
ロントステージガイド28、リアステージガイド29お
よびサイドステージガイド32、33とフロントガイド
4、リアガイド5または第二ガイド30、31との間に
隙間を設けても良いが、この隙間は、この隙間によるキ
ャリッジ部7の傾きが紙幣8の分離給送に影響を与えな
い程度にする必要がある。
【0026】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、キャリッジ部の傾きを防止するステージガイドをス
テージ部に設けたので、ステージ部の昇降時にキャリッ
ジ部が傾くことはなく、それ故ステージ部が傾かず、紙
葉の収納および分離給送を確実に行うことができる。ま
たフロンとガイドとリアガイドの上方にステージガイド
が当接する第二ガイドを設けたので、ステージ部が枠体
より上方に上昇したときもステージ部が傾くことはな
く、紙葉の分離給送を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例を示す説明図である。
【図2】実施例の金種カセットを示す説明図である。
【図3】従来の金種カセットを示す外観斜視図である。
【図4】従来の金種カセットを示す説明図である。
【図5】従来の金種カセットを示す説明図である。
【符号の説明】
2 枠体 3 駆動部 4a、4b、4c フロントガイド 5a、5b、5c リアガイド 6 ステージ部 7 キャリッジ部 28 フロントステージガイド 29 リアステージガイド 30、31 第二ガイド 32、33 サイドステージガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体内に上下動自在に配設されピニオン
    を設けたキャリッジ部と、キャリッジ部に対して上下動
    可能に取り付けられ紙葉を載置するとともに前記ピニオ
    ンと噛み合うラックを有するステージ部と、枠体内に配
    置され紙葉の収納領域を形成するとともに前記ステージ
    部をガイドするガイド部と、前記ピニオンを駆動させる
    ことによりラックを介してステージ部を上下動させる駆
    動部とを有し、駆動部によりステージ部を上昇させるこ
    とによりキャリッジ部を上昇させ、ステージ部を枠体の
    上方へ上昇する紙葉収納箱において、 前記ステージ部に形成され前記ガイド部に当接して前記
    ステージ部の傾きを防止する傾き防止部材と、 前記ガイド部の上方に配置され前記傾き防止部材に当接
    して前記ステージ部の傾きを規制する規制部材とを設け
    たことを特徴とする紙葉収納箱。
JP1993000861U 1993-01-18 1993-01-18 紙葉収納箱 Expired - Fee Related JP2585848Y2 (ja)

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JPH0656069U JPH0656069U (ja) 1994-08-02
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JPS611491Y2 (ja) * 1977-09-19 1986-01-18
JPH0829842B2 (ja) * 1989-05-30 1996-03-27 沖電気工業株式会社 紙葉収納箱

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JPH0656069U (ja) 1994-08-02

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