JP3057736B2 - 水田走行車輛用の走行装置 - Google Patents

水田走行車輛用の走行装置

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JP3057736B2
JP3057736B2 JP2227792A JP22779290A JP3057736B2 JP 3057736 B2 JP3057736 B2 JP 3057736B2 JP 2227792 A JP2227792 A JP 2227792A JP 22779290 A JP22779290 A JP 22779290A JP 3057736 B2 JP3057736 B2 JP 3057736B2
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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、歩行型の田植機や播種機等の水田用作業
機における走行車輛に関し、詳しくは、その走行装置に
かかるものである。
従来技術 特公昭58−32928号公報や特開昭61−19416号公報に開
示されている通り、左右一対の車輪を同時に昇降制御す
る第1油圧シリンダ−装置と左右の車輪を夫々独立的に
昇降制御する格別の第2油圧シリンダ−装置が設けられ
ているものは公知であり、この従来装置においても、機
体高さ制御及び左右横方向に姿勢変更制御はできる。
そして、この従来型の田植機を装着する車輛において
も、その推進車輪が一定以上に下降しないように配慮す
ることが必要になり、昭和63年特許出願第281652号に下
降制限装置をもつ技術は出願した。
発明が解決しようとする問題点 ところが、先願出願の従来技術のものでは、特別な制
限機構を装備させる必要があって面倒であった。
問題点を解決する手段 この発明は、従来技術の複雑な構成を簡略化するため
に次ぎの技術的手段を講じた。
即ち、この発明は、ミッションケ−ス1の左右両側に
駆動軸の回りに回動するよう軸承されたスイングケ−ス
3を設け、前記駆動軸からスイングケ−ス3内の伝動機
構を介して動力伝達される車軸を当該スイングケ−ス3
の先端部側に横外側に突出ならしめてこの車軸に推進車
輪15を取付け、該スイングケ−ス3をミッションケ−ス
1側あるいはこれと一体状の車体側に装着した油圧装置
6でスイング作動ならしめて推進車輪15を昇降する水田
走行車輛において、前記スイングケ−ス3を推進車輪下
降側へ一定以上に回動するのを阻止するストッパ−が、
前記ミッションケ−ス1の左右側面に固着されて外側方
へ突出し、水田表面を整地させる整地体20を取付ける突
起体21であることを特徴とする水田走行車輛用の走行装
置とした。
発明の作用及び効果 この発明によると、車輪の昇降制御される範囲から逸
脱する下方側の回動が制限されると共に、機体の左右外
側方に装着される整地装置を取付ける突起体自体をスイ
ング制限用のストッパ−に兼用することにより、その構
成を簡略にできる。
実施例 1はミッションケ−スである。2はエンジンで、前記
ミッションケ−ス1の前端内側部に取付けられている。
3はスイングケ−スで、基部側の内面部に筒体4を固着
し、前記ミッションケ−ス1の左右に突出する駆動軸を
包む筒ケ−ス部5に嵌合して該スイングケ−ス3が自由
にスイングできるように構成している。
6は第1油圧装置で、前記ミッションケ−ス1の左右
中央部分にそのシリンダ−側が後方に向かうようにして
取付けられている。7はピストンを示す。8は横杆で、
前記ピストン7に左右中心部が回動及び摺動可能に取付
けられている。9は抜け止めストッパ−である。10,11
は連結杆で、前記筒体4に一体で上方に突出するア−ム
12と前記横杆8の左右端とを連結するものである。
13は第2油圧装置で、前記連設杆10と横杆8との間に
介装されており、該ア−ム12と横杆8との間隔を変更調
節するものである。14はピストンを示す。15は推進車輪
で、前記スイングケ−ス3の先端側外側に軸支されてい
て伝動回転されるように構成されている。
16は油圧ポンプ、17は油圧切換バルブを示す。この油
圧切換バルブ17は後述の中央部整地体19で水田の深さを
検出してこれで切換えられる機体の上下高さ制御切換バ
ルブ17aと、機体の左右側への傾きを検出する振り子18
で切り換えられる左右傾き制御切換バルブ17bとからな
り、バルブ17aで前記第1油圧装置6を作動制御ならし
め、バルブ17bで第2油圧装置13を制御ならしめてい
る。19は中央部整地体で、機体下部側の左右中央部に配
設され、後部を支点にして前部が上下動自在になるよう
機体に装着されている。
20は側部整地体で前記中央部整地体19の左右両側に所
定の間隔を配して、後部を支点に前部が上下動自在にな
るよう装着されている。
21は前記側部整地体20の前側をリンク22を介して取付
ける突起体であり、基部が前記ミッションケース1の左
右両側に固着されて外側方へ突出している。そして、こ
の突起体21は前記筒ケース部5の近傍位置(実施例では
前側近傍)に配置されている。
23は車輪下降の制限装置で、前記スイングケース23と
一体の筒体4にストップアーム24を固着し、スイングケ
ース3が下降するときに上方へ回動して前記突起体21に
係合し、スイングケース3の回動を規制するよう構成し
ている。
即ち、側部整地体20を取付けるための突起体21がスト
ッパーの役目をするよう構成している。
25は機枠で、先端部を前記ミッションケ−ス1に固着
して後方へ延ばし、後端側に植付部伝動ケース26を取付
けている。
前記植付部伝動ケ−ス26は、中央部ケース部26aと、
左右横側へ突出する筒ケース部26bとその先端から下方
へ向う縦ケース部26cとから構成されている。27は苗植
付具で、前記植付部伝動ケ−ス26の縦ケース26cの下端
側左右両側に取付けられている。28は操縦ハンドルで前
記植付部伝動ケース26に基部が固着され、先端側を後方
上部に位置させている。29は苗載台で前記操縦ハンドル
28の上部に沿う状態で設けられ、左右に移動自在に下端
裏面と上方裏面をハンドル28側から支持し、前記中央伝
動ケース部26a内の左右往復作動機構で左右動されるよ
うに移動軸30、連動部材31で連結されている。
次に上例の作用について詳細に説明すると、水田圃場
中の作業時には、水田の深さに応じて整地体19,20前側
が上下動して切換バルブ17aが自動的に切換えられ、深
い圃場でが左右一対の車輪15が第1油圧装置6で下動さ
れ、逆に浅い圃場では上動して常に機体が適正な高さに
制御されながら推進される。また、水田の深さが左右側
に傾斜している場合には、機体が傾くから振り子18によ
ってバルブ17bが切換えられ、片側の車輪15が第2油圧
装置13によって自動的に昇降制御され、機体を左右水平
側に制御して推進される。
この場合において、昇降制御される車輪15は特に深い
水田圃場の場合には、水田車輪15が回転駆動しているた
めに油圧装置6及び13の作動力範囲外になって、車輪15
の回転駆動力が油圧力に勝って油圧制御が効かなくな
る。然るに、この本願発明の実施例の場合には、このよ
うな制御が効かなくなる前に制限装置23が働いて車輪15
の下降が停止され、不測な事態を起させない。
また、その制限装置23の構造は、側部整地体20の前側
を取付ける突起体21によって簡単になり、廉価なものに
できる。
尚、第4図で示した実施例は、車輪15か過度に下降し
て油圧制御機能が効かなくなる危険状態に陥るとき、走
行を停止させる安全機構を設けたものであり、この実施
例では、主クラッチを「切」にする構成になっている。
具体的に、この第4図に基づいて説明すると、主クラ
ッチを「入」、「切」する切替レバー30aと前記スイン
グケースシ3と一体のアーム24aとを滑車31aに巻掛けた
ワイヤー32で連動してスイングケース3が一定以上に下
方回動するとき主クラッチを「切」にするよう構成して
いる。
また、前記ワイヤー32は操縦ハンドル28に取付けた操
作ブラケットに取付けられた主クラッチ操作レバー33に
も連動されて主クラッチの「入」、「切」操作が可能に
なっている。
また、第5図の実施例の場合は、サイドクラッチト34
a、34bの作動レバー35a、35bとそれぞれの側に対応した
写真の取付けスイングケース3に一体のアーム24aとを
前記と同じように滑車36a、36bに巻掛けたワイヤー37
a、37bで連動し、車輪15が一定以上に下降するときサイ
ドクラッチ34a、34bを「切」とするよう構成している。
そして、この過度に車輪15が下降するときは、左右側
の両車輪が共に下降するときにしか起らない場合の想定
で、この第5図の実施例図が描かれているが、いずれか
片方の車輪1が過度に下降するときにサイドクラッチ34
a、34bの両方が「切」になるようになすれば一層安全に
なる。このような事案の実施例とするには、両方のワイ
ヤー37a、37bを左右夫々のアーム24a、24bに連動させれ
ばよい。
尚、左右のサイドクラッチ34a、34bは勿論操縦ハンド
ル28の左右側のサイドクラッチレバー38a、38bに連動さ
れている。
第1図及び第2図中で現されている操作レバー40は、
複数の苗植付具27,27,27・・・を各別に「入」,「切」
させる為のものであって、通称畦クラッチ操作レバーと
呼ばれている。これは苗植付作業が一枚の圃場で終り近
くになり、全苗植付具を駆動して植付けると畦際近くま
で植えられないときに最終植付け行程より前の植付行程
で植付け条数を減じて植付けるときに使用するものであ
る。
そして、この各苗植付具停止用のクラッチは、通常操
縦ハンドル28の操作位置近くに設けた操作レバーで操作
していたが、ロッドあるいはワイヤー等の操作部材が多
数個必要となり構成が複雑化して高価になる欠点があっ
た。
この実施例では、植付部伝動ケース26から突出する各
クラッチ操作軸に固着の操作レバー40a,40b,40c,40dを
苗載台29の上方部分に配設してロッドやワイヤー等の連
動操作部材を省略し、構成を簡略化ならしめている。
尚、第6図は第1図とは別例の苗植付具を作動する構
成であり、各苗植付具27の駆動クランク軸を原動側の駆
動軸41から各別のクラッチ42a,42b,42c・・・を介して
チェン駆動させたものである。
尚、図中記号、43はチェンジレバー、44は油圧操作レ
バーを示す。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示し、第1図は側面図、第
2図は要部の一部省略した平面図、第3図は油圧回路
図、第4図は別例の要部の側面図、第5図は更に別例の
要部の平面図、第6図は更に別例の要部の背断面図であ
る。。 図中記号 1はミッションケース、3はスイングケース、6,13は油
圧装置、15は推進車輪、20は整地体、21は突起体、23は
制限装置を示す。
フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 山田 昭次 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 334

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミッションケ−ス1の左右両側に駆動軸の
    回りに回動するよう軸承されたスイングケ−ス3を設
    け、前記駆動軸からスイングケ−ス3内の伝動機構を介
    して動力伝達される車軸を当該スイングケ−ス3の先端
    部側の横外側に突出ならしめてこの車軸に推進車輪15を
    取付け、該スイングケ−ス3をミッションケ−ス1側あ
    るいはこれと一体状の車体側に装着した油圧装置6でス
    イング作動ならしめて推進車輪15を昇降する水田走行車
    輛において、前記スイングケ−ス3を推進車輪下降側へ
    一定以上に回動するのを阻止するストッパ−が、前記ミ
    ッションケ−ス1の左右側面に固着されて外側方へ突出
    し、水田表面を整地させる整地体20を取付ける突起体21
    であることを特徴とする水田走行車輛用の走行装置。
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