JP2588874B2 - 乗用型苗植機 - Google Patents

乗用型苗植機

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JP2588874B2
JP2588874B2 JP60108883A JP10888385A JP2588874B2 JP 2588874 B2 JP2588874 B2 JP 2588874B2 JP 60108883 A JP60108883 A JP 60108883A JP 10888385 A JP10888385 A JP 10888385A JP 2588874 B2 JP2588874 B2 JP 2588874B2
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transmission
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rotating
cases
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石田  伊佐男
利二 島本
哲夫 瀬戸川
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、移植具を所定の位置で停止させるクラッ
チ装置を設けた乗用型苗植機に関するものであって、詳
しくは、回転ケースに2個の移植具が備えられて回転ケ
ースが一回転するとき2株の苗が移植される乗用型苗植
機の伝動機構に関するものである。
〔従来技術〕
従来、特公昭49−17806号公報に見られる通り、回転
ケースに2個あるいは3個の移植具を備えた移植機はあ
った。
しかし、このものは、2条植えで一つの伝動系に一組
の回転ケースを設けてそれを停止する極く普通の停止ク
ラッチが備えられたものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
今般、苗植機は4条植え以上の多条化が進み、従来例
のような2条植えの伝動系をそのまま用いたのでは、機
体が大型化し実用化できない。そこで、この発明は、上
記の従来の回転ケースに2個の移植具を備えた形態のも
のを複数組設けて4条植え以上の多条化した苗植機を構
成するに、その伝動機構を工夫して小型軽量な構成であ
りながら、移植装置の昇降操作レバーによる上昇操作に
連係して移植装置のクラッチを「切」にする場合、移植
具を備える回転ケースが即時に停止して不測な事態の発
生を防止せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、前記の従来技術の問題点を解決すべく、
乗用牽引車1に昇降リンク機構18を介して苗供給部13と
2つの移植具14a・14bが設けられた回転ケース15…と整
地フロート16・17等からなる移植装置11を装着した乗用
型苗植機において、該移植装置11に所定の左右間隔をあ
けて機体前後方向に設けた複数個の伝動ケース12b…の
前部側には伝動軸25を機体左右方向に配設し、該各伝動
ケース12b…の後部側には伝動軸25から複数に分岐され
て各伝動ケース12b…内の伝動装置にて伝動される各回
転軸の各々に回転ケース15を装着し、該伝動軸25に各回
転ケース15…を停止させる停止クラッチ24を設けて、分
岐伝動される回転軸の各々に設けた回転ケース15…がそ
の回転ケース15に備わる移植具の数と等しい2つの停止
位置で停止する伝動機構とすると共に、乗用牽引車1の
操縦座席9近傍に設けた移植装置11を昇降させる操作レ
バー23の上昇操作位置では、該停止クラッチ24が「切」
となる構成としたことを特徴とする乗用型苗植機とした
ものである。
〔作用効果〕
この発明は、移植装置11に所定の左右間隔をあけて機
体前後方向に設けた複数個の伝動ケース12b…の前部側
には伝動軸25を機体左右方向に配設し、該各伝動ケース
12b…の後部側には伝動軸25から複数に分岐されて各伝
動ケース12b…内の伝動装置にて伝動される各回転軸の
各々に回転ケース15を装着し、該伝動軸25から複数に分
岐される前に各回転ケース15…を停止させる停止クラッ
チ24を設けて、分岐伝動される回転軸の各々に設けた回
転ケース15…がその回転ケース15に備わる移植具の数と
等しい2つの停止位置で停止する伝動機構とすると共
に、乗用牽引車1の操縦座席9近傍に設けた移植装置11
を昇降させる操作レバー23の少なくとも上昇操作位置で
は、該停止クラッチ24が「切」となる構成としたもので
あるから、簡単な伝動構成でありながら、操作レバー23
の移植装置11を上昇させる操作にて各分岐伝動される各
回転軸の全てを即座に停止させることができ、従って、
各回転軸に装着された各回転ケース15…が即座に停止す
るので、無駄に苗を分割してしまう可能性が少なくなる
と共に、上昇された移植装着11により苗が圃場にばら撒
かれるという不測の事態が生じる可能性も少なくなると
いう作用効果を奏する。
〔実施例〕
1は乗用牽引車で、操向用の前輪2・2と後輪3・3
とを有した車体4の前側上部に操縦枠5を突出させて、
これに操縦ハンドル6を支架させ、この操縦ハンドル6
の後方車体上にエンジン7をカバー8で囲んで取付け、
その上部に操縦座席9を設けている。10は後輪3・3の
伝動支持ケースである。
11は移植装置で、前部に位置する主伝動ケース12a部
とこの主伝動ケース12a部から所定の左右間隔を配して
後方へ延設される3個の伝動ケース12b部とからなる移
植伝動ケース12の上部に、前方が上位となるようにして
傾斜した苗供給部としての苗載置台13を左右往復動する
よう支架し、各伝動ケース12bの後端に移植具14a・14b
が装着された回転ケース15を軸架し、更に、移植伝動ケ
ース12の下側部に中央整地フロート16と左右の側部整地
フロート17・17を前部が上下動するように装着したもの
である。
18は昇降リンク機構で、上部リンク杆18aと下部リン
ク杆18bの基部側を前記車体4に枢着し、両リンクの後
端を縦リンク18cで枢結し、この縦リンク18cに前記移植
伝動ケース12を支軸19を介してローリング自由に連結
し、上部リンク18aは油圧シリンダー装置20によって昇
降可能に設けている。
21は油圧切替バルブで、主伝動ケース12aに一体の突
起枠22と中央整地フロート16との間に介装されるように
取付けられ、該フロート16の上下動で切替えられて前記
油圧シリンダー装置20を作動し、自動的に中央整地フロ
ート16の接地圧が移植に適当な範囲になるよう構成され
ている。また、この油圧切替バルブ21は前記操縦座席9
の側部に装着した昇降操作レバー23で任意に切替えでき
て移植装置11が昇降操作できるよう設けている。
24は停止クラッチで、前記主伝動ケース12a内の各伝
動ケース12b側伝動部へ動力を分岐して伝達する伝動軸2
5に装着されている。そして、この停止クラッチ24は、
伝動軸25に回転自由に遊着されて伝動回転されるクラッ
チ爪26a付きのクラッチ駆動ギヤー26に、伝動軸25にば
ね27で附勢されて移植可能で、かつ、伝動軸25に楔着さ
れて一体的に回転するクラッチ爪28a付きのクラッチ体2
8をクラッチ爪26aと28aとが係脱可能なように装着し、
このクラッチ体28の回転外周面に、クラッチピン29が接
当するときばね27に抗してクラッチ体28が伝動軸25上を
移動してクラッチ爪26aと28aとが外れるようにするクラ
ッチカム体30を前記回転ケース15に装着される移植具14
a・14bの数、即ち、2個だけ設けている。
そして、この複数位置定位置停止形体の停止クラッチ
24が働いて伝動軸25が1回転中2個所で「切」になると
き、常に回転ケース15の移植具14a・14bが整地フロート
16・17・17の下面よりも上位で停止されるように設定し
ている。
また、移植具14aあるいは14bが苗載置台13側から苗を
分割する直前にあり、移植具14aあるいは14bが苗を移植
した直後の整地フロート下面より上位で停止するように
設定すると尚一層適切である。
そして、前記クラッチピン29は前記昇降操作レバー23
にワイヤー31によって連動されていて、移植装置11を上
昇する側へ油圧切替バルブ21を切替えるときワイヤー31
が緩んでばねでピン29が下動しカム体30のテーパ側面に
接当してクラッチ24が「切」になるよう連動されてい
る。
尚、32は油圧切替バルブ21と操作レバー23とを連動す
るワイヤーである。
また、第4図の油圧回路中の記号、33は油圧ポンプ、
34はタンク、35はリリーフバルブである。
次に、上例の作用を説明する。
各苗載置台13…に苗を載置収容して、乗用牽引車1を
走行させながら、移植装置11の中央及び側部の整地フロ
ート16・17・17を水田の土壌表面に接地させ、各部を伝
動回転すると、伝動軸25が回転し、クラッチ体28クラッ
チ駆動ギヤー26の各クラッチ爪28a・26aを係合させたク
ラッチ24を「入」状態にしておくと、分岐された伝動ケ
ース12b…の各伝動機構を介して回転ケース15…が伝動
回転され、これに取付けられている各移植具14a・14bが
移植軌跡を描いて運動し、左右に往復動する苗載置台13
…から苗を一株分づつ分割して下部の整地フロート16・
17・17で整地される土壌面へ移植される。
このような移植作業中、畦畔が近づいて旋回すると
き、昇降操作レバー23を操作して油圧切替バルブ21を切
替えて移植装置11を上昇する。このとき、ワイヤー31が
弛緩され、クラッチピン29がばねで下動される。する
と、回転中のクラッチ体28のカム体30に該ピン29が接当
し、クラッチ体28がばね27に抗して押寄せられ、クラッ
チ駆動ギヤー26のクラッチ爪26aからクラッチ体28のク
ラッチ爪28aが外れて伝動軸25が停止される。この場
合、クラッチ体28には2個のカム体30が設けられている
から、伝動軸25は1回転中2個所で停止がかかることに
なり、移植装置11が上昇するとき即時に伝動軸25が停止
し、このため、回転ケース15・15がクラッチ停止操作時
に半回転で停止する。したがって、移植装置11が上昇途
中で苗を分割してその苗を放出するようなことがなく、
苗が土壌面へばら撒かれることがない。
次に、旋回を終えて、苗植機11を下降すると、整地フ
ロート16・17・17が接地してからクラッチピン29がカム
体30から外れ、ばね27によってクラッチ体28が移動しク
ラッチ24が「入」となり移植が開始される。
そして、移植装置11に所定の左右間隔をあけて機体前
後方向に設けた複数個の伝動ケース12b…の前部側には
伝動軸25を機体左右方向に配設し、該各伝動ケース12b
…の後部側には伝動軸25から複数に分岐されて各伝動ケ
ース12b…内の伝動装置にて伝動される各回転軸の各々
に回転ケース15を装着し、該伝動軸25に各回転ケース15
…を停止させる停止クラッチ24を設けて、分岐伝動され
る回転軸の各々に設けた回転ケース15…がその回転ケー
ス15に備わる移植具の数と等しい2つの停止位置で停止
する伝動機構とすると共に、乗用牽引車1の操縦座席9
近傍に設けた移植装置11を昇降させる操作レバー23の上
昇操作位置では、該停止クラッチ24が「切」となる構成
であるから、簡単な伝動構成でありながら、操作レバー
23の移植装置11を上昇させる操作にて各分岐伝動される
各回動軸の全てを即座に停止させることができ、従っ
て、各回転軸に装着された各回転ケース15…が即座に停
止するので、無駄に苗を分割してしまう可能性が少なく
なると共に、上昇された移植装置11により苗が圃場にば
ら撒かれるという不測の事態が生じる可能性も少なくな
って、良好な苗植付け作業が行える。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図は要部の平面図、第3図は要部の作動機構
図である。 図中符号、1は乗用牽引車、9は操縦座席、11は移植装
置、12b…は伝動ケース、13は苗供給部(苗載置台)、1
4a・14bは移植具、15は回転ケース、16・17は整地フロ
ート、18は昇降リンク機構、23は操作レバー、24は停止
クラッチ、25は伝動軸を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−244216(JP,A) 特開 昭59−88017(JP,A) 実開 昭55−160112(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗用牽引車1に昇降リンク機構18を介して
    苗供給部13と2つの移植具14a・14bが設けられた回転ケ
    ース15…と整地フロート16・17等からなる移植装置11を
    装着した乗用型苗植機において、該移植装置11に所定の
    左右間隔をあけて機体前後方向に設けた複数個の伝動ケ
    ース12b…の前部側には伝動軸25を機体左右方向に配設
    し、該各伝動ケース12b…の後部側には伝動軸25から複
    数に分岐されて各伝動ケース12b…内の伝動装置にて伝
    動される各回転軸の各々に回転ケース15を装着し、該伝
    動軸25に各回転ケース15…を停止させる停止クラッチ24
    を設けて、分岐伝動される回転軸の各々に設けた回転ケ
    ース15…がその回転ケース15に備わる移植具の数と等し
    い2つの停止位置で停止する伝動機構とすると共に、乗
    用牽引車1の操縦座席9近傍に設けた移植装置11を昇降
    させる操作レバー23の上昇操作位置では、該停止クラッ
    チ24が「切」となる構成としたことを特徴とする乗用型
    苗植機。
JP60108883A 1985-05-20 1985-05-20 乗用型苗植機 Expired - Lifetime JP2588874B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0757127B2 (ja) * 1984-05-19 1995-06-21 ヤンマー農機株式会社 田植機の苗植装置

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