JP3035834B2 - プロポリス成分含有固状物とその製造方法並びに用途 - Google Patents
プロポリス成分含有固状物とその製造方法並びに用途Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水分散性良好なプロポ
リス成分含有固状物とその製造方法並びに用途に関し、
更に詳細には、無水糖質およびシクロデキストリンから
選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可溶プロポ
リス成分を含有せしめたプロポリス成分含有固状物と、
親水性有機溶媒可溶プロポリス成分含有水溶液を、無水
糖質およびシクロデキストリンから選ばれる1種以上の
糖質に含有せしめて脱水し、固状物にすることを特徴と
するプロポリス成分含有固状物の製造方法に関する。
リス成分含有固状物とその製造方法並びに用途に関し、
更に詳細には、無水糖質およびシクロデキストリンから
選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可溶プロポ
リス成分を含有せしめたプロポリス成分含有固状物と、
親水性有機溶媒可溶プロポリス成分含有水溶液を、無水
糖質およびシクロデキストリンから選ばれる1種以上の
糖質に含有せしめて脱水し、固状物にすることを特徴と
するプロポリス成分含有固状物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および解決すべき課題】プロポリスは、
「プロポリス・イン・ナチュラル・セラピューティクス
(Propolis in natural ther
apeutics)」、マルワーヌ・エディテール・エ
ス・アー(Maloine Editeur S.
A.)、パリ、フランス(1983年)、フレグランス
ジャーナル、第83号、第20乃至28頁および第3
6乃至43頁(1987年)などにも記載されているよ
うに、蜜蜂が巣箱内に貯蔵する樹脂状物で、これには樹
脂、ミツロウ、精油、花粉、フラボノイドなどが含まれ
ており、古くから種々の民間療法薬、例えば、循環器系
疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、生殖器系疾患、皮
膚病系疾患、神経精神病系疾患などのための治療剤、予
防剤として、更には健康食品などとして利用されてき
た。
「プロポリス・イン・ナチュラル・セラピューティクス
(Propolis in natural ther
apeutics)」、マルワーヌ・エディテール・エ
ス・アー(Maloine Editeur S.
A.)、パリ、フランス(1983年)、フレグランス
ジャーナル、第83号、第20乃至28頁および第3
6乃至43頁(1987年)などにも記載されているよ
うに、蜜蜂が巣箱内に貯蔵する樹脂状物で、これには樹
脂、ミツロウ、精油、花粉、フラボノイドなどが含まれ
ており、古くから種々の民間療法薬、例えば、循環器系
疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、生殖器系疾患、皮
膚病系疾患、神経精神病系疾患などのための治療剤、予
防剤として、更には健康食品などとして利用されてき
た。
【0003】プロポリスは、塊状物であって、そのまま
では利用しにくく、また、その組成は、水不溶性物質ま
たは疎水性物質が主成分であることから、通常、エタノ
ールなど親水性有機溶媒の高濃度溶液により抽出して得
られる液状のプロポリスエキス(または、プロポリスチ
ンキ)として利用されている。
では利用しにくく、また、その組成は、水不溶性物質ま
たは疎水性物質が主成分であることから、通常、エタノ
ールなど親水性有機溶媒の高濃度溶液により抽出して得
られる液状のプロポリスエキス(または、プロポリスチ
ンキ)として利用されている。
【0004】しかしながら、これを健康食品などに利用
する上では、特開平2−245159号公報などでも指
摘されているように、次のような不都合が生じる。
する上では、特開平2−245159号公報などでも指
摘されているように、次のような不都合が生じる。
【0005】(1)プロポリスエキスを水で希釈する
と、エキスに含まれている親水性有機溶媒可溶プロポリ
ス成分が不均一に析出、凝集、または、塊状化する。
と、エキスに含まれている親水性有機溶媒可溶プロポリ
ス成分が不均一に析出、凝集、または、塊状化する。
【0006】(2)経口摂取に際して、高濃度親水性有
機溶媒、および、それの可溶成分が口腔粘膜を強く刺激
するだけでなく、摂取後にプロポリスエキスが唾液で希
釈され、水の場合と同様に可溶成分が不均一に析出して
口腔内にべたつきなどの不快感を与える。
機溶媒、および、それの可溶成分が口腔粘膜を強く刺激
するだけでなく、摂取後にプロポリスエキスが唾液で希
釈され、水の場合と同様に可溶成分が不均一に析出して
口腔内にべたつきなどの不快感を与える。
【0007】(3)親水性有機溶媒にアレルギーの人に
は健康食品として利用困難である。
は健康食品として利用困難である。
【0008】(4)液体であり、取扱い、携帯に不便で
ある。
ある。
【0009】これを改善する試みとして、例えば、特開
昭61−197523号公報では、「プロポリスの水溶
性有機溶剤抽出液を脱ロウ処理した後、水溶性賦形剤に
より抗菌活性成分を晶析、固形化せしめ、次いで、乳化
剤および抗酸化剤を添加して乾燥することを特徴とする
水分散性プロポリス含有製剤の製造法。」を提案してお
り、また、特開平2−245159号公報では、「一価
アルコール可溶プロポリス成分、多重的水素結合性を有
する含OH基媒体およびポリオール・脂肪酸エステル系
界面活性剤を含み、前記プロポリス成分と前記含OH基
媒体との総量を100重量部としたときに、前記ポリオ
ール・脂肪酸エステル系界面活性剤を0.01〜25重
量部含有することを特徴とするプロポリス食品組成
物。」を提案している。
昭61−197523号公報では、「プロポリスの水溶
性有機溶剤抽出液を脱ロウ処理した後、水溶性賦形剤に
より抗菌活性成分を晶析、固形化せしめ、次いで、乳化
剤および抗酸化剤を添加して乾燥することを特徴とする
水分散性プロポリス含有製剤の製造法。」を提案してお
り、また、特開平2−245159号公報では、「一価
アルコール可溶プロポリス成分、多重的水素結合性を有
する含OH基媒体およびポリオール・脂肪酸エステル系
界面活性剤を含み、前記プロポリス成分と前記含OH基
媒体との総量を100重量部としたときに、前記ポリオ
ール・脂肪酸エステル系界面活性剤を0.01〜25重
量部含有することを特徴とするプロポリス食品組成
物。」を提案している。
【0010】しかしながら、これらの提案は、プロポリ
ス成分の水分散性は改善されるものの、どちらも乳化剤
または界面活性剤の使用を必須としており、その工程が
繁雑であるだけでなく、得られる製品が乳化剤または界
面活性剤特有の嫌味を呈する欠点のあることが判明し
た。
ス成分の水分散性は改善されるものの、どちらも乳化剤
または界面活性剤の使用を必須としており、その工程が
繁雑であるだけでなく、得られる製品が乳化剤または界
面活性剤特有の嫌味を呈する欠点のあることが判明し
た。
【0011】前記欠点を解消し、乳化剤または界面活性
剤を使用することなく、水分散性良好で、嗜好性に優
れ、かつ、取扱い容易で、携帯に便利なプロポリス成分
含有固状物の確立が強く望まれている。
剤を使用することなく、水分散性良好で、嗜好性に優
れ、かつ、取扱い容易で、携帯に便利なプロポリス成分
含有固状物の確立が強く望まれている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記欠点を解
消するためになされたものであって、とりわけ、本発明
者等は、プロポリスの主要成分である水難溶性または疎
水性であって、かつ、親水性有機溶媒に可溶な成分を、
乳化剤または界面活性剤を用いることなく、水分散性良
好で、嗜好性に優れた固状物を目ざして、鋭意研究を続
けてきた。
消するためになされたものであって、とりわけ、本発明
者等は、プロポリスの主要成分である水難溶性または疎
水性であって、かつ、親水性有機溶媒に可溶な成分を、
乳化剤または界面活性剤を用いることなく、水分散性良
好で、嗜好性に優れた固状物を目ざして、鋭意研究を続
けてきた。
【0013】その結果、無水糖質およびシクロデキスト
リンから選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可
溶プロポリス成分を含有せしめたプロポリス成分含有固
状物が、水分散性良好で、嗜好性に優れ、従来の欠点を
ことごとく解消しうることを見い出し、本発明を完成し
た。
リンから選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可
溶プロポリス成分を含有せしめたプロポリス成分含有固
状物が、水分散性良好で、嗜好性に優れ、従来の欠点を
ことごとく解消しうることを見い出し、本発明を完成し
た。
【0014】本発明に使用される無水糖質としては、水
分共存下で含水結晶に変換し、これに伴う脱水作用を示
す糖質であればよく、例えば、特開昭62−13624
0号公報、特開昭62−152535号公報、特開昭6
2−152536号公報、特開昭62−152537号
公報などで開示されている無水マルトース、無水ラクチ
トール、無水グルコース、無水ガラクトース、無水パラ
チノース、無水ラフィノース、無水エルロース、無水メ
レチトースなどが用いられる。
分共存下で含水結晶に変換し、これに伴う脱水作用を示
す糖質であればよく、例えば、特開昭62−13624
0号公報、特開昭62−152535号公報、特開昭6
2−152536号公報、特開昭62−152537号
公報などで開示されている無水マルトース、無水ラクチ
トール、無水グルコース、無水ガラクトース、無水パラ
チノース、無水ラフィノース、無水エルロース、無水メ
レチトースなどが用いられる。
【0015】これらの無水糖質は、できるだけ低水分、
望ましくは、水分3W/W%未満、より望ましくは、水
分2W/W%未満の無水結晶糖質が用いられ、その代表
例としては、特開昭61−35800号公報で開示され
ている結晶性α−マルトース粉末(市販品としては、株
式会社林原の登録商標「ファイントース」)が最も適し
ている。
望ましくは、水分3W/W%未満、より望ましくは、水
分2W/W%未満の無水結晶糖質が用いられ、その代表
例としては、特開昭61−35800号公報で開示され
ている結晶性α−マルトース粉末(市販品としては、株
式会社林原の登録商標「ファイントース」)が最も適し
ている。
【0016】シクロデキストリンとしては、α−、β−
およびγ−シクロデキストリンの1種または2種以上
が、適宜使用できる。
およびγ−シクロデキストリンの1種または2種以上
が、適宜使用できる。
【0017】必要ならば、これらシクロデキストリンと
ともに、例えば、マルトオリゴ糖、デキストリン、分岐
デキストリンなどを含有しているシクロデキストリン含
有澱粉部分分解物などを用いることも随意である。
ともに、例えば、マルトオリゴ糖、デキストリン、分岐
デキストリンなどを含有しているシクロデキストリン含
有澱粉部分分解物などを用いることも随意である。
【0018】本発明の固状物の製造工程においては、で
きるだけ低水分の、望ましくは、水分3W/W%未満、
より望ましくは2W/W%未満のシクロデキストリン粉
末またはシクロデキストリン含有澱粉部分分解物粉末が
有利に利用できる。
きるだけ低水分の、望ましくは、水分3W/W%未満、
より望ましくは2W/W%未満のシクロデキストリン粉
末またはシクロデキストリン含有澱粉部分分解物粉末が
有利に利用できる。
【0019】本発明でいう親水性有機溶媒可溶プロポリ
ス成分は、プロポリス成分のうち、親水性有機溶媒に可
溶な成分であればよく、その調製方法としては、プロポ
リスを、そのまま、または、エチルエーテル、エチルメ
チルエーテルなどで脱ロウ処理した後、水と互いに溶解
しうる、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどのアルコール、アセトン、酢酸などの親水性有機
溶媒、望ましくは、30W/W%以上の高濃度親水性有
機溶媒水溶液で、常温または加温状態で、必要ならば、
還流下で抽出すればよい。
ス成分は、プロポリス成分のうち、親水性有機溶媒に可
溶な成分であればよく、その調製方法としては、プロポ
リスを、そのまま、または、エチルエーテル、エチルメ
チルエーテルなどで脱ロウ処理した後、水と互いに溶解
しうる、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどのアルコール、アセトン、酢酸などの親水性有機
溶媒、望ましくは、30W/W%以上の高濃度親水性有
機溶媒水溶液で、常温または加温状態で、必要ならば、
還流下で抽出すればよい。
【0020】また、必要ならば、プロポリスを煎じ出し
て親水性有機溶媒可溶成分の懸濁液を調製することも、
更には、プロポリスのフラボン類から、本発明者等が平
成3年4月11日に特許出願した明細書(発明の名称
「α−グリコシル フラボン類とその製造方法並びに用
途」)に記載しているα−グリコシル フラボン類を調
製して親水性有機溶媒可溶成分にすることもできる。
て親水性有機溶媒可溶成分の懸濁液を調製することも、
更には、プロポリスのフラボン類から、本発明者等が平
成3年4月11日に特許出願した明細書(発明の名称
「α−グリコシル フラボン類とその製造方法並びに用
途」)に記載しているα−グリコシル フラボン類を調
製して親水性有機溶媒可溶成分にすることもできる。
【0021】これらの溶液または懸濁液には、通常、本
発明の固状物の製造に必要な水分を含有している。不足
する場合には、適量の水を添加することも有利に実施で
きる。
発明の固状物の製造に必要な水分を含有している。不足
する場合には、適量の水を添加することも有利に実施で
きる。
【0022】固状物の製造に際して、親水性有機溶媒可
溶成分含有水溶液を、糖質に含有せしめることは、親水
性有機溶媒可溶プロポリス成分含有水溶液を糖質に撹
拌、混合などにより均一に含有せしめることができれば
よく、その好適な例としては、プロポリス含有エタノー
ル水溶液を、無水糖質およびシクロデキストリンから選
ばれる1種以上の糖質に対して、通常、固形物当り0.
1乃至50W/W%、より望ましくは、0.2乃至30
W/W%から選ばれる量が望ましい。
溶成分含有水溶液を、糖質に含有せしめることは、親水
性有機溶媒可溶プロポリス成分含有水溶液を糖質に撹
拌、混合などにより均一に含有せしめることができれば
よく、その好適な例としては、プロポリス含有エタノー
ル水溶液を、無水糖質およびシクロデキストリンから選
ばれる1種以上の糖質に対して、通常、固形物当り0.
1乃至50W/W%、より望ましくは、0.2乃至30
W/W%から選ばれる量が望ましい。
【0023】0.1W/W%未満の場合には、摂取量と
の関係で、プロポリス成分量が少な過ぎ、50W/W%
を超えては水への分散が困難になる。
の関係で、プロポリス成分量が少な過ぎ、50W/W%
を超えては水への分散が困難になる。
【0024】プロポリス成分含有水溶液を糖質に含有せ
しめるのに際して、水溶液中の水分、望ましくは1W/
W%以上50W/W%未満の比較的低水分の共存は、親
水性有機溶媒可溶成分の糖質への均一な分散、配合を容
易にし、また、そのプロポリス成分が、糖質に多量に、
容易に吸着、分散または包接されて取り込まれることと
なり、得られる固状物の、それに含まれるプロポリス成
分含量を高めるとともに、水分散性を著しく向上する。
しめるのに際して、水溶液中の水分、望ましくは1W/
W%以上50W/W%未満の比較的低水分の共存は、親
水性有機溶媒可溶成分の糖質への均一な分散、配合を容
易にし、また、そのプロポリス成分が、糖質に多量に、
容易に吸着、分散または包接されて取り込まれることと
なり、得られる固状物の、それに含まれるプロポリス成
分含量を高めるとともに、水分散性を著しく向上する。
【0025】また、親水性有機溶媒可溶プロポリス成分
含有水溶液を、糖質に含有せしめて脱水し固状物にする
には、そこに共存する水分を無水糖質およびシクロデキ
ストリンから選ばれる1種以上の糖質により脱水すれば
よい。
含有水溶液を、糖質に含有せしめて脱水し固状物にする
には、そこに共存する水分を無水糖質およびシクロデキ
ストリンから選ばれる1種以上の糖質により脱水すれば
よい。
【0026】この脱水工程をより効果的に進めるため
に、更に、無水糖質およびシクロデキストリンから選ば
れる糖質を追加して混合することも、また、必要なら
ば、加熱乾燥することも随意である。
に、更に、無水糖質およびシクロデキストリンから選ば
れる糖質を追加して混合することも、また、必要なら
ば、加熱乾燥することも随意である。
【0027】しかし、プロポリスの有効成分は、高温加
熱、紫外線照射などの苛酷な処理を施すことにより、揮
散、劣化、分解などの変質を受け易く、その有効成分を
できるだけ安定に保持するためには、室温下での糖質に
よる脱水作用を主に利用し、必要ならば、プロポリスの
有効成分の変質を起こさない範囲の条件で、親水性有機
溶媒などの蒸発除去を行なうのが好ましい。
熱、紫外線照射などの苛酷な処理を施すことにより、揮
散、劣化、分解などの変質を受け易く、その有効成分を
できるだけ安定に保持するためには、室温下での糖質に
よる脱水作用を主に利用し、必要ならば、プロポリスの
有効成分の変質を起こさない範囲の条件で、親水性有機
溶媒などの蒸発除去を行なうのが好ましい。
【0028】このためには、できるだけ低水分の無水糖
質およびシクロデキストリンから選ばれる1種以上の糖
質の使用が有利である。
質およびシクロデキストリンから選ばれる1種以上の糖
質の使用が有利である。
【0029】このようにして得られた固状物は、通常、
粉末である。
粉末である。
【0030】必要ならば、粉末化工程、整粒化工程など
を加えることも随意である。
を加えることも随意である。
【0031】本発明の固状物は、水分散性が良好で、嗜
好性に優れ、取扱いの容易なプロポリス成分含有固状物
である。
好性に優れ、取扱いの容易なプロポリス成分含有固状物
である。
【0032】本固状物は、プロポリスエキスの場合と同
様に、それに含まれる親水性有機溶媒可溶プロポリス成
分量に応じた効果を発揮することが判明し、健康食品、
抗菌剤、治療剤などとして、健康の維持、増進、更に
は、各種疾患、例えば、ウイルス性疾患、細菌性疾患、
外傷性疾患、免疫疾患、リュウマチ、糖尿病、循環器疾
患、悪性腫瘍、神経性疾患などの予防、治療、回復促進
に有利に利用できる。
様に、それに含まれる親水性有機溶媒可溶プロポリス成
分量に応じた効果を発揮することが判明し、健康食品、
抗菌剤、治療剤などとして、健康の維持、増進、更に
は、各種疾患、例えば、ウイルス性疾患、細菌性疾患、
外傷性疾患、免疫疾患、リュウマチ、糖尿病、循環器疾
患、悪性腫瘍、神経性疾患などの予防、治療、回復促進
に有利に利用できる。
【0033】本固状物の使用方法としては、親水性有機
溶媒可溶プロポリス成分として、大人、1日当り、固形
物当り0.01乃至5グラム程度を1乃至数回に分けて
経口摂取、または、更に膏薬などに加工して非経口的に
投与すればよい。
溶媒可溶プロポリス成分として、大人、1日当り、固形
物当り0.01乃至5グラム程度を1乃至数回に分けて
経口摂取、または、更に膏薬などに加工して非経口的に
投与すればよい。
【0034】また、本固状物は、付香剤、消臭剤、尿療
法剤などとしても好適であることが判明した。
法剤などとしても好適であることが判明した。
【0035】尿療法については、中尾良一編、「奇跡が
起る尿療法」平成2年、マキノ出版に解説されている。
起る尿療法」平成2年、マキノ出版に解説されている。
【0036】それによれば、尿を毎日100乃至200
ミリリットル程度を飲用することにより、健康の維持、
増進、更には、各種疾患の予防、治療、回復促進に効果
的であることが知られている。
ミリリットル程度を飲用することにより、健康の維持、
増進、更には、各種疾患の予防、治療、回復促進に効果
的であることが知られている。
【0037】しかも、尿の飲用量は多ければ多い程それ
なりの効果が期待され、何ら害毒にならないことも知ら
れている。
なりの効果が期待され、何ら害毒にならないことも知ら
れている。
【0038】しかしながら、尿の臭気と、呈味が邪魔を
して、尿を直接口にすることは、強い抵抗感を抱かせる
ものである。
して、尿を直接口にすることは、強い抵抗感を抱かせる
ものである。
【0039】本発明の固状物を新鮮尿に加えると、容易
に分散し、または、溶解して、尿にプロポリスの香りを
付与し、尿の臭気を解消、若しくは低減し、しかも、そ
の呈味を改善することができるとともに、尿療法の効果
を増強することが判明したことから、本固状物は、尿療
法剤として有利に利用できる。
に分散し、または、溶解して、尿にプロポリスの香りを
付与し、尿の臭気を解消、若しくは低減し、しかも、そ
の呈味を改善することができるとともに、尿療法の効果
を増強することが判明したことから、本固状物は、尿療
法剤として有利に利用できる。
【0040】その使用量は、新鮮尿100ミリリットル
当り、本発明の粉末状固状物を、通常、約0.1乃至5
グラムの範囲から選ばれる量を使用すれば、目的を達成
することができる。
当り、本発明の粉末状固状物を、通常、約0.1乃至5
グラムの範囲から選ばれる量を使用すれば、目的を達成
することができる。
【0041】また、使用目的によって、粉末状固状物
を、更に、公知方法により、そのままで、または、適宜
の材料と配合し、例えば、顆粒、短棒、フィルム、シー
ト、球、錠剤などの有形物に成形して利用することも、
更には、本発明の粉末状固状物を含有せしめた膏薬など
として利用することも有利に実施できる。
を、更に、公知方法により、そのままで、または、適宜
の材料と配合し、例えば、顆粒、短棒、フィルム、シー
ト、球、錠剤などの有形物に成形して利用することも、
更には、本発明の粉末状固状物を含有せしめた膏薬など
として利用することも有利に実施できる。
【0042】舌下剤などの場合には、前記と同様にし
て、例えば、顆粒、短棒、フィルム、シート、球、錠剤
に成形して、外用剤の場合には、例えば、軟膏、パップ
剤などにして利用すればよい。
て、例えば、顆粒、短棒、フィルム、シート、球、錠剤
に成形して、外用剤の場合には、例えば、軟膏、パップ
剤などにして利用すればよい。
【0043】また、本発明の固状物が製造できるまでの
工程で、必要に応じて、適宜の添加物、例えば、着香
料、着色料、酸味料、甘味料、ミネラル、動植物由来物
質、生理活性物質などの一種以上を併用して、本発明の
プロポリス成分含有固状物の嗜好性を更に高めること
も、健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治
療、回復促進を更に増強することも有利に実施できる。
工程で、必要に応じて、適宜の添加物、例えば、着香
料、着色料、酸味料、甘味料、ミネラル、動植物由来物
質、生理活性物質などの一種以上を併用して、本発明の
プロポリス成分含有固状物の嗜好性を更に高めること
も、健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治
療、回復促進を更に増強することも有利に実施できる。
【0044】嗜好性を高める添加物としては、例えば、
ターメリック抽出物、ハッカ抽出物、柑橘類抽出物、シ
ュガー香料、ウイスキー香料、フルーツ香料、ハーブ香
料など天然または合成の香辛料または着香料、ウコン抽
出物、パプリカ抽出物、ベニバナ抽出物、赤色色素、黄
色色素、褐色色素、青色色素など天然または合成の着色
料、クエン酸、リンゴ酸、フマール酸、酒石酸、コハク
酸、アスコルビン酸などの酸味料、ステビア甘味料、グ
リチルリチン甘味料、Lーアスパラチル L−フェニル
アラニン メチルエステル、ソウマチン、サッカリンな
ど高甘味度甘味料などがあり、健康の維持、増進、更に
は、各種疾患の予防、治療、回復促進を増強する添加物
としては、例えば、ローヤルゼリー、肝油、卵油、カキ
肉エキス、スッポンエキス、マムシエキス、薬用人参エ
キス、ドクダミエキス、イチョウエキス、マツバエキ
ス、クマザサエキス、梅肉エキス、ビワの葉エキス、ス
ギナエキス、スピルリナエキス、クロレラエキスなど動
植物由来物質、チアミン、リボフラビン、ビタミンB1
7、L−アスコルビン酸、α−グリコシル L−アスコ
ルビン酸、ルチン、α−グリコシル ルチン、カロチノ
イド、エルゴステロール、トコフェロールなどビタミン
類、リパーゼ、エラスターゼ、ウロキナーゼ、プロテア
ーゼなど酵素類、インシュリン、成長ホルモン、ウロガ
ストロン、エリトロポエチン、カルシトニン、プロラク
チン、男性ホルモン、女性ホルモンなどホルモン類、イ
ンターフェロン、リンホトキシン、ツモア ネクロシス
ファクター、マクロファージ遊走阻止因子、コロニー
形成刺激因子、トランスファーファクター、インターロ
イキン2などサイトカイン類を包含する生理活性物質が
あり、必 要に応じて、これら添加物の1種または2種
以上が適宜利用できる。
ターメリック抽出物、ハッカ抽出物、柑橘類抽出物、シ
ュガー香料、ウイスキー香料、フルーツ香料、ハーブ香
料など天然または合成の香辛料または着香料、ウコン抽
出物、パプリカ抽出物、ベニバナ抽出物、赤色色素、黄
色色素、褐色色素、青色色素など天然または合成の着色
料、クエン酸、リンゴ酸、フマール酸、酒石酸、コハク
酸、アスコルビン酸などの酸味料、ステビア甘味料、グ
リチルリチン甘味料、Lーアスパラチル L−フェニル
アラニン メチルエステル、ソウマチン、サッカリンな
ど高甘味度甘味料などがあり、健康の維持、増進、更に
は、各種疾患の予防、治療、回復促進を増強する添加物
としては、例えば、ローヤルゼリー、肝油、卵油、カキ
肉エキス、スッポンエキス、マムシエキス、薬用人参エ
キス、ドクダミエキス、イチョウエキス、マツバエキ
ス、クマザサエキス、梅肉エキス、ビワの葉エキス、ス
ギナエキス、スピルリナエキス、クロレラエキスなど動
植物由来物質、チアミン、リボフラビン、ビタミンB1
7、L−アスコルビン酸、α−グリコシル L−アスコ
ルビン酸、ルチン、α−グリコシル ルチン、カロチノ
イド、エルゴステロール、トコフェロールなどビタミン
類、リパーゼ、エラスターゼ、ウロキナーゼ、プロテア
ーゼなど酵素類、インシュリン、成長ホルモン、ウロガ
ストロン、エリトロポエチン、カルシトニン、プロラク
チン、男性ホルモン、女性ホルモンなどホルモン類、イ
ンターフェロン、リンホトキシン、ツモア ネクロシス
ファクター、マクロファージ遊走阻止因子、コロニー
形成刺激因子、トランスファーファクター、インターロ
イキン2などサイトカイン類を包含する生理活性物質が
あり、必 要に応じて、これら添加物の1種または2種
以上が適宜利用できる。
【0045】以下、本発明のプロポリス成分含有固状物
の生理活性の一例について、実験で説明する。
の生理活性の一例について、実験で説明する。
【0046】
【実験1】プロポリス成分含有固状物の調製
【0047】実施例5の方法に準じて調製した脱ロウプ
ロポリスエキス(プロポリス成分約30W/W%含有)
1重量部に無水結晶マルトース2重量部を加えて混合
し、40℃で通風乾燥してプロポリス成分含有粉末状固
状物を得た。以下、本品を用いて、その作用を調べた。
ロポリスエキス(プロポリス成分約30W/W%含有)
1重量部に無水結晶マルトース2重量部を加えて混合
し、40℃で通風乾燥してプロポリス成分含有粉末状固
状物を得た。以下、本品を用いて、その作用を調べた。
【0048】
【実験2】ウイルス抑制効果
【0049】ウイルス抑制効果は、予め、プロポリス成
分含有溶液で処理したウイルス(VSV(水疱性口内炎
ウイルス)またはHSV−1(単純ヘルペスウイルス1
型))をFL細胞に感染させるプラーク半減法により調
べた。
分含有溶液で処理したウイルス(VSV(水疱性口内炎
ウイルス)またはHSV−1(単純ヘルペスウイルス1
型))をFL細胞に感染させるプラーク半減法により調
べた。
【0050】すなわち、実験1の方法で調製したプロポ
リス成分含有粉末状固状物をハンクス(Hanks’)
液(pH約7.4)でプロポリス成分がml当り10ま
たは50μgになるように希釈または溶解してプロポリ
ス成分含有溶液を調製した。ウイルス溶液は、濃度をm
l当り約102 乃至104 プラーク形成単位含有溶液と
した。前記のプロポリス成分含有溶液0.5mlとウイ
ルス溶液0.5mlとを混合し、37℃で1時間処理し
たものを用いてFL細胞に感染させ、形成されるプラー
ク数を測定した。
リス成分含有粉末状固状物をハンクス(Hanks’)
液(pH約7.4)でプロポリス成分がml当り10ま
たは50μgになるように希釈または溶解してプロポリ
ス成分含有溶液を調製した。ウイルス溶液は、濃度をm
l当り約102 乃至104 プラーク形成単位含有溶液と
した。前記のプロポリス成分含有溶液0.5mlとウイ
ルス溶液0.5mlとを混合し、37℃で1時間処理し
たものを用いてFL細胞に感染させ、形成されるプラー
ク数を測定した。
【0051】対照として、プロポリス成分無含有のウイ
ルス溶液を調製し、このウイルス溶液で、同様に感染さ
せ、形成されるプラーク数を測定した。ウイルス抑制率
(%)は、次式により求めた。
ルス溶液を調製し、このウイルス溶液で、同様に感染さ
せ、形成されるプラーク数を測定した。ウイルス抑制率
(%)は、次式により求めた。
【0052】
【数1】
【0053】プロポリス成分濃度(μg/ml)とウイ
ルス抑制率(%)との関係を表1にまとめた。
ルス抑制率(%)との関係を表1にまとめた。
【0054】
【表1】
【0055】表1の結果から明らかなように、プロポリ
ス成分の共存は、著しいウイルス抑制効果を示し、その
効果は濃度の上昇につれて高まることが判明した。
ス成分の共存は、著しいウイルス抑制効果を示し、その
効果は濃度の上昇につれて高まることが判明した。
【0056】本発明のプロポリス成分含有固状物のウイ
ルス抑制効果は、それに含まれるプロポリス成分量に依
存し、プロポリスエキスの場合とほぼ同等であることが
判明した。
ルス抑制効果は、それに含まれるプロポリス成分量に依
存し、プロポリスエキスの場合とほぼ同等であることが
判明した。
【0057】
【実験3】ストレス抑制効果
【実験3−1】ラットへのストレス負荷
【0058】ラットへのストレス負荷は、「新薬開発の
ための動物モデル利用集成」(伊藤隆太、高橋良、本田
西男編、第247乃至254頁(1985年)、R&D
プラニング、東京)に於て、松尾等が記載している方法
に準じて、ウイスター系雄ラット、体重280乃至35
0gを金網製ストレスケージに拘束し、水温23℃、1
8時間の水浸により行い、急性胃潰瘍を起こさせた。
ための動物モデル利用集成」(伊藤隆太、高橋良、本田
西男編、第247乃至254頁(1985年)、R&D
プラニング、東京)に於て、松尾等が記載している方法
に準じて、ウイスター系雄ラット、体重280乃至35
0gを金網製ストレスケージに拘束し、水温23℃、1
8時間の水浸により行い、急性胃潰瘍を起こさせた。
【0059】
【実験3−2】 ストレス抑制剤の経口投与
【0060】ストレス抑制剤として、実験1の方法で得
たプロポリス成分含有固状物を各種濃度に溶解した水溶
液を投与し、また、対照として、蒸留水または無水結晶
マルトースを所定濃度に溶解した水溶液を投与した。
たプロポリス成分含有固状物を各種濃度に溶解した水溶
液を投与し、また、対照として、蒸留水または無水結晶
マルトースを所定濃度に溶解した水溶液を投与した。
【0061】投与方法は、一群8匹とし、1匹当り、ス
トレス抑制剤3mlずつをストレス負荷開始10分前
に、胃ゾンデを用いて強制的に経口投与した。
トレス抑制剤3mlずつをストレス負荷開始10分前
に、胃ゾンデを用いて強制的に経口投与した。
【0062】投与群、ストレス抑制剤および投与量の関
係を表2にまとめた。
係を表2にまとめた。
【0063】
【表2】
【0064】
【実験3−3】効果の判定
【0065】ストレス負荷後、エーテル吸入致死せしめ
て解剖し、胃粘膜上に発生したただれ(Erosio
n)の長さ(mm)を測定し、これを合計してラット1
匹当りの潰瘍係数 (ulcer index)を求め
た。結果は、表3にまとめた。
て解剖し、胃粘膜上に発生したただれ(Erosio
n)の長さ(mm)を測定し、これを合計してラット1
匹当りの潰瘍係数 (ulcer index)を求め
た。結果は、表3にまとめた。
【0066】
【表3】
【0067】表3の結果から明らかなように、プロポリ
ス成分含有固状物を投与した群は、潰瘍係数が、対照I
群(蒸留水投与)に対して、III乃至V群(1匹当りプロ
ポリス成分含有固状物0.3乃至3.0mg投与)の場
合、約60%に、VI群(同9.0mg投与)の場合、約
40%に低下しており、ストレス抑制効果の著しいこと
が判明した。統計学的に見ても、I群(蒸留水投与)に
対して、II群(無水結晶マルトース)の場合は有為差が
なく、III乃至V群の場合は、危険率5%の有為差で、IV
群の場合は、危険率1%の有為差で、急性胃潰瘍の発生
が減少しており、明らかにストレス抑制効果を発揮して
いる。
ス成分含有固状物を投与した群は、潰瘍係数が、対照I
群(蒸留水投与)に対して、III乃至V群(1匹当りプロ
ポリス成分含有固状物0.3乃至3.0mg投与)の場
合、約60%に、VI群(同9.0mg投与)の場合、約
40%に低下しており、ストレス抑制効果の著しいこと
が判明した。統計学的に見ても、I群(蒸留水投与)に
対して、II群(無水結晶マルトース)の場合は有為差が
なく、III乃至V群の場合は、危険率5%の有為差で、IV
群の場合は、危険率1%の有為差で、急性胃潰瘍の発生
が減少しており、明らかにストレス抑制効果を発揮して
いる。
【0068】以下、本発明の具体例として、若干の実施
例を述べるが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
例を述べるが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
【0069】
【実施例1】プロポリスを、常法に従って、高濃度エタ
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキス(エ
タノール約65W/W%、水分約20W/W%およびプ
ロポリス成分約15W/W%含有)5重量部にγ−シク
ロデキストリン2重量部および無水結晶マルトース粉末
5重量部を加えて混合し、次いで、40℃で1時間通風
乾燥し、更に、無水結晶マルトース粉末7重量部を均一
に混合して粉末状固状物を得、これをラミネートアルミ
製包装容器に1グラムずつ充填し密封した。
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキス(エ
タノール約65W/W%、水分約20W/W%およびプ
ロポリス成分約15W/W%含有)5重量部にγ−シク
ロデキストリン2重量部および無水結晶マルトース粉末
5重量部を加えて混合し、次いで、40℃で1時間通風
乾燥し、更に、無水結晶マルトース粉末7重量部を均一
に混合して粉末状固状物を得、これをラミネートアルミ
製包装容器に1グラムずつ充填し密封した。
【0070】本品は、水に分散性良好で、嗜好性にも優
れ、健康食品、抗菌剤、治療剤、付香剤、消臭剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
れ、健康食品、抗菌剤、治療剤、付香剤、消臭剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
【0071】健康食品としては、例えば、直接摂取して
もよく、また、茶、牛乳、ジュースなどに200ミリリ
ットル当り0.2乃至1グラム程度を分散または溶解し
て利用すればよい。
もよく、また、茶、牛乳、ジュースなどに200ミリリ
ットル当り0.2乃至1グラム程度を分散または溶解し
て利用すればよい。
【0072】また、尿療法剤としては、新鮮尿100ミ
リリットル当り、0.5乃至2グラム程度を分散または
溶解して利用すればよい。
リリットル当り、0.5乃至2グラム程度を分散または
溶解して利用すればよい。
【0073】
【実施例2】プロポリスを、常法に従って、高濃度エタ
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキス(エ
タノール約74W/W%、水分約8W/W%およびプロ
ポリス成分約18W/W%含有)5重量部にレモン香料
適量およびα−、β−、およびγ−シクロデキストリン
含有澱粉部分分解物粉末(塩水港精糖株式会社製造、登
録商標「デキシーパール SD−20」)を5重量部加
えて混合し、次いで、40℃で1時間通風乾燥し、更
に、ステビア甘味料(東洋精糖株式会社製造、商品名
「α−Gスイート」)0.02重量部、クエン酸0.0
2重量部および無水結晶マルトース粉末15重量部を加
えてよく混合し、顆粒成形機にかけ、顆粒状固状物を
得、これをビンに100グラムずつ充填して密封した。
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキス(エ
タノール約74W/W%、水分約8W/W%およびプロ
ポリス成分約18W/W%含有)5重量部にレモン香料
適量およびα−、β−、およびγ−シクロデキストリン
含有澱粉部分分解物粉末(塩水港精糖株式会社製造、登
録商標「デキシーパール SD−20」)を5重量部加
えて混合し、次いで、40℃で1時間通風乾燥し、更
に、ステビア甘味料(東洋精糖株式会社製造、商品名
「α−Gスイート」)0.02重量部、クエン酸0.0
2重量部および無水結晶マルトース粉末15重量部を加
えてよく混合し、顆粒成形機にかけ、顆粒状固状物を
得、これをビンに100グラムずつ充填して密封した。
【0074】本品は、実施例1と同様に、水に分散性良
好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療法剤な
どとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、
治療、回復促進に有利に利用できる。
好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療法剤な
どとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、
治療、回復促進に有利に利用できる。
【0075】
【実施例3】実施例2の無水結晶マルトース粉末に代え
て、無水結晶ラクチトール粉末を用いて、実施例2と同
様にして、顆粒状固状物を得、これをビンに充填して密
封した。
て、無水結晶ラクチトール粉末を用いて、実施例2と同
様にして、顆粒状固状物を得、これをビンに充填して密
封した。
【0076】本品は、実施例1の場合と同様に、水に分
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
【0077】
【実施例4】実施例2の方法で得た顆粒状固状物を常法
に従って、錠剤成形機にかけ、1錠約800ミリグラム
の錠剤を得た。
に従って、錠剤成形機にかけ、1錠約800ミリグラム
の錠剤を得た。
【0078】本品は、健康食品、とりわけ、その使用方
法が舌下剤として、プロポリス成分を口腔内で徐々に放
出し、経粘膜吸収させるのに適している。
法が舌下剤として、プロポリス成分を口腔内で徐々に放
出し、経粘膜吸収させるのに適している。
【0079】また、本品は、プロポリスの香気成分を持
続して楽しむこともできることから、口中香錠としても
好適である。
続して楽しむこともできることから、口中香錠としても
好適である。
【0080】
【実施例5】プロポリスを、常法に従って、高濃度メタ
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキスを、
蒸発乾固し、エチルエーテルによる固液分離法で脱ロウ
し、次いで、高濃度エタノール水溶液に溶解して調製し
た脱ロウプロポリスエキス(エタノール約70W/W
%、水分約10W/W%およびプロポリス成分約20W
/W%含有)5重量部、ハーブ香料適量、およびα−、
β−、およびγ−シクロデキストリン含有澱粉部分分解
物粉末を5重量部加えて混合し、次いで、30℃で2時
間通風乾燥し、更に、L−アスコルビン酸カルシウム
0.5重量部および無水結晶マルトース粉末20重量部
を加え、均一に混合して粉末状固状物を得、これをラミ
ネートアルミ製包装容器に2グラムずつ充填し、密封し
た。
ノール水溶液で抽出して調製したプロポリスエキスを、
蒸発乾固し、エチルエーテルによる固液分離法で脱ロウ
し、次いで、高濃度エタノール水溶液に溶解して調製し
た脱ロウプロポリスエキス(エタノール約70W/W
%、水分約10W/W%およびプロポリス成分約20W
/W%含有)5重量部、ハーブ香料適量、およびα−、
β−、およびγ−シクロデキストリン含有澱粉部分分解
物粉末を5重量部加えて混合し、次いで、30℃で2時
間通風乾燥し、更に、L−アスコルビン酸カルシウム
0.5重量部および無水結晶マルトース粉末20重量部
を加え、均一に混合して粉末状固状物を得、これをラミ
ネートアルミ製包装容器に2グラムずつ充填し、密封し
た。
【0081】本品は、実施例1の場合と同様に、水に分
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、抗菌剤、尿療
法剤などとして健康の維持、増進、更には、各種疾患の
予防、治療、回復促進に有利に利用できる。
【0082】
【実施例6】プロポリスを、エチルエーテルで脱ロウ
し、次いで、高濃度エタノール水溶液で抽出して調製し
た脱ロウプロポリスエキス(エタノール約74W/W
%、水分約8W/W%およびプロポリス成分約18W/
W%含有)5重量部に、薬用人参エキス(含水物)1重
量部および無水結晶グルコース粉末10重量部を加えて
よく混合し、次いで、室温にて3時間解放放置し、更
に、無水結晶グルコース粉末5重量部を均一に混合して
粉末状固状物を得、これをラミネートアルミ製包装容器
に1グラムずつ充填し、密封した。
し、次いで、高濃度エタノール水溶液で抽出して調製し
た脱ロウプロポリスエキス(エタノール約74W/W
%、水分約8W/W%およびプロポリス成分約18W/
W%含有)5重量部に、薬用人参エキス(含水物)1重
量部および無水結晶グルコース粉末10重量部を加えて
よく混合し、次いで、室温にて3時間解放放置し、更
に、無水結晶グルコース粉末5重量部を均一に混合して
粉末状固状物を得、これをラミネートアルミ製包装容器
に1グラムずつ充填し、密封した。
【0083】本品は、実施例1の場合と同様に、水に分
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、尿療法剤など
として健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治
療、回復促進に有利に利用できる。
散性良好で、嗜好性にも優れ、健康食品、尿療法剤など
として健康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治
療、回復促進に有利に利用できる。
【0084】
【発明の効果】上記したことから明らかなように、本発
明は、無水糖質およびシクロデキストリンから選ばれる
1種以上の糖質に、プロポリスの主要成分である水難溶
性または疎水性であって、かつ、親水性有機溶媒に可溶
な成分を含有せしめた固状物は、水分散性良好であり、
嗜好性に優れており、従来の液状プロポリスエキスの欠
点、および乳化剤または界面活性剤の使用を必須とする
公知の固状物の欠点をことごとく解消することができ
る。
明は、無水糖質およびシクロデキストリンから選ばれる
1種以上の糖質に、プロポリスの主要成分である水難溶
性または疎水性であって、かつ、親水性有機溶媒に可溶
な成分を含有せしめた固状物は、水分散性良好であり、
嗜好性に優れており、従来の液状プロポリスエキスの欠
点、および乳化剤または界面活性剤の使用を必須とする
公知の固状物の欠点をことごとく解消することができ
る。
【0085】本発明の固状物は、プロポリスエキスの場
合と同様に、健康食品、抗菌剤、治療剤などとして、健
康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治療、回復
促進に有利に利用できる。
合と同様に、健康食品、抗菌剤、治療剤などとして、健
康の維持、増進、更には、各種疾患の予防、治療、回復
促進に有利に利用できる。
【0086】また、本発明の固状物は、付香剤、消臭
剤、尿療法剤、舌下剤などとしても有利に利用できるこ
とが判明した。
剤、尿療法剤、舌下剤などとしても有利に利用できるこ
とが判明した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 35/78 A61K 47/26 H 47/26 47/40 H 47/40 9/14 ADZU
Claims (8)
- 【請求項1】 無水糖質およびシクロデキストリンから
選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可溶プロポ
リス成分を含有せしめたプロポリス成分含有固状物。 - 【請求項2】 無水糖質およびシクロデキストリンから
選ばれる1種以上の糖質に、親水性有機溶媒可溶プロポ
リス成分を、固形物当り0.1乃至50W/W%の範囲
から選ばれる量を含有せしめたプロポリス成分含有固状
物。 - 【請求項3】 無水糖質が、無水結晶糖質である請求項
1または請求項2記載のプロポリス成分含有固状物。 - 【請求項4】 プロポリス成分含有固状物が、粉末、顆
粒または錠剤であることを特徴とする請求項1、請求項
2、または請求項3記載のプロポリス成分含有固状物。 - 【請求項5】 プロポリス成分含有固状物が、健康食
品、抗菌剤、治療剤、尿療法剤または舌下剤であること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求
項4記載のプロポリス成分含有固状物。 - 【請求項6】 親水性有機溶媒可溶プロポリス成分含有
水溶液を、無水糖質およびシクロデキストリンから選ば
れる1種以上の糖質に含有せしめて脱水し、固状物にす
ることを特徴とするプロポリス成分含有固状物の製造方
法。 - 【請求項7】 親水性有機溶媒可溶プロポリス成分含有
水溶液を、無水糖質およびシクロデキストリンから選ば
れる1種以上の糖質に含有せしめて脱水し、更に、無水
糖質およびシクロデキストリンから選ばれる1種以上の
糖質を含有せしめて固状物にすることを特徴とするプロ
ポリス成分含有固状物の製造方法。 - 【請求項8】 無水糖質が、無水結晶糖質であることを
特徴とする請求項6または請求項7記載のプロポリス成
分含有固状物の製造方法。
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