JP2988289B2 - 音像音場制御装置 - Google Patents
音像音場制御装置Info
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Description
し遅延を伴う所定の信号処理を施して複数のスピーカか
ら再生することにより、これらスピーカによって挟まれ
る空間の外側を含む範囲に直接音の音像を定位させる音
像定位処理を行なうシステムにおいて、良好な音像定位
を得ながら、しかもその音像が実際の音場空間中に存在
するような広がり感、奥行き感が得られるようにしたも
のである。
制約を超えて音源の聴感上に定位位置を自由に制御しよ
うとするもので、例えば両耳間のクロストークをキャン
セルする方式がある。
て説明する。従来のステレオ再生方式は、図2に示すよ
うに、スピーカ10,12の挟角α内の延長上の平面に
音像が定位する(斜線で示す範囲)。スピーカ10,1
2の挟角α内に限定されるのは、両耳間クロストーク成
分が存在するためである。すなわち、図3に示すよう
に、右のスピーカ12から出力された音は、リスナ14
の右の耳へ到達するとともに、わずかに遅れて左の耳に
も到達する。この場合、左耳へ入射する右スピーカ成分
を両耳間クロストークという。左スピーカ10からの音
についても同様にクロストーク成分が右耳に到達する。
カ12から左の耳へ到達する信号をキャンセルするよう
に、左スピーカ10から時間を合わせて逆相のキャンセ
ル信号を出力すると、クロストークをキャンセルしてス
ピーカ12の外側に音像を定位させることができる。そ
して、クロストークを完全にキャンセルした場合には、
R′で示すように真右に音像を定位させることができ
る。いま、リスナ14がスピーカ10,12の中央に位
置しているとすると、耳とスピーカ10,12との距離
は左右等しい。クロストークの時間遅れは最大でも両耳
間距離に相当する時間以内である。両耳間距離を20cm
とすると約0.6ミリ秒(ms)となる。したがって、
逆相のキャンセル信号を原信号に対して約0.6ms遅
れて発生すれば、クロストークをキャンセルすることが
できる。
数をシミュレーションする方式(例えば、特開平2−2
98200号公報に記載のもの等)や、高さ方向での聴
感上の周波数感度をシミュレーションすることでスピー
カの配置位置よりも高い位置に音像を定位させる方式等
様々な方式がある。
数のスピーカで挟まれる空間の外側に直接音の音像を定
位させることができるが、定位音の空間反射音はこの処
理自体では生成されないため、音像定位処理された音を
聴くと、無響室に1つの音が存在するかのような不自然
さがあり、音場感が得られなかった。理論的には、音像
定位制御を多数系統設けて、相互に異なる位置に反射音
の音像を定位させることによりリスナの周囲に多数の空
間反射音を生成して音場効果を付与することも可能であ
るが、装置が大規模化して費用が莫大にかかるうえに、
多数の同性質の音の聞き分けが不可能なため、事実上同
原理に基づく処理で空間反射音を感じさせる効果は現実
的ではなかった。というのは、音像定位のための両耳間
クロストークキャンセルが効果を発揮するには、言うま
でもなくきちんとクロストーク信号がキャンセルされる
ことを前提としているからである。つまり一つの音源の
定位のための信号ならば問題は生じ得ないし、また、二
つ以上の信号でも信号同士の性質が大きく異なっていれ
ば各々の独立性が高くキャンセル信号同士の妨害干渉等
がほとんど生じないので良好な定位効果を得られる。し
かし、同じような性質の複数信号を同時に音像定位させ
ようとすると、各々のクロストークキャンセル信号がど
うしても似かよってしまい、互いに干渉し合ってキャン
セル効果が損なわれる恐れが高くなってしまう。ある一
つの音源に対する複数の空間反射音を上述した音像定位
処理の原理を用い一音一音を決めていこうとすると、元
の音が一緒であるから、その空間反射音も当然性質はほ
ぼ同じであり、これに対して時間や方向の微妙なズレに
応答してのキャンセル信号は、互いに相関度が極めて高
く、もって干渉し合いキャンセル効果を損なうことにな
る。
点を解決して、直接音の音像定位を制御する音像定位制
御システムにおいて、簡単な構成で定位音の空間反射音
を生成して音場感を出すことができるようにするととも
に、音場効果付与が音像定位に影響を与えないようにし
て音像定位効果と音場効果がともに良好な効果を発揮す
ることができるようにした音像音場制御装置を提供しよ
うとするものである。
音像定位制御手段、遅延手段、音場処理手段を備え、左
右のオーディオ信号が入力される音像音場制御装置であ
って、音像定位制御手段は、左右のオーディオ信号をレ
ベル減衰しかつ遅延した左右のクロストークキャンセル
信号を作成し、逆側左右のオーディオ信号と合成して左
右のスピーカに出力し、遅延手段は、左右のオーディオ
信号、若しくは、左右のオーディオ信号に基づくオーデ
ィオ信号を入力し、音像定位制御手段のほぼ処理時間ほ
ど遅延して出力し、音場処理手段は、遅延手段の出力に
受聴点の前方あるいは周囲に配したスピーカで再生すべ
き反射音のインパルス応答特性を畳み込み演算して当該
各スピーカに供給するものである。
段、遅延手段、音場処理手段、加算手段を備え、左右の
オーディオ信号が入力される音像音場制御装置であっ
て、音像定位制御手段は、左右のオーディオ信号をレベ
ル減衰しかつ遅延した左右のクロストークキャンセル信
号を作成し、逆側左右のオーディオ信号と合成して左右
の定位信号を出力し、遅延手段は、左右のオーディオ信
号、若しくは、左右のオーディオ信号に基づくオーディ
オ信号を入力し、音像定位制御手段のほぼ処理時間ほど
遅延して出力し、音場処理手段は、反射音生成手段、移
相手段を備え、反射音生成手段は、遅延手段の出力に反
射音のインパルス応答特性を畳み込み演算して左右の前
方反射音、左右の後方反射音を出力し、移相手段は、左
右の後方反射音から位相差が180°となる左右の移相
後方反射音を出力し、加算手段は、左右の定位信号、左
右の前方反射音、左右の移相後方反射音を加算して左右
のスピーカに出力するものである。
なくとも5ms遅延するものである。
信号に対して音像定位処理と音場付与処理を並列的に行
い、しかも該オーディオ信号の各時点の入力に対して先
に音像定位処理を開始し、該音像定位処理による音像定
位が完全にあるいはほぼ確定するのを待って音場付与処
理を開始するので、音像定位処理と音場付与処理が互い
に影響を及ぼすのが防止され、音像定位効果と音場効果
がともに良好な効果を発揮することができる。
発明を左右2チャンネルのスピーカで実現することがで
きる。
一般にオーディオ信号の入力から5ms程度あれば確定
することに鑑み、音像定位処理の開始から音場付与処理
の開始まで少くとも5msの時間差を設けたので、音像
定位処理と音場付与処理を時間的にほぼ完全に分けて行
なうことができ、音像定位効果と音場効果がともに最良
の効果を発揮することができる。
音場制御回路16は、2台のスピーカ10,12で音像
定位と音場効果を実現するようにしたものである。ま
た、音像定位処理を経てないオーディオ信号を用いて音
場付与処理を行なうようにしたものである。
信号SL,SRは、音像定位制御回路18に入力され
る。音像定位制御回路18は、定位制御データに基づ
き、入力されるオーディオ信号SL,SRに対し遅延を
伴う所定の信号処理を施してスピーカ10,12から再
生することにより、これらスピーカ10,12によって
挟まれる空間の外側を含む範囲に直接音の音像を定位さ
せる音像定位処理を行なうものである。また、入力オー
ディオ信号SL,SRは、遅延回路20,22で所定時
間(同一時間)遅延されて、音場処理回路24に入力さ
れる。音場処理回路24は、音響空間における反射音の
各仮想音源位置に対応して求められる反射音データに基
づき、リスナ14の回りに前記音響空間またはこれに類
似したモデル空間における多数の反射音を再生するため
に当該リスナ14の前方に配したスピーカ10,12で
再生すべき反射音のインパルス応答特性に対し、オーデ
ィオ信号SL,SRを畳込み演算して反射音を生成し
て、各スピーカ10,12で再生することにより、反射
音を再生して音場効果を付与するものである。音像定位
制御回路18および音場処理回路24の出力信号は、加
算器26,28で同じチャンネルどうしが加算されて、
リスニングルーム30内のスピーカ10,12に供給さ
れて、再生される。
理を行なうため、音像定位の確定に所定の時間(例えば
5ms程度の時間)を要する。遅延回路20,22は、
音像定位の確定を待って音場付与処理を行なうために音
場付与処理に禁止期間を設けるもので、例えばt=5m
s程度の遅延時間に設定される。これにより、入力オー
ディオ信号SL,SRに対し先に音像定位処理が開始さ
れて、音像定位が完全にあるいはほぼ確定するのを待っ
て音場付与処理が開始される。したがって、音場付与が
音像定位に影響を及ぼすのが防止され、音像定位効果お
よび音場効果がともに良好な効果を発揮することができ
る。
tを設けるため、厳密には音場制御回路18の反射音パ
ラメータ(インパルス応答特性)を0〜tの期間カット
し、t以後をtだけ前ずらしする必要がある。ただし、
tが5ms程度であれば音の進む距離にして1.7m程
度であるので、広い音響空間を想定した反射音パラメー
タであれば、目的とする音響空間の壁面からの反射音成
分が含まれるのは通常10数ms以降となり、5ms以
内の反射音パラメータをカットしても何ら違和感なく音
場効果を発揮することができる。また、遅延時間tを反
射音パラメータに取り込めば、独立した遅延回路20,
22は設けなくてもすむ。
5に示す。これは、頭部伝達関数をシミュレーションす
ることにより、任意の位置に音像定位させるようにした
ものである。ここでは、左右各チャンネル入力信号S
L,SRについて、個々に任意の位置に音像を定位させ
る処理を施し、この音像定位処理によって設定された2
つの音像位置を仮想のスピーカ位置としてステレオ再生
を行なうようにしている。いま、図6(a)に示すよう
に、リスナ14の両耳の中間点を3次元座標の中心点P
0 とし、リスナ14の頭が基準方向(正面方向)を向い
ているとした場合のリスナ14の右方向、前方及び上方
をそれぞれ絶対座標系のX軸、Y軸、Z軸と設定する。
また、1つのチャンネルの音像定位処理で設定しようと
する音像位置の座標をPs (Xs ,Ys ,Zs )とし、
中心点P0 から音像位置Ps までの距離をr、リスナ1
4の正面(Y軸方向)から見た音像位置Ps の水平方向
の角度(アジマス角)をθ、中心点P0 から音像位置P
s の仰角(エレベーション)をφとする。音像位置Ps
の座標値Xs,Ys,Zsは次のように表される。
SL,SRは、入力端子32,34にそれぞれ入力され
る。入力端子32に入力された左チャンネルのオーディ
オ信号SLは、アンプ36を介してノッチフィルタ38
に入力される。ノッチフィルタ38は、人間の聴感特性
が、音像の高さ方向の角度すなわち仰角φが大きくなる
ほど、つまり音像位置が上に位置するほど、不感帯周波
数が高周波域にシフトする特性を有することを利用し
て、設定しようとする音像位置Psの仰角φに応じて、
減衰周波数Ntが図7(a)のように変化する同(b)
に示すようなフィルタ特性に設定する。
路40に入力されて、時間差Tを有する2つの信号SL
L,SLRが生成される。信号SLLは左チャンネルの
スピーカ10で再生する信号であり、信号SLRは右チ
ャンネルのスピーカ12で再生する信号である。時間差
Tは音像位置Ps からリスナ14の左右の耳までの距離
差に応じた値(最大で両耳間の距離(約20cm)を音が
移動する時間)に設定する。左チャンネル信号SLはリ
スナ14から見て正面よりも左側の位置に定位させる場
合には、左スピーカ用信号SLLの遅延時間τLLは右
スピーカ用信号SLRの遅延時間τLRよりも短い値に
設定される。
FIR(有限インパルス応答)フィルタ42,44にそ
れぞれ入力される。FIRフィルタ42,44は、音像
がリスナ14の真正面、真左、真後ろ、真右の4点にあ
る場合の左耳側、右耳側への頭部伝達関数をシミュレー
トするものである。各フィルタ特性は、例えば、予めダ
ミーヘッドを用いて、音源をリスナ14の真正面、真
左、真後ろ、真右の4点に順次移動してインパルス音を
順次発した時の、左耳、右耳での応答を測定することに
よって得られる。すなわち、各フィルタ特性の内容は、
次のとおりである。
ンプ46,48にそれぞれ入力される。アンプ46,4
8は、設定しようとする音像位置Ps に応じてFIRフ
ィルタ46の4方向出力相互間およびFIRフィルタ4
8の4方向出力相互間に振幅差を与えることにより、音
像位置Ps から左右各耳への伝達関数をシミュレートす
るものである。アンプ46,48の各ゲインVLF,V
LR,VLB,VLL,VRF,VRR,VRB,VR
Lは音源位置Psに応じて可変制御する。その設定例を
図8に示す。(a)は仰角φが0°の場合で、音像を真
正面(θ=0°)、真右(θ=90°)、真後ろ(θ=
180°)、真左(θ=270°)の4点に設定する場
合は、それぞれ該当する単独成分のゲインを1とし、他
を0とする。また、音像をこれら4点以外の中間位置に
設定する場合は、音像を両側から挟み込む2点のゲイン
の比(合計が1で2点からの距離に応じて変化する。)
で設定する。
真上方向に音像を設定する場合で、この場合はアジマス
角θによる音像の移動はないので、4点の成分とも一律
にゲインを1/4(合計で1)に設定する。仰角φが0
°と90°の中間の場合は、図8(a)の状態から同
(b)の状態に連続的に変化させる。すなわち、仰角φ
が0°から増えていくに従い、図8(a)の山形の特性
が徐々に低くかつ広がっていき、φ=90°で同(b)
の状態にする。
向の出力は、加算器50,52でそれぞれ加算合成され
て、左右バランスを整用アンプ54,56に入力され
る。左右バランス調整用アンプ54,56は、設定しよ
うとする音像位置Ps から両耳への距離差に応じて左右
の音量バランスを調整することにより、設定位置Ps に
音像を定位させる。以上のようにして、所望の位置Ps
に左チャンネル入力信号SLの音像を定位させることが
できる。
60も、以上説明した左チャンネル入力信号用音像定位
制御回路58と同様に構成され、右チャンネル入力信号
SRを左チャンネル入力信号SLとは別の任意の音像位
置Ps に定位させることができる。リスナ14から見て
右側の位置に定位させる場合には、右スピーカ用信号S
RRの遅延時間τRRは、左スピーカ用信号SRLの遅
延時間τRLよりも短い値に設定される。右チャンネル
入力信号用音源定位制御回路60の出力信号は、左チャ
ンネル入力信号用音像定位制御回路58内の加算器5
0,52において、同じチャンネルの信号どうしが加算
されて、前記左右バランス調整用アンプ54,56に入
力される。
ル用定位制御データ(音像位置Psを特定するr,θ,
φのデータ)を入力し、ノッチフィルタ38の減衰周波
数Nt、遅延回路40の遅延時間τLL,τLR,τR
R,τRL、アンプ46,48のゲインVRF(=VL
R),VRR(=VLR),VRB(=VLB),VR
L(=VLL)、左右バランス調整用アンプ54,56
のゲインVL,VRを、指示された左右の音像位置Ps
に該当する値にそれぞれ制御する。これにより、左右バ
ランス調整用アンプ54,56からは、左右各チャンネ
ル入力信号SL,SRをそれぞれ設定された音像位置P
s (左チャンネル用)、Ps(右チャンネル用)に定位さ
せる2チャンネルステレオ信号SL′,SR′出力され
る。
SR′は、クロストークキャンセラ64によってクロス
トークを除去するための処理が施される。クロストーク
は図9の等価回路によって表わすことができる。いま、
右スピーカから右耳に音が伝搬する経路および左スピー
カから左耳に音が伝搬する経路をそれぞれ主経路とし、
右スピーカから左耳に伝搬する経路および左スピーカか
ら右耳に音が伝搬する経路をクロストーク経路とする
と、遅延時間dは音が主経路を伝搬する時間とクロスト
ーク経路を伝搬する時間との時間差であり、kは主経路
を音が伝搬するときの減衰量に対するクロストーク経路
を伝搬するときの減衰量の比である。
セラ64の具体例を図10により説明する。前記音像定
位処理された右チャンネル信号SR′は、加算器74,
76を介してそのまま出力される。また左チャンネル信
号SL′は、加算器78,80を介してそのまま出力さ
れる。右チャンネル信号SR′は、遅延回路82および
減衰器84を介してクロストークキャンセル信号として
加算器80にて左チャンネル信号SL′に加算される。
左チャンネルSL′は遅延時間のdの遅延回路86およ
び減衰器88を介してクロストークキャンセル信号とし
て加算器76にて右チャンネル信号SR′に加算され
る。
反対側の耳に到達するため、次はこれをキャンセルする
信号が必要となる。このキャンセル信号に対するキャン
セル信号は原信号SL′,SR′に対して同相でかつキ
ャンセル信号に対して時間d遅延した信号であり、遅延
回路90から減衰器92を経て、また遅延回路94から
減衰器96を経てそれぞれ生成される。これらの回路は
フィードバックループを構成し、キャンセル信号に対す
るキャンセル動作がkの減衰をもって何重にも繰り返さ
れる。キャンセル信号自体が減衰してほとんど無視でき
るレベルを20dBとすれば、k=0.7とすると、約7
回の繰り返し時間が必要となる((0.7)n =0.
1)。遅延時間dは、人の両耳差に相当し、通常0.6
ms程度であるから、キャンセル動作を7回繰り返すの
に要する時間は、 0.6ms×7回=4.2ms となる。図5のクロストークキャンセル回路64以前の
回路の処理はほぼdの時間で終了するので、図1の音像
定位処理回路18は全体で5ms程度の時間があれば、
音像定位制御回路18で処理された音像定位が完全に確
定する。
図11に示す。ソース機器110から送出される左右2
チャンネルソース信号SL,SRは、入力端子112,
114を介して音像音場制御装置16に入力される。音
像音場制御装置16は、ここでは音像音場制御機能を有
するステレオプリ・メインアンプとして構成されてお
り、入力ソース信号SL,SRはプリアンプ118を介
して音場処理回路24の反射音信号生成手段128(音
場効果プロセッサ)に入力される。反射音信号生成手段
128に入力されたソース信号SL,SRは、ミキサ1
30でSL−SRまたはSL+SRの1チャンネルに合
成される。1チャンネルに合成されたソース信号は、A
/D変換の際の折り返し防止用ローパスフィルタ132
を介して、A/D変換器34でディジタル信号に変換さ
れる。また、音像定位制御回路18での音像定位処理の
終了を待って音場付与処理を行なうために、遅延回路1
35で5ms程度遅延する。そして更に、反射音に周波
数特性を付与するために、各チャンネルに分岐してディ
ジタルフィルタ136,138,140,142に通さ
れる。ディジタルフィルタ136,138,140,1
42から出力されたソース信号は、各チャンネルの反射
音生成回路144,146,148,150に入力され
る。
パラメータとして、例えば図12に示すような遅延時間
データ(例えば数10ms〜数100msの間に分布)
とゲインデータで構成される各種音響空間(ホール、ス
タジオ、ジャズクラブ、教会、カラオケルーム等)にお
ける各方向ごとの反射音パラメータが記憶されている。
反射音生成回路144,146,148,150はこれ
らROM152に記憶された反射音パラメータのうち任
意に選択された1つのモードの反射音パラメータに基づ
いて、ソース信号とのたたみ込み演算をすることによ
り、各チャンネルごとにソース信号の反射音信号を生成
していく。生成されたこれらの反射音信号は、D/A変
換器154において時分割多重的にD/A変換される。
D/A変換器154の出力信号は、各チャンネルに振り
分けられて、ローパスフィルタ156,158,16
0,162でそれぞれ平滑され、アナログ信号に戻され
て反射音信号生成手段128から出力される。
音信号RL,RRは、加算器196で加算された後、移
相回路200で周波数に応じて位相が変化する移相処理
が施されて、互いに位相差がほぼ180°でかつほぼ同
レベルとなる2つの反射音信号R+90 ,R-90 が作成さ
れる。移相回路200の具体例を図13に示す。移相回
路200は、移相器214にて周波数に応じて位相を変
化する移相処理を施し、位相反転器218にてこれを9
0°位相反転する処理を施すことにより、位相差が互い
にほぼ180°でかつほぼ同レベルとなる2つの反射音
信号R+90 ,R-90 を作成する。これら反射音信号R
+90 ,R-90 は加算器26,28で左右の信号SOL+
FL,SOR+RLにそれぞれ加算して出力される。
に示す。後方左右の反射音信号RL+RRは、コンデン
サ210で直流分が除去された後、反転アンプ212を
介して、反転アンプ213,215で構成される移相器
214にて周波数に応じて位相が変化する処理を施さ
れ、さらに反転アンプ218で反転されて、位相差が互
いにほぼ180°となる2つの反射音信号R+90 ,R
-90 が作成される。
数特性を図15に示す。これによれば、利得はA→B
間、A→C間でフラットであり、位相はA→B間とA→
C間とで常に180°の位相差を保ちつつ周波数に応じ
て変化する特性が得られている。
-90 は加算器26,28で前方左右の反射音信号FL,
FRにそれぞれ加算される。さらに、加算器26,28
では、左右のソース信号SOL,SOR(音像定位制御
されたメイン信号)が加算されて、各加算出力は、パワ
ーアンプ164,166を介してスピーカ出力端子17
2,174に導かれる。出力端子172,174に導か
れた左右2チャンネルの信号は、リスニングルーム30
の受聴点182(リスナ14の位置)の前方に配置され
たスピーカ184,186(ラジオ付カセットデッキ等
のスピーカ)にそれぞれ供給される。これによりメイン
信号と反射音信号がともにメインスピーカ184,18
6からステレオ定位感と広がり感が得られた状態で再生
される。
信号の伝送ラインにパワーアンプ120,122とメイ
ン信号の出力端子124,126を設けて、メイン信号
出力端子124,126に別途スピーカを接続して、メ
イン信号をこのスピーカから再生することもできる。こ
の場合、加算器26,28でのメイン信号SOL,SO
Rの供給をスイッチ等で停止することもできる。
16に示す。これは、メイン信号SL,SRの和信号S
L+SRと差信号SL−SRについてそれぞれ別々の反
射音パラメータを適用して反射音信号生成を行なうもの
である。加算器210はメイン信号SL,SRの和信号
SL+SRを求めて5ms程度の遅延回路211を介し
て反射音生成部212に入力する。また、減算器214
はメイン信号SL,SRの差信号SL−SRを求めて5
ms程度の遅延回路215を介して反射音生成部216
に入力する。反射音生成部212,216は、例えば前
記図11のLPF132、A/D変換器134、ディジ
タルフィルタ136,138,140,142、反射音
生成回路144,146,148,150でそれぞれ構
成されるもので、ROM218,220に記憶されてい
る反射音パラメータを用いて畳み込み演算をして反射音
信号をそれぞれ生成する。ここで、和信号SL+SRは
会話等の中央定位成分であるので、これに適用される反
射音パラメータとしては比較的広がりの狭い音場を与え
るパターンのものを用いる。また差信号SL−SRは、
非中央定位成分であるので、これに適用される反射音パ
ラメータとしては比較的広がり感のある音場を与えるパ
ターンのものを用いる。
る反射音信号は、加算器222,224,226,22
8で対応するチャンネルのものどうしが加算されて、D
/A変換器154において時分割多重的にD/A変換さ
れる。D/A変換器154の出力信号は、各チャンネル
に振り分けられて、ローパスフィルタ156,158,
160,162でそれぞれ平滑され、アナログ信号に戻
されて反射音信号生成手段128から出力される。
音信号RL,RRは、加算器196で加算された後、移
相回路200で周波数に応じて位相が変化する移相処理
が施されて、互いに位相差がほぼ180°でかつほぼ同
レベルとなる2つの反射音信号R+90 ,R-90 が作成さ
れる。これら反射音信号R+90 ,R-90 は加算器26,
28で前方左右の反射音信号FL,FRにそれぞれ加算
される。さらに、加算器26,28では、左右のソース
信号L,R(メイン信号)が加算されて、各加算出力
は、パワーアンプ164,166を介してスピーカ出力
端子172,174に導かれる。出力端子172,17
4に導かれた左右2チャンネルの信号は、リスニングル
ーム30の受聴点182の前方に配置されたスピーカ1
84,186にそれぞれ供給される。これによりメイン
信号と反射音信号がともにメインスピーカ184,18
6から再生される。このように、2種類の反射音パラメ
ータを用いることにより会話等の中央定位成分に適度な
音場感を与えつつ、非中央定位成分に豊かな広がり感を
与えることができる。
例を図17に示す。これは、70mm上映館にいるような
包囲感を与えることができる反射音生成を行なうもので
ある。ソース機器110からは、左右2チャンネルのソ
ース信号SL,SRとしてドルビーサラウンド(商標)
エンコードされたLV(レーザビジョン・ディスク)プ
レーヤやVTR等の再生信号が出力されて、入力端子1
12,114に入力される。方向性強調回路230は、
入力されるSL,SRおよびSL+SR、SL−SRの
間でレベルの優劣を判定し、その結果に応じて各チャン
ネルをレベル制御し、マトリクス回路を経てL,C,
R,Sの4チャンネル信号を出力する。
R,Cは合成手段236で加算合成されて、音像定位の
確定を待って音場付与処理を行なうための5ms程度の
遅延回路237を介してメイン音場信号作成手段238
に入力される。メイン音場信号作成手段238は、RO
M240から読み出される反射音パラメータP1を用い
て畳み込み演算をして、L,S,Cの合成信号について
第1の音場を与える反射音信号M0 を作成する。
音パラメータP1は、フロントスクリーン側音場とし
て、フロントスクリーン側に定位して、効果音や音楽が
スクリーンの奥に広がる比較的タイトな音場の反射音パ
ラメータが適している。反射音生成部242は、例えば
前記図11のLPF132、A/D変換器134、ディ
ジタルフィルタ136,138,140,142、反射
音生成回路144,146,148,150で構成され
るもので、ROM240に記憶されている反射音パラメ
ータP1を用いて畳み込み演算をして反射音信号をM0
(メイン音場信号)を生成する。
たサラウンド信号Sは、7kHz ローパスフィルタ24
4、変形ドルビーBタイプ・ノイズリダクション24
6、15〜30mmsec の遅延回路248および音像定位
の確定を待って音場付与処理を行なうための5ms程度
の遅延回路249を介してサラウンド音場信号作成手段
250に入力される。
OM252から読み出される反射音パラメータP2を用
いて畳み込み演算をしてサラウンド信号Sについて第2
の音場を与える反射音信号S0 (サラウンド音場信号)
を作成するものであり、前記メイン音場信号作成手段2
38と同様に構成された反射音生成部254を具えてい
る。70mm上映館の雰囲気を味わうには、反射音パラメ
ータP2は、サラウンド音場として、リスナを包み込む
ように定位する広大な音場を与える反射音パラメータが
適している。
ウンド音場作成手段250で作成されたメイン音場信号
M0 およびサラウンド音場信号S0 は加算器256,2
58,260,262で対応するチャンネルどうしが加
算合成される。合成された反射音信号M0 +S0 はD/
A変換器154において時分割多重的にD/A変換され
る。D/A変換器154の出力信号は、各チャンネルに
振り分けられて、ローパに戻されて反射音信号生成手段
128から出力される。
音信号RL,RRは、加算器196で加算された後、移
相回路200で周波数に応じて位相が変化する移相処理
が施されて、互いに位相差がほぼ180°でかつほぼ同
レベルとなる2つの反射音信号R+90,R−90が作
成される。これら反射音信号R+90,R−90は加算
器204,206で前方左右の反射音信号FL,FRに
それぞれ加算される。さらに、加算器204,206で
は、左右のソース信号L,R(メイン信号)が加算され
て、各加算出力は、パワーアンプ164,166を介し
てスピーカ出力端子172,174に導かれる。出力端
子124,126に導かれた左右2チャンネルの信号
は、リスニングルーム180の受聴点182の前方に配
置されたスピーカ184,186(ラジオ付カセットデ
ッキ等のスピーカ)にそれぞれ供給される。これにより
メイン信号と反射音信号がともにメインスピーカ18
4,186から再生される。このようにして、70mm
上映館のような雰囲気を味わいながら映画等を鑑賞する
ことができる。この発明の他の実施例を図18に示す。
これは、メインスピーカ184,186とは別に音場効
果用サブスピーカ188,190,192,194をリ
スニングルーム30の四隅に配置して、音場処理回路2
4(図11の反射音生成手段128と同じ構成)で生成
された各方向の反射音信号FL,FR,RL,RRをパ
ワーアンプ164,166,168,170を介して出
力端子172,174,176,178から出力してサ
ブスピーカ188,190,192,194に供給する
ようにしたものである。音像定位処理が施されたメイン
信号SOL,SORは、パワーアンプ120,122を
介して出力端子124,126から出力されてメインス
ピーカ184,186に供給される。
明によれば、入力オーディオ信号に対して音像定位処理
と音場付与処理を並列的に行い、しかも該オーディオ信
号の各時点の入力に対して先に音像定位処理を開始し、
該音像定位処理による音像定位が完全にあるいはほぼ確
定するのを待って音場付与処理を開始するので、音像定
位処理と音場付与処理が互いに影響を及ぼすのが防止さ
れ、音像定位効果と音場効果がともに良好な効果を発揮
することができる。
発明を左右2チャンネルのスピーカで実現することがで
きる。
一般にオーディオ信号の入力から5ms程度あれば確定
することに鑑み、音像定位処理の開始から音場付与処理
の開始まで少くとも5msの時間差を設けたので、音像
定位処理と音場付与処理を時間的にほぼ完全に分けて行
なうことができ、音像定位効果と音場効果がともに最良
の効果を発揮することができる。
る。
す平面図である。
を説明する平面図である。
示す平面図である。
ブロック図である。
である。
る。
例を示す回路図である。
ロック図である。
148,150に設定される反射音パラメータの一例を
示す図である。
ロック図である。
路図である。
利得および位相特性図である。
すブロック図である。
例を示すブロック図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】音像定位制御手段(18)、遅延手段(2
0,22)、音場処理手段(24)を備え、左右のオー
ディオ信号が入力される音像音場制御装置であって、 音像定位制御手段(18)は、左右のオーディオ信号を
レベル減衰しかつ遅延した左右のクロストークキャンセ
ル信号を作成し、逆側左右のオーディオ信号と合成して
左右のスピーカ(10,12)に出力し、 遅延手段(20,22)は、左右のオーディオ信号、若
しくは、左右のオーディオ信号に基づくオーディオ信号
を入力し、音像定位制御手段(18)のほぼ処理時間ほ
ど遅延して出力し、 音場処理手段(24)は、遅延手段(20,22)の出
力に受聴点の前方あるいは周囲に配したスピーカで再生
すべき反射音のインパルス応答特性を畳み込み演算して
当該各スピーカに供給する 音像音場制御装置。 - 【請求項2】音像定位制御手段(18)、遅延手段(1
35)、音場処理手段、加算手段(26,28)を備
え、左右のオーディオ信号が入力される音像音場制御装
置であって、 音像定位制御手段(18)は、左右のオーディオ信号を
レベル減衰しかつ遅延した左右のクロストークキャンセ
ル信号を作成し、逆側左右のオーディオ信号と合成して
左右の定位信号を出力し、 遅延手段(135)は、左右のオーディオ信号、若しく
は、左右のオーディオ信号に基づくオーディオ信号を入
力し、音像定位制御手段(18)のほぼ処理時間ほど遅
延して出力し、 音場処理手段は、反射音生成手段、移相手段(196,
200)を備え、 反射音生成手段は、遅延手段(135)の出力に反射音
のインパルス応答特性を畳み込み演算して左右の前方反
射音、左右の後方反射音を出力し、 移相手段(196,200)は、左右の後方反射音から
位相差が180°となる左右の移相後方反射音を出力
し、 加算手段(26,28)は、左右の定位信号、左右の前
方反射音、左右の移相後方反射音を加算して左右のスピ
ーカ(184,186)に出力する 音像音場制御装置。 - 【請求項3】遅延手段(20,22,135)は、少な
くとも5ms遅延する請求項1または2記載の音像音場
制御装置。
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