JP2924710B2 - ステレオ音場拡大装置 - Google Patents

ステレオ音場拡大装置

Info

Publication number
JP2924710B2
JP2924710B2 JP7129477A JP12947795A JP2924710B2 JP 2924710 B2 JP2924710 B2 JP 2924710B2 JP 7129477 A JP7129477 A JP 7129477A JP 12947795 A JP12947795 A JP 12947795A JP 2924710 B2 JP2924710 B2 JP 2924710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reflected sound
sound
speaker
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7129477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08308000A (ja
Inventor
内 栄 二 竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP7129477A priority Critical patent/JP2924710B2/ja
Priority to DE69636184T priority patent/DE69636184T2/de
Priority to EP96106639A priority patent/EP0740487B1/en
Priority to US08/638,494 priority patent/US5740253A/en
Priority to KR1019960013322A priority patent/KR100236447B1/ko
Publication of JPH08308000A publication Critical patent/JPH08308000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924710B2 publication Critical patent/JP2924710B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems
    • H04S1/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/30Control circuits for electronic adaptation of the sound field
    • H04S7/305Electronic adaptation of stereophonic audio signals to reverberation of the listening space

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホール等の反射音を
シミュレートする装置に関し、受聴位置の前方左右に配
置したスピーカの外側にまで反射音を定位させて音場の
拡がり感を得ることができ、しかも、この音場の拡がり
感が得られる受聴範囲を広く確保できるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ホールなどの音場の反射音を一般
家庭の室内等でシミュレートする方法として、図2に示
すような4チャンネル音場処理システムがあった。この
方法は、反射音を再生するために、部屋10内にリスナ
12の周囲を取り囲むように4台のスピーカ14(左前
用)、15(右前用)、16(左後用)、17(右後
用)が配設される。入力される左右2チャンネルステレ
オ楽音信号L,R(ここではディジタル信号とする。)
は、係数器18,20で適当な乗算係数(ゲイン)が付
与されて、加算器22で加算された後、反射音信号生成
回路24に入力される。
【0003】反射音信号生成回路24において、前方定
位反射音生成回路26は、リスナ12の前方(スピーカ
14,15間)に定位する反射音を生成するもので、遅
延回路28で左右加算信号L+Rを所定クロックを用い
て順次遅延し、生成すべき各反射音の遅延時間(直接音
に対する遅れ時間)に相当するタップから遅延信号をそ
れぞれ取り出し、係数器30,32で反射音ごとに乗算
係数を付与してレベル(音量)および左右バランス(ス
ピーカ14,15間で音像を定位させる位置)を調整
し、加算器34,36で左右チャンネルごとに加算して
前方左右の反射音信号FL1,FR1を生成する。
【0004】左方定位反射音生成回路38は、リスナ1
2の左方(スピーカ14,16間)に定位させる反射音
を生成するもので、遅延回路40で左右加算信号L+R
を所定クロックを用いて順次遅延し、生成すべき各反射
音の遅延時間に相当するタップから遅延信号をそれぞれ
取り出し、係数器42,44で反射音ごとに乗算係数を
付与してレベルおよび前後バランス(スピーカ14,1
6間で音像を定位させる位置)を調整し、加算器46,
48で前後チャンネルごとに加算して左方前後の反射音
信号FL2,RF1を生成する。
【0005】後方定位反射音生成回路50は、リスナ1
2の後方(スピーカ16,17間)に定位させる反射音
を生成するもので、遅延回路52で左右加算信号L+R
を所定クロックを用いて順次遅延し、生成すべき各反射
音の遅延時間に相当するタップから遅延信号をそれぞれ
取り出し、係数器54,56で反射音ごとに乗算係数を
付与してレベルおよび左右バランス(スピーカ16,1
7間で音像を定位させる位置)を調整し、加算器58,
60で左右チャンネルごとに加算して後方左右の反射音
信号RL2,RR1を生成する。
【0006】右方定位反射音生成回路62は、リスナ1
2の右方(スピーカ15,17間)に定位させる反射音
を生成するもので、遅延回路64で左右加算信号L+R
を所定クロックを用いて順次遅延し、生成すべき各反射
音の遅延時間に相当するタップから遅延信号をそれぞれ
取り出し、係数器66,68で反射音ごとに乗算係数を
付与してレベルおよび前後バランス(スピーカ15,1
7間で定位させる位置)を調整し、加算器70,72で
左右チャンネルごとに加算して右方前後の反射音信号F
R2,RR2を生成する。
【0007】左前スピーカ14から再生すべき直接音L
および反射音FL1,FL2は、加算器74で加算さ
れ、D/A変換器76でアナログ信号に変換され、ロー
パスフィルタ78、アンプ80を介して左前スピーカ1
4にて再生される。右前スピーカ15から再生すべき直
接音Rおよび反射音FR1,FR2は、加算器82で加
算され、D/A変換器84でアナログ信号に変換され、
ローパスフィルタ86、アンプ88を介して右前スピー
カ15にて再生される。左後スピーカ16から再生すべ
き反射音RL1,RL2は、加算器90で加算され、D
/A変換器92でアナログ信号に変換され、ローパスフ
ィルタ94、アンプ96を介して左後スピーカ16にて
再生される。右後スピーカ17から再生すべき直接音L
および反射音RR1,RR2は、加算器98で加算さ
れ、D/A変換器100でアナログ信号に変換され、ロ
ーパスフィルタ102、アンプ104を介して左前スピ
ーカ14にて再生される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2の4チャンネル音
場処理システムによれば、リスナ12の周囲360°の
反射音シミュレーションが実現され、ホール等実際の音
場にきわめて近い音場を再現することができる。ところ
が、この方法では、スピーカを4チャンネル用いるた
め、ローコストのミニコンポやゲーム機等に搭載する場
合、コスト面やスピーカの設置スペースなどの点で問題
があった。
【0009】そこで、図2のシステムを簡略化して図3
に示すように2チャンネル音場処理システムとして構成
したものがあった。これは、図2の4チャンネル音場処
理システムから前方定位反射音生成構成のみを取り出し
て前方左右のスピーカ14,15で再生するようにした
ものである。この2チャンネル音場処理システムによれ
ば、ローコストのミニコンポやゲーム機等に容易に搭載
できるが、反射音は前方左右のスピーカ14,15間の
狭い範囲にしか定位せず、リスナ12を取り囲むような
拡がり感は得られなかった。
【0010】前方左右の2チャンネルのスピーカでリス
ナを取り囲むような拡がり感が得られるようにしたもの
として、特願平5−70814号にて提案された発明が
ある。これは、リスナの前方左右に2チャンネルのスピ
ーカを配置し、左右の直接音および前方左右から再生す
べき反射音を左右チャンネルごとに加算して、前方左右
のスピーカから再生するとともに、リスナの後方から再
生すべき反射音を互いに逆相にして前方左右のスピーカ
から再生するようにしたものである。リスナの後方から
再生すべき反射音を互いに逆相にしてリスナの左右から
再生することにより、頭内定位(音像が頭の回りに感じ
られる現象)が得られ、疑似的に後方感が得られ、これ
により前方2チャンネルのスピーカのみでリスナを包み
込む拡がり感が得られる。ところが、この方法で拡がり
感が得られるのは無定位感によるものであって、反射音
に明確な定位が得られるのは前方2チャンネルのスピー
カ間だけであり、ホール等の実音場に近い拡がり感を再
現することはできなかった。
【0011】ところで、従来、前方2チャンネルのスピ
ーカを用いてスピーカの外側の空間に音像を定位させる
スピーカ外定位方式が例えば特開平5−41900号公
報等に記載されている。この方式は、図4に示すような
もので、スピーカ14,15をリスナ12の前方左右に
配置して左右2チャンネルステレオ信号L,Rをそれぞ
れ再生する。また、左チャンネル信号Lを遅延回路11
0で微少時間遅延し、係数器112で所定のゲインに減
衰しかつ反転して左チャンネルキャンセル信号を作成
し、これを加算器11でで右チャンネル信号Rに加算し
て右チャンネルスピーカ15から再生する。また、右チ
ャンネル信号Rを遅延回路116で微少時間遅延し、係
数器118で所定のゲインに減衰しかつ反転して右チャ
ンネルキャンセル信号を作成し、これを加算器120で
左チャンネル信号Lに加算して左チャンネルスピーカ1
4から再生する。
【0012】これによれば、左チャンネルスピーカ14
から再生される左チャンネル信号Lがリスナ12の右耳
に回り込んで生じるクロストークが、右チャンネルスピ
ーカ15から再生される左チャンネルキャンセル信号に
よって打ち消されて、スピーカ14が符号14′で示す
ように、リスナ12の左側方に移動したような聴感が得
られる。また、右チャンネルスピーカ15から再生され
る右チャンネル信号Rがリスナ12の左耳に回り込んで
生じるクロストークが、左チャンネルスピーカ14から
再生される右チャンネルキャンセル信号によって打ち消
されて、スピーカ15が符号15′で示すように、リス
ナ12の右側方に移動したような聴感が得られる。これ
により、スピーカ14,15から再生される音をその外
側(仮想スピーカ14′,15′間のいずれかの位置)
に定位させることができ、スピーカ外定位が実現され
る。
【0013】このスピーカ外定位方式を前記図3の2チ
ャンネル音場処理システムに組合せて例えば図5に示す
ように構成して、反射音の音像をスピーカ14,15の
外側に定位させて、2チャンネル音場処理システムの音
場に拡がり感を与えることが考えられる。ところが、こ
の方法ではスピーカ外定位を安定に得るための遅延回路
110,116の遅延時間や係数器112,118の係
数値はリスナ12の受聴位置等に応じて最適値が異なる
ので、リスナ12が受聴位置を移動すると、もはやクロ
ストークキャンセル効果が得られず、スピーカ14,1
5の外に反射音の音像を拡げることができない。このた
め、受聴範囲(スピーカ外定位が安定に得られる空間的
範囲)が非常に狭い。また、個人の耳の特性差の影響も
大きく、ある人に合わせて遅延時間や乗算係数を設定し
てスピーカ外定位が得られても、別の人はその設定では
スピーカ外定位が得られないこともある。
【0014】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
ので、受聴位置の前方左右に配置したスピーカの外側に
まで反射音を定位させて音場の拡がり感を得ることがで
き、しかもこの音場の拡がり感が得られる受聴範囲を広
く確保できるようにしかつ個人の耳の特性差の影響を小
さくしたステレオ音場拡大装置を提供しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力される楽音信号の遅延時間およびレベルが異なる複
数本の左チャンネル用反射音信号を生成する左チャンネ
ル反射音信号生成手段と、入力される楽音信号の遅延時
間およびレベルが異なる複数本の右チャンネル用反射音
信号を生成する右チャンネル反射音信号生成手段と、前
記複数本の左チャンネル用反射音信号を当該各反射音信
号ごとに設定された様々な受聴位置で当該反射音信号の
スピーカ外定位が得られる遅延時間でそれぞれ遅延しか
つ位相を反転した左チャンネル用キャンセル信号を生成
する左チャンネルキャンセル信号生成手段と、前記複数
本の右チャンネル用反射音信号を当該各反射音信号ごと
に設定された様々な受聴位置で当該反射音信号のスピー
カ外定位が得られる遅延時間でそれぞれ遅延しかつ位相
を反転した右チャンネル用キャンセル信号を生成する右
チャンネルキャンセル信号生成手段と、前記左チャンネ
ル用反射音信号と前記右チャンネル用キャンセル信号を
再生する受聴位置の前方左側に配置された左チャンネル
用スピーカと、前記右チャンネル用反射音信号と前記左
チャンネル用キャンセル信号を再生する受聴位置の前方
右側に配置された右チャンネル用スピーカとを具備して
なるものである。
【0016】請求項2記載の発明は、前記左チャンネル
用キャンセル信号が、さらに、前記複数本の左チャンネ
ル用反射音信号を当該各反射音信号ごとに設定された前
記各受聴位置で当該反射音信号のスピーカ外定位がより
明確に得られる乗算係数で減衰した信号であり、前記右
チャンネルキャンセル信号が、さらに、前記複数本の右
チャンネル用反射音信号を当該各反射音信号ごとに設定
された前記各受聴位置で当該反射音信号のスピーカ外定
位がより明確に得られる乗算係数で減衰した信号であ
る。
【0017】請求項3記載の発明は、入力される楽音信
号の遅延時間およびレベルが異なる複数本の前方用反射
音信号を生成する前方用反射音信号生成手段をさらに具
備してなり、この前方用反射音信号を前記左チャンネル
用スピーカおよび前記右チャンネル用スピーカから再生
してなるものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、反射音信号のク
ロストークをキャンセルするキャンセル信号の遅延時間
を、各反射音ごとに設定された様々な受聴位置で当該反
射音信号のスピーカ外定位が得られる遅延時間に設定し
たので、受聴位置を移動すると一部の反射音については
クロストークキャンセル効果が薄らいでスピーカの外側
に定位しなくなるが、逆に他の一部の反射音については
クロストークキャンセル効果が増強されてスピーカ外定
位が得られるようになる。ホール等の反射音をシミュレ
ートする場合、聴覚的には反射音を1本1本個別に判別
しているわけではなく、反射音の集合としてマクロ的に
捉えているため、反射音1本1本の定位位置はそれほど
重要ではないと考えられる。すなわち、個人の耳の特性
や受聴位置が変化することによって個々の反射音の定位
位置が変わっても、反射音の一部についてスピーカ外定
位が得られれば、反射音シミュレーションにおいては拡
がり感が得られることになり、結果として受聴範囲(ス
ピーカ外定位による拡がり感が得られる空間的範囲)が
拡大され、また個人の耳の特性差の影響が緩和されるこ
とになる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、さらにキャ
ンセル信号の乗算係数を、各反射音ごとに設定された様
々な受聴位置で当該反射音信号のスピーカ外定位がより
明確に得られる乗算係数に設定したので、反射音のスピ
ーカ外定位をより明確化することができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、前方用反射
音信号を別途生成して左右のスピーカで再生するように
したので、左右のスピーカでリスナの前方から左右にか
けて広い範囲で反射音を様々な位置に定位させることが
できる。
【0021】なお、左チャンネル用反射音信号、右チャ
ンネル用反射音信号、前方用反射音信号は、例えば左右
2チャンネル入力信号の合成信号(加算信号、減算信号
等)からそれぞれ作ることができる。あるいは、左チャ
ンネル用反射音信号は左チャンネル入力信号のみから作
成し、右チャンネル用反射音信号は右チャンネル入力信
号のみから作成することもでき、そのようにすればより
拡がり感が得られる。また、前方用反射音信号は、例え
ば左右で同じ遅延時間とし反射音信号ごとに左右のレベ
ルバランスを様々に設定することにより、左右のスピー
カ間の任意の位置に定位させることができる。また、こ
の発明のキャンセル信号は、すべての反射音について別
々の遅延時間、別々の乗算係数に設定する(つまり、1
本1本の反射音ごとに別々の受聴位置を想定する)こと
を要するものでなく、同一の受聴位置を想定した複数の
反射音のキャンセル信号が存在することを妨げるもので
はない。
【0022】
【実施例】
(実施例1)この発明の第1実施例を図1に示す。前記
図2、図3と共通する部分には同一の符号を用いる。部
屋10内には、リスナ12の前方左右に2台のスピーカ
14(左前用)、15(右前用)が配設されている。ス
テレオ音場拡大装置1に入力される左右2チャンネルス
テレオ楽音信号L,R(ここではディジタル信号とす
る。)は、係数器18,20で適当な乗算係数(ゲイ
ン)が付与されて、加算器22で加算された後、ローパ
スフィルタ122に入力される。ローパスフィルタ12
2は楽音信号の周波数帯域を狭めることによって定位の
ための条件を緩やかにし、これによりスピーカ14,1
5の外側への反射音像の定位の調整を行ないやすくし
て、スピーカ14,15の外に定位させやすくし、また
音が帯域によって分離するのを防止してスピーカ外定位
の幅を安定させるためのもの、および反射音シミュレー
ションによる音を自然な感じにするためのもので、カッ
トオフ周波数が例えば8kHz程度に設定される。な
お、フィルタの種類はローパスフィルタに限るものでは
なく、帯域を調整することで反射音像の定位を安定させ
る機能を有するものであればよく、バンドパスフィルタ
等を用いることもできる。
【0023】ローパスフィルタ122から出力される楽
音信号は反射音信号生成回路124に入力される。反射
音信号生成回路124において、前方定位反射音生成回
路26は、リスナ12の前方(スピーカ14,15間)
に定位する反射音を生成するもので、遅延回路28で左
右加算信号L+Rを所定クロックを用いて順次遅延し、
生成すべき各前方反射音の遅延時間(直接音に対する遅
れ時間)に相当するタップから遅延信号をそれぞれ取り
出し、係数器30,32で反射音ごとに乗算係数を付与
してレベル(音量)および左右バランス(スピーカ1
4,15間で音像を定位させる位置)を調整し、加算器
34,36で左右チャンネルごとに加算して前方左右の
反射音信号FL1,FR1を生成する。
【0024】左方定位反射音生成回路126、右方定位
反射音生成回路128は、リスナ12の左方、右方にそ
れぞれ定位させる反射音を生成するものである。その定
位原理について説明する。図6(a)に示すように、右
チャンネル信号Rを右側のスピーカ15から再生し、か
つこの右チャンネル信号Rを遅延回路130で微少時間
遅延し係数器132で所定のゲインに減衰しかつ反転し
て左側のスピーカ14から再生すると、右側のスピーカ
15から再生されて左側の耳に到達する音(クロストー
ク)を左側のスピーカ14から再生する音(クロストー
クキャンセル信号)がキャンセルして、音像をスピーカ
15の外側に定位させることができる(クロストークキ
ャンセルによる音像のスピーカ外定位)。
【0025】いま、リスナ12がAで示す受聴位置にい
る場合に、遅延回路130の遅延時間と係数器132の
乗算係数を調整して、音像をスピーカ15の外側の音1
Aで示す位置に定位できたとする。次に遅延時間と、乗
算係数をそのままにして、リスナ12が受聴位置をBで
示す位置に移動すると、音1Aで示す位置に定位してい
た音が例えば音1Bで示す位置に定位し、スピーカ外定
位でなくなる場合がある。しかし、受聴位置Bでもその
位置に合うように遅延時間と乗算係数を調整すれば、音
像をスピーカ15の外に定位させることができる。そこ
で、今度は図6(b)に示すように受聴位置Bで遅延時
間と乗算係数を調整して、音像をスピーカ15の外側の
音2Bで示す位置に定位できたとする。遅延時間と乗算
係数の設定を変えずに受聴位置をAに変えたとすると、
音像も音2Bから例えば音2Aで示す位置に移動する。
【0026】したがって、図6(a),(b)の再生系
を併設すれば、受聴位置A,Bのいずれにいても少くと
も1つの音像はスピーカ15の外側に定位させることが
できる。ただし、図6(a),(b)を単純に組み合わ
せたのでは、音1Aと音2A(受聴位置Aで聴く場合)
または音1Bと音2B(受聴位置Bで聴く場合)がほぼ
同時に再生されて相互に干渉しあい、キャンセル効果が
薄れ、スピーカ外定位がしにくくなるので、図7(a)
に示すように遅延回路138で音1(A,B)と音2
(A,B)に時間差をつけて再生する。その結果、音1
A,音2A(または音1B,音2B)は別々の位置に定
位する反射音としての働きを有するようになる。受聴位
置をさらに増やして、各受聴位置でスピーカ外定位が得
られるように遅延時間と乗算係数を調整した再生系を併
設して、相互に時間差をつけて再生すれば、そのいずれ
の受聴位置にいても少くとも1つの音像はスピーカ15
の外側に定位させることができるので受聴範囲(スピー
カ外定位が得られる範囲)が拡大する(受聴位置を3点
に設定した場合の受聴範囲の例を図7(b)に示
す。)。
【0027】このように、スピーカ14,15を前方左
右に見る位置に、受聴範囲が相互に略々隣接するように
複数の受聴位置を設定し、各受聴位置ごとにスピーカ外
定位が得られるようにキャンセル信号の遅延時間と乗算
係数を定め(スピーカ外定位を得るには特に遅延時間の
設定が重要である。乗算係数は一律に設定してもある程
度の効果が得られる場合もある。ただし、乗算係数も各
受聴位置ごとに定めた方が、スピーカ外定位がより明確
になる。)、受聴位置ごとに時間差をつけて反射音信号
とそのキャンセル信号を前方左右のスピーカ14,15
から再生することにより、広い受聴範囲について反射音
の拡がり感が得られ、ホール等の音場感を得ることがで
きる。また、遅延時間や乗算係数を様々に設定した反射
音が存在するので、個人の耳に特性差があってもいずれ
かの反射音についてスピーカ外定位が得られる可能性が
高くなり、個人の耳の特性差の影響が緩和される。
【0028】なお、キャンセル信号の遅延時間(反射音
信号に対する遅延時間)は、0〜0.8msecの範囲
であり、キャンセル信号のゲイン(反射音信号に対する
ゲイン)は、−10dB(0.3)〜−1dB(0.
9)の範囲が望ましい。ゲインが−10dBより小さい
(すなわちキャンセル信号の音量が小さい)と十分なキ
ャンセル効果が得られず、音像がスピーカの外に拡がる
感じが得られない。また、ゲインが−1dBより大きい
(すなわちキャンセル信号の音量が大きい)と遅延時間
をいくら調整してもキャンセル信号の音が当該キャンセ
ル信号を発したスピーカに残ってしまう。また、受聴位
置ごとにつける時間差は、スピーカ外定位の干渉を小さ
くすると同時に音場生成のための反射音を生成するもの
で、キャンセル信号の遅延時間に比べて相当に長い時間
(例えば5msec以上好ましくは20msec以上)
に設定される。
【0029】図1の左方定位反射音生成回路126、右
方定位反射音生成回路128の構成について説明する。
左方定位反射音生成回路126は、入力信号L+Rを遅
延回路140に入力して所定クロックで順次遅延し、生
成すべき各左方反射音の遅延時間(直接音に対する遅れ
時間)に相当するタップから遅延信号をそれぞれ取り出
し、係数器142で反射音ごとに乗算係数を付与してレ
ベル(音量)を調整する。レベルが調整された反射音信
号は加算器144で加算されて、左チャンネル用反射音
信号Lrとして出力される。
【0030】また、係数器142から出力された反射音
信号は、遅延回路146で反射音ごとに設定された時間
分遅延され、係数器148で反射音ごとに設定された乗
算係数が付与されかつ位相が反転される。遅延回路14
6の遅延時間および係数器148の係数値は前記図6,
図7の原理に基づき反射音ごとに想定された受聴位置に
おいて左側スピーカ14についてスピーカ外定位が得ら
れる値にそれぞれ設定される。係数器148から出力さ
れる反射音信号は、加算器150で加算されて、左チャ
ンネル用キャンセル信号Lcとして出力される。
【0031】右方定位反射音生成回路128は、入力信
号L+Rを遅延回路152に入力して所定クロックで順
次遅延し、生成すべき各右方反射音の遅延時間(直接音
に対する遅れ時間)に相当するタップから遅延信号をそ
れぞれ取り出し、係数器154で反射音ごとに乗算係数
を付与してレベル(音量)を調整する。レベルが調整さ
れた反射音信号は加算器156で加算されて、右チャン
ネル用反射音信号Rrとして出力される。
【0032】また、係数器154から出力された反射音
信号は、遅延回路158で反射音ごとに設定された時間
分遅延され、係数器160で反射音ごとに設定された乗
算係数が付与されかつ位相が反転される。遅延回路14
8の遅延時間および係数器160の係数値は前記図6,
図7の原理に基づき反射音ごとに想定された受聴位置に
おいて右側スピーカ15についてスピーカ外定位が得ら
れる値にそれぞれ設定される。係数器160から出力さ
れる反射音信号は、加算器162で加算されて、左チャ
ンネル用キャンセル信号Rcとして出力される。
【0033】左チャンネルのメイン信号L(直接音)、
左チャンネルの前方用反射音信号FL1、左チャンネル
用反射音信号Lr、右チャンネル用キャンセル信号Rc
は、加算器74にて加算され、D/A変換器76でアナ
ログ信号に変換され、ローパスフィルタ78、アンプ8
0を介して前方左のスピーカ14から再生される。
【0034】右チャンネルのメイン信号R(直接音)、
右チャンネルの前方用反射音信号FR1、右チャンネル
用反射音信号Rr、左チャンネル用キャンセル信号Lc
は、加算器82にて加算され、D/A変換器84でアナ
ログ信号に変換され、ローパスフィルタ86、アンプ8
8を介して前方右のスピーカ15から再生される。な
お、各チャンネルの反射音は例えば8本程度あれば音場
生成を効果的に行なえる(より少ない本数あるいはより
多い本数とすることもできる。)。
【0035】以上により、直接音および前方用反射音は
スピーカ14,15間に定位し、左チャンネル用反射音
はスピーカ14の位置からその外側に定位し、右チャン
ネル用反射音はスピーカ15の位置からその外側に定位
して前方2チャンネルのスピーカ14,15で音場感お
よび拡がり感のある再生が楽しめる。特に、ホールその
他の音場の反射音パターン(インパルスレスポンス)を
前方、左方、右方ごとに設定して、前方定位反射音生成
回路26の遅延回路28の遅延出力取り出しタップおよ
び係数器30,32の乗算係数を前方の反射音パターン
に適合するように設定し、左方定位反射音生成回路12
6の遅延回路140の遅延出力取り出しタップおよび係
数器142の乗算係数を左方の反射音パターンに適合す
るように設定し、右方定位反射音生成回路128の遅延
回路152の遅延出力取り出しタップおよび係数器15
4の乗算係数を右方の反射音パターンに適合するように
設定すれば、その音場に近い音場を再現することができ
る。
【0036】また、キャンセル信号の遅延時間や乗算係
数は反射音ごとに様々に設定されているので、広い受聴
範囲が確保され、しかも個人の耳の特性差の影響を緩和
して誰でも反射音のスピーカ外定位による拡がり感を実
感することができる。
【0037】なお、実施例1においては、同一の信号を
遅延回路28,140,152に入力するので、これら
遅延回路28,140,152を1つにまとめて(ある
いは遅延回路140,152を1つにまとめて)、遅延
信号取り出しタップを増やして各反射音信号FR1,F
L1,Rr,Lrおよび各キャンセル信号Rc,Lcを
生成することもできる。
【0038】(実施例2)この発明の他の実施例を図8
に示す。これは、左方定位反射音生成回路126が左チ
ャンネル信号Lのみに基づいて左チャンネル用反射音信
号Lrおよび左チャンネル用キャンセル信号Lcを生成
し、右方定位反射音生成回路128が右チャンネル信号
Rのみに基づいて右チャンネル用反射音信号Rrおよび
右チャンネル用キャンセル信号Rcを生成したものであ
る。前記図1の実施例と共通する部分には同一の符号を
用いる。図8の構成によれば、前記図1の実施例のよう
にL+Rに基づいて反射音信号、キャンセル信号を作成
する場合に比べてより拡がり感が得られる。なお、ロー
パスフィルタ170,172は、ローパスフィルタ12
2と同一特性に設定される。また、係数器174,17
6のゲインはそれぞれ適当な値に設定される。
【0039】なお、実施例1,2において、左方定位反
射音生成回路126、右方定位反射音生成回路128
は、それぞれ図9に示すように構成を簡略化することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、反射音信号のクロストークをキャンセルす
るキャンセル信号の遅延時間を、各反射音ごとに設定さ
れた様々な受聴位置で当該反射音信号のスピーカ外定位
が得られる遅延時間に設定したので、受聴位置を移動す
ると一部の反射音についてはクロストークキャンセル効
果が薄らいでスピーカの外側に定位しなくなるが、逆に
他の一部の反射音についてはクロストークキャンセル効
果が増強されてスピーカ外定位が得られるようになる。
ホール等の反射音をシミュレートする場合、聴覚的には
反射音を1本1本個別に判別しているわけではなく、反
射音の集合としてマクロ的に捉えているため、反射音1
本1本の定位位置はそれほど重要ではないと考えられ
る。すなわち、個人の耳の特性や受聴位置が変化するこ
とによって個々の反射音の定位位置が変わっても、反射
音の一部についてスピーカ外定位が得られれば、反射音
シミュレーションにおいては拡がり感が得られることに
なり、結果として受聴範囲(スピーカ外定位による拡が
り感が得られる空間的範囲)が拡大され、また個人の耳
の特性差の影響が緩和されることになる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、さらにキャ
ンセル信号の乗算係数を、各反射音ごとに設定された様
々な受聴位置で当該反射音信号のスピーカ外定位がより
明確に得られる乗算係数に設定したので、反射音のスピ
ーカ外定位をより明確化することができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、前方用反射
音信号を別途生成して左右のスピーカで再生するように
したので、左右のスピーカでリスナの前方から左右にか
けて広い範囲で反射音を様々な位置に定位させることが
できる。
【0043】なお、左チャンネル用反射音信号、右チャ
ンネル用反射音信号、前方用反射音信号は、例えば左右
2チャンネル入力信号の合成信号(加算信号、減算信号
等)からそれぞれ作ることができる。あるいは、左チャ
ンネル用反射音信号は左チャンネル入力信号のみから作
成し、右チャンネル用反射音信号は右チャンネル入力信
号のみから作成することもでき、そのようにすればより
拡がり感が得られる。また、前方用反射音信号は、例え
ば左右で同じ遅延時間とし反射音信号ごとに左右のレベ
ルバランスを様々に設定することにより、左右のスピー
カ間の任意の位置に定位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 従来の4チャンネル音場処理システムの一例
を示すブロック図である。
【図3】 図2のシステムから前方定位反射音生成構成
を取り出した従来の2チャンネル音場処理システムを示
すブロック図である。
【図4】 クロストークキャンセルによる従来のスピー
カ外定位方式を示すブロック図である。
【図5】 図2の2チャンネル音場処理システムに図4
のスピーカ外定位方式を組み合わせて反射音をスピーカ
外定位させるようにした構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の原理説明図である。
【図7】 この発明の原理説明図である。
【図8】 この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】 左方定位反射音生成回路および右方定位反射
音生成回路の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 ステレオ音場拡大装置 14 左チャンネル用スピーカ 15 右チャンネル用スピーカ 26 前方定位反射音生成回路(前方用反射音信号生成
手段) 126 左方定位反射音生成回路(左チャンネル反射音
信号生成手段、左チャンネルキャンセル信号生成手段) 128 右方定位反射音生成回路(右チャンネル反射音
信号生成手段、右チャンネルキャンセル信号生成手段) FL1 前方用反射音信号(左チャンネル用) FR1 前方用反射音信号(右チャンネル用) Lr 左チャンネル用反射音信号 Lc 左チャンネル用キャンセル信号 Rr 右チャンネル用反射音信号 Rc 右チャンネル用キャンセル信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される楽音信号の遅延時間およびレベ
    ルが異なる複数本の左チャンネル用反射音信号を生成す
    る左チャンネル反射音信号生成手段と、 入力される楽音信号の遅延時間およびレベルが異なる複
    数本の右チャンネル用反射音信号を生成する右チャンネ
    ル反射音信号生成手段と、 前記複数本の左チャンネル用反射音信号を当該各反射音
    信号ごとに設定された様々な受聴位置で当該反射音信号
    のスピーカ外定位が得られる遅延時間でそれぞれ遅延し
    かつ位相を反転した左チャンネル用キャンセル信号を生
    成する左チャンネルキャンセル信号生成手段と、 前記複数本の右チャンネル用反射音信号を当該各反射音
    信号ごとに設定された様々な受聴位置で当該反射音信号
    のスピーカ外定位が得られる遅延時間でそれぞれ遅延し
    かつ位相を反転した右チャンネル用キャンセル信号を生
    成する右チャンネルキャンセル信号生成手段と、 前記左チャンネル用反射音信号と前記右チャンネル用キ
    ャンセル信号を再生する受聴位置の前方左側に配置され
    た左チャンネル用スピーカと、 前記右チャンネル用反射音信号と前記左チャンネル用キ
    ャンセル信号を再生する受聴位置の前方右側に配置され
    た右チャンネル用スピーカとを具備してなるステレオ音
    場拡大装置。
  2. 【請求項2】前記左チャンネル用キャンセル信号が、さ
    らに、前記複数本の左チャンネル用反射音信号を当該各
    反射音信号ごとに設定された前記各受聴位置で当該反射
    音信号のスピーカ外定位がより明確に得られる乗算係数
    で減衰した信号であり、 前記右チャンネルキャンセル信号が、さらに、前記複数
    本の右チャンネル用反射音信号を当該各反射音信号ごと
    に設定された前記各受聴位置で当該反射音信号のスピー
    カ外定位がより明確に得られる乗算係数で減衰した信号
    である請求項1記載のステレオ音場拡大装置。
  3. 【請求項3】入力される楽音信号の遅延時間およびレベ
    ルが異なる複数本の前方用反射音信号を生成する前方用
    反射音信号生成手段をさらに具備してなり、この前方用
    反射音信号を前記左チャンネル用スピーカおよび前記右
    チャンネル用スピーカから再生してなる請求項1または
    2記載のステレオ音場拡大装置。
JP7129477A 1995-04-28 1995-04-28 ステレオ音場拡大装置 Expired - Fee Related JP2924710B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7129477A JP2924710B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステレオ音場拡大装置
DE69636184T DE69636184T2 (de) 1995-04-28 1996-04-26 Stereophonische Vorrichtung zur Schallfelderweiterung
EP96106639A EP0740487B1 (en) 1995-04-28 1996-04-26 Stereophonic sound field expansion device
US08/638,494 US5740253A (en) 1995-04-28 1996-04-26 Sterophonic sound field expansion device
KR1019960013322A KR100236447B1 (ko) 1995-04-28 1996-04-27 스테레오 음장확대장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7129477A JP2924710B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステレオ音場拡大装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08308000A JPH08308000A (ja) 1996-11-22
JP2924710B2 true JP2924710B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=15010460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7129477A Expired - Fee Related JP2924710B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ステレオ音場拡大装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5740253A (ja)
EP (1) EP0740487B1 (ja)
JP (1) JP2924710B2 (ja)
KR (1) KR100236447B1 (ja)
DE (1) DE69636184T2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3663461B2 (ja) * 1997-03-13 2005-06-22 スリーエス テック カンパニー リミテッド 周波数選択的空間感向上システム
GB2342024B (en) * 1998-09-23 2004-01-14 Sony Uk Ltd Audio processing
US6928168B2 (en) * 2001-01-19 2005-08-09 Nokia Corporation Transparent stereo widening algorithm for loudspeakers
US6856688B2 (en) 2001-04-27 2005-02-15 International Business Machines Corporation Method and system for automatic reconfiguration of a multi-dimension sound system
US6937737B2 (en) 2003-10-27 2005-08-30 Britannia Investment Corporation Multi-channel audio surround sound from front located loudspeakers
US20070165890A1 (en) * 2004-07-16 2007-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sound image localization device
KR100727973B1 (ko) * 2005-09-09 2007-06-13 삼성전자주식회사 저역 성분을 강조하는 음향재생장치 및 그 방법
EP1929837A4 (en) * 2005-09-26 2009-04-22 Samsung Electronics Co Ltd DEVICE AND METHOD FOR DELETING OVERCOME AND STEREO SOUND GENERATION SYSTEM THEREWITH
KR100739762B1 (ko) * 2005-09-26 2007-07-13 삼성전자주식회사 크로스토크 제거 장치 및 그를 적용한 입체 음향 생성 시스템
JP5030627B2 (ja) * 2007-03-16 2012-09-19 セイコーNpc株式会社 音響効果回路及び音響効果実現方法
JP5786732B2 (ja) * 2011-04-14 2015-09-30 株式会社Jvcケンウッド 音場生成装置、音場生成システム、及び音場生成方法
WO2014141577A1 (ja) * 2013-03-13 2014-09-18 パナソニック株式会社 オーディオ再生装置およびオーディオ再生方法
US20150036828A1 (en) * 2013-05-08 2015-02-05 Max Sound Corporation Internet audio software method
US20140362996A1 (en) * 2013-05-08 2014-12-11 Max Sound Corporation Stereo soundfield expander
US20150036826A1 (en) * 2013-05-08 2015-02-05 Max Sound Corporation Stereo expander method
WO2016063412A1 (ja) * 2014-10-24 2016-04-28 パイオニア株式会社 音量制御装置、音量制御方法、及び、音量制御プログラム
JP2017163432A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
JP2019053680A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 株式会社東海理化電機製作所 タッチ入力装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1147228A (en) * 1979-03-26 1983-05-31 Ivan A. Korolkov Surgical suturing instrument for application of a staple suture
JPS57212900A (en) * 1981-06-24 1982-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Reverberation adding device
EP0160431B1 (en) * 1984-04-09 1990-09-19 Pioneer Electronic Corporation Sound field correction system
JPH03139006A (ja) * 1989-10-24 1991-06-13 Pioneer Electron Corp 音場補正装置
JPH05265477A (ja) * 1992-03-23 1993-10-15 Pioneer Electron Corp 音場補正装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0740487A2 (en) 1996-10-30
KR100236447B1 (ko) 1999-12-15
JPH08308000A (ja) 1996-11-22
KR960040079A (ko) 1996-11-25
EP0740487B1 (en) 2006-05-31
US5740253A (en) 1998-04-14
DE69636184T2 (de) 2007-05-16
EP0740487A3 (en) 2000-09-06
DE69636184D1 (de) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2924710B2 (ja) ステレオ音場拡大装置
JP2988289B2 (ja) 音像音場制御装置
EP0699012B1 (en) Sound image enhancement apparatus
US6937737B2 (en) Multi-channel audio surround sound from front located loudspeakers
JP2897586B2 (ja) 音場制御装置
KR20050119605A (ko) 7.1 채널 오디오 재생 방법 및 장치
JPH0678400A (ja) 2チャンネルの音場再生装置及び方法
US5844993A (en) Surround signal processing apparatus
JP3557177B2 (ja) ヘッドホン用立体音響装置および音声信号処理プログラム
JP3594281B2 (ja) ステレオ拡大装置及び音場拡大装置
EP1968348B1 (en) Stereophonic sound output apparatus and early reflection generation method thereof
JP4744695B2 (ja) 仮想音源装置
JPH08130799A (ja) 音場生成装置
JP4196509B2 (ja) 音場創出装置
JP4427937B2 (ja) 音響信号処理回路および音響再生装置
JPH07123498A (ja) ヘッドホン再生システム
JPH05260597A (ja) 音場信号再生装置
JP2003061196A (ja) ヘッドホン再生装置
JP2985704B2 (ja) サラウンド信号処理装置
JP3485758B2 (ja) 疑似ステレオ回路
JPH05207597A (ja) 音場再生装置
JP4357218B2 (ja) ヘッドホン再生方法及び装置
JP3911714B2 (ja) ヘッドホン用前方定位補正装置
JP3925633B2 (ja) 音声再生装置
JPH06175674A (ja) 音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090507

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100507

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110507

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees