JP2982516B2 - 半導体集積回路のレイアウト方式 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト方式

Info

Publication number
JP2982516B2
JP2982516B2 JP4273896A JP27389692A JP2982516B2 JP 2982516 B2 JP2982516 B2 JP 2982516B2 JP 4273896 A JP4273896 A JP 4273896A JP 27389692 A JP27389692 A JP 27389692A JP 2982516 B2 JP2982516 B2 JP 2982516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
wiring
logic cell
logic
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4273896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06125005A (ja
Inventor
政幸 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP4273896A priority Critical patent/JP2982516B2/ja
Publication of JPH06125005A publication Critical patent/JPH06125005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2982516B2 publication Critical patent/JP2982516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンダードセル方式
レイアウト方式に関し、特にクロック同期式論理回路の
レイアウト方式に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高速化が進み製造技術
が微細化すると同期式論理回路においては、クロックの
配線抵抗及び浮遊容量により同一配線上で場所による配
線遅延の差(以下、クロックスキューという)が無視で
きなくなってきている。そのためクロックスキューを低
減する方式として様々な手法がとられている。図3に第
1の方式を示す。本方式は、レイアウトする論理マクロ
6の中央に上下に幅の太いクロック配線1を配置し、ク
ロック配線1と論理セルとしてのフリップフロップ3と
の間を配線し、この配線を通してフリップフロップ3の
クロック端子に接続されていた。クロック配線1をスキ
ューが無視できる程に幅を太くすることによりクロック
スキューはセル列間のクロック配線で決まり、スキュー
の低減を図った(IEEE,1990,CICC16.
4)。
【0003】図4に第2の方式を示す。最上辺のセル列
にクロックドライバ8を設け、各クロックドライバの出
力端子から各セルのクロック端子に接続し、スキューを
低減していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路の高速
化が進み製造技術が微細化すると、信号配線の抵抗及び
浮遊容量によりスキューが生じる。1つのクロック信号
により論理回路全体が動作同期式論理回路は、全フリッ
プフロップが同一のクロックで動作すると共に前段のフ
リップフロップの出力が組み合わせ回路を経て後段のフ
リップフロップのデータ入力に入る。ここでクロック配
線にスキューがあり後段のクロック信号が前段のクロッ
クより速い場合、後段のクロックとデータ間のセットア
ップ時間が小さくなり、誤動作を起こしやすくなる。よ
って、クロックスキューによるセットアップ時間への影
響をなくするためには前段のフリップフロップのクロッ
ク信号は、後段のフリップフロップのクロック信号より
速く入る必要がある。
【0005】しかし図3,図4に示した例ではスキュー
の値は低減されるが、上述の問題は依然解決されないと
いう問題点があった。
【0006】例えば、レイアウトする論理マクロのサイ
ズが10mm角の場合、図3ではクロック配線長は最大
5mmとなる。配線長が5mmで配線長1mm当たりセ
ルのクロック端子が10個と仮定する。配線長1mm当
たり配線抵抗100Ω浮遊容量0.1pf,セル1個当
たりのゲート容量0.1pfとすると、スキューは2.
75ns生じる。
【0007】このため、本スキューを回避するために、
タイミング的に問題のない設計にするか、配線抵抗を含
めた論理シミュレーションを行う必要があり、いずれの
場合でも回路の動作周波数を低下させるという問題点が
あった。
【0008】本発明の目的は、クロック配線抵抗,容量
によるクロック配線のスキューに起因して回路の動作速
度が低下するのを防止した半導体集積回路のレイアウト
方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる半導体集
積回路のレイアウト方式は、クロック信号に同期して動
作する複数の論理セルが横方向に配列された論理セル列
を、縦方向に多段に配置した論理セル列群と、前記論理
セル列群へ前記クロック信号を供給するクロック配線を
有する半導体集積回路のレイアウト方式であって、前記
クロック配線は、縦方向に配置された第1のクロック配
線と、該第1のクロック配線と、各々、第1及び第2の
接続点で接続されるとともに横方向に配置された第2及
び第3のクロック配線とを有し、前記論理セル列群は、
前記第2のクロック配線と第3の接続点で接続された第
1の論理セルと、前記第3のクロック配線と第4の接続
点で接続されるとともに前記第1の論理セルの出力に応
答して動作する第2の論理セルとを有し、前記第3と第
4の接続点間の前記第3のクロック配線長は、前記第1
と第2の接続点間の前記第2のクロック配線長以上とな
るようにするものである。
【0010】さらに、前記第1及び第2の論理セルの具
体的な回路として、フリップフロップを対象としてい
る。
【0011】
【作用】本発明のレイアウト方式では、前段のフリップ
フロップへのクロック入力を後段のフリップフロップ入
力より先に入力する。これにより高速化を実現させる。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示すレイアウト図である。図1(a)において、本発明
に係る半導体集積回路のレイアウト方式は、レイアウト
上高さが同じで互いに幅が異なる論理セルとしてのフリ
ップフロップ3,5を横方向に配置し、それらの論理セ
ル列7,7…を縦方向に多段に配置しセル間を配線する
ことで論理回路を実現するスタンダードセル方式レイア
ウトを対象とするものであり、第1のクロック配線1,
1を論理マクロ6の左右2辺に配置し、2辺の基幹クロ
ック配線1,1から論理セル列間に交互に第2のクロッ
ク配線1’を通し、そのセル間クロック配線1’から各
セルのクロック端子に接続したものである。2はデータ
を示す。
【0014】ここで、図1(a)に示すようにクロック
配線1に接続される第1論理セルとしてのフリップフロ
ップ3の出力が組み合わせ回路4を通りクロック端子を
有する第2論理セルとしてのフリップフロップ5に接続
される場合、第1のクロック配線1から第2論理セル5
までの第2クロック配線1’の長さを第1のクロック配
線1から第1論理セル3までの第2クロック配線1’の
長さより長いか同じになるようにレイアウトする。
【0015】例えば、ここで第2論理セル5が常に第1
論理セル3の右にくる場合、図1(b)に示すようにセ
ルのクロック端子は左辺の幹線クロック配線につながる
セル列間クロック配線と接続し、第2論理セル5が常に
第1論理セル3の左にくる場合、セルのクロック端子は
右辺の幹線クロック配線につながるセル列間クロック配
線と接続する。
【0016】このことにより、第2論理セル5には第1
論理セル3より遅くクロック信号が入ることになり、ク
ロックスキューの差による誤動作は全くなくなり、回路
設計及びレイアウト設計は第1論理セル3と第2論理セ
ル5間の遅延のみを考慮すればよく、高速化を図れる。
【0017】(実施例2)図2は本発明の実施例2を示
す図である。図2(a)に示す通り論理回路でクロック
に接続されるセル3,5,5’がn個あり、各々が環を
描いている場合、全セルの横方向座標は同一になるよう
にレイアウトする。これらのセルは全て左辺か右辺の一
方の基幹クロック配線につながるセル列間配線を使用す
ることによりスキューをなくすことができる。図2
(b)の場合は左辺の幹線クロックに論理セルが接続さ
れる例を示す。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回路の動
作周波数を低下させずに、クロックスキューによる同期
論理回路の誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1を説明するための論
理図、(b)は本発明の実施例1を示すレイアウト図で
ある。
【図2】(a)は本発明の実施例2を説明するための論
理図、(b)は本発明の実施例2を示すレイアウト図で
ある。
【図3】従来例を示すレイアウト図である。
【図4】従来例を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
1 第1のクロック配線 1’ 第2のクロック配線 2 データ 3 第1論理セルのフリップフロップ 4 組み合わせ回路 5,5’ 第2論理セルのフリップフロップ 6 論理マクロ 7 論理セル列

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号に同期して動作する複数の論
    理セルが横方向に配列された論理セル列を、縦方向に多
    段に配置した論理セル列群と、前記論理セル列群へ前記
    クロック信号を供給するクロック配線を有する半導体集
    積回路のレイアウト方式であって、前記クロック配線
    は、縦方向に配置された第1のクロック配線と、該第1
    のクロック配線と、各々、第1及び第2の接続点で接続
    されるとともに横方向に配置された第2及び第3のクロ
    ック配線とを有し、前記論理セル列群は、前記第2のク
    ロック配線と第3の接続点で接続された第1の論理セル
    と、前記第3のクロック配線と第4の接続点で接続され
    るとともに前記第1の論理セルの出力に応答して動作す
    る第2の論理セルとを有し、前記第3と第4の接続点間
    の前記第3のクロック配線長は、前記第1と第2の接続
    点間の前記第2のクロック配線長以上であることを特徴
    とする半導体集積回路のレイアウト方式。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の論理セルは、フリップ
    フロップであることを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路のレイアウト方式。
JP4273896A 1992-10-13 1992-10-13 半導体集積回路のレイアウト方式 Expired - Lifetime JP2982516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4273896A JP2982516B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 半導体集積回路のレイアウト方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4273896A JP2982516B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 半導体集積回路のレイアウト方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06125005A JPH06125005A (ja) 1994-05-06
JP2982516B2 true JP2982516B2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=17534085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4273896A Expired - Lifetime JP2982516B2 (ja) 1992-10-13 1992-10-13 半導体集積回路のレイアウト方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2982516B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06125005A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4661721A (en) Clock driver distribution system in a semiconductor integrated circuit device
JP5216287B2 (ja) 半導体装置
US6043704A (en) Clock distribution circuit for semiconductor integrated circuit
JPH0677403A (ja) 半導体集積回路装置及びその設計方法
JP2982516B2 (ja) 半導体集積回路のレイアウト方式
GB1570336A (en) Fet circuits
JPS6387744A (ja) 半導体集積回路
JPS61135225A (ja) 集積回路チツプ構造
JP2737620B2 (ja) 半導体集積回路の配線方法
JP3186715B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3262426B2 (ja) 半導体集積回路装置のレイアウト方法
JP3006804B2 (ja) ゲートアレイ型半導体集積回路装置およびそのクロックドライバのクロックスキューの調整方法
JP2000029562A (ja) 半導体集積回路及びクロック供給回路の設計方法
JPH04217345A (ja) 半導体装置
JPH06112205A (ja) 半導体集積回路装置
JP3115743B2 (ja) Lsi自動レイアウト方法
JPH0685218A (ja) 半導体集積回路
JPH06260555A (ja) 半導体集積回路
JPH0844776A (ja) 半導体集積回路のクロック配線回路の設計方法
JP2786017B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP3273683B2 (ja) 半導体集積回路
JPH04290261A (ja) 半導体回路のレイアウト方法
JPS6110253A (ja) 半導体集積回路
JPH05218360A (ja) ゲートアレイ
JPH0474453A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990824