JPH0685218A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Publication number
JPH0685218A
JPH0685218A JP4237958A JP23795892A JPH0685218A JP H0685218 A JPH0685218 A JP H0685218A JP 4237958 A JP4237958 A JP 4237958A JP 23795892 A JP23795892 A JP 23795892A JP H0685218 A JPH0685218 A JP H0685218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flip
flop
clock
wiring
input
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4237958A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hatakeyama
茂 畠山
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】AL(アルミニウム)配線寄生抵抗値を低減す
る事により、AL配線寄生抵抗により生ずるクロックス
キューを低減すること。 【構成】ゲートアレイにおいて、クロック配線を、AL
配線層の最上層に正方形の形状のAL配線L1を設け
る。形状が正方形のAL配線L1の寄生抵抗値は、常に
低い一定値以上に抑えられる為、AL配線寄生抵抗によ
り生ずるクロックスキューの低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特にゲートアレイに搭載される半導体集積回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の第1の半導体集積回路は、図6に
示すように、順序回路の構成において、クロックドライ
バ4の出力が節点6からフリップフロップ19のクロッ
ク(C)に入力されるアルミニウム(Al)配線L9
と、フリップフロップ18のクロック(C)に入力され
るAl配線L10とに分岐されている。
【0003】フリップフロップ18のQ出力は、遅延回
路D1を介して、フリップフロップ19のデータ入力へ
と接続されている。
【0004】次に、図7に示すタイミング図を使用し
て、図6の動作について説明する。
【0005】図7において、波形20はクロックドライ
バ4の入力波形,波形21はクロック入力7の波形,波
形22はクロック入力8の波形,波形23はフリップフ
ロップ18のQ出力波形,波形24はフリップフロップ
19のD入力波形である。波形21,22の時間差W1
は、配線長差によるクロックスキューが生じた部分であ
る。時間差W3は、遅延回路D1による遅延時間であ
る。時間差W2は、フリップフロップ19のデータホー
ルドタイムに対して、マージンが有る部分である。
【0006】クロックドライバ6の出力信号は、Al配
線寄生抵抗により、Al配線L9とAl配線L10とで
は、Al配線長差によりスキューが生じ、フリップフロ
ップ18のクロック入力7とフリップフロップ19のク
ロック入力8とのクロック信号が、同一タイミングで入
力されない。
【0007】この為、回路設計者は、予め前記フリップ
フロップ19のクロック入力8へのクロック信号入力タ
イミングより遅いタイミングで、フリップフロップ19
のデータ入力10のデータ信号が入力されるように、フ
リップフロップ18のQ出力と、フリップフロップ19
のデータ入力10間に、遅延回路D1を挿入する事によ
り、回路誤動作の回避を行っていた。
【0008】次に、第2の従来の技術について説明す
る。基本セル内に、通常の信号配線の線幅よりも太幅の
クロック信号セル内配線を予め配線してある様にする。
これにより、通常信号配線より寄生抵抗値を減ずる事が
可能であり、クロックスキューの低減が望める(例え
ば、特開平3−69163)。
【0009】次に、第3の従来の技術について説明す
る。自動配線結果にて、下層配線中,上層配線に置換可
能な箇所は、配線寄生抵抗値の低い上層配線に置換する
事により、クロックスキューの低減が望める(例えば、
特開平2−248073)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来の第1の半導
体集積回路では、前述したように、回路設計者が予めク
ロックスキューを考慮して、遅延回路の挿入により、対
策しなければならない。
【0011】この為、回路設計の容易さに欠け、また遅
延回路の挿入により使用する基本セル数が膨大になると
いう問題点があった。
【0012】次に従来の第2,3の半導体集積回路では
前述した様に配線寄生抵抗の低減は望めるが、自動配置
にてフリップフロップの相互が遠くに配置されると、フ
リップフロップ相互間の距離に比例して配線寄生抵抗値
が高くなり、クロックスキューが生じてくるという問題
点があった。
【0013】本発明の目的は、前記問題点を解決し、ク
ロックスキューが生じないように容易に設計できるよう
にした半導体集積回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
の構成は、最上層の配線層に少なくとも一つの正方形状
の配線を設け、論理ブロック間の電気的接続をした事を
特徴とする。
【0015】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の半導体集積回
路の配置を示す平面図、図2は図1の回路図である。
【0016】図1,図2において、本実施例は、順序回
路を構成しており、クロックドライバ1の出力が、最上
層アルミニウム配線へのスルーホール40を介して、正
方形のアルミニウム(Al)配線層L1へ接続されてい
る。前記正方形のAl配線層L1を介して、シフトレジ
スタを構成しているフリップフロップ41とフリップフ
ロップ12とのクロック入力へ接続するコンタクト2と
コンタクト3とを介して、クロック信号が供給される。
ここで、フリップフロップ41のQ出力4とフリップフ
ロップ42のデータ(DATA)入力5は、通常のアル
ミニウムAl配線L2を介して接続される。
【0017】次に図3を参照して、図1,図2の動作に
ついて説明する。クロックドライバ1の出力信号は、フ
リップフロップ41とフリップフロップ42とのクロッ
ク入力へと接続されるが、最上層Al配線L1は正方形
である事から、寄生抵抗値は低く、フリップフロップ4
1のコンタクト即ちクロック入力2とフリップフロップ
42のコンタクト即ちクロック入力3との間に、クロッ
クスキューは生じない。
【0018】この為、フリップフロップ41のQ出力4
及びフリップフロップ42のデータ(DATA)入力5
は、クロック入力3の変化するタイミングより後に変化
する為、シフトレジスタは安定した動作が得られる。図
3中時間差W4は、フリップフロップ42のデータホー
ルドタイムに対して、充分マージンがある。
【0019】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照して説明する。
【0020】図4,図5は、本発明の第2の実施例の半
導体集積回路における順序回路をそれぞれ示す平面図,
回路図である。図1,図2において、本実施例は、第1
の実施例と異なり、クロックドライバが相異なるシフト
レジスタ回路が搭載されている。
【0021】クロックドライバ52によりクロック信号
が供給されるフリップフロップ58とフリップフロップ
54とフリップフロップ55とは、正方形の最上層Al
配線L3が設けられている領域にクロックが接続できる
ように配置を行う。
【0022】同様にクロックドライバ53によりクロッ
ク信号が供給されるフリップフロップ56とフリップフ
ロップ57は、正方形の最上層Al配線L4が設けられ
ている領域に、クロックが接続できるように配置を行
う。本第2の実施例についても回路動作は、第1の実施
例と同様である。
【0023】このように、クロックの本数が複数である
場合、または順序回路を構成するフリップフロップの規
模の大小に合わせて、クロック供給を行うAl配線の正
方形の面積を変更する事により、多数の順序回路にも対
応できる。
【0024】フリップフロップ58,54,55,5
6,57間には、それぞれのQ出力とD入力との間に、
Al配線L5,L6,L7,L8が設けられている。
【0025】正方形のAl配線は、その大きさにかかわ
らず、その最端間に生ずる寄生抵抗は常に一定であり、
従来の長方形のAl配線に比べて寄生抵抗値は低く、こ
の為クロックスキューは常に一定値以下に低く減じられ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、論理ブ
ロックの間の配線を正方形状の最上層配線により行う事
で、論理ブロック相互間の距離に依存せず、配線寄生抵
抗値を配線,シート抵抗値以下に抑えられる為、回路設
計時にクロックスキュー対策の為の遅延回路の挿入の対
策を行う必要が無く、遅延回路の使用により使用する基
本セル数が増加する事が無いという効果を有する。
【0027】また、第2の従来例において、配線長を1
5mmとした時、本発明によってAl配線容量寄生抵抗
値比を求めると、1/1000程度に低減する事が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体集積回路のレイ
アウトを示す平面図である。
【図2】図1の回路を示す回路図である。
【図3】図1の実施例の各部の動作状態を示す波形図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例のレイアウトを示す平面
図である。
【図5】図3の回路を示す回路図である。
【図6】従来の半導体集積回路を示す回路図である。
【図7】図6の回路の各部の動作状態を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1,4,6,52,53 クロックドライバ 2,3,7,8 クロック入力 4 Q出力 5 データ入力 6 節点 40 スルーホール 18,19,41,42,54,58,56,57
フリップフロップ L1,L3,L4 最上層アルミニウム配線 L2,L5,〜,L10 アルミニウム配線 W1〜W4 時間差 D1 遅延回路 20〜24 波形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路基板上の多数の配線層の
    うち最上層の配線層に、単数又は複数の正方形状の配線
    を設け、論理ブロック間の電気的接続をしたことを特徴
    とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 論理ブロックが、フリップフロップ回路
    である請求項1に記載の半導体集積回路。
JP4237958A 1992-09-07 1992-09-07 半導体集積回路 Withdrawn JPH0685218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4237958A JPH0685218A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4237958A JPH0685218A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0685218A true JPH0685218A (ja) 1994-03-25

Family

ID=17022990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4237958A Withdrawn JPH0685218A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 半導体集積回路

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JP (1) JPH0685218A (ja)

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