JPH06112205A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06112205A
JPH06112205A JP5122311A JP12231193A JPH06112205A JP H06112205 A JPH06112205 A JP H06112205A JP 5122311 A JP5122311 A JP 5122311A JP 12231193 A JP12231193 A JP 12231193A JP H06112205 A JPH06112205 A JP H06112205A
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JP
Japan
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clock
flip
semiconductor integrated
integrated circuit
input
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Application number
JP5122311A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tahira
由弘 田平
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用されるDフリップフロップの数が増大し
ても、Dフリップフロップ間でのクロックスキューの少
ない半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 クロック端子62に入力されたクロック信号
は、リング状に配置したクロック配線75を流れ、各ク
ロックバッファ63〜66を経て、さらにリング状に配
置したクロック配線76を流れ、Dフリップフロップ群
67〜70に入力される。クロック配線75、76はリ
ング状であるため、Dフリップフロップ群67〜70に
対してかかるクロックバッファ63〜66の負荷は均一
化され、各クロックバッファ23〜26の出力間の出力
遅延差は均等になり、かつ軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号、ビ
デオ信号等の映像信号をデジタル処理するために多数の
フリップフロップを内部に有する半導体集積回路装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路装置について、図
面を参照しながら説明する。
【0003】図6は従来のクロック信号供給回路を示す
半導体集積回路装置の構成図である。図6において、1
は半導体集積回路チップ、2は半導体集積回路チップ1
の外部からのクロック信号を入力する外部接続入力端子
であるクロック端子、3はクロック端子2に入力された
クロック信号を入力とする論理回路としてのクロックバ
ッファ、4はクロックバッファ3の出力信号であるクロ
ック信号を処理するための多数のDフリップフロップ
群、5はクロックバッファ3の出力端子とDフリップフ
ロップ群4の入力端子とを接続する信号線としてのクロ
ック配線である。
【0004】以下、その動作について説明する。半導体
集積回路チップ1の外部からクロック端子2に入力され
たクロック信号は、クロックバッファ3を経て、デジタ
ル信号を処理するDフリップフロップ群4に入力され
る。このとき、クロックバッファ3とDフリップフロッ
プ群4を接続するクロック配線5を枝状配線にすること
により、クロックバッファ3とDフリップフロップ4間
の配線抵抗は均一化され、クロックバッファ3から各D
フリップフロップ4のクロック入力端子までのクロック
信号の伝搬遅延時間は均一化される(以下、この状態を
クロックスキューが軽減された状態と呼ぶ)。
【0005】図7は図6に示す半導体集積回路装置より
もさらに多数(約1000個以上)のDフリップフロッ
プが内蔵された場合のクロック信号供給回路を示す半導
体集積回路装置の構成図である。図7において、6は半
導体集積回路チップ、7は半導体集積回路チップ6の外
部からのクロック信号を入力する外部接続入力端子であ
るクロック端子、8はクロック端子7に入力されたクロ
ック信号を入力とする論理回路としてのクロックバッフ
ァ群、9はクロックバッファ群8の出力信号であるクロ
ック信号を処理するための多数のDフリップフロップ
群、10はクロック端子7とクロックバッファ群8の入
力端子とを接続する信号線としてのクロック配線であ
る。
【0006】動作については、図6に示した半導体集積
回路装置と同様であるが、Dフリップフロップの数の増
加により、図6に示す1個のクロックバッファ3では出
力遅延が大きくなりすぎるため、通常クロック端子7の
信号を、多数のクロックバッファ群8に分配する手法が
とられる。このとき、クロック配線10を枝状にして、
クロック端子7とクロックバッファ群8間の配線抵抗を
均一化することにより、クロックスキューを軽減してい
る。ただし、クロックバッファ群8の各クロックバッフ
ァに接続されるDフリップフロップの数を同数にするこ
とにより、各クロックバッファからDフリップフロップ
に至る配線遅延を均一化している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の半導
体集積回路装置においては、クロックバッファ3とDフ
リップフロップ4を接続するクロック配線5を枝状配線
にすることにより、クロックスキュー軽減対策を行って
いる。しかし、Dフリップフロップ数が増加した場合、
クロックバッファ3における駆動能力の限界が発生し
て、クロック信号の配線遅延が半導体集積回路装置の規
格以上になってしまう。このため、クロックバッファ3
の出力段のトランジスタサイズを大きくする変更によ
り、駆動能力を増加させ、クロック信号遅延を規格以内
に抑える手法がとられる。しかし、これには限界があ
る。
【0008】このため、図7に示すように、複数のクロ
ックバッファ群8にクロック信号を分配する手法が採用
される。すなわち、クロック端子7とクロックバッファ
群8との間のクロック配線10を枝状配線にした半導体
集積回路装置が採用されるわけである。しかし、図7に
示す半導体集積回路装置においては、各クロックバッフ
ァに接続されるDフリップフロップの数を同数にしなけ
れば、クロックバッファ群8の出力間で負荷による出力
遅延差が発生し、ひいてはDフリップフロップ群9間で
クロックスキューが発生するという問題点がある。
【0009】半導体集積回路装置の規模が増大するに従
い、使用されるDフリップフロップの数は増加するが、
この時、各クロックバッファに接続されるDフリップフ
ロップの数を同数にすることは、事実上困難である。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、使用されるDフリップフロップの数が増大して
も、クロックスキューの少ない半導体集積回路装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体集積回路装置は、クロック信号また
は制御信号を入力とする少なくとも二つ以上の論理回路
と、前記論理回路の出力信号を入力とする複数のフリッ
プフロップとを備え、前記クロック信号または制御信号
を伝達し、前記論理回路の入力端子間を接続する第1の
信号線、または前記論理回路の出力端子と前記複数のフ
リップフロップの入力端子を接続する第2の信号線のい
ずれか一方または両方をリング状に配置した構成であ
る。
【0012】
【作用】本発明の半導体集積回路装置の構成によれば、
クロック信号または制御信号を伝達し、論理回路の入力
端子までの第1の信号線をリング状に配置することによ
り、実質上前記第1の信号線が前記各論理回路の入力端
子まで並列に2本接続され、かつ最短距離で接続された
ことになり、前記第1の信号線の配線抵抗が低減かつ均
一化される。結果として、前記各論理回路の入力端子へ
の配線遅延差が軽減される。また、前記論理回路の出力
端子と複数のフリップフロップの入力端子を接続する第
2の信号線をリング状にすることにより、すべての前記
フリップフロップにすべての前記論理回路から並列して
クロック信号または制御信号が供給され、かつ最短距離
で接続されたことになり、前記各論理回路の負荷が均一
化される。結果として、前記各フリップフロップ間での
クロックスキューは軽減される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例における多数
のDフリップフロップが内蔵された場合のクロック信号
供給回路を示す半導体集積回路装置の構成図である。
【0015】図1において、21は半導体集積回路チッ
プ、22は半導体集積回路チップ21の外部からのクロ
ック信号を入力する外部接続入力端子であるクロック端
子、23〜26はクロック端子22に入力されたクロッ
ク信号を入力とする論理回路としてのクロックバッフ
ァ、27〜30はクロックバッファ23〜26の出力信
号であるクロック信号を処理するための多数のDフリッ
プフロップ群、31〜34はクロックバッファ23〜2
6の出力端子とDフリップフロップ群27〜30の入力
端子とを接続する信号線としてのクロック配線、35は
クロック端子22とクロックバッファ23〜26の入力
端子とを接続し、クロック信号を伝達する信号線として
のクロック配線である。クロックバッファ23〜26は
半導体集積回路チップ21の周辺部に配置する。また、
クロック配線35は半導体集積回路チップ21の周辺部
をリング状に一周するように配置される。
【0016】以下、その動作について説明する。クロッ
ク端子22に入力されたクロック信号は、リング状に配
置したクロック配線35を流れ、各クロックバッファ2
3〜26を経て、クロック配線31〜34を流れ、Dフ
リップフロップ群27〜30に入力される。
【0017】クロック端子22からクロックバッファ2
3〜26までの配線遅延は、半導体集積回路チップ21
の面積に比例する。しかし、クロック配線35はリング
状に配置されているため、各クロックバッファ23〜2
6へのクロック信号の入力は、2方向並列の配線で行わ
れており、1方向だけの配線からのクロック信号入力に
比べると、実質配線抵抗が小さくなる。クロック端子2
2から最も遠方に位置するクロックバッファ25までの
配線抵抗が最大となるが、1本だけの配線からのクロッ
ク信号入力に比べると、2本並列の配線からのクロック
信号入力は配線抵抗が約半分になる。その結果、最大配
線遅延は配線容量の増加を考えても小さくなる。
【0018】以上のことから、本発明の第1の実施例で
ある半導体集積回路装置におけるクロック端子からクロ
ックバッファまでの配線遅延差(以下、クロックスキュ
ーと記す)は、従来の半導体集積回路装置におけるクロ
ックスキューより小さくなる。
【0019】なお、第1の実施例では、クロックバッフ
ァを四つ配置しているが、少なくとも二つ以上配置すれ
ばよい。また、クロック信号に代えて制御信号を入力信
号とし、フリップフロップのセットまたはリセット端子
への入力する構成でも同様である。
【0020】図2は本発明の第2の実施例における多数
のDフリップフロップが内蔵された場合のクロック信号
供給回路を示す半導体集積回路装置の構成図である。
【0021】図2において、41は半導体集積回路チッ
プ、42は半導体集積回路チップ41の外部からのクロ
ック信号を入力する外部接続入力端子であるクロック端
子、43〜45はクロック端子42に入力されたクロッ
ク信号を入力とする論理回路としてのクロックバッフ
ァ、46〜48はクロックバッファ43〜45の出力信
号であるクロック信号を処理するための多数のDフリッ
プフロップ群、49〜51はクロックバッファ43〜4
5の出力端子とDフリップフロップ群46〜48の入力
端子とを接続する信号線としてのクロック配線、52は
クロックバッファ43〜45の出力端子間を接続する信
号線としてのクロック配線、53はクロック端子42と
クロックバッファ43〜45の入力端子とを接続し、ク
ロック信号を伝達する信号線としてのクロック配線であ
る。クロックバッファ43〜45は半導体集積回路チッ
プ41の周辺部に配置する。クロック配線52は半導体
集積回路チップ21の内部でリング状に一周するように
配置される。また、クロック配線52はクロック配線4
9〜51と区別しているが、同一線上でもよい。
【0022】以下、その動作について説明する。クロッ
ク端子42に入力されたクロック信号は、クロック配線
53を流れ、各クロックバッファ43〜45を経て、リ
ング状に配置したクロック配線52を流れ、さらにクロ
ック配線49〜51を流れ、Dフリップフロップ群46
〜48に入力される。
【0023】クロック配線52はリング状に配置されて
いるため、各Dフリップフロップ群46〜48へのクロ
ック信号の入力は、2方向並列の配線で行われており、
1方向だけの配線からのクロック信号入力に比べると、
実質配線抵抗が小さくなる。その結果、配線遅延は小さ
くなる。
【0024】また、クロックバッファ43〜45とDフ
リップフロップ群46〜48間を接続するクロック配線
52はリング状に配置されているため、Dフリップフロ
ップ群46〜48に対してかかるクロックバッファ43
〜45の負荷は均一化される。すなわち、クロックバッ
ファ43〜45の負荷による出力遅延は均等になる。
【0025】ここで、リング状に配置されたクロック配
線52がなければ、クロックバッファ43〜45はそれ
ぞれに接続されたDフリップフロップ群46〜48だけ
にクロック信号を供給することになる。そのため、各D
フリップフロップ群46〜48に含まれるDフリップフ
ロップの数に不均等があれば、クロックバッファ43〜
45の出力遅延に差が発生する。すなわち、クロックス
キューが生じることになる。通常、回路ブロックの分割
は機能ブロック単位で実行されるため、各回路ブロック
におけるDフリップフロップ数を均等にすることは事実
上困難である。
【0026】以上のことから、本発明の第2の実施例で
ある半導体集積回路装置におけるクロック端子42から
Dフリップフロップ群46〜48までのクロックスキュ
ーは、従来の半導体集積回路装置におけるクロックスキ
ューより小さくなる。
【0027】また、本発明の第2の実施例である半導体
集積回路装置においては、クロックバッファ43〜45
の出力であるクロック配線52を短絡させ、かつ、リン
グ状の配線を行うことにより、半導体集積回路装置内全
体に均一にクロック信号を供給している。クロックバッ
ファ43〜45はDフリップフロップ群46〜48に対
して均等にクロック信号を供給するため、それぞれの出
力遅延差は軽減される。すなわち、クロックスキューが
軽減される。
【0028】なお、第2の実施例では、クロックバッフ
ァを四つ配置しているが、少なくとも二つ以上配置すれ
ばよい。また、クロック信号に代えて制御信号を入力信
号とし、フリップフロップのセットまたはリセット端子
への入力する構成でも同様である。
【0029】図3は本発明の第3の実施例における多数
のDフリップフロップが内蔵された場合のクロック信号
供給回路を示す半導体集積回路装置の構成図である。
【0030】図3において、61は半導体集積回路チッ
プ、62は半導体集積回路チップ61の外部からのクロ
ック信号を入力する外部接続入力端子であるクロック端
子、63〜66はクロック端子42に入力されたクロッ
ク信号を入力とする論理回路としてのクロックバッフ
ァ、67〜70はクロックバッファ63〜66の出力信
号であるクロック信号を処理するための多数のDフリッ
プフロップ群、71〜74はクロックバッファ63〜6
6の出力端子とDフリップフロップ群67〜70の入力
端子とを接続する信号線としてのクロック配線、75は
クロック端子62とクロックバッファ63〜66の入力
端子とを接続し、クロック信号を伝達する第1の信号線
としてのクロック配線、76はクロックバッファ63〜
66の出力端子間を接続する第2の信号線としてのクロ
ック配線である。クロックバッファ63〜66は半導体
集積回路チップ61の周辺部に配置する。クロック配線
75は半導体集積回路チップ61の周辺部をリング状に
一周するように配置される。また、クロック配線76は
半導体集積回路チップ61の内部でリング状に一周する
ように配置される。構成的には、本発明の第1および第
2の半導体集積回路装置の両方のリング状クロック配線
75,76を備えている。
【0031】以下、その動作について説明する。クロッ
ク端子62に入力されたクロック信号は、リング状に配
置したクロック配線76を流れ、各クロックバッファ6
3〜66を経て、さらにリング状に配置したクロック配
線75を流れ、つぎにクロック配線71〜74を流れ、
Dフリップフロップ群67〜70に入力される。
【0032】クロック端子62からクロックバッファ6
3〜66までの配線遅延は、半導体集積回路チップ61
の面積に比例する。しかし、クロック配線75はリング
状に配置されているため、各クロックバッファ63〜6
6へのクロック信号の入力は、2方向並列の配線で行わ
れており、1方向だけの配線からのクロック信号入力に
比べると、実質配線抵抗が小さくなる。クロック端子6
2から最も遠方に位置するクロックバッファ65までの
配線抵抗が最大となるが、1本だけの配線からのクロッ
ク信号入力に比べると、2本並列の配線からのクロック
信号入力の配線抵抗は約半分になる。その結果、最大配
線遅延は配線容量の増加を考えても小さくなる。
【0033】クロック配線76もやはりリング状に配置
されているため、各Dフリップフロップ群67〜70へ
のクロック信号の入力は、2方向並列の配線で行われる
ため、1方向だけの配線からのクロック信号入力に比べ
ると、実質配線抵抗が小さくなる。その結果、配線遅延
は小さくなる。また、クロックバッファ63〜66とD
フリップフロップ群67〜70間を接続するクロック配
線75はリング状に配置されているため、Dフリップフ
ロップ群67〜70に対してかかるクロックバッファ6
3〜66の負荷は均一化される。すなわち、クロックバ
ッファ63〜66の負荷による出力遅延は均等になる。
【0034】ここで、リング状に配置されたクロック配
線76がなければ、クロックバッファ63〜66はそれ
ぞれに接続されたDフリップフロップ群67〜70だけ
にクロック信号を供給することになる。そのため、各D
フリップフロップ群67〜70に含まれるDフリップフ
ロップの数に不均等があれば、クロックバッファ63〜
66の出力遅延に差が発生する。すなわち、クロックス
キューが生じることになる。通常、回路ブロックの分割
は機能ブロック単位で実行されるため、各回路ブロック
におけるDフリップフロップ数を均等にすることは事実
上困難である。
【0035】以上のことから、本発明の第3の実施例で
ある半導体集積回路装置におけるクロック端子62から
Dフリップフロップ群63〜66までのクロックスキュ
ーは、従来の半導体集積回路装置におけるクロックスキ
ューより小さくなる。
【0036】また、本発明の第3の実施例である半導体
集積回路装置においては、クロックバッファ63〜66
の出力であるクロック配線76を短絡させ、かつ、リン
グ状の配線を行うことにより、半導体集積回路装置内全
体に均一にクロック信号を供給している。クロックバッ
ファ63〜66はDフリップフロップ群67〜70に対
して均等にクロック信号を供給するため、それぞれの出
力遅延差は軽減される。すなわち、クロックスキューが
軽減される。
【0037】なお、第3の実施例では、クロックバッフ
ァを四つ配置しているが、少なくとも二つ以上配置すれ
ばよい。また、クロック信号に代えて制御信号を入力信
号とし、フリップフロップのセットまたはリセット端子
への入力する構成でも同様である。
【0038】図4は本発明の第4の実施例における多数
のDフリップフロップが内蔵された場合のクロック信号
供給回路を示す半導体集積回路装置の構成図である。本
実施例は、外部から入力されたクロック信号を分周回路
等のクロック信号生成回路に入力した後、クロック信号
生成回路の出力を内部のクロック信号として使用する半
導体集積回路装置の例である。
【0039】図4において、81は半導体集積回路チッ
プ、82は半導体集積回路チップ81の外部からのクロ
ック信号を入力する外部接続入力端子であるクロック端
子、83はクロック端子81から入力されたクロック信
号を入力するクロック信号生成回路、84,85はクロ
ック信号生成回路83の出力である第1および第2のク
ロック信号線、86はクロック信号線84が接続される
クロック配線、87はクロック信号線85が接続される
クロック配線、88〜91はクロック配線86に接続さ
れた論理回路としてのクロックバッファ、92〜95は
クロック配線87に接続された論理回路としてのクロッ
クバッファ、96はクロックバッファ88〜91の出力
端子間を接続するクロック配線、97はクロックバッフ
ァ92〜95の出力端子間を接続するクロック配線、9
8,99はクロックバッファ88〜91の出力信号であ
るクロック信号を処理するための多数のDフリップフロ
ップ群、100,101はクロックバッファ92〜95
の出力信号であるクロック信号を処理するための多数の
Dフリップフロップ群、102,103はクロックバッ
ファ88〜91の出力端子とDフリップフロップ群9
8,99の入力端子とをそれぞれ接続する信号線として
のクロック配線、104,105はクロックバッファ9
2〜95の出力端子とDフリップフロップ群100,1
01の入力端子とをそれぞれ接続する信号線としてのク
ロック配線である。
【0040】クロック信号生成回路83は図5(a),
(b),(c)に示すような、それぞれバッファ回路、
アンド回路、位相の異なる複数のクロック信号を生成す
る回路などが考えられる。クロックバッファ88〜95
は半導体集積回路チップ81の周辺部に配置する。クロ
ック配線86,87はそれぞれ半導体集積回路チップ8
1の周辺部をリング状に一周するように配置される。ま
た、クロック配線96,97はそれぞれ半導体集積回路
チップ81の内部でリング状に一周するように配置され
る。構成的には、本発明の第3の半導体集積回路装置と
同等であるが、クロック信号生成回路83で発生したク
ロック信号が2種類あるため、両方のクロック配線8
6,87および96,97がそれぞれ2本ずつリング状
に配置されている。
【0041】以下にその動作を説明する。クロック端子
82から入力されたクロック信号は、クロック信号生成
回路83に入力される。クロック信号生成回路83は例
えば分周回路であり、入力されたクロック信号に対し
て、分周された複数のクロック信号を出力する。図4の
半導体集積回路装置においては、2系統のクロック信号
をクロック信号線84,85に出力する。クロック信号
生成回路83の各出力はそれぞれクロックバッファ88
〜91,92〜95を経て、Dフリップフロップ群98
〜101に供給される。
【0042】このとき、図3の半導体集積回路装置と同
様に、クロック信号生成回路83とクロックバッファ8
8〜91とを配線するクロック配線96、クロック信号
生成回路83とクロックバッファ92〜95とを配線す
るクロック配線97をリング状に配置することにより、
各クロックバッファへの配線遅延が均一化され、クロッ
ク信号生成回路83とクロックバッファ88〜91間、
およびクロック信号生成回路83とクロックバッファ9
2〜95間のクロックスキューを軽減できる。
【0043】また、クロックバッファ88〜91とDフ
リップフロップ群98,99を接続するクロック配線9
6、およびクロックバッファ92〜95とDフリップフ
ロップ群100,101を接続するクロック配線97を
リング状に配置することにより、クロックバッファの負
荷が均一化され、クロックバッファ88〜91およびク
ロックバッファ92〜95の出力遅延は均一になり、結
果として、クロックスキューが軽減される。
【0044】なお、第4の実施例では、クロックバッフ
ァを四つ配置しているが、少なくとも二つ以上配置すれ
ばよい。また、クロック信号に代えて制御信号を入力信
号とし、フリップフロップのセットまたはリセット端子
への入力する構成でも同様である。さらに、クロックバ
ッファ88〜92の代わりに複数のクロック信号を生成
する論理回路を用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の半導体集積回路装置によれば、
外部接続入力端子から論理回路までの配線遅延は、半導
体集積回路チップの面積に比例するが、前記外部接続入
力端子と前記論理回路の入力端子間を接続する信号線は
リング状に配置されているため、前記各論理回路への外
部信号の入力は、2方向並列の配線で行われるため、1
方向だけの配線からの外部信号入力に比べると、実質配
線抵抗が小さくなる。従って、半導体集積回路装置にお
ける外部接続入力端子から各論理回路までの配線遅延差
は小さくなる。
【0046】また、論理回路と複数のフリップフロップ
間を接続する信号線はリング状に配置されているため、
半導体集積回路装置内全体に均一にクロック信号または
制御信号を供給していることになり、フリップフロップ
に対してかかる論理回路の負荷は均一化される。すなわ
ち、論理回路はフリップフロップに対して均等にクロッ
ク信号を供給し、論理回路の負荷による出力遅延は均等
になる。半導体集積回路装置における外部接続入力端子
からフリップフロップまでの配線遅延差は、従来より小
さくなる。
【0047】つまり、各フリップフロップ群内における
フリップフロップ数を同数にしたり、またフリップフロ
ップの数にあわせて、論理回路の駆動能力を変更するこ
となしに、すなわち、各フリップフロップ群内のフリッ
プフロップの数を管理することなしに、配線遅延差の少
ない半導体集積回路装置を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体集積回路
装置の構成図
【図2】本発明の第2の実施例における半導体集積回路
装置の構成図
【図3】本発明の第3の実施例における半導体集積回路
装置の構成図
【図4】本発明の第4の実施例における半導体集積回路
装置の構成図
【図5】本発明の第4の実施例におけるクロック信号生
成回路の構成図
【図6】従来の半導体集積回路装置の構成図
【図7】従来の半導体集積回路装置の構成図
【符号の説明】
1 半導体集積回路チップ 2 クロック端子 3 クロックバッファ 4 Dフリップフロップ群 5 クロック配線 6 半導体集積回路チップ 7 クロック端子 8 クロックバッファ群 9 Dフリップフロップ群 10 クロック配線 21 半導体集積回路チップ 22 クロック端子 23〜26 クロックバッファ 27〜30 Dフリップフロップ群 31〜35 クロック配線 41 半導体集積回路チップ 42 クロック端子 43〜45 クロックバッファ 46〜48 Dフリップフロップ群 49〜53 クロック配線 61 半導体集積回路チップ 62 クロック端子 63〜66 クロックバッファ 67〜70 Dフリップフロップ群 71〜76 クロック配線 81 半導体集積回路チップ 82 クロック端子 83 クロック信号生成回路 84,85 クロック信号線 86,87 クロック配線 88〜95 クロックバッファ 96,97 クロック配線 98〜101 Dフリップフロップ群 102〜105 クロック配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/82 27/04 D 8427−4M // G11B 20/10 351 Z 7923−5D H03K 5/00 K 7402−5J 19/173 9383−5J 7377−4M H01L 21/82 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号を入力とする少なくとも二つ
    以上の論理回路と、前記論理回路の出力信号を入力とす
    る複数のフリップフロップとを備え、前記クロック信号
    を伝達し、前記論理回路の入力端子間を接続する信号線
    をリング状に配置したことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】クロック信号を入力とする少なくとも二つ
    以上の論理回路と、前記論理回路の出力信号を入力とす
    る複数のフリップフロップとを備え、前記論理回路の出
    力端子と前記複数のフリップフロップの入力端子を接続
    する信号線をリング状に配置したことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  3. 【請求項3】クロック信号を入力とする少なくとも二つ
    以上の論理回路と、前記論理回路の出力信号を入力とす
    る複数のフリップフロップとを備え、前記クロック信号
    を伝達し、前記論理回路の入力端子間を接続する第1の
    信号線および前記論理回路の出力端子と前記複数のフリ
    ップフロップの入力端子を接続する第2の信号線をそれ
    ぞれリング状に配置したことを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】クロック信号が少なくとも一つの外部接続
    入力端子から入力された外部信号であることを特徴とす
    る請求項1,2または3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】クロック信号が外部接続入力端子から入力
    された外部信号を他の論理回路を介して生成させた信号
    であることを特徴とする請求項1,2または3記載の半
    導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】クロック信号に代えて制御信号を入力とす
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載
    の半導体集積回路装置。
JP5122311A 1992-05-25 1993-05-25 半導体集積回路装置 Pending JPH06112205A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07168645A (ja) * 1993-07-02 1995-07-04 Tandem Comput Inc チップ上クロックスキューの制御方法、及び、その装置
JPH098228A (ja) * 1995-06-26 1997-01-10 Nec Corp 半導体集積回路及びそのレイアウト手法
US6292043B1 (en) 1999-07-19 2001-09-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit device
JP2009275216A (ja) * 2008-04-14 2009-11-26 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリアミド組成物

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