JP2975863B2 - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JP2975863B2
JP2975863B2 JP7037349A JP3734995A JP2975863B2 JP 2975863 B2 JP2975863 B2 JP 2975863B2 JP 7037349 A JP7037349 A JP 7037349A JP 3734995 A JP3734995 A JP 3734995A JP 2975863 B2 JP2975863 B2 JP 2975863B2
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】表を作成する作表機能を備えたパ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサなどの文書作
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータやワード
プロセッサなどの情報処理装置(文書作成装置)には、
作表機能を備えるものがある。通常、作表機能により表
の枠組を罫線で作成し、罫線で囲まれたセル内にテキス
トデータなどの情報を入力するようになっている。
【0003】また、いわゆるスプレッドシート(表計算
ソフトウェア)では、予め複数のセルを備えた表が用意
されており、行幅や列幅を変更した場合にはその変更に
伴ってセル内のデータも正しく収まるように位置調整さ
れるようになっていた。つまり、データの属性情報とし
て例えばセンタリングなどが登録されていれば、列幅の
変更に伴う幅変更後のセル内でもデータは再びセンタリ
ングされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の文書作成装置の
作表機能では、表は罫線により作成されたものであるた
め、表全体を範囲指定して、表を移動させることはでき
るが、セル、行、列単位で他に影響を与えないように部
分的に移動させることはできなかった。そのため、列幅
の変更を「罫線移動」で行った場合、その罫線の左右の
列に属するセル中のテキストに対して、センタリング等
の位置調整をやり直す必要があった。このように、文書
作成装置の作表機能による表の編集は手間のかかるもの
であった。
【0005】また、スプレッドシートは、行単位、列単
位にセル間の関係を管理しており、表の編集が容易にな
っている。しかし、セルのサイズの変更は行、列単位で
しか行えない。そのため、ある特定のセルの幅や高さを
セル単位で設定することはできなかった。また、セルの
位置を個々に移動させることはできなかった。さらに、
全体が表なので、文書の一部に表を持たせる体裁は容易
ではなかった。
【0006】Windows(OS)には、「OLE」
というアプリケーション間でリンクをかける方法があ
る。これを用いれば、文書作成アプリケーションで作成
した文書内に表計算アプリケーションで作成した表を埋
め込むことができる。しかし、文書中に埋め込んだ表を
修正するには、表計算アプリケーションで表を修正した
後に、その修正を文書に反映させる操作が必要があり面
倒であった。文書に貼り付けた表を文書作成アプリケー
ションの機能で変更することもできるが、その場合には
表計算アプリケーションにその変更を反映させることが
できない。また、従来知られた表計算アプリケーション
では、セル単位でのセルの位置やサイズを変更させるこ
とができなかった。
【0007】また、特開平3−206552号公報に
は、文書に表や図形を貼り付けて出力させることができ
る表示処理システムが開示されている。このシステムに
よれば、前述したアプリケーション間でリンクをかけて
作成した表の修正のような余分な操作を伴うことなく、
文書に貼り付けた表を修正することができる。しかし、
セル単位でセルを移動させたり、他のセルに影響を与え
ずにセルサイズを変更させることができるとは示唆され
ていない。
【0008】このように従来知られた文書作成装置が備
える作表機能では、表中のセルを他のセルに影響を与え
ないようにセル単位で移動させたり、セル単位でサイズ
を変更させたりすることができなかった。そのため、セ
ル間の処理を簡単な操作で行って表現力豊かな表作成を
行うことができなかった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであってその目的は、作表手段により作成した
表中のセルに対し、セル単位でセル位置やセルサイズを
変更することができる文書作成装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、表を作成する作表手段を
備えた文書作成装置であって、前記作表手段により作成
された表中のセルを指定するとともに、そのセルの変更
先の位置又はサイズを指定するための入力手段(1)
と、前記入力手段(1)からの入力信号に基づいて前記
セルの変更先の位置又はサイズを演算する位置サイズ演
算手段(3,10,13〜17)と、前記入力手段
(1)により指定された前記セルを、前記位置サイズ演
算手段(3,10,13〜17)により演算された位置
又はサイズに変更して出力する出力手段(2,3,6,
10,11)とを備え、前記作表手段は、前記セル内に
登録されたテキストデータをセル単位で記憶するテキス
トデータ記憶手段(7,16)と、該テキストデータの
属性情報を記憶する属性情報記憶手段(13〜16)と
を備えており、前記出力手段(2,3,10,11)
は、前記演算手段によって演算された変更先の位置又は
サイズのセル内に、前記入力手段によって指定されたセ
ルに登録されているテキストデータをその属性情報を満
たすように、前記テキストデータ記憶手段(7,16)
および属性情報記憶手段(13〜16)の記憶内容に基
づいて出力するものであり、前記位置サイズ演算手段
(3,10,13〜17)は、表単位で行幅及び列幅を
管理する表設定幅管理手段(13)と、行単位で登録さ
れた行幅を管理する行幅管理手段(14)と、列単位で
登録された列幅を管理する列幅管理手段(15)と、セ
ル単位で登録されたセルサイズを管理するセル幅管理手
段(16)とを備え、さらに、前記出力手段(2,3,
10,11)は、前記表を出力するときに各セルの出力
サイズを、前記セル幅管理手段(16)、行幅管理手段
(14)および列幅管理手段(15)、表設定幅管理手
段(13)の優先順で検索して求める幅情報検索手段
(10)を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、さらに、前記表設定幅管理手段(13)の行幅及
び列幅に対する変更の有無を、行単位、列単位、セル単
位で管理する幅変更管理手段(17)を備え、前記幅情
報検索手段(10)は、セル単位を最優先とする所定の
優先順で前記幅変更管理手段(17)を検索し、変更有
りの情報を最初に検出した単位に対応する前記幅管理手
段(14〜16)から前記セルの出力サイズを求め、変
更有りの情報が無ければ前記表設定幅管理手段(13)
から前記セルの出力サイズを求めることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明では、表を作成する
作表手段を備えた文書作成装置であって、前記作表手段
により作成された表中のセルを指定するとともに、その
セルの変更先の位置又はサイズを指定するための入力手
段(1)と、前記入力手段(1)からの入力信号に基づ
いて前記セルの変更先の位置又はサイズを演算する位置
サイズ演算手段(3,10,13〜17)と、前記入力
手段(1)により指定された前記セルを、前記位置サイ
ズ演算手段(3,10,13〜17)により演算された
位置又はサイズに変更して出力する出力手段(2,3,
6,10,11)とを備え、前記作表手段は、前記セル
内に登録されたテキストデータをセル単位で記憶するテ
キストデータ記憶手段(7,16)と、該テキストデー
タの属性情報を記憶する属性情報記憶手段(13〜1
6)とを備え、前記出力手段(2,3,10,11)
は、前記演算手段によって演算された変更先の位置又は
サイズのセル内に、前記入力手段によって指定されたセ
ルに登録されているテキストデータをその属性情報を満
たすように、前記テキストデータ記憶手段(7,16)
および属性情報記憶手段(13〜16)の記憶内容に基
づいて出力するものであり、さらに、前記作表手段
(1,3,6,7,10〜12)は作成された表中の各
セルに関する位置情報及び属性情報をセル番号で管理し
ており、前記入力手段(1)により位置変更が指定され
たセルのセル番号を位置変更された後も保持することを
特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、出力
手段により、演算手段によって演算された位置又はサイ
ズに変更されたセル内には、指定されたセルに登録され
たテキストデータがその属性情報を満たすように、テキ
ストデータ記憶手段および属性情報記憶手段の記憶内容
に基づいて出力される。また、表中のセルの位置又はサ
イズ変更後に出力手段が表を出力するときのセルの出力
サイズは、セル幅管理手段、行幅管理手段および列幅管
理手段、表設定管理手段の優先順で幅情報検索手段が検
索して最初に得られたサイズに決められる。そのため、
表単位の他に、行・列単位で行幅・列幅が登録されてい
ても、セル単位でセルサイズを変更したセルに対して
は、変更後のセルサイズにて出力される。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、表設定幅
管理手段に設定された行幅及び列幅に対する変更の有無
を、行単位、列単位、セル単位で管理する幅変更管理手
段が、セル単位を最優先とする所定の優先順で幅情報検
索手段により検索される。そして、幅情報検索手段によ
り変更ありの情報が最初に検出された単位に対応する幅
管理手段からセルの出力サイズ、すなわち、横幅・縦幅
が求められ、変更ありの情報がなければ表設定幅管理手
段からセルの横幅・縦幅が求められる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、作表手段
により作成された表中の各セルに関する位置情報及び属
性情報はセル番号で管理されており、入力手段により位
置変更が指定されたセルのセル番号は、その位置変更後
も保持される。そのため、セルの位置変更後に、そのセ
ルをテキストデータと共に出力するときに、そのセルの
セル番号に対応する属性情報を読み込めば良く、セルの
位置変更に伴って属性情報の管理位置(番号)を変更し
なくても済む。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例の文書処
理装置を、図1〜図22に基づいて説明する。図1は、
文書処理装置の構成を示すブロック図である。
【0026】入力部1は、キーボード及びマウスなどか
ら構成されており、文書・図形・表モードなど各種モー
ドの選択、各オブジェクト(文書・図形・表など)の領
域(範囲)指定、各種編集機能の選択、テキストデー
タ、図形データ、表データの入力などするためのもので
ある。
【0027】表示部2は、CRTディスプレイやLCD
ディスプレイなどから構成されており、入力部1からの
入力操作に基づき指定されたテキストデータ、図形デー
タ、表データ、メニューなどを表示する。
【0028】主制御部3は、中央処理装置(CPU)
と、プログラムデータを記憶するROM及び一時データ
を蓄えるためのRAMなどの記憶装置とから構成され、
入力部1と表示部2における入出力制御、入力部1より
選択されたオブジェクト(文書・図形・表など)別に、
システムの制御権を各オブジェクトの処理部に渡す。
【0029】エレメント管理部4は、オブジェクトの指
定範囲とそのタイプTを管理する。図2はエレメント管
理部4に格納されたオブジェクト管理データODであ
る。ユーザにより指定された文書、図形、表などオブジ
ェクト毎の指定範囲を管理するデータであり、指定範囲
の始点座標(SX,SY)、終点座標(EX、EY)、
オブジェクトのタイプTより構成される。
【0030】モード記憶部5は、入力部1より選択され
た文書モード、図形モード、表モードなどの編集モー
ド、行優先か列優先かの処理優先順を指定するための優
先モードなどを記憶する。
【0031】テキスト処理部6は、各オブジェクトのテ
キストデータに対して入力部1からの指示に応じた処理
を行う。テキストデータ部7は、文書のテキストデータ
及びその属性を記憶するとともに、図形や表中に入力さ
れたテキストデータを記憶する。
【0032】図形処理部8は、図形オブジェクトに対し
て入力部1からの指示に応じた処理を行う。図形データ
部9は、図形の型・属性データなどの図形データを記憶
する。
【0033】表処理部10は、表オブジェクトに対して
入力部1からの指示に応じた処理を行う。セル処理部1
1は、表処理部10からの指示に応じて表中の各セルに
対して処理を行う。
【0034】表データ部12は、表オブジェクトに関す
るデータを記憶する。以下は表データ部12の詳細であ
る。表情報管理部13は、行幅、列幅、文字サイズ、フ
ォント種などのデフォルト値(初期値)、ユーザが指定
した行数及び列数の設定値など表全体に関する属性情報
を管理する。図3は表情報管理部13に格納された表管
理データHDである。表の行数LN、表の列数CN、各
種デフォルト値、即ち行幅LW、列幅CW、フォント種
F、文字サイズS、罫線種K、網かけ種H、セル内表示
位置Pなどのデータが管理されており、ユーザにより指
定される行数LN及び列数CN以外の属性データに対し
ては、同図に示すデフォルト値が予め設定されている。
【0035】行情報管理部14は、表情報管理部13が
管理するデフォルト値に対して行単位で変更した場合の
変更情報を管理する。図4は行情報管理部14に格納さ
れた行管理データLDである。行番号LNO 、属性A、属
性値Dで構成される。図4の例では、1行目の幅LWが
「5」(デフォルト値「4」)に、2行目の罫線種Kが
「点線」(デフォルト値「実線」)に、4行目の網かけ
種Hが「反転」(デフォルト値「無地」)に変更された
ことを意味する。また、行情報管理部14は行単位に登
録された計算式も管理する。
【0036】列情報管理部15は、表情報管理部13が
管理するデフォルト値に対して列単位で変更した場合の
変更情報を管理する。図5は列情報管理部15に格納さ
れた列管理データCDである。列番号CNO 、属性A、属
性値Dで構成される。図5の例DEは、2列目の幅C
W、フォント種F、文字サイズS及び表示位置Pが、そ
れぞれ「10」(デフォルト値「8」)、「ゴシック」
(デフォルト値「明朝」)、「32」(デフォルト値
「24」)、「センタリング」(デフォルト値「左
詰」)に変更されたことを意味する。また、列情報管理
部15は列単位に登録された計算式も管理する。
【0037】セル情報管理部16は、表情報管理部13
が管理するデフォルト値、および行情報管理部14や列
情報管理部15が管理する変更情報(図4,図5)が、
セル単位で変更された場合の変更情報を管理する。図6
はセル情報管理部16に格納されたセル管理データSD
である。セルの行番号LNO 、列番号CNO 、属性A、属性
値Dで構成される。図6の例では、セル番号(3,4)
の表示位置Pが「センタリング」(デフォルト値「左
詰」)に、セル番号(5,2)の横幅(列幅CW)が
「12」(デフォルト値「8」)に変更されたことを意
味する。また、セル情報管理部16は表中のセルに登録
されたテキストデータも管理し、図6のセル番号(1,
2),(4,2)に示すように、属性A「データ」、属
性値D「アドレス番号」が登録される。ここで、「アド
レス番号」はそのテキストデータの記憶先であるテキス
トデータ部7のアドレス番号のことである。
【0038】変更フラグ管理部17は、行、列、セル単
位で位置情報(行幅や列幅)の変更の有無、属性情報の
変更の有無を管理し、セルについてはテキストデータの
登録の有無も管理する。図7は変更フラグ管理部17に
格納されたフラグ管理データFDである。行情報変更フ
ラグLF、列情報変更フラグCF、セル情報変更フラグ
SFで構成され、それぞれ行数LN、列数CN、セル数
(LN×CN)に対応する個数だけ用意されている。行
情報変更フラグLFと列情報変更フラグCFは2ビット
で構成され、行幅・列幅などの位置情報を下位ビット、
フォント種などの属性情報を上位ビットで管理し、変更
がある場合には「1」が立てられる。何も変更なければ
「00」、位置変更があれば「01」、属性変更があれ
ば「10」、共に変更があれば「11」となる。また、
セル情報変更フラグSFは3ビットで構成され、位置情
報を下位ビット、属性情報を中位ビット、セル内のテキ
ストデータを上位ビットで管理する。例えば、位置、属
性の変更無しでテキストデータの登録が有る場合は「1
00」となる。
【0039】次に、この文書処理装置における動作を説
明する。例えば図8に示すように、文書SE,図形GR
を作成する場合、まず破線で示す領域を範囲指定し、そ
の指定領域内に文書SE,図形GRを作成する。範囲指
定は、「文書モード」,「図形モード」,「表モード」
を入力部1より選択した後、マウスのドラッグ操作でそ
れぞれの範囲を指定して行う。
【0040】図8に示すように文書SE、図形GRを作
成した後、その同一ページに表を作成する場合を例と
し、表HYの罫線枠(図9)を作成する処理について図
10のフローチャートに従って説明する。なお、モード
記憶部5には「行優先」又は「列優先」の優先モードが
予め設定されている。
【0041】まず入力部1より「表モード」が選択され
ると、ステップS1で、主制御部3はモード記憶部5に
「表モード」を記憶する。次に、図8に示すように、表
の作成領域を指定するため、指定する領域範囲の左上点
Ps でマウスボタンが押され、そのままマウスが移動さ
れてその領域範囲の右下点Pe でマウスボタンが離され
ると(ステップS2)、主制御部3はステップS3に進
んでマウスが押された始点Ps の座標(1,25)と、
マウスが離された終点Pe の座標(40,45)を演算
し、そのオブジェクトのタイプT「表」とともにエレメ
ント管理部4に図2に示すように登録する。
【0042】次に、表示部2の画面上で「表の詳細設定
をする/しない」を聞いてくるので、ユーザは入力部1
の操作で応答する。詳細設定をする場合には、ユーザは
行数LN、列数CNを指定したり、行・列単位で行幅L
W、列幅CWを指定する。ステップS4で「する」が選
択されると、主制御部3はステップS5に進み、ステッ
プS5でユーザが設定した情報を蓄えてスッテプS6に
進む。また、ステップS4で「しない」が選択されると
ステップS6に進む。
【0043】このとき、主制御部3は始点終点座標、詳
細設定情報とともにシステムの制御権を表処理部10に
渡す。ステップS6で、表処理部10は表データ部12
を起動させ、デフォルト値等を表情報管理部13に登録
する。行数、列数が指定されている場合は、その指定さ
れた行数LN、列数CNを登録する。また、行数、列数
が指定されていない場合は、システムのデフォルト値
(行幅LW、列幅CW)より表を指定範囲内に収め得る
ように算出した行数LN、列数CNを登録する。行単
位、列単位で幅が指定されている場合は、1番多く設定
された行幅または列幅をデフォルト値とする。例えばデ
フォルト値と違う行幅となる行が発生したら、その行に
対応するフラグ管理データFD中の行変更フラグLFの
下位ビット(位置情報のフラグ)に「1」を立て、デフ
ォルト値と異なるその内容を行情報管理部14の行管理
データLD(図4)に登録する。
【0044】次に、表処理部10は表示部2の画面上へ
の表の表示処理を行う。表の表示は左上から右方向に順
にセルを表示して、右端まで行けば次の行について同様
にセルの表示を行い、最終行まで繰り返す。すなわち、
セル番号(NL ,NC )のセルをセル番号(1,1)か
らセル番号(LN,CN)まで若い行数から1行ずつ順
次に表示する。
【0045】ステップS7で表処理部10は、セルの行
番号NL を初期化し、NL =1とする。ステップS8で
はNL >LNが成立するか否か、すなわち行番号NL =
1からNL =LNまでのセルを全て表示し終えたか否か
を判断する。ステップS9では列番号NC を初期化し、
NC =1とする。ステップS10ではNC >CNが成立
するか否か、すなわち列番号NC =1からNC =CNま
でのセルを全て表示し終えたか否かを判断する。ステッ
プS11では、そのとき設定されたセル番号(NL ,N
C )のセルを表示する。ステップS12では列番号NC
に「1」を加算(NC =NC +1)する。
【0046】よって、まずNL =1で、S10〜S12
の処理を繰り返すことにより第1行のセルが表示され
る。こうして第1行のセルを表示し終えると、ステップ
S10でNC >CNが成立するためステップS13に進
み、行番号NL に「1」を加算してNL =2とし、再び
S10〜S12の処理を繰り返す。その結果、第2行の
セルが表示される。以後S8〜S13の処理を繰り返す
ことにより第3行以降のセルを一行ずつ若い列番号から
順次に表示し、最終行までセルを表示し終えると、ステ
ップS8でNL >LNが成立するため表示処理を終了す
る。例えばLN=5,CN=5が設定されている場合に
は、図9に示す表HYが表示される。
【0047】ここで、ステップS11(セルの表示処
理)では次のような処理が行われる。表処理部10はセ
ル番号(NL ,NC )と表データ部12の位置情報より
セルの表示位置(始点と終点)を算出する。このとき、
セルを通る行と列とで設定された行幅や列幅が違う場合
は、モード記憶部5に登録された優先モード(「行優
先」又は「列優先」)に従う。そして、表示位置と属性
情報(罫線種Kなど)ともにセル処理部11に制御権を
渡し、セル処理部11は与えられた表示位置と属性情報
をもとに主制御部3に表示要求する。主制御部3は表示
部2の画面上の表示要求があった位置に所定サイズのセ
ルを表示する。
【0048】なお、セル内にテキストデータが存在する
予め作成した表を読み出すときにも、ステップS7〜ス
テップS13と同じ処理が行われ、このときステップS
11でセルの表示の他に次のような処理が行われる。表
処理部10は、セルの表示位置を演算した後、フラグ管
理データFD(図7)からそのセル番号に対応するセル
情報変更フラグSFの上位ビット(テキストデータの有
無のフラグ)を調べ、上位ビットに「1」が立っていれ
ば、そのセル番号に対応するテキストデータのアドレス
番号をセル管理データSD(図6)から引出す。次に、
テキストデータの属性情報(フォント種等)を引出すに
当たり、まずフラグ管理データFDからテキストデータ
の属性の変更の有無を調べ、このときセル情報変更フラ
グSFを最優先し、次に優先モード(「行優先」又は
「列優先」)に従って行情報変更フラグLF、列情報変
更フラグCFのいずれかを優先させる。そして、その優
先順に各変更フラグSF,LF,CFの属性情報ビット
を調べ、最初に「1」を見つけた変更フラグSF(又は
LF,CF)に対応する管理データSD(又はLD,C
D)から属性情報を読出す。「1」を見つけられなかっ
た場合は、表管理データHD(図3)中のデフォルト値
を読出す。そして、そのアドレス番号、属性情報ととも
にテキスト処理部6に制御権を渡し、テキスト処理部6
はテキストデータとともに主制御部3に表示要求し、主
制御部3はセル内にそのテキストデータを表示する。セ
ルの表示位置の算出に必要となるセル幅(行幅,列幅)
も、属性情報と同様の手法によりフラグ管理データFD
の位置情報フラグを調べることにより上記の優先順で各
データSD,LD,CD,ZDから求められる。
【0049】次に、作成した表HYのセルにテキストデ
ータを入力するときの処理動作を、図11,図12の表
示画面を用いて図13のフローチャートに従って説明す
る。表モードでなければ「表モード」とし、マウスを操
作してテキストデータを入力するセルSL内でマウスボ
タンを押してセルを指定する。こうしてステップS21
で主制御部3は入力部1よりマウスからの入力を得る
と、ステップS22でマウスボタンが押された位置の座
標(X1 ,Y1 )を得て、その位置座標が属するオブジ
ェクトのタイプTをエレメント管理部4のオブジェクト
管理データOD(図2)から調べ、その位置座標が
「表」の範囲内であるかどうかの確認をする。タイプT
が「表」であれば、主制御部3は位置座標(X1 ,Y1
)とともに制御権を表処理部10に渡す。
【0050】ステップS23で表処理部10は、表デー
タ部12からその位置座標(X1 ,Y1 )に属するセル
を算出し、ステップS24でオープン処理を行う。すな
わち、そのセルの位置情報、属性情報とともにセル処理
部11に制御権を渡し、セル処理部11は与えられた位
置情報、属性情報をもとにテキスト処理部6に制御権を
渡す。こうしてオープン処理が完了すると、テキスト処
理部6は図11に示すように表示部2の画面上にテキス
トデータの入力位置にカーソルCを表示する。
【0051】この状態から、ユーザはキーボードを操作
して文字列(テキスト)を入力する。ステップS25で
テキスト処理部6は入力部1から入力されるテキストを
表示部2の画面上に表示するとともに、その文字列のテ
キストデータをテキストデータ部7に記憶させる。例え
ばキーボードから「山田太郎」と入力されると、図12
に示すように表示部2の画面上にその文字列「山田太
郎」を表示する。
【0052】文字列を入力し終えたユーザがその文字列
の確定のためマウスを操作し、その結果、ステップS2
6でマウスからの確定入力を得ると、テキスト処理部6
はそのテキストデータ「山田太郎」をテキストデータ部
7に新規のアドレス番号にて格納し、その後クローズ処
理を行う。
【0053】すなわち、テキスト処理部6はテキストデ
ータのアドレス番号とともにセル処理部11に制御権を
渡し、セル処理部11はそのアドレス番号とともに表処
理部10に制御を渡す。そして、表処理部10は変更フ
ラグ管理部17のフラグ管理データFDに、テキストデ
ータの存在を登録するため、そのセル番号(1,2)に
対応するセル情報変更フラグSFの上位ビットに「1」
を立てる(図7)。また、セル情報管理部16のセル管
理データSD(図6)に、セル番号(1,2)、属性A
「データ」、値D「アドレス番号」を登録する。以下、
ユーザからの入力操作に応じてS21〜S27の処理が
繰り返され、表HY中のセルSLにテキストデータが入
力される。
【0054】次に列幅を変更するときの処理を、図1
4,図15の表示画面を用いて図16のフローチャート
に従って説明する。図14は、表HYの2列目のセルに
テキストデータTXがセンタリング等されて登録された
表示画面である。この状態から2列目の列幅を変更する
場合を例に説明する。
【0055】「表モード」の状態で、ユーザは列幅を変
更する2列目の右上点P1 でマウスボタンを押して列を
指定する。ステップS31でマウスボタンからの入力を
得ると、主制御部3はその位置座標(X2 ,Y2 )が表
の範囲内であるかどうかを確認し、確認後その位置座標
(X2 ,Y2 )とともに制御権を表処理部10に渡す。
ステップS32で、表処理部10はその位置座標(X2
,Y2 )が列間を区画する罫線の最上部であることを
認知すると、列幅の変更処理が指令されたと判断し、ス
テップS33で画面上に輝線(又は色付き)の幅変更罫
線K1をその指定された罫線に重ねるように表示させ
る。ユーザがマウスをドラッグさせるに伴い表処理部1
0は幅変更罫線K1の表示位置を移動させる。
【0056】ステップS34でマウスボタンが離されて
変更先位置を入力すると、ステップS35で表処理部1
0はマウスボタンが離された入力位置の座標より変更後
の列幅を演算する。そして、列幅変更の存在を登録する
ため変更フラグ管理部17のフラグ管理データFD(図
7)中の列情報変更フラグCFの2列目下位ビット(位
置情報変更の有無のフラグ)に「1」を立てるととも
に、列情報管理部15の列管理データCDに、演算によ
り求めた変更後の列幅値(例えば「10」)を登録す
る。列管理データCDには、図5に示すように列番号
「2」、属性「幅」、値「10」が登録される。このと
き、2列目の列幅が以前に変更済みであれば、列管理デ
ータCDに登録された内容のみを変更する。こうして列
幅の設定変更処理を終えると、制御権をセル処理部11
に渡す。
【0057】ステップS36において、セル処理部11
は、列幅変更により表示位置が変更されるセル、すなわ
ち2列目以降のセルの再表示を行う。このセルの再表示
は、図10のステップS7〜ステップS13の要領で行
われ、ステップS9ではNC=2と初期設定される。そ
の結果、2列目以降のセルSLが再表示され、図15に
示すように2列目の列幅が右方向に広がり(列幅「8」
から「10」に)、その分だけ3列目以降の列が列幅を
保持したまま右方向にずれる。また、セルSLに登録さ
れたテキストデータTXは、その属性情報に基づいて新
たに表示し直され、同図に示すように列幅変更後の2列
目のセルSLにはテキストデータTXがセンタリング等
されて表示される。なお、行幅変更、行・列単位での属
性情報の変更も同様の処理手順により行われる。
【0058】次に、セルSLをセル単位で位置変更する
ときの処理を、図17,図18の表示画面を用いて図1
9のフローチャートに従って説明する。図17は2列目
のセルにテキストデータTXがセンタリング等されて登
録された表示画面である。この状態から5行2列目のセ
ルSLを位置変更する場合を例に説明する。
【0059】「表モード」の状態とし、メニューより
「位置変更」(図示せず)を選択し、位置変更させるセ
ルSL内(例えば点P2 )でマウスボタンを押してセル
を指定する。ステップS41で、主制御部3はマウスボ
タンからの入力を得ると、その位置座標(X3 ,Y3 )
が表指定範囲内にあるかどうかを確認し、確認後その位
置座標(X3 ,Y3 )とともに制御権を表処理部10に
渡す。
【0060】ステップS42で、表処理部10はその位
置座標(X3 ,Y3 )をもとに指定されたセルSLを演
算により割り出し、ステップS43でそのセルSLに重
ねるように輝線(又は色付き)の位置変更罫線K2を表
示する。マウスがドラッグされるに伴い表処理部10は
位置変更罫線K2の表示位置を移動させる。
【0061】ステップS44で、マウスボタンが離され
てセルSLの位置変更先を入力すると、ステップS45
で表処理部10はセル位置の設定変更処理を行う。すな
わち、入力位置より位置変更後のセルSLの座標(始点
・終点)を演算する。そして、変更フラグ管理部17の
フラグ管理データFD(図7)に、セルSLの位置変更
の存在を登録するため、セル情報変更フラグSFのセル
番号(5,2)の下位ビット(位置情報変更の有無のフ
ラグ)に「1」を立てるとともに、セル情報管理部16
のセル管理データSDに、演算により求めた位置変更後
のセルSLの座標(始点・終点)を登録する。セル管理
データSDには図6に示すように、セル番号(5,
2)、属性「位置」、値「移動先の座標(始点・終
点)」が登録される。このとき、そのセルの位置が以前
に変更済みであれば、セル管理データSDに登録された
内容のみを変更する。そして、制御権をセル処理部11
に渡す。
【0062】ステップS46で、セル処理部11は位置
変更したセルSLの再表示を行う。このセルの再表示
は、図10のステップS7〜ステップS13の要領で行
われ、ステップS7,S9でNL =5,NC =2とそれ
それ初期設定されるとともにステップS8,S10でL
N=5,CN=2とそれぞれ設定される。そして、ステ
ップS10でフラグ管理データFDを検索したときにセ
ル情報変更フラグSFのセル番号(5,2)の下位ビッ
トに「1」が立っているので、そのセル番号(5,2)
に対応する位置変更情報をセル管理データSDから読み
込む。そして、読み込んだ「移動先の座標(始点・終
点)」とその他の属性情報とに基づきセルSL1 を表示
させる。
【0063】その結果、図18に示すように位置変更指
定した移動先位置にセルSL1 が表示される。セルSL
1 には属性情報に基づき新たにテキストデータTXが表
示し直され、テキストデータTXがセンタリング等され
て表示される。また、位置変更先にもともとあったセル
SLは、位置変更したセルSL1 に隠された状態とな
る。なお、位置変更後もセル番号はそのまま維持され
る。
【0064】次に、セル幅をセル単位で変更するときの
処理を、図20,図21の表示画面を用いて図22のフ
ローチャートに従って説明する。図20の表示画面で5
行2列目のセルSLのセル幅を変更する場合を例に説明
する。
【0065】「表モード」の状態でメニューより「幅変
更」(図示せず)を選択し、幅変更させるセルSL内
(例えば点P3 )でマウスボタンを押してセルを指定す
る。ステップS51で、マウスボタンが押されてマウス
からの入力を得ると、その位置座標(X4 ,Y4 )が表
指定範囲内であるかどうかを確認し、確認後その位置座
標とともに制御権を表処理部10に渡す。
【0066】ステップS52で、表処理部10はその位
置座標(X4 ,Y4 )をもとに指定されたセルSLを割
り出し、ステップS53でそのセルSLに重ねるように
輝線(又は色付き)の位置変更罫線K3を表示する。マ
ウスがドラッグされるに伴い表処理部10は位置変更罫
線K3の表示位置を移動させる。本実施例では、位置変
更罫線K3で仮表示されたセルの始点(左上点)が保持
され、その終点(右下点)を移動させてその右線をX方
向、下線をY方向にシフトさせることにより変更先のセ
ルサイズを指定する。
【0067】例えば図20に示す点P4 でマウスボタン
が離され、横幅が破線で示す位置まで広がるように指定
され、ステップS54でセルの終点座標の変更先を入力
すると、ステップS55で表処理部10はセル幅の設定
変更処理を行う。すなわち、入力位置を終点とするセル
サイズ(横幅・縦幅)を演算し、フラグ管理データFD
に、セル幅変更されたことを登録するため、それに対応
するセル情報変更フラグSFの下位ビットに「1」を立
てるとともに、セル管理データSDにその変更内容、セ
ル番号(5,2)、属性「横幅」、値「12」を登録す
る。そのセルの幅が以前に変更済みであれば、セル管理
データSDの内容のみを変更する。そして、制御権をセ
ル処理部11に渡す。
【0068】ステップS56で、セル処理部11はセル
幅が変更されたセルSL2 の再表示を行う。フラグ管理
データFDにおいて、セル番号(5,2)に対応するセ
ル情報変更フラグSFの下位ビットが「1」であるた
め、セル管理データSDからそのセル番号に対応する属
性「横幅」の値「12」を読出し、図21に示すように
セル番号(5,2)に横幅「12」のセルを表示させ
る。テキストデータTXはその属性情報に基づきセンタ
リング等されて表示される。なお、このセルサイズの変
更により隣接のセルが完全に隠された場合には、隠され
たセル内の数値は計算処理の対象とされず、部分的に隠
された場合には、その隠された程度に応じてセル内の数
値が計算処理の対象とされるようになっている。また、
また、セル単位での属性情報の変更も同様の処理手順に
より行われる。また、メニューより「位置変更」と「幅
変更」を繰り返し選択することにより、位置変更させた
セルをサイズ変更させたり、サイズ変更させたセルを位
置変更させることもできる。
【0069】以上詳述したように本実施例によれば、文
書中に貼り付けた表中のセルを、他のセルに影響を与え
ずにセル単独で位置変更及びサイズ変更させることがで
きる。そのため、表上にセルを単独に重ね表示させるこ
とができ、表現豊かな表を備えた文書を作成することが
できる。また、セル内に登録されたテキストデータに対
する文字サイズ、センタリング等の属性情報をセル番号
毎に管理し、セルの位置変更又はサイズ変更後にはその
セル番号に対応する属性情報に基づきテキストデータが
表示される。そのため、セルの位置変更やサイズ変更後
のセル内に表示されるテキストデータを自動的にセンタ
リングしたり、同じフォントに揃えることができる。ま
た、セルを位置変更又はサイズ変更しても元のセル番号
が保持されるので、セル番号毎に記憶された属性情報な
どの記憶位置を修正する必要がない。
【0070】また、セルの出力時に、まずフラグ管理デ
ータFDのフラグを検索して変更の有無を調べてから、
その検索結果に基づく管理先よりテキストデータ、属性
情報、位置情報を得る処理構成なので、セル出力に必要
なデータを求めるための処理速度を高速にすることがで
きる。
【0071】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)セルの位置変更と幅変更を、1つの操作で行える
ようにしてもよい。例えば、セル位置変更後、入力部1
を操作して確定すると、幅変更可能な状態、すなわち位
置変更先でセルの終点が入力部1の操作により移動可能
な状態となるようにすればよい。 (2)幅変更のときに移動させるセル上の点は終点に限
定されない。例えばセルの4角から移動させる点を選択
できるようにしてもよい。この構成によれば、セルを所
望する方向に広げたり狭めたりすることができるうえ、
各点を適宜に選んで移動させればセルを位置変更させる
こともできる。 (3)セルの位置変更や幅変更により、表の上にセルを
複数重ね表示されるようにしてもよい。下層のセルから
順に表示処理を行えばよい。この構成によれば、一層表
現豊かな表を作成することができる。 (4)位置変更後のセルには新たなセル番号を付して、
元のセルと位置変更後のセルの両方にテキストデータが
表示できるようにしてもよい。 (5)スプレッドシートやWindows(OS)に使
用される表計算ソフトウェアを備えた文書処理装置に本
発明を適用してもよい。 (6)特開平3−206552号公報に開示された表示
処理システムに、本発明を適用し、表中のセルを単独で
位置変更や幅変更できるようにしてもよい。
【0072】前記実施例から把握され、特許請求の範囲
に記載されていない発明を、その効果とともに以下に記
載する。 (イ)請求項1の発明において、表を作成する作表手段
を備えた文書作成装置であって、前記セル位置変更手段
および前記セルサイズ変更手段を共に備えた。この構成
によれば、セル単位で位置変更とサイズ変更を共に行う
ことができる。 (ロ)請求項4に記載の発明において、属性情報記憶手
段は、表単位で属性情報を管理する表属性情報管理手段
と、該表属性情報管理手段が管理する前記属性情報に対
して、行単位で変更された属性情報を管理する行属性情
報管理手段と、列単位で変更された属性情報を管理する
列属性情報管理手段と、セル単位で変更された属性情報
を管理するセル属性情報管理手段とから構成されるとと
もに、セル内に出力させるテキストデータの属性情報を
求めるに当たり、前記セル属性情報管理手段を最優先さ
せ、次に前記行属性情報管理手段および列属性情報管理
手段を所定順に優先させて検索し属性情報を求める属性
情報検索手段を備え、前記出力手段は、前記属性情報検
索手段が求めた属性情報に基づき前記テキストデータを
出力するようにした。この構成によれば、属性情報を、
セル単位、行・列単位、表単位の順で優先させることが
できる。 (ハ)(ロ)に記載の発明において、前記表属性情報管
理手段に管理された前記属性情報は、初期値として設定
された。この構成によれば、必要に応じて初期値を変更
させるだけでよい。
【0073】
【発明の効果】従って、請求項1に記載の発明によれ
ば、入力手段より指定したセルを、そのセル内に登録さ
れたテキストデータがその属性情報を満たすように出力
された状態で変更先の位置又はサイズに出力させること
ができる。また、セル単位でセルサイズを変更後に表を
出力するときに、セル単位でサイズ変更されたセルに対
しては、表の行幅・列幅の設定に拘わらず、変更後のセ
ルサイズにて出力させることができる。
【0074】請求項2に記載の発明によれば、表全体に
設定された行幅・列幅に対する変更の有無をセル単位、
行・列単位毎にまず検索し、セルの出力サイズの求め先
を得てからそれに従いセルの出力サイズが求められるの
で、セルサイズを短時間で見つけだすことができる。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、入力手段
により位置変更が指定されたセルのセル番号は位置変更
後も保持され、セル内にテキストデータを出力するとき
に、そのセルのセル番号に対応する属性情報を読み込め
ば良いので、セルの位置変更に伴い属性情報の管理位置
(番号)を変更しなくても済む。
【0076】
【0077】
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における文書処理装置のブロック図。
【図2】エレメント管理部のデータ構造図。
【図3】表情報管理部のデータ構造図。
【図4】行情報管理部のデータ構造図。
【図5】列情報管理部のデータ構造図。
【図6】セル情報管理部のデータ構造図。
【図7】変更フラグ管理部のデータ構造図。
【図8】表作成処理を説明する画面図。
【図9】同じく画面図。
【図10】図8の処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】セル内のデータ入力処理を説明する画面図。
【図12】同じく画面図。
【図13】セル内のデータ入力処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図14】行単位の変更処理を説明する画面図。
【図15】同じく画面図。
【図16】行単位の変更処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図17】セル単位の位置変更処理を説明する画面図。
【図18】同じく画面図。
【図19】セル単位の位置変更処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図20】セル単位の幅変更処理を説明する画面図。
【図21】同じく画面図。
【図22】セル単位の幅変更処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…入力手段としての入力部、2…出力手段を構成する
表示部、3…セル位置変更手段、セルサイズ変更手段及
び位置サイズ演算手段を構成する主制御部、7…テキス
トデータ記憶手段としてのテキストデータ部、10…幅
情報検索手段としての表処理部、11…出力手段を構成
するセル処理部、13…属性情報記憶手段を構成する表
情報管理部、14…属性情報記憶手段を構成する行情報
管理部、15…属性情報記憶手段を構成する列情報管理
部、16…属性情報記憶手段を構成するセル情報管理
部、17…幅変更管理手段としての変更フラグ管理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−118768(JP,A) 「Microsoft Word f or Windows Word 機能 事典」、マイクロソフト株式会社発行、 1993年11月5日、P.363−364 及び P.499−500 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/21 - 17/27 G06F 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表を作成する作表手段を備えた文書作成
    装置であって、 前記作表手段により作成された表中のセルを指定すると
    ともに、そのセルの変更先の位置又はサイズを指定する
    ための入力手段(1)と、 前記入力手段(1)からの入力信号に基づいて前記セル
    の変更先の位置又はサイズを演算する位置サイズ演算手
    段(3,10,13〜17)と、 前記入力手段(1)により指定された前記セルを、前記
    位置サイズ演算手段(3,10,13〜17)により演
    算された位置又はサイズに変更して出力する出力手段
    (2,3,6,10,11)とを備え、 前記作表手段は、前記セル内に登録されたテキストデー
    タをセル単位で記憶するテキストデータ記憶手段(7,
    16)と、該テキストデータの属性情報を記憶する属性
    情報記憶手段(13〜16)とを備えており、 前記出力手段(2,3,10,11)は、前記演算手段
    によって演算された変更先の位置又はサイズのセル内
    に、前記入力手段によって指定されたセルに登録されて
    いるテキストデータをその属性情報を満たすように、前
    記テキストデータ記憶手段(7,16)および属性情報
    記憶手段(13〜16)の記憶内容に基づいて出力する
    ものであり、 前記位置サイズ演算手段(3,10,13〜17)は、
    表単位で行幅及び列幅を管理する表設定幅管理手段(1
    3)と、行単位で登録された行幅を管理する行幅管理手
    段(14)と、列単位で登録された列幅を管理する列幅
    管理手段(15)と、セル単位で登録されたセルサイズ
    を管理するセル幅管理手段(16)とを備え、 さらに、前記出力手段(2,3,10,11)は、前記
    表を出力するときに各セルの出力サイズを、前記セル幅
    管理手段(16)、行幅管理手段(14)および列幅管
    理手段(15)、表設定幅管理手段(13)の優先順で
    検索して求める幅情報検索手段(10)を備えたことを
    特徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】 前記表設定幅管理手段(13)の行幅及
    び列幅に対する変更の有無を、行単位、列単位、セル単
    位で管理する幅変更管理手段(17)を備え、前記幅情
    報検索手段(10)は、セル単位を最優先とする所定の
    優先順で前記幅変更管理手段(17)を検索し、変更有
    りの情報を最初に検出した単位に対応する前記幅管理手
    段(14〜16)から前記セルの出力サイズを求め、変
    更有りの情報が無ければ前記表設定幅管理手段(13)
    から前記セルの出力サイズを求める請求項1に記載の文
    書作成装置。
  3. 【請求項3】表を作成する作表手段を備えた文書作成装
    置であって、 前記作表手段により作成された表中のセルを指定すると
    ともに、そのセルの変更先の位置又はサイズを指定する
    ための入力手段(1)と、 前記入力手段(1)からの入力信号に基づいて前記セル
    の変更先の位置又はサイズを演算する位置サイズ演算手
    段(3,10,13〜17)と、 前記入力手段(1)により指定された前記セルを、前記
    位置サイズ演算手段(3,10,13〜17)により演
    算された位置又はサイズに変更して出力する出力手段
    (2,3,6,10,11)とを備え、 前記作表手段は、前記セル内に登録されたテキストデー
    タをセル単位で記憶するテキストデータ記憶手段(7,
    16)と、該テキストデータの属性情報を記憶する属性
    情報記憶手段(13〜16)とを備え、 前記出力手段(2,3,10,11)は、前記演算手段
    によって演算された変更先の位置又はサイズのセル内
    に、前記入力手段によって指定されたセルに登録されて
    いるテキストデータをその属性情報を満たすように、前
    記テキストデータ記憶手段(7,16)および属性情報
    記憶手段(13〜16)の記憶内容に基づいて出力する
    ものであり、 さらに、前記作表手段(1,3,6,7,10〜12)
    は作成された表中の各セルに関する位置情報及び属性情
    報をセル番号で管理しており、前記入力手段(1)によ
    り位置変更が指定されたセルのセル番号を位置変更され
    た後も保持することを特徴とする文書作成装置。
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