JP3101402B2 - 文書編集方法及び文書編集装置 - Google Patents

文書編集方法及び文書編集装置

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JP3101402B2
JP3101402B2 JP04036435A JP3643592A JP3101402B2 JP 3101402 B2 JP3101402 B2 JP 3101402B2 JP 04036435 A JP04036435 A JP 04036435A JP 3643592 A JP3643592 A JP 3643592A JP 3101402 B2 JP3101402 B2 JP 3101402B2
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隆史 筈井
喜美男 長沢
敏 黒川
益生 近藤
佳紀 畑山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワ−ドプロセッサ等の
文書編集技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワープロセッサ及びワ−ドプロセ
ッサソフトが実行されているパ−ソナルコンピュ−タ
(以下、ワープロと称す)には、「レイアウト編集機能」を
備えている。「レイアウト編集機能」によれば、ページの
好きな場所に好きな大きさで、矩形の図形領域・文書領
域等の領域を設定できる。そして、この領域が文書領域
であれば、領域毎の文字列の方向、行ピッチ、文字ピッ
チ、文字の大きさ、書体などが指定できる。そして、こ
の指定された情報にしたがって文字列データを印刷す
る。
【0003】尚、このような機能に関しては、特公平1-
26109号(G06F 15/20)、特公平3-73906号(G06F 15/20)、
特願平3-294591号等にも示されており、一般に良く知ら
れている。ところで、ワープロの画面表示は、作成した
文書の文字を、一行の文字数に従って、ただ単に並べて
表示していた(以下、基本表示と称す)。
【0004】このため、異なる書式(行ピッチ、文字ピ
ッチ)で作成された領域が、複数存在する文書の場合
に、その印刷出力イメージを画面に表示できなかった。
このため、このようなワープロは、「WYSIWYG表示機能」
を備えている。この「WYSIWYG表示機能」によれば、WYSIW
YG(WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET)の言葉通り、「見た
ままが得られる」ということで、印刷結果通りの画面表
示が得られる。つまり、「WYSIWYG表示機能」では、文字
サイズ、文字ピッチ、行ピッチのそれぞれを印刷イメー
ジと同寸に画面に表示している。または、印刷イメージ
を一定に縮小または拡大して、画面に表示している。つ
まり、この「WYSIWYG表示機能」の画面は、印刷出力と相
似形である。
【0005】このように、従来のワープロの画面は、
「基本表示」と「WYSIWYG表示」を備えている。尚、このよ
うな表示に関しては、特開平1-194062号(G06F 15/20)に
も示されており、一般に良く知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このWYSIWY
G表示画面で、文書作成・文書編集できるワープロが考
えられている。このWYSIWYG表示は、印刷イメージを確
認するには便利であるが、一般に画面に表示される文字
の大きさが、通常の文書作成及び文書編集において使用
されている文字より小さくなり(稀に大きくなり過ぎる
場合もある)、文字入力(文書作成)および編集するには
不便である。
【0007】このため、WYSIWYG表示を拡大することに
より、文字の大きさを大きくする方法も考えられる。し
かし、WYSIWYG表示(印刷イメージ)を拡大すると文字ピ
ッチおよび行ピッチも拡大されるため、1画面に表示で
きる文字数が減少するという欠点がある。本発明は、印
刷イメージを確認しながら、文書作成・編集を行うの
に、好適な表示を行うワ−プロを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷出力の文
字ピッチ及び行ピッチを寸で表示し、文字サイズは任
意のサイズを表示する表示手段を備えることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明は、文字ピッチ及び行ピッチを同寸で表
示し、文字サイズは文字ピッチと同サイズに表示する表
示手段(以下、DTP標準表示手段または、第2の印刷イ
メージ表示手段と称す)を設けているので、印刷時にお
ける縦横の関係を崩すことなく、表示される文字サイズ
を変更できる。
【0010】
【実施例】図1〜図10を参照しつつ、本発明を日本語
ワードプロセッサに採用した第1実施例を説明する。図
1は、この日本語ワードプロセッサ(以下、ワ−プロと
称す)の概略ブロック図を示す図である。
【0011】図2〜図4は、表示画面の基本を説明する
ための図である。図5〜図10は、動作を説明するため
の図である。なお、この図1〜図10において、同一部
分には同一符号を付した。図1において、(10)は、キ−
ボ−ドであり、入力手段を構成している。このキーボー
ド(10)には、文字数字キー、カーソル移動キ−、ファン
クションキ−等が配置されている。なお、このキ−ボ−
ド(10)は、入力されたキーを読み込む入力制御部を含
む。
【0012】(12)は、制御部である。この制御部(12)
は、回路(14,16,18,22,24,26)を制御する。(14)は、作
成した文書データを格納するテキストバッファである。
このテキストバッファ(14)は、領域毎に文書を記憶して
いる。(16)は、領域毎の領域属性データを記憶している
印刷書式情報部である。この印刷書式情報部(16)は、領
域毎の、位置、範囲、文字列の方向、行ピッチ、文字ピ
ッチ、文字の大きさ、書体、重なり順序等が、格納され
ている。
【0013】(18)は、表示用のドットデータが、書き込
まれるビデオラム(VRAM)である。(20)は、液晶パネル(L
CD)又は陰極線管(CRT)からなる表示部である。この表示
部(20)は、ビデオラム(18)のドットデータを表示すると
ともに、この表示のための画面制御部を含む。(22)は、
文字パターンメモリである。この文字パターンメモリ(2
2)は、16ドットフォントの文字パターンが格納されてい
る。
【0014】(24)は、表示用の文字ピッチ、行ピッチ、
文字サイズを算出する算出部である。この算出部(24)
は、制御部(12)の指示により、表示モード部(26)で保持
されている表示モードおよび、印刷書式情報部(16)の印
刷書式データに従って表示用の文字ピッチ、行ピッチ、
文字サイズを算出する。(26)は、表示モード部である。
この表示モード部(26)は、3つの表示モードを指定す
る。この表示モードには、「基本表示モード」と、「WYSIW
YG表示(第1の印刷イメージ表示モード)」、「DTP標準表
示モ−ド(第2の印刷イメージ表示モード)」が、ある。
【0015】次に、キーボード(10)より入力された文字
キー入力(テキストデータ)が、どのように表示されるか
を説明する。キ−ボ−ド(10)から入力されたテキストデ
ータは、制御部(12)によりテキストバッファ(14)に格納
される。これと同時に、制御部(12)により入力された文
字コードに対応する文字パターンが文字パターンメモリ
(22)から読み出される。算出部(24)は、制御部(12)の指
示により印刷書式情報部(16)に保持されている印刷書式
データ及び、表示モード部(26)の表示モードに従って当
該文字の文字ピッチ、行ピッチおよび文字サイズを算出
する。
【0016】この算出方法の詳細は、後述する。制御部
(12)は、この算出結果によりVRAM(18)上に文字パタ
ーンを書き込む。表示部(20)は、VRAM(18)の内容を
表示する。まず、16ドットフォントを使用した場合の基
本表示モードを示す図2を参照しつつ、従来からの基本
表示モードについて、説明する。
【0017】この図2は、16ドットフォントを使用した
場合の基本表示における画面イメージを模倣式的に示し
たものである。基本表示モードの場合は、印刷書式デー
タによらず、一定の文字ピッチ、行ピッチ、文字サイズ
を算出する。通常、上記一定の値は文字パターンメモリ
(22)に格納されているフォントのドット数により定ま
る。文字ピッチと文字サイズはフォントのドット数と同
等に、行ピッチはフォントのドットサイズにアンダーラ
イン等の修飾を付加する数ドットを加算したものとな
る。
【0018】次に、WYSIWYG表示モ−ド(第1の印刷イメ
ージ表示モード)示す図3を参照しつつ、従来からのWYS
IWYG表示モ−ドについて、説明する。表示モードが、WY
SIWYG表示モ−ドの場合は、印刷書式情報部(16)の印刷
書式データである行ピッチ、文字ピッチ、文字サイズに
従って、表示上の行ピッチ、文字ピッチ、文字サイズを
算出する。
【0019】即ち、印刷上の行ピッチ、文字ピッチ、文
字サイズと表示画面上の行ピッチ、文字ピッチ、文字サ
イズが同寸になるように、表示上のドット数を算出す
る。表示部(20)の解像度が3ドット/ミリ、印刷書式デ
ータ内の行ピッチ、文字ピッチ、文字サイズがそれぞれ
8ミリ、6ミリ、4ミリとすると、表示上のドット数は、
それぞれ24ドット、18ドット、12ドットと算出される。
【0020】このWYSIWYG表示モ−ドの場合は、表示画
面上の文字ピッチと行ピッチと文字サイズの相対関係(2
4:18:12)は、印刷出力における文字ピッチと行ピッチと
文字サイズの相対関係(8:6:4)と同一である。次に、本
実施例の特徴を、DTP標準表示モ−ド(第2の印刷イメー
ジ表示モード)を示す図4を参照しつつ、説明する。
【0021】表示モードが、DTP標準表示モ−ド(第2の
印刷イメージ表示モード)の場合は、印刷書式情報部(1
6)の印刷書式データである行ピッチ、文字ピッチに従っ
て、表示上の行ピッチ、文字ピッチを算出する。そし
て、文字サイズは、文字ピッチに従って算出する。即
ち、表示上の行ピッチ、文字ピッチに関しては、印刷上
の行ピッチ、文字ピッチ、文字サイズが同寸になるよう
に、表示上のドット数を算出する。そして、文字サイズ
に関しては、印刷上の文字ピッチと同寸になるように、
表示上のドット数を算出する。
【0022】表示部(20)の解像度が3ドット/ミリ、印
刷書式データ内の行ピッチ、文字ピッチ、文字サイズが
それぞれ8ミリ、6ミリ、4ミリとすると、表示上のドッ
ト数は、それぞれ24ドット、18ドット、18ドットと算出
される。このように、DTP標準表示モ−ドでは、表示画
面上の文字ピッチと行ピッチと文字サイズの相対関係(2
4:18:18)は、印刷出力における文字ピッチと行ピッチと
文字サイズの相対関係(8:6:4)と異なる。つまり、DTP標
準表示モ−ドでは、表示画面上の文字サイズを、印刷書
式データの文字サイズから直接決定しないことが特徴と
なる。
【0023】図5〜図10に、このワープロのプログラ
ム例を表す。図5は、文書作成開始時のプログラム例で
ある。図6は、表示モード変更時のプログラム例であ
る。図7は、図5、図6の「全画面表示部」での、サブ・
プログラム例である。図8は、図7の「文字サイズ、文
字ピッチ、行ピッチの算出」での、サブ・プログラム例
である。
【0024】図9は、図8の「第1の印刷イメージ表示
時の文字サイズ、文字ピッチ、行ピッチの算出」での、
サブ・プログラム例であり、従来からの、WYSIWYG表示
モ−ドのときのプログラムと同じである。図10は、図
8の「第2の印刷イメージ表示時の文字サイズ、文字ピ
ッチ、行ピッチの算出」での、サブ・プログラム例であ
る。
【0025】尚、この図10では、表示文字サイズは、
16ドットあれば十分なので、16ドットより大きい場合
は、表示文字サイズを16ドットに限定している。尚、こ
の実施例のDTP標準表示では、表示文字サイズを、文字
ピッチより自動的に算出したが、これは、使用者が手動
操作により、設定するようにしてもよい。
【0026】また、上記実施例のDTP標準表示では、表
示文字サイズの上限を文字パターンメモリのフォントの
ドット数と同じにしたが、本願は別にこれに限られる訳
ではない。また、通常、文字サイズのほうが、文字ピッ
チ及び行ピッチより小さいが、これが反対の場合(文字
の一部が隣接する文字と重なる場合)もある。この場
合、この実施例のワープロでは、WYSIWYG表示モ−ドの
時に比べ、DTP標準表示での表示文字サイズの方が小さ
くなる。しかし、このような例は、稀なので、この実施
例のワープロでは無視した。
【0027】図11〜図29を参照しつつ、第2実施例
を説明する。第1実施例の「DTP標準表示モ−ド(第2の
印刷イメージ表示モード)」では、行ピッチを文字サイズ
とした。しかし、この第2実施例は、あらかじめ使用者
が表示文字サイズを選択設定し、この文字サイズが表示
文字ピッチになるように文字ピッチを拡大し、且つ、こ
の拡大比率と同じ値で、行ピッチを拡大するものであ
る。
【0028】この例のハードウエアは、図1と同じであ
る。また、ソフトウエアも、図5、図6、図7、図9に
ついては同じである。図11は、このワープロの外観を
示す図である。図12、図13は、この実施例の動作を
示すフローチャートの図である。図12は、図7の「文
字サイズ、文字ピッチ、行ピッチの算出」での、サブ・
プログラム例である。尚、この例の「DTP標準表示モ−ド
(第2の印刷イメージ表示モード)」では、あらかじめ表
示文字サイズを、指定している。よって、「第2の印刷
イメージ表示モード」では、「文字サイズの算出」は行わ
れない。表示される文字サイズは、あらかじめ指定され
たサイズとなる。
【0029】図13は、図12の「第2の印刷イメージ
表示時の文字サイズを基にした文字ピッチ、行ピッチの
算出」での、サブ・プログラム例である。図14〜図2
8は、この実施例の動作を説明するために操作中の表示
画面内容を表した図である。この第2実施例は、文字パ
ターンメモリ(22)の文字フォントが16ドットである。そ
して、DTP標準表示時に、表示文字サイズを16ドットと
し、且つ表示文字ピッチを16ドットになるように文字ピ
ッチを拡大し、且つ、この拡大比率と同じ値で、行ピッ
チを拡大するものである。
【0030】図を参照しつつ、説明する。なお、図1〜
図10と、同一部分には同一符号を付した。図11にお
いて、(10)は、キ−ボ−ドである。(10a)は、カーソル
を上下左右の4方向に移動させるカーソル移動キ−であ
る。(10b)は数字キーである。(10c)は文字キーである。
(K1,K2・・・・・・・)は、ソフトキーである。このソフトキー
は機能キーであり、その機能が複数あり、且つ、その機
能が画面下部に表示される。
【0031】(20)は、表示部である。この表示部(20)内
の、黒い四角は、カーソルを表している。カーソルは、
白黒反転表示されることにより、使用者にその位置を知
らしめている。第1実施例の図8と比較すると判るよう
に、図12の如く、この第2実施例では、第2の印刷イ
メージ表示での動作が異なる。つまり、この第2実施例
では、指定された表示用の文字サイズを基に、 表示の
ための文字ピッチ、行ピッチの算出を行う。
【0032】図13を参照しつつ、この算出を説明す
る。尚、図13のルーチンの前に、表示文字サイズのド
ット数を指定する操作をあらかじめ他のルーチンで実行
している。図13の如く、まず、あらかじめ指定された
表示文字サイズを基に、この表示文字サイズが表示文字
ピッチとなる表示倍率を求める。そして、この表示倍率
より、表示行ピッチを求める。尚、当然、表示文字ピッ
チは、指定された表示文字サイズに設定される。
【0033】次に、文字が重なる場合を検出する。これ
は、稀に、行ピッチのほうが文字ピッチより小さく、文
字が重なる場合があるからである。重ならない場合は、
そのままである。また、重なる場合は、前記あらかじめ
指定された表示文字サイズを基に、この表示文字サイズ
が表示行ピッチとなる表示倍率を求め直す。そして、こ
の表示倍率から表示文字ピッチを求める。
【0034】図14〜図28を参照しつつ動作を説明す
る。図14〜図28は、表示部(20)の画面のみを表して
いる。図14は、基本表示モードを示す。尚、この表示
された文書は、下地と呼ばれるものであり、一種の文書
領域である。この下地(B)の範囲は、三角形の右マージ
ン記号と左マ−ジン記号により囲まれた範囲である。
【0035】この図14の状態より、印刷実行キーを打
鍵すれば、印刷書式情報部(16)のこの下地(B)の印刷書
式が表示される。これを図15に示す。この図15から
判るように、このワープロでは、文字ピッチの値を直接
画面に表示していないが、印刷横幅及び、1行の文字数
等から文字ピッチを決定できるので、実質的に文字ピッ
チを内包している。
【0036】図14の表示状態より、WYSIWYG表示モ−
ドとする操作を行った後の画面を、図16に示す。この
画面上部の目盛は、センチメートル(cm)を示している。
図16の表示状態より、WYSIWYG表示を1.2倍とする操作
を行った後の画面を、図17に示す。図17の表示状態
より、本実施例の特徴であるDTP標準表示モ−ドとする
操作を行った後の画面を、図18に示す。尚、この時の
表示文字サイズは16ドットに選択されている。
【0037】図19に、領域(W)を作成したときの、WYS
IWYG表示を示す。尚、このように下地(B)以外の領域(W)
を作成した後の表示モードは、WYSIWYG表示と、DTP標準
表示が許可され、基本表示は禁止される。この領域(W)
の属性を示すメニュー画面を表示させる操作を行った後
の画面を図20に示す。
【0038】この図20の表示状態より、WYSIWYG表示
を1.2倍とする操作を行った後の画面を、図21に示
す。図20の表示状態より、WYSIWYG表示を1.6倍とする
操作を行った後の画面を、図22に示す。図22の表示
状態より、表示文字サイズが16ドットに選択され、DTP
標準表示モ−ドとする操作を行った後の画面を、図23
に示す。
【0039】この図23から、判るように、このDTP標
準表示では、文字の大きさ、文字の書体を、考慮せず
に、一律に表示している。この図23における、文書作
成・編集操作を説明する。まず、カーソルをカーソル移
動キーにより、領域(W)内に移動させる。カーソルは、
この領域(W)内では、この領域(W)の属性に従って移動す
る。
【0040】図24の如く、カーソルを領域(W)の文章
の「念」の位置に移動する。次に、使用者が、文字キ−
「ね」「ん」「ま」「つ」「に」を打鍵する。図25の如く、かな
漢字変換対象文字であることを示すアンダーライン(領
域(W)は縦書きなので、サイドライン)が付加された「ね
んまつに」が表示され、次の文字位置「り」にカーソルが
表示される。
【0041】この状態で、漢字変換キーを打鍵すると、
図26の如く、図24の「念末に」が「年末に」となる。次
に、図27の如く、カーソルを領域(W)の文章の「下」の
位置に移動する。次に、使用者が、一字削除キーを打鍵
する。この文字が削除され、図28の如くなる。
【0042】このように、文章の作成・編集作業がなさ
れる。尚、これらの、文章の作成・編集作業は、WYSIWY
G表示画面でも、同様に行える。図29に、この印刷出
力を示す。この第2実施例では、表示する文字サイズを
基に表示用の文字ピッチ及び行ピッチを決定するしてい
る。よって、表示文字サイズを文字パターンメモリ(22)
の文字フォントパターンのドット数と同じにすれば、こ
の文字パターンメモリ(22)が保持している文字フォント
パターンをそのまま表示に使用することができる。よっ
て、文字フォントパターンの拡大あるいは縮小処理を行
うことなく表示を行うことができる。
【0043】尚、この第2実施例のDTP標準表示での説
明は、表示文字サイズが16ドットの場合のみであるが、
使用者は他の値も選択設定できる。また、上記第2実施
例の説明のDTP標準表示では、文字ピッチと行ピッチの
うち、小さいほうのピッチが16ドットになるように、こ
のピッチの倍率を決め、同じ倍率で残りのピッチを拡大
(または縮小)した。しかし、これは、表示文字サイズ(1
6ドット)を文字ピッチとしてもよい。これは、通常、文
字ピッチが行ピッチより小さいためである。よって、文
字ピッチが行ピッチより大きい場合は、無視しても、あ
まり問題とならない。
【0044】また、本願は、複数の領域(B)(W)を設定可
能なワープロの於て、特に有効であるが、別に領域(B)
が下地のみのワープロに採用しても有効である。また、
上記第2実施例のDTP標準表示では、印刷書式情報部(1
6)の下地(B)の印刷書式データ(行ピッチ、文字ピッチ)
により拡大比率を設定したが、これは、下地(B)と領域
(W)の両方の印刷書式データ(行ピッチ、文字ピッチ)の
うち、より小さい方の印刷書式データを基準に、設定し
てもよい。
【0045】また、本願は、複数の領域(B)(W)を設定可
能なワープロの於て、特に有効であるが、別に領域(B)
が下地のみのワープロに採用しても有効である。
【0046】
【発明の効果】WYSIWYG表示画面では、文字サイズが大
き過ぎたり小さ過ぎる場合に、本発明によれば、適切な
文字サイズが得られ、印刷イメージを確認しながらの、
文字作成および編集が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例の概略ブロック図で
ある。
【図2】第1実施例の表示画面(基本表示)の基本を説明
するための図である。
【図3】第1実施例の表示画面(WYSIWYG表示)の基本を
説明するための図である。
【図4】第1実施例の表示画面(DTP標準表示)の基本を
説明するための図である。
【図5】第1実施例の動作を説明するための図である。
【図6】第1実施例の動作を説明するための図である。
【図7】第1実施例の動作を説明するための図である。
【図8】第1実施例の動作を説明するための図である。
【図9】第1実施例の動作を説明するための図である。
【図10】第1実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図11】第2実施例の外観を説明するための図である
【図12】第2実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図13】第2実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図14】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図15】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図16】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図17】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図18】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図19】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図20】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図21】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図22】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図23】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図24】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図25】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図26】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図27】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図28】第2実施例の表示画面内容を表した図であ
る。
【図29】第2実施例の印刷出力の図である。
【符号の説明】
(10) キ−ボ−ド、 (10a) カーソル移動キ−、 (10c) 文字キ−、 (14) テキストバッファ、 (16) 印刷書式情報部、 (20) 表示部、 (22) 文字パターンメモリ、 (24) 算出部、 (26) 表示モード部、 (B) 下地(第1の文書領域)、 (W) 文書領域(第2の文書領域)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 益生 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 畑山 佳紀 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−131290(JP,A) 特開 昭59−104693(JP,A) 特開 平3−98155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21,17/25 G06F 3/00 651 G09G 5/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字ピッチ及び行ピッチは印刷イメージ
    と同寸で、文字サイズは任意のサイズを表示することを
    特徴とする文書編集方法。
  2. 【請求項2】 前記表示される文字サイズは、前記同寸
    文字ピッチと同サイズであることを特徴とする請求項
    1の文書編集方法。
  3. 【請求項3】 前記表示される文字サイズは、前記同寸
    行ピッチと同サイズであることを特徴とする請求項1
    の文書編集方法。
  4. 【請求項4】 文字ピッチ及び行ピッチは印刷イメージ
    と同寸で、文字サイズは任意のサイズを表示する表示手
    段を備えることを特徴とする文書編集装置。
  5. 【請求項5】 前記表示される文字サイズは、前記同寸
    の文字ピッチと同サイズであることを特徴とする請求項
    4の文書編集装置。
  6. 【請求項6】 前記表示される文字サイズは、前記同寸
    の行ピッチと同サイズであることを特徴とする請求項4
    の文書編集装置。
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