JPH07319870A - 文字入力装置および文字入力方法 - Google Patents

文字入力装置および文字入力方法

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JPH07319870A
JPH07319870A JP6130942A JP13094294A JPH07319870A JP H07319870 A JPH07319870 A JP H07319870A JP 6130942 A JP6130942 A JP 6130942A JP 13094294 A JP13094294 A JP 13094294A JP H07319870 A JPH07319870 A JP H07319870A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の外部プログラムにより各種のデータ処
理を実行し得るデータ処理装置により構築された文字入
力装置において、外部プログラムの入力方式に依らずに
同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ
文字に対する複数の付帯情報による文字表現を外部プロ
グラムに出力する前に行えるようにする。 【構成】 制御手段は、文字入力手段により入力された
入力文字を文字記憶手段に記憶させて表示手段に表示さ
せ、該入力文字をかな漢字変換手段によりかな漢字変換
させ、かな漢字変換手段により変換された変換結果の文
字列を文字記憶手段に記憶させて表示手段に表示させる
と共に、入力文字を文字記憶手段に記憶させる際に、文
字入力手段により指定された文字付帯情報を該入力文字
と対応づけて記憶させ、かな漢字変換手段により得られ
る変換結果文字を文字記憶手段に記憶させる際に、変換
前の文字の文字付帯情報を該変換結果文字と対応づけて
記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の外部プログラム
により各種のデータ処理を実行し得るパーソナルコンピ
ュータ等のデータ処理装置により構築された文字入力装
置、文字入力方法に関し、特に日本語を入力するのに好
適な文字入力装置、文字入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどでは、日本
語を入力するために日本語フロントエンドプロセッサ
(以下、FERと称す)を使用するのが一般的である。
FEPは応答速度など操作性の点と、FEPが作動する
パーソナルコンピュータ上で作動するあらゆるアプリケ
ーションプログラムに対して同一に文字を入力する必要
から、扱う文字は、そのシステムの文字コードセットで
定義されている文字を使用し、文字の表現については、
システムが通常使用する書体、サイズ、下線等の付帯情
報もしくはアプリケーションプログラムから指定される
単一の書体、サイズ、下線等の付帯情報を使用してい
た。
【0003】また、アプリケーションプログラムからの
文字(文字コード)の出力要求に対しては、システムの
文字コードセットで定義されている文字コードに限り出
力していた。
【0004】また、近年、単一の文字コードに対して、
複数の書体、サイズ、下線等の付帯情報により文字修飾
が表現可能な環境下において、付帯情報の入力は、個々
のアプリケーションプログラムに依存していた。
【0005】さらに、近年のグラフッイクインターフェ
イスを有する環境下では、FEPが文字を表示する際に
は、通常、アプリケーションプログラムから指定された
フォントを使用するのが一般的である。この際、かな漢
字変換結果文字の直近に同音語候補を表示しようとして
も、前記指定に係るフォントが大きすぎたり、或いは表
示領域が狭すぎたりして、かな漢字変換結果文字の直近
に同音語候補を表示できない場合があるが、このような
場合、従来は、システムが有するデフォルトフォントを
使用して上記の表示を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、FEPからでは前記したような文字コードに
対する付帯情報を入力することができないか、もしアプ
リケーションプログラムがこのような付帯情報の入力手
段を用意し、複数の付帯情報による表現が可能な場合で
も、付帯情報の入力手段はアプリケーションプログラム
の入力方法に従って行うことになり、操作者にとっては
入力方法が複数存在し、煩わしいという問題があった。
【0007】また、単一の文字に対して、複数の表現が
可能なアプリケーションプログラムと連動して表示を行
う場合、アプリケーションプログラムに文字を転送した
後でなければ、実際の表現を表示することができなかっ
た。
【0008】さらに、アプリケーションプログラムによ
り指定されるフォントが、システムの有するデフォルト
のフォントに対するスーパーセットである場合、同音語
候補の表示が空白になり、所望する同音語候補を選択で
きなくなるという問題があった。
【0009】本発明は、このような背景の下になされた
もので、第1の目的は、各種の外部プログラムにより各
種のデータ処理を実行し得るデータ処理装置により構築
された文字入力装置において、外部プログラムの入力方
式に依らずに同一の操作方法で文字に付帯する情報を入
力でき、かつ文字に対する複数の付帯情報による文字表
現を外部プログラムに出力する前に行えるようにするこ
とにある。
【0010】本発明の第2の目的は、各種の外部プログ
ラムにより各種のデータ処理を実行し得るデータ処理装
置により構築された文字入力装置において、外部プログ
ラムの入力方式に依らずに同一の操作方法で文字に付帯
する情報を入力でき、文字に対し複数の付帯情報による
文字表現ができ、さらに文字と付帯情報とを外部プログ
ラムに出力できるようにすることにある。
【0011】本発明の第3の目的は、各種の外部プログ
ラムにより各種のデータ処理を実行し得るデータ処理装
置により構築された文字入力装置において、外部プログ
ラムにより指定されたフォントにより、変換結果文字の
直近に同音語候補を表示できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明は、各種の外部プログラム
により各種のデータ処理を実行し得るデータ処理装置に
より構築された文字入力装置であって、文字を入力する
と共に該文字に付帯する書体、文字サイズ、下線等の文
字付帯情報を指定する文字入力手段1a(図1の機能ブ
ロック図参照、以下同様)と、文字等を記憶する文字記
憶手段1dと、文字等を表示する表示手段1bと、文字
入力手段1aにより入力された文字をかな漢字変換する
かな漢字変換手段1eと、文字入力手段1aにより入力
された入力文字を文字記憶手段1dに記憶させて表示手
段1bに表示させ、入力文字をかな漢字変換手段1eに
よりかな漢字変換させ、かな漢字変換手段1eにより変
換された変換結果の文字列を文字記憶手段1dに記憶さ
せて表示手段1bに表示させる制御手段1cとを備え、
制御手段1cは、入力文字を文字記憶手段1dに記憶さ
せる際に、文字入力手段1aにより指定された文字付帯
情報を該入力文字と対応づけて記憶させ、かな漢字変換
手段1eにより得られる変換結果文字を文字記憶手段1
dに記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報を該
変換結果文字と対応づけて記憶させるように構成されて
いる。
【0013】上記第1の目的を達成するため、請求項2
記載の発明では、請求項1における制御手段1cは、入
力文字、変換結果文字を表示手段1bに表示させる際
に、入力文字と対応づけて文字記憶手段1dに記憶され
た文字付帯情報を参照して該文字付帯情報に従って該入
力文字を表示手段1bに表示させるように構成されてい
る。
【0014】上記第1の目的を達成するため、請求項3
記載の発明では、請求項1における制御手段1cは、入
力文字、変換結果文字を文字付帯情報と対応づけて文字
記憶手段1dに記憶させる際、各文字と文字付帯情報と
を1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字
付帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶
させるように構成されている。
【0015】上記第2の目的を達成するため、請求項4
記載の発明は、各種の外部プログラムにより各種のデー
タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
字入力装置であって、文字を入力すると共に該文字に付
帯する書体、文字サイズ、下線等の文字付帯情報を指定
する文字入力手段1aと、文字等を記憶する文字記憶手
段1dと、文字等を表示する表示手段1bと、文字入力
手段1aにより入力された文字をかな漢字変換するかな
漢字変換手段1eと、文字入力手段1aにより入力され
た入力文字を文字記憶手段1dに記憶させて表示手段1
bに表示させ、該入力文字をかな漢字変換手段1eによ
りかな漢字変換させ、かな漢字変換手段1eにより変換
された変換結果の文字列を文字記憶手段1dに記憶させ
て表示手段1bに表示させ、入力文字または変換結果文
字を外部プログラムに出力させる制御手段1cとを備
え、制御手段1cは、入力文字を文字記憶手段1dに記
憶させる際に、文字入力手段1aにより入力された文字
付帯情報を該入力文字と対応づけて記憶させ、かな漢字
変換手段1eにより得られる変換結果文字を文字記憶手
段1dに記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報
を該変換結果文字と対応づけて記憶させ、外部プログラ
ムから文字と文字付帯情報とを出力するよう要求された
場合は、入力文字または変換結果文字を対応する文字付
帯情報と共に該外部プログラムに出力し、外部プログラ
ムから文字だけ出力するよう要求された場合は、入力文
字または変換結果文字を該外部プログラムに出力するよ
うに構成されている。
【0016】上記第2の目的を達成するため、請求項5
記載の発明では、請求項4における制御手段1cは、入
力文字または変換結果文字と文字付帯情報とを該外部プ
ログラムに出力する際、入力文字または変換結果文字と
文字付帯情報とを一括して出力するように構成されてい
る。
【0017】上記第2の目的を達成するため、請求項6
記載の発明では、請求項4における制御手段1cは、入
力文字、変換結果文字を文字付帯情報と対応づけて文字
記憶手段1dに記憶させる際、各文字と文字付帯情報と
を1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字
付帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶
させるように構成されている。
【0018】上記第3の目的を達成するため、請求項7
記載の発明は、各種の外部プログラムにより各種のデー
タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
字入力装置であって、文字を入力すると共に該文字に付
帯する書体、文字サイズ、下線等の文字付帯情報を指定
する文字入力手段2a(図2参照、以下同様)と、文字
等を記憶する文字記憶手段2dと、文字等を表示する表
示手段2bと、文字入力手段2aにより入力された文字
をかな漢字変換するかな漢字変換手段2eと、かな漢字
変換手段2eにより変換された変換結果の中から同音語
候補を取得する同音語取得手段2fと、文字入力手段2
aにより入力された入力文字を文字記憶手段2dに記憶
させて表示手段2bに表示させ、該入力文字をかな漢字
変換手段2eによりかな漢字変換させ、かな漢字変換手
段2eにより変換された変換結果の文字列を文字記憶手
段2dに記憶させて表示手段2bに表示させると共に、
同音語取得手段2fにより同音語候補を取得させて該変
換結果の文字列の直近に表示させる制御手段2cとを備
え、制御手段cは、外部プログラムから指定された表示
用フォントのサイズでは同音語候補を前記変換結果の文
字列の直近に表示できない場合、該外部プログラムから
指定された表示用フォントを他のフォントに変更するこ
となく該指定に係る表示用フォントのサイズを調節する
ことにより該同音語候補を該変換結果の文字列の直近に
表示させるように構成されている。
【0019】上記第1の目的を達成するため、請求項8
記載の発明は、各種の外部プログラムにより各種のデー
タ処理を実行し得るデータ処理装置により実行するかな
漢字変換方式による文字入力方法であって、入力された
入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果の文
字列を記憶して表示する際に、該入力文字に付帯する情
報として入力された書体、文字サイズ、下線等の文字付
帯情報を該入力文字と対応づけて記憶し、該変換結果文
字を変換前の文字の文字付帯情報と対応づけて記憶する
ようにしている。
【0020】上記第1の目的を達成するため、請求項9
記載の発明では、請求項8記載の発明において、入力文
字、変換結果文字を表示する際に、入力文字と対応づけ
て記憶された文字付帯情報を参照して該文字付帯情報に
従って該入力文字を表示するようにしている。
【0021】上記第1の目的を達成するため、請求項1
0記載の発明では、請求項8記載の発明において、入力
文字、変換結果文字を文字付帯情報と対応づけて記憶す
る際に、各文字と文字付帯情報とを1対1に対応させる
ことなく、文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する文
字の開始位置とを対応づけて記憶するようにしている。
【0022】上記第2の目的を達成するため、請求項1
1記載の発明では、各種の外部プログラムにより各種の
データ処理を実行し得るデータ処理装置により実行する
かな漢字変換方式による文字入力方法であって、入力さ
れた入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果
の文字列を記憶して表示する際に、該入力文字に付帯す
る情報として入力された書体、文字サイズ、下線等の文
字付帯情報を該入力文字と対応づけて記憶し、該変換結
果文字を変換前の文字の文字付帯情報と対応づけて記憶
し、外部プログラムから文字と文字付帯情報とを出力す
るよう要求された場合は、入力文字または変換結果文字
と文字付帯情報とを該外部プログラムに出力し、外部プ
ログラムから文字だけ出力するよう要求された場合は、
入力文字または変換結果文字を該外部プログラムに出力
するようにしている。
【0023】上記第2の目的を達成するため、請求項1
2記載の発明では、請求項11記載の発明において、入
力文字または変換結果文字と文字付帯情報とを該外部プ
ログラムに出力する際、入力文字または変換結果文字と
文字付帯情報とを一括して出力するようにしている。
【0024】上記第2の目的を達成するため、請求項1
3記載の発明では、請求項11記載の発明において、入
力文字、変換結果文字を文字付帯情報と対応づけて記憶
する際、各文字と文字付帯情報とを1対1に対応させる
ことなく、文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する文
字の開始位置とを対応づけて記憶するようにしている。
【0025】上記第3の目的を達成するため、請求項1
4記載の発明では、各種の外部プログラムにより各種の
データ処理を実行し得るデータ処理装置により実行する
かな漢字変換方式による文字入力方法であって、入力さ
れた入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果
の文字列を記憶して表示すると共に、外部プログラムか
ら指定された表示用フォントのサイズでは同音語候補を
該変換結果の文字列の直近に表示できない場合、該外部
プログラムから指定された表示用フォントを他のフォン
トに変更することなく該指定に係る表示用フォントのサ
イズを調節することにより該同音語候補を該変換結果の
文字列の直近に表示するようにしている。
【0026】
【作用】請求項1記載の発明における制御手段1cは、
文字入力手段1aにより入力された入力文字を文字記憶
手段1dに記憶させて表示手段1bに表示させ、該入力
文字をかな漢字変換手段1eによりかな漢字変換させ、
かな漢字変換手段1eにより変換された変換結果の文字
列を文字記憶手段1dに記憶させて表示手段1bに表示
させると共に、入力文字を文字記憶手段1dに記憶させ
る際に、文字入力手段1aにより指定された文字付帯情
報を該入力文字と対応づけて記憶させ、かな漢字変換手
段1eにより得られる変換結果文字を文字記憶手段1d
に記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報を該変
換結果文字と対応づけて記憶させるように制御すること
により、各種の外部プログラムにより各種のデータ処理
を実行し得るデータ処理装置により構築された文字入力
装置において、外部プログラムの入力方式に依らずに同
一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ文
字に対する複数の付帯情報による文字表現を外部プログ
ラムに出力する前に行えるようにする。
【0027】請求項2記載の発明では、請求項1におけ
る制御手段1cは、入力文字、変換結果文字を表示手段
1bに表示させる際に、入力文字と対応づけて文字記憶
手段1dに記憶された文字付帯情報を参照して該文字付
帯情報に従って該入力文字を表示手段1bに表示させる
ことにより、各種の外部プログラムにより各種のデータ
処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文字
入力装置において、外部プログラムの入力方式に依らず
に同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、か
つ文字に対する複数の付帯情報による文字表現を外部プ
ログラムに出力する前に特に表示画面上で行えるように
する。
【0028】請求項3記載の発明では、請求項1におけ
る制御手段1cは、入力文字、変換結果文字を文字付帯
情報と対応づけて文字記憶手段1dに記憶させる際、各
文字と文字付帯情報とを1対1に対応させることなく、
文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する文字の開始位
置とを対応づけて記憶させることにより、各種の外部プ
ログラムにより各種のデータ処理を実行し得るデータ処
理装置により構築された文字入力装置において、外部プ
ログラムの入力方式に依らずに同一の操作方法で文字に
付帯する情報を入力でき、かつ文字に対する複数の付帯
情報による文字表現を外部プログラムに出力する前に行
えるようにすると共に、文字記憶手段1dに記憶すべき
データ量を低減する。
【0029】請求項4記載の発明において、制御手段1
cは、文字入力手段1aにより入力された入力文字を文
字記憶手段1dに記憶させて表示手段1bに表示させ、
該入力文字をかな漢字変換手段1eによりかな漢字変換
させ、かな漢字変換手段1eにより変換された変換結果
の文字列を文字記憶手段1dに記憶させて表示手段1b
に表示させると共に、入力文字を文字記憶手段1dに記
憶させる際に、文字入力手段1aにより入力された文字
付帯情報を該入力文字と対応づけて記憶させ、かな漢字
変換手段1eにより得られる変換結果文字を文字記憶手
段1dに記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報
を該変換結果文字と対応づけて記憶させ、外部プログラ
ムから文字と文字付帯情報とを出力するよう要求された
場合は、入力文字または変換結果文字を対応する文字付
帯情報と共に該外部プログラムに出力し、外部プログラ
ムから文字だけ出力するよう要求された場合は、入力文
字または変換結果文字を該外部プログラムに出力するこ
とにより、各種の外部プログラムにより各種のデータ処
理を実行し得るデータ処理装置により構築された文字入
力装置において、外部プログラムの入力方式に依らずに
同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、文字
に対し複数の付帯情報による文字表現ができ、さらに文
字と付帯情報とを外部プログラムに出力できるようにす
る。
【0030】請求項5記載の発明では、請求項4におけ
る制御手段1cは、入力文字または変換結果文字と文字
付帯情報とを該外部プログラムに出力する際、入力文字
または変換結果文字と文字付帯情報とを一括して出力す
ることにより、各種の外部プログラムにより各種のデー
タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
字入力装置において、外部プログラムの入力方式に依ら
ずに同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、
文字に対し複数の付帯情報による文字表現ができ、さら
に文字と付帯情報とを外部プログラムに迅速に出力でき
るようにする。
【0031】請求項6記載の発明では、請求項4におけ
る制御手段1cは、入力文字、変換結果文字を文字付帯
情報と対応づけて文字記憶手段1dに記憶させる際、各
文字と文字属性情報とを1対1に対応させることなく、
文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する文字の開始位
置とを対応づけて記憶させることにより、各種の外部プ
ログラムにより各種のデータ処理を実行し得るデータ処
理装置により構築された文字入力装置において、外部プ
ログラムの入力方式に依らずに同一の操作方法で文字に
付帯する情報を入力でき、文字に対し複数の付帯情報に
よる文字表現ができ、さらに文字と付帯情報とを外部プ
ログラムに出力できるようにすると共に、文字記憶手段
1dに記憶すべきデータ量を低減する。
【0032】請求項7記載の発明において、制御手段2
cは、文字入力手段2aにより入力された入力文字を文
字記憶手段2dに記憶させて表示手段2bに表示させ、
該入力文字をかな漢字変換手段2eによりかな漢字変換
させ、かな漢字変換手段2eにより変換された変換結果
の文字列を文字記憶手段2dに記憶させて表示手段2b
に表示させると共に、同音語取得手段2fにより同音語
候補を取得させて該変換結果の文字列の直近に表示さ
せ、さらに、外部プログラムから指定された表示用フォ
ントのサイズでは前記同音語候補を前記変換結果の文字
列の直近に表示できない場合、該外部プログラムから指
定された表示用フォントを他のフォントに変更すること
なく該指定に係る表示用フォントのサイズを調節するこ
とにより該同音語候補を該変換結果の文字列の直近に表
示させることにより、各種の外部プログラムにより各種
のデータ処理を実行し得るデータ処理装置により構築さ
れた文字入力装置において、外部プログラムにより指定
されたフォントにより、変換結果文字の直近に同音語候
補を表示できるようにし、同音語候補の表示が空白状態
になるのを防止する。
【0033】請求項8記載の発明では、入力された入力
文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果の文字列
を記憶して表示する際に、該入力文字に付帯する情報と
して入力された書体、文字サイズ、下線等の文字付帯情
報を該入力文字と対応づけて記憶し、該変換結果文字を
変換前の文字の文字付帯情報と対応づけて記憶すること
により、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操
作方法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ文字に対
する複数の付帯情報による文字表現を外部プログラムに
出力する前に行えるようにする。
【0034】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
発明において、入力文字、変換結果文字を表示する際
に、入力文字と対応づけて記憶された文字付帯情報を参
照して該文字付帯情報に従って該入力文字を表示するこ
とにより、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の
操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ文字に
対する複数の付帯情報による文字表現を外部プログラム
に出力する前に特に表示画面上で行えるようにする。
【0035】請求項10記載の発明では、請求項8記載
の発明において、入力文字、変換結果文字を文字付帯情
報と対応づけて記憶する際に、各文字と文字付帯情報と
を1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字
付帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶
することにより、外部プログラムの入力方式に依らずに
同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ
文字に対する複数の付帯情報による文字表現を外部プロ
グラムに出力する前に行えるようにすると共に、記憶す
べきデータ量を低減する。
【0036】請求項11記載の発明では、入力された入
力文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果の文字
列を記憶して表示する際に、該入力文字に付帯する情報
として入力された書体、文字サイズ、下線等の文字付帯
情報を該入力文字と対応づけて記憶し、該変換結果文字
を変換前の文字の文字付帯情報と対応づけて記憶し、外
部プログラムから文字と文字付帯情報とを出力するよう
要求された場合は、入力文字または変換結果文字と文字
付帯情報とを該外部プログラムに出力し、外部プログラ
ムから文字だけ出力するよう要求された場合は、入力文
字または変換結果文字を該外部プログラムに出力するこ
とにより、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の
操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、文字に対し
複数の付帯情報による文字表現ができ、さらに文字と付
帯情報とを外部プログラムに出力できるようにする。
【0037】請求項12記載の発明では、請求項11記
載の発明において、入力文字または変換結果文字と文字
付帯情報とを該外部プログラムに出力する際、入力文字
または変換結果文字と文字付帯情報とを一括して出力す
ることにより、外部プログラムの入力方式に依らずに同
一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、文字に
対し複数の付帯情報による文字表現ができ、さらに文字
と付帯情報とを外部プログラムに迅速に出力できるよう
にする。
【0038】請求項13記載の発明では、請求項11記
載の発明において、入力文字、変換結果文字を文字付帯
情報と対応づけて記憶する際、各文字と文字付帯情報と
を1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字
付帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶
することにより、外部プログラムの入力方式に依らずに
同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力でき、文字
に対し複数の付帯情報による文字表現ができ、さらに文
字と付帯情報とを外部プログラムに出力できるようにす
ると共に、記憶すべきデータ量を低減する。
【0039】請求項14記載の発明では、入力された入
力文字、該入力文字をかな漢字変換した変換結果の文字
列を記憶して表示すると共に、外部プログラムから指定
された表示用フォントのサイズでは同音語候補を該変換
結果の文字列の直近に表示できない場合、該外部プログ
ラムから指定された表示用フォントを他のフォントに変
更することなく該指定に係る表示用フォントのサイズを
調節することにより該同音語候補を該変換結果の文字列
の直近に表示することにより、外部プログラムにより指
定されたフォントにより、変換結果文字の直近に同音語
候補を表示できるようにし、同音語候補の表示が空白状
態になるのを防止する。
【0040】
【実施例】以下、本発明の第1〜第4実施例による文字
入力装置を図面を用いて説明する。なお、これら文字入
力装置は、パーソナルコンピュータに適用したものであ
る。
【0041】図3は、第1〜第4実施例による文字入力
装置を適用したパーソナルコンピュータの概略構成を示
すブロック図である。図3において、キーボード3aは
操作者がキー入力することにより、文字を入力したり、
コンピュータに動作の指示を行うものである。CRT3
bは表示装置であり、操作者がキーボード3aから入力
した文字を確認できるように入力文字をエコーバック表
示したり、コンピュータの動作結果等を表示するもので
ある。
【0042】CPU3cはRAM3fまたはROM3g
内に格納されているプログラムを実行する。CLOCK
3dは一定の周期でCPU2cに割り込みをかけ、時間
の計時処理等に使用される。プリンタ3eは一般的な印
刷装置である。RAM3fは随時読み出し書き込み可能
な記憶装置であり、プログラムや入力文字などのデータ
の格納場所として、またプログラムがCPU3cにより
実行される時に必要なワークエリアとして使用される。
ROM3gは読み出し専用の記憶装置であり、プログラ
ムやデータを格納する場所として使用される。ディスク
3hはRAM3fやROM3gだけではプログラムやデ
ータを格納する場所が不足する場合に、二次的な記憶装
置として使用される。
【0043】[第1実施例]図4は、第1実施例におけ
るRAM3f上の入力文字記憶領域のデータ構成を示し
た図である。3aは入力文字コード記憶領域で、キーボ
ード3aにより入力される文字の文字コードを、入力さ
れる順番に4a1,4a2,…のように格納する。本図
では一例として“このそうちのはーどこうせいは”とい
う文字列が入力された場合を示している。4bは入力文
字属性記憶領域で、キーボード3aより指定される入力
文字ごとの例えば書体、文字サイズ、下線等の付帯情報
を文字属性として記憶する。
【0044】この文字属性は、文字コード記憶領域4a
と対応するように4b1,4b2,…のように格納す
る。本実施例では、文字属性の値が“01”の場合は、
該当文字の付帯は明朝体であることを示し、文字属性の
値が“02”の場合は、該当文字の付帯情報はゴシック
体であることを示している。本図では“このそうちの”
までの各文字が明朝体を指定され、残りの“はーどこう
せいは”の各文字がゴシック体を指定された場合を示し
ている。
【0045】図5は、第1実施例におけるRAM3f上
の変換結果文字記憶領域のデータ構成を示した図であ
る。入力文字をかな漢字変換した結果の文字を記憶す
る。5aは変換結果文字コード記憶領域であり、かな漢
字変換された結果の文字コードを順番に5a1,5a
2,…のように格納する。本図では前記入力文字列“こ
のそうちのはーどこうせいは”をかな漢字変換した結
果、“この装置のハード構成は”という文字列が得られ
たものとする。
【0046】5bは変換結果文字属性記憶領域であり、
変換結果文字コード記憶領域5a内で各文字に対応する
ように、5b1,5b2,…の順番で格納する。本実施
例では、文字属性の値が“01”の場合は、該当文字の
付帯情報は明朝体であることを示し、文字属性の値が
“02”の場合は、該当文字の付帯情報はゴシック体で
あることを示している。本図では“この装置の”までの
各文字は明朝体で、残りの“ハード構成は”の各文字は
ゴシック体であることを示す。
【0047】本実施例では、入力文字ならびに変換結果
文字の文字コードセットは、パーソナルコンピュータで
一般的な使用されるシフトJISコードを使用するもの
とする。入力文字属性記憶領域4bならびに変換結果文
字属性記憶領域5bに格納される文字属性情報は1文字
当たり1バイトである。
【0048】なお、文字コードセットはシフトJISコ
ード以外を扱うことはむろん可能である。また、文字属
性情報は、文字コードに付帯する情報量、形態、装置構
成より複数バイトにより構成し得ることは言うまでもな
い。
【0049】図6は、本実施例による処理を実行する上
で使用するRAM3f上の各種ワーク領域を示した図で
ある。6aは入力文字カウンタであり、入力された文字
数をカウントするものである。6bは変換結果文字カウ
ンタであり、入力文字をかな漢字変換した結果得られる
文字数をカウントするものである。
【0050】6cは、入力文字文節区切り記憶領域であ
る。入力文字の分析区切り情報とは、入力文字をかな漢
字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換結
果の文節に対応する入力文字の区切りの位置を入力文字
列の先頭からの文字数で示したものである。本図では、
前記入力文字列“このそうちのはーどこうせいは”が前
記変換結果例“この装置のハード構成は”のように変換
された場合の入力文字列の文節の区切りを示す。すなわ
ち、最初の文節は2文字目の“の”まで(6c1)、2
番目の文節は6文字目の“の”まで(6c2)、3番目
の文節は9文字目の“ど”まで(6c3)、4番目の文
節は14文字目の“は”まで(6c4)であることを示
している。
【0051】6dは、変換結果文節区切り記憶領域を示
す。変換結果の文節区切り情報とは、入力文字をかな漢
字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換結
果の文節の区切り位置を変換結果文字の先頭からの文字
数で示したものである。本図では、前記入力文字列の変
換結果“この装置のハード構成は”の文節の区切りを示
す。最初の区切りは文節“この”を示す2(6d1)、
次が“装置の”までを示す5(6d2)、次が“ハー
ド”までを示す8(6d3)、その次が“構成は”まで
を示す11(6d4)である。
【0052】6eは、文字属性出力フラグを示す。この
値が“0”の時は、入力文字列または変換結果文字列を
確定してアプリケーション等に出力する時に、付帯情報
を付加しないで文字コードのみを出力する場合であるこ
とを示す。この値が“1”の時は、各文字の付帯情報を
付加して文字コードを出力する場合であることを示す。
【0053】6fは、かな漢字変換完了フラグである。
この内容が“1”の時は、入力文字をかな漢字変換した
状態であることを示す。6gは出力文字記憶領域であ
る。この領域内に格納される文字は、後述する文字出力
処理により出力される。6hは出力文字の属性記憶領域
である。この領域内に格納される文字属性は、後述する
文字属性出力処理により出力される。
【0054】図7は、本実施例で表示する画面の一例を
示したものである。入力文字表示部はキーボード3aに
より操作者が入力した文字を表示する部分であり、入力
した文字の表示位置がカーソルにより示される。また、
この入力文字表示部では、入力した文字に対してかな漢
字変換を行った場合に、かな文字は変換結果文字によっ
て置き換えられる。
【0055】機能メニューは、本文字入力処理に対する
制御の指示を行うために一般的に用いられるファンクシ
ョンキーの機能をメニュー表示する部分である。本実施
例での付帯情報の指定はこのファンクションキーを使用
する。ステータスは、本処理の文字入力に関する情報を
表示する部分である。本図では、ローマ字入力方式で、
全角の平仮名が入力できる状態を示す。当然のことなが
らこのステータス部分は、操作者が機能メニュー等によ
り状態を変更する指示を行えば、これに対応して変化す
る。例えば、ゴシック体の指示によりステータスの部分
の“明朝体”は“ゴシック体”に変わる。
【0056】図8は、前記入力文字列“このそうちのは
ーどこうせいは”を入力した場合の表示例である。8a
は、明朝体で“このそうちは”を入力した後、8cの位
置でゴシック体の指示を行い、続けて“はーどこうせい
は”と入力した場合を示す。8dはゴシック体で入力し
た部分であるためゴシック体で表示されている。8bは
8aのかな文字列をかな漢字変換した後の変換結果が表
示された場合を示す。8eはゴシック体による変換部分
を示す。
【0057】図9は、本処理と本処理を経て入力された
文字データを出力する先のアプリケーションプログラム
との間で行われる、プログラムインターフェイスによる
情報の授受を示した図である。本実施例では、2種類の
プログラムインターフェイスを定義する。1つは本処理
側から文字コードをアプリケーションプログラム側に渡
すための文字データインターフェイスであり、もう1つ
は文字データ以外の情報を授受するための制御インター
フェイスである。本図では破線矢印で文字データインタ
ーフェイスによる文字の出力を、実線矢印で制御インタ
ーフェイスによる情報の授受を示す。
【0058】アプリケーションプログラムが文字属性出
力を望む場合、該アプリケーションが開始された時に本
処理側に対して制御インターフェイスにより文字属性出
力を要求する(1.)。その後、本処理側からは、明朝
体を示す文字属性“01”を制御インターフェイスによ
り出力し、続いて、対応する文字コードを文字データイ
ンターフェイスにより出力する(2.〜11)。その後
本処理側からは、ゴシック体を示す文字属性“02”を
制御インターフェイスにより出力し、続いて対応する文
字コードを文字データインターフェイスにより出力する
(12.〜22.)。そして、アプリケーションが終了
する時などに、アプリケーションプログラムは、文字属
性出力停止要求を制御インターフェイスにより出力する
(23)。
【0059】図10は、当該パーソナルコンピュータの
システムで使用する文字コードセットで定義されている
文字のみしか使用しないようなアプリケーションプログ
ラムなどの場合の、本処理側からアプリケーションプロ
グラム側への文字データの出力を示す。この場合、図示
したように、文字の出力のみで制御インターフェイスに
よる情報の授受は存在しない。
【0060】図11〜図13は、本実施例の詳細手順を
示すフローチャートである。図11は文字入力本体処理
を示し、操作者がキーボード3aから何か文字を入力し
た以後の、入力文字を表示させ、かな漢字変換を行わ
せ、この結果の文字を表示させるまでの処理手順を示
す。また、本処理が開始される前の初期状態として、文
字属性出力フラグ6eには値“0”が格納されているも
のとする。図12は、文字入力本体処理が作動中にアプ
リケーションプログラムが文字属性出力要求を発した場
合の処理を示す。図13は文字出力処理を示し、入力文
字コード記憶領域4a中の文字列、あるいは変換結果文
字コード記憶領域5a中の文字列を出力する処理手順を
示す。
【0061】以下、図11に従って文字入力本体処理を
詳細に説明する。ステップS1では、キーボード3aか
ら入力される文字のコードを入力文字コード記憶領域4
aに格納する。格納する位置は、本実施例で扱う文字コ
ードは1文字当たり2バイトであるので文字入力カウン
タ6aの値に2を乗じた値を該領域の先頭アドレスに加
えたアドレスである。その後文字入力カウンタの内容を
1増加させる。
【0062】ステップS2では、先に入力された文字に
関して、キーボード3aの操作により指定された付帯情
報(例えば書体)を判定する。この結果が例えばゴシッ
ク体である場合は、ステップS3に進み、ゴシック体に
対応する“02”を該入力文字の付帯情報を示す入力文
字属性として入力文字属性記憶領域3bに格納する。ス
テップS2にて明朝体であると判定された場合は、ステ
ップS4に進み、明朝体に対応する“01”を該入力文
字の付帯情報を示す入力文字属性として、入力文字属性
記憶領域4bに格納する。文字属性情報は1文字当たり
1バイトであるので文字入力カウンタ6aの値を該領域
の先頭アドレスに加えたアドレスである。次にステップ
S5に進む。ここでは該入力文字コードに対応する属性
情報に従い、入力文字に対する表示を行う。“A”の文
字に対応するゴシック体文字であればゴシック体を使用
して“A”を表示し、明朝体であれば明朝体を使用して
“A”を表示する。
【0063】ステップS6では、キーボード3aの操作
により確定の指示がなされているか否かを判定する。確
定指示かなされていなければステップS7に進み、操作
者から機能メニューの選択により漢字変換の指示がなさ
れているか否かを判定する。該指示がなされていなけれ
ば、ステップS1に戻る。該指示がなされている場合は
ステップS8に進み、全ての入力文字をかな漢字変換す
る。かな漢字変換処理については、既存の技術であるの
でここでは説明を省略する。
【0064】次に、ステップS9に進み、ステップS8
で得られた変換結果文字を変換結果文字コード記憶領域
4aに格納する。次のステップS10では、ステップS
8で得られた文節区切り情報を文節区切り情報記憶領域
6cに順番に格納する。次のステップS11では、変換
結果の各文字の付帯情報を求め、各文字に対応する変換
結果文字属性記憶領域に格納する。各文字の付帯情報の
求め方は、入力文字文節区切り記憶領域6cと変換結果
文節区切り記憶領域6dとから入力文字列の文節と変換
結果の文節の対応を見つけ、入力文字の文節の文字属性
をその入力文字の文節に対応する変換結果分節を構成す
る各文字の文字属性とする。なお、かな漢字変換は、1
つの文節には同じ付帯情報の文字だけが含まれるように
なされるものとする。
【0065】次に、ステップS12に進み、全ての変換
結果文字をCRT3bに表示する。この時、ステップS
5で入力文字を表示した位置に上書きするように変換結
果の文字列を表示する。また、変換結果の各文字の表示
はステップS5に準じて行う。そして、ステップS1に
戻る。
【0066】ステップS6で確定指示がなされていると
判定された場合は、ステップS13へ進み、かな漢字変
換完了フラグ6fにより、入力文字に対してかな漢字変
換がなされているか否かを判定する。該フラグが“1”
であれば、かな漢字変換がなされているとして、変換結
果文字コード記憶領域5aに記憶されている文字列を、
図13に示す出力処理によりアプリケーション等に出力
する。そしてステップS16へ進む。ステップS13で
該フラグが“0”であれば、ステップS15へ進み、入
力文字コード記憶領域3aに記憶される文字列を出力す
る。ステップS16では、各ワーク領域6a,6b,6
c,6d,6e,6f,6g,6hのクリア処理として
それぞれに“0”を格納する。
【0067】次に、図12に従ってアプリケーションプ
ログラムからの文字属性出力要求、および文字属性出力
停止要求に対する処理手順を説明する。本処理が開始さ
れた初期の状態では、文字属性出力フラグ6eの内容は
“0”であるものとする。更に該要求は、本処理とアプ
リケーションプログラムとの間の情報授受のためのプロ
グラムインターフェイスのうち、制御インターフェイス
によりなされるものとする。なお本処理は、文字入力本
体処理が作動中であっても、該要求が発せられた場合
に、ただちに開始される。
【0068】図12(a)は、アプリケーションプログ
ラムから文字属性出力要求が発せられた場合の処理であ
り、この場合には、ステップS21で、文字属性出力フ
ラグに“1”を格納し、そして終了する。図12(b)
は、アプリケーションプログラムから文字属性出力停止
要求が発せられた場合の処理であり、この場合には、ス
テップS31で、文字属性出力フラグ6eに“0”を格
納し、そして終了する。
【0069】次に、図13に従って文字出力処理の手順
を説明する。本処理は前記図11の文字入力本体処理か
ら、出力文字が入力文字コード記憶領域4a中のものか
変換結果文字コード記憶領域5a中のものかを指定され
て呼び出される。まず、ステップS41において、文字
属性出力フラグ5eを判定して、“1”であればステッ
プS42へ進む。文字属性出力フラグ6eが“0”であ
れば、アプリケーションから文字属性の要求がなかった
ものとして、ステップS44ヘ進む。
【0070】ステップS42では、当該文字コードに対
応する文字属性領域を出力文字属性記憶領域5hへ格納
する。ステップS43では、出力文字属性記憶領域6h
に格納された当該文字属性をプログラムインターフェイ
ス内の制御インターフェイスを使用してアプリケーショ
ンプログラムに通知する。そして、続いて当該文字コー
ドを出力すべくステップS44へ進む。
【0071】ステップS44では、当該文字コードを出
力文字記憶領域5gに格納し、ステップS45におい
て、出力文字記憶領域5gに格納された文字コードを取
り出し、文字データインターフェイスを使用してアプリ
ケーションに出力する。次に、ステップS46では、本
体文字処理から指定された入力文字コード記憶領域4
a、または変換結果文字コード記憶領域5aの最後の文
字まで出力するように制御する。
【0072】以上説明したように、第1実施例では、パ
ーソナルコンピュータにおいて、入力された文字につい
て文字属性(文字付帯情報)が指定されたときは、アプ
リケーションプログラム(外部プログラム)の入力方法
に依らずに同一の操作方法で文字属性を入力(指定)
し、入力された文字と指定に係る文字属性とを対応付け
て記憶し、かな漢字変換を行い、その変換結果を入力文
字列に従って文字属性と共に記憶し、アプリケーション
プログラムから予め文字属性の出力要求がなされている
場合は、文字コードと文字属性とをアプリケーションプ
ログラムに出力することができ、さらに文字に対する複
数の文字属性による表現をアプリケーションプログラム
出力する前に行うことができる。
【0073】[第2実施例]次に、第2実施例を説明す
るが、この第2実施例におけるパーソナルコンピュータ
の概略ブロック図、表示画面例、各種ワーク領域、およ
び、本処理を経て文字データを出力する先のアプリケー
ションプログラムとの間のプログラムインターフェイス
による情報の授受、それぞれ図3、図7,図6,図9〜
図10に示した第1実施例のものと同様であるので、こ
れらの説明は省略する。
【0074】なお、以下の説明では、入力文字例として
は、第1実施例と同様に、“このそうちのはーどこうせ
いは”が入力されたものとして説明する(図8参照)。
【0075】図14は、第2実施例におけるRAM3f
上の入力文字記憶領域のデータ構成を示す。14aは入
力文字コード記憶領域であり、キーボード3aにより入
力される文字の文字コードを、入力される順番に14a
1,14a2,…のように格納する。本図では、一例と
して“このそうちのはーどこうせいは”の文字列が入力
された場合を示している。14bは、入力文字属性記憶
領域で、キーボード3aより指定される付帯情報を文字
属性として記憶する。文字属性の入力順に14b1,1
4b2,…のように格納する。本実施例では、文字属性
の値が“01”の場合は該当文字の付帯情報は明朝体で
あることを示し、文字属性の値が“02”の場合は該当
文字の付帯情報はゴシック体であることを示す。
【0076】14cは、入力文字属性開始位置記憶領域
であり、入力文字属性記憶領域14b記憶される文字属
性が有効である入力文字位置を示し、入力文字属性記憶
領域14bと対をなす。本図では、明朝体が第1文字目
から開始され、ゴシック体が第7文字目から開始される
ことを示しており、“このそうちの”までの各文字が明
朝体を指定され、残りの“はーどこうせいは”の各文字
がゴシック体を指定された場合を示している。
【0077】図15は、RAM3f上の変換結果文字記
憶領域のデータ構成を示す。入力文字をかな漢字変換し
た結果の文字コードを記憶する。15aは、変換結果文
字コード記憶領域であり、かな漢字変換された結果の文
字コードを、順番に15a1,15a2,…のように格
納する。本図では、前記入力文字列“このそうちのはー
どこうせいは”をかな漢字変換した結果、“この装置の
ハード構成は”が得られた場合を示している。
【0078】15bは、変換結果文字属性記憶領域であ
り、変換結果文字の付帯情報を文字属性として記憶す
る。文字属性の入力順に15b1,15b2,…のよう
に格納する。すなわち、入力文字属性記憶領域14bに
格納されるデータと同一の値が格納される。本実施例で
は、文字属性の値が“01”の場合は該当無文字の付帯
情報は明朝体であることを示し、文字属性の値が“0
2”の場合は該当文字の付帯情報はゴシック体手あるこ
とを示す。
【0079】15cは、変換結果文字属性開始位置記憶
領域であり、変換結果文字属性記憶領域15bに記憶さ
れる文字属性が有効である変換結果文字位置を示し、変
換結果文字属性記憶領域15bと対をなす。本図では、
明朝体が第1文字目から開始され、ゴシック体が第6文
字目から開始されることを示しており、“この装置の”
までの各文字が明朝体を指定され、残りの“ハード構成
は”の各文字がゴシック体を指定された場合を示してい
る。
【0080】このように、入力文字や変換結果文字の文
字属性を各文字と1対1に記憶することなく、文字属性
とその文字属性の開始位置情報とを対応して記憶すれ
ば、通常、文書では同一の文字属性の文字が連続してい
るので、データ量を低減してメモリの使用量を低減する
ことができる。
【0081】次に、第2実施例による処理手順を説明す
る。なお、文字入力本体処理が作動中にアプリケーショ
ンプログラム文字属性出力要求を発した場合の処理、お
よび、文字出力処理は、第1実施例において図12,図
13のフローチャートに従って説明した処理と全く同様
なので、ここでは説明を省略し、文字入力本体処理のみ
を説明する。
【0082】図16は、第2実施例による文字入力本体
処理を示すフローチャートであり、操作者がキーボード
3aから何か文字を入力した以後の、入力文字を表示さ
せ、かな漢字変換を行わせ、この結果の文字を表示させ
るまでの処理手順を示す。なお、本処理が開始される前
の初期状態として、文字属性出力フラグ5eには値
“0”が格納されているものとする。
【0083】図16において、ステップS51では、キ
ーボード3aから入力されるデータが入力文字データで
あるか判定する。入力文字コードでない場合はステップ
S52へ進み、キーボード3aにより指定される付帯情
報を判定する。この結果がゴシック体である場合は、ス
テップS53に進み、該入力文字の付帯情報を示す入力
文字属性として、入力文字属性記憶領域14bに格納
し、開始文字位置を入力文字開始位置14cに格納す
る。
【0084】ステップS52にて明朝体であると判定さ
れた場合は、ステップS54に進み、該入力文字の付帯
情報を示す入力文字属性として、入力文字属性記憶領域
14bに格納し、開始文字位置を入力文字開始位置14
cに格納し、ステップS51へ戻る。
【0085】ステップS55では、入力文字のコードを
入力文字コード記憶領域14aに格納する。格納する位
置は、本実施例で扱う文字コードは1文字当たり2バイ
トであるので文字入力カウンタ5aの値に2を乗じた値
を該領域の先頭アドレスに加えたアドレスである。その
後文字入力カウンタの内容を“1”だけ増加させる。
【0086】次に、ステップS56に進み、該入力文字
コードに対応する属性情報に従い、入力文字に対する表
示を行う。“A”の文字に対応する文字属性がゴシック
体であればゴシック体を使用して“A”を表示し、明朝
体であれば明朝体を使用して“A”を表示する。ステッ
プS57では、キーボード3aの操作により、確定の指
示がなされているか否かを判定する。確定指示がなされ
ていなければ、ステップS58に進み、キーボード3a
の操作により、かな漢字変換の指示がなされているか否
かを判定する。該指示がなされていなければ、ステップ
S51に戻る。
【0087】かな漢字変換が指示されている場合は、ス
テップS59に進み、全ての入力文字をかな漢字変換す
る。かな漢字変換処理については、既存の技術であるの
でここでは説明を省略する。次に、ステップS60に進
み、ステップS59で得られた変換結果文字を変換結果
文字コード記憶領域4aに格納する。次のステップS6
1では、ステップS59で得られた文節区切り情報を入
力文字文節区切り情報記憶領域6cに順番に格納する。
【0088】次のステップS62では変換結果の各文字
の付帯情報を求め、変換結果文字属性記憶領域15bに
格納する。各文字の付帯情報の求め方は、入力文字文節
区切り記憶領域6cと変換結果文節区切り記憶領域6d
とから入力文字列の文節と変換結果の文節の対応を見つ
け、入力文字の文節の文字属性をその入力文字の文節に
対応する変換結果文節を構成する各文字の文字属性とす
るよう、変換結果文字属性開始位置を設定する。なお、
かな漢字変換は、1つの文節には同じ付帯情報の文字た
けが含まれるようになされるものとする。
【0089】次に、ステップS63に進み、全ての変換
結果文字をCRT3bに表示する。この時ステップS5
5で入力文字を表示した位置に上書きするように変換結
果の文字を表示する。また、変換結果の各文字の表示は
ステップS56に準じて行う。そして、ステップS51
に戻る。
【0090】ステップS57で確定指示がなされている
と判定された場合は、ステップS64へ進み、かな漢字
変換フラグ6fにより、入力文字に対してかな漢字変換
字がなされているか否かを判定する。該フラグが“1”
であれば、ステップS65に進み、かな漢字変換がなさ
れているとして、変換結果文字コード記憶領域15aに
記憶されている文字列を、図13に示した出力処理によ
りアプリケーション等に出力する。そして、ステップS
67へ進む。
【0091】ステップS64にて、かな漢字変換フラグ
5fが“0”されたときは、ステップS66へ進み、入
力文字コード記憶領域14aに記憶されている文字列を
出力し、ステップS67へ進む。ステップS67では、
各ワーク領域6a,6b,6c,6d,6e,6f,6
g,6hのクリア処理として、それぞれに“0”を格納
する。
【0092】以上説明したように、第2実施例では、第
1実施例と同様に、パーソナルコンピュータにおいて、
入力された文字について文字属性(文字付帯情報)が指
定されたときは、アプリケーションプログラム(外部プ
ログラム)の入力方法に依らずに同一の操作方法で文字
属性を入力(指定)し、入力された文字と指定に係る文
字属性とを対応付けて記憶し、かな漢字変換を行い、そ
の変換結果を入力文字列に従って文字属性と共に記憶
し、アプリケーションプログラムから予め文字属性の出
力要求がなされている場合は、文字コードと文字属性と
をアプリケーションプログラムに出力することができ、
さらに文字に対する複数の文字属性による表現をアプリ
ケーションプログラム出力する前に行うことができる。
また、第2実施例では、入力文字や変換結果文字の文字
属性を各文字と1対1に記憶することなく、文字属性と
その文字属性の開始位置情報とを対応して記憶している
ので、データ量を低減してメモリの使用量を低減するこ
とができる。
【0093】[第3実施例]次に、第3実施例を説明す
るが、この第3実施例におけるパーソナルコンピュータ
の概略ブロック図、表示画面例は、それぞれ図3、図7
に示した第1実施例のものと同様であるので、これらの
説明は省略する。なお、第3実施例におけるRAM3f
上の入力文字記憶領域のデータ構成、および変換結果文
字記憶領域のデータ構成は、図4〜図5の第1実施例、
或いは図14〜図15のいずれのデータ構成であっても
よい。また、以下の説明では、入力文字例としては、第
1,第2実施例と同様に、“このそうちのはーどこうせ
いは”が入力されたものとして説明する(図8参照)。
【0094】図17は、第3実施例による処理を実行す
る上で使用するRAM3f上の各種ワーク領域を示した
図である。17aは入力文字カウンタであり、入力され
た文字数をカウントするものである。17bは変換結果
文字カウンタであり、入力文字をかな漢字変換した結果
得られる文字数をカウントするものである。
【0095】17cは、入力文字文節区切り記憶領域で
ある。入力文字の分析区切り情報とは、入力文字をかな
漢字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換
結果の文節に対応する入力文字の区切りの位置を入力文
字列の先頭からの文字数で示したものである。本図で
は、前記入力文字列“このそうちのはーどこうせいは”
が前記変換結果例“この装置のハード構成は”のように
変換された場合の入力文字列の文節の区切りを示す。す
なわち、最初の文節は2文字目の“の”まで(17c
1)、2番目の文節は6文字目の“の”まで(17c
2)、3番目の文節は9文字目の“ど”まで(17c
3)、4番目の文節は14文字目の“は”まで(17c
4)であることを示している。
【0096】17dは、変換結果文節区切り記憶領域を
示す。変換結果の文節区切り情報とは、入力文字をかな
漢字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換
結果の文節の区切り位置を変換結果文字の先頭からの文
字数で示したものである。本図では、前記入力文字列の
変換結果“この装置のハード構成は”の文節の区切りを
示す。最初の区切りは文節“この”を示す2(17d
1)、次が“装置の”までを示す5(1d2)、次が
“ハード”までを示す8(17d3)、その次が“構成
は”までを示す11(17d4)である。
【0097】17eは、文字属性出力フラグを示す。こ
の値が“0”の時は、入力文字列または変換結果文字列
を確定してアプリケーション等に出力する時に、付帯情
報を付加しないで文字コードのみを出力する場合である
ことを示す。この値が“1”の時は、各文字の付帯情報
を付加して文字コードを出力する場合であることを示
す。17fは、かな漢字変換完了フラグである。この内
容が“1”の時は、入力文字をかな漢字変換した状態で
あることを示す。
【0098】17gは、出力文字・属性記憶領域であ
り、第3実施例の特徴をなす部分である。すなわち、こ
の領域には、文字コードと属性情報とが1レコードにパ
ックされて記憶され、後述する文字出力処理により一括
して出力される。
【0099】図18は、第3実施例において、本処理と
本処理を経て入力された文字データを出力する先のアプ
リケーションプログラムとの間で行われる、プログラム
インターフェイスによる情報の授受を示した図である。
本実施例では、2種類のプログラムインターフェイスを
定義する。1つは本処理側から文字コードをアプリケー
ションプログラム側に渡すための文字データインターフ
ェイスであり、もう1つは文字データと文字属性情報と
を1レコードとしたデータ、および、このデータの授受
を行うための手続き情報を授受するための拡張インター
フェイスである。ただし、図18では、拡張インターフ
ェイスのみが示されている。
【0100】アプリケーションプログラムが文字属性出
力を望む場合、該アプリケーションが開始された時に本
処理側に対して拡張インターフェイスにより文字属性出
力を要求する(1.)。その後、本処理側からは、文字
コードと明朝体を示す文字属性“01”、或いは文字コ
ードとゴシック体を示す文字属性“02”を一括して拡
張インターフェイスにより出力する(2.〜12)。
【0101】そして、アプリケーションが終了する時な
どに、アプリケーションプログラムは、文字属性出力停
止要求を拡張インターフェイスにより出力する(1
3.)。
【0102】次に、第3実施例における処理手順を説明
するが、第3実施例における文字入力本体処理、および
文字入力本体処理が作動中にアプリケーションプログラ
ムが文字属性出力要求を発した場合の処理は、第1実施
例と全く同様なので、ここでは、文字出力処理の手順の
みを、図19のフローチャートに従って説明する。な
お、本処理は前記図11の文字入力本体処理から、出力
文字が入力文字コード記憶領域中のものか変換結果文字
コード記憶領域中のものかを指定されて呼び出される。
【0103】まず、ステップS71において、文字属性
出力フラグ17eを判定して、“1”であればステップ
S72へ進む。文字属性出力フラグ17eが“0”であ
れば、アプリケーションから文字属性の要求がなかった
ものとして、ステップS76ヘ進む。
【0104】ステップS72では、当該文字コードに対
応する文字属性を出力文字・属性記憶領域17gへ格納
する。ステップS73では、当該文字コードを出力文字
・属性記憶領域17gに格納する。そして、ステップS
74にて、出力文字・属性記憶領域17gに格納した文
字コードと文字属性とを1レコードとしてパックして、
プログラムインターフェイス内の拡張インターフェイス
を使用してアプリケーションに出力する。そして、ステ
ップS75に進み、本体文字処理から指定された入力文
字コード記憶領域、または変換結果文字コード記憶領域
の最後の文字まで出力するように制御する。
【0105】文字属性出力フラグ17eが“0”であっ
た場合には、ステップS76において、当該文字コード
のみを出力文字・属性記憶領域17gに格納し、ステッ
プS77に進み、出力文字・属性記憶領域17gに格納
した文字コードを取り出し、文字データインターフェイ
スを使用してアプリケーションに出力する。そして、上
記ステップS75に進む。
【0106】以上説明したように、第3実施例では、パ
ーソナルコンピュータにおいて、入力された文字につい
て文字属性が指定されたときは、入力された文字と指定
に係る文字属性とを対応付けて記憶し、かな漢字変換を
行い、その変換結果を入力文字列に従って文字属性と対
応して記憶し、アプリケーションプログラムから予め文
字属性の出力要求がなされている場合は、文字コードと
文字属性とを一括して出力することができる。また、文
字コードと文字属性とを一括して出力できるので、出力
処理を迅速に行うことが可能となる。
【0107】[第4実施例]次に、第4実施例を説明す
るが、この第4実施例におけるパーソナルコンピュータ
の概略ブロック図は、図7に示した第1実施例のものと
同様であるので、この説明は省略する。
【0108】図20は、第4実施例におけるRAM3f
上の文字記憶領域のデータ構成を示した図である。20
aは、入力文字コード記憶領域であり、キーボード2a
により入力される文字の文字コードを、入力される順番
に20a1,20a2,…のように格納する。本図では
一例として“このそうちのはーどこうせいは”という文
字列が入力された場合を示している。20bは、変換結
果文字コード記憶領域であり、かな漢字変換された結果
の文字コードを順番に20b1,20b2,…のように
格納する。本図では前記入力文字列“このそうちのはー
どこうせいは”をかな漢字変換した結果、“この装置の
ハード構成は”という文字列が得られたものとする。
【0109】20cは、同音語候補記憶領域であり、同
音語候補を20c1,20c2,20c3,…の順番で
格納する。本実施例では、変換結果“構成は”に対する
同音語候補として“公正は”、“厚生は”、“後世
は”、“攻勢は”“こうせいは”が格納された場合を示
している。本実施例、及び他の実施例では、入力文字、
変換結果文字、同音語候補の文字コードセットは、パー
ソナルコンピュータで一般的に使用されるシフトJIS
コードを使用するものとするが、もちろんシフトJIS
コード以外のJIS X0208コード、ECUコード
等を使用してもよい。
【0110】図21は、文字表示を行うためのデータ格
納領域を示しており、21aは、アプリケーションプロ
グラムから指定された表示用フォントの種別を格納する
領域である。入力文字、変換結果文字は、表示用フォン
トの種別に従って表示される。なお、本実施例では、図
示したように、表示用フォントの種別としては、書体と
文字サイズを考えている。
【0111】21bは、同音語候補表示を行う際に一覧
表示する同音語候補の個数を格納する領域であり、本図
では、図20の同音語候補記憶領域20cと対応して、
“6”が格納されている。
【0112】図22は、第4実施例による処理を実行す
る上で使用するRAM3f上の各種ワーク領域を示した
図である。22aは入力文字カウンタであり、入力され
た文字数をカウントするものである。22bは変換結果
文字カウンタであり、入力文字をかな漢字変換した結果
得られる文字数をカウントするものである。
【0113】22cは、入力文字文節区切り記憶領域で
ある。入力文字の文節区切り情報とは、入力文字をかな
漢字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換
結果の文節に対応する入力文字の区切りの位置を入力文
字列の先頭からの文字数で示したものである。本図で
は、前記入力文字列“このそうちのはーどこうせいは”
が前記変換結果例“この装置のハード構成は”のように
変換された場合の入力文字列の文節の区切りを示す。す
なわち、最初の文節は2文字目の“の”まで(22c
1)、2番目の文節は6文字目の“の”まで(22c
2)、3番目の文節は9文字目の“ど”まで(22c
3)、4番目の文節は14文字目の“は”まで(22c
4)であることを示している。
【0114】22dは変換結果文節区切り記憶領域を示
す。変換結果の文節区切り情報とは、入力文字をかな漢
字変換した時に変換結果と共に得られるもので、変換結
果の文節の区切り位置を変換結果文字の先頭からの文字
数で示したものである。本図では、前記入力文字列の変
換結果“この装置のハード構成は”の文節の区切りを示
す。最初の区切りは文節“この”を示す2(22d
1)、次が“装置の”までを示す5(22d2)、次が
“ハード”までを示す8(22d3)、その次が“構成
は”までを示す11(22d4)である。
【0115】22eは、同音語候補指定文節記憶領域を
示す。本領域は、同音語候補領域中に格納する或いは格
納された文節区切り番号を格納する。本図では、4番目
の文節“構成は”に対応して、“4”が格納されてい
る。22fは、かな漢字変換完了フラグである。この内
容が“1”の時は、入力文字をかな漢字変換した状態で
あることを示す。22gは、出力文字記憶領域である。
この領域内に格納される文字は、後述する文字出力処理
により出力される。
【0116】図23は、第4実施例における表示画面例
を示している。入力文字表示部はキーボード3aにより
操作者が入力した文字を表示する部分であり、入力した
文字の表示位置がカーソルにより示される。また、この
入力文字表示部では、入力した文字に対してかな漢字変
換を行った場合に、かな文字は変換結果文字によって置
き換えられる。
【0117】機能メニューは、本文字入力処理に対する
制御の指示を行うために一般的に用いられるファンクシ
ョンキーの機能をメニュー表示する部分である。ステー
タスは、本処理の文字入力に関する情報を表示する部分
である。本図では、ローマ字入力方式で、全角の平仮名
が入力できる状態を示す。当然のことながらこのステー
タス部分は、操作者が機能メニュー等により状態を変更
する指示を行えば、これに対応して変化する。
【0118】同音語表示部は、かな漢字変換後の同音語
候補を一覧形式で表示する部分である。この同音語表示
部は、図では同音語候補が縦に整列する形式で表示して
いるが、例えば縦書き表示時には、同音語候補を横に整
列する形式で表示することも可能である。
【0119】図24(a)は、前記入力文字列“このそ
うちのはーどこうせいは”を入力した場合の表示例であ
る。図24(b)は、図24(a)の入力文字列をかな
漢字変換した後、4番目の文節である“構成は”の同音
語候補を表示した例を示している。
【0120】次に、第4実施例における処理手順を図2
5〜図27のフローチャートに従って説明する。図25
は、文字入力本体処理を示し、操作者がキーボード2a
から何か文字を入力した以後の、入力文字を表示させ、
かな漢字変換を行わせ、この結果の文字を表示させ、同
音語候補を表示させるまでの処理手順を示す。図26,
図27は、同音語候補表示が指定された場合の同音語候
補表示処理を示している。
【0121】以下、図25に従って文字入力本体処理を
詳細に説明する。ステップS81では、文字入力である
かを判定する。文字入力である場合は、ステップS82
に進み、キーボード3aから入力される文字のコードを
入力文字コード記憶領域20aに格納する。格納する位
置は、本実施例で扱う文字コードは1文字当たり2バイ
トであるので文字入力カウンタ5aの値に2を乗じた値
を該領域の先頭アドレスに加えたアドレスである。その
後、文字入力カウンタの内容を“1”だけ増加させる。
ステップS82では、入力文字を表示し、それ以後は、
次の入力処理を行うため、ステップS81に戻る。
【0122】ステップS81にて、文字入力でないと判
定された場合は、ステップS84に進み、キーボード3
aの操作により確定の指示がなされているか否かを判定
する。確定指示がなされておれば、ステップS85に進
み、かな漢字変換完了フラグ20fにより、入力文字に
対してかな漢字変換がなされているか否かを判定する。
該フラグが“1”であれば、かな漢字変換がなされてい
るとして、ステップS86にて、変換結果文字コード記
憶領域20bに記憶されている文字列をアプリケーショ
ンプログラム等に出力する。そして、ステップS88へ
進む。
【0123】かな漢字変換完了フラグ20fが“0”で
あれば、入力文字に対してかな漢字変換がなされていな
いものとして、ステップS87にて、入力文字コード記
憶領域20aに記憶される文字列を出力し、ステップS
88へ進む。ステップS88では、各ワーク領域22
a,22b,22c,22d,22e,22f,22g
のクリア処理としてそれぞれに“0”を格納する。
【0124】確定指示がなされていない場合は、ステッ
プS89に進み、機能メニューの選択によりかな漢字変
換の指示がなされているか否かを判定する。かな漢字変
換の指示がなされていなければ、ステップS94へ進
む。かな漢字変換の指示がなされておれば、ステップS
90にて、全ての入力文字をかな漢字変換して、ステッ
プS91にて、変換結果文字を変換結果文字コード記憶
領域20bに記憶する。次に、ステップS91に進み、
ステップS90で得られた文節区切り情報を変換結果文
節区切り情報記憶領域22dに順番に記憶する。そし
て、ステップS93に進み、全ての変換結果文字をCR
T3bに表示して、ステップS81に戻る。
【0125】ステップS94では、機能メニューの選択
により同音語の表示が指示されているか否かを判定し、
この指示がなされておれば、ステップS95に進み、指
示された文節区切り位置の同音語候補を同音語記憶領域
20cに格納して、ステップS96にて、同音語候補を
表示する。
【0126】同音語の表示が指示されていないときは、
ステップS97に進んで、同音語選択が指示されている
か否かを判定し、この指示がなされておれば、ステップ
S98に進み、選択された同音語候補を変換結果文字コ
ード記憶領域20bに格納して、ステップS99にて、
文節区切り情報を変更する。そして、ステップS100
に進み、全ての変換結果文字を表示して、ステップS8
1に戻る。
【0127】次に、同音語候補の表示処理を図26のフ
ローチャートに従って説明する。ステップS101で
は、一度に表示する同音語候補の個数(図21(b)参
照)、および表示フォントサイズ(図21(a)参照)
に基づいて、同音語候補を一覧表示するのに必要な高さ
を計算する。そして、ステップS102にて、現在の表
示フォントサイズにより、同音語候補を一覧表示可能で
あるか否かを判定する。この判定は、変換文字列の直
下、もしくは直上に表示するものとし、この直下、もし
くは直上の空白な画面領域の高さが、ステップS101
にて求めた同音語表示を行うのに必要な高さより大きい
か否かにより判定する。
【0128】現在の表示フォントサイズでは同音語候補
の一覧表示が不可能であれば、ステップS103に進
み、表示用のフォントサイズをシステムのデフォルトフ
ォントのサイズに縮小し、ステップS104にて、同音
語候補の一覧表示を行う。すなわち、フォントそれ自体
は、アプリケーションプログラムにより指定されたフォ
ントを変更せずにそのまま使用し、サイズだけをシステ
ムのデフォルトフォントのサイズに縮小して、同音語候
補の一覧表示を行う。
【0129】現在の表示フォントサイズで同音語候補の
一覧表示が可能であれば、ステップS103をスキップ
して、ステップS104に進むことにより、フォントサ
イズの縮小を行わずに、同音語候補の一覧表示を行う。
なお、フォントの縮小等、サイズの変更技術については
公知であるので、ここでは説明を省略する。システムの
デフォルトフォントは、通常、視認し得るサイズとなっ
ているため、このデフォルトフォントのサイズに縮小し
て同音語候補の一覧表示を行っても何等問題はない。
【0130】次に、同音語候補の表示処理の他の例を図
27のフローチャートに従って説明する。
【0131】ステップS111では、一度に表示する同
音語候補の個数(図21(b)参照)、および表示フォ
ントサイズ(図21(a)参照)に基づいて、同音語候
補を一覧表示するのに必要な高さを計算する。そして、
ステップS112にて、現在の表示フォントサイズによ
り、同音語候補を一覧表示可能であるか否かを判定す
る。この判定は、変換文字列の直下、もしくは直上に表
示するものとし、この直下、もしくは直上の空白な画面
領域の高さが、ステップS111にて求めた同音語表示
を行うのに必要な高さより大きいか否かにより判定す
る。
【0132】現在の表示フォントサイズでは同音語候補
の一覧表示が不可能であれば、ステップS113に進
み、変換文字列の直下、もしくは直上の空白な画面領域
に同音語候補を一覧表示できるように、当該直下、もし
くは直上の空白な画面領域の高さから逆算して表示用の
フォントサイズの縮小率を求め、この縮小率に従って表
示用のフォントサイズを縮小する。
【0133】そして、ステップS114にて、同音語候
補の一覧表示を行う。すなわち、フォントそれ自体は、
アプリケーションプログラムにより指定されたフォント
を変更せずにそのまま使用し、サイズだけをシステムの
デフォルトフォントのサイズに縮小して、同音語候補の
一覧表示を行う。
【0134】現在の表示フォントサイズで同音語候補の
一覧表示が可能であれば、ステップS113をスキップ
して、ステップS114に進むことにより、フォントサ
イズの縮小を行わずに、同音語候補の一覧表示を行う。
【0135】このように、第4実施例では、変換結果文
字の直近に同音語候補を変換結果文字と同様に、アプリ
ケーションプログラムにより指定されたフォントを使用
して表示することができる。従って、アプリケーション
プログラムから指定されたフォントのサブセットである
システムの有するデフォルトフォントを使用した場合の
ように、同音語候補の表示が空白になるのを防止でき、
常に、操作者が意図した同音語を選択できるようにな
る。また、同音語候補を常に変換結果文字の直近に表示
できるため、同音語を選択する際の視点の移動を減少で
き、疲労が軽減される。
【0136】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、明朝体、ゴシック体等の書体や文字サイズの
他、下線、網かけ等の他の付帯情報についても同様に取
り扱うことが可能である。また、入力手段としてはキー
ボードの他、例えばペン入力手段等を使用するとも可能
である。さらに、文字コードと文字属性とを一括して出
力しない場合は、文字コード、文字属性の順に出力する
ようにしてもよい。また、パーソナルコンピュータに限
らず、ワークステーション等にも適用可能である。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,8記載
の発明によれば、各種の外部プログラムにより各種のデ
ータ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された
文字入力装置において、外部プログラムの入力方式に依
らずに同一の操作方法で文字に付帯する情報を入力で
き、かつ文字に対する複数の付帯情報による文字表現を
外部プログラムに出力する前に行えるようになる。
【0138】請求項2,9記載の発明によれば、各種の
外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得るデ
ータ処理装置により構築された文字入力装置において、
外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操作方法で
文字に付帯する情報を入力でき、かつ文字に対する複数
の付帯情報による文字表現を外部プログラムに出力する
前に特に表示画面上で行えるようになる。
【0139】請求項3,10記載の発明によれば、各種
の外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得る
データ処理装置により構築された文字入力装置におい
て、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操作方
法で文字に付帯する情報を入力でき、かつ文字に対する
複数の付帯情報による文字表現を外部プログラムに出力
する前に行えるようにすると共に、文字記憶手段に記憶
すべきデータ量を低減できる。
【0140】請求項4,11記載の発明によれば、各種
の外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得る
データ処理装置により構築された文字入力装置におい
て、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操作方
法で文字に付帯する情報を入力でき、文字に対し複数の
付帯情報による文字表現ができ、さらに文字と付帯情報
とを外部プログラムに出力できるようになる。
【0141】請求項5,12記載の発明によれば、各種
の外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得る
データ処理装置により構築された文字入力装置におい
て、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操作方
法で文字に付帯する情報を入力でき、文字に対し複数の
付帯情報による文字表現ができ、さらに文字と付帯情報
とを外部プログラムに迅速に出力できるようになる。
【0142】請求項6,13記載の発明によれば、各種
の外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得る
データ処理装置により構築された文字入力装置におい
て、外部プログラムの入力方式に依らずに同一の操作方
法で文字に付帯する情報を入力でき、文字に対し複数の
付帯情報による文字表現ができ、さらに文字と付帯情報
とを外部プログラムに出力できるようにすると共に、文
字記憶手段に記憶すべきデータ量を低減することができ
る。
【0143】請求項7,14記載の発明によれば、各種
の外部プログラムにより各種のデータ処理を実行し得る
データ処理装置により構築された文字入力装置におい
て、外部プログラムにより指定されたフォントにより、
変換結果文字の直近に同音語候補を表示でき、同音語候
補の表示が空白状態になるのを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6記載の発明の機能を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】請求項7記載の発明の機能を示す機能ブロック
図である。
【図3】本発明の第1〜第4実施例による文字入力装置
を適用したパーソナルコンピュータの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図4】第1実施例における入力文字記憶領域のデータ
構成を説明するための説明図である。
【図5】第1実施例における変換結果文字記憶領域のデ
ータ構成を説明するための説明図である。
【図6】第1実施例におけるワーク領域のデータ内容を
説明するための説明図である。
【図7】第1実施例における画像表示例を示す図であ
る。
【図8】第1実施例における文字入力及びかな漢字変換
結果文字の表示例を示す図である。
【図9】第1実施例においてアプリケーションプログラ
ムが文字属性出力要求をする場合の、本処理とアプリケ
ーションプログラムとの間のプログラムインターフェイ
スによる情報の授受を説明するための説明図である。
【図10】第1実施例においてアプリケーションプログ
ラムが文字属性出力要求をしない場合の、本処理とアプ
リケーションプログラムとの間のプログラムインターフ
ェイスによる情報の授受を説明するための説明図であ
る。
【図11】第1実施例における文字入力本体処理の手順
を示すフローチャートである。
【図12】第1〜第4実施例においてアプリケーション
プログラムからの文字属性出力要求、または文字属性出
力停止要求に対する処理手順を示すフローチャートであ
【図13】第1実施例における文字出力本体処理の手順
を示すフローチャートである。
【図14】第2実施例における入力文字記憶領域のデー
タ構成を説明するための説明図である。
【図15】第2実施例における変換結果文字記憶領域の
データ構成を説明するための説明図である。
【図16】第2実施例における文字入力本体処理の手順
を示すフローチャートである。
【図17】第3実施例におけるワーク領域のデータ内容
を説明するための説明図である。
【図18】第3実施例においてアプリケーションプログ
ラムが文字属性出力要求をする場合の、本処理とアプリ
ケーションプログラムとの間のプログラムインターフェ
イスによる情報の授受を説明するための説明図である。
【図19】第3実施例における文字出力本体処理の手順
を示すフローチャートである。
【図20】第4実施例における文字記憶領域のデータ構
成を説明するための説明図である。
【図21】第4実施例において文字表示を行うためのデ
ータ格納領域のデータ内容を説明するための説明図であ
る。
【図22】第4実施例におけるワーク領域のデータ内容
を説明するための説明図である。
【図23】第4実施例における画像表示例を示す図であ
る。
【図24】第4実施例における文字入力、かな漢字変換
結果文字、及び同音語候補の表示例を示す図である。
【図25】第4実施例における文字出力本体処理の手順
を示すフローチャートである。
【図26】第4実施例における同音語候補の表示処理の
手順を示すフローチャートである。
【図27】第4実施例における同音語候補の表示処理の
他の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,2a…文字入力手段 1b,2b…表示手段 1c,2c…制御手段 1d,2d…文字記憶手段 1e,2e…かな漢字変換手段 2f…同音語取得手段 3a…キーボード 3b…CRT 3c…CPU 3d…Clock 3e…プリンタ 3f…RAM 3g…ROM 3h…ディスク 4a,14a,20a…入力文字コード記憶領域 4b,14b,…入力文字属性記憶領域 5a,15a,20b…変換結果文字コード記憶領域 5b,15b,…変換結果文字属性記憶領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9288−5L G06F 15/20 510 P 9288−5L 580 J

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の外部プログラムにより各種のデー
    タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
    字入力装置であって、 文字を入力すると共に該文字に付帯する書体、文字サイ
    ズ、下線等の文字付帯情報を指定する文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力された文字をかな漢字変換
    するかな漢字変換手段と、 前記文字入力手段により入力された入力文字を文字記憶
    手段に記憶させて表示手段に表示させ、該入力文字を前
    記かな漢字変換手段によりかな漢字変換させ、該かな漢
    字変換手段により変換された変換結果の文字列を前記文
    字記憶手段に記憶させて前記表示手段に表示させる制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、入力文字を前記文字記憶手段に記憶さ
    せる際に、前記文字入力手段により指定された文字付帯
    情報を該入力文字と対応づけて記憶させ、前記かな漢字
    変換手段により得られる変換結果文字を前記文字記憶手
    段に記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報を該
    変換結果文字と対応づけて記憶させるように構成したこ
    とを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、入力文字、変換結果文
    字を前記表示手段に表示させる際に、入力文字と対応づ
    けて前記文字記憶手段に記憶された文字付帯情報を参照
    して該文字付帯情報に従って該入力文字を前記表示手段
    に表示させるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の文字入力装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、入力文字、変換結果文
    字を文字付帯情報と対応づけて前記文字記憶手段に記憶
    させる際、各文字と文字付帯情報とを1対1に対応させ
    ることなく、文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する
    文字の開始位置とを対応づけて記憶させるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 各種の外部プログラムにより各種のデー
    タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
    字入力装置であって、 文字を入力すると共に該文字に付帯する書体、文字サイ
    ズ、下線等の文字付帯情報を指定する文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力された文字をかな漢字変換
    するかな漢字変換手段と、 前記文字入力手段により入力された入力文字を文字記憶
    手段に記憶させて表示手段に表示させ、該入力文字を前
    記かな漢字変換手段によりかな漢字変換させ、該かな漢
    字変換手段により変換された変換結果の文字列を前記文
    字記憶手段に記憶させて前記表示手段に表示させる制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、入力文字を前記文字記憶手段に記憶さ
    せる際に、前記文字入力手段により入力された文字付帯
    情報を該入力文字と対応づけて記憶させ、前記かな漢字
    変換手段により得られる変換結果文字を前記文字記憶手
    段に記憶させる際に、変換前の文字の文字付帯情報を該
    変換結果文字と対応づけて記憶させ、外部プログラムか
    ら文字と文字付帯情報とを出力するよう要求された場合
    は、入力文字または変換結果文字と文字付帯情報とを該
    外部プログラムに出力し、外部プログラムから文字だけ
    出力するよう要求された場合は、入力文字または変換結
    果文字を該外部プログラムに出力するように構成したこ
    とを特徴とする文字入力装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、入力文字または変換結
    果文字と文字付帯情報とを該外部プログラムに出力する
    際、入力文字または変換結果文字と文字付帯情報とを一
    括して出力するように構成したことを特徴とする請求項
    4記載の文字入力装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、入力文字、変換結果文
    字を文字付帯情報と対応づけて前記文字記憶手段に記憶
    させる際、各文字と文字付帯情報とを1対1に対応させ
    ることなく、文字付帯情報と該文字付帯情報に対応する
    文字の開始位置とを対応づけて記憶させるように構成し
    たことを特徴とする請求項4記載の文字入力装置。
  7. 【請求項7】 各種の外部プログラムにより各種のデー
    タ処理を実行し得るデータ処理装置により構築された文
    字入力装置であって、 文字を入力すると共に該文字に付帯する書体、文字サイ
    ズ、下線等の文字付帯情報を指定する文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力された文字をかな漢字変換
    するかな漢字変換手段と、 前記かな漢字変換手段により変換された変換結果の中か
    ら同音語候補を取得する同音語取得手段と、 前記文字入力手段により入力された入力文字を文字記憶
    手段に記憶させて表示手段に表示させ、該入力文字を前
    記かな漢字変換手段によりかな漢字変換させ、該かな漢
    字変換手段により変換された変換結果の文字列を前記文
    字記憶手段に記憶させて前記表示手段に表示させると共
    に、前記同音語取得手段により同音語候補を取得させて
    該変換結果の文字列の直近に表示させる制御手段と、 前記制御手段は、外部プログラムから指定された表示用
    フォントのサイズでは前記同音語候補を前記変換結果の
    文字列の直近に表示できない場合、該外部プログラムか
    ら指定された表示用フォントを他のフォントに変更する
    ことなく該指定に係る表示用フォントのサイズを調節す
    ることにより該同音語候補を該変換結果の文字列の直近
    に表示させるように構成したことを特徴とする文字入力
    装置。
  8. 【請求項8】 各種の外部プログラムにより各種のデー
    タ処理を実行し得るデータ処理装置により実行するかな
    漢字変換方式による文字入力方法であって、 入力された入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変
    換結果の文字列を記憶して表示する際に、該入力文字に
    付帯する情報として入力された書体、文字サイズ、下線
    等の文字付帯情報を該入力文字と対応づけて記憶し、該
    変換結果文字を変換前の文字の文字付帯情報と対応づけ
    て記憶することを特徴とする文字入力方法。
  9. 【請求項9】 入力文字、変換結果文字を表示する際
    に、入力文字と対応づけて記憶された文字付帯情報を参
    照して該文字付帯情報に従って該入力文字を表示するこ
    とを特徴とする請求項8記載の文字入力方法。
  10. 【請求項10】 入力文字、変換結果文字を文字付帯情
    報と対応づけて記憶する際に、各文字と文字付帯情報と
    を1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字
    付帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶
    することを特徴とする請求項8記載の文字入力方法。
  11. 【請求項11】 各種の外部プログラムにより各種のデ
    ータ処理を実行し得るデータ処理装置により実行するか
    な漢字変換方式による文字入力方法であって、 入力された入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変
    換結果の文字列を記憶して表示する際に、該入力文字に
    付帯する情報として入力された書体、文字サイズ、下線
    等の文字付帯情報を該入力文字と対応づけて記憶し、該
    変換結果文字を変換前の文字の文字付帯情報と対応づけ
    て記憶し、外部プログラムから文字と文字付帯情報とを
    出力するよう要求された場合は、入力文字または変換結
    果文字と文字付帯情報とを該外部プログラムに出力し、
    外部プログラムから文字だけ出力するよう要求された場
    合は、入力文字または変換結果文字を該外部プログラム
    に出力することを特徴とする文字入力方法。
  12. 【請求項12】 入力文字または変換結果文字と文字付
    帯情報とを該外部プログラムに出力する際、入力文字ま
    たは変換結果文字と文字付帯情報とを一括して出力する
    ことを特徴とする請求項11記載の文字入力方法。
  13. 【請求項13】 入力文字、変換結果文字を文字付帯情
    報と対応づけて記憶する際、各文字と文字付帯情報とを
    1対1に対応させることなく、文字付帯情報と該文字付
    帯情報に対応する文字の開始位置とを対応づけて記憶す
    ることを特徴とする請求項11記載の文字入力方法。
  14. 【請求項14】 各種の外部プログラムにより各種のデ
    ータ処理を実行し得るデータ処理装置により実行するか
    な漢字変換方式による文字入力方法であって、 入力された入力文字、該入力文字をかな漢字変換した変
    換結果の文字列を記憶して表示すると共に、外部プログ
    ラムから指定された表示用フォントのサイズでは同音語
    候補を該変換結果の文字列の直近に表示できない場合、
    該外部プログラムから指定された表示用フォントを他の
    フォントに変更することなく該指定に係る表示用フォン
    トのサイズを調節することにより該同音語候補を該変換
    結果の文字列の直近に表示することを特徴とする文字入
    力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009015780A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Seiko Epson Corp 文字入力装置、テープ印刷装置および文字入力装置の表示制御方法
JP2014002758A (ja) * 2013-07-24 2014-01-09 Seiko Epson Corp 文字入力装置、テープ印刷装置および文字入力装置の表示制御方法
JP2014182537A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Casio Comput Co Ltd 変換候補表示装置及び変換候補表示方法

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