JP3081481B2 - 表処理装置 - Google Patents

表処理装置

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JP3081481B2
JP3081481B2 JP07005864A JP586495A JP3081481B2 JP 3081481 B2 JP3081481 B2 JP 3081481B2 JP 07005864 A JP07005864 A JP 07005864A JP 586495 A JP586495 A JP 586495A JP 3081481 B2 JP3081481 B2 JP 3081481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば表計算に用いら
れるスプレッドシートなどのように、表中に配列された
各セルの行列番号が一目で分かるように、行列番号が表
示される行列番号セルが予め設定されたパーソナルコン
ピュータやワードプロセッサなどの表処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータやワード
プロセッサなどの情報処理装置は、作表機能により罫線
で枠組を構成してセルに情報を入れることができる。ま
た、最初から複数のセルを有する表を用意して、表にお
ける編集機能/計算機能を備えたスプレッドシートとよ
ばれる表計算ソフトウエアがある。スプレッドシートに
は、セルを指定するために用いる行列番号が利用者に分
かるように、行列番号を表示するセルが予め配列されて
いるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】表を作る場合、行や列
に見出しを付けることはよく行われる。例えば伝票を作
るときには、商品名のデータを入力する列の一番上に
「商品名」、単価のデータを入力する列る一番上に「単
価」、数量のデータを入力する列の一番上に「数」など
のような見出しを付ける。
【0004】従来、見出しを入れる場合には、表の1行
目もしくは1列目(あるいは両方)を見出し用に取って
いた。しかし、データの並び替えや検索などのため範囲
指定を行うときに、見出し用に取った1行目や1列目が
対象外であるということを利用者が常に意識しなければ
ならなかった。すなわち、範囲指定する場合に「n列
目」という指定ではなく「n列目の2行目からm行目ま
で」という指定が必要であった。そのため、範囲指定の
操作が面倒となるうえ、指定範囲を間違える原因にもな
っていた。
【0005】また、計算式を登録する場合、先頭行に計
算式を登録するだけで下のセル(同列セル)に同様の計
算式が登録される表処理装置が知られている。しかし、
一部分のセルだけ違う計算をさせる場合、全てのセルに
個々に計算式を登録しなければならなかった。
【0006】また、計算式や範囲指定などで各セルを指
定する場合、「A1×B1」、「A1〜A10」、「C
4」などと行列番号でしか指定できなかった。すなわ
ち、表の先頭行を使って見出しを作っても、見出しは表
の操作には全く利用できなかった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その第1の目的は、予め設定された行
列番号を表示する行列番号セルに、入力した所望する文
字列を表示することができる表処理装置を提供すること
にある。また、第2の目的は、一つのセルに計算式を登
録することによりその行もしくは列の全てのセルに同じ
計算式が登録される表処理装置において、行もしくは列
の全てのセルに同じ計算式を登録したうえで、一部分の
セルだけ違う計算式を登録することができる表処理装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、表を構成する各セルの
行列番地が視認できるように予め設定された行番号もし
くは列番号が表示される行列番号セルを、前記各セルと
ともに表示手段の画面上に表示可能なセル発生手段を備
えた表処理装置であって、前記行列番号セルに入力した
文字列を登録可能な登録手段と、該登録手段により登録
された前記文字列を表示手段の画面上に表示される前記
行列番号セル中に表示可能な表示制御手段とを備えた。
【0009】請求項2に記載の発明では、前記登録手段
により、前記行列番号セルに計算式の登録が可能であっ
て、該登録手段により登録された前記計算式は、前記行
列番号セルの行番号もしくは列番号に属する全ての前記
セルに適用される。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記登録手段
により、前記セルに計算式の登録が可能であって、該セ
ルと前記行列番号セルへの計算式の登録は、行列番号セ
ルに予め設定された行番号もしくは列番号と、前記登録
手段により前記行列番号セルに登録された文字列とのど
ちらでも指定可能とした。
【0011】請求項4に記載の発明では、前記行列番号
セルに文字列と計算式の両方を登録する場合には、文字
列と計算式と共に、文字列と計算式とを区別するための
識別子を前記登録手段により登録することが可能であっ
て、前記登録手段は、その登録内容を前記識別子により
文字列と計算式とに区別する識別手段と、前記識別子に
より区別された文字列と計算式とを別々に記憶するとし
た記憶手段とを備えた。
【0012】請求項5に記載の発明では、前記登録手段
により、前記行列番号セルと、該行列番号セルに計算式
が登録された場合にその計算式が適用される前記セルと
に、独立に計算式を登録することが可能であって、前記
登録手段により前記セルに登録された計算式を、前記行
列番号セルに登録された計算式よりも優先させて適用す
る第1の計算処理手段を備えた。
【0013】請求項6に記載の発明では、前記登録手段
は、前記セルに数値データの登録が可能であって、登録
済みの数値データの変更により計算処理のやり直しが必
要となる前記計算式が登録された前記セルを管理する影
響管理手段と、前記数値データが変更された場合に、前
記影響管理手段に管理されたその数値データに対応する
前記セルが存在するか否かを判断する判断手段と、該判
断手段によりその数値データに対応する前記セルが存在
すると判断された場合に、当該セルに対して、該セルに
登録された前記計算式に基づく計算処理を実行する第2
の計算処理手段とを備えた。
【0014】請求項7に記載の発明では、前記影響管理
手段は、前記セルに登録済みの数値データの変更により
計算処理のやり直しが必要となる前記計算式が登録され
た前記セルの行列番号を管理する行列影響管理手段と、
前記数値データの変更により計算処理のやり直しが必要
となる前記計算式が直接登録された前記セルのセル番号
を管理するセル影響管理手段とからなり、前記第2の計
算処理手段が、前記登録済みの数値データが変更された
場合に、前記判断手段が先ず前記セル影響管理手段に管
理された中に対応する前記セル番号が存在するか否かを
判断し、対応するセル番号が存在する場合には、該セル
番号に対応する前記セルに対して、該セルに登録された
前記計算式に基づく計算処理を実行し、対応するセル番
号が存在しない場合には、続いて前記判断手段が前記行
列影響管理手段に管理された中に対応する前記行列番号
が存在するか否かを判断し、対応する行列番号が存在す
る場合には、当該数値データの変更により計算処理のや
り直しが必要となる前記計算式が登録された前記セルに
対して、該行列番号と対応する行列番号セルに登録され
た計算式に基づく計算処理を実行するようにした。
【0015】請求項8に記載の発明では、前記セル生成
手段は、前記表を構成する前記セル及び前記行列番号セ
ルのセルサイズ及び線種などのセル属性データを、予め
デフォルト値として記憶する属性データ記憶手段を備え
た。
【0016】請求項9に記載の発明では、前記属性デー
タ記憶手段に、前記登録手段により前記セルに登録され
る前記文字列の文字サイズ、フォント種、前記セル内の
表示位置などの文字列属性データを、予めデフォルト値
として記憶した。
【0017】請求項10に記載の発明では、前記属性デ
ータ記憶手段に記憶されたデフォルト値に対し、行列番
号毎もしくはセル番号毎に前記属性データを変更可能な
属性設定手段を備え、前記属性設定手段による行列単位
での前記属性データの変更内容を行列番号毎に管理する
行列情報管理手段と、前記属性設定手段によるセル番号
単位での前記属性データの変更内容をセル番号毎に管理
するセル情報管理手段とを備え、前記セル生成手段に、
前記セル情報管理手段に管理された変更内容を、前記行
列情報管理手段に管理された変更内容よりも優先させる
ようにした。
【0018】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、セル
発生手段により表示手段の画面上にセル及び行列番号セ
ルよりなる表が表示され、行列番号セルに入力した文字
列は登録手段により登録される。登録手段に登録された
文字列は、表示制御手段により前記行列番号セル中に表
示される。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、登録手段
により行列番号セルに登録された計算式は、該行列番号
セルの行番号もしくは列番号に属する全てのセルに適用
される。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、セルや行
列番号セルへの計算式の登録が、行列番号セルに予め設
定された行列番号(行番号もしくは列番号)と、登録手
段により行列番号セルに登録されて行列番号セル中に表
示されている文字列とのどちらでも指定することが可能
となる。そのため、文字列の登録により行列番号セル中
に文字列が表示され、行列番号が表示されなくなって
も、その文字列を指定して計算式を登録することが可能
となる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、登録手段
により、行列番号セルに文字列と計算式の両方を登録す
る場合には、文字列と計算式と共に、文字列と計算式と
を区別するための識別子が登録される。その登録内容
は、識別子に基づいて識別手段により文字列と計算式と
に区別され、区別された文字列と計算式は別々に記憶手
段に記憶される。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、登録手段
により、行列番号セルと、該行列番号セルに計算式が登
録された場合にその計算式が適用されるセルとに、独立
に計算式が登録された場合、第1の計算処理手段によ
り、セルに登録された計算式が、行列番号セルに登録さ
れた計算式よりも優先して適用される。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、登録手段
によりセルに一旦登録された登録済みの数値データが変
更されると、この数値データの変更により計算処理のや
り直しが必要となる計算式が登録されたセルが影響管理
手段に管理されたセル中に存在するか否かが判断手段に
より判断される。判断手段によりその数値データに対応
するセルが存在すると判断された場合、第2の計算処理
手段により、当該セルに対して、該セルに登録された計
算式に基づきそのやり直しのための計算処理が実行され
る。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、セルに登
録済みの数値データが変更されると、判断手段が先ずセ
ル影響管理手段に管理された中に対応するセル番号が存
在するか否かを判断し、対応するセル番号が存在する場
合には、該セル番号に対応するセルに対して、該セルに
登録された計算式に基づく計算処理のやり直しを実行す
る。一方、対応するセル番号が存在しない場合には、続
いて判断手段が行列影響管理手段に管理された中に対応
する行列番号が存在するか否かを判断する。対応する行
列番号が存在する場合には、当該数値データの変更によ
り計算処理のやり直しが必要となる計算式が登録された
セルに対して、該行列番号と対応する行列番号セルに登
録された計算式に基づく計算処理のやり直しを実行す
る。従って、登録済みの数値データが変更された場合、
その計算のやり直しが必要となる計算式がセルに直接登
録された方が、行列番号セルに登録された計算式よりも
優先して行われる。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、セルに関
するセル属性情報がユーザにより設定されていなくて
も、属性データ記憶手段に予め記憶されたデフォルト値
に基づくセルサイズ及び線種などでセル及び行列番号セ
ルより構成される表がセル生成手段により、表示手段の
画面上に表示される。
【0026】請求項9に記載の発明によれば、登録手段
によりセルに登録される文字列属性情報がユーザにより
設定されていなくても、登録手段によりセルに登録され
た文字列は、属性データ記憶手段に予め記憶されたデフ
ォルト値に基づく文字列の文字サイズ、フォント種、前
記セル内の表示位置などでセル生成手段によりセル中に
表示される。
【0027】請求項10に記載の発明によれば、属性設
定手段により、属性データ記憶手段に記憶されたデフォ
ルト値に対し、行列番号単位で属性データを変更する
と、その属性データの変更内容は、行列情報管理手段に
行列番号毎に管理される。また、属性設定手段により、
属性データ記憶手段に記憶されたデフォルト値に対し、
セル番号単位で属性データを変更すると、その属性デー
タの変更内容は、セル情報管理手段にセル番号毎に管理
される。セル生成手段は、セル情報管理手段に管理され
た変更内容を、行列情報管理手段に管理された変更内容
よりも優先させてセルや文字列をその変更後の属性デー
タに基づき表示手段の画面上に表示させる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例の表処理
装置を図1〜図24に基づいて説明する。図1は表処理
装置のブロック図である。
【0029】入力部1は、キーボード及びマウスなどか
ら構成されており、各種編集機能の実行命令や、文字列
や計算式などのデータを入力するためのものである。表
示部2は、CRTディスプレイやLCDディスプレイな
どから構成されており、入力部1からの入力操作に基づ
き指定された表データ、ウインドウ、メニューなどを表
示するためのものである。表データとして例えば図1
0,図11に示すものが表示される。
【0030】主制御部3は、中央処理装置(CPU)と
プログラムデータを記憶するROMなどの記憶装置とか
ら構成され、入力部1と表示部2における入出力制御、
各部5〜14に対するデータの読出し書き替えなど入力
部1からの命令に応じた所定処理を行う。
【0031】表データ部4は、RAMなどの記憶装置か
ら構成され、表に関する種々のデータを記憶し、以下に
示す各部5〜9より構成される。表情報管理部5は、行
幅、列幅、文字サイズ、フォント種などのデフォルト値
(初期値)、ユーザが指定した行数及び列数の設定値な
ど表全体に関する属性情報を図2に示すデータとして管
理する。同図に示すように、行数LN、列数CN、行幅
LW、列幅CW、フォント種F、文字サイズS、罫線種
L、網かけ種H、セル内表示位置Pなどのデータが管理
されており、ユーザにより指定される行数LNと列数C
N以外の属性データに対しては、同図に示すデフォルト
値が予め設定されている。
【0032】行情報管理部6は、表情報管理部5により
管理されたデフォルト値が行単位で変更されたときの変
更情報(内容)を行管理データLDとして図3に示すよ
うに行番号毎に管理する。この行管理データLDは、行
番号LNO 、属性A、属性値Dで構成される。同図では、
1行目の幅が「5」(デフォルト値「4」)に、2行目
の罫線種が「点線」(デフォルト値「実線」)に、4行
目の網かけ種が「反転」(デフォルト値「無地」)に変
更されたことを意味する。また、行情報管理部6は行毎
に登録されたテキストデータや計算式も管理する。
【0033】列情報管理部7は、表情報管理部5により
管理されたデフォルト値が列単位で変更されたときの変
更情報を列管理データCDとして列番号毎に管理する。
図4はその列管理データCDのデータ構造を示し、列番
号CNO 、属性A、属性値Dで構成される。同図では、2
列目の幅、フォント種及び文字サイズが、それぞれ「1
0」(デフォルト値「8」),「ゴシック」(デフォル
ト値「明朝」),「32」(デフォルト値「24」)に
変更されたことを意味する。また、列情報管理部7は列
毎に登録されたテキストデータや計算式も管理し、4列
目に計算式「=2列×3列」が登録されたことを意味す
る。
【0034】セル情報管理部8は、表情報管理部5によ
り管理されたデフォルト値、あるいは行情報管理部6及
び列情報管理部7により管理されている変更情報が、セ
ル単位で変更されたときの変更情報をセル管理データS
Dとしてセル番地毎に管理する。図5はそのセル管理デ
ータSDのデータ構造を示し、行番号LNO 、列番号CNO
、属性A、属性値Dで構成される。同図では、セル番
号(3,4)の表示位置が「センタリング」(デフォル
ト値「左詰」)に、セル番号(5,3)の横幅が「1
0」(デフォルト値「8」)に変更されたことを意味す
る。また、セル情報管理部8はセル毎に登録されたテキ
ストデータや計算式も管理し、例えばセル番号(5,
4)のセルにテキストデータが登録されると、図5に示
すようにそのセル番号(5,4)と、属性「データ」
と、属性値「アドレス番号」とが設定される。「アドレ
ス番号」はテキストデータのアドレス番号である。
【0035】変更フラグ管理部9は、行、列、セル単位
毎に、位置情報(行幅や列幅)の変更の有無、属性情報
の変更の有無、テキストデータや計算式の登録の有無を
管理する。図6は変更フラグ管理部9のデータ構造FD
を示し、行情報変更フラグLFと、列情報変更フラグC
Fと、セル情報変更フラグSFとから構成される。それ
ぞれ行数、列数、セル数に対応する個数だけ用意されて
いる。各フラグLF,CF,SFには3ビットの2値デ
ータが格納され、位置情報(行幅や列幅)の変更の有無
を下位ビットで、属性情報の変更の有無を中位ビット
で、テキストデータや計算式の登録の有無を上位ビット
で管理する。いずれも変更や登録が有る場合に「1」が
立てられる。例えば、位置情報、属性情報に変更が無
く、テキストデータが登録されている場合は「100」
となる。
【0036】実データ部10は、RAMなどの記憶装置
より構成され、登録されたテキストデータや計算式を管
理する。各管理部11〜13は、計算式が登録されてい
る場合に、データ(数値)が変更されると、再計算が必
要となるセルを管理する。
【0037】行影響管理部11は、データ(数値)が変
更されたことにより、登録された計算式の再計算が必要
となる行番号を管理する。図7は行影響管理部11のデ
ータ構造を示し、行番号LNO と影響を与える行番号RLNO
で構成される。例えば「1行目×2行目=3行目」とい
う計算式が登録されている場合、1行目または2行目の
データが変更された場合、3行目のデータを再計算しな
ければならない。このように、データ変更によって再計
算しなければならない行番号を管理するのが行影響管理
部11である。同図のように、「1行目×2行目=3行
目」の場合は、行番号LNO 「1」「2」に対し影響を与
える行番号RLNO「3」が設定される。
【0038】列影響管理部12は、データ(数値)が変
更されたことにより、登録された計算式の再計算が必要
となる列番号を管理する。図8は列影響管理部12のデ
ータ構造を示し、列番号CNO と影響を与える列番号RCNO
で構成される。
【0039】セル影響管理部13は、データ(数値)が
変更されたことにより、登録された計算式の再計算が必
要となるセル番号を管理する。図9はセル影響管理部1
3のデータ構造を示し、セル番号SNO と影響を与えるセ
ル番号RSNOで構成される。
【0040】データ記憶部14は、RAMなどの記憶装
置より構成され、実データ部10から取り出したデータ
や実データ部10に書き込むデータを一時入れておくメ
モリ領域である。
【0041】次に、表処理装置の動作を説明する。表を
画面上に呼び出す操作を行う。図10は表の初期表示画
面で、図11はセルにデータが入っている状態の表示画
面である。図10に示すように、表は、デフォルトとし
て列番号(A,B,C,…)を表示する列番号セルC
C、デフォルトとして行番号(1,2,3,…)を表示
する行番号セルLC、通常のデータや計算式を入力する
セルDCより構成されている。表の表示は行列番号セル
を含め左上から右方向に順にセルを表示して、右端まで
行けば次の行について同様に行い、最終行まで繰り返
す。この表の表示の流れを図12のフローチャートに従
って説明する。なお、図2の属性データに示すように、
行数「5」、列数「5」に設定されているものとする。
【0042】ステップ1(S1)で、主制御部3は処理
行=0を設定し、S2で処理行が行数「5」を越えたか
否かを判断する。0≠5であるので、S3に進む。S3
で処理列=0を設定する。S4で処理列が列数を越えた
か否かを判断する。0≠5であるので、S5に進む。S
5でデータがあるか否かが判断される。すなわち、図6
のフラグデータFDから、現在の処理行列(m,n)に
対応するフラグCF,LF,SFの上位ビットに「1」
が立っているか否かが判断される。処理行列(0,0)
に対応するフラグは無いので、S7に進む。
【0043】S7で行列番号セルであるかを判断する。
処理行=0または処理列=0のとき、行列番号セルと判
断される。現在処理中の処理行列(0,0)は行列番号
セルなので、S8に進む。S8で行列番号をメモリにセ
ットする。すなわち、表情報管理部5から現在処理中の
処理行列(0,0)と対応する行列番号を読出し、デー
タ記憶部14に格納する。S9でセルを表示する。処理
行列(0,0)に対応する行列番号は「空白」なので、
まず図10に示す表の左上角のセルが空白で表示され
る。こうして、まず処理行列(0,0)のセルの表示が
完了する。次に、S10で処理列=1とし、S4に移行
する。以下、同様に、S4で処理列が列数「5」を越え
るまで、S4,S5,S7〜S10を繰り返す。これに
より、図10の最上行(0行)の列番号セルCCが処理
列のインクリメント順に左から右へ順番に表示される。
【0044】最上行の列番号セルCCが全て表示され、
S4で処理列が列数「5」を越えると、S11で処理行
=1とし、S2,S3と進んで、S3で処理行=0に戻
した後、S4で処理列が列数「5」を越えるまでS4〜
S10を繰り返し、次行(1行目)のセルの表示を行
う。まず処理行列(1,0)のとき、S5でデータがあ
るか否かが判断される。すなわち、図6のフラグデータ
FDから、現在の処理行列(1,0)と対応するフラグ
LF(図6の行情報変更フラグLFの最上段)の上位ビ
ットに「1」が立っているか否かが判断される。初期画
面を表示するときにはデータは何もないので、S7に進
む。
【0045】S7で行列番号セルであると判断され、S
8で表情報管理部5から読出した行列番号「1」をメモ
リにセットし、S9で表の2行目左端の行番号セルLC
を表示する。そして、S10で処理列をインクリメント
として処理列=1とし、処理行列(1,1)のとき、次
のS7で行列番号セルでないと判断されるので、S9に
進み。先のS9で表示した行列番号「1」の行列番号セ
ルLCの右隣にセルDC(空白)を表示する。以下、同
様の処理を行い、1行目のセルが左から右へ順番に表示
される。
【0046】そして、1行目のセルの表示を完了する
と、S11で処理行をインクリメントして処理行=2と
し、同様に2行目の表示を行う。S2で処理行が行数
「5」を越えるまで、以下、同様の処理を行い、3行目
以降のセルの表示を行う。こうして処理行のインクリメ
ント順に3行目以降の行にセルが左から右に順番に表示
され、その行が終了すると次行のセルが表示され、以
下、5行目までセルが順次に表示される。こうして初期
画面の表示が終了する。
【0047】また、作成済みの表を呼び出すときには、
S5で図6のフラグデータFDから、現在の処理行列
(m,n)に対応するフラグCF,LF,SFの上位ビ
ットに「1」が立っているか否かが判断され、その上位
ビットに「1」が立っている場合にはS6に進む。S6
では、セル情報管理部8のセル情報データSDから、そ
の処理行列(m,n)のデータに対応するアドレス番号
を読出し、そのアドレス先に格納されたデータを実デー
タ部10から読出してデータ記憶部14のメモリ領域に
セットする。そして、S9でセルを表示する。このと
き、データが計算式でなくテキストデータであると、そ
のテキストデータがセル中に属性情報に基づいて表示さ
れる。図6のフラグデータFDから位置情報及び属性情
報の変更の有無を調べ、変更がある場合には、図3〜図
5にそれぞれ示す行情報データLD、列情報データC
D、セル情報データSDに基づいてその変更通りの属性
に従ってセル及びテキストデータを表示する。こうし
て、例えば、図11に示すような表が表示される。
【0048】次に、行列番号セルCC,LCへの入力に
ついて説明する。行列番号セルCC,LCには文字列や
計算式を入力(登録)することができる。文字列を入力
する場合には、図13に示すように列番号セルCCにカ
ーソルKを移動させ、図14に示すように文字列「商品
名」を入力して確定する。
【0049】計算式を入力する場合には、図15に示す
ように列番号セルCCに計算式「=B×C」を入力す
る。確定すると、計算式は登録され、図16に示すよう
に元の列番号「D」が表示される。
【0050】また、文字列を用いて計算式を登録する機
能も備えている。図17に示すように列番号セルCCに
計算式「=単価×数」と入力して確定すると、その文字
列に対応する計算式「=B×C」が登録され、図18に
示すように元の列番号「D」が表示される。
【0051】さらに、文字列と計算式の両方を入力する
機能も備え、図19に示すように列番号セルCCに「小
計、=単価×数」と入力して確定すると、図20に示す
ようにカンマ「、」の前の文字列「小計」が表示され、
カンマ「、」の後の計算式が登録される。もちろん、行
番号セルLCにも同様に文字列や計算式を登録すること
ができる。行番号セルLC又は列番号セルCCに登録さ
れた計算式は、それぞれの行又は列に属する全てのセル
DCに適用される。
【0052】これらの入力処理は、主制御部3により図
21のフローチャートに従って処置される。以下、図1
9,20の表示画面を例にして、列番号セルCCへの入
力処理を、図21のフローチャートに従って説明する。
【0053】まず、データを入力する列番号セルCCに
カーソルKを移動し、マウスボタン(ダブルクリック)
を押して、入力対象のセルを位置指定する(S21)。
S22で主制御部3は入力部1よりマウスが押された位
置座標(X、Y)を得て、表データ部4から押された位
置がどのセル内にあるかを算出する。S23では、位置
指定されたセルが行列番号セルであるか否かを判断す
る。行列番号セルでなければ処理を終了し、行列番号セ
ルであればS24に進む。本例では列番号セルCCが指
定されているので、S24に進む。S24では、その行
列番号セルのデータを実データ部10からデータ記憶部
14に読み出す。ここまでの処理を完了すると、入力待
ち状態となる。
【0054】図19に示すように、ユーザは入力部(キ
ーボード)1から「小計、=単価×数」をキー入力す
る。このとき、主制御部3は、S25で入力部1から入
力される情報を処理して表示部2に表示する。図19に
示すように列番号セルCC中にキー入力した「小計、=
単価×数」が表示される。
【0055】入力操作が完了すると、ユーザはキーボー
ド以外(例えばマウス)にて確定操作する。確定操作さ
れるまでの間、主制御部3は、S26でキーボード以外
(例えばマウス)からの入力の有無を判断しており、確
定の入力があると、S27に進む。
【0056】S27では入力データに変更があったか否
かを判断する。すなわち、S24で読出したデータと、
S25で入力されたデータとを比較してデータに変更が
あったか否かを判断する。変更がなければそのまま処理
を終了し、変更があればS28に進む。
【0057】S28では、入力された文字列中にカンマ
「、」があるか否かを判断する。カンマがあればS29
に進み、カンマがなければS30に進む。本例では文字
列「小計、=単価×数」中にカンマ「、」があるのでS
29に進む。
【0058】S29では、カンマ「、」の前後で文字列
を分割する。すなわち、文字列「小計、=単価×数」
を、「小計」と「=単価×数」とに分割する。S30で
は、文字列の先頭が計算定義語「=」であるか否かを判
断する。この判断処理はS29で分割したそれぞれの文
字列「小計」、「=単価×数」について個々に行い、先
頭(文字)が計算式定義語「=」でない文字列「小計」
の処理をS31に移し、先頭(文字)が計算式定義語
「=」である計算式「=単価×数」の処理をS32に移
す。
【0059】S31では、文字列「小計」を実データ部
10の新規のアドレスに登録し、変更フラグ管理部9の
列情報変更フラグCFの上位ビットに「1」を立てると
ともに、そのアドレス番号を列情報管理部7に登録す
る。
【0060】S32では、計算式「=単価×数」をその
計算式中の文字列を列記号に変換した「=B×C」の形
で実データ部10に登録し、変更フラグ管理部9の列情
報変更フラグCFの上位ビットに「1」を立てるととも
に、そのアドレス番号を列情報管理部7に登録した後、
S33に進む。S33では、列影響管理部12の列影響
データ(図8)に対して、計算式「=B×C」に用いら
れた列記号「B」、「C」と対応する列番号「2」、
「3」に、その影響与える列番号として現在処理中の列
番号「4」を登録する。そして、処理を終了する。な
お、セルDCに対してもカンマ「、」で区切って文字列
と計算式を登録することが可能である。
【0061】こうして、D列に文字列「小計」と計算式
「=単価×数」が登録されると、D列に属する全てのセ
ルDCにその計算式「=B×C」が適用される。ここ
で、D列5行目のセルDCに、D列1行〜4行までの各
計算結果の合計を登録したい場合には、図22に示すよ
うにD列5行目のセルDCに計算式「SUM(小計)」
を登録する。この登録操作により、主制御部3は、計算
式「SUM(小計)」を実データ部10に登録し、セル
情報管理部8のセル情報データ(図5)に対して、その
セル番号(5,4)と、属性「データ」と、そのアドレ
ス番号とを登録する。また、セル影響管理部13のセル
影響データ(図9)に対して、データ(数値)が変更さ
れた場合に計算式「SUM(小計)」の再計算が必要と
なるセル番号(1,2)(1,3)(2,2),…,
(4,3)に、その影響与えるセル番号として現在処理
中のセル番号(5,4)を登録する(図9)。
【0062】次に、データ(数値)が変更されたときの
計算式の実行処理を説明する。図22に示すように、D
列(「小計」)に「=単価×数」という計算式、セルD
5に「=SUM(小計)」(「小計」の列の集計)とい
う計算式が登録された表を例にして、データ(数値)が
変更された場合の計算処理の流れを、図24に示すフロ
ーチャートに従って説明する。
【0063】図22の表示画面で、ユーザが「ワープ
ロ」の数を「10」から「20」に変更し(図23)、
確定操作をすると(S41)、主制御部3はS42でデ
ータが書き変えられたか否かを判断する。データが書き
変えられていなければ処理を終了し、データが書き変え
られていればS43に進む。本例ではセル番号(1,
3)のデータが書き変えられたのでS43に進み、影響
を与えるセル番号があるか否かを判断する。すなわち、
セル影響管理部13のセル影響データ(図9)中にセル
番号(1,3)が登録されているか否かを判断する。図
9に示すようにセル番号に(1,3)が登録されている
ので、S44に進む。S44では、セル影響データ(図
9)より、セル番号(1,3)が影響を与えるセル番号
(1,4)(5,4)を調べ出し、そのセル番号(1,
4)(5,4)に登録された計算式を実データ部10か
らデータ記憶部14に読み込む。その結果、データ記憶
部14には、セル番号(1,4)に登録された計算式
「=B×C」と、セル番号(5,4)に登録された計算
式「=SUM(小計)」とが読み込まれる。次に、S4
5に進み、読み込んだ計算式にセル番号をセットする。
すなわち、各計算式「=B×C」、「=SUM(小
計)」中に処理対象となるセル番号をセットし、それぞ
れ計算式「=(1,2)×(1,3)」、「=SUM
((1,4)〜(4,4))」とする。ここで、後者の
計算式中にセル番号(1,3)が直接使用されていな
い。その後、S52に進む。S52では、データ記憶部
14にセットされた計算式についての計算処理を実行す
る。このとき、先ず計算式「=(1,2)×(1,
3)」を実行し、その計算結果(セル番号(1,4)の
更新値)が「=SUM((1,4)〜(4,4))」の
計算に使用される。
【0064】こうして計算処理を終了すると、主制御部
3は、変更されたデータ(数値)に基づく修正後の計算
結果を表示部2に表示する(図23)。なお、図19の
ように、D列に計算式「=単価×数」が登録されたのみ
で計算処理を行った場合には、セル影響管理部13のセ
ル影響データ(図9)中に何もデータが登録されていな
いため、S43からS46に進み、列影響管理部12の
列影響データ(図8)中に、データ変更された列番号
「3」に、影響与える列番号があるか否かが判断され
る。そして、図8に示すように列番号「3」に、影響与
える列番号「4」があるので、S47に進み、その列番
号「4」に登録された計算式を読出してその計算式に基
づき計算処理が行われる(S48,S52)。また、S
46で影響を与える列番号がない場合にはS49で影響
を与える行番号があるか否かが判断され、行影響管理部
11の行影響データ(図7)中に影響与える行番号があ
れば、その行番号に登録された計算式に基づき計算処理
が行われる(S50〜S52)。これにより、行に登録
された計算式より列の計算式が、列に登録された計算式
よりセルに登録された計算式が優先して計算処理され
る。以上詳述したように本実施例の表処理装置によれ
ば、列番号セルCCや行番号セルLCに文字列を登録し
て表示させることができる。そのため、従来のように、
見出しに使用した行や列が範囲指定の対象外であること
を意識せずに操作を行うことができる。また、セルDC
や列番号セルCC、行番号セルLCに計算式を登録する
場合、列番号セルCCや行番号セルLCに登録した文字
列を用いて計算式を登録することができる。そのため、
文字列の登録により行列番号セル中に文字列が表示さ
れ、行列番号が表示されなくなっても、その文字列を指
定して計算式を登録することができる。
【0065】さらに、列や行単位で同じ計算式を登録し
たいときには、行列番号セルに登録するだけでよく、そ
のうち特定のセルのみ異なる計算をさせたい場合には、
その特定のセルに例外的に異なる計算式を登録するだけ
で済む。
【0066】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)行番号セルLCや列番号セルCCに文字列を登録
した後に、入力部1からの操作などにより、元の行番号
や列番号の確認をすることが可能な構成としてもよい。
さらに、元の行番号や列番号の確認状態で、計算式の登
録ができる構成としてもよい。この構成によれば、行番
号セルLCや列番号CCに文字列を登録した後において
も、行番号や列番号を指定して計算式を登録することが
できる。行列番号であれば、文字列よりキーの入力操作
数が少なくて済み、操作効率を向上させることができ
る。
【0067】(2)表データ部4を構成する各管理部5
〜9、実データ部10、各影響管理部11〜13の全て
又はいずれかをフロッピディスクやハードディスク、光
ディスクなどの外部記憶装置としてもよい。
【0068】(3)文字列と計算式とを区別するための
識別子をカンマ「、」としたが、その他の識別子を用い
てもよい。また、計算式定義語も「=」に限定されな
い。前記実施例から把握され、特許請求の範囲に記載さ
れていない発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0069】(イ)請求項1において、前記登録手段に
より、前記セルに計算式の登録が可能であって、該セル
への計算式の登録は、行列番号セルに予め設定された行
列番号と、前記登録手段により前記行列番号セルに登録
された文字列とのどちらでも指定可能とした。この構成
によれば、セルへの計算式の登録が、行列番号と登録し
た文字列とのどちらでも指定することが可能となり、行
列番号セルへの文字列の登録により行列番号セル中に文
字列が表示され、行列番号が表示されていなくても、そ
の文字列を指定して計算式を登録することができる。
【0070】(ロ)請求項1において、前記セルに登録
された前記データの有無をフラグにて管理するフラグ管
理手段と、該フラグ管理手段により管理された前記フラ
グに基づき前記セル毎に登録されたデータの有無を判断
する判断手段とを備えた。この構成によれば、セル生成
手段は、判断手段により、フラグ管理手段により管理さ
れたフラグに基づきセル毎のデータの登録の有無を判断
し、データの登録があると判断された場合には、そのデ
ータを登録手段から読出して、セルとともにそのセル中
に表示することができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、表示手段の画面に表示された表中の行列
番号セルに、文字列を登録することができるとともに、
その登録した文字列を登録した行列番号セルに表示する
ことができるので、見出し部とデータ部を意識する必要
なく表操作を行うことができる。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、行列番号
セルに計算式を登録するだけで、その行列番号セルの行
番号もしくは列番号に属する全てのセルにその計算式を
登録することができる。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、セルや行
列番号セルに計算式を登録する場合、行列番号による指
定だけでなく、行列番号セルに登録した文字列による指
定も可能となるので、登録した文字列をたよりに計算式
を登録することができ、その操作性を向上させることが
できる。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、識別子を
添えることにより、文字列と計算式の両方を一度の操作
で行列番号セルに登録することができる。請求項5に記
載の発明によれば、行列番号セルに登録した計算式と、
セルに登録した計算式とが重複して登録されても、セル
の計算式が優先されるので、行列番号セルに登録した計
算式が適用された状態で、その中の所望のセルに対して
計算式を変更することができる。
【0075】請求項6に記載の発明によれば、登録済み
の数値データを変更しても、その変更により計算処理の
やり直しが必要となるセルに対しての計算処理が並行し
て実施されるので、常に正しい計算結果をセル中に表示
することができる。
【0076】請求項7に記載の発明によれば、登録済み
の数値データを変更したときに、その変更により計算処
理のやり直しが必要となるセルに対して、セルと行列番
号セルの両方から計算式が重複して登録されていても、
セルに登録された計算式を優先して実行させることがで
きる。
【0077】請求項8に記載の発明によれば、セルに関
するセル属性情報の設定をしなくても、デフォルト値に
基づく仮りのセルサイズや線種などで表示手段の画面上
に表を表示させることができる。
【0078】請求項9に記載の発明によれば、セルに登
録する文字列の属性情報を設定しなくても、登録手段に
よりセルに登録した文字列を、仮りの文字サイズやフォ
ント種、セル内の表示位置で表示手段の画面上に表示さ
せることができる。
【0079】請求項10に記載の発明によれば、デフォ
ルト値に対する属性データの変更を、行列番号単位とセ
ル番号単位とのどちらでも任意に設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における表処理装置のブロック図。
【図2】表情報管理部のデータ構造図。
【図3】行情報管理部のデータ構造図。
【図4】列情報管理部のデータ構造図。
【図5】セル情報管理部のデータ構造図。
【図6】変更フラグ管理部のデータ構造図。
【図7】行影響管理部のデータ構造図。
【図8】列影響管理部のデータ構造図。
【図9】セル影響管理部のデータ構造図。
【図10】表の表示処理を説明する画面図。
【図11】同じく画面図。
【図12】表の表示処理を示すフローチャート。
【図13】行列番号セルへの文字列の入力を説明する画
面図。
【図14】同じく画面図。
【図15】行列番号セルへの計算式の入力を説明する画
面図。
【図16】同じく画面図。
【図17】行列番号セルへの文字列での計算式の入力を
説明する画面図。
【図18】同じく画面図。
【図19】行列番号セルへの文字列及び計算式の入力を
説明する画面図。
【図20】同じく画面図。
【図21】行列番号セルへのデータ入力処理を示すフロ
ーチャート。
【図22】表計算処理を示す画面図。
【図23】同じく画面図。
【図24】表計算処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…登録手段及び属性設定手段を構成する入力部、2…
表示手段としての表示部、3…登録手段及びセル発生手
段を構成するとともに表示制御手段、識別手段、第1の
計算処理手段、第2の計算処理手段、判断手段及び属性
設定手段としての主制御部、5…属性データ記憶手段と
しての表情報管理部、6…行列情報管理手段を構成する
行情報管理部、7…行列情報管理手段を構成する列情報
管理部、8…セル情報管理手段としてのセル情報管理
部、10…登録手段を構成するとともに記憶手段として
の実データ部、11…影響管理手段を構成するとともに
行影響管理手段としての行影響管理部、12…影響管理
手段を構成するとともに列影響管理手段としての列影響
管理部、13…影響管理手段を構成するとともにセル影
響管理手段としてのセル影響管理部、DC…セル、LC
…行列番号セルを構成する行番号セル、CC…行列番号
セルを構成する列番号セル、LW…属性データとしての
行幅、CW…属性データとしての列幅、L…属性データ
としての罫線種、F…属性データとしてのフォント種、
S…属性データとしての文字サイズ、H…属性データと
しての網かけ種、P…属性データとしての表示位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/21 - 17/27

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表を構成する各セル(DC)の行列番地
    が視認できるように予め設定された行番号もしくは列番
    号が表示される行列番号セル(LC,CC)を、前記各
    セル(DC)とともに表示手段(2)の画面上に表示可
    能なセル発生手段(3)を備えた表処理装置であって、 前記行列番号セル(LC,CC)に入力した文字列を登
    録可能な登録手段(1,3,10)と、該登録手段
    (1,3,10)により登録された前記文字列を表示手
    段(2)の画面上に表示される前記行列番号セル(L
    C,CC)中に表示可能な表示制御手段(3)とを備え
    た表処理装置。
  2. 【請求項2】 前記登録手段(1,3,10)により、
    前記行列番号セル(LC,CC)に計算式の登録が可能
    であって、該登録手段(1,3,10)により登録され
    た前記計算式は、前記行列番号セル(LC,CC)の行
    番号もしくは列番号に属する全ての前記セル(DC)に
    適用される請求項1に記載の表処理装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段(1,3,10)により、
    前記セル(DC)に計算式の登録が可能であって、該セ
    ル(DC)と前記行列番号セル(LC,CC)への計算
    式の登録は、行列番号セル(LC,CC)に予め設定さ
    れた行列番号と、前記登録手段(1,3,10)により
    前記行列番号セル(LC,CC)に登録された文字列と
    のどちらでも指定可能である請求項2に記載の表処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記行列番号セル(LC,CC) に文
    字列と計算式の両方登録する場合には、文字列と計算式
    と共に、文字列と計算式とを区別するための識別子を前
    記登録手段(1,3,10)により登録することが可能
    であって、前記登録手段(1,3,10)は、その登録
    内容を前記識別子により文字列と計算式とに区別する識
    別手段(3)と、前記識別子により区別された文字列と
    計算式とを別々に記憶するとした記憶手段(10)とを
    備えた請求項3に記載の表処理装置。
  5. 【請求項5】 前記登録手段(1,3,10)により、
    前記行列番号セル(LC,CC)と、該行列番号セル
    (LC,CC)に計算式が登録された場合にその計算式
    が適用される前記セル(DC)とに、独立に計算式を登
    録することが可能であって、 前記登録手段(1,3,10)により前記セル(DC)
    に登録された計算式を、前記行列番号セル(LC,C
    C)に登録された計算式よりも優先させて適用する第1
    の計算処理手段(3)を備えた請求項3又は請求項4に
    記載の表処理装置。
  6. 【請求項6】 前記登録手段(1,3,10)は、前記
    セル(DC)に数値データの登録が可能であって、登録
    済みの数値データの変更により計算処理のやり直しが必
    要となる前記計算式が登録された前記セル(DC)を管
    理する影響管理手段(11,12,13)と、前記数値
    データが変更された場合に、前記影響管理手段(11,
    12,13)に管理されたその数値データに対応する前
    記セル(DC)が存在するか否かを判断する判断手段
    (3)と、該判断手段(3)によりその数値データに対
    応する前記セル(DC)が存在すると判断された場合
    に、当該セル(DC)に対して、該セル(DC)に登録
    された前記計算式に基づく計算処理を実行する第2の計
    算処理手段(3)とを備えた請求項2〜請求項5のいず
    れかに記載の表処理装置。
  7. 【請求項7】 前記影響管理手段(11,12,13)
    は、前記セル(DC)に登録済みの数値データの変更に
    より計算処理のやり直しが必要となる前記計算式が登録
    された前記セル(DC)の行列番号を管理する行列影響
    管理手段(11,12)と、前記数値データの変更によ
    り計算処理のやり直しが必要となる前記計算式が直接登
    録された前記セル(DC)のセル番号を管理するセル影
    響管理手段(13)とからなり、 前記第2の計算処理手段(3)は、前記登録済みの数値
    データが変更された場合に、前記判断手段(3)が先ず
    前記セル影響管理手段(13)に管理された中に対応す
    る前記セル番号が存在するか否かを判断し、対応するセ
    ル番号が存在する場合には、該セル番号に対応する前記
    セル(DC)に対して、該セル(DC)に登録された前
    記計算式に基づく計算処理を実行し、対応するセル番号
    が存在しない場合には、続いて前記判断手段(3)が前
    記行列影響管理手段(11,12)に管理された中に対
    応する前記行列番号が存在するか否かを判断し、対応す
    る行列番号が存在する場合には、当該数値データの変更
    により計算処理のやり直しが必要となる前記計算式が登
    録された前記セルに対して、該行列番号と対応する行列
    番号セル(LC,CC)に登録された計算式に基づく計
    算処理を実行する請求項6に記載の表処理装置。
  8. 【請求項8】 前記セル生成手段(3)は、前記表を構
    成する前記セル(DC)及び前記行列番号セル(LC,
    CC)のセルサイズ及び線種などのセル属性データ(L
    W,CW,L)を、予めデフォルト値として記憶する属
    性データ記憶手段(5)を備えた請求項1〜請求項7の
    いずれかに記載の表処理装置。
  9. 【請求項9】 前記属性データ記憶手段(5)は、前記
    登録手段(1,3,10)により前記セル(DC)に登
    録される前記文字列の文字サイズ、フォント種、前記セ
    ル(DC)内の表示位置などの文字列属性データ(F,
    S,H,P)を、予めデフォルト値として記憶する請求
    項8に記載の表処理装置。
  10. 【請求項10】 前記属性データ記憶手段(5)に記憶
    されたデフォルト値に対し、行列番号毎もしくはセル番
    号毎に前記属性データ(LW,CW,L,F,S,H,
    P)を変更可能な属性設定手段(1,3)を備え、 前記属性設定手段(1,3)による行列単位での前記属
    性データ(LW,CW,L,F,S,H,P)の変更内
    容を行列番号毎に管理する行列情報管理手段(6,7)
    と、前記属性設定手段(1,3)によるセル番号単位で
    の前記属性データの変更内容をセル番号毎に管理するセ
    ル情報管理手段(8)とを備え、前記セル生成手段
    (3)は、前記セル情報管理手段(8)に管理された変
    更内容を、前記行列情報管理手段(6,7)に管理され
    た変更内容よりも優先させる請求項8又は請求項9に記
    載の表処理装置。
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